個人向けのアメックスのプロパーカードのうち、自分で申し込める代表的なカードは、アメックス・グリーンとアメックス・ゴールドです。
アメックス・グリーンはゴールドカード相当、アメックス・ゴールドは安価なプラチナカード相当のクレジットカードとなっています。特典が充実しており、高いステータスを誇っています。
グリーンとゴールドのどちらにするか迷う方もいらっしゃるでしょう。そこで、アメックス・グリーンとゴールドの違いについて、2023年の最新の状況を徹底的に比較。
私は8枚のアメックスカード保有経験があり、アメリカン・エキスプレス社よりアンバサダー・プログラムへの参加を認定されています。
アメックスを徹底的に活用して精通した経験に基づいて、どっちがいいかわかりやすく解説。まず結論として、アメックス・グリーンとゴールドの相違点を一覧にします。
サービス内容 | グリーン | ゴールド |
---|---|---|
年会費(本会員) ※税抜 | 12,000円 ※月会費1千円×12 | 29,000円 |
年会費(家族会員) ※税抜 | 6,000円 ※月会費500円×12 | 1人目無料 2人目以降12,000円 |
死亡・後遺障害(海外旅行保険) | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
傷害治療(海外旅行保険) | 100万円 | 300万円 |
疾病治療(海外旅行保険) | 100万円 | 300万円 |
救援者費用(海外旅行保険) | 200万円 | 400万円 |
賠償費用(海外旅行保険) | 3,000万円 | 4,000万円 |
携行品損害(海外旅行保険) | 30万円 | 50万円 |
航空便遅延費用補償(海外旅行) | - | ○ |
キャンセル・プロテクション | ○ | ○ |
スマートフォン・プロテクション | 年3万円限度 | 年5万円限度 |
ゴールド・ダイニング by 招待日和 | - | ○ |
継続特典 ザ・ホテル・コレクション・ 国内クーポン (15,000円) スタバドリンクチケット3,000円分 | - | ○ |
H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク | 平日のみ | 土曜の10~14時も可 |
海外旅行先での日本語サポート | グローバル・ホットライン | オーバーシーズ・アシスト |
プライオリティパスの利用料金 | 有料 | 年2回まで無料 |
ゴールド・ワインクラブ | - | ○ |
京都観光ラウンジ | - | ○ |
ザ・ホテル・コレクション 手荷物無料宅配 無料ポーター エアポート送迎 空港クローク | - | ○ |
ゴールド・カード会員限定イベント | - | ○ |
上表以外の項目については、アメックス・グリーンとゴールドは共通となっています。
家族会員1名無料、充実の付帯保険、コース料理1名分無料サービス、海外旅行でのサポート、年2回のプライオリティパス、京都観光ラウンジ等を重視する場合はアメックスゴールドがおすすめです。
他方、これらに魅力を感じない場合、コストパフォーマンスが良好なアメックスグリーンがお得です。
以下、アメックスグリーンとゴールドの相違点について、掘り下げて比較します。
目次
年会費の比較
アメックス・グリーンの年間保有コストは、本会員12,000円(税抜)、家族カード6,000円(税抜)です。
アメックス・ゴールドの本会員の年会費は29,000円(税抜)で、家族カードの年会費は1人目が無料、2人目以降は12,000円(税抜)です。
アメックス・ゴールドの年会費は高いものの、充実の特典にはコストを上回る価値があります。
夫婦で保有する場合は下表のとおりとなります。
カード名 | 本人会員 | 家族会員 | 合計 |
---|---|---|---|
アメックス・グリーン | 12,000円 | 6,000円 | 18,000円 |
アメックス・ゴールド | 29,000円 | 1名無料 | 29,000円 |
差額 | 17,000円 | 6,000円 | 11,000円 |
本人会員のみだと年間保有コストの差は税抜17,000円で、家族会員1名込みだと11,000円となります。
ETCカードの年会費は、グリーンもゴールドも無料です。会費有料というクレジットカードもある中で、無料で維持できるのはナイスですね!
ただし、新規発行の際には850円(税抜)の発行手数料がかかります。初回のみでカード更新時は不要です。
旅行傷害保険はゴールドが豪華
アメックス・グリーンもアメックス・ゴールドも旅行傷害保険が充実しています。保険はゴールドの方が充実しています。
海外旅行傷害保険
アメックス・グリーンは利用付帯です。アメックス・ゴールドは自動付帯で一部利用付帯による上乗せがあります。違いの比較は下表のとおりです。
補償項目 | アメックス・グリーン | アメックス・ゴールド |
---|---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 最高5000万 (家族1000万円) | 最高1億円 (家族1000万円) |
傷害治療費用 | 最高100万円 | 最高300万円 |
疾病治療費用 | 最高100万円 | 最高300万円 |
賠償責任 | 最高3000万円 | 最高4000万円 |
携行品損害 | 1旅行最高30万円 年間100万 | 1旅行最高50万円 年間100万 |
救援者費用 | 最高200万円 | 最高400万円 |
どちらも家族特約が付帯しています。比較は下表のとおりです。
補償内容 | アメックス・グリーン | アメックス・ゴールド |
---|---|---|
死亡・後遺障害 | 1000万 | 1000万 |
傷害治療 | 100万 | 200万 |
疾病治療 | 100万 | 200万 |
救援者費用 | 200万 | 300万 |
