クレジットカードの楽天カード、昨今流行りのスマホ決済・Payサービスである楽天ペイにて障害が発生して、支払いができないトラブルが継続していました。
楽天カードの利用者は1800万人にのぼっており、単純計算で日本国民のおよそ7分の1弱が保有しているクレジットカードなので、影響が大きく決済エラーによる涙目が拡散しています。
2019年11月23日(土)6時からの株式会社QTnetの電源設備更新作業で不具合が生じて、楽天カード・楽天ペイのシステムに影響が出ています。
25日の午前中も再度不具合が生じて決済ができなくなりました。楽天経済圏のキャッシュレス決済が危機に瀕する結果に。
楽天カード・楽天ペイだけではなく、2018年には欧州で国際ブランドのVisaにシステムトラブルが生じて、幅広いVisaクレジットカード・デビットカードが利用できなくなり、阿鼻叫喚の地獄絵図に陥った過去も存在。
仮に楽天カードを持っていなかったとしても、キャッシュレス決済にはシステムトラブル・大災害に弱いというデメリットがあるので、他山の石として学ぶべき教訓があります。
楽天カード・楽天ペイのトラブル
2019年11月23日の早朝から、楽天ペイと楽天カードが使えず立ち往生するという状況が日本全国で発生。
楽天ペイのアプリを起動させようとしても、エラーメッセージが表示されて決済までたどり着かない状況に陥落。楽天カードでの支払いも滞りました。
楽天ペイでの5%ポイントバックは数時間、儚い夢物語・砂漠の蜃気楼に。
その他、会員サイト・楽天カードアプリ、クレジットカードの申し込み・キャッシングもメルトダウン。
2019年11月23日16時30分時点ではクレジットカードでのお買い物・楽天ペイアプリは復旧したものの、楽天カードでの借り入れ、楽天e-NAVI、楽天カードアプリは未復旧となっています。
また、25日の午前中も再び支払いができなくなってしまいました。
海外旅行に楽天カード1枚しか持っていかず、現地でキャッシングしようとしていた場合、不足の大打撃を被る結果となりました。
楽天カード・楽天ペイのシステムトラブルの教訓
楽天カード・楽天ペイのメルトダウンから得られる教訓としては、クレジットカードやPayサービスは1つだけだと困るという点です。
今回は楽天カードでしたが、2018年6月1日にヨーロッパ各国でVisaのクレジットカード・デビットカード・プリペイドカードの決済が利用できなくなり、大炎上したことがあります。
しかし、複数枚のクレジットカード、複数種類の国際ブランドのカードを保有すれば、どれか1つにトラブルが生じた場合でも、他のカードで決済可能です。
お財布を出来る限りシンプルにしたい場合でも、持ち歩くカードは1枚だけというのはトラブル時のリスクが上昇します。
リスクヘッジの観点でクレジットカード・デビットカードは3~4枚程度もっておくと非常に強靭化します。
また、キャッシュレス決済をメインで使う場合でも、一定の現金を保有しておくのは重要です。
大災害の際にはお店の決済端末が壊れたり、停電でキャッシュレス決済が完全利用不可能の事態に陥るリスクがあります。
そのような際にはキャッシュ is キングの情勢となり、現金が神威のパワーを発揮します。
お財布に入れる金額は、あまり増やすと紛失時にダメージが増幅するリスクが増えますが、少ないと災害時に脆弱になります。
お財布に入れる現金 | メリット | デメリット |
---|---|---|
少ない | ・紛失・盗難時のダメージが小さい ・使いすぎる心配が少ない | ・こまめに下ろす必要が生じて手間 ・災害時に買えるものが少なくて不安 |
多い | ・こまめに下ろす作業が不要に ・災害時に買えるものが多くて安心 | ・紛失・盗難時のダメージが大きい ・人によっては使いすぎる可能性あり |
メリット・デメリットを総合考慮して平常運転で保有する現金を決めることになりますが、最低1~2万円程度、お金に余裕があるなら5~8万円程度は入れておくのが無難だと思います。
楽天カードしか持っていない場合、他のクレジットカードを作成するのをおすすめします。
Visa、Mastercard、JCBには年会費無料のクレジットカードが存在。年会費無料のおすすめクレジットカードについては以下にまとめています。
還元率が高いおすすめクレジットカードについては以下で丹念に分析しています。
年会費無料でポイント還元率が高いMastercardはダークホースであり、楽天カードのサブカードとして推奨できます。
飛行機に乗る機会がある方なら、マイルが貯まるクレジットカード、航空系クレジットカードがお得です。
JALマイルが貯まるクレジットカード、ANAマイルが貯まるクレジットカードの他、ダークホースとしてはマイレージプラスカードもバリューが高いです。
ポイントやマイルに興味がない方は、キャッシュバックのクレジットカードがお値打ち。ポイントを貯めて交換という作業も省きたい場合、自動キャッシュバックのクレジットカードだと手間フリーです。
クレジットカードの諸々のファクターに着目してランキングを作成しました。
年会費有料カードでもOKの場合、アメックスやダイナースも保有しておくと、いざという時のリスクヘッジにもつながります。
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毎年1回、普段は泊まれないホテルに宿泊できるようになり、人生を華やかに楽しく彩ることが可能です。私はゴールデンウィークに約6万円のホテルに無料で泊まれました!
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国際ブランドごとのおすすめクレジットカードについては、VISA・Mastercard・JCB・アメックス・ダイナースにまとめています。
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クレジットカードは使わない場合、余裕を持って現金を保有するとともに、電子マネー、Pay、プリペイドカード等の活用も検討しましょう。
区分 | 名前 |
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チャージ型電子マネー | 楽天Edy、nanaco、WAON、JMB WAON |
後払い型電子マネー | iD、QUICPay、Apple Pay、Google Pay |
交通系電子マネー | Suica、PASMO、ICOCA、TOICA、manaca、 モバイルSuica(Apple PayのSuica・Google PayのSuica) |
プリペイドカード | JAL Global Wallet、ANA JCBプリペイドカード、 ANA VISAプリペイドカード、おさいふPonta、Kyash、 LINE Payカード、dカードプリペイド、au PAY(旧WALLET)、 エポスVisaプリペイドカード、オリコプリペイドカード |
スマホ決済 | 楽天ペイ、d払い、Origami Pay、LINE Pay、PayPay、au PAY、メルペイ |
特に交通系電子マネーは、全国各地の電車・バスに乗れるので、その観点でも安心感があります。