ANA To Me CARD PASMO JCB(愛称:ソラチカカード)というクレジットカードがあります。
ソラチカカードは年2,750円(税抜)のコストで最大1.54%ANAマイル還元のクレジットカードです。スマリボの活用が必要ですが、屈指の高パフォーマンスを発揮します。
また、メトロポイントを1対0.9という高レートでANAマイルに移行できるので、東京メトロの利用が多い方におすすめです。
実際にソラチカカードを7年に渡って活用した経験にもとづき、メリット・デメリット・価値について口コミとしてまとめます。
国際ブランド |
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マイル還元の電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- 2回払い
- リボ払い
- 海外旅行保険
- ショッピング保険(海外)
- 航空機搭乗中の保険(ANA一般カード共通)
年会費(税込) | 継続ボーナス | |
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初年度 | 2年目~ | |
無料 | 2,200円 | 1,000マイル |
マイル | ポイント | フライトボーナス |
ANAマイル | Oki Dokiポイント | +10% |
- 年間ボーナスポイントをメトロポイント経由でANAマイルに交換すると最大1.09%還元
- 東京メトロ乗車でポイント(平日5P、土休日15P)
- メトロPlus 自販機で100円につき1P、店舗200円につき1P
- PASMOチャージが還元対象
- 定期券購入時1,000円につき5メトロポイント+1 Oki Dokiポイント
- 100メトロポイント⇒90ANAマイル
年会費は750円+税まで引き下げられる
ソラチカカードの本会員の年会費は初年度無料、2年目以降は2,200円(税込)です。
スマリボを登録したら1,250円(税抜)のキャッシュバックを受けられます。
ただし、初回から利用額全額に対してリボ手数料が発生し、極小化するには銀行振込かATMでの繰り上げ返済が必要です。
メインカードは他にあってほとんど使わない場合以外は、年会費発生前のみスマリボに切り替えるか、毎月繰り上げ返済する運用に手間がかかります。
家族会員の年会費は、初年度は本会員が無料の場合、家族会員も無料、2年目以降は1,100円(税込)となります。
ETCカードは無料です。 QUICPay(無料)、 PiTaPa(年1度利用で無料)も発行できます。
年会費は無料のクレジットカード以外は持たないというお考えの方も多いと思います。できれば年会費は無料の方が嬉しいですよね。
ソラチカカードのコスト | 費用 |
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入会金・発行手数料 | 無料 |
年会費 | 初年度:無料 2年目以降:2,200円(税込) ※スマリボの活用で750円+税 |
ETCカード年会費 | 無料 |
データ維持費・事務手数料など | 無料 |
更新手数料 | 無料 |
解約手数料・違約金 | 無料 |
ソラチカカードの卓越したメリット8選
ソラチカカードは年会費が安いカードであるにもかかわらず、豊富なベネフィットが満載となっています。
その中で主要な長所としては8つ挙げられます。
- 年会費750円(税抜)にて維持可能で毎年1,000ボーナスマイル
- スマリボを活用すると最大1.54%還元
- マイル移行手数料は3年に1回でOK
- QUICPay(nanaco)でセブン-イレブンが約1.75%還元
- フライトボーナスマイル等のANA一般カード共通特典
- 東京メトロ乗車でメトロポイント
- メトロポイントは10対9の交換レートでANAマイルに移行可能
- PASMOへのオートチャージ・定期券購入でポイントを獲得可能
以下ソラチカカードの主要特典についてブレイク・ダウンします。
年会費750円(税抜)にて維持可能で毎年1,000ボーナスマイル
自動リボ払いサービスの「スマリボ」に登録し、年1回のカードショッピングを利用すると、年会費の割引を受けられます。
スマリボの活用でANA JCBとソラチカカードの年会費が割引で825円に!