賠償費用 | 3000万 | 4000万 |
携行品損害 | 1旅行30万/年間100万 | 1旅行50万/年間100万 |
アメックス・ゴールドの方が上回っています。特に利用頻度が実用性が高くて重要性が高い治療費用(病院などの医療費)については3倍もの差があります。
アメックス・グリーンの場合、年会費無料で海外旅行保険が自動付帯のエポスカードやANA マイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカードをサブカードとして寝かせておけばカバーできます。
死亡・後遺障害以外の補償は上乗せされるので、これらは使わなくてもお得なクレジットカードです。
異なるカード会社が発行する海外旅行保険付きクレジットカードを複数所有している場合、死亡・後遺障害以外の保険金は、複数のクレカの補償額が合算されます。
国内旅行傷害保険
国内旅行傷害保険については、アメックス・グリーンもゴールドも内容は同一です。利用付帯で旅行代金を決済することが条件です。
具体的には、公共交通乗用具(航空機、電車、バス、タクシー等)または、募集型企画旅行などの料金を支払った場合に適用となります。
家族カード会員も本会員と同一の最高5000万円です。しかも家族特約が付帯しており、会員の家族も最高1000万円の補償がつきます。
カードフェイスはどっちもCool
アメックス・グリーンもゴールドも、カードフェイスは定期的にアップグレードサれています。
日本ではアメックスゴールドに金属製メタルカードは導入されていません。
アメックスビジネスゴールドは、日本でもメタルカードになっています。
アメックスゴールドが優れている付帯保険
アメックスグリーンにはなく、ゴールドカードのみに付帯している保険があります。
年5万円のスマートフォン・プロテクション
アメックスゴールドには、スマホが破損した場合の修理代金が年5万円まで補償される「スマートフォン・プロテクション」という制度があります。アメックスグリーンは最大で年3万円です。
海外の航空機遅延保険
アメックス・ゴールドのみ、搭乗した航空便の遅延、航空便に預けた手荷物の遅延などによって、負担する必要が生じたホテルの客室使用料、食事代、衣料購入費などが補償されます。
しかも嬉しい自動付帯。国内は対象外で、海外が対象です。この保険は他社ゴールドカードでは珍しい保障です。以下の場合に2万円または4万円の保険金が出ます。
名称 | 補償内容 | 保険金額 | 保険金が出る場合 |
---|---|---|---|
乗継遅延費用保険金 | 客室料・食事代 | 2万円限度 | 乗り継ぎ地点までの航空便遅延によって、 実際の到着時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
出航遅延費用等保険金 | 食事代 | 2万円限度 | 出航予定時刻から4時間以内に代替便を利用できなかった場合 |
寄託手荷物遅延費用保険金 | 衣料購入費等 | 2万円限度 | 到着後6時間以内に手荷物が届かなかった場合で、 目的地において衣類や生活必需品を購入 |
寄託手荷物紛失費用保険金 | 衣料購入費等 | 4万円限度 | 到着後48時間以内に手荷物が届かなかった場合、 紛失とみなして到着後96時間以内に購入 |
アメックスゴールド限定の特典
アメックスゴールドにはグリーンにはないベネフィットが付帯しており、活用すると年会費を超える価値を享受できます。
18,000円相当のカード継続特典
アメックスゴールドはカード更新時に、ザ・ホテル・コレクション・ 国内クーポン
(15,000円)、スタバドリンクチケット3,000円分を得られます。
高級レストランのコース料理が1名分無料に!
主に国内外の約250店のレストランで、所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代金が無料となるサービスです。会員専用ウェブサイトから予約できます。
これは他社のゴールドカードにはほぼ皆無であり、プラチナカードでようやく登場するサービスです。アメックス・ゴールドは一般のプラチナカードに準じる特典があります。
1店舗につき半年に1回(4月~9月、10月~3月が基準)の利用となります。例えば、2023年4月~9月末、2023年10月~2024年3月末までに各1回ずつ利用できます。
一部のレストランでは、フェア実施期間、クリスマス期間、年末年始など対象外の期間がある店舗があります。
基本的にはディナーの時間帯が対象ですが、一部ランチタイムでも利用できるレストランがあります。
Mastercard Taste of Premium ダイニング by 招待日和とは異なり、合計の利用回数に制限はありません。
紹介されているレストラン全店で半年間に1回ずつ無料となり、例えば10万円といった金額をお得にすることも可能です。
利用日の3日前(土・日・祝除く)までに「ゴールド・ダイニング by 招待日和」のカード会員専用ウェブサイトから予約する必要があります。
ゴールド・ダイニングを提供している(株)フィールドプランニングは、アメックス会員以外には「招待日和」を提供しています。
招待日和は入会金は無料で、年会費は30,000円(税抜)です。これを見ると、アメックス・ゴールドが無料でゴールド・ダイニングを使えるのはお得感があります。
2名で行った場合は実質的に半額になるので、価格が高めの高級店にも行きやすくなります。飲み物代やサービス料金は1名分無料の対象ではありません。
ゴールドダイニングを1年間に2~3回使えば、アメックス・ゴールドの年会費の元をとれてしまいます。
高級レストランにいく機会がある方なら、アメックス・ゴールドはコストが高いどころか、むしろ最高にお得なクレジットカードに昇華します。
海外旅行先での日本語サポートが「手配」まで対象
アメックス・グリーンもゴールドも、レストランの予約、医療機関の紹介、緊急時の支援等の日本語電話サポートが受けられます。
