ミニストップがバーコード決済サービスを導入します。
楽天ペイ、LINE Pay、PayPayが2018年12月17日0時から導入されて、日本国内のミニストップ全店で利用可能になります。
期間限定の楽天ポイントを楽天ペイで消化できる点、ポイント二重取りが可能である点が特に大きなメリットです。
Apple Pay、おサイフケータイ、Google Payにはない利点があり、活用すると家計が頑健化してライフハックに資するサービスです。
ミニストップでクレジットカード、電子マネーWAONに加えて、QRコード決済が幅広く導入されました。
決済には多様な手段があり、どれが最もお得なのかが気になりますよね。ミニストップでの決済方法の違いについて比較します。
目次
ミニストップの多様な決済方法はナイス
これまでミニストップでは現金以外ではクレジットカード、電子マネーが利用可能でした。
クレジットカードは、Visa、Mastercard、JCB、アメックス、ダイナースの5大国際ブランドに加えて、インバウンドに対応して銀聯(UnionPay)にも対応しています。
世界6大国際ブランドを網羅しています。
電子マネーではWAON、JMB WAONだけではなく、iD、QUICPay、楽天Edy、交通系電子マネーに対応しています。
プリペイド型(事前チャージ方式)の交通系ICカードは、特に利用者が多いでしょう。具体的には、Suica、PASMO、ICOCA、SMART ICOCA、TOICA、manaca、Kitaca、SUGOCA、nimoca、はやかけん等です。
iD、QUICPayを登録したApple Pay、Google Payも利用可能です。もちろん、モバイルSuica、Apple PayのSuica、Google PayのSuicaも同様です。
ミニストップは決済手段の多様化が進んでおり、高く評価できるクオリティでした。
この度は新たに普及が進行しつつあるバーコード決済を導入します。
スマホ等のモバイル端末でアプリを起動して、決済用のバーコードを表示させることで、代金を支払うことができる仕組みです。
バーコード決済は、既存のキャッシュレス決済手段であるクレジットカード、デビットカード、電子マネー、国際ブランド搭載型プリペイドカード等には抵抗がある方に利用してもらう手段として着目されています。
主なPayサービスについては以下にまとめています。

バーコード決済のメリット
期間限定の楽天ポイントを利用可能
ミニストップのQRコード決済対応の最大のメリットは、楽天ペイ(アプリ決済)を使うと期間限定の楽天ポイントを利用できる点です。
小口の期間限定の楽天ポイントを消化するために、楽天市場でいちいちお買い物するのは面倒です。
しかし、楽天ペイを利用することで、ミニストップで小口の期間限定ポイントを使えるようになってファンタスティックです。
PayPayポイントを利用可能
Yahoo!ショッピング、LOHACO、ヤフオク!、ソフトバンク等のボーナスで貯まるのも、期間固定VポイントではなくPayPayポイントになりました。
ソフトバンクやワイモバイルのユーザーの方、Yahoo!ショッピングをよく使う方の場合、貯まるPayPayポイントをリアルのコンビニで消化できるのが大きなメリットです。

PayPayポイントには複数の種類があり、やや複雑となっています。各残高の違いについては、以下で比較しています。

利用による還元
ミニストップが導入する楽天ペイ、LINE Pay、PayPayのメリットは、利用によって0.5%程度の還元を享受できます。
- 楽天ペイ:0.5%の楽天ポイント
- LINE Pay:LINE Pay マイカラープログラムに応じて0.5%~2%のLINEポイント
- PayPay:1.5%のPayPayポイント
更にワクワクペイペイ等のお得なキャンペーン開催時は10%といった還元を享受できてファンタスティックです。

PayPay(iPhone・Android)を使うと大変お得です。
ポイント二重取りが可能
また、クレジットカードを登録して、クレカ決済にてQRコード決済サービスで支払った場合、基本的にはポイントやマイル付与の対象となります。
利用が増えると改悪されて付与対象外となるリスクが高いですけれども、サービス開始からしばらくは付与対象でポイント二重取りができる傾向となっています。
訴求力の高いポイント二重取りが可能です。将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
楽天カード&楽天ペイの組み合わせなら、楽天ポイント二重取りが可能で合計1.5%還元となります。
PayPayの場合、年会費無料カードのPayPayカードがおすすめです。他にメインカードがある方でも、サブカードとして使うと家計が助かります。
基本1%、Yahoo!ショッピングで合計5%とパワフルです。
nanacoチャージで0.5%のポイントも付くので、nanacoチャージ用のクレジットカードとしても活用できます。