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年1回のカードショッピングのサイクルは、「カードの有効期限月の前月15日から1年以内」となります。Amazonギフト券15円でもOKです。
一般カードのソラチカカードの場合、1,250円(税抜)の割引を受けられますので、2年目以降は750円(税抜)で維持できます。
これで毎年1,000マイルのボーナスマイルを得られるので、ANAマイラーにとっては絶大な利点があります。
年会費(税込) | ボーナスマイル | |
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初年度 | 無料 | 入会キャンペーンで大量のマイル |
2年目以降 | スマリボで750円 | 毎年1,000ANAマイル |
スマリボを活用すると最大1.54%還元
ソラチカカードは上手くスマリボを活用すると、低コストで高還元となり、著しく得することが可能です。
スマリボは基本的にはANA JCB一般カード、ソラチカカードを寝かす場合に、年会費が割引になってお得なサービスです。
しかし、繰り上げ返済の手間を許容できるなら、メインカードとしてガンガン活用する場合でもお得な制度です。
スマリボを設定すると、通常ポイント・マイルとは別に通常0.3%ANAマイル相当のOki Doki ボーナスポイントを得られます。
これをOki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルという「新ソラチカルート」でANAマイルに移行すると、1.5倍の0.45%のANAマイルとなります。
したがって、ソラチカカードのANAマイル還元率は、最大1.54%となり、なんと年会費155,000円(税抜)のANAダイナースプレミアムを凌駕する高水準に昇華しますよ!
前年度の年間利用額 | 基本還元率 | 新ソラチカルート ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|
50万円未満 | 1% | 0.45% | 1.45% |
50万円以上 | 1% | 0.495% | 1.495% |
100万円以上 | 1% | 0.54% | 1.54% |
エポスカードのようにPay-easyで繰り上げ返済できると楽なのですが、JCBのスマリボはコンビニに行く必要があるのがデメリットです。
スマリボを活用した還元率UPの方法の詳細・注意点については、以下で解説しています。
マイル移行手数料は3年に1回でOK
ソラチカカードのマイル移行の方法には、「マルチポイントコース」と「自動移行コース」があります。
マルチポイントコースは任意のタイミングでポイントをマイルに交換し、自動移行コースは自動的にマイルに交換されます。
5マイルコースの場合はマイル移行手数料がないので、移行を忘れないようにマルチポイントコースが便利です。
10マイルコースの場合は、移行手数料はマイルに移行しない年度は発生しません。
つまり、自動移行コースだと毎年5,500円(税込)がかかりますが、2年に1回移行すると1年あたりのコストは2,750円(税込)になります。
毎年マイルに移行する場合は自動移行がいいですが、2年に1度でOKならマルチポイントコースが望ましいです。
なお、スケジュール管理が重要となりますが、10マイルコースの移行手数料は最大で3年に1回で済みます。
- 2025年4月1日に10マイルコースに登録(2026/3/31迄1ポイント→10マイルに)
- 2026年3月31日に全ポイントをマイルに移行
- 2026年4月1日~2028年3月31日の期間はポイントを交換しない(※2026年4月の獲得ポイントの有効期限は2028年4月末)
- 2028年4月にポイントをマイルに交換(※4月末までに交換しないとポイントが失効する点に注意)
後はこれを繰り返せば、マイル移行手数料の支払いは3年に1回で済みます。
ただし、ポイント交換を忘れて失効するリスクがあるので、Googleカレンダー等を利用してメールでアラームが届くように設定しましょう。
QUICPay(nanaco)でセブン-イレブンが約2.29%還元
セブン-イレブンのヘビーユーザーの方ですと、ソラチカカードの10マイルコースは屈指の高還元でバリューが高いです。
セブン-イレブンは「ANAカードマイルプラス」の対象店舗で0.5%のマイルが特別に貯まります。5マイルコースだと1.0%のANAマイルが付与され、10マイルコースだと1.5%になります。
スマリボとOki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルを駆使する場合、2.054%となります。
