SBI証券の投信積立は秀逸!毎日積立も可能でNISA投資可能枠を使いきれる「NISA枠ぎりぎり注文」「課税枠シフト注文」も!

更新日:   証券会社 投資信託・ETF

サイト運営費用を賄うための運営ポリシー

SBI証券のオフィスのエレベーター

SBI証券が2017年10月中旬から投信積立を大幅に拡充しました。2006年から11年以上も積立サービスを提供している老舗が更なる進化を成し遂げました。

保有残高に応じてお得にポイントが貯まる「投信マイレージサービス」の導入、100円から購入可能など、ユニークで秀逸な制度を用意しています。

2017年10月には、毎日積立、毎週積立、各月積立、複数日積立など、積み立てる日数のバリエーションが一気に拡大します。

また、「NISA枠ぎりぎり注文」「課税枠シフト注文」も新設されます。SBI証券の投信積立について徹底的に解説します。

SBI証券の投信積立が人気がある理由

SBI証券の投資信託の積立設定金額は、主要ネット証券最大となる70億円を突破(2017年9月4日現在)しています。

原則として100円単位で積立設定が可能となっています。楽天証券、マネックス証券と並んで最低金額で、より小口で多数の投資信託を購入可能です。

小銭

総本数は2500本を超えており、買付手数料無料のノーロードファンドも1000本超と充実のラインナップが揃っています。

ひふみ投信と同じ運用内容のひふみプラスや、秀逸な低コストインデックス投信の取扱もあります。

代表例

便利なメール通知サービスで、積立設定情報と発注結果をメールで知らせてくれます。

一際大きな魅力は投信マイレージにあり、保有残高に応じて得られるポイント還元がネット証券でも屈指の還元率である点です。

証券会社名還元率(残高1000万円未満)還元率(残高1000万円以上)
auカブコム証券0.12% (一部対象外)0.12% or 0.24% (3000万以上)
(一部対象外)
SBI証券0.1%
(一部0.0175~0.05% / 0.15%)
0.20%
(一部0.0175~0.05% / 0.25%)
松井証券最大1% (一部低還元)最大1% (一部低還元)
楽天証券所定の残高に到達した場合
(最大1000万で通算1,090)
一部は残高に応じた還元
所定の残高に到達した場合
(最大2000万で通算2,090)
一部は残高に応じた還元
マネックス証券0.08% (一部対象外)0.08% (一部対象外)

auカブコム証券は低コストインデックス投信が排除されており、マネックス証券も低コストインデックス投信は対象外です。

楽天証券は対象ですが、全体的にはSBI証券が超低コストインデックス投信の保有では最高還元となっています。

投信マイレージの詳細については、以下で徹底的に解説しています。

SBI証券 投信マイレージはポイントサービスが高還元!低コストインデックス投資信託もポイント対象
SBI証券には「投信マイレージサービス」というサービスがあります。対象投資信託の月間平均保有額に応じて、Vポイント・Vポイ...

auカブコム証券はインデックス投信は対象外であり、マネックス証券も低コストインデックス投信は対象外です。

低コストインデックス投信を積み立てる場合は、SBI証券が実質的に最もお得となることが多いです。

他方、楽天証券は楽天ポイントを投信購入に充当できる点が魅力的です。

楽天証券の投資信託は楽天ポイント還元&投信購入可能が便利でお得!
楽天証券で2023年10月27日から、投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まる「投信残高ポイントプログラム」が開始しました...

また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。

【評判】楽天ポイント運用の口コミ!楽天PointClubのポイント投資サービス
楽天ポイントを利用して投資ができる「ポイント運用 by 楽天PointClub」が2018年10月3日(水)12時に開始しました。サービス利...

2018年10月27日から楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能になり、最大1%の楽天ポイントを貯めることも可能になりました。

楽天カード&楽天証券の投信積立がお得!投資信託が最大1%ポイント還元
楽天カードのクレジット払いでポイント還元を受けながら、楽天証券で投資信託の積立ができるサービスが開始しました。低コス...

楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。

マネックス証券は購入手数料が全額キャッシュバックされるので、申込手数料が無料となる点が魅力的です。

マネックス証券が「ゼロ投信つみたて」を開始!投資信託の購入手数料が無料へ
マネックス証券が2017年9月1日(金)積立買付分(約定日ベース)から「ゼロ投信つみたて」を開始しました。投資信託の積立買付...

SBI証券は2017年10月には投信積立サービスを大幅に拡充されて、より一層頑健化します。

毎日積立にも対応!積立日設定のバリエーションの拡充

日差しと手のひら

SBI証券の投信積立では、積立買付日は月に一度のみでした。

しかし、ユーザーのリクエストに応えて、積立のタイミングの選択肢が一気に拡充し、自由に選択できるようになります。

  • 毎日コース:毎営業日、積立買付
  • 毎週コース:毎週1回、選んだ曜日に積立買付
  • 毎月コース:毎月1回、選んだ日に積立買付
  • 隔月コース:2ヶ月に1回、選んだ日に積立買付
  • 複数日コース:毎月複数回、選んだ日ごとに積立買付

投信積立の選択肢の数は、主要ネット証券最多となります。

ネット証券名毎日毎週毎月隔月複数日
SBI証券
マネックス証券全日の手動設定が必要××複数日の手動設定が必要
楽天証券××××
auカブコム証券全日の手動設定が必要××複数日の手動設定が必要
松井証券××

SBI証券なら好みに応じて柔軟な設定が可能になる点にエッジ・優位性があります。

毎日積立を行えば極限まで時間分散投資が可能であり、タイミングリスクを抑制できます。

「Always Coca-Cola」というスローガンがありましたけれども、そのようなイメージで投信積立が可能になります。

NISA枠ぎりぎり注文、課税枠シフト注文

家族・親子

「NISA枠ぎりぎり注文」および「課税枠シフト注文」が導入されて、NISA投資可能枠を無駄なく利用できるようになります。

従来のサービスではNISA投資可能枠内の注文でなければ発注ができず、枠を超える額の発注には積立設定の変更等、煩雑な手続きが必要でした。

しかし、「NISA枠ぎりぎり注文」では一度設定するだけで、NISAの投資可能枠を使いきる金額の購入注文が発動します。NISA枠を超える注文は発注されません。

例えば積立設定金額5万円で、NISA投資可能枠が残り4万円分の場合、4万円のNISA預かり注文が発注されて、NISA投資可能枠を超える分(1万円)は発注されません。

NISA枠ぎりぎり注文

課税枠シフト注文」ではNISAの投資可能枠以上の注文の場合、NISA投資枠を使い切った上で、収まりきらない積立金額分が、特定または一般預かりの注文として発注されます。

例えば積立設定金額5万円で、NISA投資可能枠が残り4万円分の場合、4万円のNISA預かり注文が発注されて、NISA投資可能枠を超える分(1万円)は特定/一般預かりの注文となります。

課税枠シフト注文

SBI証券はNISA口座でも国内株式取引手数料無料、海外ETFの購入手数料無料など、幾多のメリットがあります。

2021年のNISA(ニーサ)まとめ!変更点・限度額・キャンペーンの比較
NISAという株式・投信・REIT等のキャピタルゲイン・配当の税金が0円になる制度が2014年から始まりました。正式名称は「少額投...
ジュニアNISAのメリット・デメリット・比較・キャンペーンまとめ
2016年から「ジュニアNISA」という制度が開始しました。成人が対象にNISAに続く、少額投資の非課税制度です。2019年も存続し...
積立NISAを解説!メリット・デメリット・比較・お得な使い方まとめ
若年層らの投資促進のために創設するNISA(少額投資非課税制度)には、新しい枠組みである「積立NISA」が存在しています。非...

NISA、つみたてNISA、個人型確定拠出年金の違いについては、以下で比較しています。

iDeCo(イデコ)、NISA(ニーサ)、積立NISAの違いを比較!使い分けを徹底分析
2018年から積立NISA(つみたてNISA)という制度が開始し、の最新の状況でも利用できます。NISA(ニーサ)とは選択制となりま...

