1回たりとも飛行機に乗らずにANAのSFCを取得する方法がたった一つだけあります。
既存のANAスーパーフライヤーズ会員に家族カードを発行してもらうという方法です。
実際に私は一度たりともANAに搭乗しておらず、プレミアムポイントはゼロの状態でSFC会員になることができました。
ANA SFCの最速取得方法である家族カードは威力絶大ですが、注意点も存在しています。メリット・デメリットについて保有経験にもとづいて解説します。
なお、Visa・Mastercardについては、2022年に改悪がありました。
家族カードで搭乗0でANA上級会員になれる
ANAスーパープライヤーズカードの大きなメリットの一つは、家族カード会員もSFC会員になれる点。副次的な利点として、家族カードでもかなりの部分で本会員と同一の特典を享受できます。
年会費も本会員と比較すると安いので、配偶者・親・子供がいて飛行機に搭乗する機会がある場合は大いなるメリットがあります。
SFCの本会員・家族会員の基本年会費は下表のとおりです。
カードの種類 | 税抜年会費(カッコ内は家族会員) | ||
---|---|---|---|
SFC一般カード | SFCゴールド | SFCプレミアム | |
ANA Visaカード | 10,250円 (5,100円) | 15,000円 (7,500円) | 80,000円 (4,000円) |
ANA Mastercard | 10,250円 (5,100円) | 15,000円 (7,500円) | - |
ANA JCBカード | 10,250円 (5,100円) | 15,000円 (7,500円) | 70,000円 (4,000円) |
ANA アメックス | - | 31,000円 (15,500円) | 150,000円 (4名無料) |
ANA ダイナースカード | - | 28,000円 (10,500円) | 155,000円 (無料) |
各SFCの比較
SFCの家族カードもANAの上級会員資格を得られて、スターアライアンス ゴールドとほぼ同一の特典を享受することが可能です。
驚異的なフライトゼロでの永久上級会員取得はファンタスティックですね。OKA-SINタッチもシドニータッチも行う必要がありません!
制度変更がない限りは半永久的にANAプレミアムメンバーのプラチナ会員とほぼ同様のベネフィットを受けられます。
実際に私もこの恩恵を受けており、なんとANAに一度も搭乗実績がない年にSFCを獲得することが可能でした。
飛行機にたくさん乗らなくても、至れり尽くせりの上級会員資格を獲得・維持でき、安全管理が卓越した世界有数のエアラインであるANAにお得に搭乗できます。
特典航空券の枠の優遇、ANAラウンジ、優先チェックイン、優先保安検査場、手荷物取り扱いの優遇、優先搭乗、専用デスクなどを享受できます。
しかもANAだけでなく、世界最大の航空連合スターアライアンスGOLDの資格も獲得できます。
したがって、ユナイテッド航空・シンガポール航空・タイ国際航空・ルフトハンザドイツ航空などでも、ラウンジ利用・優先保安検査場・優先チェックインカウンター利用などの特典が受けられます。
日本航空にも似たようなJALグローバルクラブという制度があり、こちらもJGCカードの家族会員になれば、0フライトでJALならびにワンワールドの上級会員になれます。
ANA、JALの日本ビッグ2は、家族会員もエアラインの特別ステータス会員として豊富な特典を享受できます。
クレジットカードの家族カードを発行すれば上級会員資格を無条件に維持できる制度は世界的に稀有です。
家族の絆が重視される日本ならではの制度となっており、絶大なメリットがあります。
わが国を代表する航空会社であるANA、JALだけの仕組みであり、日本在住者の特権といっても過言ではない流麗なクレジットカードです。
両親・兄弟姉妹・親戚でも家族カードを発行可能
一般的にはクレジットカードの家族カードを発行するのは、配偶者、子供というケースが多いでしょう。
しかし、中には親、兄弟姉妹、内縁・事実婚のパートナー等に家族カードを発行したいという方もいらっしゃるでしょう。特に既婚の姉妹など名字が違う場合は果たしてOKか大いに気になりますね。