ソラチカカードはJCBブランドですので、「QUICPay(nanaco)」を使えます。
セブン&アイが発行している電子マネーのnanacoカードには、QUICPayも搭載されており、申し込むとnanacoでQUICPay払いが可能になります。
セブン-イレブンでQUICPay(nanaco)を使うと、0.5%のnanacoポイントを得られます。
Q500nanacoポイントは250ANAマイルに交換できるので、QUICPay(nanaco)は0.25%のANAマイルが取れることになります。
5マイルコースだと合計で1.25%、10マイルコースなら合計1.75%、スマリボ活用時は約2.29%のANAマイルが得られます。
フライトボーナスマイル等のANA一般カード共通特典
ソラチカカードなら、ANA 一般カードの共通の特典を受けられます。
ANAカード特約店である「ANAカードマイルプラス」の提携店・対象商品では、利用金額100円または200円(税込)につき1マイルが積算されます。
また、通常のフライトマイル(国内線・国際線)に加えて、区間ごとのボーナスマイルがプレゼントされます。
「区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×10%」がもらえるので、フライト頻度が多い方にとっては利点が増幅。ANA FESTA、ANA DUTY FREE SHOP等での割引優待もあります。
更に、Tokyo Metro To Me CARD共通のベネフィットも享受できるのが、他のANAカードにはない利点。渋谷ちかみちラウンジも使えます。
ソラチカカードには「メトロポイントPlus」というお得な制度があります。To Me CARDの会員サイトか多機能券売機で申し込めます。
加入手続きを済ませてからソラチカカードのPASMO機能で東京メトロの改札を通って電車に乗ると、1乗車ごとに以下のメトロポイントが貯まります。
- 平日 :1乗車5ポイント(5円相当)
- 土休日:1乗車15ポイント(15円相当)
例えば平日に銀座に寄るために勤務先の日本橋から乗った場合、168円で5円もキャッシュバックとなります。なんと約2.98%です。
休日に自宅の神楽坂から後楽園に遊びに行った場合、なんと168円で15円もポイントがたまります!約8.93%^^
空前の低金利で金利が0%に張り付いている中では、とてもお得ですよね。運賃一覧とそれに対する還元率は下表の通りです。
運賃 (ICカード) | 平日乗車 | 休日乗車 |
---|---|---|
168 | 2.98% | 8.93% |
199 | 2.51% | 7.54% |
242 | 2.07% | 6.20% |
283 | 1.77% | 5.30% |
314 | 1.59% | 4.78% |
普通に乗ったら何も無しなのに、ソラチカカードを使うだけで最大9%近い還元となるのです。ソラチカカードを保有していると、東京メトロ乗車がはかどりますね。
また、メトロポイントPlus加盟店にてPASMO電子マネーを利用すると、メトロポイントが貯まります。
- 店舗 :200円(税込)につきメトロポイント1ポイント
- 自販機:100円(税込)につきメトロポイント1ポイント
駅売店のメトロス、便利なSHOPが多数揃っているEsola・Echika等でお得な目チロポイント還元を享受できます。
東京メトログループの商業施設や売店で、ショッピングしたり、レストラン・カフェを利用している場合は着実なメリットがあります。
なお、東京メトロに乗車する機会がとても多い場合は、1乗車ごとに平日20ポイント・土休日40ポイントを得られるTo Me CARD ゴールド、ソラチカゴールドカードも選択肢です。
メトロポイントは10対9の交換レートでANAマイルに移行可能
東京メトロの利用で貯まるメトロポイントの使い方は多数あります。おすすめのポイント移行先は以下の通りです。
- PASMOチャージ:10ポイント→10円チャージ
- ANAマイルに移行:100ポイント→90マイル
- nanacoポイント:500ポイント→500ポイント
ソラチカカードの最大のメリットは、メトロポイントを10対9の交換レートでANAマイルに移行できる点です。
通常のTo Me Cardは10対6ですので、ソラチカカードが圧倒的に上回っています。
メトロポイントからANAマイルに移行できるのは、1ヶ月あたり2万ポイント(18,000マイル)が上限です。
ただし、多くの方はこれを突破することはほとんどないでしょうし、仮にここがボトルネックになったとしても、メトロポイントの有効期限までは問題なく交換しきれることがほとんどです。
2万メトロポイントがしっかりと18,000ANAマイルに代わりました!
