ANAカードには多種多様な種類があります。グレードは一般カード・ワイドカード・ワイドゴールドカード・プレミアムカードの四段階です。
国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースの五大国際ブランドを網羅しています。
豊富なグレードがある中で、どのANAカードがいいか迷う方もいらっしゃるでしょう。そこであらゆる種類の一覧について、2022年5月の最新の状況を徹底的に解説します。
目次
ANAカードの一覧
全体像を把握するために、ANAカードの一覧を表でご紹介します。
まずは年間の税抜コスト(年会費+マイル移行手数料)、家族カードの年会費、一般加盟店でのマイル付与率、ANA航空券等の購入時のマイル付与率、ポイント(マイル)の有効期間が無期限か、電子マネー対応についてまとめます。
一部のカードではリボ払いの設定(利用限度額に設定すれば一回払いと同様に無料)等で年会費を下げることができます。それを考慮した年間最低コストです。
カード名 | 年間コスト (年会費・移行手数料) | 家族 年会費 | マイル付与率 | 無期限 | ポイント付与の電子マネー | |
---|---|---|---|---|---|---|
一般 | ANA航空券 | |||||
ANA JCB ZERO | 0円 (0円・0円) | - | 0.50% | 1.50% | QUICPay・PiTaPa | |
ANA VISA Suicaカード | 6,751円 (751円・6,000円) | × | 1.00% | 2.00% | iD・PiTaPa・Suica | |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | 6,751円 (751円・6,000円) | 1,000円 | 1.30% | 2.30% | iD・PiTaPa・PASMO | |
ANA JCB一般カード ソラチカカード | 7,000円 (2,000円・5,000円) | 1,000円 | 1.00% | 2.00% | QUICPay・PiTaPa | |
ANA VISA一般カード | 7,025円 (1,025円・6,000円) | 1,000円 | 1.30% | 2.30% | iD・PiTaPa | |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 13,000円 (7,000円・6,000円) | 2,500円 | 1.00% | 2.50% | ○ | |
ANA JCBワイドカード | 12,250円 (7,250円・5,000円) | 1,500円 | 1.00% | 2.00% | QUICPay・PiTaPa | |
ANA VISAワイドカード | 12,275円 (6,275円・6,000円) | 1,500円 | 1.30% | 2.30% | iD・PiTaPa | |
ANA VISAワイドゴールドカード | 9,500円 (9,500円・0円) | 4,000円 | 1.30% | 2.30% | iD・PiTaPa | |
ANA JCBワイドゴールドカード | 14,000円 (14,000円・0円) | 4,000円 | 1.00% | 2.00% | QUICPay・Edy・PiTaPa | |
ANAダイナースカード | 27,000円 (27,000円・0円) | 6,000円 | 1.00% | 2.00% | ○ | Edy |
ANA アメックス・ゴールド・カード | 31,000円 (31,000円・0円) | 15,500円 | 1.00% | 3.00% | ○ | |
ANA JCB カードプレミアム | 70,000円 (70,000円・0円) | 4,000円 | 1.30% | 3.30% | QUICPay・Edy・PiTaPa | |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 80,000円 (80,000円・0円) | 4,000円 | 1.80% | 3.80% | iD・Edy・PiTaPa | |
ANA アメックス・プレミアム・カード | 150,000円 (150,000円・0円) | 無料(4枚) | 1.00% | 4.50% | ○ | |
ANAダイナースプレミアムカード | 155,000円 (155,000円・0円) | 無料 | 2.00% | 4.00% | ○ | Edy |
次にカードの継続で毎年もらえるボーナスマイル、フライトのボーナスマイル、ラウンジ・手荷物無料宅配サービス、その他の主な特典についてまとめます。
カード名 | 継続ボーナス | フライトマイル | ラウンジ | 手荷物無料宅配 | プレミアム特典 | その他主な特典 |
---|---|---|---|---|---|---|
ANA JCB ZERO | × | 10% | × | × | × | 若年層限定 |
ANA VISA Suicaカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA TOP&ClubQ PASMO マスターカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA JCB一般カード ソラチカカード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANA VISA一般カード | 1,000マイル | 10% | × | × | × | |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 1,000マイル | 10% | ○ | ○ | × | |
ANA JCBワイドカード | 1,000マイル | 25% | × | × | × | |
ANA VISAワイドカード | 1,000マイル | 25% | × | × | × | |
ANA VISAワイドゴールドカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA JCBワイドゴールドカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANAダイナースカード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | レストラン1名無料 ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA アメックス・ゴールド・カード | 2,000マイル | 25% | ○ | ○ | × | ビジネスクラス専用チェックイン |
ANA JCB カードプレミアム | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | GOLD BASIC Service |
ANA VISAプラチナ プレミアムカード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | レストラン1名無料 |
ANA アメックス・プレミアム・カード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | フリー・ステイ・ギフト |
ANAダイナースプレミアムカード | 10,000マイル | 50% | ○ | ○ | ○ | レストラン1名無料 |
※プレミアム特典=国内線ANAラウンジ・プライオリティパス・ビジネスクラス専用チェックイン・コンシェルジュ
以下、グレード、国際ブランド、コストパフォーマンスという3つの切り口で一覧にし、ANAの種類について掘り下げて解説します。
グレードごとのANAカードの種類
一言でANAカードといっても、ランクは多様であり、年会費は無料から155,000円(税抜)まで幅広くなっています。
多種多様な種類があるので、ニーズに応じて幅広いラインナップから選択できるのがANAカードの利点です。
ANA一般カード
ANAカードの中で最もスタンダードタイプは「ANA一般カード」です。若年層向けカードを除くと7枚あります。
年会費
まずは重要なスペックである年会費を比較します。
カード名 | 年会費(割引後)税抜 | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
ANA JCB一般カード | 2,000円 | 1,000円 |
ANA To Me CARD PASMO JCB | 2,000円 (773円) | 1,000円 |
ANAアメリカン・エキスプレス・カード | 7,000円 | 2,500円 |
ANA VISA/マスター 一般カード | 2,000円 (1,025円) | 1,000円 (475円) |
ANA VISA Suicaカード | 2,000円 (751円) | - |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 2,000円 (751円) | 1,000円 (475円) |
ANA VISA nimocaカード | 2,000円 (751円) | 1,000円 (475円) |
Visa/MastercardブランドのANAカードは、マイ・ペイすリボとカード利用代金WEB明細サービスに登録すると、カード年会費を割り引くことができます。
マイ・ペイすリボを設定して年1回わずかなリボ手数料を発生させれば、手数料無料で年会費の割引のみを享受できます。
なお、ANA JCBカードの場合、スマリボを登録したら一般カード・ワイドカードは1,350円、ゴールドカードは5,000円のキャッシュバックを受けられます。
初回から利用額全額に対してリボ手数料が発生するので、メインカードは他にあってほとんど使わない場合以外はおすすめしません。
ただし、ソラチカカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が高還元になります。最大1.54%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
年6,000円(税抜)のマイル移行手数料を支払っている場合、マイルの有効期限が無期限になります。
ビジネスクラス・ファーストクラスに向けてじっくりとマイルを貯められるのも大きなメリットです。
公式サイトANAアメックス 公式キャンペーン
その他、ANA一般カードのあらゆる側面での比較については、以下で詳細に分析しています。
ANAワイドカード
一般カードの一つ上のランクのANAカードは「ANAワイドカード」です。航空券のシートで喩えると、プレミアム・エコノミーのようなグレードです!