SFCの場合、家族カード会員もANA・スターアライアンスの上級会員になれるので、その威力は絶大です。
この点、クレジットカードの発行会社によって家族カードを申し込める範囲が異なっています。
共通のルールとして、本会員と生計を同一にする配偶者・両親・高校生を除く18歳以上の子供は、家族カードを発行できます。親・子供は生計が同一なら別居でもOKが原則です。
また、ANAアメックスゴールド、ANAアメックスプレミアムの場合、兄弟姉妹、内縁・事実婚のパートナーでも家族カードを発行できます。名字が異なっていても無問題。
現状では家族会員の身分証明書は不要であり、原則として生計が同一と証明できる書類(健康保険や世帯が同一の証明書)などの郵送も不要です。
ただし、当たり前の話ですが、家族カードの利用分は本会員が支払う必要があります。
本会員はカード決済を許可していないという理由で家族会員の利用金額の支払いを拒否することはできません。
つまり、SFCは上級会員取得のためだけに発行したのであり、カードショッピングは許可していないという抗弁はカード会社には100%通用せず、家族カード利用分も本会員に弁済義務が生じます。
家族カードと本会員の利用可能枠は共通なので、例えば利用限度額が500万円の場合、家族会員も500万円使えます。
そうした支払い義務を負う中でカードを渡す信頼関係がないと発行できないため、それが歯止めになっているのでしょう。
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家族カードは本会員、ラウンジカードは家族会員の住所に届く
別居の家族分のSFC家族カードを申し込んだ場合、クレジットカード本体は本会員の住所に届くので、家族に手渡しましょう。
スターアライアンスの空港ラウンジ等で提示するANAスーパーフライヤーズ ラウンジカードは、直接、家族会員の元に届きます。
家族カードのラウンジカードはプラチナステータスではなく、スーパーフライヤーズカードのタイプとなります。
ステータスが切り替わったらすぐにANAスーパーフライヤーズ ラウンジカードが送られてきて、以降は毎年自動的に郵送されます。
なお、カードが届く前にANA会員画面、スマホアプリでステータスの切り替えを確認できます。
SFCが手元にない状態でも、ANAはもちろんスターアライアンスの飛行機に搭乗したら、スターアライアンスのゴールド会員としてのベネフィットを享受できます。
デメリット
SFC 家族カードのデメリットは本会員の動向に左右される点です。あくまで付随カードなので、本会員カードが使えなくなった場合、家族カードも利用不可能になります。
主なデメリット
- 本会員カードが無効になった場合、家族カードも自動退会
- 家族カードの解約は本会員の意思で可能
本会員が経済的に苦しくなりカード利用停止・退会などになった場合、家族カードも利用不可能になります。
また、関係が悪化した場合、本会員の意思で一方的に家族カードを解約することが可能です。
私も自分のSFC 本会員カードがベストと考えて、JGCプレミアの期限が切れる2021年にSFC修行を行って本会員カードを取得する予定でした。
実際にはプレミアムポイントのキャンペーンがあった2020年に前倒しで取得し、2021年はANAプレミアムメンバーステータス獲得チャレンジを実施!
SFCの最速取得方法:家族会員のまとめ
SFCを最速、ANAフライト0回で取得する方法は、既存のSFC会員の家族カードを発行することです。
ANAアメックスゴールドの場合、家族会員の範囲が広いので、親が非会員でも兄弟姉妹にSFC会員がいる場合は、お願いしてみてはいかがでしょうか。
破格の条件となっており、至福の雨を降らせる制御不能のレインメーカーという様相を呈しています。
今後はANAスーパーフライヤーズの制度が見直される可能性は十分にあります。しかし、現状では黄金の橋が開通しており、ゴールデン・ルートを歩むことが可能です。
高速の最短でSFCを取得したい方は、ぜひANAアメックスゴールドの活用を検討してください。
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