アメリカン・エキスプレス・カードと大手グローバル・ホテルグループが提携しているクレジットカードとしてヒルトンアメックスがあります。一般カードとプレミアムカードの2種類です。
アメックス独自のセンチュリオンシリーズの自己申込可能な最上級カードはアメックスプラチナであり、ヒルトングループでの優待特典も充実しています。
アメックスプラチナとヒルトンアメックスは、どっちが良いか迷う方もいらっしゃるでしょう。
年会費と特典で大きな違いがあるので、うっかりライフスタイルと合わない方を選択してしまうと、年会費を取り戻すのが難しくなり、高コストで家計に悪影響が及びかねません。
そこでアメックスプラチナとヒルトンアメックスについて、年会費・特典・ポイント還元率・付帯保険など、多方面の角度からスペックの相違点について比較します。
目次
アメックスプラチナとヒルトンアメックスの比較一覧
アメックスプラチナには多種多様なベネフィットが付帯しており、ホテル・メンバーシップ特典によって、ヒルトンゴールドを含む4つのグローバルホテルグループの上級会員資格を得られます。
また、年1回の無料宿泊特典、世界1,400ヵ所以上の空港ラウンジ特典(アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション)なども魅力的。お得な入会キャンペーンも開催されています。
スタンダードのヒルトン・オナーズ アメックス・カードはヒルトンゴールドを無条件で得られて、年150万円の利用と継続で年1回の無料宿泊特典をもらえます。
上位カードのヒルトン・オナーズ アメックスプレミアムカードは、年200万円以上利用することでヒルトンダイヤモンドを取得でき、最大2回の無料宿泊券を取得できます。
アメックスプラチナとヒルトンアメックスの違いの比較をまとめると下表のとおりです。
項目 | アメックスプラチナ | ヒルトンアメックス | ヒルトンアメックス プレミアムカード | |
---|---|---|---|---|
カードフェイス | ||||
年会費(税込) | 本会員 | 143,000円 | 16,500円 | 66,000円 |
家族会員 | 4枚無料 | 1枚無料、2枚目以降6,600円 | 3枚無料、4枚目以降13,200円 | |
ETCカード | 無料 | 無料 | 無料 | |
ポイント還元率 | 一般加盟店:1% 一部:3% | 一般加盟店:2% ヒルトン:3% | 一般加盟店:3% ヒルトン:7% | |
有効期限 | 無期限 (手続きで) | 最終加算から15ヶ月 | 最終加算から15ヶ月 | |
ホテルの上級会員資格 | 無条件で4つ マリオットボンヴォイ ヒルトンオナーズ プリンスホテル ラディソンリワード | ヒルトンゴールド (無条件) | ゴールド (無条件) ダイヤモンド (年200万利用) | |
カード継続特典 | 1泊の無料宿泊 (無条件) | ウィークエンド無料宿泊特典1泊 (年間150万円以上利用と継続) | ウィークエンド無料宿泊特典2泊 (1泊は無条件、 年300万円利用と継続で+1泊) | |
その他ホテル特典 | FHR (世界1,500ヶ所以上で優待) | ヒルトン・プレミアム・クラブ・ジャパンの優待入会 (実質無料) 宿泊割引25%OFF、レストラン20%OFF、2年目以降も実質無料 | ||
空港ラウンジ | ◯ | ◯ | ◯ | |
センチュリオンラウンジ等 | ◯ | – | – | |
主なプラチナ特典 | コンシェルジュ プライオリティ・パス インターナショナル・ エアラインプログラム 2 for 1 ダイニングby招待日和 KIWAMI 50 スポーツクラブ・アクセス SBIウェルネスサポート プレミア・ゴルフ・アクセス 阪急メンズ大阪 プレミアム サービス | – | – | |
空港手荷物無料宅配 | 往復2個 | 帰国時1個 | 帰国時1個 | |
海外旅行傷害保険 (カッコ内は家族) | 海外旅行傷害保険 | 一部利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 (1,000万円) | 最高3,000万円 (1,000万円) | 最高1億円 (1,000万円) | |
傷害・疾病治療費用 | 1,000万円 (同額) | 100万円 (同額) | 300万円 (200万円) | |
賠償責任 | 5,000万円 (同額) | 3,000万円 (200万円) | 4,000万円 (同額) | |
携行品 | 100万円 (同額) | 30万円 (同額) | 50万円 (同額) | |
救援者費用 | 1,000万円 (同額) | 200万円 (同額) | 400万円 (300万円) | |
家族特約 | ◯ | ◯ | ◯ | |
航空機遅延費用保険 | 海外最高3万円 (同額) | – | 海外最高2万円 (同額) | |
航空機預託手荷物遅延費用 | 海外最高3万円 (同額) | – | 海外最高2万円 (同額) | |
航空機預託手荷物紛失費用 | 海外最高6万円 (同額) | – | 海外最高4万円 (同額) | |
国内旅行傷害保険 | 適用条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高1億円(1,000万円) | 最高2,000万円(1,000万円) | 最高5,000万円(1,000万円) | |
入院保険金(日額) | 5,000円/日 | – | – | |
手術費用保険金 | 最高20万円 | – | – | |
通院保険金(日額) | 2,000円/日 | – | – | |
家族特約 | ◯ | ◯ | ◯ | |
ショッピング保険 (90日間) ※自己負担1事故1万円 | 年最高500万円 | 年最高200万円 | 年最高500万円 | |
スマートフォン・プロテクション | 年15万円限度 | – | 年3万円限度 | |
リターン・プロテクション | 年最高15万円 | – | 年最高15万円 | |