グリーンは「グローバル・ホットライン」、ゴールドは「オーバーシーズ・アシスト」というかっこいい名前です。
世界中のほとんどの国から24時間、通話料無料またはコレクトコールで連絡できます。24時間365日いつでも日本語で電話できるというのは便利ですね。海外旅行における大いなる安心が確保できます。
サポートの例
- 航空券・ホテル・レンタカー・レストラン・ゴルフコースなどの案内・予約・確認・キャンセル
- 主要都市でのミュージカル等のチケット
- パスポート・査証・予防接種
- カード紛失・盗難の処理、再発行の手続き
- トラベラーズチェックの紛失・盗難
- パスポート・所持品の紛失・盗難
- 電話による簡単な通訳サービス(業務は対象外)
- 緊急メッセージの伝言サービス(業務は対象外)
- 医師、歯科医、病院、弁護士の紹介
- 海外旅行傷害保険の保険金請求
- 最寄りの日本大使館・領事館
アメックス・ゴールドの「オーバーシーズ・アシスト」は、グリーンの「グローバル・ホットライン」に加えて、医師の派遣、救急車や入院の手配などの「緊急支援サービス」も受けられます。
例えば、以下の事項について電話相談ができます。
ジャンル | サービス内容 |
---|---|
メディカルサービス | 24時間電話医療相談、病院紹介 病院の予約・入院手配 電話での日本語アシスト 医療機関への信用保証 上限5,000USドル立替え資金援助 家族への緊急連絡 緊急移送、治療経過管理、帰国手配 |
リーガルアシスタントサービス | 緊急時の弁護士紹介 1件あたり上限1,000米ドルの弁護士費用立て替え 1件あたり上限1,000米ドルまで保釈金立て替え |
緊急時に頼りになります。体調が悪化したらアメックスのコールセンターに電話すれば、救急車などを手配してくれるので、異国の地で絶大な安心があるサポートが受けられます。
ゴルフ場で倒れたカード会員が電話して、ドクターヘリが駆けつけて無事助かったというエピソードもあります。
アメックス・グリーンとゴールドの海外での電話サポートサービスの内容の違いについては、以下で徹底的に比較しています。
アメックス・ゴールドを保有していると、海外旅行・出張時のトラブルにも対応できるディフェンスを構築できます。 安心・安全です^^
しかも、本人・家族会員のみならず、カード会員に同行する家族(健康保険が同一か税法上の扶養関係にある6親等以内の血族・3親等以内の姻族)にも適用されます。
海外のみならず日本国内においても、緊急時の対応については、年中無休のカスタマーサービスを提供しており、24時間365日、オペレーターと直接やり取りができます。
プライオリティパスの利用料金が年2回無料
アメックス・グリーンもゴールドも、通常99米ドル(2023/9/2時点の1ドル146.28円換算で14,481円)の「プライオリティ・パス・メンバーシップ」に年会費無料で登録できます。
アメックス・ゴールドの方は、1回あたり32米ドル(2023/9/2時点の1ドル146.28円換算で4,681円)の利用料金が年2回まで無料となります。 基本カード会員、家族カード会員が対象です。
世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,300ヵ所以上の空港VIPラウンジを使えます。年2回の無料の期間は1月~12月ではなく、利用日から1年間です。
海外旅行や出張は年1~2回という場合は、年2回の無料で十分です。これは嬉しい特典です^^
ほとんどのラウンジには、電話、ファックス、電子メール、インターネット接続(Wi-Fi)の設備が整っており、コーヒー・お茶・お水等のドリンクが用意されています。アルコール、軽食、シャワーや会議室を備えたラウンジもあります。
本来はビジネスクラス以上の搭乗者か、航空マイレージプログラムの上級会員に限定されている航空会社運営のVIPラウンジは、シャワー室があるなど内容が充実しています。
また、利用対象者も少ないため、ストレスない優雅な一時が送れます。ゴールドカードならOKのラウンジは混んでいて落ち着かない時がありますよね。
国内ではANAラウンジ、KAL Business Class Loungeなどを利用可能です(日本のプライオリティパスのラウンジ一覧)。
- TIATラウンジ(羽田)
- KALラウンジ(成田)
- 関空ぼてぢゅう、関空ANAラウンジ
- 中部国際空港セントレア(レストラン・温浴施設も)
各種ソフトドリンク、アルコール、パスタ、野菜炒め、揚げ物、デリ、サンドイッチ、サラダバー、ヌードルバー、おにぎり、ピラフ、ケーキ、果物などが用意されており、フルスペックの食事を楽しめるラウンジもあります。
飲み物や食べ物を戴いたり、シャワーやインターネットで待ち時間を快適に過ごせますし、空港における盗難のリスクも減らせます。
海外のハブ空港の中には、一つの空港の中にプライオリティ・パスを使えるラウンジが複数箇所ある空港も多いです。
プライオリティ・パスで利用できる手荷物検査後にあるVIPラウンジは、搭乗開始のアナウンスがあってからラウンジを出ても十分に間に合うので、搭乗間際まで快適に寛げます。
上質な空間でビール・ワイン・日本酒・ウイスキー等のアルコール、豊富なソフトドリンク、野菜・タンパク質・炭水化物・スイーツまで豊富な食事を楽しめます。
なお、関空のぼてぢゅうなど、空港レストランは2019年8月1日から対象外となりました(アメックスのプライオリティパスの改悪)。
プライオリティ・パス無料の特典が付帯しているクレジットカードについては、以下で徹底的に解説しています。
アメックス・ゴールドだと、プライオリティ・パスの世界148ヶ国、600を超える都市で1,300ヵ所以上の空港ラウンジをカード会員、同伴者が年2回まで無料で利用できます。
ゴールドカードでプライオリティ・パスのラウンジを利用できるのは大きなメリットです。海外旅行に行くのは年1~2回程度という方なら必要十分でとても役立ちます。
