Orico Prepaid Card(オリコプリペイドカード)のメリット・デメリット・使い方まとめ

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オリコプリペイドカード

オリコは「オリコプリペイドカード」(Orico Prepaid Card)を発行していましたが、2022年9月30日で取り扱いを終了します。利用者が少なく、コストをペイできなかったのでしょう。

以下、かつて存在してたオリコプリペイドカードについて解説します。

国内外のVisaかMastercard加盟店でクレジットカード同様に利用できるプリペイドカードです。2015年11月19日から登場しました。

オリコプリペイドカードのメリット、デメリット、使い方についてまとめます。

オリコプリペイドカードとは

近年、キャッシュレス化の進行による電子マネーやプリペイドカードの利用が拡大しています。今後はより一層の発展が予測されます。

こうした情勢下において、オリコはオリコプリペイドカードを導入しました。

国際ブランドはVisaとMastercardのどちらかを選択できます。事前にチャージ(入金)した金額の範囲内で、VisaかMastercardの加盟店でお買い物できます。

オリコプリペイドカード

公共料金・保険料などの月々の料金の支払い、ガソリンスタンド、高速道路料金など、一部に利用できない店舗・サービスがあります。2016年1月時点では、au PAYへのチャージもできませんでした。

支払の流れはクレジットカードと同様です。支払い方法は1回払いのみとなります。

オリコプリペイドカードに申し込めるのは、満12歳以上で日本に住んでいる方です。

未成年者は親権者の同意が必要となります。申し込むと「親権者同意案内」が送られてくるので、署名のうえ返送し、オリコが親権者に確認電話する流れとなります。

チャージ上限金額は25万円、1回あたりのチャージ上限金額は49,000円です。中途半端な金額ですね^^;

年会費は無料です。チャージ方法は以下5種類があります。

  • クレジットカード(オリコが発行するカードのみ)
  • オリコポイント
  • コンビニ
  • 銀行振込
  • インターネットバンキング

オリコカード、オリコポイントによるチャージは無料です。コンビニ・銀行振込・ネットバンキングは200円(税込)のチャージ手数料がかかります。

有効期限は5年です。有効期限月の3年前~有効期限の前月26日までに利用かチャージがあった場合は自動更新されます。

クレジットカードでチャージする場合は、まず会員サイトの「各種登録・変更」の「クレジットカード登録・削除」でクレジットカードを登録します。

オリコプリペイドカードのクレカ登録画面

登録が完了したら、すぐにチャージできるようになります。クレカのチャージ時は本人認証のパスワードが必要です。オリコカードの場合はe-オリコのパスワードです。

オリコポイントがVISA/Mastercard加盟店で利用可能に

オリコポイントを1オリコポイント=1円のレートでチャージできます。オリコカードならチャージ手数料無料です。

500オリコポイントから1ポイント単位で交換可能です。一度の交換の上限は49,000ポイントです。

オリコカードの利用によって貯まったオリコポイントを「オリコプリペイドカード」に移行することで、国内外のVISA/Mastercard加盟店のお買い物で使えます。

例えば、2,000ポイント貯まっていたら、2,000円分プリペイドカードに移行できます。

オリコポイントは多様な商品・ポイント・マイルに交換できます。交換先の代表例は以下の通りです。

区分交換商品オリコポイント交換先価値
クーポンAmazonギフト券500pt500円分1pt→1円
iTunesギフトコード500pt500円分1pt→1円
Google Play ギフトコード1,000pt1,000円分1pt→1円
nanacoギフト1,000pt1,000円分1pt→1円
EdyギフトID1,000pt1,000円分1pt→1円
OUOカードPay500pt500円分1pt→1円
すかいらーくご優待券5,000pt5,000円分1pt→1円
ポイント移行Pontaポイント1,000pt1,000pt1pt→1円
楽天スーパーポイント1,000pt1,000pt1pt→1円
dポイント1,22200pt1,000pt1pt→
約0.83円
電子マネーWAONポイント1,000pt1,000pt1pt→1円
ベルメゾン・ポイント1,000pt1,000pt1pt→1円
マイルANAマイル1,000pt600マイル1pt→1円
JALマイル1,000pt500マイル1pt→1円
商品UC ギフトカード5,500pt5,000円分1pt 0.9円

