ヒルトン・ホテルズ&リゾートというホテルチェーンがあります。ヒルトン、コンラッド、ダブルツリーbyヒルトンなどを展開しています。
マリオットボンヴォイに次ぐ世界2位に君臨しているメガ・ホテルグループです。Marriott Bonvoyは多数のホテルブランドを展開していることから、同じグループというのを知らない方も多いでしょう。
単一のホテル・ブランドとしては、ヒルトンの知名度は随一となっています。そんな世界中で人気を博しているヒルトンには会員プログラム「ヒルトン・オナーズ」があります。
活用するとお得にヒルトングループのホテルに泊まることが可能です。
会員プログラムの特典、ランク、ポイントプログラムについて、2024年12月の最新の状況を徹底的に解説します。
目次
ヒルトン・オナーズとは
ヒルトン・オナーズとは、ヒルトングループのメンバーシップ・プログラム(会員制度)です。
入会金・年会費などのコストは一切かかりません。会員登録するだけで、無料にて利用できます。
入会キャンペーンの開催実績はあまりありませんが、2020年~2021年は開催されました。
ヒルトンオナーズに新規登録してから6か月以内に2回滞在すると、合計5,000ボーナスポイントを得られます。1回目は2,000、2回目は3,000ポイントです。
無料のヒルトン・オナーズに入会するだけで以下の特典を利用できます(特典一覧)。
主なメリット
- ヒルトン・オナーズ割引料金保証
- ヒルトン・オナーズポイントを獲得可能(貯めると無料宿泊などに利用可能)
- スタンダードWi-Fiが無料(一部屋あたり最大3台)
- 特典滞在でのリゾート料金不要
- アプリで客室の選択・滞在時のリクエストが可能
- デジタルチェックイン・アウト
- 専用のチェックインカウンター、朝食レストランの優先案内(一部ホテル)
- ヒルトン・オナーズの特別な体験の利用
ヒルトンは、世界123の国・地域に7,000軒以上(110万室以上)のホテルを展開しています。
アメリカの実業家コンラッド・ヒルトンが創業者で、投資ファンドのブラックストーン・グループが買収して、2013年に再上場しました。
日本国内では北海道から沖縄まで多様なホテルを展開しています。東京と大阪にはヒルトングループでも上級ブランドのコンラッドがあります。
地域 | ホテル名 | 最低価格の目安 |
---|---|---|
北海道 | ヒルトンニセコビレッジ | 26,920 |
関東 | ヒルトン東京 | 27,967 |
コンラッド東京 | 35,420 | |
ヒルトン東京ベイ | 21,752 | |
ヒルトン東京お台場 | 24,362 | |
ヒルトン横浜 (2023年秋開業予定) | ||
ヒルトン小田原リゾート&スパ | 31,562 | |
ザ・ベイフォレスト小田原・バイ・ヒルトン・クラブ | 83,044 | |
ヒルトン成田 | 13,673 | |
中部 | ヒルトン名古屋 | 22,374 |
旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン | 39,776 | |
関西 | ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts | 75,240 |
ヒルトン・ガーデン・イン京都四条烏丸 | 20,000 | |
ダブルツリーbyヒルトン京都東山 (2023年8月開業予定) | ||
ヒルトン大阪 | 30,059 | |
コンラッド大阪 | 57,525 | |
中国 | ヒルトン広島 | 20,900 |
九州 | ヒルトン福岡シーホーク | 27,103 |
ヒルトン長崎 | 20,511 | |
沖縄 | ヒルトン沖縄北谷リゾート | 22,995 |
ダブルツリーbyヒルトン沖縄北谷リゾート | 17,899 | |
ダブルツリーbyヒルトン那覇 | 9,944 | |
ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城 | 8,701 | |
ヒルトン沖縄瀬底リゾート | 24,325 | |
ザ・ビーチリゾート瀬底 by ヒルトンクラブ | 44,855 | |
ヒルトン沖縄宮古島リゾート | 20,234 |
ヒルトンホテル一覧は以下で解説。
ヒルトン・オナーズには、ホテルのフロント、インターネットで入会できます。
会員のグレードは4段階
ヒルトン・オナーズの会員ランクはメンバー(旧ブルー)、シルバー、ゴールド、ダイヤモンドの4段階です。
入会して泊数・滞在数を積み重ねるとランクアップしていき、お得意様・上級会員ならではの特典を受けられるようになります。
会員ランク | 条件 |
---|---|
メンバー | 入会手続き |
シルバー | 1年間に4回滞在 or 10泊 or 25,000ベースポイント |
ゴールド | 1年間に20回滞在 or 40泊 or 75,000ベースポイント |
ダイヤモンド | 1年間に30回滞在 or 60泊 or 120,000ベースポイント |
会員グレードごとのベネフィット一覧は下表のとおりです(会員規約・特典の詳細)。
優待内容 | メンバー | シルバー | ゴールド | ダイヤモンド |
---|---|---|---|---|
ヒルトン・オナーズ割引料金保証 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ヒルトン・オナーズポイントを獲得可能 ポイント譲渡・プール無料 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Wi-Fi無料 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
専用のチェックインカウンター、 一部ホテルは朝食レストランも優先案内 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
デジタルチェックイン&客室の選択 デジタルキー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
特典滞在時のリゾート料金不要 2人目の客は宿泊無料(一部ホテル) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ヒルトン・オナーズの特別な体験の利用 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ボーナスポイント | - | 20% | 80% | 100% |