京都観光ラウンジ
アメックス・ゴールド会員は、高台寺の塔頭の一つ「圓徳院」にある「京都特別観光ラウンジ」を利用できます。ペット同伴での入場はできません。
圓徳院の拝観券売場でカードを提示すると、同伴者3名まで以下のサービスが受けられます。
- 圓徳院書院・知客寮にてお茶のご接待(宇治茶、梅湯、昆布茶、香煎茶など日によって変更)
- 冷たい麦茶、冷やし飴(夏季期間中)
- 圓徳院の拝観無料
- 高台寺・掌美術館の拝観割引
- 高台寺駐車場1時間無料サービス
中のお部屋では日本庭園を眺めならゆっくりとくつろいで休憩できます。本当に落ち着ける空間です。
京都ラウンジは京都の多様な観光スポットの中心部にあるので休憩に便利です。詳細については以下にまとめています。
また、一般には公開されていない圓徳院と夏の夜の特別拝観を、カード提示で無料で楽しめます。
重要文化財や国指定名勝の北庭、由緒ある小間の茶室等があり、古都ならではの伝統美を堪能できます。
往復1個の手荷物無料宅配、無料ポーター
アメックスゴールドには、往復の手荷物無料宅配サービスが付帯しています。他のゴールドカードは、帰りだけが無料というカードが多い中で、往復無料とパワフルです。
出発時の自宅から空港、帰国時の空港から自宅まで、カード会員1人につきスーツケース1個を往復無料で配送できます。
また、成田・関空では無料ポーターサービスも利用可能です。
ゴールド・ワインクラブ
アメックス・ゴールドの方は、ゴールド・ワインクラブというサービスを利用できます。グリーンは使えません。
最高級の品質のワインを自社で直輸入・販売しているワインショップの限定サービスになります。
ワインの銘柄に関する質問、予算に応じたワイン選びの相談にエノテカ・オンラインのソムリエやバイヤーが答えてくれます。
ワインについての基礎的な知識から専門的な情報まで気軽に問い合わせることができます。入手困難な希少価値の高いワイン、季節のおすすめワインを購入することができます。
私も何度もエノテカを利用したことがあり、上質のワインのクオリティに大満足しています。
毎月のおすすめワインは会員ニュース「Newsline」で確認できます。
1万円(税抜)以上の利用は配送料が無料(クール便代含む)となります。また、希望の方には、プレゼント用のギフトボックス(紙製)を無料で付けてくれます。
会員誌「IMPRESSION GOLD」
アメックス・ゴールドには会員誌「IMPRESSION GOLD」が用意されています。コールセンターに電話して希望すれば冊子を郵送してくれます。
トラベル、ショッピング等に関する情報が掲載されています。
ゴールド・カード会員限定イベント「GOLDEN MOMENTS」
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード会員限定のイベントが開催されることがあります。ただし、最近はさほどありません。
2015年11月27日には、「ホテルシェフから学ぶパーティーで振る舞いたいアットホームなホリデーシーズン・ディナー」が開催されました。
ゴールド・カード会員限定の料理イベントです。グランドハイアット東京のシェフによる調理を間近で見学して、料理のコツを楽しく教えてもらえました。
今回は、自宅でのパーティーに最適なローストチキンやブッシュ・ド・ノエルの作り方をレクチャーしてもらえて、ワイン選びのミニセミナーもありました。
料理とワインのマッチングなど、レシピだけでは分からないポイントも紹介してくれます。レクチャーの後は、テーブルでゆっくりと完成したお料理のディナーを楽しめました。
2015年7月26日に開催されたイベントでは、グランドハイアット東京の総料理長が、調理の隠し技や調味料の使い方などを特別に公開しました。
実際にホテルで提供されているメニューを家庭でも簡単に作れるようなコツをレクチャーし、エッグベネディクトとブルーベリーとバナナのパンケーキのレシピを学べました。
料理教室の後は、ビュッフェスタイルのお食事を楽しめました。ビール・ワインを含むフリードリンクも用意されました。
空港ラウンジ同伴者1名無料など一部トラベル特典
グリーン・ゴールドのいずれもアメックスの空港ラウンジを利用できますが、ゴールドのみ同伴者1名も無料です。
アメックスゴールドは、家族で旅行する場合にも便利です。夫婦で家族カードを持っている場合は、2枚のカードそれぞれ同伴者が1名無料になり、合計4名まで空港ラウンジを無料で利用できます。
その他、以下のトラベル特典はゴールドカードのみです。
主なトラベル特典
- エアポート送迎
- 空港クローク
- 空港パーキング
H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスクの営業時間
電話で国内旅行・海外旅行関連の手配をしてくれます。 旅行のコンシェルジュ的なサービスです。
主なサービス
- 日本発着の 国内線航空券・国際線航空券の手配
- 国内線航空券の手配
- 国内外のホテル・旅館の予約
- レンタカー、鉄道の手配
- パッケージ・ツアーの手配
パッケージ・ツアーは専任のスタッフが、カード会員の希望に沿ったツアーを手配してくれます。 国際線航空券や、海外ホテルは、優待料金で案内してくれます。
予約・購入したチケットや予約確認書類は指定の住所に送ってくれます。
パッケージ・ツアー以外の手配には諸々の手数料が発生するのが短所。例えば、国内旅行の手配時には1,200円(税抜)、日本発の海外航空券は3,000円(税抜)の手数料が発生します。
電話は嬉しいフリーダイヤル(0120-020551)です。通話料無料で月~金の10:00~18:00、土曜日の10時~14時に電話できます。
アメックス・グリーンは平日のみですが、アメックス・ゴールドは土曜日の10時~14時も電話可能。平日忙しい場合は嬉しいですね!
