三菱UFJカード、三菱UFJカード ゴールドプレステージ、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードが、2022年7月1日から2つのコンビニで5.5%のポイントが貯まるサービスを開始しました。
セブン-イレブン、ローソンが対象であり、MUFGグループの中核企業である三菱商事に配慮してからか、伊藤忠商事グループのファミリーマートは5.5%の対象外です。
また、特典が拡充されて、松屋フーズ・松のや・マイカリー食堂、コカ・コーラ自販機(タッチ決済・QUICPay・Coke ON)、ピザハットオンラインでも5.5%還元となります。
「松弁ネット」「松屋モバイルオーダー」「松弁デリバリー」では、松屋以外のブランド店での各ネット注文サービス対象メニューも5.5%還元!
イメージ的には、JALカード特約店、ANAカードマイルプラスのようなお得なポイント・プログラムです。
ライバルの三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)は5%ポイント還元で、三菱UFJカードは+0.5%となります。
ただし、三菱UFJカードは100%のレートでポイントを使えるのがビックカメラのポイント、ベルメゾンポイントくらいなのがデメリットです。
40%のレートでJALマイルに移行でき、セブンイレブン・ローソンで2.2%JALマイル還元となるので、JALマイラーにはメリットがあります。
三菱UFJカードのポイントUP特典について、メリット・デメリット・三井住友カードNLとの比較を解説します。
目次
ポイント5.5%還元プログラムの詳細
対象店舗
三菱UFJカードのポイント5.5%プログラムの対象店舗は、以下での店頭利用です。
対象
全国のセブン‐イレブン、ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、松屋フーズ・松のや・マイカリー食堂、コカ・コーラ自販機(タッチ決済・QUICPay・Coke ON)、ピザハットオンライン
「松弁ネット」「松屋モバイルオーダー」「松弁デリバリー」では、松屋以外のブランド店での各ネット注文サービス対象メニューも5.5%還元です。
三菱グループ運営のケンタッキーフライドチキンは対象外ですが、利便性の高い店舗で高還元となります。
リアル店舗が対象となっており、セブンミール、セブンネットショッピング、HMV&BOOKS onlineなどは対象外となっています。
対象カード
三菱UFJカードのポイント5.5%プログラムの対象カードは、3種類となります。
- 三菱UFJカード
- 三菱UFJカード ゴールドプレステージ
- 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
Jリクルートカード、au PAY カード、au PAY ゴールドカード等の提携カードは一律で対象外となっています。
人気が高い航空系カードでは、JALカード DC、JALカード TOKYU POINT ClubQ、マイレージプラスカードは、いずれも5.5%にはなりません。
また、プロパーカードでも、年会費無料カードのVIASOカード、リボ払い専用カードのDCカード Jizileは対象外です。
おすすめの三菱UFJカード・NICOSカード・DCカードでは、年1回の利用で年会費無料の三菱UFJカード、プラチナカードとしてはコスパがよい三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードが5.5%の対象です。
対象となる支払い方法はクレジットカード決済・タッチ決済・Apple Pay
三菱UFJカードのコンビニで5.5%グローバルポイント還元は、常設のプログラムなので、条件は特にありません。
面倒なキャンペーンのエントリーは不要でユーザーフレンドリーです。
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忙しい現代人はウルトラマンと同様に3分たりとも無駄には出来ません。面倒な作業は極力避けたいのが人情です。手間フリーなのは素晴らしい措置!