キャンセル・プロテクション | 年最高50万円 | – | 年最高10万円 | |
海外サポート | プラチナ・カード・アシスト | グローバル・ホットライン | オーバーシーズ・アシスト | |
その他付帯保険 | ホームウェアプロテクション ワランティープラス 個人賠償責任保険 ゴルフ保険 | – | – | |
オンライン・プロテクション | ◯ | ◯ | ◯ | |
サブカード | ACカード | – | – | |
素材 | 金属 | プラスチック | プラスチック | |
ポイント対象の電子マネー | Apple PayのQUICPay | |||
ポイント対象のPay | au PAY、d払い | |||
アメックス共通優待 | アメックスオファー、デポジット等 | |||
申し込み資格 | 20歳以上の正社員・個人事業主など |
アメックスプラチナがおすすめの方
ヒルトン・オナーズだけではなく、マリオットボンヴォイ、プリンスホテル、ラディソンリワードや、その他のホテルグループもよく利用する方は、幅広いホテルで優待を受けられるアメックスプラチナが選択肢です。
ヒルトンゴールドに加えて、マリオットボンヴォイのゴールドエリート、プリンスホテルのプラチナ等を取得できます。
また、世界中の上質な空港ラウンジ網「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」を利用したい方におすすめです。
香港のセンチュリオンラウンジなど、アメックス独自の秀逸な空港ラウンジを利用できます。
コンシェルジュ、コース料理1名分無料サービス、予約困難店でのディナーイベント等もヒルトンアメックスにはなく、アメックスプラチナならではの特典です。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 航空便遅延保険
年会費(税込) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
165,000円 | 4人無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
1.0% | 0.8~1.0% | メンバーシップ・リワード |
- 4つのホテルの上級会員資格
- フリーステイギフトで年1回無料宿泊
- ハワイも対象のコース料理1名分無料サービス
- 充実の付帯保険(スマホ・家電・ゴルフ・個人賠償責任保険・返品・旅行キャンセルまで補償)
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション
上級会員資格や空港ラウンジ特典、コース料理1名分無料サービス、コンシェルジェは家族カード会員も利用できます。
したがって、家族カードを活用する家族が多い方の場合、アメックスプラチナのコストパフォーマンスは良くなります。
上手くコンシェルジュを活用すると時短につながります。
また、一般加盟店でのマイル還元率はアメックスプラチナはANAマイル1%・その他0.8%と高めです。
ヒルトンのポイントは航空マイルへの交換レートが悪いので、マイル還元率は著しく低くなっています。
こんな方におすすめ
- 多様なホテルをよく使う
- 海外旅行・出張によく行く
- 複数名の家族も上級会員資格・空港ラウンジ等を使う
- 一般加盟店でマイルを貯めたい
年会費143,000円とヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カードの2倍強ですが、多様なホテル・空港ラウンジ特典に強みがあります。
公式サイトアメックスプラチナ 公式キャンペーン
ヒルトンアメックスがおすすめの方
ヒルトンアメックスは年会費が16,500円(税込)で、アメックスプラチナより115,000円(税抜)、プレミアムカードより45,000円(税抜)安いのが特徴です。
ヒルトン・オナーズのゴールド特典は無条件で得られて、年150万円のカードショッピングでウィークエンド無料宿泊特典を得られます。
ゴールドでは客室アップグレード・無料朝食の2大特典が大きな利点です。
ヒルトングループのホテルに宿泊する機会がある方にとって有益なクレジットカードです。
ホテルブランド名 | 特徴 |
---|---|
ウォルドーフアストリア | 世界のランドマークホテルとして、最高級のサービスや体験を提供するラグジュアリーブランド |
LXR HOTEL | 卓越したサービスとその土地ならではの素晴らしい体験を提供する、個性豊かなホテルズやリゾートが揃ったラグジュアリーコレクション |
コンラッド | 現代の洗練された旅行者の皆様のニーズに合わせた、コンテンポラリーなスタイルやサービスをご提供 |
キャノピー by Hilton | 地域密着型のホテルブランドで、一人ひとりのライフスタイルに合った滞在を堪能可能 |
Signia by Hilton | 人気の高い都市やリゾート地で、ミーティングやイベントに最適な環境を提供する最高級ホテル |
ヒルトン | 6つの大陸に550以上のホテル&リゾートをもつヒルトンは、ホスピタリティ業界におけるグローバルリーダー |
キュリオ・コレクション | 地元ならではの魅力を求める旅行者のための個性的なホテルのコレクション |
ダブルツリー by Hilton | おもてなし、快適、スマート、人間味のある旅を届けるホテル |
Tapestry Collection | 個人旅行でも安心して利用できるホテルのコレクション |
エンバシー・スイーツ | 注文によって用意する無料朝食などを楽しめる、高級感あふれる全室スイートホテル |
Tempo by Hilton | 配慮の行き届いた設計と心弾むような雰囲気が魅力の、気軽に利用できるライフスタイル・ホテル |
Motto by Hilton | 世界各地の一等地で都会的な滞在を楽しめるマイクロホテル |
ヒルトン・ガーデン・イン | 仕事をスマートに進められる環境、バランスに優れた食事、快適な眠り、旅先のワークアウトを充足する各種アメニティで、自分へのご褒美を |