積立買付手数料が実質無料に

2017年9月1日(金)積立買付分(約定日ベース)から、積立買付手数料が全額キャッシュバックされることになりました。

原則として全ての国内公募株式投資信託において、 投信積立の買付手数料が実質無料となります。

MMF、中国F、MRF、外貨建MMF、ETF、REIT、外国籍投資信託はキャッシュバックの対象外です。

投信積立による買付手数料(税込)を、 翌月の最終営業日までに証券総合取引口座に一括して入金してくれます。

  • 9月の積立による購入手数料が合計540円→10月末までに540円入金
  • 10月の積立による購入手数料が合計1,080円→10月末までに1,080円入金

マネックス証券の「ゼロ投信つみたて」に迅速に対抗して実質無料化を実現しました。このスピード感は素晴らしいです。

SBI証券に証券総合取引口座を開設して投信積立の設定を行っていれば、もれなく対象となります。毎月のキャンペーンエントリーは不要なので便利です。

スマホを持ちながらOKポーズをする女性

投信つみたてでない買付は対象外です。また、解約手数料等、申込手数料以外の費用はキャッシュバックの対象外です。

キャッシュバック時に証券総合取引口座を解約されている場合は対象外となります。

おそらくキャッシュバック金額は雑所得となり、多額になった場合は総合課税の対象となる場合があると思います。

もっとも、投信積立を利用している方々は主に小口の個人投資家でしょうから、一時所得の基準を突破するほど多額の購入をすることはほとんどないと思われます。

ただし、他に多額の一時所得があった場合は、法令上は課税対象となりうる点には留意が必要です。

実質無料化で得する金額の一例を挙げます。例えば、申込手数料(税込)3.24%の投資信託の積立を月10,000円分申し込む場合、1ヶ月あたり313円得します。

10年続けると約4万円もお得になるので、侮れない金額となります。投資信託というものは個別株式と比較すると期待リターンが低いので、コスト面が重要になってきます。

SBI証券で申込手数料(税込)3.24%の投資信託を積立購入した場合、得する金額の概算は下表のとおりです。

積立額(月) 1年間3年間5年間10年間
1,0003761,1271,8783,756
5,0001,8785,6349,39018,780
10,0003,75611,26818,78037,560
15,0005,63416,90228,17056,340
20,0007,51222,53637,56075,120
25,0009,39028,17046,95093,900
30,00011,26833,80456,340112,680
35,00013,14639,43865,730131,460
40,00015,02445,07275,120150,240
45,00016,90250,70684,510169,020
50,00018,78056,34093,900187,800
55,00020,65861,974103,290206,580
60,00022,53667,608112,680225,360
65,00024,41473,242122,070244,140
70,00026,29278,876131,460262,920
75,00028,17084,510140,850281,700
80,00030,04890,144150,240300,480
85,00031,92695,778159,630319,260
90,00033,804101,412169,020338,040
95,00035,682107,046178,410356,820
100,00037,560112,680187,800375,600

銀行自動引落サービスの利便性向上

GINZA SIXの三井住友銀行

今までの投信積立銀行自動引落サービスは、積立設定金額の引落のみでした。

しかし、新しい銀行自動引落サービスでは、積立金額だけではなく、自動引落金額を自由に設定できるようになります。

設定した金額は毎月自動的に手数料無料で指定の銀行口座から証券総合口座へ振り込むことができます。

投信積立だけではなく、金・プラチナ積立など幅広いサービスで利用が可能となります。

例えば投信積立が5万円、自動引落を10万円と設定して、残り5万円を他の投資に充当することができます。

銀行の普通預金にお金があると使ってしまうというタイプの方ですと、積立定期預金のようにATMで気軽に引き落とせない証券口座に資金移動できるので、着実な資産形成が可能になります。

まとめ

SBI証券のオフィスの入口の吹き抜け

SBI証券の投信積立には多数のメリットがあり、他のネット証券と比較してもエッジ・優位性があります。

  • ワンコインの100円から投信積立が可能
  • 最大0.2%還元の投信マイレージサービス
  • 豊富な積立設定(毎日・毎週・毎月・隔月・複数日)
  • NISA投資可能枠を使い切れる「NISA枠ぎりぎり注文」「課税枠シフト注文」
  • 便利なメール通知サービス