アメックス・ゴールドとグリーンの相違点の比較まとめ
一言で表すならば「アメックスグリーンもゴールドも、本当にエクセレントでエクスクルーシブ」なカードと言えます。
実直で素晴らしく他にはないクレジットカードであり、人生を楽しむ人が1枚のクレジットカードを持つならば、それはアメックスグリーンもしくはゴールドを選択することが正解だと考えます。
普段の生活に華を付けるアメックスグリーン・ゴールドは、人生を謳歌する人にピッタリの一枚です。
アメックス・グリーンとゴールドの違いについて、表にまとめます。
サービス内容 | グリーン | ゴールド |
---|---|---|
年会費(本会員) ※税抜 | 12,000円 ※月会費1千円×12 | 29,000円 |
年会費(家族会員) ※税抜 | 6,000円 ※月会費500円×12 | 1人目無料 2人目以降12,000円 |
死亡・後遺障害(海外旅行保険) | 最高5,000万円 | 最高1億円 |
傷害治療(海外旅行保険) | 最高100万円 | 最高300万円 |
疾病治療(海外旅行保険) | 最高100万円 | 最高300万円 |
救援者費用(海外旅行保険) | 最高200万円 | 最高400万円 |
賠償費用(海外旅行保険) | 最高3,000万円 | 最高4,000万円 |
携行品損害(海外旅行保険) | 最高30万円 | 最高50万円 |
航空便遅延費用補償(海外旅行) | - | ○ |
キャンセル・プロテクション | ◯ | ○ |
スマートフォン・プロテクション | 年3万円限度 | 年5万円限度 |
ゴールド・ダイニング by 招待日和 | - | ○ |
継続特典 ザ・ホテル・コレクションの国内クーポン (15,000円) スタバドリンクチケット3,000円分 | - | ○ |
H.I.S. アメリカン・エキスプレス・トラベル・デスク | 平日のみ | 土曜の10~14時も可 |
海外旅行先での日本語サポート | グローバル・ホットライン | オーバーシーズ・アシスト |
プライオリティパスの利用料金 | 有料 | 年2回まで無料 |
ゴールド・ワインクラブ | - | ○ |
京都観光ラウンジ | - | ○ |
ザ・ホテル・コレクション 手荷物無料宅配 無料ポーター エアポート送迎 空港クローク | - | ○ |
ゴールド・カード会員限定イベント | - | ○ |
これ以外の項目については、アメックス・グリーンとゴールドは共通となっています。

国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
月会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
1,000円 | 500円 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
1.0% | 0.4~1.0% | メンバーシップ・リワード |
- Amazon、Yahoo!ショッピング、iTunes Store、ヨドバシカメラ、Uber Eats、JAL、一休.com、H.I.S.でポイント3倍
- 空港ラウンジ無料
- グリーン・オファーズ、アメックスオファー
- プライオリティパスのスタンダード会員(通常99米ドルが無料)
- 充実の付帯保険(スマホ・返品まで補償)
- アメックスの充実のイベントにポイントで参加可能

国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 航空便遅延保険
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
29,000円 | 1人無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
1.0% | 0.4~1.0% | メンバーシップ・リワード |
- Amazon、Yahoo!ショッピング、iTunes Store、ヨドバシカメラ、Uber Eats、JAL、一休.com、H.I.S.でポイント3倍
- コース料理1名分無料サービス
- 手荷物無料宅配サービス(往復)
- プライオリティパスが年2回無料
- 充実の付帯保険(返品・旅行キャンセル・航空便遅延まで補償)
- アメックスの京都特別観光ラウンジ
アメックス・ゴールドの方が税抜で17,000円年会費が高いです。その代わり、海外旅行傷害保険(死亡・後遺障害)の金額が上がり、航空便遅延費用補償も加わります。
また、プライオリティパスの利用料金が年2回まで無料、高級レストランで1名分の料金が無料になるゴールド・ダイニングなどの特典も加わります。
更に海外旅行先でのサポートが、トラブル時は案内だけでなく手配までしてくれる「オーバーシーズ・アシスト」にパワーアップします。
ショッピング関連の付帯保険も充実して、キャンセルした商品の返品をお店が受け付けない場合に補償してくれるキャンセルプロテクションが追加。その他、付帯サービスが充実します。
17,000円という年会費の差とベネフィットの違いを比較して総合考慮することになります。
ただし、ゴールドは家族会員の年会費が1人目は無料で、グリーンは6,000円なので、家族2人で利用する場合は、価格差は11,000円まで縮みます。
また、プライオリティパスのラウンジ、コース料理1名分無料のゴールド・ダイニングをよく使う場合は、アメックス・ゴールドの方がむしろお得になります。
ゴールド・ダイニング、グローバルダイニング、プライオリティパス等のゴールドの特典を利用しない場合は、アメックス・ゴールドよりも、アメックス・グリーンの方がコストパフォーマンス面はよくなります。
もちろん、ステータスはゴールドの方が圧倒的に上であり、きらびやかなゴールドカードは抜群にオシャレです。
アメックス・ゴールドを保有していると、アメックス・ビジネス・ゴールドの入会が優遇されたり、入会キャンペーンのポイントが優遇されることもあります。
また、将来的に上位カードのアメックス・プラチナ、アメックス・センチュリオンを目指す場合は、前段階としてゴールドカードを使ってみるのも選択肢です。
現在はアメックス・プラチナの申し込みが可能となっていますが、インビテーションを送る運用も続けています。
アメックス・グリーン、アメックス・ゴールドの詳細については、以下で徹底的に解説しています。
その他、おすすめのアメックスについては、以下にまとめています。
当サイト経由でアメックス・ゴールドかグリーンに入会すると、お得な入会キャンペーンが適用されます。
ボーナスポイントがプレゼントされて、なんと年会費を超える価値があるポイント等を得られます(1ポイント=1ANAマイル)。
- アメックス・ゴールド:36,000ポイント
- アメックス・グリーン:25,000ポイント+初月1ヶ月分の月会費が無料
「何でアメックスはこんなに破格のキャンペーンを行っているの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
これに関しては、アメックスの充実したサービス・高いステータスを実感すると、ずっと利用する方が多いからです。
大量のポイントを獲得できるキャンペーンですので、アメックスをまだお持ちでない方は、この機会にぜひ発行してみてはいかがでしょうか。
更に充実の特典をご希望の場合、アメックスプラチナが候補となります。詳細は以下をご参照ください。
その他のゴールドカードと比較検討したいという場合は、ゴールドカードのランキングをご参照ください。その中でも特におすすめのゴールドカードは以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめゴールドカードは以下でご紹介しています。