ボトルウォーター2本無料 | - | ◯ | ◯ | ◯ |
5泊目無料宿泊 (スタンダードルーム特典) | - | ◯ | ◯ | ◯ |
エリート会員資格の繰越特典 | - | ◯ | ◯ | ◯ |
無制限のマイルストーンボーナス | - | - | ◯ | ◯ |
客室のアップグレード | - | - | ○ (※1) | (※2) |
朝食無料 (一部ホテルは飲食クレジット) | - | - | ◯ | - |
朝食無料 and 1,000ポイント (一部ホテルは飲食クレジット) | - | - | - | ◯ |
エグゼクティブラウンジ | - | - | - | ◯ |
ダイヤモンド会員資格の延長 | ◯ | |||
プレミアムWi-Fi | - | - | - | ◯ |
48時間客室保証 | - | - | - | ◯ |
エリート会員資格の贈呈 | - | - | - | ◯ |
※1:エグゼクティブタイプまで
※2:1ベッドスイートまで
ヒルトンオナーズには「エリートロールオーバナイト(エリート会員の繰越特典)」という仕組みがあり、必要宿泊数を超えた泊数は、翌年のステータス獲得のためにカウントすることができます。
例えば1年間に15泊した場合、シルバーに必要な10泊を超える5泊分は、翌年の実績に繰り越すことができます。
1月1日~12月31日までの1年間で判定されます。ステータスの有効期限は、達成した年~その翌々年3月までとなります。例えば2022年に達成したら2024年3月31日迄となります。
ヒルトン・オナーズの特典、ポイント、上級会員資格取得のための実績カウントは、公式サイト・電話などでの直接予約のみが対象です。
楽天トラベル、じゃらん、一休.com、エクスペディア、Hotels.com、Agoda、Booking.com、JTBなどでの予約は対象外です。
ただ、会員証を見せると一部の特典を適用してくれる場合もあるので、ダメもとで出すというストラテジーもあります。
旅行サイトで申し込んだ場合でも特典を受けられた事例はありますが、これは例外で公式サイト・電話での予約のみが原則です。
1泊2日でも2泊3日でも1滞在としてカウントされます。
1泊目 | 2泊目 | 3泊目 | 4泊目 | 実績 |
---|---|---|---|---|
ホテルA | ホテルA | ホテルA | ホテルA | 1滞在4泊 |
ホテルA | ホテルB | ホテルB | ホテルA | 3滞在4泊 |
ホテルA | ホテルB | ホテルA | ホテルB | 4滞在4泊 |
したがって、4回1泊2日の宿泊を行うと4滞在となってシルバーになりますが、4泊5日の宿泊を1回しても1滞在だけでシルバーにはなりません。
滞在数は宿泊数の2分の1でOKなので、1泊2日を繰り返すのが最も効率的です。
会員ランク | 滞在数でクリアするための条件 |
---|---|
シルバー | 約3ヶ月に1回宿泊 |
ゴールド | 約2.6週(18.3日)に1回宿泊 |
ダイヤモンド | 約1.7週(12.2日)に1回宿泊 |
自然体で上級会員に到達するのはシルバーあたりが限界という方が多いでしょう。ゴールド以上はエアラインの上級会員(JGCやSFC)のように「修行」が必要になる水準です。
しかし、誰でも簡単に上級会員になる方法があります。私もそれで何の努力もせずにゴールド会員となっています。具体的には会員ごとの特典欄で述べます。
以下、会員ステータスごとの特典、簡単に上級会員になる裏技についてブレイク・ダウンします。
メンバー(旧ブルー)特典
ヒルトン・オナーズに入会すると「メンバー」になります。従来はブルーという時期がありました。
カードタイプの会員証が送られてきた時期もありましたが、現在はデジタル化の流れに乗って、原則としてスマホアプリでのデジタル会員証です。
ヒルトン・オナーズ割引料金保証
ヒルトン・オナーズのメンバー会員になるだけで、公式サイトでホテルを宿泊すると、シンプルステイ(フレキシブル)料金から2%~10%程度の割引を受けられます。
ベストレート保証で基本的に誰でも利用できるオープン価格の中では最安値です。別のサイトでより低い価格を見つけた場合は、低い金額からさらに25%OFFとなります(プライスマッチ保証のルール)。
ホテルによっては、アーリー・デパーチャー料金、予約保証金、キャンセルの制限が適用される場合があります。
ただし、ベストレート保証は適用されない場合があります。
代表例
- 一般に公開されない料金
- グループまたは企業向け料金
- パッケージ料金
- 政府関係者料金など
誰もが利用できるわけではない一休.comのプライベートセール、Booking.comのGenius特典などは対象外となります。
また、不思議と公式サイトとは条件が微妙に異なる設定で、公式サイトよりも税金・サービス料を含めた合計料金が1室あたり数千円安くなることがあります。
とりわけJTBなどの従来型の旅行代理店で目立つのが、直前になると妙な安値での放出が時折見受けられることです。
JTBなどがホテルから部屋を買い取っており、在庫処分をしていると思われる節があります。このような場合は、「グループまたは企業向け料金」に該当しており、ベストレート保証の対象外となる可能性が高いです。
基本的には公式サイトが最安値となることが多いです。しかし例外があるので、重要なのは他を見ないのではなく、トリップアドバイザーなどの比較サイトで、泊まろうと思っている日程の料金を比較検討することです。
なお、ヒルトン公式サイトでの予約は、海外のポイントサイト「TopCashback」経由がおすすめです。宿泊金額に応じて還元を受けられて、日本居住者でもPayPalで利用できます。
スタンダードWi-Fi無料
ヒルトン、ダブルツリー、エンバシー、ウォルドーフ、コンラッド、キュリオ、キャノピーの全ホテルでは、直接予約すると無料のスタンダードWi-Fiを利用できます。
会議室等のビジネス向けミーティングスペースではWi-Fiの利用は有料となり、リゾート料金がかかるホテルでは、料金に含まれています。
Wi-Fiにアクセスしようとすると画面が立ち上がるので、情報を入力してログインすることになります。VPNやビデオストリーミングが利用できる「プレミアム」はダイヤモンド会員以外は有料です。
