大学生・短大生・専門学校生・大学院生などの学生になると、クレジットカードの作成が検討課題となりますね。進学の際には作るかどうか迷う方が多いです。
クレカがあるとネット通販やアプリ・ゲームなどの課金で便利ですし、日常のお買い物においてもポイントやマイルの還元、キャッシュバックや割引があってお得です。
学校生協、食堂、学食、売店などでクレジットカードが使える学校の場合、それらの利用分もポイント還元の対象です。新生活を便利でお得に彩ることが可能になります。
学生用クレジットカードについて、2024年10月の最新の状況をわかりやすく徹底的に解説します。
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目次
学生カードとは
一般のクレジットカードは万人向けに作られており、審査基準をクリアする方なら誰でも入会できるカードが大多数です。
しかし、一部に女性向け、シニア向け、20代の若年層向けといった特定の方々向けに作られているクレジットカードがあります。
この限定・専用タイプのクレジットカードの中に、在学中の方しか入れない学生カードがあります。
大学生・短大生・専門学校生・大学院生などの学生のみが入会できるクレジットカードです。
学生の中でクレジットカードを作れないのは高校生、中学生、小学生であり、たとえ留年して18歳・19歳になっていてもNGです。
また、いくらアルバイトをやっていたり大人気YouTuberなどであることから、サラリーマン並みの年収でも、親が大金持ちだったとしても、基本的には作成できません。
もちろん、留学の場合などで親の家族カードを持つことが可能なカード会社も例外的にあります。
留学などのケースにおいて高校生でクレジットカードを持ちたい場合は、親に頼むのが選択肢となります。
学生のうち、大学生、短大生、専門学校生は問題なく作成可能です。高専の学生の場合は、18歳以上の方だと作成可能なクレジットカードもあります。
学生がクレジットカードを利用するメリット
一般的にはクレジットカードは社会人になってからというイメージが強いかもしれません。
しかし、学生の方でもクレカを活用すると大きなメリットが生じます。
オンライン決済が便利
オンラインショッピング・サービスの支払い、アプリやゲームなどの課金では、いちいちコンビニ払いや銀行振込を行うのは手間がかかります。
また、無駄な手数料が発生することもあります。しかし、クレジットカードの1回払いならコスト0円で便利に決済することが可能です。
日常の生活費で還元を受けられる
また、コンビニ、スーパー、カフェ・レストラン、カラオケ、丸井・ルミネ・阪急などの百貨店、ドン・キホーテやイオンモール等の商業施設など、日常的に使い頻度が多い店舗での支払いに使えます。
現金払いだと1円たりとも得しませんが、クレジットカード払いならポイント・マイル・キャッシュバックによる還元を享受できます。
キャッシュバックのクレジットカードもあるので、ポイントを貯めて使うのが面倒という方でも安心・安全です。
クレジットカードに抵抗がある場合は、デビットカード、国際ブランド搭載型プリペイドカードという選択肢もあります。
デビットカードは銀行の普通預金の範囲内にて利用可能なので、使い過ぎる心配がありません。
名前 | 特徴 |
---|---|
楽天銀行デビットカード | 還元率1%で楽天スーパーポイント還元。デビットカードの中では基本還元率が日本一 |
住信SBIネット銀行 Visaデビット付キャッシュカード | 還元率0.6%。月1万円以上利用で住信SBIネット銀行のスマートプログラムのランクアップ。年会費無料 |
デビットカード(Mastercard) ※住信SBIネット銀行 | 還元率0.8%。月1万円以上利用で住信SBIネット銀行のスマートプログラムのランクアップ。年会費無料 |
プラチナデビットカード(Mastercard) ※住信SBIネット銀行 | 還元率1%。ラウンジキー、コース料理1名分無料サービス、手荷物無料宅配、モバイル保険など充実の特典 |
GMOあおぞらネット銀行のデビットカード | 還元率0.6%。1円単位でのキャッシュバックが魅力。年会費無料 |
セブン銀行 デビット付きキャッシュカード | 一般加盟店では還元率0.5%でnanacoポイントが貯まる。セブンイレブンでは1.5%。年会費無料 |
イオン銀行キャッシュ+デビット | 一般加盟店では還元率0.5%、イオンでは1%でWAONポイントが貯まる。イオングループで月2回5%OFF等の特典。年会費無料 |