アメックス・ゴールドはアメックス基準だとゴールドカードですが、他社基準ではプラチナカードのハイ・クオリティー・カードです。
おすすめのプラチナカードについては、プラチナカードのランキングをご参照ください。その中でも特に特筆に値するカードは以下で徹底的に解説しています。
グリーン・ゴールド共通の特典・基本情報
以下では、アメックス・グリーン、ゴールドに共通するサービスについて、まとめます。
キャンセル・プロテクション
最高10万円までキャンセル費用などの損害を補償してくれる「キャンセル・プロテクション」が付帯しています。
急な出張で海外旅行に行けなくなった場合や、突然の病気、ケガによる入院などの場合に便利な保険です。
予約していた旅行をキャンセルしたり、チケットを購入済みのコンサートに行けなくなった場合に補償されます。
本人だけではなくて、同行する予定のあった配偶者の分も併せて補償してくれます。以下のサービスをアメックスカードで購入した場合に、補償の対象となります。
- 国内旅行契約、海外旅行契約に基づくサービス
- 旅館、ホテルなどの宿泊施設の提供およびそれに付帯するサービス
- 航空機、船舶、鉄道、自動車などによる旅客の輸送
- 宴会、パーティー用に供する施設の提供等
- 運動、教養などの趣味の指導、教授または施設の提供
- 演劇、音楽、美術、映画などの公演、上映、展示、興行
マイルを使った特典航空券の諸費用は対象外。社命出張によるキャンセルは、海外旅行契約に基づくサービスに限ります。
私の友人で海外旅行の直前にインフルエンザになり、キャンセルせざるを得ず、かなりのキャンセル料がかかってしまった人がいます。こういう場合はへこみますよね。
しかし、アメックスグリーンやゴールドを持っていたら保険でカバーされるのです。
補償される金額
- 本人・配偶者・1親等以内の親族の死亡・傷害・疾病による入院に基づくキャンセルの場合:10万円(年間最高)
- 本人・配偶者・子供の傷害による通院に基づくキャンセルの場合:3万円(年間最高)
- 本人の社命出張に基づくキャンセルの場合:10万円(年間最高)※年1回まで
入院開始から31日以内にキャンセルした旅行が補償対象となり、「1,000円」または「キャンセル費用の10%に相当する額」のいずれか高い額の免責額があります。
通院の場合は要因がケガ(傷害)の場合が対象で病気は対象外。旅行の当日が通院を開始した日であることが条件です。
トラベル特典
グリーン・ゴールドの両方に、以下のトラベル特典が付帯します。
主なトラベル特典
- プライオリティパス(スタンダード会員)
- 一休.com、エクスペディアなどの優待
- アメリカン・エキスプレス・コネクト、エクスペリエンス
- アメックスオファー
- コットンクラブ・新国立劇場
- プラスEX
- 海外用レンタル携帯の優待
- レンタカー割引
- 伊丹空港での駐車場の優先予約
ゴルフ・デスク
「ゴルフ・デスク」では、無料でゴルフ場を予約・手配してくれます。
国内/海外(ハワイ、グアム、サイパン)の約800のゴルフ場が対象で、接待や親しい方とのプレーなどに活用できます。
予約・お問い合わせは「アメリカン・エキスプレス・ ゴルフ・デスク」となり、電話番号は0120-020789(10:00~17:00/土日祝休)です。
アメックス会員限定のイベント
アメックス会員に共通のイベントも充実しています。
グリーンもゴールドもメンバーシップ・リワードのポイントが貯まるので、ポイント利用でイベントに先着順で申し込めます。
マリオットボンヴォイアメックス・デルタアメックス等は先着順となりますが、グリーン・ゴールドは迅速に申し込めば確実に参加できます。
一例としては、2000年シドニー五輪で日本人初の女子マラソン金メダルを獲得し、国民栄誉賞を受賞した高橋尚子さんからランニングについて学べるイベントを開催したこともあります。
USJでのパーティーや貸切招待、表参道での食事・音楽・クライミングウォール体験のイベント等もあります。
京都や奈良で毎年定期的に開催される古都イベントでは、通常は入れない場所が特別に開放されたり、非公開の貴重品を見ることができます。アメックスならではのプライスレスな体験が可能です。
アメックスの「世界遺産・清水寺の夜間特別拝観」に参加したところ、壮大・荘厳な非公開の国宝本堂の内々陣と、美しい夜景と弦楽四重奏を堪能でき大満足でした。
同じく世界遺産で、1100年以上の歴史がある醍醐寺のイベントでは、豊臣秀吉も愛した桜、幾多の国宝・重要文化財、心が洗われるご法話、料亭での食事のような花見膳を堪能できました。
アメックスグリーン・ゴールドの利用で貯まるメンバーシップ・リワードのポイントなら、このようなアメックスのイベントに先着順で参加可能。カード決済による現金払いだと抽選となります。
ちなみにアメックスのイベントは厳正な100%完全抽選です。センチュリオンカード会員だから凄く当たりやすく、プラチナカード会員だと当たりやすいということはありません。
また、カード利用額が多い順に当選するといった、どこかのネット証券の抽選のようなことはありません。
グリーン会員もゴールド会員もセンチュリオン会員も公平に当選のチャンスがあります。
期間限定の特典・キャンペーンも充実しています。使いやすいオシャレなカフェでのダイニング特典もあります。
「Winter Special by American Express」、「THE GREEN Cafe アメックス×数寄屋橋茶房」では、ドリンク無料、オリジナルメニューの特典がありました。
夏には横浜で花火鑑賞&スペシャルライブが開催されます。高級弁当と飲み放題付きのプランもあり、3,000発もの壮大な花火を快適に鑑賞できます。
2019年は花火、ミュージック、アート、フードが融合した総合フェスとして開催されて、華やかで流麗でした。
東京湾大華火祭(東京花火大祭)では、スペシャルディナーと快適な席での花火鑑賞を楽しめます。
夏季には海の家「AMEX BLUE HOUSE」が逗子にオープンして、上質で快適な空間、食事、ロッカー・シャワー、マリン・アクティビティの体験が可能です。夏の海で開放的かつ居心地よい一休みが可能になります。
定期的にゴルフコンペが開催されており、名門ゴルフコースでのプレーが可能です。
1ホールのラウンドを世界の青木功プロが帯同しながら、直接ワンポイントアドバイスが受けられるイベントも開催されています。
2018年は東京国立博物館の応挙館で、お花見茶席も堪能できました。
2017年は100周年記念イベントが開催されました。100ポイントでアメックスの卓越したイベントに参加できました。
アメックス・グリーンもゴールドもQUICPay(おサイフケータイ)を使えます。2017年3月1日からApple Payを利用可能になりました。ただし、Suicaチャージはポイント付与の対象外です。
スマホも対象のショッピング保険
アメックスのショッピング保険は、年500万円まで補償されます。
特筆すべきなのは、スマートフォン、パソコンも補償の対象である点です。iPhone、Xperia、GALAXY、iPad、ノートPCなどをアメックスで購入すると、しっかりと補償対象となります。
他のクレジットカードのショッピング保険では、スマホ・ノートPCは対象外というカードが多いです。アメックスはこれらも守られる点にエッジ・優位性があります。
リターン・プロテクション
アメックスグリーンとゴールドで購入した商品の返品を、購入したお店が受け付けない場合、購入日から90日以内なら、アメリカン・エキスプレスに送れば、購入金額をカード会員の銀行口座に払い戻してくれます!
