楽天ポイントはANAマイルと相互交換できます。JALマイルにも相互交換が可能で、どちらも交換レートは2ポイント→1マイルです。
ANAマイルから楽天ポイントへの交換は最大80%にとどまっており、マイル→楽天ポイントの交換はおすすめできません。
実質的に意味があるのは、楽天ポイント→ANAマイルとなります。
2022年12月1日(木)~12月31日(土)は、5,000 楽天ポイント以上をANAマイルに交換すると+500マイルを得られるキャンペーンが開催。5,000ポイント→3,000マイル(交換レート60%)で移行可能です。
マイルに交換できるのは通常の楽天ポイントのみで、SPU・買い周りセール・5と0のつく日・その他キャンペーンなどで貯まる期間限定ポイントは交換の対象外です。
楽天ポイントのANAマイル交換における、キャンペーン・メリット・デメリット・お得な使い方について、実際にANAマイル・JALマイルを通算で240万マイル以上貯めた実績にもとづいて解説します。
また、楽天ポイントの通算獲得数は2023年11月に250万ポイントを突破。実際に大量獲得した経験にもとづき、楽天ポイントを効率的に獲得する方法についてもご紹介します。
目次
楽天ポイント→ANAマイルの増量キャンペーン
楽天ポイントとANAマイルは相互交換が可能となっており、この度は所定のポイント以上を交換すると、嬉しい増量のキャンペーンが開催されます。
- 5,000楽天ポイント以上をANAマイルに交換→ANAのマイル500マイルが追加
- 10,000 ANAマイル以上を楽天ポイントに交換→楽天ポイント1,000ポイントが追加
楽天ポイント⇔ANAマイル間の交換キャンペーンは史上初であり、レアな企画となっています。
ANAマイル→楽天ポイントは交換レートが悪いので、基本的には楽天ポイント→ANAマイルの交換に妙味があるキャンペーンです。
特典航空券を使わない場合でも、ANA SKY コインなら1マイル=1.5円以上で利用可能となっています。
ただし、全く他に交換したいものがない場合は、楽天ポイントも選択肢です。
今回のキャンペーンは、楽天ポイントに余裕があり、ANAマイルを貯めている方にとってお得な企画となっています。
キャンペーン期間 | 2022年12月1日~12月31日までの交換が対象。 |
---|---|
条件 | キャンペーン期間中に5,000 楽天ポイント以上をANAマイルに交換すると+500マイル(エントリー不要) |
お得度 | 通常5,000ポイント→2,500マイル(交換レート50%)→5,000ポイント→3,000マイル(交換レート60%) |
ボーナスマイルの加算時期 | 2023年1月末 |
なお、楽天ポイントはJALマイルに交換可能です。
交換レートはANAと同水準となっており、2楽天ポイント→1JALマイルとなっています。
他社ポイントはANAマイルよりJALマイルへの交換レートが悪い例もあるので、同じレートなのはナイスです。
また、マリオットボンヴォイとも提携を深めており、今後は楽天ポイント→マリオットボンヴォイのポイントへの交換も検討されています。
なお、常に70%のレートでポイントをANAマイルに移行するルートもあります。
また、他のポイントも、通常よりも良いレートでANAマイルに交換できるキャンペーンを定期的に開催しています。
楽天ポイント→ANAマイルの仕組み
楽天ポイントの種類
楽天ポイントは、その名のとおり株式会社楽天グループのポイント・プログラムです。
キャッシュレス決済の楽天ペイ・楽天カード、共通ポイントの楽天ポイントカードを利用すれば、楽天グループ以外でも獲得できます。
楽天ペイ・楽天ポイントカードは直接ポイント払いができ、楽天カードは利用代金をポイントで充当可能です。
もちろん、楽天市場、楽天ビューティー、楽天ブックス・kobo、楽天トラベル、Rebates、楽天銀行、楽天証券、ぐるなび、Point Screen、楽天チェック、楽天ポイントモールなどでも貯めることが可能です。
楽天ポイントには、通常ポイント・期間限定ポイント、他社から交換したポイントの3種類があります。
種類
- 通常ポイント:楽天市場のお買い物、楽天カード・楽天ペイなどの基本還元率の分のポイント