その他、お得なクレジットカードの入会キャンペーンが多数開催されています。

私はPayPayにラグジュアリーカードを登録しているのですが、しっかりとポイントを獲得できています。
この時期のラグジュアリーカードは1,000円あたり1ポイントが付与されます。海外分はポイント2倍。
571,183円を利用して574ポイント(3ポイントは海外利用分)を獲得できました。
PayPayで使えるクレジットカードは、VisaとMastercardの2種類です。
クレジットカードが無くても使える
楽天ペイはクレジットカードの登録が必須となっていますが、LINE Pay、PayPayはクレジットカードがなくても利用可能です。
LINE PayやPayPayは銀行口座などからチャージすることが可能となっています。
バーコード決済サービスは、未成年の学生でも利用可能です。
おサイフケータイやApple Payがないスマホで便利
楽天ペイ、LINE Pay、PayPayはアプリをインストールできるスマートフォン・タブレット(Android・iOS)ならどれでも利用可能です。
OSの要件は厳しくなく、3~4年前のiPhone、Androidスマホでも利用できるアプリが大多数です。
おサイフケータイ/Google Pay、Apple Payがないスマホ、昔の端末をずっと使っている方は、モバイル決済手段が一つできることになります。
機種変更時の手続きが簡便
おサイフケータイが面倒なのは、機種変更時のデータ移行です。
特に事前にチャージするプリペイド式の電子マネーの場合は、データ移行を忘れて残高がパーになる事態を避ける必要が生じます。
Apple Payはこの点が上手く工夫されていて、機種変更時も自動的に前に使っていたクレジット4枚を一気に登録できます。
また、クレジットカードを再びカメラで読み込ませて、メッセージ等にて本人認証するだけでOKなので簡便です。

バーコード決済サービスもデータ移行の手間が小さく、機種変更後の新しいスマホで、同じ携帯電話番号やID等のサービスと紐付いている情報でログインするだけで使えるようになるのが原則です。
ちなみにミニストップと同様にPayPayのスマホ決済を検討している店舗は、PayPay新規申し込みページから手続きできます。
ミニストップのモバイル決済対応のデメリット
ミニストップのモバイル決済サービスへの対応は高く評価できるものの、物足りない点も存在しています。最大のデメリットは、Origami Payに対応していない点です。
Origami Payはアプリにクレジットカードを登録して、アプリでクレカで支払えるスマホ決済サービスです。
複数のクレジットカードを登録できるので、使用するクレジットカードを変更することも可能です。
https://www.youtube.com/watch?v=yYm9GFiBLaI
Origami Payは、ローソン、丸井グループのSC・モディ、白遊空間、ロフト、パルコ、PARCO_ya、阪急メンズ東京、ロクシタン、アーバンリサーチ、コンバース、AOKI、ポーターなどで利用可能です。
2017年6月1日からは、ケンタッキー・フライド・チキン(首都圏・関西の一部の店舗)で利用可能になりました。
2017年8月25日からは、和民、坐・和民、ミライザカ、TEXMEX FACTORYでも使えるようになりました。
Origami PayはPayPayとは異なり、決済額に応じてポイントが貯まる仕組みはありません。クレジットカードのポイント等のみです。
しかし、2%OFFや初回50%割引など、店舗が独自の割引を行っているのが大きなメリットです。
ロフトではOrigami Payで支払うと無期限で2%OFFになります。また、10%OFFキャンペーンを定期的に開催しています。ちなみにロフトではロフトカードというクレカもお得です。

また、お得なキャンペーンを定期的に開催しており、オリガミペイの支払いだと得できるのがメリットです。
2017年11月24日(金)以降の月末のプレミアムフライデーは、Origami Payを利用すると、多くの店舗にて10%OFFで利用できるようになりました。
2018年3月は1,001円以上オリガミペイで支払うと、1,000円OFFになるクーポンが配布されました。
ローソンではオリガミペイ導入を記念として、コーヒーが無料でもらえるキャンペーンが開催されました。
- 2018年9月11日~9月30日:毎日1杯マチカフェコーヒ(S)無料
- 2018年10月15日~10月31日:毎日1杯マチカフェコーヒ(M)無料
Origami Payアプリを起動するとキャンペーン用のバーコードが表示されるので、スタッフに提示すればOKです。
その他、オリガミペイの詳細は以下で精緻に分析しています。