対象となる支払い方法は、クレジットカード決済(タッチ決済を含む)、Apple Payです。
ただし、Apple PayでチャージしたSuica・PASMO・nanaco・WAONで支払った場合は対象外となります。
また、楽天ペイ・d払い・PayPay・LINE Pay・TOYOTA Wallet等のPayサービスやKyashに登録して支払った場合も対象外です。
デメリット
ポイント付与単位が1,000円ごと
三菱UFJカードの還元ポイントは月間利用額1,000円ごとに算出され、セブンイレブン、ローソン、松屋フーズ、コカ・コーラ自販機、ピザハットオンラインそれぞれの利用金額が集計されます。
したがって、月間利用額が1,000円未満の場合、1円も得しません。また、例えば利用額が3,999円だった場合、3,000円分しか付与されないのがダメージです。
ライバルの三井住友カード(NL)の場合、200円ごとなので、付与単位が1,000円なのはデメリットとなります。
また、コンビニごとに集計されるので、セブンイレブン、ローソングループ、その他のどれか1つで1ヶ月あたり1,000円以上使う必要があります。
例えばセブンイレブン999円・ローソン999円なら、ボーナスポイントは得られません。
小口利用が多いコンビニの場合は短所です。
Amazonギフトカード・ビックカメラ・ベルメゾン以外では4.4%~約5.44%還元
三菱UFJカードのグローバルポイントは、1ポイント5円で使えると、ポイント還元率通りに5.5%還元になります。
しかし、1ポイント=5円の交換先は数少なくなっています。
- 500グローバルポイント→2,500ビックポイント(ビックカメラ)
- 500グローバルポイント→2,500ベルメゾン・ポイント
ビックカメラ・ベルメゾンを使わない方の場合、1ポイント=4円の使い方が多いので4.4%還元になってしまい、三井住友カード(NL)の後塵を拝してしまいます。
三菱UFJニコスギフトカードなら、5,050ポイント→25,000円分となり、約5.44%となりますが、5,050ポイントためるには約456,000円の利用が必要です。
1ポイント単位で利用不可
三井住友カードのVポイントの場合、1ポイント単位で100%のレートにてキャッシュバックに使えるので、コンビニ専用のサブカードとして有効活用できます。
しかし、三菱UFJカードの場合、1ポイント=5円の使い道だと500ポイントが必要なので、約46,000円の利用が必要です。
ポイントの有効期限は獲得月から2年間(24ヵ月間)なので、1ヶ月あたり約2,000円使わないと、三井住友カード(NL)の方が結果的にお得になります。
ファミリーマート・セイコーマート・ポプラ・生活彩家・マクドナルドは対象外
三井住友カード(NL)は三菱UFJカードは対象外の一部コンビニ・マクドナルドも5%の対象ですが、三菱UFJカードの5.5%は対象外です。
デメリットに鑑みると、三井住友カードのナンバーレスシリーズもおすすめとなります。
お得な新規入会キャンペーンも魅力的です。
コストパフォーマンスが良好なクレジットカードであり、メインカードは他にある方でもサブとして活用すると着実に家計の手助けとなります。
JALマイラーにとってメリット大
三菱UFJカードのコンビニ5.5%ポイント還元プログラムの最大のメリットは、JALマイルが2.2%還元になる点です。
40%のレート(200グローバルポイント→400JALマイル)で交換可能なので、JALマイルが2.2%還元になります。
三井住友カード(NL)はANAマイルに2.5%で移行できますが、JALマイルには交換できません。
JALマイラーでANAマイルが不要な場合は、セブンイレブン・ローソンでは三菱UFJカードで支払うのが選択肢です。
ファミリーマートはJALカード特約店で、JALカードなら2%還元なので、大手コンビニ3社で効率的にJALマイルを獲得できます。
なお、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムというクレジットカードはJALマイル還元率1.25%であり、一般加盟店ではJALカード・三菱UFJカードよりも高還元です。
カードの保有枚数が増えてOKならば、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムを保有して使い分けると、最強にJALマイルを効果的に獲得することが可能になります。
おすすめ使い分け
- セブンイレブン・ローソン:三菱UFJカード(2.2%)
- ファミマを含むJALカード特約店:JALカード(2.0%)
- 非特約店&WAON加盟店:JMB WAON(1.5%)
- その他の一般加盟店:マリオットアメックスプレミアム(1.25%)
しかも付帯特典が充実しています。
主な特典
- Marriott Bonvoy ゴールドエリートが自動付与