- 期間限定ポイント:SPU、買い周りセール、各種キャンペーンなどで得られるポイント(期間限定・用途限定)
- 提携先から交換したポイント:クレジットカードのポイント、マイル、証券会社などから交換したポイント
楽天ポイントの種類の中で、ANAマイル・JALマイルに交換できるのは、通常ポイントのみです。
期間限定ポイント、他社ポイント等から交換したポイントはNGなので、正攻法で貯めるしかありません。
交換上限・回数・ルール
楽天ポイントから航空マイルへの交換は、ANAマイル・JALマイルともに同条件となっています。
制度内容
- 交換レート:2楽天ポイント→1マイル
- 1回に交換可能なポイント数:50ポイント以上5,000ポイント(2ポイント単位)
- 交換可能なポイント数の上限:毎月20,000ポイント
- 交換可能回数:24時間に1回
- マイル移行にかかる時間:最短翌営業日~10日間
1回の交換は50ポイント以上2ポイント単位であり、少額のポイントも移行できて流麗。移行にかかる期間も短いので、特典航空券に少しマイルが足りない場合などに便利です。
なお、ANAマイルとJALマイルの交換上限・交換可能頻度は、それぞれ別枠なので、1日1回5,000ポイントずつ交換できます。
楽天ポイントをANAマイルに交換する方法
楽天ポイントの航空マイルへの交換はシンプルでユーザーフレンドリーです。誰でもサクッと簡単に交換できます。
- Rakuten Point Clubのポイント交換ページにアクセス・ログイン
- 「楽天ポイントを他のポイントに換える」を選択
- ANAマイルの「交換する」を選択
- 画面の案内に沿って手続き
マイルに交換可能な通常ポイントを効率的に貯める方法
実際に250万ポイント以上獲得した実績にもとづき、ANAマイルに交換可能な楽天ポイントを得るコツを解説します。
楽天チェック・Super Point Screen
万人におすすめなのは、スマホアプリで楽天ポイントを貯める方法です。
特におすすめなのは、アプリを開いて広告を閲覧してタップするだけでポイントを得られるSuper Point Screenです。
信号・エレベーター・エスカレーター等でのスキマ時間にポチポチタップするだけでOKなので便利!
また、ローソン・マツモトキヨシ等に行った際にアプリを起動してチェックインボタンをタップするだけで、ポイントを得られる楽天チェックもおすすめです。
この2つは料金が0ですし、手間もほとんどかからないので、負担感なく継続できます。
もちろん得られるポイントは多くありませんが、それでも1ヶ月あたり200ポイント以上は獲得できています。
「Rakuten Super Point Screen」をiPhoneもしくはAndroidスマホにインストールして利用するとお得です。
Rebates
楽天グループのポイントサイトで、経由してオンラインショッピング・予約などを行うと、嬉しい還元を享受できます。
意外なことにヤフーグループのLOHACO・一休.com・一休レストラン.comもあり、ユニクロやGUなどリーズナブルなオンラインショップも揃っています。
JAL国内線旅行券、JAL海外線旅行券もある点にエッジが効いています。これらは非存在のポイントサイトが多いです。
また、マリオットボンヴォイ、IHG One Rewardsなどグローバルホテルグループもあるので、トラベルがお好きな方が多いJALマイラーとも相性抜群となっています。
特に多額の支払いを行う場合はザクザクと楽天ポイントを獲得でき、マイルに交換可能。
キャンペーン開催時は他のポイントサイトと比較しても優位性がある還元のケースもあり、ポイ活に役立ちます。私は通算で147,000ポイント以上を獲得しています。
Rebatesの基本利用分は通常ポイントなので、ANAマイルに交換可能です。ただし、キャンペーンのボーナスポイントは期間限定の楽天ポイントとなります。
楽天スーパーDEAL
楽天市場でのお買い物で、ポイント還元率が10%~50%など高還元なのが「スーパーDEAL」です。
洗剤、防虫剤、飲料などの日用品も定期的に対象となっており、生活必需品の購入でも大量の楽天ポイントを貯められます。