ヒルトン小田原のWi-Fiでは4.215 Mbpsが出ており、通常のネットサーフィンは問題なく快適に利用可能な速度でした。
なお、ダイヤモンドだと、大容量ファイルのダウンロード、高画質の動画鑑賞も快適なプレミアムインターネットアクセスが可能です。
専用のチェックインカウンター、朝食レストランも優先案内
ヒルトン・オナーズの会員には専用のチェックインカウンターが用意されています。
繁忙期は一般客向けのチェックインカウンターは大混雑となっており、チェックインの待ち時間という無駄な時間が生じてしまいます。
しかし、ヒルトン・オナーズの会員専用のチェックインカウンターは、相対的に待ち時間が少ないです。
上級会員になると更に専用のカウンターでゆっくりと座りながらチェックインすることが可能になるホテルもあります。以下はヒルトン小田原です。
朝食会場(ビュッフェレストラン)でもヒルトン・オナーズ会員向けの優先席があり、一般客よりも早く入れることもあります。
朝食会場ではヒルトン・オナーズ会員スペースが用意されているホテルもあります。以下はヒルトン小田原です。
レイトチェックアウト、エクスプレスチェックアウト
レイトチェックアウトのリクエストを行うと、状況が許す場合は1時間~2時間の延長をOKしてくれる場合があります(当然NGのことも)。
上級会員であればあるほど通りやすくなるでしょう。部屋ががら空きの状況だとメンバーでもOKしてくれる可能性もゼロではありません。
また、「エクスプレス・チェックアウト」を利用可能。追加料金がない場合は、フロントに立ち寄ることなく、ホテルに設置されているボックスに部屋のキーを入れることで、チェックアウトできる仕組みです。
状況によってはホテルのフロントが長蛇の列という時も存在。そのような際には時間がかかってしまいますが、エクスプレス・チェックアウトなら爆速でホテルを後にして旅立つことができます。
エクスプレス・チェックアウトのカードがドアノブにかかっているので、それを部屋の外側のドアノブにかけて部屋を出ればOKです。
2人目の客は宿泊無料(一部ホテル)
1室2名での利用に対して別途料金を徴収する料金体系のホテルの場合、対象となる滞在では、2人目の客は追加料金なしで宿泊できます。
1室いくらという料金設定で、1名で泊まる場合と2名で泊まる場合で価格が異なり、2人では料金が上乗せされるホテルでは、その上乗せ料金が無料になるという仕組みです。
日本国内でも1室1名と2名を比較すると、2名の方が高くなっているホテルがあります。そのようなケースでは、上乗せ料金がなくなるのでユーザーフレンドリーです。
ただし、食事付きのプランや、あるいはその他テーマパークのチケット付きのプランの場合、それらの特典は対象外となります。
スマホアプリで様々なアクション
ヒルトンはスマホアプリが充実しており、宿泊の24時間前からチェックイン、客室の選択、滞在時のリクエストを行うことができます。
好きな部屋を選べるのはユニークですね。窓からの眺めは場所によって同じランクの部屋でも微妙に異なります。
好きな眺めの部屋にしたり、エレベーターから近い部屋/遠い部屋などを好みに応じて選べます。
日本国内でも多くのホテルでスマホアプリによる「デジタルキー」が導入されています。一例としては、コンラッド大阪、ダブルツリーbyヒルトン那覇首里城などです。
デジタルキーはヒルトン・オナーズアプリに搭載。アプリではフロア図から好みの部屋を指定でき、部屋からの眺望も確認できます。
アプリでは客室選択や到着前の追加アメニティー注文などにも対応。将来的には空調・照明・テレビなどのコントロールも視野に入れています。
ヒルトン・オナーズポイントを獲得可能
宿泊予約時にヒルトン・オナーズに登録していると、ヒルトンのポイントを得られます。
対象となる客室の支払金額1米ドルにつき、原則として10ヒルトン・オナーズ・ベースポイントを獲得できます。
海外にある一部のブランド(ハンプトンbyヒルトンなど)では、客室料金についてのみ貯まったり、対象外となるホテルがあります。
ホーム2スイーツbyヒルトン、トゥルーbyヒルトンではベースポイントが5ポイントとなります。
獲得はドルベースなので、ポイント還元率は円高になればなる程上がり、円安になればなる程下がります。
ドル円 (USD/JPY) | ポイント 還元率 | ドル円 (USD/JPY) | ポイント 還元率 |
---|---|---|---|
75.0 | 13.3% | 107.5 | 9.3% |
77.5 | 12.9% | 110.0 | 9.1% |
80.0 | 12.5% | 112.5 | 8.9% |
82.5 | 12.1% | 115.0 | 8.7% |
85.0 | 11.8% | 117.5 | 8.5% |
87.5 | 11.4% | 120.0 | 8.3% |
90.0 | 11.1% | 122.5 | 8.2% |
92.5 | 10.8% | 125.0 | 8.0% |
95.0 | 10.5% | 127.5 | 7.8% |
97.5 | 10.3% | 130.0 | 7.7% |
100.0 | 10.0% | 132.5 | 7.5% |
102.5 | 9.8% | 135.0 | 7.4% |
105.0 | 9.5% | 137.5 | 7.3% |
ヒルトン・オナーズは定期的にホテル宿泊でボーナスポイントを得られるキャンペーンを開催しています。
無制限で一宿泊ごとに+2,000ポイント(以下の2018 HH1 POINTS UNLIMITED BONUS OFFER)や、ベースポイント2倍(以下の2017 HH3 DOUBLE UP OFFER)などが開催されています。
無制限で滞在ごとに2,000ポイント+5泊ごとに5,000ポイントというタイプのキャンペーンでは、低価格帯のホテルがお得になります。
他方、ダブルポイントキャンペーンではポイント2倍となるので、特にベースポイントが高い価格帯のホテルだとザクザクとポイントを獲得できます。
実際に私は一度の宿泊で15,842ポイントを得たことがあります。
トリプルポイントオファーの開催実績もあります。ラグジュアリーホテルとリゾートの滞在は3倍、その他のホテルは2倍のボーナスポイントを獲得できました。
ヒルトン小田原リゾート&スパに宿泊したところ、3,838のベースポイント、7,716ポイントのボーナスポイントをGET!