Visa、Mastercard、JCBの3種類となっており、VisaとMastercardは国際ブランド以外のスペックが同一です。
フライトボーナスマイル、入会・継続ボーナス、付帯保険が豪華になり、ビジネスクラスチェックインカウンター等のANAワイドカード限定特典が付帯するのが主なメリットです。
SFC用のANAカードとして利用することも可能です。ANAワイドカードの相違点について比較すると、下表のとおりです。
項目 | VISA / Mastercard | JCB | |
---|---|---|---|
年会費(割引後)※税抜 | 7,250円 (6,275円) | 7,250円 | |
ANAマイル移行費用(税抜) | 6,000円 | 5,000円 | |
年会費+マイル移行費用 | 13,250円 (12,275円) | 12,250円 | |
年会費+2年1回マイル移行の年間コスト | 10,250円 (9,275円) | 9,750円 | |
家族会員年会費(割引後)※税抜 | 4,000円 (2,500円) | 4,000円 | |
ポイント有効期限 | 2年 | 2年 | |
マイル付与率 | 1.0%~ 1.3% | 1.0%~ 1.06% | |
マイル付与率(ANA) | +1% | +1% | |
マイル付与率(Edyチャージ) | – | – | |
継続ボーナス | 2,000マイル | 2,000マイル | |
フライトボーナス | 25% | 25% | |
ビジネス・アカウントカード | – | – | |
ANAワイドカード特典 | ○ | ○ | |
旅行傷害保険 | 最高5000万 | 最高5000万 | |
ショッピング保険 | 最高100万 | 最高100万 | |
高級レストラン1名分無料 | – | – | |
リターン・プロテクション | – | – | |
キャンセル・プロテクション | – | – | |
24時間健康・医療相談 | – | – | |
海外旅行先での日本語サポート | 三井住友カードが提供 | JCBが提供 | |
空港ラウンジ | – | – | |
手荷物無料宅配 | – | – | |
優待 | Visaカードの優待 | JCBカードの優待 | |
パッケージツアー割引 | ○ | ○ | |
京都観光ラウンジ | – | – | |
ハワイ市内観光ラウンジ | ○ | – | |
国内 旅行 傷害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 |
入院保険金(日額) | 10,000円 | 10,000円 | |
通院保険金(日額) | 2,000円 | 2,000円 | |
手術費用保険金 | 5万~10万円 | 5万~10万円 | |
海外 旅行 傷害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万 | 5,000万 |
傷害治療 | 150万 | 150万 | |
疾病治療 | 150万 | 150万 | |
救援者費用 | 100万 | 100万 | |
賠償費用(海外) | 2,000万円 | 2,000万円 | |
携行品損害(海外) | 1旅行50万 /年50万 | 1旅行50万 /年50万 | |
航空便遅延費用補償 | – | – |
ANA VISA/マスター ワイドカードかANA JCB ワイドカードを比較すると、マイ・ペイすリボの活用でマイル付与率を高くできるVISA/Mastercardの方にエッジ・優位性があります。
JCBは最大1.06%ですが、Visa / Mastercardは最大1.3%還元とパワフル。各ANAワイドカードの違いについては、以下で徹底的に比較しています。
ANA ワイドゴールドカード
ANAカードのゴールドカードは「ANAワイドゴールドカード」という名前です。
Visa、Mastercard、JCB、AMEX、DinersClubの五大国際ブランドが揃っており、幅広いラインナップから選択できます。相違点の比較は下表のとおりです。
項目 | VISA Mastercard | JCB ソラチカ | アメックス | ダイナース | |
---|---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 14,000円 (9,500円) | 14,000円 | 31,000 | 27,000 | |
ANAマイル 移行費用(税抜) | 0 | 0 | 0 | 0 | |
年会費+ マイル移行費用 | 14,000円 (9,500円) | 14,000円 | 31,000 | 27,000 | |
家族会員 年会費(税抜) | 4,000円 (2,500円) | 4,000円 (※ソラチカは2,000円) | 15,500 | 6,000 | |
ポイント有効期限 | 3年 | 3年 | 無期限 | 無期限 | |
マイル付与率 | 1%~1.39% | 1%~1.075% | 1.00% | 1.00% | |
マイル付与率(ANA) | +1% | +1% | +2% | +1% | |
マイル付与率 (Edyチャージ) | - | 0.50% | - | 0.50% | |
ANA SKY コイン獲得プログラム | - | - | 年1万 | - | |
継続ボーナス | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | |
フライトボーナス | 25% | 25% | 25% | 25% | |
ビジネス・ アカウントカード | – | – | – | ○ | |
ANAワイドカード特典 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
旅行傷害保険 | 最高5000万 | 最高1億円 | 最高1億円 | 最高1億円 | |
ショッピング保険 | 最高300万 | 最高500万 | 最高500万 | 最高500万 | |
その他付帯保険 | – | – | リターンプロテクション キャンセルプロテクション スマートフォンプロテクション | – | |
高級レストラン1名分無料 | – | – | – | ○ | |
24時間健康・医療相談 | ○ | ○ | – | – | |
海外旅行先での 日本語サポート | 三井住友カード | JCB | オーバーシーズ・アシスト | 海外緊急アシスタンス | |
空港ラウンジ | 国内39ヵ所 | 国内28空港40ヵ所海外1ヵ所 | 国内28空港40ヵ所海外1ヵ所 | 世界1,000ヵ所以上 | |
手荷物無料宅配 | – | – | 片道 | 片道 | |
空港クローク | – | – | ○ | ○ | |
空港パーキング | ○ | ○ | ○ | ○ | |