ソニー銀行のSony Bank WALLET | 優遇プログラム Club S のステージに応じて、利用額の0.5%~2.0%がキャッシュバック。上限は20万円/月。年会費無料 |
PayPay銀行のVisaデビットカード | 0.2%PayPayポイント還元。年会費無料 |
三菱UFJ-VISAデビット | 利用金額の0.2%がキャッシュバック。年100万円のショッピング保険あり。年会費無料 |
SMBCデビット | 利用金額の0.25%がキャッシュバック。ショッピング保険は海外のみ。年会費無料 |
みずほJCBデビット | 利用金額の0.2%がキャッシュバック。みずほマイレージクラブの「うれしい特典」。ショッピング保険は海外のみ。年会費無料 |
ANAマイレージクラブ Financial Pass Visaデビットカード | スルガ銀行ANA支店。AMC機能あり。年100万円以上の利用で3,000マイル、年200万円だと8,000マイル。年会費無料 |
デビットTカード スルガバンク | 還元率0.5%でTポイントが貯まる。年会費無料 |
銀行預金を使えるデビットカードもイヤな場合は、国際ブランド搭載型プリペイドカードがおすすめです。事前にチャージした範囲内でしか使えないので安心・安全です。
名前 | 特徴 |
---|---|
Revolut | Visaブランド。還元なしも外貨決済の手数料がなく、為替コストも僅少なので、外貨建て決済におすすめ |
トヨタウォレット | Mastercardのネットで使えるプリペイドカード。リアル店舗ではiD決済が可能。還元率1% |
Kyash Card | 還元率0.2%。VisaかMastercardなら大多数のクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
au PAY プリペイドカード | auユーザーが利用可能。Mastercard加盟店で還元率0.5~5.5%。 au PAYチャージにおすすめのクレジットカードでポイント二重取りが可能 |
dカード プリペイド | Visa加盟店で0.5%のdポイント。ローソンではその他に3%還元。dポイントでチャージ可能 |
ソフトバンクカード | ソフトバンクユーザーが利用可能。Visa加盟店にて還元率0.5% |
JAL Global WALLET | カード利用でJALマイルを獲得可能。海外ATMでの現地通貨引き出し、クレジットカードでのチャージも可能 |
ANA JCBプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。JCB加盟店で利用可能 ANA JCBカード、楽天カードやヤフーカード等のJCBならチャージ無料 |
ANA VISAプリペイドカード | 0.5%のANAマイルが付与。Visa加盟店で利用可能。ANA VISAカード、ANA Mastercardならチャージ無料 |
エポスVisaプリペイドカード | エポスカード保有者が利用可能。ポイントをチャージしてVisa加盟店で利用可能。還元率0.5% |
お財布に入れるカードの枚数をカット可能
学生協のクレジットカード、学生証が一体になった「Tuoカード」もあり、お財布に入れるカードの枚数を減らすことができます。
お財布を軽くてシンプルにすることが可能で、日々の生活がスマートになります。
Tuoカードは卒業後は解約しなければ自動的に「社会人カード」が送られてきます。
利用限度額は低め
学生向けクレジットカードの特徴は、利用限度額が5万円や10万円など非常に低いことです。海外旅行や高価な家具・家電類・引っ越しなどの決済には困る場合もあります。
ただし、日常的な決済は問題ない方が大多数でしょう。正当な理由の高額支出なら、クレジットカード会社に相談すると一時的に増額してくれる場合があるので、サポートセンターに電話してみましょう。
利用限度額が低いのがどうしてもイヤな場合は、アメックス・グリーンも候補となります。
アメックス・グリーンは一般的なゴールドカード相当のカードですが、就活の内定を得ている大学生・大学院生・短大生・専門学校生で20歳以上の方なら作成可能です。
アメックスの場合、事前入金(デポジット)システムがあります。
例えば、30万円を事前入金しておけば限度額30万円のクレジットカードとして使えます。
家電や家具の購入、海外旅行などの高額の税金の支払いがある場合、事前入金しておけば限度額の制限でカードが使えないという事態はありません。
