Pontaポイント(旧WALLETポイント)を利用して投資ができる「au PAY ポイント運用」が2019年4月9日に開始しました。
サービス利用に伴う手数料は無料で、コストは投資成果が連動する投信の信託報酬など、間接的に発生する費用のみです。
Pontaポイント投資が可能になるサービスで、証券会社の口座がなくても法人契約以外でau PAYを使っている個人なら、誰でも利用することが可能です。
私は資産運用を15年行った経験があり、その過程で億り人になりました。
株式投資の本を上梓しており、「日本の億万投資家名鑑」、「NISA完全ガイド」という本に出たこともあります。
こうした経験を活かして、au PAY ポイント運用について2024年9月の最新の状況を口コミとしてまとめます。
Pontaポイント投資サービスの概要
「au PAY ポイント運用」はWALLETポイントを利用して、投資信託の基準価額に連動した投資を行えるサービスです。
投資したポイントは投資信託の基準価額に原則連動して日々増減し、実際の投資に似た効果があります。
投資先はauの投資信託(KDDIアセットマネジメント)の「auスマート・プライム(高成長)」となります。auのiDeCoでも採用されている投信です。
投資対象ファンドへの投資を通じて、日本・海外の株式・債券などで資産運用を行えます。投資を行う資産クラスと配分比率は以下のとおりです。
- 国内株式:30%
- 外国株式(新興国株含む):35%
- 国内債券(ヘッジ付き外債含む):20%
- 外国債券(新興国債券含む):15%
ただし、組入れファンドおよび信託財産全体のリスク特性やパフォーマンス等を継続的にモニターし、各資産クラスについて上下10%の範囲内で配分比率を調整します。
au PAY ポイント運用の連動先はアクティブ型の投資信託であり、信託報酬(税抜)は年率0.82%です。
この他、投資対象ファンドにおける運用管理費用等が発生し、実質負担の概算値は年率1.338425%〜1.590325%(税込)の範囲内となっています。
au PAY ポイント運用は各種手数料が不要で、完全無料で利用することが可能です。ただし、実質的に投資信託の信託報酬などのコスト分はパフォーマンスが低下します。
この点、Pontaポイント投資は、インデックス投資で利用される低コストインデックス投信、楽天ポイント運用と比較すると、実質コストが高いのがデメリットです。
資産運用できる単位は100ポイント以上100ポイント単位で、投資を終了して引き出す際には1ポイント以上1ポイント単位です。
au PAY(旧WALLET)のポイントを刹那的に消化するだけではなく、増やすための運用に利用することも可能になって、より一層便利に使いやすく進化しました。
元手となるPontaポイントを貯めるのは、au PAY カードをおすすめします。
ゴールドカードのau PAY ゴールドカードの場合、auの通信料金10%ポイント還元、空港ラウンジ・ボーナスポイントなどauユーザーにオトクな特典が満載であり、ザクザクとPontaポイントを獲得できます。
プリペイドとクレカの比較
au PAY ポイント運用は儲かるのか
au PAY ポイント運用を行うか否かで重要な判断となるのは、結局のところ儲かるのか?ですね。
この点、Pontaポイント投資にはリスクがあり、1000万円までの定期預金や個人向け国債のように確実に儲かるわけではありません。
運用ポイントは金融商品である投資信託「auスマート・プライム(高成長)」の価額増減に連動しています。
売買のタイミングによっては損するリスクもあります。2019年4月12日現在では、開始時期によって得することもあれば損したこともある状況です。
期間 | 騰落率 |
---|---|
1ヶ月 | 2.96% |
3ヶ月 | 9.11% |
6ヶ月 | 2.92% |
設定来 | -1.33% |
2022年8月3日時点でも、開始した時期によって、成果はまちまちとなっています。
資産構成(アセットアロケーション)に鑑みると、最悪のケースでは年30%程度マイナスになるリスクがあります。
しかし、一般論としては株式・債券による資産運用は期待リターンが高いです。
時期によっては損するリスクがありますが、中長期的に投資を行えば、長い目で見るとインフレ率に負けないリターンは期待できると考えます。
実際に約2年4ヵ月投資したセゾンカードの永久不滅ポイント運用では、2016年12月~2019年4月の期間中は合計で+6.09%となりました。
ただし、時期によってはマイナスになる可能性もあり、必ず収益を得られるわけではありません。
なお、運用ポイントが0ポイント未満(マイナス)になることはないので、最大の損失額は投資したポイント数のみです。
例えば、100ポイントを投資した場合、最大の損は100円分のみとなります。
デメリット
「au PAY ポイント運用」のデメリットは、主に以下3点があります。
- 後出しでの必勝が不可能
- 運用先が一つのみで選択不可
- コストが高い
第一に、後出しでほぼ確実に儲ける方法が不可能であり、通常の投資と同様に不確実性があって損するリスクがある点です。
ライバルのdポイント投資は、2019年6月23日までは高い確率で利益を上げる裏技が存在していました。