エアポート送迎 | – | – | ○ | – | |
ダイニングサービス | Visaゴールドカードの優待 | JCBゴールド グルメ優待 | アメリカン・エキスプレス・コネクト | ダイナースクラブ・スムーズ ダイニング おもてなしプラン、ナイトイン銀座 ダイナースクラブのお取り寄せ 料亭プラン ダイナースクラブ ごひいき予約 アラン・デュカスの優待 | |
優待 | Visaゴールドカードの優待 | GOLD Basic Service ソラチカはメトロポイントPlus | エクスペディア・一休.com・日本旅行 | コナミスポーツクラブ | |
レンタカー・ カーシェアリング優待 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
カード盗難・紛失 時緊急再発行 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
パッケージツアー割引 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
京都観光ラウンジ | – | – | ○ | ○ | |
ハワイ市内観光ラウンジ | ○ | – | – | ○ | |
国内 旅行 害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 |
入院保険金(日額) | 5,000円 | 5,000円 | – | 5,000円 | |
通院保険金(日額) | 2,000円 | 2,000円 | – | 3,000円 | |
手術費用保険金 | 5万~20万円 | 5万~20万円 | – | 5万~20万円 | |
海外 旅行 害 保険 | 死亡・後遺障害 | 5,000万 | 1億円 | 1億円 | 利用:1億円 自動:5,000万円 |
傷害治療 | 150万 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | |
疾病治療 | 150万 | 300万円 | 300万円 | 300万円 | |
救援者費用 | 100万 | 400万 | 400万円 | 400万円 | |
賠償費用(海外) | 3,000万円 | 1億 | 4,000万円 | 1億円 | |
携行品損害(海外) | 1旅行50万/年50万 | 1旅行50万/年100万 | 1旅行50万円 / 年100万円 | 1旅行50万円 / 年100万円 | |
航空便遅延費用補償 | 最高2万 | 最高4万 | 最高4万 (2020年3月から) | – |
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードとANA JCB ワイドゴールドカードを比較すると、年会費も4,500円低く、マイル付与率も高くできるVISA/Mastercardの方にエッジ・優位性があります。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードでマイ・ペイすリボを活用すると、日々のお買い物が最大1.39%という高還元に昇華するのがスペシャルです。
公式サイトANA VISA/マスター ワイドゴールドカードの公式キャンペーン
ただし、ソラチカゴールドカードなら、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換することで、ANAマイル還元率が最大1.5625%となります。
ANA VISA/マスターカードとは異なり、コンビニATMで繰り上げ返済する必要があるのがマイナスポイントです。
繰り上げ返済の手間を許容できる場合は、ソラチカゴールドカードが最高コスパでおすすめです。
スター・ウォーズ等の限定デザインがいい場合は、ANA JCBワイドゴールドカードが候補となります。
公式サイトソラチカゴールドカード / ANA JCB 公式キャンペーン
有効期間無期限でANAマイルを貯められる点、ダイナースの卓越したダイニング・トラベル特典がほしい場合、将来的にANAダイナース プレミアムカードを目指している場合などは、ANAダイナースカードが候補となります。
コース料理1名分無料サービスの利用可能店舗数は競合サービスと比較すると多く、ダイニングに強みがあるダイナースらしくなっています。
- ダイナース プレミアム エグゼクティブダイニング:約380店舗
- ダイナースのエグゼクティブダイニング:約280店舗
- 招待日和系のサービス(ゴールドダイニング、2 for 1 ダイニング、Taste of Premium等):約230店舗
- ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン:約150店舗
- JCBのグルメ・ベネフィット:約130店舗
- 三井住友プラチナカードのプラチナグルメクーポン:約100店舗
ANAダイナースカードは大量のマイルを得られる破格のキャンペーンが魅力的です。
ANAグループ航空券等のマイル付与率3%、ポイント有効期間が無期限、アメックスの充実したトラベル特典を重視する場合は、ANAアメックス・ゴールドカードが魅力的です。
ANAアメックス ゴールドはオトクな入会キャンペーンも魅力的です。
各ANAワイドゴールドカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
ANAカード プレミアム
最上級のANAカードは「ANAプラチナ プレミアムカード」です。プラチナカードとブラックカードが属しています。
国際ブランドは、VISA、JCB、ダイナースクラブ、アメリカン・エキスプレスの4種類です。Mastercardはありません。
ANA プラチナ・プレミアムカードの違いについて比較をまとめると、下表のとおりです。
項目 | ダイナース | アメックス | VISA | JCB | |
---|---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 155,000 | 150,000 | 80,000 | 70,000 | |
家族カード年会費(税抜) | 無料 | 無料(4枚まで) | 4,000 | 4,000 | |
マイル移行費用 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
マイル付与率 | 1.5% | 1.0% | 1.5%~約1.8% | 1.3%~1.375% | |
ANAグループマイル付与率 | 4.5% | 4.5% | 3.5%~3.8% | 3.3%~3.375% | |
ポイント有効期間 | 無期限 | 無期限 | 4年 | 5年 | |
継続ボーナス | 10,000マイル | 10,000マイル | 10,000マイル | 10,000マイル | |