楽天スーパーセール・お買い物マラソン・超ポイントバック祭りなどのキャンペーン期間開催中に利用すると、大量のポイントを獲得できて流麗です。
スーパーDEALの10%~50%ポイント還元はポイントでの購入分も対象なので、期間限定ポイントでスーパーDEAL商品を買えば、効率的に通常ポイントを得られます。
公式サイト楽天スーパーDEAL 公式ページ
スーパーDEALのポイント数十%ポイント還元は、楽天トラベルにもあります。
料金は高めの傾向があるので、就業規則上で問題なく会社の経費で宿泊できる会社員などでは有効活用できます。
ANAマイル→楽天ポイントの交換はおすすめできないのがデメリット
ANAマイルから楽天ポイントへの交換は最大80%にとどまっています。
交換レート:10,000マイル=8,000ポイント
Vポイント・nanacoポイント・楽天Edy・スターバックス カードへのチャージ・マツモトキヨシ現金ポイント・ヤマダポイントなどへの交換なら1マイル=1円なので、ANAマイル→楽天ポイントの交換は妙味がありません。
ただし、どうしても楽天ポイントが必要という何らかの事情がある場合は、交換することが可能です(交換ページ)。
まとめ
ついに楽天ポイントからANAマイルへの交換で、増量キャンペーンが開催されました。
キャンペーン期間 | 2022年12月1日~12月31日までの交換が対象。 |
---|---|
条件 | キャンペーン期間中に5,000 楽天ポイント以上をANAマイルに交換すると+500マイル(エントリー不要) |
お得度 | 通常5,000ポイント→2,500マイル(交換レート50%)→5,000ポイント→3,000マイル(交換レート60%) |
ボーナスマイルの加算時期 | 2023年1月末 |
楽天ポイントはANAマイルに交換できるので、マイラーにとっても役立つポイントです。
主なスペック
- 2ポイント=1マイル
- 通常ポイントのみが対象(期間限定ポイントは×)
- 交換単位は1回2ポイント~5,000ポイント
- 交換頻度は24時間に1回
- 月間上限は20,000ポイント
- 交換完了までの期日:最短翌営業日~10日ほど
ANAマイル→楽天ポイントは交換レートが最大80%(10,000マイル→8,000ポイント)なのでおすすめできません。
楽天ポイント→ANAマイルの交換レートは50%であり、損した気分になりまちですが、トクたびマイル、ビジネスクラスやファーストクラスで利用すると、1ポイントの価値が数円になります。
国内線特典航空券でも、直前予約だと料金が跳ね上がりがちなので、1ポイント3円以上になり、結果的に1ポイント1.5円以上になる時期もあります。
交換までの時間も最短翌営業日(公式には約1週間後)と短いので、特典航空券に少し足りない時のスーパーサブとして八面六臂の活躍を見せてくれます。
また、日常的に楽天経済圏で楽天グループを利用している方の場合、マイルを貯めるメイン手段としてもガンガン利用でき、ザクザクとANAマイルを獲得可能です。
楽天グループは多様なキャッシュレス決済手段を提供しており、利用で楽天ポイントを獲得できます。
ジャンル | 年会費 | 還元率 |
---|---|---|
クレジットカード | 楽天カード | 1.0%還元 |
デビットカード | 楽天銀行デビットカード | 1.0%還元 |
電子マネー | 楽天Edy | 0.5%還元 |
Pay | 楽天ペイ | 1.0%還元 |
日常生活に必要な支出を楽天のキャッシュレス決済で支払うことで、日常生活で着実に楽天ポイントを貯められます。
Apple Pay対応iPhoneをお持ちなら、以下のルートで楽天ペイなら3.0%還元が具現化します。
Mastercardブランドの三井住友カード ゴールド(NL)を使うと、マイ・ペイすリボ活用なら合計3%で、面倒な手間を避けてリボ回避でも2.5%還元です。
ただし、nanacoでのPOSAカード購入、Apple Payのnanacoチャージで改悪が生じる恐れも十分にあります。
ミニストップでは、楽天ギフトカードを購入できます。もしご近所にあったら最大4%還元のチャンス!
