クレジットカード会社はポイントのマイル交換でいくら航空会社に支払っているのか?

更新日:   クレジットカード エアライン

サイト運営費用を賄うための運営ポリシー

ANAプラチナ(スターアライアンスゴールド)、JGCプレミア(ワンワールドエメラルド)、デルタ航空ゴールドメダリオン(スカイチームエリートプラス)のステータス画面

クレジットカードのポイントの交換先としては、キャッシュバック、共通ポイント、ギフト券・商品券、航空マイル、多数のアイテムへの交換が定番となっています。

旅行が趣味のトラベラーにとって選好されているのは航空マイルであり、無料で国内外に旅行できます。

海外旅行が難しくても、ANAトクたびマイルJALどこかにマイルを使えば、1マイルの価値が3~4円になるケースもあります。

クレジットカードのポイントを交換した場合、カード会社に何円の負担が生じるか気になる方もいらっしゃるでしょう。

そこでクレジットカード会社が航空会社に1マイルあたりいくら支払っているのかを解説します。

カードで貯めたポイントを航空マイルに交換できる主なクレジットカードは下表のとおりです。

クレジットカードのポイントマイル以外マイル1マイルの価値
JCBカードOki Dokiポイント0.5%0.30%1.67円
三井住友カードVポイント0.5%0.30%1.67円
三菱UFJカードグローバルポイント0.5%0.20%2.50円
セゾンカード永久不滅ポイント0.5%ANA:0.30%1.67円
0.5%JAL:0.25%2.00円
オリコカードオリコポイント1.0%ANA:0.60%1.67円
1.0%JAL:0.50%2.00円
楽天カード楽天ポイント1.0%0.50%2.00円
ヤフーカードVポイント1.0%0.50%2.00円
リクルートカードリクルートポイント1.2%0.60%2.00円
dカードdカードGOLDdポイント1.0%0.50%2.00円
シェル-Pontaクレジットカード1.0%0.50%2.00円
エポスカードエポスポイント0.5%0.25%2.00円
ミライノカードミライノポイント1.0%0.40%2.50円
セブンカード・プラスnanacoポイント0.5%0.25%2.00円
セディナカードわくわくポイント0.5%0.25%2.00円
ラグジュアリーカード1.0%0.60%1.67円
アメックスメンバーシップ・リワード・ポイント約0.4%ANA:1.00%0.40円
約0.4%その他:0.8%0.50円
ダイナースクラブ リワードポイント約0.4%ANA:1.00%0.40円
約0.4%その他:0.50%0.80円

アメックスとダイナースは通常の商品よりもマイル交換の方がお得という稀有なクレジットカードです。

ただし、マイル交換に手数料が必要な点、高級カードゆえのサービスであり、例外的な存在です。

大多数のクレジットカードは、金券・共通ポイント等への交換よりも、マイル交換の方がレートは悪化します。

Vポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、dポイントなど、クレジットカード以外でも貯める手段があるポイントの場合、マイルへの交換レートは2ポイント→1マイル(50%)が基本となります。

クレジットカードでしか貯められないポイントは、概ね1マイル1.67円~2円程度となっています。

クレジットカードのアップ

カード会員がポイントをマイルに交換した場合、クレジットカード会社がいくら航空会社に支払う必要があるのかは、一律ではなく個別交渉で決まります。

交渉力が強い企業、関係が深い企業の場合、1マイルあたりの負担コストは低下します。

他方、交渉力が弱い会社、関係が浅い会社の場合、1マイルあたりの負担コストが増加します。

クレジットカード・硬貨・仮想通貨

例えばJCBOki Dokiポイント三井住友カードVポイントラグジュアリーカードポイントは、金券類とマイルのレートを比較すると、1ポイントあたり1.67円となっています。

他方、セディナカードのポイントは1ポイント2円、ミライノカードのポイントは1ポイント2.5円となっており、負担が重くなっていることが推測できます。

ジャックスカードのポイントも、ANAマイルへの交換レートは1ポイント4円の例もあり、弱い立場にあることが推察できます。

ANAマイル・JALマイル・MileagePlus・デルタスカイマイルの画面

これまでの幾多の取材の結果としては、概ねカード会社の負担は1ANAマイルあたり1.5円~1.8円程度の負担があるようです。

クレジットカードによっては1ポイント1.8円超となっている例もあります。カード会社の規模が小さく、航空会社との関係も希薄で、交渉力が弱いケースだと交換レートが悪くなります。

JALマイルANAマイルよりカード会社の負担が重く、ANAマイルより交換レートが悪かったり、年間の移行限度が設定されているクレジットカードもあります。

  • オリコカード、セゾンカード:ANAマイルは1対0.6(60%)、JALマイルは1対0.5(50%)
  • ラグジュアリーカード:JALマイルへの交換は年15,000ポイントまで

結論としては、アメックスダイナースクラブカードの場合は、マイルへの交換がお得です。

その他のクレジットカードの場合、絶妙な水準に交換レートが設定されている事が多いので、マイルか他の交換先かで大きな損得は生じません。ニーズに応じて選択しましょう。

主要なクレジットカード一覧

飛行機に乗る機会がある方なら、マイルが貯まるクレジットカード航空系クレジットカードがお得です。

JALマイルが貯まるクレジットカードANAマイルが貯まるクレジットカードの他、ダークホースとしてはマイレージプラスカードもバリューが高いです。

サブカードとしておすすめのカードは以下で解説しています。

2枚目のサブカードとしておすすめのクレジットカード 2025!
クレジットカードは1枚しか持ってはいけないわけではなく、複数枚の保有が可能です。管理の問題、不正利用リスクを避けるなど...

幾多のクレジットカードの中で、珠玉のカードを絞りに絞り抜きました。

おすすめ
かっこいいクレジットカード
クレジットカード究極の1枚 2025!メイン最強から2枚持ちまで解説

続きを見る

-クレジットカード, エアライン