クレジットカード特有の支払いの後払いはできませんが、事前入金でクレカ決済するとポイントが貯まったり、ネットでの支払いがスムーズというメリットがあります。余った入金額は次回以降の支払いに充当されます。
年会費が12,000円(税抜)と高めなのでハードルは高いと思いますが、内定を得ている方の場合、限度額を気にせず使いたいという場合は、アメックス・グリーンがおすすめです。
学生専用・若年層限定クレジットカードの特典
学生限定カード以外に、学生も含めた若年層向けのクレジットカードもあります。
学生限定ではなくてもお得なので、初めてのクレジットカードを選ぶ際には、若年層向けのカードも視野に入れてカード選びをするのが望ましいです。
学生向けクレジットカードや若年層向けクレジットカードは、一般のクレジットカードにはない優遇があります。
年会費、ポイント還元率、保険、サービスなどで一般向けカードよりも優れていてる点があります。
一例として大手カード会社の三井住友VISAカードシリーズの学生カードである「三井住友カード デビュープラス」は、ポイントが常に2倍と優遇されています。
その他、多様な学生カード・若年層限定カードで、通常のクレジットカードにはないベネフィットが付帯しています。
カード名 | 年会費 | 主な特徴 |
---|---|---|
三井住友カード デビュープラス | 年1回利用で無料 | 基本還元率1.0%(リボ払いだと+0.5%) 対象コンビニ・マクドナルド:2.5% 選べる3つのショップ:1.0% |
JCB CARD W JCB CARD W plus L | 無料 | 基本還元率1.0% JCBオリジナルシリーズパートナー:1.5%以上 セブンイレブン:QUICPay(nanaco)で2.5% plus Lは女性向けの有料オプションを契約可能 |
セゾンブルー・アメックス | 25歳まで無料 | ロフトでの5%割引 手荷物無料宅配サービス 充実の海外旅行傷害保険 国内旅行傷害保険 ロフトでの5%割引 |
JALカードnavi | 無料 | マイル付与率が基本1% マイルの有効期限が無期限 JALカードツアープレミアム無料 特典航空券減額マイルキャンペーン |
楽天カード アカデミー | 無料 | 楽天市場でポイント3倍~17倍 楽天ブックス・楽天トラベル・楽天ブックスダウンロードでの優遇 |
学生専用ライフカード | 無料 | 海外ショッピングが5%キャッシュバック 最高200万円の傷害・疾病治療費用保険 誕生月は1.5%還元 |
なぜこのような優遇があるかというと、若いうちにクレジットカードを保有してもらい、長く使ってもらうためです。
人間には「保有効果」という物があり、自分が所有するものに高い価値を感じて、手放すことに抵抗を感じる心理作用があります。
クレジットカードというものはお財布の中に入れて四六時中持ち歩くものです。密着度・接触頻度が高く、持っていると愛着が湧きがちです。
若いうちにクレジットカードを持ってもらい、保有効果を発揮させて末永くずっとその会社のクレカを保有してもらうという観点で、学生向けカードや若年層向けカードには優遇があります。
学生カードの選び方・選択基準
クレカは星の数ほどありますよね。最初はどれがいいのか目移りするかもしれません。
クレジットカード選びにおいて重要な構成要素としては、主に以下4点が挙げられます。
- 年会費
- 還元率
- 付帯特典
- 国際ブランド
- ETCカード
以下、詳細についてブレイク・ダウンします。
年会費
年会費が有料のカードもあれば、無料のカードもあります。学生限定カードは年会費無料のカードが大多数です。
やはりできる限りコストは抑えるのが望ましく、学生専用カードは無料で維持できるクレジットカードが多くなっているのが素晴らしい点です。
還元率
クレジットカードは利用でポイント・マイル・割引などが受けられます。できる限り還元率が高いカードがお得です。
カード利用でマイルを貯められる学生カードの場合、マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国内線特典航空券で利用すると1マイルの価値が1.5円~2円程度、国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~6円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。
プレエコ以上の場合、秀逸な航空ラウンジを利用できるので、フライトの待ち時間から至福のひと時を過ごせてファンタスティックです!