フライトボーナス | 50% | 50% | 50% | 50% | |
ANAゴールドカード特典 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
国内線ANAラウンジ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
コンシェルジュ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
プライオリティパス | ○(家族会員も) | ○(家族会員も) | ○ | ○ | |
手荷物無料宅配 | 往復 | 往復 | - | - | |
コース料理1名無料 | ◎ | - | ○ | - | |
付帯特典の代表例 | ブランド店でのVIP優待 ダイナースクラブ銀座ラウンジ 大丸東京店のラウンジ 京都ラウンジ 誕生日プレゼント おもてなしプラン 料亭プラン スムーズ ダイニング 一休.comダイヤモンド iPrefer のエリート CLASS ONE コートお預かりサービス 乗馬無料 | フリー・ステイ・ギフト ホテル・メンバーシップ 京都ラウンジ プレミア・ゴルフ・アクセス チケット・アクセス エアポート送迎サービス 空港パーキング 空港クローク | Visaプラチナクラブ Visaプラチナトラベル Visaプラチナ空港宅配 Visaプラチナダイニング Visaプラチナゴルフ 24時間健康・医療相談 | JCBゴールド トラベル特典 JCBゴールド グルメ優待 JCBゴールド ゴルフ 手荷物無料宅配券(片道) JCB暮らしのお金相談ダイヤル 24時間健康・医療相談 | |
楽天Edyチャージ | 0.5% | - | 0.5% | 0.5% | |
ショッピング保険 | 最高500万 | 最高500万 | 最高500万 | 最高500万 | |
ポストペイ型電子マネー | - | - | iD | QUICPay | |
海外旅行 傷害保険 | 家族特約(カッコ内は家族) | ○ | ○ | ○ | ○ |
死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 1億円(1,000万円) | 1億円(1000万) | 1億円(1000万) | |
傷害治療 | 1000万円(200万) | 1000万円(同額) | 500万円(500万) | 1000万円(200万) | |
疾病治療 | 1000万円(200万) | 1000万円(同額) | 500万円(500万) | 1000万円(200万) | |
救援者費用 | 500万円(200万) | 1000万円(同額) | 1,000万円(1000万) | 1000万円(200万) | |
賠償費用 | 1億円(2000万) | 5000万円(同額) | 1億円(5000万) | 1億円(2000万) | |
携行品損害 | 100万円(50万円) | 100万円(同額) | 100万円(50万円) | 100万円(50万円) | |
国内旅行 傷害保険 | 家族特約 | ○ | ○ | - | - |
傷害死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 1億円(1,000万円) | 1億円 | 1億円 | |
入院保険金日額 | 5,000円(同額) | 5,000円(同額) | 5,000円/日 | 5,000円/日 | |
通院保険金日額 | 3,000円(同額) | 2,000円(同額) | 2,000円/日 | 2,000円/日 | |
手術保険金 | 5万~20万円(同額) | 5万~20万円(同額) | 5万~20万円 | 5万~20万円 | |
航空機遅延 | 乗継遅延費用保険金 | 2万円 | 2万円 | 2万円 | 2万円 |
出航遅延費用等保険金 | 2万円 | 2万円 | 2万円 | 2万円 | |
寄託手荷物遅延費用 | 2万円 | 2万円 | 2万円 | 2万円 | |
寄託手荷物紛失費用 | 4万円 | 4万円 | 4万円 | 4万円 | |
外貨盗難保険 | 10万円 | - | - | - | |
キャンセル保険 | 20万円 | 15万円 | - | - | |
その他保険 | 交通事故傷害保険/賠償責任保険付き ゴルファー保険 | リターン・プロテクション | - | - |
プレミアムカードに関しては、各カードはそれぞれ以下の側面で優れています。
- ANA VISA プラチナ プレミアムカード:一般加盟店でのマイル還元率
- ANA JCBカード プレミアム:スター・ウォーズ限定デザイン
- ANA ダイナース プレミアムカード:ANA航空券のマイル還元率・ダイニング特典
- ANA アメックス プレミアムカード:ANA航空券のマイル還元率・トラベル特典
4枚のANAカード プレミアムの比較については、以下で徹底的にまとめています。
若年層向けカード
ANAカードには10代~20代までの若年層のみが加入できるクレジットカードがあります。
18歳以上29歳以下の方(学生を除く)が対象の「ANA JCBカード ZERO」、学生限定のANAカード〈学生用〉の2種類です。
ANA JCBカード ZEROは当初5年間、学生用ANAカードは在学中の年会費が無料となります。
ANA JCBカード ZEROはマイル還元率が0.5%であり、JCBスターメンバーズの年間利用額に応じたボーナスポイントを合わせても最大0.56%還元にとどまります。したがって、妙味には乏しいANAカードです。
ANAカード(学生用)はVisa、Mastercard、JCBの3種類となっており、プレミアムポイント達成時のボーナスマイルがあるのがユニークです。
- 5,000 ANAプレミアムポイント達成:1,000マイル
- 10,000 ANAプレミアムポイントがポイント達成:2,000マイル
学生用カードの詳細については、以下で精緻に分析しています。
国際ブランドごとのANAカードの種類
以下では国際ブランドごとのANAカード一覧、どのような種類があるのかについて解説します。
Visa / Mastercard
ANA VISAカード、ANA Mastercardは三井住友カードが発行しているANAカードです。
主なメリット
各カードの比較をまとめると下表のとおりです。一般カードのカッコ内は交通系カードのデータで、カッコがない項目は一般カードと同一です。
一般(交通系 ※1) | ワイドカード | ワイドゴールド | プラチナ プレミアム | |
---|---|---|---|---|
年会費(税抜) | 2,000円 | 7,250円 | 14,000円 | 80,000円 |
割引後年会費(税抜) | 1,025円 (751円) | 6,275円 | 9,500円 | 80,000円 |
マイル移行費用 | 6,000円 | 6,000円 | 0円 | 0円 |