ミニストップはQRコード決済の中でも2%割引や定期的なキャンペーンが魅力的なオリガミペイに非対応なのが最大のデメリットです。
ミニストップで他におすすめの支払い方法
ミニストップでQRコード決済/バーコード決済サービスが使えるようになりました。
しかし、日本にお住まいの方にとって重要なのは、果たしてアプリでの支払いが他のクレジットカードや電子マネー、金券と比較してお得なのかです。
この点、ミニストップでは他にお得な決済方法があります。特にエッジ・優位性があるのは、クレジットカードと電子マネーの組み合わせです。
リクルートカード+楽天Edy
クレジットカードでチャージしたnanacoで、セブン-イレブンにてクオカードを買うのは面倒という方は、シンプルにリクルートカード+楽天Edyの組み合わせもおすすめです。
リクルートカード(VISA/Mastercard)は、年会費無料で1.2%の高還元です。楽天Edyへのチャージもポイント付与の対象です。JCBだとNGである点に注意しましょう。
電子マネーチャージ利用分は、1枚あたり合計で月30,000円までがポイント付与の対象となります。
月3万円まではEdyチャージ時に1.2%、利用時に0.5%で合計1.7%還元となります。

JCBの場合はEdyチャージはできませんけれども、nanaco、モバイルSuicaへのチャージはポイント付与の対象です。
実際にJCBとMastercardの2枚のリクルートカードで電子マネーチャージしたところ、月6万円(720ポイント)まではしっかりと獲得できました。

しかも、カード利用で貯まるリクルートポイントを小口で消化できるのが大きなメリットです。楽天Edyへのチャージはリクルートカードがベストです。
リクルートポイントはじゃらん、ホットペッパーグルメ、ホットペッパーティーなどのリクルートのサービスで、1ポイント1円で使えます。
また、リクルートポイントはPontaポイントと1ポイント単位で等価交換(1対1)が可能です。しかもリアルタイムに交換できます。
Pontaポイントはローソン、ケンタッキー、GEO、シェル、ビックカメラ、コジマ、ピザハット、ライフなどにて1ポイント1円で使えるので便利です。
ポンタは普通に使うと1ポイント1円ですが、ポン活で「ローソンお試し引換券」を使うと、20~110ポイントで多種多様な商品と代えられます。
Loppiお試し引換券でPontaを使うと、1ポイント1.5~3円の価値が出ます。つまり、リクルートカードの実質的な還元率が1.8~3.6%となります。
電子マネー利用時はJCBと2枚持ちすると月6万円まで電子マネーチャージが1.2%還元となってパワフルです。
リクルートカードは総合的にお得なクレジットカードであり、活用すると家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。その他、詳細は以下にまとめています。

専門家がおすすめのJCBカードでもあり、実際に発行して使い倒したところ、日々のお買い物や電子マネーチャージでザクザクとポイントを得られました。

リクルートカードは6,000円以上のポイントを獲得できるお得なキャンペーンを開催しています。
ビックカメラSuicaカード+Suica
ビックカメラSuicaカード+Suicaの組み合わせも高還元でおすすめです。
カードタイプのSuicaの場合は、駅やビックカメラに設置されているATM「ビューアルッテ」でチャージする必要があります。
しかし、オートチャージ設定を行えば、クレジットカードが手元になくても自動的にチャージされます。
Apple PayのSuica、モバイルSuica、Google PayのSuicaなら、一度設定すれば後はクレジットカードは手元になくてもスマホだけでサクッとチャージできます。
ビューカードの中で年会費が緩い条件で無料になる稀有なクレジットカード「ビックカメラSuicaカード」は、Suicaチャージで1.5%還元となります。
年会費は年1回の利用で無料になります。この利用にはSuicaチャージも含まれるので、年会費無料で維持するのは至極容易です。
ビックカメラSuicaカードは一般加盟店でクレジット決済した場合も1%と高還元です。
しかも、SuicaチャージならVIEWプラスが適用されて1.5%還元となるので、対応店舗ではSuica払いした方がお得です。
リクルートカード+Edyの1.7%還元と比較すると0.2%低くなりますが、ビックカメラSuicaカードはSuica機能もあるので、1枚のカードで完結するのがメリットです。
また、SuicaはJR東日本グループの電子マネーなので、ビューカードによるSuicaチャージの還元率は、改悪リスクが小さいのもメリットです。
ビックカメラSuicaカードは年会費が年1回の利用で無料、基本還元率1%、Suicaチャージ・JR東日本の定期券やきっぷ等の購入は1.5%還元と魅力的なクレジットカードです。

