WealthNavi(ウェルスナビ)というロボアドバイザーサービスが存在しています。
初期設定を行えば後は自動的に金融機関からの口座振替→投資→リバランスを行ってくれるので、手間フリーで誰にでも簡単に資産運用を行えるのが魅力的です。
投資先は定評があるETFなので、理論的には無難な投資が可能です。
ウェルスナビはインターネット上において礼賛する評判・口コミに溢れています。利益が出た、凄いという声が多いです。「本当なの?」「嘘?」と疑問に感じる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで実際にウェルスナビに投資した運用実績について、赤裸々に損失も含めてブログとして公開します。
2018年1月から開始し、2019年9月で終了。2020年3月から再開し、2024年3月に利益確定して卒業しました。
嘘・ステマはフリーであり、初回10万円を入金して以降は毎月積み立て投資を行った場合の生の口コミです。
結論的には時期によってパフォーマンスが異なり、損失が出て失敗する場合もあります。
また、基本的には低コストインデックス投信の積立の方がオトクなので、私はWealthNaviを卒業しました。
2020年3月13日~2024年3月5日のトータルリターンは+78.28%でしたが、同期間のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の騰落率は+174.65%です。
1ヶ月に1回オルカンの積立を行った場合、ウェルスナビよりはパフォーマンスは良好でした。
ウェルスナビをやめた理由は、低コストインデックス投信の積立と比較して不利だからです。
投信積立でポイント還元のクレジットカード&証券を活用しましょう。月45万円は0.5%~5%ポイント還元でクレカ積立が可能です。
ウェルスナビをやめたほうがいいか迷っている方は、ぜひご参考ください。
目次
短期的な損益は開始のタイミングに大きく依拠!損失が生じる場合もあり
ウェルスナビは初回に最低10万円を入金して、それ以降は毎月の積み立ても可能です。
「基本的にはいつ始めてもOKで、少ない金額から一歩を踏み出すのが重要」「タイミングは関係ない」「とにかく投資したら儲かる」という評判が多いです。
しかし、やはりタイミングが投資パフォーマンスに重要となっています。
(SBI証券より)
日経平均が高値をつけた2018年1月末にウェルスナビを開始した場合、2019年末までのほとんどの期間でマイナスという結果となります。
ブログで実績を公開しようとしてウェルスナビを始めたものの、悲惨な状況となりました。
初期10万円を入金して、その後は毎月1万円を積み立てた場合のパフォーマンスは以下のとおりです。リスク許容度は「5/5」。
僅かにプラスになる時期が1年間で数日間あった程度で、あとはひたすら評価損という日々です。
「ウェルスナビはいつ開始してもOK」という評判・口コミを検証した結果としては、やはりそうではなく時期によっては一時的に損失が生じます。
2018年12月末時点での期間別リターン(積立投資なし)では、2018年にウェルスナビを開始した方は死屍累々となっています。
リスク許容度 | 過去1ヶ月 | 過去6ヶ月 | 過去1年 | ウェルスナビ 開始から | リスク水準 |
---|---|---|---|---|---|
1 | -3.8% | -2.7% | -5.9% | 3.6% | 9.6% |
2 | -5.3% | -4.2% | -7.2% | 8.3% | 11.1% |
3 | -6.5% | -6.0% | -9.3% | 11.0% | 12.7% |
4 | -7.5% | -7.4% | -10.8% | 14.0% | 14.1% |
5 | -8.0% | -8.3% | -12.0% | 16.3% | 15.0% |
逆に株価が上昇する前に開始した場合は、きれいにウェルスナビのパフォーマンスも良い傾向にあります。
ウェルスナビのサービス開始後の円建てパフォーマンス(2016年1月19日~2018年12月31日)は、高リターンとなっています。
リスク許容度 | 累積元本額(円) | 資産評価額(円) | リターン |