しかし、改悪されたので2019年6月24日以降はdポイント投資でも必勝法はなくなりました。
また、SMBC日興証券のフロッギーにて、個別株式・REIT・ETFの購入も可能なので、幾多のポイント投資の中でも最上級に便利です。
「au PAY ポイント運用」は後出しジャンケンでの必勝が不可能なので、通常の投資と同様に不確実性があって損するリスクがあります。
第二に、運用先が一つのみであり、選べないのがデメリットです。他のポイント投資サービスは2種類以上の選択肢が用意されています。
- 楽天ポイント運用:アクティブコース・バランスコース
- dポイント投資:アクティブコース・バランスコース
- 永久不滅ポイント運用:アクティブ・バランス・TOPIX(日本株)・VOO(アメリカ株)
第三に、実質負担の概算値は年率1.338425%〜1.590325%(税込)の範囲内となっており、他のポイント投資と比較すると高めなのがデメリットです。
利用手順・投資方法の流れ
Pontaポイントで投資するのは簡単で時間は数分しかかかりません。誰でも簡単に資産運用を開始できます。
- au PAYアプリか「au PAY ポイント運用」ページにアクセス
- 「追加する」ボタンを選択
- 運用するポイント数を入力して「追加する」を選択
対応機種はスマートフォン・タブレット・パソコンなど、インターネットにアクセスできるデバイスがあればOKです。
以下では使う方が多いスマホアプリで手順を解説します。au PAYアプリを起動して、中央近辺にある「ポイント運用」を選択します。
「今すぐau PAY ポイント運用を始める」という白抜きとオレンジのボタンをタップします。
Pontaポイントの運用サービスに関する説明があるので、一読のうえで再び「ポイント運用をはじめる」を選択します。
規約の同意画面やアプリの簡単な説明画面が出るので、案内に沿って進むとホーム画面に遷移します。
画面の中央には運用ポイント数があり、運用ポイントを「追加する」でPontaポイントで投資でき、「引き出す」で運用を終了します。
営業日13:00までにポイント追加の手続きを完了したら、2営業日後の基準価額で運用が開始されます。
引き出したら通常のPontaポイントとなり、有効期限は引き出してから1年間となります。
したがって、au PAY ポイント運用で投資している間は、Pontaポイントの有効期限が無期限となり、失効リスクがありません。
ポイント数は運用開始の翌営業日18:00以降に変動します。小数点以下の変動も切り捨てとはならず、端数(小数点第2位)も表示されます。ただし、端数の分は引き出すことはできません。
運用ポイントを引き出す時は、営業日13時までの引き出し受付で、2営業日後の18:00以降に確定する基準価額をもとに引き出せる通常ポイント数が確定します。
したがって、「全て引き出す」を選択した後に、参照する投資信託の基準価額が増減した場合、実際の引き出しポイント数が受付時に表示されていたポイント数より増えたり減ったりします。
ただし、参照する投資信託の休業日(ニューヨーク証券取引所、ロンドン証券取引所の休業日、ニューヨークの銀行の休業日)を挟んだ場合は、確定まで時間がかかることがあります。
au PAY ポイント運用のホーム画面の下部には、みんなの運用状況、運用実績図が掲載されており、投資の参考にすることが可能です。
auのケータイや光回線の解約時には注意
auを解約した場合、運用ポイントは破棄されて、au PAY ポイント運用も使えなくなる点に注意が必要です。
auの携帯電話、auひかり等の固定回線を解約する場合は、事前にau PAY ポイント運用から引き出して、Pontaポイント残高に避難しましょう。
解約後も消化することは可能ですが、事前にau PAY プリペイドカード、au PAY等で使い切ってしまうのが簡便です。
端数はAmazonギフト券を購入すればきれいに使い切ることが可能です。
まとめ
Pontaポイントを利用して投資ができる「au PAY ポイント運用」が開始しました。手数料は無料です。
au PAYユーザーの個人なら、Pontaポイントを活用して投資体験が可能になります。
投資先は「auスマート・プライム(高成長)」であり、アセットミックスは国内株式30%、外国株式(新興国株含む)35%、国内債券(ヘッジ付き外債含む)20%、外国債券(新興国債券含む)15%です。
Pontaポイントの魅力がより一層UPしました。KDDIグループの真骨頂を発揮したフィンテック・サービスです。
後出しでの必勝がNG、運用先が一つのみ、高コストの3点がデメリットです。
少子高齢化によって年金などの先行きが明るくない情勢においては、一定程度自助努力での資産形成が重要となっています。
そうした情勢下でお手軽に無難な分散投資が可能なサービスは素晴らしいです。
その他、ポイントで投資ができる仕組みとしては、楽天ポイント、dポイント、セゾンカードの永久不滅ポイントにもあります。
また、dポイントの場合、SMBC日興証券のフロッギーにて、個別株式・REIT・ETFの購入も可能なので、幾多のポイント投資の中でも最上級に便利です。