年間コスト(※2) | 4,025円 (3,751円) | 9,275円 | 9,500円 | 80,000円 |
家族会員年会費 (割引後) | 475円(同) | 975円 | 2,500円 | 4,000円 |
マイル付与率 (マイペイすリボ) | 1.3% | 1.3% | 1.3% | 1.8% |
ポイント有効期間 | 2年 | 2年 | 3年 | 4年 |
継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル |
フライトボーナス | +10% | +25% | +25% | +50% |
ANAワイドカード特典 | - | ○ | ○ | ○ |
ゴールドカード特典 | - | - | ○ | ○ |
国内線ANAラウンジ | - | - | - | ○ |
コンシェルジュ | - | - | - | ○ |
プライオリティパス | - | - | - | ○ |
コース料理1名無料 | - | - | - | ○ |
Visaプラチナ特典 | - | - | - | Visaプラチナトラベル Visaプラチナ空港宅配 Visaプラチナダイニング Visaプラチナゴルフ |
楽天Edyチャージ | マイル× | マイル× | マイル× | マイル付与 |
旅行傷害保険 | 最高1000万 | 最高5000万 | 最高5000万 | 最高1億円 |
ショッピング保険 | 最高100万 | 最高300万 | 最高300万 | 最高500万 |
航空機遅延費用 | - | - | - | ○ |
※1:Suica、TOKYU、nimocaカード(※Suicaは家族カードなし)
※2:割引後年会費+2年に1回マイル移行
ANA VISA/Mastercardの比較詳細
メインカードとして活用する場合は最有力候補となるANAカードです。
公式サイトANA VISA/マスターカード 公式キャンペーン
JCB
ANA JCBカードは、株式会社ジェーシービーが発行しているANAカードです。
主なメリット
各カードの比較をまとめると下表のとおりです。
ZERO | 一般/ソラチカ | ワイドカード | ワイドゴールド | プレミアム | |
---|---|---|---|---|---|
限定デザイン | - | - | - | 数年に1度 | - |
年会費(税抜) | 無料 | 2,000 | 7,250 | 14,000 | 70,000 |
マイル移行費用 | 無料 | 5,000 | 5,000 | 0 | 0 |
年間コスト(※) | 無料 | 4,500 | 9,750 | 14,000 | 70,000 |
家族会員年会費(税抜) | 無料 | 1,000 | 1,500 | 4,000 | 4,000 |
最大のマイル付与率 | 0.56% | 1.06% | 1.06% | 1.075% | 1.375% |
ポイント有効期間 | 2年 | 2年 | 2年 | 3年 | 5年 |
継続ボーナス | - | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル |
フライトボーナス | +10% | +10% | +25% | +25% | +50% |
ANAワイドカード特典 | - | - | ○ | ○ | ○ |
Gold Basic Service | - | - | - | ○ | ○ |
国内線ANAラウンジ | - | - | - | - | ○ |
コンシェルジュ | - | - | - | - | ○ |
プライオリティパス | - | - | - | - | ○ |
楽天Edyチャージ | - | マイル× | マイル× | マイル付与 | マイル付与 |
旅行傷害保険 | - | 最高1000万 | 最高5000万 | 最高1億円 | 最高1億円 |
ショッピング保険 | - | 最高100万 | 最高300万 | 最高300万 | 最高500万 |
航空機遅延費用 | - | - | - | ○ | ○ |
※2年に1回マイル移行。自動リボのスマリボ利用の場合は割引あり
ANA JCB ワイドカードと一般カードの相違点については、以下で精緻に分析しています。
ANA JCBカードは、ANAカードとJCBの魅力が融合したクレジットカードです。大量のマイルを得られるキャンペーンも魅力的です。
公式サイトANA JCBカード 公式キャンペーン
アメックス
ANAアメックスは、アメリカン・エキスプレスが発行しているANAカードです。
ANA航空券の還元率が優遇されているので、ANAに搭乗する機会が多い方におすすめのアメックスカードです。
項目 | クラシック | ゴールド | プレミアム |
---|---|---|---|
年会費(税抜) | 7,000円 | 31,000円 | 150,000円 |
ANAマイル移行費用(税抜) | 6,000円 | 0円 | 0円 |
年会費+マイル移行費用(3年に1回) | 9,000円 | 31,000円 | 150,000円 |
家族会員年会費(税抜) | 2,500円 | 15,500円 | 無料(4枚まで) |
ポイント有効期限 | 「ポイント移行コース」 登録で無期限 | 無期限 | 無期限 |
ポイント付与率 | 1.0% | 1.0% | 1.0% |
ポイント付与率(ANAグループでの利用) | 2.5% | 3.0% | 4.5% |
ANA SKY コイン獲得プログラム | - | 1万円分 | 3万円分 |
継続ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 10,000マイル |
フライトボーナス | 10% | 25% | 50% |
ANAゴールドカード特典 | – | ○ | ○ |
旅行傷害保険 | 最高3000万円 | 最高1億円 | 最高1億円 |
ショッピング保険 | 最高200万 | 最高500万 | 最高500万 |
コンシェルジェサービス | – | – | ○ |
コース料理1名分無料 | – | – | – |
プライオリティパス | – | – | ○ |
その他プラチナ特典 | – | – | フリー・ステイ・ギフト ホテル・メンバーシップ プレミア・ゴルフ・アクセス |
リターン・プロテクション | – | ○ | ○ |
キャンセル・プロテクション | – | ○ | ○ |
スマートフォン・プロテクション | – | 年3万円 | 年5万円 |
海外旅行先での日本語サポート | グローバル・ホットライン | オーバーシーズ・アシスト | オーバーシーズ・アシスト・プレミアム |
空港ラウンジ | ○ | ○ | ○ |
手荷物無料宅配 | 片道1個 | 片道1個 | 往復2個 |
空港クローク | ○ | ○ | ○ |