ソラチカカードを利用する場合はANAマイルに移行する方が多いと思います。ANAマイルを使わないならば他のTo Me CARDでOKでしょう。
他のポイントはマイルに移行する場合、交換レートが10対5~10対7というのが大多数です。
そうした情勢下において、10対9でメトロポイントをANAマイルに移行できる点は、絶大なメリットです。
公式サイトソラチカカード 公式キャンペーン
PASMOの定期券と一体
ソラチカカードは定期券一体型であり、カードの枚数を減らせます。現代社会においては多種多様なカードがあるため、財布の中がカードで膨れがちです。
ANAカード、To Me CARD、PASMO定期券の三位一体型のソラチカカードですと、財布をコンパクトに薄く軽くできます。
しかもPASMO機能があるのに、PASMOのデポジット料金500円が不要です。
定期券購入時は0.5%のメトロポイント(0.45%のANAマイル)、通常のカードショッピングと同じOki Dokiポイント・マイルを二重取りできます。
モバイルPASMOの定期券購入ではメトロポイントは貯まらず、クレジットカードのポイントしか貯まりません。
PASMOへのオートチャージ・定期券購入でポイントが貯まる
ソラチカカードはTo Me CARDの機能があるので、PASMOへのオートチャージでポイントが貯まります。定期券の購入でもポイントが貯まります。
オートチャージ時は、通常のカード利用と同様に1,000円につき1ポイント貯まります。マイル付与率0.5%です。
東京メトロの定期券売場や多機能券売機で定期券を購入するとクレジットカードのポイントに加えて、1,000円につきメトロポイント5P(0.5%)が貯まります。ポイント二重取りとなります。
将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
JR東日本のビューカードは、チャージ・オートチャージ・定期券購入時の還元率が1.5%なので、それと比べると今ひとつというイメージが出ます。
ただし、通常のカード利用時と同様に、「10マイルコース」(後述)に加入すると、マイル付与率1.0%でANAマイルが貯まるようになります。
パスモは電車以外でも首都圏のバスの料金にも使えますし、Suicaが使えるお店での買い物にも使えます。
利便性はかなり高いです。「便利」かつ「お得」です。両方を高い次元で充足しているのは素晴らしいです。
ソラチカカードはPASMOオートチャージでザクザクとANAマイルを獲得できます。
その他、PASMOのオートチャージで得することが可能なクレカについては、以下で精緻に分析しています。
2020年に開始したモバイルPASMOでは、手動チャージも可能です。
おサイフケータイの機能があるAndroidユーザーの場合、モバイルPASMOも利用できます。
PASMOがオートチャージだけではなく、任意のタイミングでクレジットカードにてお得にチャージできるようになり、利便性がより一層向上しました。
電子マネー・Pay対応
プリペイド型電子マネーへのチャージ
電子マネーへのチャージでポイントがつくのはPASMOのみです。
nanaco、楽天Edy、モバイルSuica、SMART ICOCAへのチャージはできますが、ポイント対象外です。
nanaco、SMART ICOCAへのチャージでおすすめのクレジットカードは以下にまとめています。
楽天Edyチャージでお得なクレジットカードは、リクルートカード(1.2%)、エポスゴールドカード(0.5%~1.5%)、JQカード エポスゴールド(0.5%~1.5%)です。
モバイルSuicaへのチャージは、ビューカードがベスト。ANAカードですと、ANA VISA Suicaが年会費751円(税抜)で維持できます。その他おすすめのビューカードは以下のとおりです。
- ビックカメラSuicaカード(年1回利用で年会費無料で還元率1.0~1.5%)
- ビューカード スタンダード(定期券一体型で還元率0.5~1.5%)
- ルミネカード(ルミネでの利用で5~10%割引)
- JRE CARD(アトレ・テルミナ・グランデュオ・エスパル・フェザン等の利用で3.5%還元)
- JALカード Suica(Suicaチャージで貯めたポイントをJALマイルに移行可能)
- ビューカード ゴールド(東京駅のラウンジ、年1回のプレゼントなど充実の特典)
Apple Payに対応!お買い物・Suicaチャージが可能
7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchは、おサイフケータイに類似するサービス「Apple Pay」が利用可能です。
モバイルSuicaに類似した仕組みで電車・バス等に乗ることができます。また、iDかQUICPay・nanaco・WAONの店舗でお買い物することが可能です。
Suica、PASMO(モバイルPASMO)は使えますが、SMART ICOCA、PiTaPaには対応していません。
ソラチカカードをApple Payに登録すると、QUICPayとして割り当てられて、全国のQUICPay加盟店でお買い物できます。Oki Dokiポイントも貯まります。