ハンプトン・イン | 品質、価値、変わらぬスタイル、サービスをいつも笑顔でお届け |
tru by Hilton | シンプルで元気のある、革命的な新ブランド。人生を思う存分愉しみ、人とのつながりを大切にする顧客の価値観に合ったサービスを提供 |
ホームウッド・スイーツ | Make Yourself at Home – 滞在が数日でも数ヵ月でも、自宅のようにくつろげる空間 |
ホーム2スイーツ | 全室スイートの長期滞在型ホテル |
ヒルトン・ガーデン・バケーションズ | 別荘を維持する煩わしさなしで、バケーションホームのあらゆるメリットを享受可能 |
ウィークエンド無料宿泊特典をLXR・コンラッド・キュリオコレクションなどの高級ホテルに使えば、35,000円~93,000円程度の金銭的価値を享受できます(国内のヒルトンのホテル一覧)。
こんな方におすすめ
- ヒルトングループをよく使う
- コストを抑えてヒルトンゴールドを取得したい
- カード利用が無料宿泊特典の年150万円に届く
これらに該当する方の場合、ヒルトンアメックスは年会費を超える金銭的便益を受けられるので、男女問わず万人にとってサブカードとしておすすめのクレジットカードです。
公式サイトヒルトン・オナーズ アメックス・カード 公式キャンペーン
ヒルトンアメックス・プレミアムカードがおすすめの方
ヒルトンアメックスの上位カードであるヒルトン・オナーズ アメックスプレミアムカードは、年200万円以上利用することでヒルトンダイヤモンドを取得でき、最大2回の無料宿泊券を取得できます。
- ヒルトンゴールド:無条件
- 年1泊のウィークエンド無料宿泊特典:無条件
- HPCJ入会優待:無条件
- ヒルトンダイヤモンド:年200万円のカードショッピング
- 1泊のウィークエンド無料宿泊追加:年300万円のカードショッピング
また、帰国時1個の手荷物無料宅配サービス、海外の航空機遅延費用保険、スマートフォン・プロテクション、リターン・プロテクション、キャンセル・プロテクションなども付帯します。
こんな方におすすめ
- ヒルトンダイヤモンドを取得したい
- 年300万円以上のカード利用と継続(無料宿泊が年2回に)
ヒルトンアメックスプレミアムカードは、ヒルトン・オナーズのダイヤモンドを取得できる希少なクレジットカードです。
他の日本発行カードでは、年会費が著しく高額なアメックスセンチュリオンしかヒルトンのダイヤモンドを得られる特典はありません。
また、ウィークエンド無料宿泊が無条件で付与されて、年300万円のカードショッピングなら+1泊となり、合計で2泊となるのがメリットです。
ウィークエンド無料宿泊はROKU KYOTO・コンラッド・キュリオコレクションなら1泊35,000円~93,000円になるので、2泊なら7万~12万円相当となります。
公式サイトヒルトンアメックス・プレミアムカード 公式キャンペーン
以下では、アメックスプラチナとヒルトンアメックスの相違点について、ポイント還元率・特典・保険・入会キャンペーンなどのディディールについて掘り下げて比較します。
年会費の比較
アメックスプラチナ、ヒルトンアメックスの年会費は初年度から発生します。初年度無料という仕組みはありません。
カード名 | 本会員 | 家族会員 |
---|---|---|
アメックスプラチナ | 143,000円 | 4枚無料 |
ヒルトンアメックス | 16,500円 | 1枚無料、2枚目以降6,600円 |
ヒルトンアメックス・ プレミアムカード | 66,000円 | 3枚無料、4枚目以降13,200円 |
ETCカードの年会費は無料。新規発行の際には850円(税抜)の発行手数料が必要ですが、初回のみでカード更新時は不要です。
ETCカードは年会費有料というクレジットカードもある中で、無料で維持できるのはナイスですね!
ポイント還元率の比較
アメックスプラチナは一般加盟店で100円(税込)ごとにメンバーシップ・リワードのポイントを1ポイント得られます。
Amazon、Yahoo!ショッピング、iTunes Store/App Store、ヨドバシカメラ、Uber Eats、JAL、一休.com、H.I.S.、海外では、ポイント3倍です。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードは、一般加盟店で100円(税込)ごとに2ヒルトン・オナーズ・ポイントを得られます。プレミアムカードは3%です。
一部還元率が半減したり、対象外となる加盟店があります。
ヒルトン・ポートフォリオ内のホテル・リゾートでカードを利用すると、ポイント還元率が一般カード3%、プレミアムカード7%となります。
利用金額100円(税込)ごとに3ヒルトン・オナーズ・ボーナスポイント
直接ホテルに支払った金額のみが対象であり、じゃらん、楽天トラベル、一休.com、Booking.com、エクスペディア、Hotels.com、agodaといった旅行予約サイトでの事前決済は対象外です。
カード名 | 還元率 (カッコ内はマイル) | |
---|---|---|
一般加盟店 | ホテル | |
アメックスプラチナ | 1% (0.8~1%) | 1% / 3% (0.8~1% / 2.4~3%) |
ヒルトンアメックス | 2% (0.2~0.3%) | ヒルトン:3% (0.3~0.45%) |
ヒルトンアメックス・プレミアムカード | 3% (0.3~0.45%) | ヒルトン:7% (0.7~1.05%) |
アメックスプラチナの利用で貯まるポイントは、無料でお得なレートにて航空マイル、ANA SKYコイン、ポイントフリーダム等にポイントを利用できます。
基本還元率
- ANAマイル還元率:1.0%(1ポイント=1マイル)
- JALマイル還元率:0.4%(1ポイント=0.4マイル)
- その他の航空マイル還元率:0.8%(1ポイント=0.8マイル)
- ANA SKY コインへの交換時:1.0%(1ポイント=1円相当)