Suica、モバイルSuicaへのチャージは、年1回の利用(Suicaチャージを含む)で年会費が無料となり、還元率が1.5%と高還元のビックカメラSuicaカードがおすすめです。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、ビックカメラSuicaカードがSuicaチャージにおすすめとおっしゃっていました。

クレジットカードのレジェンドがプライベートでも保有するのがビックカメラSuicaカードです!
活用すると家計改善に大活躍してくれるクレジットカードであり、大量のポイントが得られるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
その他のビューカードでは、アトレ等のJRE CARD優待店・ルミネを使うなら3.5%還元のJRE CARD、そうでなければボーナスポイントのビューカード スタンダードが魅力的です。
クレジットカード
バーコード決済などのモバイル決済サービス、楽天EdyやSuicaの活用が面倒な場合は、シンプルにクレジットカードでの支払いが有効です。
イオンカードだとミニストップはいつでもポイント2倍で1%還元となります(イオンカードの種類)。

年会費無料のおすすめクレジットカードについては以下にまとめています。

還元率が高いおすすめクレジットカードについては以下で丹念に分析しています。

飛行機に乗る機会がある方なら、マイルが貯まるクレジットカード、航空系クレジットカードがお得です。
JALマイルが貯まるクレジットカード、ANAマイルが貯まるクレジットカードの他、ダークホースとしてはマイレージプラスカードもバリューが高いです。
ポイントやマイルに興味がない方は、キャッシュバックのクレジットカードがお値打ち。ポイントを貯めて交換という作業も省きたい場合、自動キャッシュバックのクレジットカードだと手間フリーです。
クレジットカードの諸々のファクターに着目してランキングを作成しました。

高級カードになるとコース料理1名分無料サービス、空港ラウンジ、手荷物無料宅配、コート預かりなどの充実した特典が魅力的です。

おすすめのゴールドカードについては、ゴールドカードのランキングをご参照ください。年会費無料のゴールドカード、年会費が安い格安ゴールドカードもあります。
これらの中でも特に優れたゴールドカードは以下で丹念に論述しています。

クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめゴールドカードは以下でご紹介しています。

おすすめのプラチナカードについては、プラチナカードのランキングをご参照ください。その中でも特に特筆に値するカードは以下で徹底的に解説しています。

クレジットカードの頂点であるブラックカードについては、以下で精緻に分析しています。

数多くのブラックカードの中から日本で発行されているカードのランキングを以下にまとめました。

実際にブラックカードを活用したところ、お金では買えない類稀なエクスペリエンスが可能でした。

国際ブランドごとのおすすめクレジットカードについては、Visa・Mastercard・JCB・アメックス・ダイナースにまとめています。
多様な項目での最強のクレジットカード、その中で特にお得な一枚については、以下で論述しています。

日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。

クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。

ミニストップ以外のコンビニでお得なクレジットカードについては、以下で徹底的に解説しています。

デビットカード
クレジットカードの作成が難しい場合や使い過ぎるという方は、デビットカードも候補となります。
年会費無料で基本還元率が最も高いデビットカードは、楽天銀行デビットカードであり、1%で楽天ポイントが付与されます。
JCBブランドは1種類、VISAブランドは楽天銀行ベーシックデビットカード、楽天銀行シルバーデビットカード、楽天銀行ゴールドデビットカードの3種類です。

イオン銀行のデビットカードは還元率0.5%でイオンでの5%OFFの特典があります。

現金還元を重視しており、ポイント還元ではなくキャッシュバックがいい場合は、ネット銀行だとソニー銀行の「Sony Bank WALLET」が候補となります。
優遇プログラム Club S のステージに応じて、利用額の0.5%~2.0%がキャッシュバックされます。上限は20万円/月です。


GMOあおぞらネット銀行のデビットカードは1円からキャッシュバックされて、ポイントを貯めて交換という手間が不要です。
還元率は一律で0.6%なので、Sony Bank WALLETだと還元率が0.5%になる方は、GMOあおぞらネット銀行の方が高還元です。

住信SBIネット銀行のVisaデビットカードはいつでも0.6%の還元で、会員制度スマートプログラムのランクアップに役立つのがメリットです。

Mastercardデビットカードであるミライノデビットは0.8%還元、ミライノデビット PLATINUMは1.0%還元です。
その他、おすすめのデビットカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。