QUICPayの利用分はポイントの対象ですが、Apple PayのSuicaへのチャージはポイントの付与対象外です。
JCBはAndroidやガラケーのモバイルSuicaへのチャージがポイント付与の対象外です。Apple PayのSuicaも同じ取扱いになりました。
アップルペイでのSuicaチャージでポイントが貯まるクレジットカードについては、以下で分析しています。
実際にApple Payを使ってみた感想については、以下にまとめています。
Payサービス
ANA JCBカードはスマホ決済のPayの分野はVisa/Mastercardと比べると弱く、主要サービスで使えるのはd払いのみです。
ANAマイルの使い道
ソラチカカードで貯めたマイルは、ANA、スターアライアンス加盟航空会社の特典航空券などと交換できます。
フライト・旅行に役立つ交換先が満載
世界最大級の航空連合でワールド・ワイドなフライトが可能です。
主な交換先
- 国内線/国際線の特典航空券
- 提携航空会社特典航空券
- ANA国際線アップグレード特典
- ANA SKY コイン
- 今週のトクたびマイル
- ANAショッピング A-styleでの利用
- 提携ポイントやクーポンとの交換
- 多種多様なアイテムへの交換(ANAセレクション)
- ホテル宿泊・レストランのお食事券
ANAマイルの使い道詳細
マイルは他のANAカードや家族カードと合算可
ソラチカカードは、他のANAカードや家族カードとマイルが合算できます。これは地味なメリットですね。
例えばソラチカカードとANA JCB一般カードの2つを合算できます。
また、Visa、Mastercardなど、複数のANAカードを保有することができます。全種類のANAカードの比較については、以下にまとめています。
ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。
以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。以下にまとめています。
ANA VISA Suicaカード、nimoca、TOKYU POINT ClubQは「マイ・ペイすリボ」というリボ払いに登録して年1回以上利用すれば、普通は2,200円(税込)の年会費が751円になります。
「マイ・ペイすリボ」は、リボ払い金額をカード利用額の上限にしておけば、手数料はかかりません。
これで毎年1,000マイルの継続ボーナスをもらえます。1マイル2円と考えると2,000円相当なので得してしまいますよ!
ソラチカカードの1,000マイルのボーナスとは別にもらえます。年会費よりも得られるマイルの方がお得になります。同様のカードが他に2枚あります。
一般のANA VISA/マスターカードは、2,000円(税抜)の年会費が1,025円(税抜)になります。これで毎年1,000マイルの継続ボーナスをもらえます。
三井住友カードが発行する以下の5枚はリーズナブルな年会費で維持できるので、継続ボーナスでむしろ得することができます。
5枚全て発行したら、1マイル約0.93円で毎年5,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
公式サイトANA VISA/マスターカード 公式キャンペーン
マイルを徹底的に貯めるならば、ソラチカカード以外にこれらも保有して、継続ボーナスを受け取ると、ANAマイルがザクザクと貯まります。
なお、ANAカードではありませんが、JCBからJCB一般カードとAMCの機能を融合させた「JCB一般カード/プラスANAマイレージクラブ」が出ています。
しかし、これよりはソラチカカードの方が圧倒的にマイル付与率が高いので、ANA To Me CARD PASMO JCBの方がお得です。
ソラチカカードのデメリット
ソラチカカードは利点が多い反面、欠点も存在しています。
スマリボの運用が面倒な場合はお得度が低下
ソラチカカードのコアのメリットは、スマリボ、Oki Dokiボーナスポイント→メトロポイント→ANAマイルの活用でANAマイル還元率が1.54%に昇華する点です。
ただし、スマリボの場合はインターネットでの繰り上げ返済が不可能で、コンビニATMで返済手続きを行う必要があります。
こうした手間を許容できない場合は、ANA VISA/マスター 一般カードの方がスペックが良好。マイ・ペイすリボの場合は、会員サイトでお手軽に繰り上げ返済できるのが利点です。
マイルに興味がない方にとっては、年会費無料カードで基本1.2%のリクルートカードの方がより高還元です。
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- 分割払い
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
年会費 | ポイント名 | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
無料 | 無料 | リクルートポイント |
還元率 | マイル還元率 | 発行スピード |
1.2% | 0.6% (JAL) | 1週間程度 |
- 1.2%の高還元!