マイルの価値については諸説がありますが、通説に則り1マイルの価値を2円と考えると、1ポイントの価値は1.6~2円となります。
ヒルトンアメックスカードの利用で貯めたヒルトン・オナーズポイントは、国内外のヒルトンのホテル予約に利用可能。宿泊料金の精算にポイントとクレジットカードの併用で清算することもできます。
特典宿泊に必要なヒルトン・オナーズポイント数は、ホテル、客室、予約日、滞在日数によって異なります
また、宿泊以外にも、ポイントは多彩な特典や体験と交換することも出来ます。
ヒルトン・オナーズポイントの使い道については、以下で解説しています。
ヒルトンのポイントの価値は概ね1ポイント0.3円~0.7円程度です。概ね実質的な価値は1ポイント=0.5円程度だと考えます。
ただし、繁忙期に高級ホテルに宿泊すると、1ポイント=1円前後で使えるケースもあります。
桜・紅葉の時期の京都や、円安期の海外もお得です。
無料宿泊にポイントが少し足りない場合は、セールでのバイポイントも可能です。
アメックスプラチナで貯まるポイント、ヒルトンアメックスで貯まるヒルトンのポイント価値を比較すると下表のとおりです。
メンバーシップ・リワード | ヒルトン・オナーズ | |
---|---|---|
1ポイントの価値のレンジ | 概ね0.3~2円程度 | 概ね0.3~0.7円程度 (繁忙期は1ポイント1円超も) |
マイル交換 | 1,000ポイント=1,000ANAマイル (交換レート等価) | 10,000ポイント=1,000~1,500マイル (交換レート約0.1~0.15) |
シンプルな価値 | 1ポイント=2円 (ANAマイル交換時) | 1ポイント=0.5円 (無料宿泊利用時の中心) |
※アメックスプラチナのポイントは、ANAマイルへの交換は年4万ポイントが上限
アメックスプラチナの独自特典
アメックスプラチナ、ヒルトンアメックスは、特典に大きな違いがあります。以下、掘り下げて比較。まずはアメックスプラチナの方を解説します。
アメックスプラチナの主なベネフィットは以下のとおりです。
主なメリット
- 秀逸なコンシェルジュサービス
- 有名ホテルの上級会員の資格(ホテル・メンバーシップ)
- ファイン・ホテル・アンド・リゾート
- フリー・ステイ・ギフト(年1回の無料宿泊2名分)
- レストランのコース料理が1名分無料(2 for 1 ダイニングby招待日和)
- 「一見さんお断り」の高級料亭・レストランにアクセス可能
- プライオリティ・パス(家族会員・同伴者1名も無料)
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション(センチュリオンラウンジ等)※例:香港のセンチュリオンラウンジ
- 最上級の付帯保険
- KIWAMI 50、ダイニング・イベント、フランス大使館でのカクテルレセプションなど限定イベント
- 阪急メンズ大阪 プレミアム サービス、パーソナル・インポート・サービス
- エアポート送迎、インターナショナルエアラインプログラム、プライベート・クルーズ、プレミア・ゴルフ・アクセス
- 高級スポーツクラブを都度料金で利用可能(スポーツクラブ・アクセス)
- メンバーシップ・リワードプラスのボーナスポイント(Amazon・Yahoo!ショッピング・JAL・HIS・iTunes等・外貨建て決済が3%還元)
- セカンド・プラチナ・カード、プラチナ・カード・アシスト
- プラチナ・カード限定のボーナスポイント・パートナーズ
- ウェルカムギフト、毎年の誕生日プレゼント
- 金属製の上質のメタルカード、高いステータス
- セカンドオピニオン・優秀な専門医の紹介
- 海外旅行先での24時間日本語サポート
- 手荷物無料宅配サービス(往復)
- Amazon・JAL・Yahoo!ショッピング等ではポイント3倍(ANAマイル3%)
- ポイントの有効期間が無期限(マイルも無期限で貯められる)
特にトラベル関連特典に強みがあり、他社のクレジットカードではブラックカード級のサービスとなっています。
アメックスのコンシェルジェの航空券手配については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価しています。
アメックス・プラチナのコンシェルジェはトラベル関連で卓越したクオリティを発揮しています。
ホテルメンバーシップでは、マリオットボンヴォイ、ヒルトン・オナーズ、プリンスホテル、ラディソンリワードの上級会員資格を取得できます。
ファイン・ホテル・アンド・リゾートというホテル優待では、世界1,500ヶ所以上のホテルにて上級会員のようなベネフィットを享受できます。
主なメリット
- 部屋のアップグレード ※当日の空室状況による
- アーリーチェックイン(12:00から)※当日の空室状況による
- レイト・チェックアウト(16:00まで)※予約時に確約
- 朝食サービス(2名分)
- 客室内のWi-Fi無料
ホテル・メンバーシップの上級会員資格の特典とも併用でき、高級ホテルを中心として、至れり尽くせりのベネフィットを享受できます。
フリー・ステイ・ギフトの特典では、年1回上質のホテルに無料で宿泊できます。
私はこれまでグランドニッコー東京台場、ロイヤルパークホテルに0円で泊まりました。
アメックス・プラチナは、世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港ラウンジを0円で利用できるプライオリティ・パスを無料で発行できます。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル156.59円(2024/7/18時点)換算だと年会費73,440円が無料になります。
アメックス・プラチナでプライオリティパスに入会した場合、本人だけではなく同伴者も1名無料です。
また、家族会員もプライオリティ・パスが無料です。4名まで無料で家族会員になれるので、なんと最大5名分のプライオリティ・パスが無料!