---|---|---|---|
1 | 205万 | 209万 | 1.9% |
2 | 205万 | 214万 | 4.4% |
3 | 205万 | 216万 | 5.5% |
4 | 205万 | 219万 | 6.9% |
5 | 205万 | 221万 | 7.9% |
※当初(2016年1月19日)に100万円、その翌月から毎月3万円ずつ積み立てながら投資した場合
ウェルスナビ代表取締役CEOの柴山さんの運用実績では、約13ヶ月で+13.07%となっています。
株価が安い時に多額をスポット投資していることで、パフォーマンスが嵩上げされています。
また、コロナウイルスで株価が暴落した2020年3月に投資を開始した場合、わずか4ヶ月と3週間で+27.75%と目覚ましい成績となります。
開始のタイミングが良いとわずか約10ヶ月で+39.15%といったリターンになる時期もあります。
なお、WealthNaviに長期間に渡って積立投資する場合、ドルコスト平均法による購入となり、株価が安い時期に多くの株数を購入できる結果となることから、紆余曲折を経て長期的にはプラスリターンとなることが多いです。
2018年の初めに投資を開始した場合でも、2019年4月半ばにはプラス転換しました。
このようにウェルスナビのパフォーマンスは短期的にはタイミングに大きく左右されて、やはり通常の株式投資と同様に安い時にたくさん投資する程リターンがUPします。
長期的には積立投資でプラスを期待可能(ただし時期によってパフォーマンスは変動)
ウェルスナビでの資産運用を検討している方は、短期的な評価損はあまり気にせずに中長期投資を行いたいという方でしょう。
短期的なパフォーマンスは別として、10年・20年・30年といった長期的スパンで果たしてウェルスナビが良いか否かですね。
1992年1月~2017年1月までの25年間では、ウェルスナビの推奨ポートフォリオ(※)で資産運用したと仮定すると、トータルリターンは+146%(1年あたりのリターンは年率6.0%)となりました。
※ウェルスナビの推奨ポートフォリオ(2019年4月時点)
- 米国株(VTI):30.4%
- 日欧株(VEA):21.4%
- 新興国株(VWO):6.0%
- 米国債券(AGG):29.7%
- 金(GLD):7.5%
- 不動産(IYR):5.0%
ウェルスナビのようにインデックス投信やETFの積立投資を行うと、20年~数十年継続した場合は多くの時期にプラスになっています。
(引用:金融庁のつみたてNISA早わかりガイドブック)
ただし、やはり20年~30年といった長期投資でも、「いつ始めていつ終わるか」がパフォーマンスに大きな影響を及ぼしています。
金融庁の「資産・地域を分散して積立投資を行った場合の運用成果の実績」においては、保有期間20年という長期投資でも年率2%から8%まで大きなばらつきが生じています。
年6%のリターンの差というのは非常に大きいですよね。全く同じ積立投資でも、いつ始めていつ終わるかで大きなパフォーマンスの差が生じます。
日本経済新聞の「荒波越える長期積み立て」という記事でも、「時期によって投資リターンは異なる」というグラフが出ています。
「資産額の累計投資額に対する倍率(1990年~2018年)」では、30年間積み立て(先進国株投信)の場合、約1.7倍~5.8倍と大きな格差が生じています。
- 5年間積み立て:約-50%~+100%
- 20年間積み立て:約±0%~+300%
- 30年間積み立て:約+70%~+480%
全く同じ投資手法で30年という遠大な時間の長期投資を行った場合でも、時期によってパフォーマンスに圧倒的な差が生じています。
投資の名著と知られているチャールズ・エリス著「敗者のゲーム(新版)なぜ資産運用に勝てないのか」にも、以下の記述があります。
「投資終了時期の設定こそが運用成果に決定的影響力を持つ。ほとんどの場合、投資家の運用成果を決定する最も重要な要素は、その技術ではなく、開始時期と終了時期の選択である。」
ただし、いつ開始していつ終わればいいのかを事前に正確に予測するのは難しいと一般的には言われています。