ヒルトン・オナーズ・ポイントの貯め方と使い方、有効期限については、以下で解説しています。
ヒルトンのポイントの価値は1ポイントいくらになるのかについては、以下で精緻に分析しています。
宿泊回数に応じたボーナスポイント
一暦年の宿泊日数が40泊に達すると、40泊目とそれ以降のご宿泊10泊ごとに10,000ボーナスポイントを獲得できます。
- 1年に40泊:10,000ボーナスポイント(※ゴールド資格も達成)
- 1年に50泊:20,000ボーナスポイント(1万ポイント新規獲得)
- 1年に60泊:30,000ボーナスポイント(1万ポイント新規獲得)※ダイヤモンドも達成
同じ年に60泊宿泊したら更に30,000ポイントが付与されて、合計で60,000ボーナスポイントを獲得できます。
なお、ヒルトンのポイントはホテル宿泊やヒルトンのクレジットカード決済で貯めるのが基本ですが、Marriott Bonvoyのポイントと同様に自分で購入することが可能です。
+80%増量や+100%ボーナスのバイポイントセールを定期的に開催しており、+100%は繁忙期の宿泊では妙味が出てきます。
シルバー会員の特典
1年間に4回滞在 or 10泊すると、シルバーにアップグレードします。
シルバー会員の特典
- 20%のボーナスポイント加算
- 1滞在あたりペットボトルのミネラルウォーター2本(※一部ホテル)
- 5泊目無料宿泊
- フィットネスセンター・ヘルスクラブ無料(一部ホテル)
- メンバーの特典すべて
- エリート会員の繰越特典
まず宿泊で得られるヒルトン・ポイントが20%UPとなります。1米ドルあたり2ポイント多くもらえるようになります。
1滞在あたりボトルウォーターが2本無料になります。お風呂上がりには喉が渇くので、部屋に水がないと高いお金を出して買うか、わざわざ持っていく必要があります。
着実に役に立つベネフィットですね。
以前はフィットネスクラブ・ジム無料が明記されていましたが、現在は明示されていません。
ホテルによって取扱いが異なり、一部ホテルではシルバーでも優待があります。
また、シルバー会員は部屋のアップグレード特典は制度としてはありませんが、善意で無料で客室をアップグレードしてくれることがあります。
メンバー会員だとアップグレードされる機会はほぼ皆無ですけれども、シルバーだと可能性が出てきます。
「5泊目無料宿泊」というのは、5連泊以上の特典滞在を全額ポイント利用で予約した場合、5泊目が無料になる特典です。
すべてポイントで宿泊する必要があるので、ハードルはかなり高めです。
2018年から、シルバー以上の会員は、現在のエリート会員資格の取得条件を超えた分の宿泊日数を、翌年のエリート会員資格取得のための宿泊日数として加算できるようになりました。
例えば10泊でシルバー会員資格を獲得して、暦年末の時点で17泊していた場合、7泊が翌年に繰り越しされます。翌年は7泊の実績からスタート可能です。
ゴールド会員の特典
1年間に20回滞在もしくは40泊するか、1暦年(1月~12月)に75,000ベースポイント獲得でゴールドにクラスチェンジします。
もしくはアメックス・プラチナ、アメックス・ビジネス・プラチナ、ヒルトン・オナーズVISAゴールドカードというクレジットカードを保有すると、無条件でゴールド会員資格を得られます。
部屋のアップグレード、朝食無料というファンタスティックな特典が付帯します。シルバーから一気にゴージャスになります。
日本国内にあるコンラッド、ヒルトン、ダブルツリー、キュリオコレクションでの特典は以下のとおりです。
- 80%のボーナスポイント加算
- 客室のアップグレード(空室状況による)
- 毎日無料のコンチネンタルブレックファスト(会員と同室に宿泊の1名まで) or 1,000ポイント
- マイルストーンボーナス
- シルバー会員の特典すべて(ポイントは80%+20%=100%ではなく80%)
ボーナスポイントも着実なメリットです。以下は3,086ポイントをボーナスで獲得した履歴です。
2018年3月末までのボーナスは25%でしたので55%UPしました。
ホテルの上級会員制度の醍醐味である客室アップグレードを受けられます。スマホアプリでチェックインするとアップグレードが確定することもあります。
チェックインが可能になった直後はアップグレードされないことも多いですが、宿泊当日には無事アップグレードしてくれることがほとんどです。
ゴールド会員の場合、最大でエグゼクティブルームまでのアップグレードがあります。スイートへのアップグレードはありません。
マリオットボンヴォイはワンランク上のみとなることが多いですが、ヒルトンは2ランク以上のアップグレードもよくあります。
ヒルトン小田原に宿泊したところ、スーペリア・ツインルームから和洋室デラックスに3段階もアップグレードしてくれました。
約15,000円もお得になり、バリューが高かったです。なんと部屋が2つもあり、広大で快適でした^^
PC作業も海を見ながらできて、めちゃくちゃ捗りました!
アップグレード先の上限はホテルごとに異なっていいます。
かなり豪華な和洋室アップグレードまで気前よく三段階ほどアップグレードしてくれるホテルもあれば、お茶を濁したようなハイフロアの部屋になることが多いホテルもあります。
そこら辺の事情はなかなかホテルに聞くわけにもいかないので、手間を許容できて場所に融通が利く場合は、Google、各種SNS等で調べるのも選択肢となります。
ホテルによってはチェックイン当日より前に、アップグレード確約のメールを送ってくれることもありました。
朝食無料も嬉しいサービスです。ただし、米国では無料朝食ではなく、1人あたり10米ドル~25米ドルの飲食クレジットとなっています(詳細)。
また、Motto by Hiltonはアメリカ以外でも無料朝食ではなく、飲食クレジットです。
朝食と1,000ポイントのどちらにするかは事前に選択する方式で、デフォルトは朝食となっています。
会員サイトの「MY PROFILE」の「MyWay Hotel Benefits」から、ホテルブランドごとに変更できます。
朝食は「コンチネンタルブレックファスト」とされています。一般的には温料理がなく冷料理を中心とした朝食(パン・ハム・チーズ・フルーツ・ヨーグルト・コーヒー・ジュースなど)を指します。
しかし、ヒルトンのゴールド会員で使える朝食は、通常のホテルレストランの通常メニューですのでご安心ください。
ビュッフェスタイルの朝食やアメリカンブレックファスト(コンチネンタルブレックファスト+卵料理+ウインナー・ベーコン等)が食べられます。
エッグステーションで作ってくれるオムレツがナイスです。混んでいる時は長蛇の列でカオスのこともありますが、基本的には秀逸となっています。
ヒルトンの朝食は豪華ですので、それが無料というのも卓越したメリットがあります。1人2,000円程度の価値はあります。
ヒルトンのホテルの朝食ビュッフェはコックさんが目の前で作ってくれるオムレツがふわとろで最高ですね!