これは普通のクレジットカードにはまず付いていないサービスですね!さすがです。
商品が未使用で損傷がない場合のみで、1商品につき最高3万円、1会員につき年間最高15万円までとなります。
食品、動物、土地・建物、自動車、オートバイ、希少硬貨、パソコン・スマホ等のソフトウェア・アプリ、電子書籍等のデジタルコンテンツなど一部対象外となる商品もあります。
オンラインプロテクションと安全・安心の不正利用補償
アメックスならオンライン・プロテクションによって、インターネット上での不正使用による損害は全額補償されます。安心してネットショッピングを楽しめます。
ネット通販で「カード番号を入力するのは不安」という方でも、アメリカン・エキスプレスのカードなら心配は無用です。
もちろんリアル店舗でも補償。アメックスの不正検知システム、紛失・盗難・不正利用の補償は幾多のクレジットカードの中でも優秀です。また、充実の付帯保険が備わっています。
ポイント還元率は同一
アメックス・グリーンもゴールドも、ポイント還元率(マイル付与率)は1%です。100円(税込)あたり1ポイントが得られます。
税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。税抜980円(税込1,078円)といった場合は端数が無駄になりにくく効率的にポイントが貯められます。
利用ごとに100円未満の端数は切り捨てられますが、余程細かい支出を多発させないかぎりは、さほど大きな影響は出ません。
アメックス・グリーン、ゴールドのいずれも、NHK受信料、日本赤十字やUNICEF等への寄付はポイント対象外です。
また、電気・ガス・水道・税金・公金・ふるさと納税など、ポイント付与率が半分(200円ごとに1ポイント)になる支払先があります(一覧)。
Amazon、Yahoo!ショッピング、iTunes Store/App Store、ヨドバシカメラ、Uber Eats、JAL、一休.com、H.I.S.でポイント3倍となるボーナスポイント・プログラムがあります。使いやすい店舗で3%のポイントを得られてパワフルです。
有効期間
アメックス・グリーンもゴールドも、ポイントの有効期限は3年ですが、一度でも交換をすれば、有効期限が無期限になります。実質的には無期限と評価できます。
Amexには「メンバーシップ・リワード・プラス」というサービスがあります。参加登録費(年会費)は3,000円(税抜)です。2年目以降自動更新となります。
登録すると、ポイントをマイルや他社ポイントへ移行する際の換算レートがアップします。
また、当初は最大3年間のポイントの有効期限が無期限になります。
アメックス・グリーン、ゴールドはマイルを無期限で貯めることができ、非常に使い勝手がいいです。じっくりとマイルを貯めて、ビジネスクラス・ファーストクラスの特典航空券への交換が可能になります。
非日常の体験ができて、更にカードの還元率もビジネスクラスなら実質3~5倍(3%~5%)、ファーストクラスなら実質13~16倍(13%~16%)程度にすることが可能となります。
ポイントの交換先
アメックス・グリーン、ゴールドのいずれも多種多様なアイテムに交換できます。
主な交換先
- 15社以上の航空マイル
- ANA SKY コイン
- アメックスのイベントへの参加(現金払いの場合は抽選)
- ポイントフリーダムで利用料金に充当
- Eクーポン(リアルタイム)
- 商品券、他社のポイントへの交換
- 500以上の膨大なアイテム
使い道としておすすめなのは、航空マイル、ANA SKYコイン、ポイントフリーダム、年会費の支払いです。
おすすめの交換先
- ANAマイル:1ポイント→1マイル(年間4万マイル迄)
- その他のマイル:1ポイント→0.8マイル(年間上限なし)
- 年会費充当:1ポイント→1円(キャンペーン期間中は1.5円)
- ANA SKY コイン:1ポイント→1円
- ポイントフリーダムで利用料金に充当:1ポイント0.5~1円
- ポイントでの年会費の支払い:1ポイント0.5円
アメックスのポイントを航空マイルに移行する場合、通常は2,000ポイント→1,000マイルのレートでの交換となります。
しかし、年会費3,000円(税抜)のメンバーシップ・リワード・プラスに入ると、高いレートでマイルに交換可能で流麗です。
貯めた1,000ポイントをANAは1,000マイル(1対1のレート)、それ以外の航空会社は800マイル(1対0.8)でマイルに移行できます。
以前はANA以外の航空マイルへの交換も1対1でしたが、2017年4月1日に交換レートが1対0.8に改悪されました。
ANAのみ5,000円(税抜)の参加登録費が別途かかります。また、ANAマイルへのポイント移行は、年間40,000マイルが上限です。
メンバーシップリワードANAコースの年会費は、意外なことにポイント還元の対象です。
マイル移行できる航空会社は、アメックス・グリーンもゴールドも同一です。
航空連合 | 航空会社名 |
---|---|
スターアライアンス | ANA、シンガポール航空、スカンジナビア航空、タイ国際航空 |
ワンワールド | JAL、キャセイパシフィック航空、フィンランド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、カタール航空プリヴィレッジクラブ、カンタス航空 |
スカイチーム | デルタ航空、フライング・ブルー(エールフランス航空・KLMオランダ航空)、チャイナエアライン |
なし | ヴァージン・アトランティック航空、エティハド航空、エミレーツ航空 |
アメックス・グリーン、ゴールドはJALが対象外なのが残念です。ただし、ブリティッシュ・エアウェイズのマイルに交換して、JALの航空券に交換する方法もあります。
ブリティッシュ・エアウェイズのWebサイトから、Avios(マイル)を使ってJALの特典航空券を予約できます。最小交換単位は6,000マイルです。
主なメリット
- 稀にJALは特典航空券PLUSなのに、BAは基本マイルで予約できるケースあり
- 当日まで申し込み可能(Web発券は搭乗日3日前まで。その後は電話)
- 家族分のマイルを合算して利用可能
- マイル有効期限がほぼ無期限(36ヵ月以内にマイルの付与・利用で延長)※バイマイルもOK