マーケットタイミングを図って適切に売買するのは難易度が高く、誰にでもできるわけではありません。誰もがプロスポーツ選手になれないのと似ています。
インデックス投資の場合、基本的にはマネー雑誌が廃刊して株式投資が全く世の話題に出ないような暗い時期に投資を始めると、結果的にパフォーマンスが上がりやすいです。
余談ですが、次にマネー雑誌がボコボコと廃刊するような時期は、長期投資を始める絶好の好機です。ぜひ記憶の片隅に留めて頂ければと思います。
しかし、そのような時は総悲観の状況なので、なかなかウェルスナビの開始ができないのが人情です。
いつ資産運用を開始すればいいのか投資判断ができる場合は、アクティブ運用を行うことでハイ・リターンを獲得すればいいので、いちいちウェルスナビを利用する意義に乏しいです。
ウェルスナビは肉食アクティブ投資家ではなく、投資に時間を使いたくない草食インデックス投資家向けのサービスです。
したがって、あまり自身の判断を入れずに淡々と投資を開始するのも選択肢の一つです。
ネット証券での投信積立との比較
ウェルスナビは口座開設・維持費用、インターネットでの入金・出金・売買手数料などは無料となっています。手数料は預かり資産の1%(現金部分を除く、年率・税別)のみです。
ウェルスナビを継続した期間・運用金額に応じて、6ヵ月ごとに手数料の割引が増えていく「長期割」もあり、最大で年0.1%がディスカウントされて0.9%となります。
預かり資産残高が3000万円を越える部分は年0.5%(税抜)となり、こちらには長期割の適用はありません。
この他にウェルスナビを通じて最終的に投資するETFの信託報酬・諸コストが間接的に発生します。
ウェルスナビのデメリットは、ネット証券にて自分で投信積立を行う場合と比較して高コストである点です。
また、ジュニアNISA、つみたてNISAには非対応となっています(2021年2月17日からNISAには対応)。
投信積立なら信託報酬等のみとなり、eMAXIS Slim 先進国株式インデックスなら年0.093%(税抜)、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)だと年0.104%(税抜)だけです。
ただし、ウェルスナビには最適ポートフォリオの自動構築、自動発注、分配金の自動再投資、自動積立、自動リバランス、自動税金最適化の機能があります。
定期的に値上がりして保有割合が膨らんだ資産を売却し、値下がりして保有割合が減少した資産を購入する「リバランス」を行った方が、長期的にはパフォーマンスは改善する傾向にあります。
ウェルスナビは自動的にリバランスを行なってくれるので、この点は優れた機能です。
従来の投資と比較すると、「すべて自動化」という点でエッジ・優位性があります。
ウェルスナビなら自分で投資信託・ETFを選んでポートフォリオを組み立てて売買したり積立設定する手間がなくなり、資産運用の計画・管理・アフターフォローまでを委託できるのがメリットです。
また、クレジットカードで買い物すると、お釣りが自動でウェルスナビに積み立てられて、ロボが自動投資するサービス「マメタス」もありです。
もしウェルスナビではなく、自分でインデックス投信を積立投資しようと考える場合は、SBI証券、楽天証券がおすすめです。
SBI証券は投信マイレージサービスという制度で、投資信託の保有残高に応じて、0.05%~0.2%のSBIポイントを獲得できるのが大きなメリットです。
SBI証券は投資信託の積立サービスを「貯蓄から資産形成へ」の時代を拓く強力なツールであると位置付けています。
今後もより一層の発展を期待できる卓越したネット証券です。2017年9月22日からは積立NISAの口座申込を開始しました。
SBI証券は、日本におけるネット証券の先駆者として、「顧客中心主義」の経営理念のもと、「業界屈指の格安手数料で業界最高水準のサービス」を提供してきました。
以前にはSBI証券に取材に行き、株式会社SBI証券 商品開発部の杉本部長、稲場さんにインタビューしました。
杉本部長は以前にSBI証券のIPO引受け部門で活動していたことがある方です。IPOを知り尽くしたプロから、貴重なIPOに関するお話を伺えました!