なお、永久不滅ポイントはクレディセゾンのクレジットカードを使っていないとなかなか貯まりにくく、かつセゾンカードは基本0.5%還元で還元率が高くないのがデメリットです。
Pontaポイントはau料金の支払いはもちろん、au PAY プリペイドカードやクレジットカード、au PAYでリアル加盟店でもお手軽に貯められるのが大きなメリットです。
できればクレジットカードの活用がベストです。ポイント還元率が0.5%高いので、高スピードでWALLETポイントがドンドン貯まります。
au PAY カードは年会費無料のクレジットカードカードで、サブカードとしてもおすすめです。
還元率1.0%でPontaポイントを獲得でき、auカブコム証券での投信積立は1%還元と高還元なのが最大のメリットです。
セブン-イレブン、マツモトキヨシ、apollostation、スターバックスカードへのチャージなどPontaポイントアップ店だと通常より増量でポイントが貯まります。
ポイント増量店を頻繁に利用する場合は、検討し得るクレジットカードです。
既存のプリペイド式のau PAY プリペイドカードは、一部のクレジットカードでのチャージ時と利用時にポイント二重取りが可能です。
au PAYカードは、au PAY残高へのチャージは2022年12月1日から還元対象外。Payサービスのau PAY、au PAY プリペイドカードで支払うと、0.5%のPontaポイントを得られます。
また、得られるポイントはau PAY プリペイドカードにチャージするとMastercard加盟店で現金同様に使えるのが便利です。
au PAY マーケット、セブンイレブン等のリアル店舗でお得になるキャンペーンも定期的に開催されていて魅力的です。
また、au PAY カード限定の特典もあり、紛失・盗難保険、お買物あんしん保険、海外旅行あんしん保険などが充実しています。
海外旅行傷害保険は最も利用頻度が高くて重要な疾病・傷害治療費用が200万円とパワフルです。
月会費1,000円(税抜)のアメリカン・エキスプレス・グリーン・カード
au PAY カードは、実用性が高い保険が年会費無料カードとしては卓越しており、質実剛健なスペックです。
au WALLETクレジットカードは、auじぶんcardの進化版のようなクレジットカードです。利用金額にポイントを充当できるようになり、便利になっています。
カードフェイスもシックでシンプルでかっこよくなりました。変なマークがゴテゴテ記載されているよりはかっこいいです。
カードの引き落とし口座をauじぶん銀行にすると、引き落としの度にWALLETポイントがもらえます。詳細は以下で徹底解説しています。
こうして考えてみると、本当にお得ですよね。このような良いクレジットカードを使えば、長い目で見ると10万円・20万円といったリターンを得ることができます。
au PAY カードはお得な入会キャンペーンも魅力的です。
空前の低金利の時代には、au WALLETクレジットカードのポイント還元、各種付帯特典は絶大な威力があります。
お得な生活を送れて、浮いた分を貯金したり他のことに使えるようになり、人生を豊かに彩ることができます。
au PAY ゴールドカードは、auの最上級のクレジットカードで、至れり尽くせりのベネフィットを享受できます。
au PAY カードのスペックに加えて、ゴールドカードならではの特典が付帯しています。
- au通信料とauひかりなどの固定回線が+10%還元
- au PAY 残高へのチャージが+1%還元
- au PAY マーケットで7%還元
- auでんき、都市ガス for auの支払いは+2.0%還元
- 海外アシスタンスサービス(ハローデスク)
- 宿泊予約サイト「Relux」の割引
- 空港ラウンジ無料サービス(国内主要空港+ハワイ)
- 充実の旅行傷害保険・ショッピング保険、レンタカー優待
スタンダードカードのau PAY カード、Mastercard搭載型のau PAY プリペイドカードにはないベネフィットが豊富です。
一般の加盟店でも還元率1.0%で、現金同様のPontaポイントが貯まるのが使い勝手良好です。利用金額にポイントを充当することも可能となっています。
入会特典として最大20,000円分のポイントを得られます。
対象料金プランによっては、月額のau利用料金が10,000円(税抜)の場合、年間のポイント還元の上乗せが12,000円となるので、au PAY ゴールドカードの年会費をフルにカバーできます。
このような方ですと、au PAY ゴールドカードは持たないと損といっても過言ではないハイ・クオリティー・カードです。
au PAY ゴールドカードはauで至れり尽くせりのベネフィットを享受できます。auでの最強クレジットカードです。
auユーザーにとっては絶大なメリットがあるゴールドカードです。ドコモのdカード ゴールドと比較してもエッジが効いています。
慈愛さえ感じるようなお得さ、プライスレスのスペシャルな特典が満載であり、無尽蔵に湧出される豊潤さには身震いする程です。
オンリー・ワン、スペシャル・ワン、エアフォース・ワンのパワーがあります。歴史の偉人で例えると、ジャンヌ・ダルクのようなパワーがあります。
この他、クレジットカードはお得なキャンペーンを多数開催しています。