Pontaポイントを利用して投資ができる「Pontaポイント運用」が2019年4月9日に開始し、2020年7月1日に「StockPoint for CONNECT」にアカウント・残高が移行しました。
現在、Pontaポイントで運用を行う場合、「au PAY ポイント運用」がおすすめです。
「Pontaポイント運用」は、Pontaポイントで数銘柄の株式、ETF、REITに投資できるサービスでした。以下、従来のスペックについて解説します。
証券会社の口座がなくてもPontaポイントを持っている個人なら、誰でも利用することが可能なのがメリットです。
ただし、登録・年会費は無料ですが、2019年6月1日以降は運用手数料が発生し、かつ投資を終了して引き出す際に5%の手数料が発生するのがデメリットです。
また、配当や株主優待を取得することはできず、その分は丸々損となるのが大きなマイナスポイントです。
私は資産運用を13年7ヵ月行った経験があり、その過程で億り人になりました。株式投資の本を上梓しており、「日本の億万投資家名鑑」、「NISA完全ガイド」という本に出たこともあります。
こうした経験を活かして、Pontaポイント運用について2024年12月の最新の状況を口コミとしてまとめます。
※Pontaポイント運用は2020年7月1日から新サービスに移行します。
Pontaポイント投資サービスの概要
「Pontaポイント運用」はPontaポイントを利用して、 9銘柄に連動した投資を行えるサービスです。銘柄はPontaの提携先、三菱グループが選定されています。
- ゲオホールディングス
- 日本航空
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
- リクルートホールディングス
- ローソン
- 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信
- ダウ・ジョーンズ工業株30種平均株価連動型上場投信
- 上海株式指数・上証50連動型上場投資信託
- ジャパンリアルエステイト投資法人
Pontaポイントを各銘柄ごとに毎日値動きする「運用ポイント」に交換すると、株価の変動に応じて運用ポイントが上がったり下がったりするスキームです。
Pontaポイント運用を終了したい場合は、20ポイント単位でPontaポイントに戻せます。
この時に1ポイント(5%分)の手数料が発生して、20ポイント→19Pontaポイントで戻る仕組みとなります。
最小で20ポイントから投資でき、投資先を変更したり運用を休みたい場合は、「未運用ポイント」に交換すると、ポイントの変動を止めることが可能です。
銘柄切り替えや一時的なお休みの時は5%の手数料なしで、一時的に未投資の状態に戻すことが可能です。イメージ的には「一時停止」ですね。
現金や口座開設を必要とせずに疑似的な投資体験をすることができる「StockPoint」と提携したサービスとなっています。
メリット
Pontaポイント運用の主なメリットは以下のとおりです。
- キャッシュアウトなしに疑似株式投資による資産運用が可能
- 証券会社の口座開設は不要
- ポイントの有効期限がなくなる
第一のメリットは、Pontaポイントがあれば投資ができるので、現金を出すことなく資産運用が可能になる点です。
「預貯金をリスクのある投資に回すのは抵抗があるが、投資には興味がある」という方に向いた制度です。
また、証券会社の口座開設は不要となっています。ただし、Pontaポイント運用利用登録申請(会員登録)は必要です。
Pontaポイント運用を利用すると、ポイントの有効期限がなくなるのもメリットです。
通常のPontaポイントの有効期限は最終利用日(加算日または利用日)から1年間ですが、Pontaポイント運用にまわしている間は無期限となります。
デメリット
「Pontaポイント運用」のデメリットは、主に以下5点があります。
- 後出しでの必勝が不可能
- 手数料が高額
- 引き出しが20ポイント単位
- 配当・株主優待の取得が不可能(配当調整もなし)
- 銘柄数が少ない
第一に、後出しでほぼ確実に儲ける方法が不可能であり、通常の投資と同様に不確実性があって損するリスクがある点です。
ライバルのdポイント投資は、2019年6月23日までは高い確率で利益を上げる裏技が存在していました。
しかし、改悪されたので2019年6月24日以降はdポイント投資でも必勝法はなくなりました。
また、SMBC日興証券のフロッギーにて、個別株式・REIT・ETFの購入も可能なので、幾多のポイント投資の中でも最上級に便利です。
「Pontaポイント運用」は後出しジャンケンでの必勝が不可能なので、通常の投資と同様に不確実性があって損するリスクがあります。
第二に、手数料が高い点がデメリットです。2019年6月1日からは運用手数料が発生する予定となっています。
また、運用ポイントをPontaポイントに交換する際には5%の手数料が発生します。10,000ポイントを戻す場合は500円相当のコストとなり、侮れない水準となります。
第三に、20 Pontaポイント単位でしか引き出せないので、端数を引き出せずに無駄になるリスクが有る点です。
きれいに20ポイントで割り切れるポイント数になった時に引き戻せばOKですが、引出を申請したタイミングではポイント数が確定しないので、その後の株価変動で端数が生じる場合があります。
第四に、直接株主となる仕組みではないので、配当・株主優待の取得が不可能であり、信用買いにおける配当調整金のような仕組みもありません。
個別株式投資やVポイント投資と比較すると、配当や株主優待の分が丸々損となってしまいます。
JALやゲオは魅力的な株主優待があり、利回りも高いので、それを受け取れないのは絶大なデメリットです。