続いて以下では、IPO以外のあらゆるサービスについても、株式・外国株式から投資信託、FXまで色々と聞き倒しています!
また、iDeCoについても取材しました。低コストと商品ラインナップ、ロボアドバイザーサービスがメリット大となっています。
SBI証券は大手証券会社に引けをとらない幅広い商品ラインナップを取り揃えており、しかもコストは低いです。100万の資産運用でも大活躍します。
充実の投信積立まで多様なサービスを提供しています。SBIでの投資はボーナスの使い道としても有力な選択肢です。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
↓
楽天証券は楽天グループならではのメリットとして、楽天銀行のハッピープログラムによって、投信保有で楽天ポイントも貯まります。
楽天ポイントはANAマイルに交換できるので、マイラーにとっても嬉しい仕組みです。
楽天証券は少額での積立が可能であり、他社ではポイント対象外の低コストインデックス投信も、楽天証券ではポイント付与の対象となっています。
楽天カードで投信積立が可能で、月5万円まで最大1%の楽天ポイントを獲得できます。
ポイントを利用した所定額の投信・米国株の購入で楽天SPUがポイントUPし、楽天市場でのお買い物がお得になるメリットもあります。
楽天銀行との連携サービスは自動スイープが秀逸な出来栄えで、証券口座の余剰資金は自動的に楽天銀行の最大0.1%という圧巻の高金利が適用され、かつATMで出金できます。楽天銀行の残高は証券の投資にいつでも使えます。
個人型確定拠出年金(iDeCo)もハイスペックです(楽天証券とSBI証券のiDeCoの比較)。
以前に楽天証券を訪問して、iDeCoについて取材しました。管理画面のインターフェイスの工夫、シングル・サインオンの仕組みが独自のメリットです。
つみたてNISAでは楽天ポイントが利用可能である点がメリットです。
楽天証券は日々のトレーディング、中長期的な資産運用の両面で優れており、資産形成に資するオンライン証券です。私もフル活用してパフォーマンスを向上させています。
一歩先に進んだ画期的な仕組みが満載のネット証券であり、証券会社の基準を変えて一新する程のインパクトを放っています。お得な口座開設キャンペーンも魅力的です。
なお、できればクレジットカードで積立投資を行うと、ポイント還元も受けられます。
証券会社名 | クレジットカード | 対象 投信 | ポイント還元 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 三井住友カード 三井住友カードNL 三井住友カード ゴールドNL 三井住友カード プラチナプリファード 三井住友カード プラチナ ANA VISAカード ANA Mastercard | 多数 | 0.5%のVポイント 一部カードは1~3% |
マネックス証券 | マネックスカード | 多数 | マネックスポイント 5万円まで1.1% 5万超は0.2~0.6% |
auカブコム証券 | au PAYカード au PAYゴールドカード | 多数 | 1.0%のPontaポイント |
楽天証券 | 楽天カード 楽天ゴールドカード 楽天プレミアムカード | 多数 | 最大1%の楽天ポイント ※別途、楽天キャッシュ での積立は0.5% |
楽天ブラックカード | 2% (※同上) | ||
PayPay証券 | PayPayカード | 数十 | 0.7%のPayPayポイント |
大和コネクト証券 | セゾンカード | 数十 | 0.1~1%の永久不滅ポイント |
tsumiki証券 | エポスカード | 4本 | 0.1%~0.5%の エポスポイント |
セゾンポケット | セゾンカード | 2本 | 0.1%~0.5%の 永久不滅ポイント |
※上限はすべて月10万円(楽天証券は楽天カード10万+楽天キャッシュ5万、PayPay証券はPayPayカード5万+PayPay残高5万)
SBI証券での投信積立は、カードのグレードごとに還元率が異なるのが特徴です。
カード名 | 還元率 |
---|---|
三井住友カード ゴールド | 最大1.0% |
三井住友カード ゴールド(NL) | 最大1.0% |
三井住友カード プラチナプリファード | 最大3.0% |
三井住友カード プラチナ | 最大2.0% |
※コストがお得な三井住友カード ゴールド(NL)がおすすめ
知名度が高くないネット証券では、大和コネクト証券もおすすめです。
ウェルスナビの運用実績を赤裸々に公開!