空港パーキング | ○ | ○ | ○ |
エアポート送迎 | – | ○ | ○ |
海外用レンタル携帯電話特別割引 | – | – | ○ |
エクスペディア・一休.com優待 | ○ | ○ | ○ |
レンタカー優待 | ○ | ○ | ○ |
カード盗難・紛失の場合の緊急再発行 | ○ | ○ | ○ |
アメリカン・エキスプレス・コネクト | ○ | ○ | ○ |
コットンクラブ | – | ○ | ○ |
新国立劇場 | – | ○ | ○ |
ゴールド・ワインクラブ | – | ○ | ○ |
京都観光ラウンジ | – | ○ | ○ |
死亡・後遺障害(国内旅行保険) | 2,000万円 | 5,000万円 | 1億円 |
その他(国内旅行保険) | – | – | 入院:5,000円/日 通院:2,000円/日 手術:5万-20万円 |
海外旅行傷害保険 | 利用付帯 | 利用付帯 (2021年3月から) | 自動付帯 (一部利用) |
死亡・後遺障害(海外) | 3,000万円 | 1億円 | 利用:1億円 自動:5,000万円 |
傷害治療(海外) | 100万円 | 300万円 | 1000万円 |
疾病治療(海外) | 100万円 | 300万円 | 1000万円 |
救援者費用(海外) | 200万円 | 400万円 | 1000万円 |
賠償費用(海外) | 3,000万円 | 4,000万円 | 5000万円 |
携行品損害(海外) | 1旅行30万円/年100万円 | 1旅行50万円/年100万円 | 1旅行100万円/年100万円 |
航空便遅延費用補償(海外) | – | 最高4万円 (2021年3月から) | 最高4万円 |
ゴールドカード、プレミアムカードはSFCとしても活用できます。アメックスは家族カードの範囲が広く、同居していない既婚の子供などにも発行することが可能です。
これは他社ANAカードにはない利点であり、SFCの家族カード発行時に大きな効力を発揮します。家族がSFC修行なしでANA上級会員の資格を得られます。
ANAアメックスは、スペック上では言い表せない高品質なサービスを1日あたり約19円(税抜)で享受できる素晴らしいカードの1つです。
豊富なベネフィットが満載のゴールドカードでも1日あたり85円(税抜)に過ぎません。100円玉ワンコイン以下です。

国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
年会費(税抜) | 継続ボーナス | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
7,000円 | 2,500円 | 1,000マイル |
基本還元率 | ANA航空券 | フライトボーナス |
1.0% | 2.5% | +10% |
- 同伴者1名無料の空港ラウンジ
- 手荷物無料宅配
- 旅行保険は家族特約付き
- 海外旅行ではアメリカン・エキスプレスの24時間日本語サポート
- ANA一般カード共通特典

国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延(国内)
年会費(税抜) | 継続ボーナス | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
31,000円 | 15,500円 | 2,000マイル |
基本還元率 | ANA航空券 | フライトボーナス |
1.0% | 3.0% | +25% |
- ポイントの有効期限が無期限
- 同伴者1名無料の空港ラウンジ
- 手荷物無料宅配
- 旅行保険は家族特約付き
- リターン・プロテクション、キャンセル・プロテクションなどユニークな付帯保険
- 海外旅行では手配まで対象の24時間日本語サポート
ANAアメックスは大量のANAマイルを得られるお得なキャンペーンも魅力的です。
ダイナース
ダイナースクラブのANAカードは、三井住友トラストクラブが発行しています。レギュラーカードとプレミアムカードの二段階なのが特徴です。
項目 | ANAダイナース プレミアムカード | ANAダイナースカード | |
---|---|---|---|
年会費(税抜) | 本会員 | 155,000円 | 27,000円 |
家族会員 | 全員無料 | 6,000円 | |
キャッシング | ○ | ○ | |
ポイント還元率 | 1.5% | 1.0% | |
ANA航空券等還元率 | 4.5% | 2.0% | |
ANAカード特典 | 国内線ANAラウンジ フライトマイル+50% 入会・継続ボーナス1万マイル ANAワイドカード特典 | フライトマイル+25% 入会ボーナス5,000マイル 継続ボーナス2,000マイル ANAワイドカード特典 | |
ポイント有効期限 | 無期限 | 無期限 | |
コンシェルジュ | ○ | - | |
年1回のプレゼント | 誕生日プレゼント | - | |
高級レストラン1名分無料 | ◎ | ○ | |
ダイニング特典 | おもてなしプラン(プレミアムカード限定店舗あり) 料亭プラン スムーズ ダイニング | おもてなしプラン 料亭プラン スムーズ ダイニング | |
上級会員資格 | 一休.comダイヤモンド プリファード ホテルズ&リゾーツ iPrefer のエリート | 一休.comプラチナ(一度) | |
トラベル関連特典 | 国内外1,000ヵ所以上の空港ラウンジ (年10回無料) Marriott Bonvoy、アマンの特別優待 CLASS ONE コートお預かりサービス(羽田・成田・中部・関空) ダイナースクラブのプレミアム会員限定優待 国内外のホテル・旅館の宿泊優待、Hotels.com割引、クラブホテルズ ハワイ旅行での優待 旅行・出張時の現地でのサポート・各種手配 | 国内外のホテル・旅館の宿泊優待、Hotels.com割引、クラブホテルズ ハワイ旅行での優待 旅行・出張時の現地でのサポート・各種手配 | |
海外旅行傷害保険(カッコ内は家族) | 海外旅行傷害保険 | 自動付帯 | 自動付帯(一部利用) |
傷害死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 1億円 ※内5000万は利用付帯 | |
傷害・疾病治療費用 | 1000万円 (200万円) | 300万円 | |
賠償責任 | 1億円(2,000万円) | 1億円 | |
携行品 | 1旅行100万・年間100万円(50万) | 1旅行50万・年間50万円 | |
救援者費用 | 500万円 (200万円) | 300万円 | |
家族特約 | ○ | - | |
航空機遅延費用保険 | 2万円(同額) | - | |
航空機預託手荷物遅延・紛失費用保険 | 4万円(同額) | - | |