ホテルによってはポーチドエッグなどオムレツ以外の卵料理も作ってくれます。
ヒルトン小田原はしらす、まぐろ・いか・あじの刺し身も朝食で出るのでバリューが高いです。
パンも多種多様な種類があり、クオリティも良好でした。糖質制限はここでは崩壊必至です。
ヒルトン東京お台場では豆乳の野菜しゃぶしゃぶもあり、健康的でした。
なお、朝食ビュッフェでテイクアウト用のコップがなくても、言えばくれるホテルが多いです。
ヒルトンのポイントの価値は宿泊に利用した場合は概ね0.3円~0.7円ですので、1,000ポイントを選択した時の実質価値は400円~700円程度となってしまいます。
朝食無料の場合は1名だと2,000円、2名だと4,000円程度のバリューはあるので、朝食の方が圧倒的にお得感があります。
時間的問題などの理由で朝食が食べられない場合以外は、朝食無料の方がお得でおすすめです。
その他のホテルブランドを含めたベネフィット一覧は下表のとおりです。日本に多い所謂「ヒルトン」は「ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ」です。
ホテル | 部屋のアップグレード | その他 |
---|---|---|
コンラッド・ホテルズ&リゾーツ | ◯ | 朝食 (※) or 1000pt |
LXRホテルズ&リゾーツ | ◯ | 朝食 or 1000pt |
ヒルトン・ホテルズ&リゾーツ | ◯ | 朝食 or 1000pt |
ダブルツリーbyヒルトン | ◯ | 朝食 or 1000pt |
キュリオ・コレクションbyヒルトン | ◯ | 朝食 or 1000pt |
タペストリー・コレクションbyヒルトン | ◯ | 朝食 or 1000pt |
ウォルドーフ・アストリア・ホテルズ&リゾーツ | ◯ | 朝食 or 1000pt |
キャノピーbyヒルトン | ◯ | 朝食 or 500 |
エンバシー・スイーツ・ホテルズ | - | スナックと飲み物(2セット) or 500pt |
ヒルトン・ガーデン・イン | - | 朝食 or 750pt |
ハンプトンbyヒルトン | - | スナックと飲み物 or 250pt |
トゥルーバイヒルトン | - | スナックとボトルウォーター2本 or250pt |
ホームウッド・スイーツ・バイ・ヒルトン | - | お菓子とボトルウォーター2本 or250pt |
ホーム2スイーツ・バイ・ヒルトン | - | スナックとボトルウォーター or100pt |
ヒルトン・グランド・バケーション | - | 1000pt |
※アメリカではデイリーフード&ビバレッジクレジット
ゴールド会員だとエグゼクティブラウンジは利用できませんけれども、エグゼクティブルームへアップグレードされた場合は、ラウンジを利用可能です。
ただし、経験則上エグゼクティブルームへのアップグレードは、ほとんどありません。私が唯一あったのは、記念日(誕生日)にホテルのレストランを予約していた時でした!
ヒルトン・オナーズのエグゼクティブルームはハイ・クオリティーです。一例として、ヒルトン東京お台場のエグゼクティブルームは快適でした。
テレビは巨大な壁掛けでベッドに横たわりながらの閲覧がはかどります。BOZEのスピーカーもあったのがナイスです。絵もオシャレでした。
電源が独立した電気スタンドとデスクスペースもあるので、PC作業も快適です。2人で泊まって1人が早く寝る場合も、部屋の明かりを消してスタンドで作業できます。
海を見ながら窓際のソファーで読書したり、スマホやタブレットをいじるのも最高です。
部屋からはレインボーブリッジと庭園の緑、東京湾の景色が広がっています。爽やかで開放的です。
日没後は夜景が美しいです。配偶者や恋人同士だと最高ですね。大変残念ながら私には無関係の話となっています(´;ω;`)
エグゼクティブラウンジでは夕食代わりになるクオリティでした。夕食代を浮かせられますし、お酒も飲み放題なので、いっぱい飲む方ですとバリューが高いです。
その他、各ホテルごとに独自特典が用意されることがあります。一例としてヒルトン小田原では、以下のベネフィットが付帯した時期がありました。
- ウェルカムアメニティ
- 朝刊無料サービス
- フィットネスシューズ無料レンタル
- 岩盤浴、スパ20%OFF
- スポーツアクティビティ10%OFF
- ヒルトンショップでヒルトン小田原オリジナル商品10%割引
リーズナブルなプライスで岩盤浴やスパを利用してリラックスできます。
室内、屋外にテニスコートがあり10%割引きで利用できます。
フィットネスセンターもあり、各種マシンでガッツリとトレーニングすることが可能です。フィットネスシューズ無料レンタルが便利です。
ゴルフ練習場、卓球台、バトミントン等もあり、幅広いスポーツを10%OFFで楽しむことができます。
マイルストーンボーナスとして、一暦年の宿泊日数が40泊に達すると、40泊目とそれ以降の宿泊10泊ごとに10,000ボーナスポイントを獲得できます。
40泊でゴールド会員資格を得られますが、それと同時に1万ポイントを獲得可能。50泊、60泊の段階で更に1万ポイントが追加されます。60泊だとダイヤモンド資格も獲得できます。