- Marriott Bonvoy プラチナエリートを獲得可能(年400万円以上のカードショッピング)
- 宿泊実績が年15泊プレゼント
- 世界中で利用可能な5万ポイントの無料宿泊特典が毎年1回プレゼント(年150万円以上のカードショッピングで)
- 無料宿泊特典に手持ちのポイントを加えて65,000ポイントのホテルまで宿泊可能(5万ポイント+α)
- ザ・リッツ・カールトンとセントレジス2連泊以上の宿泊で100ドル相当のプロパティクレジット(1米ドル115円だと11,500円)
- 海外旅行の手荷物無料宅配サービスは羽田空港も対象(羽田・成田・中部・関空)
なんといっても素晴らしいのは、通常は年50泊必要なプラチナエリート資格をカードショッピングで獲得・維持できる点です。
15泊分の宿泊実績は、ライフタイムプラチナエリート、チタンエリート、アンバサダーエリート獲得に役立ちます。
ウェスティンホテル東京、マリオット東京、セントレジスホテル大阪、クラブラウンジが秀逸なザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションなどのホテルにお得に宿泊できます。
※SPGアメックスは新規募集が終了し、2022年2月24日からはMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード、プレミアカードになりました。
年1回の無料宿泊(2名分)では、休前日だと年会費を上回る宿泊費のホテルに無料で宿泊できてしまいます(日本のマリオットのホテル一覧)。
三連休、ゴールデンウィーク、年末年始などの繁忙期で、ホテル代が高い時に利用しています!
過去の無料宿泊の実績
- 伊豆マリオットホテル修善寺:40,692円(税・サ込。以下同様)
- ウェスティン都ホテル京都:60,929円
- ルメリディアン台北:39,571円
- HOTEL THE MITSUI KYOTO ラグジュアリーコレクション:133,798円(現在は対象外)
- メズム東京、オートグラフ コレクション:53,555円
- JWマリオット奈良:54,331円
- W大阪:70,963円
- ニューヨーク・マリオット・マーキス:トップオフ利用+1万ポイントで101,515円
私はマリオットボンヴォイアメックスの年会費を、年1回の無料宿泊のみで回収しています。
もちろん無料宿泊時もゴールドエリート特典である客室アップグレード・レイトチェックアウト・ボーナスポイント等を享受できます。
マリオットボンヴォイアメックスは、お得な入会キャンペーンを開催しています。
ポイントはお得に航空マイルへ交換できますし、高級ホテルへの無料宿泊にも使えます。コスパが最強のアメックスであるマリオットアメックスへお得に入会できる特典です。
※SPGアメックスは新規募集が終了し、2022年2月24日からはMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード、プレミアカードになりました。
まとめ
三菱UFJカード、三菱UFJカード ゴールドプレステージ、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、2つのコンビニ等で5.5%グローバルポイント還元です。
セブン‐イレブン、ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、松屋フーズ・松のや・マイカリー食堂、コカ・コーラ自販機(タッチ決済・QUICPay・Coke ON)、ピザハットオンラインが対象となっています。
「松弁ネット」「松屋モバイルオーダー」「松弁デリバリー」では、松屋以外のブランド店での各ネット注文サービス対象メニューも5.5%還元です。
主なメリット
- Amazonギフトカード・ビックポイント・ベルメゾンポイントなら5.5%還元
- JALマイルへの交換なら2.2%還元
主なデメリット
- ポイント付与単位が1,000円ごと
- 加盟店ごとに集計(例えばセブンイレブン999円・ローソン999円ならボーナスなし)
- Amazonギフトカード・ビックカメラ・ベルメゾン以外では4.4%~約5.44%還元
- 1ポイント単位で利用不可
- マクドナルド・サイゼリヤ・すかいらーくグループ・ドトール等は対象外
総合的にはビックカメラ・ベルメゾンを使う方、ポイントをJALマイルに交換したい方の場合、エッジ・優位性があります。
ただし、サブカードとして小口のポイントを効率的に使いたい場合、1ポイント単位でキャッシュバックに利用可能な三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)も魅力的です。
セブン-イレブン・ローソン等の一部コンビニ、マクドナルド、ガスト・サイゼリヤ・ドトール等のファミレス・カフェにおいて、便利なキャッシュバックが5%還元なので、小口ユーザーには三菱UFJカードより適しています。