操作やステマは一切なし、開始時期が悪かった場合のウェルスナビの運用実績を公開します。
個人的には時間軸は短期~中期の順張り派なので、どんな時でも毎月積み立てを実施してひたすらバイ&ホールドするウェルスナビは、本来のスタイルと合わないのが正直なところです。
しかし、注目を集めているウェルスナビの「真の実績」をブログで公開する意義は高いと思うので、投資を続けてリスク許容度「5/5」の実績を毎月アップデートします。
年月 | ウェルスナビの運用実績 |
---|---|
2018年1月末 | 資産運用開始 |
2018年2月末 | -6.35% |
2018年3月末 | -6.68% |
2018年4月末 | -3.40% |
2018年5月末 | -3.50% |
2018年6月末 | -3.15% |
2018年7月末 | +0.32% |
2018年8月末 | -0.59% |
2018年9月末 | +1.02% |
2018年10月末 | -5.90% |
2018年11月末 | -3.50% |
2018年12月末 | -12.29% |
2019年1月末 | -5.60% |
2019年2月末 | -1.49% |
2019年3月末 | -1.27% |
2019年4月末 | +2.01% |
2019年5月末 | -5.09% |
2019年6月末 | -0.29% |
2019年7月末 | -0.03% |
2019年8月末 | -2.94% |
2019年9月 | +1.88%で一旦終了 |
ウェルスナビの運用実績がプラスだった月末は3ヶ月、マイナスだったのは15ヶ月となっています。
開始したタイミングが悪いと評価損に苦しむ結果となり、一旦2019年後半に微益のところで終了しました。
その後2020年2月~3月にコロナウイルスの影響で株価が大暴落し、株価が割安な水準に。
このタイミングで再開するのはチャンスだと考えて、20万円を入金して2020年3月16日から積立投資を再開しました。
これは絶好のタイミングであり、再開してから7営業日のパフォーマンスは+7.99%、約19営業日では約+12.58%と絶好調でした。
約5ヶ月弱経過した時点では、パフォーマンスが+28.49%と上々です。
2020年3月13日に運用を開始した場合のパフォーマンスは下表のとおりです。
年月 | ウェルスナビの運用実績 |
---|---|
2020年3月13日 | 資産運用再開 |
2020年3月末 | +6.89% |
2020年4月末 | +16.91% |
2020年5月末 | +18.56% |
2020年6月末 | +23.16% |
2020年7月末 | +26.07% |
2020年8月末 | +30.71% |
2020年9月末 | +25.25% |
2020年10月末 | +21.08% |
2020年11月末 | +31.59% |
2020年12月末 | +35.07% |
2021年1月末 | +35.48% |
2021年2月末 | +38.73% |
2021年3月末 | +44.46% |
2021年4月末 | +47.64% |
2021年5月末 | +49.57% |
2021年6月末 | +50.11% |
2021年7月末 | +47.61% |
2021年8月末 | +49.29% |
2021年9月末 | +43.89% |
2021年10月末 | +51.85% |
2021年11月末 | +47.49% |
2021年12月末 | +51.26% |
2022年1月末 | +41.51% |
2022年2月末 | +41.11% |
2022年3月末 | +51.65% |
2022年4月末 | +45.74% |
2022年5月末 | +42.47% |
2022年6月末 | +40.79% |
2022年7月末 | +43.10% |
2022年8月末 | +44.18% |
2022年9月末 | +33.80% |
2022年10月末 | +42.44% |
2022年11月末 | +44.83% |
2022年12月末 | +31.09% |
2023年1月末 | +38.83% |