外貨盗難保険 | 10万円 | - | |
国内旅行傷害保険 | 適用条件 | 自動付帯 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 1億円(1,000万円) | 1億円 | |
入院保険金(日額) | 5,000円(同額) | 5,000円 | |
手術費用保険金 | 5万~20万円 | 5万~20万円 | |
通院保険金(日額) | 3,000円 | 3,000円 | |
家族特約 | ○ | - | |
ショッピング保険 | 年間最高補償額 | 500万円 | 500万円 |
1事故当り自己負担額 | 3,000円 | 3,000円 | |
補償期間 | 90日間 | 90日間 | |
その他保険 | 交通事故傷害保険/賠償責任保険付き ゴルファー保険 | - | |
医療関連 | 健康・医療・介護の相談 健康診断の割引 | - | |
電子マネー(ポイント付与対象) | SMART ICOCA | 楽天Edy SMART ICOCA | |
マイル移行 | 移行先 | ANAのみ | ANAのみ |
獲得レート | 1.5% | 1.0% | |
移行手数料 | 無料 | 無料 | |
空港ラウンジ | 国内外1,000ヵ所以上 | 国内外1,000ヵ所以上 | |
プライオリティ・パス | プレステージ会員が無料 | - | |
空港手荷物無料宅配 | 往復 | 帰国時 | |
ブランドショップ | プライベートショッピング・グッズ・シャンパンサービス等 | - | |
その他ラウンジ | ダイナースクラブ銀座ラウンジ 大丸東京店のラウンジ 京都ラウンジ | - | |
乗馬無料 | 年4回 | - | |
ホテル・レストラン等の優待 | ◎ | ○ | |
ゴルフ特典 | ○ | ○ | |
キャンペーン | - | ○ |
ANAダイナースカードはANAワイドゴールドカードとダイナースの魅力が融合したクレジットカードです。
有効期限無期限のポイントでじっくりとANAマイルを貯められて、充実のフライト・継続ボーナス、豊富なダイニング・トラベル特典、お得な入会キャンペーンが魅力的です。
ANAダイナースプレミアムは年会費がANAダイナースカードの約5.74倍だけあって、ベネフィットは格段に秀でています。
カード利用額、ANAの搭乗頻度、旅行の年間回数によっては、むしろプレミアムカードの方がお得になるポテンシャルを兼ね備えています。
また、ステータス性、利用による満足度も格段に優れています。
基本的には年会費の違いを超えるベネフィットを享受できるか否かで選択することになります。
コストパフォーマンスに優れたANAカード一覧
これまで複数の角度からANAの種類を一覧で解説してきました。結局どれがいい?と迷う方もいらっしゃるでしょう。
そこで63枚のクレジットカードを保有した経験があり、年会費の最高額は118万円の専門家が、コストパフォーマンスに優れたANAカードを一覧でご紹介します。
- 寝かすならANA一般カード7枚をフル保有
- メインカードとして利用でコスパ重視ならVISA / Mastercard
- リボ払いの運用がOKならソラチカカード / ソラチカゴールドカード
- 無期限でマイルを貯めたいならANAアメックス
- コース料理1名分無料サービスをよく使うならANAダイナースカード
- 航空券購入額が大きいならANAアメックスゴールド
なお、ANAカードは1枚だけというわけではなく、複数種類を持つことが可能。最大で9枚を同時保有可能なので、迷ったら2枚持ちも選択肢です。
以下、おすすめの理由についてブレイク・ダウンします。
寝かすならANA一般カード7枚をフル保有
ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
メインカードとして利用でコスパ重視
メインカードとしてANAカードを活用する場合は、マイ・ペイすリボの活用で高還元となるANA VISAカード、ANA Mastercardがおすすめです。
プレミアムカード以外は年会費も安くなるので、キラリと光るエクセレントなコストパフォーマンスが輝きを放っています。
年会費の割引、2年に1回マイル移行することを考慮した年間維持コスト(税抜)、マイル付与率の比較をまとめると下表の通りです。
項目 | 一般 (交通系 ※) | ワイド | ゴールド | プレミアム | |
---|---|---|---|---|---|
年間コスト(2年に1回マイル移行) | 4,025 (3,751) | 9,275 | 9,500 | 80,000 | |
家族カード1枚込 | 4,500 (4,226) | 10,250 | 12,000 | 84,000 | |
マイル付与率(最大) | 一般加盟店 | 1.3% | 1.3% | 1.3% | 1.8% |
特約店 | 2.3% | 2.3% | 2.3% | 3.8% | |
ANA航空券等 | 2.3% | 2.3% | 2.3% | 3.8% | |
ポイント有効期限 | 2年 | 2年 | 3年 | 4年 |
※Suica、TOKYU、nimoca
入会キャンペーンは他の国際ブランドと比較して見劣りますが、長い目で見るとハイスペックの還元がジワジワと効いています。
公式サイトANA VISAカードの公式キャンペーン
コンビニATMでの繰り上げ返済の手間を許容できる場合は、ソラチカカード、ソラチカゴールドカードが選択肢です。
ソラチカ一般カードは最大1.54%、ゴールドカードは最大1.5625%となるので、手間をかけるのも選択肢です。
リボ払いの運用がOKならソラチカカード / ソラチカゴールドカード
リボ払いの駆使、コンビニATMでの繰り上げ返済の手間を許容できる場合は、ソラチカカード、ソラチカゴールドカードも有力候補です。
JCBスターメンバーズが適用されて、年間のショッピング利用金額が一定以上になると、翌年度のポイント還元率がアップします。
前年度の年間利用額 | ステージ | ボーナスポイント | ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|---|
50万円以上 | スターβ | 10% | 0.03% | 1.03% |
100万円以上 | スターα | 20% | 0.06% | 1.06% |
300万円以上 (ゴールドのみ) | ロイヤルα | 25% | 0.075% | 1.075% |
ソラチカカードは交換を工夫するとボーナスポイント分は1.5倍のレートで交換できます。
年間利用額に応じたボーナスポイントは、そのままANAマイルに交換すると1ポイント3マイルです。
しかし、ボーナスのOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルと交換すると、1ポイント4.5円になっちゃいます!