- ポイントは便利なPontaポイント・dポイントに交換可能
- 年会費が無条件で無料!家族カードも無料
- 年200万円のショッピング保険が付帯(国内外)
- Visa/Mastercardは楽天Edy・SMART ICOCA・Kyash・楽天ペイもポイント対象
Kyash Cardを利用不可能
ライバルのANA VISAカード、ANA Mastercardの場合、トヨタウォレットへのチャージが還元の対象なので、ポイント二重取りが可能です。
- ANA VISA/マスター 一般カードでのチャージ時:マイ・ペイすリボで0.5%~1%のANAマイル
- トヨタウォレットの利用時:1%のキャッシュバック
トヨタウォレットへのチャージは、JCB→Kyash経由か、ポイント還元が対象のクレジットカードを利用しましょう。
ポイントが貯まるのは1,000円毎
ポイントが月間利用額1,000円(税込)ごとに貯まるのは、地味なデメリットです。1,000円ごとだと、1~999円の端数に対して付与されるポイントが0になってしまいます。
なお、JALカードの場合は、100円ごとに0.5~1マイルで、利用1回ごとに付与されます。
ETCカードの年会費が有料
ソラチカカードのビューETCカードは、524円(税込)の年会費が発生。年会費無料のETCカードもある中では欠点となります。
ETCカードの年会費を避けたい場合は、サブカードとして年会費・ETC年会費がいずれも無料のクレジットカードを使うとお得です。
- Orico Card THE POINT(Amazon等のネット通販で原則還元率2%以上)
- イオンカードセレクト(イオンで月2回5%OFF/WAONチャージでポイント)
- エポスカード(丸井で10%off/全国10,000店以上で優待割引)
- リクルートカード(JCB)(還元率1.2%)
- セゾンパールアメックス(セゾンアメックスキャッシュバックでお得な還元)
PASMOと一体型で紛失時は打撃
クレジットカード・PASMOが一つのカードであることはメリットにもなりますが、万が一の紛失時のリスク分散などの観点で、別々の方がいいという場合はデメリットになります。
国内ではショッピング保険がない
ソラチカカードは国内でのショッピング保険がありません。
年会費無料でショッピング保険が付帯しているクレジットカードとしては、イオンカードがおすすめです。
補償期間が180日間と長く、かつスマートフォンも対象である点が秀逸。大多数のクレジットカードはスマホは補償対象外です。
特に妙味が高いのは、WAONオートチャージが0.5%還元となり、イオン銀行Myステージで優遇があるイオンカードセレクト、イオンシネマ1,000円の特典がある以下のカードです。
映画の割引料金や優待があるクレジットカードの中でもエッジが効いています。
ミッキーマウスのデザイン、トイ・ストーリー デザインもあります。希少なディズニーデザインのクレジットカードの一角です。
ソラチカカードの口コミまとめ
ソラチカカードは、年会費初年度無料、2年目以降2,200円(税込)のANAカードです。
スマリボの活用で年会費が750円(税抜)になり、ANAマイル還元率が最大1.54%となるのがメリットです。
ソラチカカードはANA VISAカード、ANA Mastercardと比較すると低還元という評判・口コミが多いですが、スマリボの活用を許容できる場合は低コストで高還元に昇華します。
交換スケジュールを工夫すると、5,500円(税込)のマイル移行手数料の支払いは3年に1回で済むので、年間トータルコストは2,750円(税抜)で最大1.54%還元を享受できます。
また、乗車・ショップ・自販機の利用でメトロポイントが貯まる仕組みがあり、東京メトロ利用者は利用価値が特大。10対9の好レートでANAマイルに交換できるのが良い点です。
メトロス、Echika、Esolaでお得にポイントが貯まる仕組みもあり、日常的に使っている方の場合、利点が増幅します。
もちろん最大1.54%ANAマイル還元は強力なので、全く東京メトロを使わない方にとっても魅力が高いANAカードです。
国際ブランド |
---|
マイル還元の電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- 2回払い
- リボ払い
- 海外旅行保険
- ショッピング保険(海外)
- 航空機搭乗中の保険(ANA一般カード共通)
年会費(税込) | 継続ボーナス | |
---|---|---|
初年度 | 2年目~ | |
無料 | 2,200円 | 1,000マイル |
マイル | ポイント | フライトボーナス |
ANAマイル | Oki Dokiポイント | +10% |
- 年間ボーナスポイントをメトロポイント経由でANAマイルに交換すると最大1.09%還元
- 東京メトロ乗車でポイント(平日5P、土休日15P)
- メトロPlus 自販機で100円につき1P、店舗200円につき1P
- PASMOチャージが還元対象
- 定期券購入時1,000円につき5メトロポイント+1 Oki Dokiポイント
- 100メトロポイント⇒90ANAマイル
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのクレジットカードとしてソラチカカードを挙げています。
ソラチカカードはお得な入会キャンペーンを開催しています。
東京メトロ乗車で最大級のメトロポイントを得られて、スマリボの活用で1.5625%ANAマイル還元となるゴールドカードもあります。
ソラチカカード、ソラチカゴールドカードのいずれも、エッジが効いているハイクオリティ・カードです。