これらのギフト券・ポイント・マイル等も利便性は高いですけれども、VISA/Mastercardよりは使える店舗は格段に少ないです。

オリコポイントをオリコプリペイドカードに移行することで、国内外のVISA/Mastercard加盟店で使えるようになるのは大きなメリットです。

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年会費完全無料で、ネット通販の主要サイトでは還元率2%以上となります。

ポイント還元率が高くてコストパフォーマンスに秀でており、1番人気となっているオリコカードです。

おすすめのMastercardの一角であり、年会費無料のマスターカードの中でもコスパ良好のハイ・クオリティー・カードです。

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利用金額の0.25%がキャッシュバック!

地球と小銭のイメージ

オリコプリペイドカードは、利用金額の0.25%分がキャッシュバックされます。利用400円あたり1円となります。

利用月の翌月下旬にチャージ残高に反映されます。例えば4万円利用した場合は、100円が残高に加算されます。

クレジットカードでチャージした際にはポイントは付与されません。電子マネーnanaco楽天Edyのようなポイント二重取りはできません。

コンビニ・銀行振込・ネットバンキングは200円(税込)のチャージ手数料がかかります。

1,000円~49,000円(千円単位)でチャージでき、上限の49,000円をチャージした場合でも、0.25%で得られるキャッシュバックは122円分です。

手数料の方が多くなって損します。また、オリコカードからのチャージは無料ですが、ポイント還元率はオリコカードの方が高いです。

したがって、オリコプリペイドカードの使い方としては、オリコポイントからのチャージのみとするのがお得です。

オリコカード利用で得たオリコポイントをオリコプリペイドカードにチャージして利用すると、更に利用金額の0.25%が得られます。

すなわち、オリコカードザポイントの場合、カード利用時に1%のオリコポイントが得られます。

オリコポイントをオリコプリペイドカードにチャージして使うと、更に利用金額の0.25%のキャッシュバックがあり、合計還元率は1.0025%(1%+1%の0.25%)になります。

他には、海外のサイトなど信頼性が定かではないショップでのお買い物にオリコプリペイドカードを使うことも考えられます。

オリコプリペイドカードを使うと、万が一プリペイドカードの情報が流出しても、本体のオリコカードの番号を知られることはありません。

評判が今ひとつわからない初めてのサイトや海外サイトや、どうも雰囲気が怪しい店舗でクレジットカードを使うのは抵抗がありますよね。そのような際にも活用できます。

利用しない時は会員サイトで「カード利用停止」の手続きを取れます。使わない時は一時的に停止しておくと安全です。

オリコプリペイドカードのカード利用停止手続き

デメリット

オリコプリペイドカードのデメリットは、還元率が0.25%と今一つである点です。

auユーザーなら持てるau PAY(旧WALLET)は0.5%です。また、ポイントアップ店があり、セブン-イレブン、イトーヨーカドー、マツモトキヨシなどでは1%以上貯まります。

クレジットカードによるチャージやauあんしん決済ではポイント二重取りができます。

楽天バーチャルプリペイドカードのポイント増額キャンペーン時に、楽天カードから楽天バーチャルプリペイドカードにチャージし、更に楽天バーチャルプリペイドカードからau PAYにチャージすると合計2.5%還元となります。

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ソフトバンクユーザーなら使えるソフトバンクカードも基本の還元率は0.5%ですが、「おまかせチャージ」だと1.0%になります。