その他、アメックスのグローバル・ラウンジ・コレクションで、センチュリオンラウンジやデルタスカイクラブも利用可能。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの中でもエッジが利いています。
カードの素材は金属製のクレジットカードであり、高級感にあふれています。
基本カードとは別にもう一枚のプラチナ・カードを発行でき、無料で2つの本会員カードを持てます。固定費引落とし用、紛失・盗難の際のバックアップ、支出先・用途ごとの使い分け等に便利です。
2019年4月8日からはインターネットでアメックス・プラチナの自己申し込みが可能になりました。
お得な入会キャンペーンを開催しており、大量のポイントを獲得可能です。初年度は実質的な保有コストを抑えて試せます。
公式サイトアメックスプラチナ 公式キャンペーン
ヒルトンアメックスの独自特典
ヒルトン・オナーズで充実のベネフィットを享受できるのが、ヒルトンアメックスの特徴です。
一般カード・プレミアムカード共通の主要特典はゴールド・HPCJ入会優待・無料宿泊
ヒルトンアメックスはどちらもヒルトンゴールドを無条件で得られます。
ヒルトンのゴールド会員は、本来は年20滞在もしくは40泊が必要なステータスです。
主な特典
- 無料の客室アップグレード(エグゼクティブまで)
- 80%のボーナスポイント
- 無料朝食(会員と同室に宿泊の1名まで)
- 無料のボトルウォーター2本
- レイト・チェックアウト、エクスプレス・チェックアウト
- 優先チェックイン、無料Wi-Fi、デジタルチェックイン
- 2人目の方は宿泊無料(追加料金不要で部屋料金のみ)
また、ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)に一般カードは1万円で入会することが可能です。HPCJに入会後には1万円分の優待券をもらえます。
ヒルトンアメックスプレミアムカードの方は初年度無料となります。
2年目以降も料金1万円(税込)で1万円分の優待券を得られるので、実質無料で維持できます。
ヒルトンの上級会員資格に加えて、HPCJの特典も併用して利用可能です。
主なメリット
- 宿泊特典:HPCJ会員限定割引プラン(シンプルステイから25%OFF)
- レストラン特典:宿泊時20%OFF・その他10%OFF
- 年1回10,000円のプレゼント(宿泊・レストランに利用できる5,000円割引券2枚)
- ヒルトン・オナーズのシルバー会員(初年度)※ヒルトンアメックスカードがあればゴールドなので、この特典は意味なし
ヒルトンホテルで宿泊・食事する方にとってはお得な優待特典です。
HPCJは公式サイトではキャンペーンがなく、初年度から25,000円の年会費が発生します。ヒルトンアメックスカードがあれば、実質無料になってお得です。
ウィークエンド無料宿泊
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードは、年間で合計150万円以上利用し、カードを継続すると、ウィークエンド無料宿泊特典1泊分が毎年プレゼントされます。
プレミアム・カードの方はカード継続だけで、ウィークエンド無料宿泊特典1泊分が毎年プレゼントされます。また、年間で合計300万円以上カードショッピングすると、さらに1泊が追加されます。
対象カード | 基本カード会員のみ(家族カードは対象外) ※家族カードの利用分は本会員の利用分に合算 |
---|---|
有効期限 | 特典発行から1年間 |
対象ホテル | 世界中のヒルトン・オナーズのホテルのスタンダードルーム (コンラッド・キュリオコレクション等の高級ホテルも対象) |
利用可能日 | 金曜、土曜、日曜の夜 |
利用対象外 | 金~日ならいつでもOK(ブラックアウト・利用除外日なし) ※月~木は対象外 |
無料券の方式 | デジタルバウチャー(紙ではない) ※予約は電話、アプリのチャット |
ウィークエンド無料宿泊券は週末のみですが、ほぼすべてのヒルトングループのホテルで使えるので使い勝手が抜群に良好。コンラッド・ウォルドーフアストリア等の高いホテルも対象です。
対象外のホテルは「All-Inclusive Properties」「Distinctive Properties」のごく一部のみなので、高く評価できます。
ROKU KYOTO、コンラッド東京・大阪、キュリオコレクションなどの高級ホテルに宿泊する場合、最低価格ベースでも35,000円~93,000円程度の宿泊料金が必要です(国内のヒルトンのホテル一覧)。
無料宿泊特典利用時だけで年会費はペイします。また、ヒルトンアメックスで付帯する上級会員資格の特典を受けられるので、ホテルで過ごすだけで高い満足度が生じます。
ウィークエンド無料宿泊特典は、ブラックアウト期間はありません。年末年始・ゴールデンウィーク、連休でも、金曜日~日曜日であれば無料宿泊できます。
ヒルトングループ最高級のROKU KYOTOも対象の点がパワフル。マリオットボンヴォイアメックスの無料宿泊と比較しても素晴らしいクオリティです。
したがって、繁忙期に宿泊すると、無料宿泊券の価値が数万円になるケースもあります。国内では以下4つのホテルがおすすめです。
ホテル名 | 価格の目安 | ||
---|---|---|---|
最低 | 土曜 | GW | |
コンラッド東京 | 35,420 | 48,070 | 60,720 |
旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン | 39,776 | 68,725 | 101,280 |
ROKU KYOTO, LXR Hotels & Resorts | 93,345 | 113,585 | 117,380 |
コンラッド大阪 | 57,525 | 84,039 | 84,039 |
その他も、12月31日から関東のホテルに宿泊する場合、1ポイント1円超で宿泊できるホテルが複数ありました。
ホテル名 | 料金 (税・サ抜) |
---|---|
ヒルトン東京 | 81,340 |
ヒルトン東京お台場 | 74,385 |
コンラッド東京 | 147,000 |
ヒルトン成田 | 36,691 |
12月31日が金曜~日曜だった場合は、大きな金銭的価値が生じるベネフィットです。
プレミアムカードの独自特典ではダイヤモンドが秀逸
ヒルトンアメックス・プレミアムカードの方は、なんとヒルトン・オナーズの最上級資格であるダイヤモンドの特典を得られます。
ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムカードを年200万円以上利用すると、ヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員になれます。
ダイヤモンドステータスは達成した年の翌年の12月末まで有効です。例えば2024年に達成した場合、2025年12月末までとなります。
時期 | 利用額条件を達成してから3ヶ月以内に付与 |
---|---|
対象 | 基本カード会員のみで家族会員は対象外 (カード利用額は家族カードも対象) |
利用期間 | 毎年1月1日~12月31日 →達成から暦年の12月末まで有効 |
ヒルトンのダイヤモンド会員は、本来は年30滞在もしくは60泊が必要なステータスです。
主なメリット
- 1ベッドスイートを含む客室アップグレード
- エグゼクティブラウンジ(一部ホテルは対象外)
- 朝食無料
- ポイントもしくはスナック&飲み物をプレゼント(ホテルによって内容は相違)
- +100%のボーナスポイント
- 48時間客室保証
- 年60泊達成時は他の会員にゴールド資格を贈呈可能、年100泊達成時はダイヤモンドを贈呈可能
ヒルトン、コンラッド、ダブルツリーbyヒルトン、ウォルドーフアストリア等のヒルトングループのホテルにおいて、最上級のVIP待遇を享受できます。
ダイヤモンド特典はヒルトン公式サイト等での直接予約時に対象となり、じゃらん、楽天トラベル、一休.com、Booking.com、エクスペディア、Hotels.com、agodaといった旅行予約サイト経由は対象外です。
特に嬉しいのが、1ベッドスイートを含む客室アップグレード、エグゼクティブラウンジ(クラブラウンジ)の無料特典です。
豪華なスイートルームで快適なホテルステイを堪能できます。
リラックスできるエグゼクティブラウンジにて、カフェタイムはケーキ・クッキー・チョコ・スナック・フルーツ・ドリンク、カクテルタイムはアルコール・食事を堪能できます。
日中は空いていることが多いので、スイーツを食べてコーヒーを飲みながら、パソコン作業に集中することも可能です。
実際にヒルトンアメックスプレミアム特典のヒルトンダイヤモンドの状態で、無料宿泊特典を使ったところ、10万円超のスイートルームにアップグレードしていただきました。
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— まつのすけ (@matsunosuke_jp) October 7, 2023
ヒルトン・オナーズのダイヤモンド特典については、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカードの保有&利用だけで、最上級会員資格を得られるのはエッジが効いています。
公式サイトヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムカード 公式キャンペーン
無料宿泊特典の比較
アメックスプラチナ、ヒルトンアメックスの主なベネフィットは、上級会員資格と無料宿泊特典です。
この項では無料宿泊について掘り下げて比較します。
アメックスプラチナ | ヒルトンアメックス | |
---|---|---|
条件 | カード更新のみ | 一般カード:年150万円以上利用 プレミアムカード:1泊は無条件、年300万利用で+1泊 |
対象日 | 利用対象外の日が細く設定 | 金・土・日曜日ならいつでも利用可能 |
無料宿泊の対象 | 国内のオークラ・プリンスホテル・ヒルトン・ ニューオータニ・三井ガーデン・ セレスティン・ハイアット等の一部ホテル | ・ヒルトン・オナーズのホテル ・ごく一部を除いて大部分が対象 |
アメックスプラチナの無料宿泊(フリーステイギフト)は、カードショッピングの条件がなく継続するだけで得られるのが大きなメリットです。
ただし、ブラックアウト期間(対象外日)、追加料金が必要な日が細かく設定されており、使い勝手が良くないのがデメリットです。
他方、ヒルトンアメックスの無料宿泊特典は、利用対象外のホテルがごく一部ですが、利用できる日に制約があります。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードは、年間で合計150万円以上利用し、カードを継続すると、ウィークエンド無料宿泊特典1泊分が毎年プレゼントされます。
プレミアム・カードの方はカード継続だけで、ウィークエンド無料宿泊特典1泊分が毎年プレゼントされます。また、年間で合計300万円以上カードショッピングすると、さらに1泊が追加されます。
対象カード | 基本カード会員のみ(家族カードは対象外) ※家族カードの利用分は本会員の利用分に合算 |
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有効期限 | 特典発行から1年間 |
対象ホテル | 世界中のヒルトン・オナーズのホテルのスタンダードルーム (コンラッド・キュリオコレクション等の高級ホテルも対象) |
利用可能日 | 金曜、土曜、日曜の夜 |
利用対象外 | 金~日ならいつでもOK(ブラックアウト・利用除外日なし) ※月~木は対象外 |
無料券の方式 | デジタルバウチャー(紙ではない) |
ウィークエンド無料宿泊券は週末のみですが、ほぼすべてのヒルトングループのホテルで使えるので使い勝手が抜群に良好。コンラッド・ウォルドーフアストリア等の高いホテルも対象です。
対象外のホテルは「All-Inclusive Properties」「Distinctive Properties」のごく一部のみなので、高く評価できます。
ROKU KYOTO、コンラッド東京・大阪、キュリオコレクションなどの高級ホテルに宿泊する場合、最低価格ベースでも35,000円~93,000円程度の宿泊料金が必要です(国内のヒルトンのホテル一覧)。
ヒルトンアメックスは、無料宿泊特典利用時だけで年会費はペイします。
ウィークエンド無料宿泊特典は、ブラックアウト期間はありません。年末年始・ゴールデンウィーク、連休でも、金曜日~日曜日であれば無料宿泊できます。
ヒルトングループ最高級のROKU KYOTOも対象の点がパワフル。マリオットボンヴォイアメックスの無料宿泊と比較しても素晴らしいクオリティです。
したがって、繁忙期に宿泊すると、無料宿泊券の価値が数万円になるケースもあります。
例えば12月31日から関東のホテルに宿泊する場合、70,000円超のホテルが複数ありました。
ホテル名 | 料金 (税・サ抜) |
---|---|