JALカードnaviはJALマイル、ANAカード<学生用>はANAマイルを1%の還元率で貯められます。
学生専用ライフカードは海外で5%キャッシュバックを受けられるので、留学する学生や海外旅行によく行く方におすすめの学生用クレジットカードです。
付帯特典
年会費が高くても付帯特典が充実していて、その特典に魅力を感じる場合は選択肢となります。
付帯特典もチェックしましょう。例えば、学生専用カードではありませんが、年会費無料のエポスカードは丸井グループ、全国10,000店以上で優待特典を享受できるというメリットがあります。
JALカード navi、ANAカード<学生用>は航空系学生カードで優待が充実しており、お得で妙味が高いクレジットカードです。
付帯特典が充実しており、旅行や帰省でのフライトで八面六臂の活躍を見せてくれます。
特にJALカード naviは学生限定のベネフィットが充実しています。日本航空はJGCカードを保有するJALグローバルクラブ会員(上級会員)の高齢化が課題として浮上しているようです。
若年層に素晴らしいサービスを体感してもらおうと、極めて学生の方に有利なクレジットカードを発行しており、上手く活用するとお得です。
至れり尽くせりの豊富な特典があり、社会人が嫉妬してしまうクオリティ。まさに「envy me(いいでしょ)」を体現するクレジットカードです。
JALカードnaviの圧巻の利点
- 在学期間中は無条件で年会費無料(航空系カードとしては異例)
- マイル付与率が基本1%(通常はショッピングマイル・プレミアム入会が必要)
- マイルの有効期限が無期限(通常3年)
- JALカードツアープレミアム無料(本来は税抜2,000円)
- 国内線特典航空券、国際線特典航空券を通常より少ないマイルで交換可能
- 搭乗ごとのフライトボーナスマイル+10%、毎年初回搭乗ボーナスの1,000マイル
凄いクレジットカードであり、入会できない私は正直羨ましいです!
確かにライバルのANAは素晴らしいサービス・フライトを見せていますし、近年ではLCCもキャッチアップしています。
しかし、学生の方に限った場合、JALカードnaviのお得さは異例のクオリティとなっており、活用をおすすめします。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんは、学生向けのおすすめカードとして、JALカード naviを挙げられています。
JALカード naviは卓越したメリットが付帯していて、しかも年会費無料で利用できるので、学生の方であれば作らないと損と感じてしまうほどです。お得な入会キャンペーンもあります。
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卒業後も20代限定のJAL CLUB ESTというクレジットカードがあり、こちらもスペシャルなコストパフォーマンスのクレカです。
JAL CLUB ESTには、JAL普通カード、JAL CLUB-Aカード、JAL CLUB-Aゴールドカード、JALカード プラチナの4種類があります(CLUB-AとCLUB-Aゴールドカードの比較)。
飛行機に乗る機会がある方の場合、在学中はJALカード navi→卒業後20代はJAL CLUB ESTという戦略は非常に有効です。
学生の時は現金主義者だった私は、残念ながらJALカード naviの恩恵を受けることができませんでした(´;ω;`)
若年層の方の場合、付帯保険は重視しない方が多いと思いますが、ショートステイや卒業旅行などで海外旅行に行く方なら、海外旅行傷害保険が自動付帯するクレジットカードも選択肢となります。
使わなくてもお得なクレジットカードなので、サブカードとしておすすめです。
これらは一般向けのクレジットカードですが、学生向けクレジットカードに引けを取らずお得な優良クレジットカードです。
初めてクレジットカードを選ぶ際には、学生向け・若年層向けだけではなく、一般向けカードも視野に入れて検討すると選択肢が広がります。
海外旅行保険
学生のうちは海外旅行保険の重要性は高くありませんが、留学する場合、頻繁に海外に行く場合は、補償を確保しておくと、その都度保険に加入する必要がなくなります。
学生専用ライフカードは、入会金・年会費は無料で、海外旅行傷害保険が自動付帯します。
補償内容 | 最高保険金額 |
---|---|
死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害治療費用 | 200万円 |
疾病治療費用 | 200万円 |
救援者費用 | 200万円 |
賠償責任 | 2,000万円 |
携行品損害 | 20万円 (自己負担3.000円) |
海外旅行傷害保険の中で最も利用頻度が高くて重要な「疾病・傷害治療費用」に対する補償が、最高200万円と充実しています。
これはなんと年会費20,000円(税抜)の三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードと同じ水準で卓越しています。外国でケガ・病気によって医療費が発生した場合に役立ちます。
基本還元率は0.5%と低めですが、誕生日月の1ヶ月間ポイント3倍になり、還元率が1.5%と高還元となります。
審査が甘いおすすめクレジットカードの筆頭であり、多くの方が発行できます。
留学する学生や海外旅行によく行く方におすすめの学生用クレジットカードです。
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国際ブランド
国際ブランドに関しては、無難なのは世界中の数多くの店舗、Payサービスで利用できるVisa/Mastercardです。
VisaとMastercardなら使えなくて困るというシーンはほとんどありません。
Mastercard加盟店は世界210カ国以上に4,330万ヶ所以上もあり、世界中で幅広く利用できるのが大きなメリットです。Visaも同程度の加盟店数で屈指の多さを誇っています。
JCB・アメックス・ダイナースクラブは海外での利用時は使えない加盟店も多く、結局サブカードとしてVisaかMastercardを持たざるを得ません。