ただし、オリコカードのポイントを移行できるのはメリットですので、還元率の低さはさほど気になりません。

他にはカードが2枚になるという点くらいでしょうか。カードの枚数を絶対に増やしたくないという方には向きません。

ただ、普段は家に置いておいて、オリコカードのポイント移行時のみ使うといいでしょう。

また、月額利用料金の支払い、ガソリンスタンド・高速道路料金など一部店舗では国際ブランドのプリペイドカードは使えない場合があります。

月額利用料金の支払いとは、公共料金、電話料金、インターネットプロバイダー利用料、新聞購読料、保険料などです。

これらの支払い時はオリコプリペイドカードではなく、オリコカード本体を使いましょう。

プリペイドカードを上手く活用するとお得

ピースサインの女性

ここ最近はプリペイドカードの発行が活発化しています。au WALLET、ソフトバンクカードが誕生し、人気を博しています。

auやソフトバンクの利用料金で貯まるポイントを、クレジットカードの加盟店で利用できるのが大きなメリットです。ポイントを加盟店で使えます。

三井住友VISAカード三井住友VISAプリペイドを、エポスカードエポスVisaプリペイドカードを発行しています。

JCBもプリペイドカードの発行を開始しました。まずはコメリと提携して、JCBは加盟店で使える「AQUA CARD」が出ました。還元率0.5%です。

ローソンとも提携して還元率0.2%のおさいふPontaがあります。誰でも保有できて現金払いよりも得することができます。

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プリペイドカードはポイントの移行や、信頼性が定かではないお店やネット通販での利用に便利です。オリコプリペイドカードの誕生で、オリコカードも今後はこのメリットを使えます。

オリコプリペイドカードには「利用ロック機能」もあります。ロックしたら利用できなくなるためセキュリティも高くなっています。利用内容のメール通知サービスもあります。

2016年3月31日(木)までは、「オリコプリペイドカード誕生記念キャンペーン」が開催されました。

キャンペーン期間中にオリコプリペイドカードに入会し、10,000円以上チャージすると、もれなく500円分がチャージ残高にキャッシュバックされました。

還元率5%のお得なキャンペーンです。利用時に0.25%のポイント還元があるので、1万円チャージして使い切ると、最大5.25%得することができます。

オリコプリペイドカードは、このようなお得なキャンペーンが定期的に開催されています。

オリコカードの中で最も高還元でお得なのはオリコカードザポイントです。基本還元率は1%で、Amazon・楽天などのネット通販では2%以上の還元率です。

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オリコプリペイドカードの端数を使い切りたい場合は、Amazonギフト券blankが最も手軽です。

Amazonギフト券は1円単位で購入金額を決められるので、プリペイドカードの残高と同じ金額を買えばOKです。

JCB・Visa・Mastercardの加盟店で使えるプリペイドカードの一覧は下表のとおりです。

名前特徴
RevolutVisaブランド。還元なしも外貨決済の手数料がなく、為替コストも僅少なので、外貨建て決済におすすめ
トヨタウォレットMastercardのネットで使えるプリペイドカード。リアル店舗ではiD決済が可能。還元率1%
Kyash Card還元率0.2%。VisaかMastercardなら大多数のクレジットカードでポイント二重取りが可能
au PAY プリペイドカードauユーザーが利用可能。Mastercard加盟店で還元率0.5~5.5%。
au PAYチャージにおすすめのクレジットカードでポイント二重取りが可能
dカード プリペイドVisa加盟店で0.5%のdポイント。ローソンではその他に3%還元。dポイントでチャージ可能
ソフトバンクカードソフトバンクユーザーが利用可能。Visa加盟店にて還元率0.5%
JAL Global WALLETカード利用でJALマイルを獲得可能。海外ATMでの現地通貨引き出し、クレジットカードでのチャージも可能
ANA JCBプリペイドカード0.5%のANAマイルが付与。JCB加盟店で利用可能
ANA JCBカード楽天カードヤフーカード等のJCBならチャージ無料
ANA VISAプリペイドカード0.5%のANAマイルが付与。Visa加盟店で利用可能。ANA VISAカードANA Mastercardならチャージ無料
エポスVisaプリペイドカードエポスカード保有者が利用可能。ポイントをチャージしてVisa加盟店で利用可能。還元率0.5%

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