また、分配金が投資の主目的とも考えられるREITのジャパンリアルエステイト投資法人において、分配金を受け取れないのは致命的です。
第五に、銘柄数が少ない点です。全体的にはVポイントで個別株・ETF・REIT投資ができるネオモバの方が圧倒的に魅力的です。
まとめ
Pontaポイントを利用して投資ができる「Pontaポイント運用」が開始しました。
Pontaポイントで数銘柄の株式、ETF、REITに投資できるサービスです。証券会社の口座がなくてもPontaポイントを持っている個人なら、誰でも利用することが可能なのがメリットです。
ただし、登録・年会費は無料ですが、2019年6月1日以降は運用手数料が発生し、かつ投資を終了して引き出す際に5%の手数料が発生するのがデメリットです。
また、配当や株主優待を取得することはできず、その分は丸々損となるのが大きなマイナスポイントです。
少子高齢化によって年金などの先行きが明るくない情勢においては、一定程度自助努力での資産形成が重要となっています。
そうした情勢下でお手軽に無難な分散投資が可能なサービスは素晴らしいです。
公式Pontaアプリ
他のポイント投資サービスとしては、Vポイント、楽天ポイント、dポイント、Pontaポイント、セゾンカードの永久不滅ポイントもあります。
また、SMBC日興証券のフロッギーにて、個別株式・REIT・ETFの購入も可能なので、幾多のポイント投資の中でも最上級に便利です。
ただし、永久不滅ポイントはクレディセゾンのクレジットカードを使っていないとなかなか貯まりにくく、かつセゾンカードは基本0.5%還元で還元率が高くないのがデメリットです。
Pontaポイントはリクルートカード、Ponta Premium Plus等の高還元カードでリアル加盟店でもお手軽に貯められるのが大きなメリットです。
Pontaポイントが最強に貯まるクレジットカードはリクルートカードです。 還元率1.2%でリクルートポイントが貯まります。
リクルートポイントは1ポイント単位でPontaポイントに交換できるので、リクルートカードはPontaポイントが1.2%貯まるのと同義です。会員サイトでサクッと交換できます。
ポン活でポイントを使うと、実質的な還元率は1.8~3.6%に跳ね上がります。詳細は以下で徹底解説しています。
専門家がおすすめのJCBカードでもあり、実際に発行して使い倒したところ、日々のお買い物や電子マネーチャージでザクザクとポイントを得られました。
活用していくと家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「高還元カード」としてリクルートカードを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、電子マネーチャージにおすすめのカードとしてリクルートカードを挙げていらっしゃいました。
リクルートカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
年間100万円使うと、リクルートカードならPontaポイントが1万2千ポイントも貯まり、1.8~3.6万円分の商品と交換できます。
活用していくと家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
数千円相当のリクルートポイントがプレゼントされるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
公式サイトリクルートカード 公式キャンペーン
リクルートカードはポイント以外にもお得な仕組みが満載なのが魅力的なクレジットカードです。
しかし、貯めたリクルートポイントをPontaポイントに交換する作業が生じます。
カード利用で直接Pontaポイントが貯まるクレジットカードでお得なのは、シェル-Pontaクレジットカードです。
年1度の利用で年会費が無料になり、実質無料で保有しやすいクレジットカードです。
それでいて一般加盟店で還元率1%、apollostationでポイント二重取り、Pontaポイント加盟店でもポイント二重取りというメリットがあります。
シェル-PontaクレジットカードとShell EasyPayを紐付ける設定を行うと、Shell EasyPayで決済だけでなくPontaポイントを貯めたり使うこともできるようになります。
シェル-Pontaクレジットカードを活用していくと、Pontaポイントがザクザクと貯まります。詳細は以下で徹底解説しています。
ジャックスが発行している「Ponta Premium Plus」というクレジットカードも候補です。年会費は2,000円(税抜)ですが、年間利用額5万円以上で無料になります。
Pontaカードの機能も附帯しているので、これ1枚の決済と提示でPontaポイントを二重に貯めることができます。
基本的な還元率は100円(税込)あたり1ポイントで還元率1%です。年会費が有料のクレジットカードとしてはエッジがありません。
ただし、年2回の優遇月(7月・12月)は、一定以上利用するとポイントが上乗せされる点がメリットです。
- 月間利用額10万円以上→0.5%UPで合計1.5%
- 月間利用額20万円以上→1.0%UPで合計2.0%
7月は夏のセール、12月は歳末セールが開催される時期でもあります。また、年末に旅行に行く方も多いでしょう。7月・12月の利用が多い場合は検討し得るクレジットカードです。
特に自然体で年5万円以上利用する場合は、年会費無料で基本還元率1%、年2ヶ月は最大2%となってスペシャルなクレジットカードです。
数千円相当のPontaポイントを得られるお得な入会キャンペーンも魅力的です。
Pontaポイントが貯まりやすいクレジットカードについては、以下で精緻に分析しています。