- 発券から24時間以内はキャンセル料無料
デメリット
- 発券までの手続きにおける画面は英語の箇所が多い
- 予約の変更・キャンセルには5,740円が必要
- 便名がJALでも、RAC・JAC・J-AIRが運航する便は発券不可(JTAは電話なら予約可能)
- ほとんどの国内線区間はJALマイルの方がお得
- 国内線のクラスJは必要マイル数が多い
以前は国内線でJALよりお得でしたが、改悪が相次いでメリットが減退しました。
航空券への交換に必要なマイル数(片道)について、JALとブリティッシュエアウェイズ(BA)を比較すると下表のとおりです(2023年9月21日現在)。
路線 | JAL | ブリティッシュ エアウェイズ |
---|---|---|
東京-大阪 | 6,000 | 10,500 |
東京-札幌 | 8,000 | |
東京-福岡 | ||
東京-那覇 | 9,000 | 11,000 |
東京-石垣 | 10,000 | 14,300 |
東京-バンコク | 13,500 | 改定中 |
東京-ホノルル | 20,000 | 改定中 |
東京-ロンドン | 26,000 | 改定中 |
JALは自社便、BAは直行便がない場合は提携便を利用した際のマイル数です。BAのAvoisは、JAL国内線短距離、BA便の日本-ロンドンに強みがあります。
Avoisを活用すると、キャセイパシフィック航空のファーストクラスも予約できます。
なお、JALマイルを貯めている方には、JAL航空券等が100円あたり4マイル貯まるJALアメックス・プラチナもおすすめです。
その他、メンバーシップ・リワードのポイントについては、以下で精緻に分析しています。
2018年からはポイントで年会費の支払いも可能になり、より一層便利になりました。
利用可能限度額
一般的には上位カードほど利用限度額が高いのが通例です。スタンダードカードよりもゴールドカード、ゴールドよりもプラチナカード、プラチナよりもブラックカードが利用可能枠が大きいです。
しかし、アメックスの場合は上位カードほど高いというわけであ張りません。ユーザー一人一人の状況に応じてフレキシブルに利用に際しての目安額が設定されています。
アメックスの特徴はゴールドカードでも高額の与信枠が確保してくれる点です。私の場合、個人用のアメックス・ゴールドの利用限度額は500万円でした。
アメックスは柔軟に与信しており、特筆すべき高額の利用限度額を設定してくれることがあります。高い与信枠を確保してくれるのは、アメックスならではの真骨頂です。
アメックスの利用可能枠に一律の制限はありません。ただし、無制限にカードが利用できるわけではありません。
アメックス・グリーンもゴールドも、税金のみ「事前承認手続き」というサービスが有ります。事前入金(デポジット)システムで、事前に振り込めば、限度額は無くなります。
例えば、3,000万円を事前入金しておけば限度額3,000万円のクレジットカードとして使えます。高額の税金の支払いがある場合、事前入金しておけば限度額の制限でカードが使えないという事態はありません。
アメックスの銀行口座に振り込むことになります。振込手数料は自己負担ですので、他行宛振込手数料が無料の銀行から振込みましょう。
クレジットカード特有の支払いの後払いはできませんが、ポイントが貯まるというメリットがあります。フリーダイヤルで通話料無料のデスクに電話をかければOKです。
以下は12,026,503円のカード利用を行い、800万円を事前振込みして、次回の引落しが4,026,503円になっている例になります。
例えば7月25日にカードで支払う場合、24日までに振り込んでおけば、その夕方にアメックスが振込を確認して、決済できるようにしてくれます。
国税のクレジットカード払いに使うクレジットカードとしても有力です。この場合は還元率0.5%となりますが、ポイントをマイル交換に使う場合はお得です。
なお、リボ払い・分割払いサービスの「PAYFLEX」の内容はグリーン・ゴールド共通です。
センチュリオンが描かれた秀逸なカードフェイス
アメックス・グリーンもゴールドも、アメックスのシンボルであるセンチュリオンが中央に描かれています。
文字・センチュリオン・背景の模様などの全てで調和が取れていて美しいです。
アメックス・ゴールドは、他のブラックカードやプラチナカードと並べても、カッコ良さ・美しさは勝るとも劣りません。
ちなみにアメックスの象徴であるセンチュリオンには、「大切な資産を守る」、「安心を提供する」という意味が込められています。
カードフェイスの卓越したカッコ良さもアメックスの魅力の一つとなっています。アメックス・プラチナには米国ではメタルカード(金属製デザイン)が導入されており、日本での導入も期待できます。
無料で新カードに切替可能
アメックスのプロパーカードは、長らくICチップに対応していませんでしたが、現在はICチップ付きのカードが発行されています。
デスクに電話したら、ICチップ付きのカードに無料で交換できます。ただし、カード番号が変更になります。
アメックス・ゴールドの方は、現在は「AMERICAN EXPRESS」という文字が黒色になった新券面が登場しました。
アメックスは無料で新しい券面に交換してくれます。ただし、カード番号、セキュリティコードは変わります。
携帯電話の料金、インターネット料金などの固定費をアメックス・ゴールドで支払っていた場合は、変更の手続きが必要となります。
アップルペイは自動的に新しいカード番号へと切り替わるので、カード削除&再登録は不要です。
2018年に米国のAmerican Expressが、米国発行のアメックス・ゴールドに金属製のメタルカードを導入しました。
プラスチック製カードにはない上質の素材が大きなメリットで、お財布に入れて持ち歩いて利用する楽しさが格段にUPします。
日本でも2018年10月15日からアメックス・プラチナにメタルカードが導入されており、アメックス・ゴールドにも導入の期待がかかります(アメックス・プラチナのメタルカード詳細)。
金属製のクレジットカードであるラグジュアリーカードも斬新な質感が話題を呼んでいます。
日本のアメックスゴールドにもメタルカードが導入されたら、より一層魅力がアップします。