ヒルトン東京 | 81,340 |
ヒルトン東京お台場 | 74,385 |
コンラッド東京 | 147,000 |
12月31日が金曜~日曜だった場合は、大きな金銭的価値が生じるベネフィットです。
デメリットの比較
クレジットカード選びにおいては、利点だけではなく欠点にも注意を払う必要があります。
これまではメリットについてフォーカスを当ててきましたが、以下ではデメリットについて比較します。
アメックスプラチナのデメリットはコストパフォーマンス
アメックスプラチナの年会費は143,000円と高額であり、コストパフォーマンスは芳しくありません。
海外旅行・出張、高級ホテル宿泊の機会が多くないと、年会費をペイするのは難しいです。
金属製メタルカードの上質感を重視しない方、旅行・出張が多くない方には向いていません。
また、年会費が143,000円(税込)なので、マリオットボンヴォイアメックスプレミアム、ヒルトンアメックス・プレミアムカード、JCBプラチナの3枚持ちも選択肢です。
カード名 | 年会費 | 主な特典 |
---|---|---|
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム | 49,500円 | 無料宿泊1泊 マリオットボンヴォイのゴールドエリート マリオットのプラチナを取得可能 |
ヒルトンアメックスプレミアム | 66,000円 | ヒルトンダイヤモンドを取得可 無料宿泊最大2泊 HPCJ優待入会 |
JCBプラチナ | 27,000円 | JCBコンシェルジュ 最上級の付帯保険 プライオリティ・パス コース料理1名分無料サービス |
合計 | 127,100円 |
コンシェルジュサービスが不要な場合は、以下4枚の組み合わせも有力です。
カード名 | 年会費 | 主な特典 |
---|---|---|
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム | 49,500円 | 無料宿泊1泊 マリオットボンヴォイのゴールドエリート マリオットのプラチナを取得可能 |
ヒルトンアメックスプレミアム | 66,000円 | ヒルトンダイヤモンドを取得可 無料宿泊最大2泊 HPCJ優待入会 |
楽天プレミアムカード | 11,000円 | プライオリティ・パス 楽天SPU+2倍 |
TRUST CLUB プラチナマスターカード | 3,300円 | コース料理1名分無料サービス |
合計 | 114,400円 |
ヒルトンアメックスのデメリット
ヒルトンアメックスの家族カードは主要特典が対象外
アメックスプラチナの家族カードは、無料宿泊特典は対象外ですが、ホテル・メンバーシップの上級会員資格、コンシェルジェ、空港ラウンジなどは対象です。
他方、ヒルトンアメックスの家族カードは、ウィークエンド宿泊特典、ステータス特典、入会キャンペーンは対象外になります。
ヒルトン・オナーズ アメックス・カード、ヒルトン・オナーズ アメックスプレミアムカードは、家族カードには大きなメリットがありません。
コンシェルジュとプライオリティ・パスがない
ヒルトンアメックスプレミアムカードには、コンシェルジェやプライオリティ・パスのサービスがありません。
共通のデメリット
年会費が高い
アメックスプラチナの年会費は他社ブラックカード級であり、ヒルトンアメックスも年会費は他社ゴールドカード~プラチナカード級となっています。
ホテル宿泊に興味がない方、とにかくコストカットしたい方にとっては向いていません。
ホテル宿泊以外で年会費を取り戻せるカードや、年会費無料カードがおすすめです。
アメックスブランドゆえの短所
アメリカン・エキスプレスブランドのクレジットカードに共通する短所も存在しています。
主なデメリット
- 海外で使える店舗数が少ない
- キャッシングが利用不可
- 電子マネーチャージに弱い
アメックスカード共通の難点については、以下に集約しています。
プラチナよりはヒルトンアメックスとMarriott Bonvoyアメックスの2枚持ちがおすすめ
アメックスプラチナとヒルトンアメックスは、あまり2枚持ちはおすすめではありません。
ヒルトン・オナーズのゴールド部分が重複して、無料宿泊特典も一般カードは年150万円、プレミアムカードも2泊目の部分は年300万円のカードショッピングが必要なためです。
ただし、プレミアムカードにはヒルトン・ダイヤモンドというメリットがあるので、アメックスプラチナ+ヒルトンアメックスプレミアムカードは選択肢です。
とはいえ、よりコストパフォーマンスが高くておすすめなのは、Marriott Bonvoy アメックスとヒルトンアメックスの2枚持ちです。
マリオットボンヴォイアメックスプレミアムはマリオットボンヴォイのゴールドエリートの特典を得られて、無条件で年1回の無料宿泊特典があります。
また、Marriott Bonvoy プラチナエリートを獲得可能です(年400万円以上のカードショッピングが条件)。
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
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本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
2枚持ちによって世界一のホテルグループであるマリオットボンヴォイ、世界2位のヒルトン・オナーズを幅広くカバーできるので、まさに無双のトラベル特典が具現化します。
マリオットアメックスとヒルトンアメックスを2枚持ちすることで、世界No.1とNo.2のホテルの上級会員資格を得られます。
- マリオットボンヴォイのゴールドエリートもしくはプラチナエリート
- ヒルトン・オナーズのゴールドもしくはダイヤモンド
また、それぞれのホテルグループでの無料宿泊特典も得られるので、上質で快適なホテルステイが具現化します。
ヒルトンのポイントの価値は1ポイント=0.5円で、マリオットボンヴォイのポイントの価値は1ポイント=約0.833~1円(1マイル=2円換算)です。
ヒルトンアメックスで一般加盟店にて年150万円利用すると、30,000ポイント(実質15,000円)を得られます。
マリオットアメックスプレミアムで年150万円使った場合は、45,000ポイントで実質37,500円となります。
22,500円の差となるので、マリオットアメックスプレミアムにヒルトンアメックスを追加した場合、ヒルトンアメックスの年会費の16,500円(税込)が加わり、39,000円のコストアップとなります。