2023年2月末 | +39.69% |
2023年3月末 | +37.07% |
2023年4月末 | +43.48% |
2023年5月末 | +44.58% |
2023年6月末 | +55.65% |
2023年7月末 | +57.03% |
2023年8月末 | +58.43% |
2023年9月末 | +54.38% |
2023年10月末 | +48.72% |
2023年11月末 | +60.52% |
2023年12月末 | +61.00% |
2024年1月末 | +69.63% |
2024年2月末 | +76.40% |
2024年3月5日で卒業 | +78.28% |
このように開始の時期が良いと成績がよく、目覚ましいパフォーマンス実績を発揮します。
ただし、2020年3月13日~2024年3月5日のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の騰落率は+174.65%で、1ヶ月に1回の積立を行った場合、ウェルスナビよりはパフォーマンスは良好でした。
WealthNaviは手数料が高いので、やはりオルカンには勝てませんでした。
ウェルスナビの運用実績に関する口コミまとめ
ウェルスナビというロボアドバイザーサービスが存在しています。
初期設定を行えば後は自動的に金融機関からの口座振替→投資→リバランスを行ってくれるので、手間フリーで誰にでも簡単に資産運用を行えるのが魅力的です。
投資先は資産運用のプロフェッショナルにも評判・口コミが良好なETFなので、理論的には無難な投資が可能です。
しかし、時期によってパフォーマンスが異なり、損する場合もあります。実際に2018年1月末に開始した場合、ほとんどの期間でマイナスという実績となっています。
評価損益がプラスで迎えられたのは3ヶ月であり、残り15ヶ月は評価損に終わり、プラス転換した際に一旦離脱しました。
他方、株価が暴落して割安になった2020年3月に開始した場合、約3ヶ月後の6月5日までは+26.26%と絶好調の成績でした。
約9ヶ月と2週間経過時点では、+34.98%と好調をキープ。
約11ヶ月経過時点では+41%を突破!
再開から15ヶ月目の上旬には+50%を超えました。
アセットクラス(資産の種類)別のパフォーマンスも把握できます。
ウェルスナビの実績はインデックス投信と同様に、開始時期によって大きく左右されます。
金融庁の「資産・地域を分散して積立投資を行った場合の運用成果の実績」においては、保有期間20年という長期投資でも年率2%から8%まで大きなばらつきが生じています。
全く同じ積立投資でも、いつ始めていつ終わるかで大きなパフォーマンスの差が生じます。
日本経済新聞の「荒波越える長期積み立て」という記事でも、「時期によって投資リターンは異なる」というグラフが出ています。
「資産額の累計投資額に対する倍率(1990年~2018年)」では、30年間積み立て(先進国株投信)の場合、約1.7倍~5.8倍と大きな格差が生じています。
- 5年間積み立て:約-50%~+100%
- 20年間積み立て:約±0%~+300%
- 30年間積み立て:約+70%~+480%
全く同じ投資手法で30年という遠大な時間の長期投資を行った場合でも、時期によってパフォーマンスに圧倒的な差が生じています。
投資の名著と知られているチャールズ・エリス著「敗者のゲーム(新版)なぜ資産運用に勝てないのか」にも、以下の記述があります。
「投資終了時期の設定こそが運用成果に決定的影響力を持つ。ほとんどの場合、投資家の運用成果を決定する最も重要な要素は、その技術ではなく、開始時期と終了時期の選択である。」
しかし、中長期的にはプラスリターンが期待できるのは確かであり、ウェルスナビでコツコツ積立投資を行えば、インフレ率に負けない程度のリターンは期待できると考えます。
なんといっても、最適ポートフォリオの自動構築、自動発注、分配金の自動再投資、自動積立、自動リバランス、自動税金最適化と全てがオートマティックである点にエッジ・優位性があります。
WealthNaviでは原則として3か月ごとに最新の市場データによって最適ポートフォリオを更新することで、変化し続ける市場に適応しています。