無制限ですので、例えば360泊だと33万ポイントを獲得可能です。
日本ではヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードを保有するだけで、ヒルトンゴールドを得られます。
宿泊25%OFF・レストラン20%OFF等の特典がある「HPCJ」にも、実質無料で入会できるので、ヒルトングループのホテルで上質なステイを楽しめます。
ダイヤモンド会員の特典
1年間に30回滞在か60泊するか、1暦年(1月~12月)に12万ベースポイントを得ると、ダイヤモンド会員にランクアップします。
ヒルトンアメックスプレミアムを保有すると、カードショッピングだけで獲得可能です。
年会費が60,00円(税抜)と高価ですけれども、年200万クレジットカードを利用するだけでダイヤモンド会員資格を得られます。
また、アメリカン・エキスプレスの最上級カードであるアメックスセンチュリオンには、ヒルトンのダイヤモンド会員の資格が付帯します。
ヒルトンダイヤモンドでは、最上級の充実した特典を利用できます。日本国内にあるコンラッド、ヒルトン、ダブルツリー、キュリオコレクションでの特典は以下のとおりです。
主なメリット
- 100%のボーナスポイント加算
- 無料の客室アップグレード(1ベッドルームのスイートルームを含む)
- エグゼクティブ・ラウンジの利用
- 毎日無料のコンチネンタルブレックファスト(会員と同室に宿泊の1名まで)
- 1,000ヒルトン・オーナーズポイント
- フィットネスセンター・ヘルスクラブ無料(多くのホテル)
- 48時間客室保証
- シルバー会員の特典すべて(ポイントは20%+100%=120%ではなく100%)
その他のホテルブランドを含めたベネフィット一覧は下表のとおりです。
ホテル | 部屋のUPG | ラウンジ | 朝食 | その他 |
---|---|---|---|---|
コンラッド ヒルトン キュリオ・コレクションbyヒルトン ダブルツリーbyヒルトン LXRホテルズ&リゾーツ シグニアbyヒルトン タペストリー・コレクションbyヒルトン | ◯ | ◯ | ◯ | 1,000 pt |
ウォルドーフ・アストリア | ◯ | - | ◯ | 1,000 pt |
キャノピーbyヒルトン | ◯ | - | ◯ | 1,000 pt |
エンバシー・スイーツ・ホテルズ | - | - | - | スナックと飲み物(3セット) or 1,000 pt |
ヒルトン・ガーデン・イン | - | - | △ | 朝食 or 750 pt |
ハンプトンbyヒルトン | - | - | - | スナックとソフトドリンク or 250 pt |
トゥルーバイヒルトン | - | - | - | スナックとボトルウォーター2本 or 250 pt |
ホームウッド・スイーツ・バイ・ヒルトン | - | - | - | お菓子とボトルウォーター2本 or 250 pt |
ホーム2スイーツ・バイ・ヒルトン | - | - | - | スナックとボトルウォーター or 100 pt |
ヒルトン・グランド・バケーション | - | - | - | 2,000pt |
ベッドルームが1つのスイートルームを含むルームアップグレード、クラブラウンジ(エグゼクティブ・ラウンジ)の利用という至高のベネフィットを享受できます。
ただし、空室があれば必ずアップグレードが確約されるわけではなく、あくまでホテル側に裁量があります。
一例として、コンラッド東京のスイートルームは上質で快適です。
エグゼクティブ・ラウンジも無料で利用できるので、無料で夕食を済ませることが可能になります。もちろん、ソフトドリンクやアルコールも飲み放題です。
コンラッド、ヒルトンのラウンジは夕食を済ますことができるクオリティのことが多いです。
ヒルトン東京お台場のエグゼクティブラウンジは、レインボーブリッジを前に開放的な雰囲気となっています。緑もあるのがナイスです。
落ち着いたソファー席もあります。
寒くない時期はテラス席が最高です。
ティータイムはアップルタルト、パウンドケーキ、ショコラケーキ、フルーツがありました。常にスナックは常備されています。
暑い時期はクラブソーダ(炭酸水)、トニックウォーター、アイスコーヒー等のコールドドリンクが最高ですね。
夜はアルコールが飲み放題であり、ワイン、ビール、洋酒などが勢揃いします。日本酒と焼酎はありません。
オードブル、チーズ、スティック野菜などのおつまみ類が中心ですが、タンパク質・炭水化物もあり、夕食代わりにすることも可能です。
ヒルトンだけではなく、高級ホテルのコンラッドでも、エグゼクティブ・ラウンジを使い放題です。
朝食レストランでは良い席がダイヤモンド会員用に確保されているホテルもあります。
独自特典が用意されているホテルもあり、特に便利だったのは、繁忙期でほぼ満室の日の朝食時間の予約でした。
ロビーまで長々の恐ろしい大行列で、1~2時間待ちという様相。しかしダイヤは予約可能で、待ち時間ゼロでした!
ヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員資格は、理由にかかわらず1度だけ、ステータスを1年間延長できます。「Diamond Status Extension」という制度です。
これは一度しか使用できないので、本当に必要なときに利用しましょう。以下の条件をクリアしていると延長が可能です。
- ダイヤモンドのステータスを通算で3年(連続してなくてOK)
- Hilton Honorsに入会してから少なくとも250泊 or 500,000以上の獲得ベースポイント
なお、合計3年のダイヤモンドの履歴は、ステータスマッチで資格保持した期間は対象外となります。
日本ではヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードを年200万円利用すると、ヒルトンダイヤモンドを得られます。
膨大な宿泊数をクリアすると、ライフタイムダイヤモンドという制度もあります。
ヒルトンオナーズの特典はデイユースにも適用
ヒルトンには日中のみ利用できる「デイユース」のプランもあります。日帰りでホテルステイを楽しめるのがメリットです。
デイユース利用時もヒルトンオナーズの以下のベネフィットを享受できます。
特典
- 客室アップグレード
- 2名分の朝食(朝食時間帯にチェックインした場合)
- ジム・プール・サウナ等の利用
- Wi-Fi
- ウェルカムドリンク等(ホテルによる)
- レストラン割引(ホテルによる)
- 駐車料金の割引
意外なことにデイユースでの滞在も、ヒルトンオナーズの上級会員資格取得のための泊数・滞在数にカウントされます。
ヒルトンの問い合わせ先電話番号
ヒルトンオナーズに関して何か問い合わせたい事項が生じた時は、各ホテルではなく専用コールセンター「ヒルトン・リザベーションズ&カスタマー・ケア」の方がスムーズです。
電話番号・営業時間
- フリーダイヤル:0120-404-088
- 東京23区の番号:03-6864-1634
- 受付時間:平日9:00~18:00(土日・祝日・年末年始休)
なお、営業時間は特別対応期間中は変更されるケースがあります。
ヒルトン オーナーズまとめ
ヒルトン・オナーズは誰でも無料で会員になれます。入会金・年会費などは一切かからないので、公式サイトでヒルトンに泊るなら加入しないと強烈に損です。
ポイントの獲得、優先チェックイン、朝食会場での優先案内、レイト・チェックアウト、デジタルチェックイン&客室の選択、無料Wi-Fi、会員向け割引(対象料金から2%以上)などのメリットがあります。
例外もありますが、最低価格保証が付帯していて基本的には最安値となります。
ヒルトン公式サイトでの予約は、海外のポイントサイト「TopCashback」経由がおすすめです。宿泊金額に応じて還元を受けられて、日本居住者でもPayPalで利用できます。
ヒルトン・オナーズに加入すると、ヒルトンやコンラッドでの宿泊、キャンペーン、会員特典などで、ヒルトンのポイントがザクザクと貯まっていきます。
貯めたポイントはホテルの無料宿泊に利用したり、キャッシュと組み合わせてお得に泊まることが可能で、人生がもっと楽しくなります。
宿泊実績の積み重ねなどでシルバー、ゴールド、ダイヤモンドの上級会員資格を得るとより一層お得になります。
入会して泊数・滞在数を積み重ねるとランクアップしていき、お得意様・上級会員ならではの特典を受けられるようになります。
会員ランク | 条件 |
---|---|
メンバー | 入会手続き |
シルバー | 1年間に4回滞在 or 10泊 or 25,000ベースポイント |
ゴールド | 1年間に20回滞在 or 40泊 or 75,000ベースポイント |
ダイヤモンド | 1年間に30回滞在 or 60泊 or 120,000ベースポイント |
会員グレードごとのベネフィット一覧は下表のとおりです。
優待内容 | メンバー | シルバー | ゴールド | ダイヤモンド |
---|---|---|---|---|
ヒルトン・オナーズ割引料金保証 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ヒルトン・オナーズポイントを獲得可能 ポイント譲渡・プール無料 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
Wi-Fi無料 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
専用のチェックインカウンター、 一部ホテルは朝食レストランも優先案内 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
デジタルチェックイン&客室の選択 デジタルキー | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
特典滞在時のリゾート料金不要 2人目の客は宿泊無料(一部ホテル) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ヒルトン・オナーズの特別な体験の利用 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ボーナスポイント | - | 20% | 80% | 100% |
ボトルウォーター2本無料 | - | ◯ | ◯ | ◯ |
5泊目無料宿泊 (スタンダードルーム特典) | - | ◯ | ◯ | ◯ |
エリート会員資格の繰越特典 | - | ◯ | ◯ | ◯ |
無制限のマイルストーンボーナス | - | - | ◯ | ◯ |
客室のアップグレード | - | - | ○ (※1) | (※2) |
朝食無料 (一部ホテルは飲食クレジット) | - | - | ◯ | - |
朝食無料 and 1,000ポイント (一部ホテルは飲食クレジット) | - | - | - | ◯ |
エグゼクティブラウンジ | - | - | - | ◯ |
ダイヤモンド会員資格の延長 | ◯ | |||
プレミアムWi-Fi | - | - | - | ◯ |
48時間客室保証 | - | - | - | ◯ |
エリート会員資格の贈呈 | - | - | - | ◯ |
※1:エグゼクティブタイプまで
※2:1ベッドスイートまで
ヒルトンに最もお得に宿泊する方法は、多様なキャンペーン・セールの活用です。
その他、「ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン」(HPCJ)もお得です。
日本国内のヒルトン、コンラッド、ダブルツリーbyヒルトンと韓国のコンラッド・ソウルでの宿泊がお得になります。
シンプルステイ(部屋のみ or 朝食付)の料金(フレキシブル価格)から、あらかじめ25%OFFを適用した2つのHPCJ会員限定割引プランを利用できます。
キャンセル不可の制約がなく、基本的には前日までキャンセル可能で25%OFFなのはエッジが効いています。