地球上のあらゆる所で広範に使える圧巻の決済力があります。一枚で世界中を飛び回れます。
事実、クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが約39%で1位、Mastercardが約29%で2位です(NILSON REPORT 2023年5月)。
この2つで約68%と圧倒的なビッグ2となっています。飛車角です。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
なお、世界シェアや一般的なイメージはVisaが優位ですが、現在ではVisaとMastercardの加盟店数は拮抗しており、Visaは使えるけどMastercardはNGという店舗は僅少です。
VisaはApple PayでWalletアプリ内でのSuicaチャージ、アプリ・Web決済ができなかったり、外貨決済での為替レートがMastercardより悪い傾向があるというデメリットもあります。
特にこだわりがない場合は、Mastercardをおすすめします。
ETCカード
学生でも地方在住の方の場合、在学中から車を運転するという方もいらっしゃるでしょう。
また、普段は電車・バスなどの公共交通機関でも、休日などにドライブを楽しむ方も多いと思います。
そのような場合、高速道路・有料交通道路の通過においては、ETCカードがあると極めて便利です。
年会費無料で維持できるETCカードを発行できるクレジットカードを選択するというストラテジーが有効です。
おすすめクレジットカードを1枚に厳選すると、JALのマイルに興味がある学生の方なら、JALカードnaviがおすすめです。
年会費(税抜) | 在学中は無料 |
---|---|
ポイント還元率 | 1.0%~ |
海外旅行傷害保険 | 最高1,000万円 |
国内旅行傷害保険 | 最高1,000万円 |
電子マネー | WAONチャージで得するクレジットカード |
貯められるマイル | JAL |
国内ラウンジ利用 | × |
海外ラウンジ利用 | × |
在学中は年会費無料であるうえに、通常のJALカードにはないさまざまな特典があるのです。
主なメリット
- 在学期間中は無条件で年会費無料(航空系カードとしては異例)
- マイル付与率が基本1%(通常はショッピングマイル・プレミアム入会が必要)
- マイルの有効期限が無期限(通常3年)
- JALカードツアープレミアム無料(本来は税抜2,000円)
- 国内線特典航空券、国際線特典航空券を通常より少ないマイルで交換可能
- 搭乗ごとのフライトボーナスマイル+10%、毎年初回搭乗ボーナスの1,000マイル
ショッピングマイルプレミアムは、ショッピングでの還元率が2倍になるオプション。通常は年会費3,000円(税抜)が必要ですが、JALカードnavi保有者は無料で利用できます。
低コストでどんどんJALマイルが貯まる仕組みになっているため、学生の方は見逃せません。
大量のマイルを得られるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
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アメックス・グリーン(AMERICAN EXPRESS CARD)
アメックスグリーンはアメリカン・エキスプレスのスタンダードカードで、他社のゴールドカード級の年会費ですが、それに見合う価値を得られる豊富な特典が満載のクレジットカードです。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
月会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
1,000円 | 500円 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
1.0% | 0.4~1.0% | メンバーシップ・リワード |
- Amazon、Yahoo!ショッピング、iTunes Store、ヨドバシカメラ、Uber Eats、JAL、一休.com、H.I.S.でポイント3倍
- 空港ラウンジ無料
- グリーン・オファーズ、アメックスオファー
- プライオリティパスのスタンダード会員(通常99米ドルが無料)
- 充実の付帯保険(スマホ・返品まで補償)
- アメックスの充実のイベントにポイントで参加可能
ビル・ゲイツやウォーレン・バフェットも保有していると言われているクレカであり、アメックス・グリーンは、世界の重鎮と同列に並ぶことができる稀有なステータスカードです。
アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(アメックスグリーン)は、世界の重鎮と同列に並ぶことができる稀有なステータスカードです。
主な利点
- 1%のANAマイル付与率(ANA以外は0.8%)
- 充実の付帯保険(特にショッピング保険・リターン・プロテクション)
- 本人だけではなく同伴者1名まで空港ラウンジ無料
- 手荷物無料宅配サービス(往復)
- ポイントの有効期間が無期限(マイルも無期限で貯められる)
- エクスペディア・Hotels.com・一休.comの割引
- アメックスの充実のイベント(清水寺・醍醐寺・オリンピック金メダリストとの1日・THE GREEN Cafe・Winter Special・横浜花火祭り・東京湾大華火祭・海の家・ゴルフコンペ・レストランバスなど)
- 海外旅行先での24時間無料の電話サポート(日本語)
リターン・プロテクション、出国時・帰国時の往復の手荷物無料宅配サービス、同伴者1名まで空港ラウンジ無料、エクスペディア・一休の割引など、他社のゴールドカードにもないメリットがあります。
年会費がアメックス・グリーンと同じ程度のJCBゴールドとの比較については、以下で徹底解説しています。
内定を得ている学生・新社会人もアメックス・グリーンに申し込めて、破格の入会キャンペーンが開催されています。
ビル・ゲイツ、ウォーレン・バフェットと同じクレジットカードを持つというのはワクワクできますね!