高品質・低コストのETFを活用して最適な国際分散投資が可能です。
インターネットバンキングでのクイック入金、積立での口座振替手数料は無料で、出金手数料も無料です。完全無料で入出金が可能です。
特定口座にも対応しており、ウェルスナビが税金の計算や納付を行ってくれるので、確定申告は原則として必要ありません。
ウェルスナビはフィンテックカンパニーとして、イノベーティブなサービス、利便性の追求を絶え間なく行っており、個人投資家に資する仕組みを提供しています。
WealthNaviで投資すれば、経済・金融環境・社会構造の変化に対応して、PDCAサイクルを絶えず展開しながら長期投資することが可能となります。
銀行口座からの入金・購入・リバランス・分配金の受領まで全て自動となっており、一度設定したら後は何の手間も不要となっています。
ウェルスナビへの投資はボーナスの使い道としても有力な選択肢です。
しかし、インデックス投信の積立と比較すると、コストが高いのがデメリットとなります。
実際にWealthNaviを利用した2020年3月13日~2024年3月5日の期間、ウェルスナビのトータルリターンは+78.28%でしたが、同期間のeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の騰落率は+174.65%です。
1ヶ月に1回オルカンの積立を行った場合、ウェルスナビよりはパフォーマンスは良好でした。
ウェルスナビをやめた理由は、高い手数料に見合う価値を感じなかったからです。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の投信積立の方がおすすめです。クレジットカードでの投信積立なら、月0.5%~5%の還元も受けられます。
できればクレカ積立投資を行うと、ポイント還元も受けられて低コストなので、ウエルスナビよりおすすめです。
証券会社名 | クレジットカード | 対象 投信 | ポイント還元 |
---|---|---|---|
SBI証券 | 三井住友カード 三井住友カードNL 三井住友カード ゴールドNL 三井住友カード プラチナプリファード 三井住友カード プラチナ ANA VISAカード ANA Mastercard | 多数 | 0.5%のVポイント 一部カードは1~3% |
マネックス証券 | マネックスカード | 多数 | マネックスポイント 5万円まで1.1% 5万超は0.2~0.6% |
auカブコム証券 | au PAYカード au PAYゴールドカード | 多数 | 1.0%のPontaポイント |
楽天証券 | 楽天カード 楽天ゴールドカード 楽天プレミアムカード | 多数 | 最大1%の楽天ポイント ※別途、楽天キャッシュ での積立は0.5% |
楽天ブラックカード | 2% (※同上) | ||
PayPay証券 | PayPayカード | 数十 | 0.7%のPayPayポイント |
大和コネクト証券 | セゾンカード | 数十 | 0.1~1%の永久不滅ポイント |
tsumiki証券 | エポスカード | 4本 | 0.1%~0.5%の エポスポイント |
セゾンポケット | セゾンカード | 2本 | 0.1%~0.5%の 永久不滅ポイント |
※上限はすべて月10万円(楽天証券は楽天カード10万+楽天キャッシュ5万、PayPay証券はPayPayカード5万+PayPay残高5万)
SBI証券での投信積立は、カードのグレードごとに還元率が異なるのが特徴です。
カード名 | 還元率 |
---|---|
三井住友カード ゴールド | 最大1.0% |
三井住友カード ゴールド(NL) | 最大1.0% |
三井住友カード プラチナプリファード | 最大3.0% |
三井住友カード プラチナ | 最大2.0% |
※コストがお得な三井住友カード ゴールド(NL)がおすすめ
一つ厳選すると、SBI証券と三井住友カードの投信積立がおすすめです。
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