レストランを部屋付にした場合は20%OFF、そうでない場合は10%OFFとなります。また、毎年1万円分の無料宿泊券・食事券プレゼントの特典があります。
ヒルトン東京ベイの王朝では、ツバメの巣、鮑、オマール海老、カニなど豪華絢爛なオーダービュッフェを堪能できました。
このようなレストランに無料券や20%OFFの特典を使えるのは大きなメリットです。
年会費は25,000円ですが、ヒルトンを年数回利用する方ですと十分に元が取れます。ヒルトンホテルで宿泊・食事する方にとっては驚異的にお得です。
HPCJは公式サイトではキャンペーンがなく、初年度から25,000円の年会費が発生します。ヒルトンアメックスでの入会だと実質無料になってお得です。
ヒルトングループのホテルをよく使う方には、ヒルトンアメックスがおすすめです。
ヒルトン・オナーズ アメックス・カードはヒルトンゴールドを無条件で得られて、年150万円の利用と継続で年1回の無料宿泊特典をもらえます。
上位カードのヒルトン・オナーズ アメックスプレミアムカードは、年200万円以上利用することでヒルトンダイヤモンドを取得でき、最大2回の無料宿泊券を取得できます。
項目 | ヒルトンアメックス | ヒルトンアメックス プレミアムカード |
---|---|---|
カードフェイス | ||
年会費(税込) | 本会員:16,500円 家族会員:1枚無料、2枚目以降6,600円 | 本会員:66,000円 家族会員:3枚無料、4枚目以降13,200円 |
ETCカード | 無料 | 無料 |
ポイント還元率 | 一般加盟店:2% ヒルトン:3% | 一般加盟店:3% ヒルトン:7% |
マイル還元率 (ANA・JAL等) | 一般加盟店:0.2% ヒルトン:0.3% | 一般加盟店:0.3% ヒルトン:0.7% |
有効期限 | 最終加算から24ヶ月 | 最終加算から24ヶ月 |
ヒルトン・オナーズステータス | ゴールド (無条件) | ゴールド (無条件) ダイヤモンド (年200万利用) |
カード継続特典 | ウィークエンド宿泊特典1泊 (年間150万円以上利用と継続) | ウィークエンド宿泊特典2泊 (1泊は無条件、 年300万円利用と継続で+1泊) |
HPCJの優待入会 | 初年度1万円 (入会後に1万円分の 優待券で実質無料) | 初年度無料 |
入会後は宿泊割引25%OFF、レストラン20%OFF、2年目以降も実質無料 | ||
入会キャンペーン | 60,000ポイント | 140,000ポイント |
空港ラウンジ | ○ | ○ |
コンシェルジュ プライオリティ・パス | – | – |
空港手荷物無料宅配 | 帰国時1個 | 帰国時1個 |
海外旅行傷害保険 | 最高3,000万円 | 最高1億円 |
航空機遅延費用保険 | – | 海外最高2万~4万円 |
国内旅行傷害保険 | 最高2,000万円 | 最高5,000万円 |
ショッピング保険 (90日間) | 年最高200万円 (自己負担1事故1万円) | 年最高500万円 (自己負担1事故1万円) |
スマートフォン・プロテクション | – | 年3万円限度 |
リターン・プロテクション | – | 年最高15万円 |
キャンセル・プロテクション | – | 年最高10万円 |
実際にヒルトンアメックスプレミアム特典のヒルトンダイヤモンドの状態で、無料宿泊特典を使ったところ、10万円超のスイートルームにアップグレードしていただきました。
コンラッド香港のピークスイートは快適。ヒルトンアメックスプレミアムの無料宿泊の価値が10万円超に昇華!
🍑Hilton Amexがお得https://t.co/IJ56Acro9B
🎀GOLD&無料宿泊&HPCJ実質0円https://t.co/0Lx6GduETqhttps://t.co/AsK7wIgatg… https://t.co/o5McNWgfst pic.twitter.com/7mpy9m3fA3
— まつのすけ (@matsunosuke_jp) October 7, 2023
ヒルトンアメックスの一般カード・プレミアムカードの比較、各カードの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
お得な入会キャンペーンも開催されています。
ヒルトンの上級会員資格を保有でき、ヒルトンのセールにて25~50%OFFで予約して、朝食無料&部屋のアップグレードを受けるという二刀流が可能になります(ヒルトンゴールド特典)。
ヒルトングループのホテルをよく使う方にとっては、ヒルトン・アメックスは素晴らしいクレジットカードであり、有力な選択肢です。
ヒルトンに加えてマリオットボンヴォイ・プリンスホテル、その他ホテルグループもよく使う場合、アメックス・プラチナも選択肢です。
「ホテル・メンバーシップ」でヒルトンオナーズのゴールド、マリオットボンヴォイのゴールドエリート、プリンスホテルプラチナ、ラディソン リワードのPremiumステータスを得られます。
ファインホテル&リゾートでは、世界1,500ヶ所以上の優雅かつスタイリッシュなホテルやリゾート施設にて、ベスト・アベイラブル・レートでの予約で上級会員のような優待が受けられます。
フリー・ステイ・ギフトの特典では、年1回上質のホテルに無料で宿泊できます。
私はこれまでグランドニッコー東京台場、ロイヤルパークホテルに0円で泊まりました。
日本中、世界中の上質なホテルをお得に利用することが可能で、得られる特典に鑑みると年会費を上回る価値があります。
アメックスの本社でのプラチナ・カードの説明会に参加して、プロダクトのご担当者、コンシェルジェの方に話を聞いたところ、実直で素晴らしく他にはない、唯一無二の魅力があると感じました。
アメックスプラチナは金属製メタルカードです。カードの質感は抜群に良好であり、高級感に溢れています。驚異のスケール感があり、まさにプラチナ・カードという様相を呈しています。
2019年4月8日からはインターネットでアメックス・プラチナの自己申し込みが可能になりました。
お得な入会キャンペーンを開催しており、大量のポイントを獲得可能です。初年度は実質的な保有コストを抑えて試せます。
公式サイトアメックスプラチナ 公式キャンペーン
法人・個人事業主向けビジネスカードのアメックス・ビジネス・プラチナも、個人向けアメックス・プラチナとほぼ同じ卓越した特典が付帯しており、ビジネスカードとしては頂点に君臨しています。
その他、ステータスマッチを活用すると、ヒルトンオナーズのゴールド会員やダイヤモンド会員資格を得られる場合があります。
マリオットボンヴォイ、ハイアット、IHG、アコー、ベストウエスタン等のホテルグループの上級会員資格を保有している場合は、ステータスマッチが可能となります。
マリオットアメックスいうクレジットカードを保有していると、マリオットボンヴォイのゴールドエリート資格を得られるので、そこからヒルトン・ゴールドにトライできます。
また、デルタ スカイマイル アメックス・ゴールドというクレジットカードを保有しているだけでも、ステータスマッチで他のホテルの上級会員資格になり、一時的にヒルトン・ゴールドを獲得できた時期があります。