- 三井住友カード ゴールド(NL)からau PAYチャージ(年100万円利用で1.5%)※マイ・ペイすリボなら+0.5%
- au PAY プリペイドカードからWAONにチャージ(0%)
- ミニストップにてWAONで楽天ギフトカード購入(1.0%)
- 楽天ギフトカードの楽天キャッシュで楽天ペイを利用(1.0%)
今のところはミニストップでのWAONによる楽天ギフトカード購入は、1% WAON POINT還元の対象です。
ただし、ミニストップでの楽天ギフトカード購入は還元対象外となるリスクがあり、Apple PayのWAONチャージで改悪が生じる恐れもあります。
また、2022年8月買付分から、楽天証券では楽天キャッシュで投信購入が可能になります。
この際の楽天キャッシュの調達として、Apple Payを使うのは有意義です。最後の楽天ペイ1%還元はありませんが、チャージでお得な還元を獲得可能です。
ふるさと納税専用サイト「楽天ふるさと納税」で寄付すると、1%の楽天ポイントが付与されます。
楽天ふるさと納税は楽天経済圏でのお得な仕組みが適用されるのが利点です。
楽天ふるさと納税も対象!
- SPUでの最大17倍
- 買い回りセールでの10倍
- ヴィッセル神戸、楽天イーグルス勝利の翌日のポイントUP
- 5と0のつく日
闇ふるさと納税という30%を超える還元を得られるふるさと納税がありますが、他のふるさと納税サイトは数%に過ぎません。
楽天ふるさと納税の場合は10数%の還元を享受できるのがファンタスティックです。
ふるさとチョイス、ANAのふるさと納税、ふるなび、さとふる等の競合サイトよりも圧倒的にお得です。
楽天ポイント以外でANAマイルと交換できる主要ポイントとしては、Vポイント、nanacoポイント、マリオットボンヴォイのポイントがあります。
また、アメックスのメンバーシップ・リワードのポイント、JCBのOki Dokiポイント、クレディセゾンの永久不滅ポイント、エポスポイント、オリコポイントなども交換可能です。
日常の決済では、ANAマイルが高還元のクレジットカードがおすすめです。
クレジットカード名 | 年間コスト(税抜) | マイル還元率 |
---|---|---|
JQ CARD エポスゴールド | 無料 | 最大1.75% |
ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン (ヤマダ電機を利用する方の場合) | 年1回利用で無料 | ヤマダ電機で 高還元 |
ソラチカカード | 2,750円 (※) | 最大1.54% |
ANA VISA Suicaカード | 2,751円 (※) | 1.0% |
ANA東急カード | 2,751円 (※) | 1.0% |
ANA VISA/マスター一般カード | 3,025円 (※) | 1.0% |
ソラチカゴールドカード | 9,546円 | 最大1.5625% |
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカード | 10,500円 | 1.00% |
アメックスグリーン | 20,000円 (月会費1千円+ 年8千) | 最大3% |
マリオットアメックスプレミアム | 45,000円 | 1.25% |
ANA JCBカード プレミアム | 70,000円 | 最大1.375% |
アメックスプラチナ | 150,000円 | 最大3% |
※3年に1回マイル移行した場合の1年あたりコスト
ANAアメックス・ゴールドは、ANA航空券のマイル付与率が3%、年会費をペイできるアメックスオファー、ANA SKY コイン獲得プログラム、スマホ保険が魅力です。
リボ払いの駆使、コンビニATMでの繰り上げ返済の手間を許容できる場合は、ソラチカカード、ソラチカゴールドカードが高還元です。
Oki Dokiポイント→メトロポイント→ANAマイルという「新ソラチカルート」の活用によって、最大で一般カード1.54%/ゴールドカード1.5625%となります。
前年度の年間利用額 | 基本還元率 | 新ソラチカルート ボーナスマイル付与率 | 合計マイル付与率 |
---|---|---|---|
50万円未満 | 1% | 0.45% | 1.45% |
50万円以上 | 1% | 0.495% | 1.495% |
100万円以上 | 1% | 0.54% | 1.54% |
300万円以上 (ゴールドのみ) | 1% | 0.5625% | 1.5625% |
新ソラチカルートの活用によって、国税の支払いでANAマイルをザクザクと獲得できてファンタスティックです。
公式サイトソラチカカード 公式キャンペーン
スマリボを活用した還元率UPの方法の詳細については、以下で解説しています。
なお、ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
JCB・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。