現在、アメックス・グリーンはお得なキャンペーンを行なっています。なんと初月1ヶ月の月会費が無料になり、さらに35,000ポイントがプレゼントされます。
「何でアメックスはこんなに破格のキャンペーンを行っているの?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
これに関しては、アメックスの充実したサービス・高いステータスを実感すると、ずっと利用する方が多いからです。
35,000ANAマイル相当のポイント+1ヶ月無料特典を得られるキャンペーンですので、アメックス・グリーンをまだお持ちでない方は、この機会にぜひ発行してみてはいかがでしょうか。
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審査
学生向けのクレジットカードは初めてのクレジットカードになる方が多いです。審査を厳しくするとなかなか間口が広がりません。
また、初めてのクレジットカード作成でドキドキしながら申し込んでいるのに、いきなり審査落ちで却下されたら、そのクレジットカード会社に対する印象はストップ安になるのは間違いありません。
悪い感情を抱く可能性が高いですし、下手すると「その会社のカードは二度と使わない」となりかねません。
したがって、できる限りクレカ会社は学生の申込については、審査落ちを回避する方向で動きます。学生のクレジットカードの審査は社会人よりも緩いです。
また、学生の場合は仮に貸し倒れになった場合は保護者に請求できますので、貸し倒れリスクは下がり、その点でも審査を緩くできます。
特に親の信用力が高い場合は問題なく作成できる場合が大多数です。利用限度額も5万円や10万円といった設定なので、審査基準の難易度は社会人向けの一般クレジットカードよりも格段に低下します。
確かに、ダイナースクラブカードのように20代前半までの方は原則として対象外というスタンスのカードも有ります。
しかし、大多数のカード会社は非ゴールドカードについては審査が緩くなっており、学生OKのクレカならば審査に通るケースが多いです。
ただし、20歳未満の場合は保護者の同意が必要です。大学生・短大生・専門学校生でも、18~19歳の場合は親の許可が必要です。
まとめ
学生向けのクレジットカードには、多くのカードがあります。学生専用クレジットカードの他、若年層向けのカードがあります。
また、学生でなくても申し込める一般クレジットカードの中でも、お得で妙味が高いハイスペックカードが存在しています。
その中で自分のライフスタイルに合うクレジットカードを上手く活用すると、お金のやりくりに大きな手助けとなります。
年間で数千円、1万数千円といった金額がお得になり、その分、外食したり旅行したり貯金したり、色んなことができるようになります。
お金のやりくりが着実に楽になり、生活を豊かに彩ることが可能となります。自分の状況や好みに応じて上手にクレジットカードを選び、楽しい学生ライフを送りましょう!
おすすめの学生カードについては、以下で精緻に分析しています。
学校を卒業した後のクレジットカードとしては、一般カード、ゴールドカード、プラチナカードと選択肢が幅広くなります。
クレカのうち、還元率が高いおすすめクレジットカードについては以下にまとめています。
将来的にゴールドカード、プラチナカードを視野に入れる方向けの記事もご用意しています。
おすすめのゴールドカードについては、ゴールドカードのランキングをご参照ください。年会費無料のゴールドカード、年会費が安い格安ゴールドカードもあります。
これらの中でも特に優れたゴールドカードは以下で丹念に論述しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめゴールドカードは以下でご紹介しています。
プラチナカードについては、プラチナカードのランキングをご参照ください。その中でも特に優れたカードは以下で丹念に解説しています。
クレジットカードの頂点であるブラックカードについては、以下で精緻に分析しています。
数多くのブラックカードの中から日本で発行されているカードのランキングを以下にまとめました。
実際にブラックカードを活用したところ、お金では買えない類稀なエクスペリエンスが可能でした。
総合的なおすすめクレジットカードについては以下で丹念に分析しています。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。
多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。
国際ブランドごとのおすすめクレジットカードについては、Visa・Mastercard・JCB・アメックス・ダイナースにまとめています。