これで無料宿泊+ヒルトンゴールドの特典が加わります。
ROKU KYOTO等のLXRホテル・コンラッド・キュリオコレクション等に無料宿泊を利用すれば35,000円~93,000円程度になるので、多くの時期ではそれだけでペイします。
マリオットアメックスプレミアムにヒルトンアメックスプレミアムカードを追加する場合、ヒルトンアメックスプレミアムを年300万円利用すると、90,000ポイント(実質45,000円)となります。
マリオットの方は90,000ポイントで実質75,000円なので、30,000円の差があります。+年会費の66,000円(税込)が加わり、96,000円のコストアップです。
これで、無料宿泊2泊+ヒルトンダイヤモンドの特典が加わります。
コンラッド東京・コンラッド大阪・キュリオコレクション等に2泊ステイすると、7万円~12万円になるので、ダイヤモンド特典を合わせしてペイすると考えられます。
1ベッドスイートへアップグレードされたら、絶大な価値が生じます。
まとめ
アメックスプラチナ、ヒルトンアメックス、ヒルトンアメックス・プレミアムカードの比較一覧を再掲します。
項目 | アメックスプラチナ | ヒルトンアメックス | ヒルトンアメックス プレミアムカード | |
---|---|---|---|---|
カードフェイス | ||||
年会費(税込) | 本会員 | 143,000円 | 16,500円 | 66,000円 |
家族会員 | 4枚無料 | 1枚無料、2枚目以降6,600円 | 3枚無料、4枚目以降13,200円 | |
ETCカード | 無料 | 無料 | 無料 | |
ポイント還元率 | 一般加盟店:1% 一部:3% | 一般加盟店:2% ヒルトン:3% | 一般加盟店:3% ヒルトン:7% | |
有効期限 | 無期限 (手続きで) | 最終加算から15ヶ月 | 最終加算から15ヶ月 | |
ホテルの上級会員資格 | 無条件で4つ マリオットボンヴォイ ヒルトンオナーズ プリンスホテル ラディソンリワード | ヒルトンゴールド (無条件) | ゴールド (無条件) ダイヤモンド (年200万利用) | |
カード継続特典 | 1泊の無料宿泊 (無条件) | ウィークエンド無料宿泊特典1泊 (年間150万円以上利用と継続) | ウィークエンド無料宿泊特典2泊 (1泊は無条件、 年300万円利用と継続で+1泊) | |
その他ホテル特典 | FHR (世界900ヶ所以上で優待) | ヒルトン・プレミアム・クラブ・ジャパンの優待入会 (実質無料) 宿泊割引25%OFF、レストラン20%OFF、2年目以降も実質無料 | ||
空港ラウンジ | ◯ | ◯ | ◯ | |
センチュリオンラウンジ等 | ◯ | – | – | |
主なプラチナ特典 | コンシェルジュ プライオリティ・パス インターナショナル・ エアラインプログラム 2 for 1 ダイニングby招待日和 KIWAMI 50 スポーツクラブ・アクセス SBIウェルネスサポート プレミア・ゴルフ・アクセス 阪急メンズ大阪 プレミアム サービス | – | – | |
空港手荷物無料宅配 | 往復2個 | 帰国時1個 | 帰国時1個 | |
海外旅行傷害保険 (カッコ内は家族) | 海外旅行傷害保険 | 一部利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 (1,000万円) | 最高3,000万円 (1,000万円) | 最高1億円 (1,000万円) | |
傷害・疾病治療費用 | 最高1,000万円 (同額) | 最高100万円 (同額) | 最高300万円 (200万円) | |
賠償責任 | 最高5,000万円 (同額) | 最高3,000万円 (200万円) | 最高4,000万円 (同額) | |
携行品 | 最高100万円 (同額) | 最高30万円 (同額) | 最高50万円 (同額) | |
救援者費用 | 最高1,000万円 (同額) | 最高200万円 (同額) | 最高400万円 (300万円) | |
家族特約 | ◯ | ◯ | ◯ | |
航空機遅延費用保険 | 海外最高3万円 (同額) | – | 海外最高2万円 (同額) | |
航空機預託手荷物遅延費用 | 海外最高3万円 (同額) | – | 海外最高2万円 (同額) | |
航空機預託手荷物紛失費用 | 海外最高6万円 (同額) | – | 海外最高4万円 (同額) | |
国内旅行傷害保険 | 適用条件 | 一部利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高1億円(1,000万円) | 最高2,000万円(1,000万円) | 最高5,000万円(1,000万円) | |
入院保険金(日額) | 5,000円/日 | – | – | |
手術費用保険金 | 最高20万円 | – | – | |
通院保険金(日額) | 2,000円/日 | – | – | |
家族特約 | ◯ | ◯ | ◯ | |
ショッピング保険 (90日間) ※自己負担1事故1万円 | 年最高500万円 | 年200万円 | 年最高500万円 | |
スマートフォン・プロテクション | – | – | 年3万円限度 | |
リターン・プロテクション | 年最高15万円 | – | 年最高15万円 | |
キャンセル・プロテクション | 年最高50万円 | – | 年最高10万円 | |
海外サポート | プラチナ・カード・アシスト | グローバル・ホットライン | オーバーシーズ・アシスト | |
その他付帯保険 | ホームウェアプロテクション ワランティープラス 個人賠償責任保険 ゴルフ保険 | – | – | |
オンライン・プロテクション | ◯ | ◯ | ◯ | |
サブカード | ACカード | – | – | |
素材 | 金属 | プラスチック | プラスチック | |
ポイント対象の電子マネー | Apple PayのQUICPay | |||
ポイント対象のPay | au PAY、d払い | |||
アメックス共通優待 | アメックスオファー、デポジット等 | |||
申し込み資格 | 20歳以上の正社員・個人事業主など |
アメックスプラチナには、コンシェルジェ、世界中のホテルでの優待特典(FHR)、年1回の無料宿泊特典(フリー・ステイ・ギフト)、充実の付帯保険など、豊富な特典が付帯しています。
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