個別株投資は難易度が高めであるのは事実であり、誰でも簡単に勝てる訳ではありません。

一定のセンス、投資リテラシー、継続的な研究が必要です。したがって、初心者や株で勝てない方にとって無難なのは投資信託となります。

SBI証券の投信積立を活用すると、インフレに負けない着実なリターン獲得を期待できます。

SBI証券は投資信託の積立サービスを「貯蓄から資産形成へ」の時代を拓く強力なツールであると位置付けています。

今後もより一層の発展を期待できる卓越したネット証券です。2017年9月22日からは積立NISAの口座申込を開始しました。

SBI証券の積立NISAはVポイントが貯まる!毎日つみたての設定も可能
2018年から積立NISA(つみたてNISA)という制度が開始します。正式名称は「非課税累積投資契約に係る少額投資非課税制度」です...

SBI証券は、日本におけるネット証券の先駆者として、「顧客中心主義」の経営理念のもと、「業界屈指の格安手数料で業界最高水準のサービス」を提供してきました。

短期のトレーディングから中長期投資まで、幅広い個人投資家がフル活用できます。私もフル活用して、パフォーマンスを向上させています。

座ってスマホ・タブレット・パソコンを見る人々

投信積立の充実化によって、より一層のパワーアップを果たして堅牢化しました。

以前にはSBI証券に取材に行き、株式会社SBI証券 商品開発部の杉本部長、稲場さんにインタビューしました。

杉本部長は以前にSBI証券のIPO引受け部門で活動していたことがある方です。IPOを知り尽くしたプロから、貴重なIPOに関するお話を伺えました!

SBI証券に取材インタビュー!IPOでネットにはないディープな情報を聞き倒しました!
日本の幾多のネット証券の中で、ここ最近では、SBI証券は唯一、IPOで主幹事証券を担ってきた証券会社です。また、幹事証券と...

続いて以下では、IPO以外のあらゆるサービスについても、株式・外国株式から投資信託、FXまで色々と聞き倒しています!

SBI証券に取材インタビュー!あんなこともこんなことも最新情報を聞き倒しました!
幾多のネット証券がある中で、日本で最も人気があるネット証券がSBI証券です。口座開設数(430万)、NISA口座数(100万)はネット...
SBI証券に突撃取材インタビュー2018!株式・投信・サポート体制・つみたてNISA・その他最新情報を聞き倒しました!
  数多くのオンライン証券の中で日本で一番人気のネット証券はSBI証券です。口座開設数(430万)、NISA口座数(100万)はネット証...

また、iDeCoについても取材しました。低コストと商品ラインナップ、ロボアドバイザーサービスがメリット大となっています。

SBI証券の個人型確定拠出年金(iDeCo)に取材インタビュー!無料と充実の商品ラインナップがNo.1!
幾多のネット証券がある中で、日本で最も人気があるネット証券がSBI証券です。口座開設数(430万)、NISA口座数(100万)はネット...

SBI証券は大手証券会社に引けをとらない幅広い商品ラインナップを取り揃えており、しかもコストは低いです。100万の資産運用でも大活躍します。

特に国内株式の手数料0円、PTSIPO立会外分売つなぎ売りに使える一般信用売り、米国株投信保有で付与されるSBIポイント(投信マイレージ)、住信SBIネット銀行との連携、CFD金・プラチナ銀取引Vポイント投資には絶大なメリットがあります。

SBI証券を19年使ったブログ的口コミ!メリット・デメリット・使い方を解説
幾多のネット証券がある中で、おすすめのネット証券の一つがSBI証券です。私もフル活用しています。数多くのメリットがある証...

トレーディングに有用なサービス・取引ツールから、充実の投信積立、小口分散投資のテーマキラー!まで幅広いサービスを提供しています。SBIでの投資はボーナスの使い道としても有力な選択肢です。

デイトレーダー、スイングトレーダー、バリュー投資家、グロース投資家、インデックス投資家などありとあらゆる投資家が有効活用できる、総合ネット証券です。

活用していくと、リターンが着実に向上します。私はSBI証券がなかったら困り果ててしまいます。

SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。

SBI証券のタイアップキャンペーン

口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。

口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。

SBI証券の口座開設申込画面

SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。

口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。

blank

-証券会社, 投資信託・ETF
-,