したがって、ソラチカ一般カードは最大1.09%、ゴールドカードは最大1.125%となります。
- ソラチカカード:年100万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.09%=1.09%
- ソラチカゴールドカード:年300万円以上利用時、通常1%+ボーナス0.1125%=1.1125%
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードは自動リボ払いサービスの「スマリボ」を活用すると、更に高還元で得することが可能です。
スマリボは基本的にはANA JCB一般カード、ソラチカカードを寝かす場合に、年会費が割引になってお得なサービスです。
しかし、繰り上げ返済の手間を許容できるなら、メインカードとしてガンガン活用する場合でもお得な制度です。
スマリボを設定すると、通常ポイント・マイルとは別に通常0.3%ANAマイル相当のOki Doki ボーナスポイントを得られます。
+1倍のOki Dokiボーナスポイント=3マイル(0.3%)
これをOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルという「新ソラチカルート」でANAマイルに移行すると、1.5倍の0.45%のANAマイルとなります。
したがって、ソラチカカードのANAマイル還元率は、最大で一般カード1.54%/ゴールドカード1.5625%となります。
前年度の年間利用額 | 基本還元率 | 新ソラチカルート ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|
50万円未満 | 1% | 0.45% | 1.45% |
50万円以上 | 1% | 0.495% | 1.495% |
100万円以上 | 1% | 0.54% | 1.54% |
300万円以上 (ゴールドのみ) | 1% | 0.5625% | 1.5625% |
なんと年会費155,000円(税抜)のANAダイナースプレミアムを凌駕する高水準に昇華しますよ!
新ソラチカルートの活用によって、日常のカードショッピングでANAマイルをザクザクと獲得できてファンタスティックです。
公式サイトソラチカカード 公式キャンペーン
スマリボを活用した還元率UPの方法の詳細については、以下で解説しています。
無期限でマイルを貯めたいならANAアメックス
ビジネスクラス・ファーストクラス特典航空券に向けて、期限に追い立てられずじっくりとマイルを貯めたい場合、有効期限無期限でマイルを貯められるANAアメリカン・エキスプレス・カードがおすすめです。
年会費は7,000円(税抜)で、追加で6,000円(税抜)を支払うとポイントの有効期限が無期限になります。
公式サイトANAアメックス 公式キャンペーン
コース料理1名分無料サービスをよく使う
ANAダイナースカードは、ダイナースクラブカードと共通の特典を利用できるのがメリットです。
ジャンル | 優待サービス内容 |
---|---|
グルメ | 所定のコース料理を2名以上利用で1名無料(エグゼクティブ ダイニング) 草喰なかひがし等の名店を予約できる「ダイナースクラブ ごひいき予約」 予約困難店で食事できるWishダイニング 1人用のお得な優待プラン「ごほうび予約」 料亭の予約代行(料亭プラン) カード不要の「スムーズ ダイニング」 おもてなしプラン、ナイトイン銀座 ダイナースクラブのお取り寄せ アラン・デュカスのレストラン優待、ひらまつ優待 |
トラベル | 国内外1,000ヵ所以上の空港ラウンジ (年10回無料) 年2個の手荷物無料宅配 (帰国時) 国内外のホテル・旅館の宿泊優待、Hotels.com割引、クラブホテルズ ハワイ旅行での優待 旅行・出張時の現地でのサポート・各種手配 最高1億円の旅行保険 海外旅行保険プラス ダイナースクラブ共通の優待特典 |
エンタテイメント ・ライフ | コナミスポーツクラブや人間ドック優待 ヘリコプター優待、乗馬優待 ダイナースクラブのイベント ダイナースクラブ チケットサービス ホテル内フィットネス優待、CLUB100、プライベート看護 ダイナースクラブ ポイントモール |
ゴルフ | プライベートレッスン優待 名門ゴルフ場の優待予約 ダイナースクラブカップ |
保険 | スマホも対象のショッピング保険 |
特にメリットが大きいのはコース料理1名分無料サービスのエグゼクティブ・ダイニングです。アラン・デュカスの「ビストロブノワ」など、ダイナース限定の店舗も存在。
コース料理1名分無料サービスの利用可能店舗数は競合サービスと比較すると多く、ダイニングに強みがあるダイナースらしくなっています。
- ダイナース プレミアム エグゼクティブダイニング:約380店舗
- ダイナースのエグゼクティブダイニング:約280店舗
- 招待日和系のサービス(ゴールドダイニング、2 for 1 ダイニング、Taste of Premium等):約230店舗
- ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン:約150店舗
- JCBのグルメ・ベネフィット:約130店舗
- 三井住友プレミアムカードのプラチナグルメクーポン:約100店舗
最高峰のダイニング特典、国内外1,000ヵ所以上の空港ラウンジ、充実の付帯保険を重視する場合は、ANAダイナースカードを作成しましょう。
ANAダイナースカードの入会キャンペーンは、大量のANAマイルを得られる点も魅力的です。
公式サイトANAダイナースカード 公式キャンペーン
広い範囲で家族カードを発行したい場合や、航空券購入額が大きい方
ANAカードの家族会員の範囲は、発行するクレジットカード会社によって異なります。
本会員と生計を同一にする配偶者・両親・18歳以上の子供は、確実に家族カードを発行できる点は共通しています。
別居の既婚の子供などにも家族カードを発行したい場合、家族カードの範囲が広いANAアメックスゴールドがおすすめです。
これは他社ANAカードにはない利点であり、SFCの家族カード発行時に大きな効力を発揮します。SFC会員の家族がSFC修行なしでANA上級会員の資格を得られます。
SFCの主要なメリットの一つであるANAラウンジ/スターアライアンスラウンジは、1会員あたり1人まで同伴者が無料なので、夫婦で2枚持てば、子供が2人いても全員ANAラウンジに入れます。
また、航空券の購入金額が大きい場合、合計で3%還元の特典があるので、ANAアメックスゴールドの作成が選択肢です。
豪華絢爛な入会キャンペーンも魅力的となっています。