GMOクリック証券が、2015年12月14日(月)の取引より、株式現物取引手数料を引き下げました。10万円以下の小口の約定代金における売買手数料が下がりました。
しかし、2018年1月4日からは強烈な値上げで改悪となりました。主要ネット証券の現物株式手数料の比較についてまとめます。
GMOクリック証券の値上げ後の現物取引手数料の比較
2018年のGMOクリック証券の値上げによって、他のネット証券と比較して優位性が薄れました。
注文毎の約定代金に応じた現物株式の取引手数料の比較では、GMOクリック証券は幾多のネット証券の中でも手数料が真の最安値水準です。以下価格は全て税抜です。
証券会社名 | 5万 | 10万 | 20万 | 30万 | 50万 | 100万 | 300万 | 500万 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
DMM株 | 50 | 80 | 90 | 180 | 180 | 340 | 600 | 800 |
GMOクリック証券 | 88 | 88 | 98 | 241 | 241 | 436 | 834 | 834 |
SBI証券 | 50 | 90 | 105 | 250 | 250 | 487 | 921 | 921 |
楽天証券 | 50 | 90 | 105 | 250 | 250 | 487 | 921 | 921 |
岡三オンライン | 99 | 99 | 200 | 350 | 350 | 600 | 1,500 | 2,100 |
SMBC日興証券 | 125 | 125 | 180 | 250 | 400 | 800 | 2,000 | 3,000 |
auカブコム証券 | 90 | 90 | 180 | 250 | 250 | 990 | 2,790 | 3,690 |
ネット証券の現物株式取引、信用取引の手数料については、以下で徹底的に比較しています。
快適に取引するならGMOクリック証券、手数料の安さにこだわるならDMM 株、SBIネオトレード証券が有力です。
GMOクリック証券はSBIネオトレード証券、むさし証券以外では最安値をキープしています。むさし証券は埼玉地盤の証券会社で以外にもオンライントレードのトレジャーネットは安いです。
取引サイトのユーザビリティやアプリの使いやすさは、SBIネオトレード証券、むさし証券を上回っています。
SBIネオトレード証券はネット証券全体の中でも、手数料が秀逸な低コストである点が絶大なメリットです。やはり手数料を第一に考える場合は最有力候補です。
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ちなみに、1日の約定代金合計額で手数料が決まる現物株式の取引手数料(税抜)の比較は下表のとおりです。
証券会社名 | 10万 | 20万 | 30万 | 50万 | 100万 | 300万 | 500万 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SBI証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 762 | 1,562 | 2,362 |
GMOクリック証券 | 213 | 213 | 278 | 399 | 797 | 1,538 | 2,076 |
岩井コスモ証券 | 80 | 159 | 240 | 400 | 800 | 2,400 | 4,000 |
岡三オンライン | 0 | 0 | 0 | 0 | 800 | 1,800 | 2,800 |
丸三証券 | 240 | 240 | 240 | 400 | 800 | 2,400 | 4,000 |
楽天証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 858 | 3,000 | 5,000 |
立花証券 | 200 | 200 | 300 | 500 | 900 | 2400 | 3000 |
松井証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1000 | 3000 | 5000 |
むさし証券 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 2,400 |
こちらは50万以下の部分は、GMOクリック証券はSBIネオトレード証券を下回っています。
10万円以下はSBI・楽天・松井・岡三オンライン、10万円超~20万円以内のゾーンは岡三オンラインが無料で最安値です。
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現物取引の代わりに信用取引も検討
実は現物で取引するのではなく、信用取引を活用して現引き・現渡しを使うと、手数料を安く抑えられます。
信用買いが約定した後に、建玉の返済画面で「現引き」あるいは「品受」と呼ばれている注文をすると、信用買いの建玉を現物の株式に手数料無料で交換できます。
株式を売る際は、「信用売り」して、信用建玉画面から「現渡し」あるいは「品受」と呼ばれている注文をすると、株式を普通に売ったのと同じ結果となります。
不安定要素が多い株式投資において確実なリターンを生むことができます。
注文毎の約定代金に応じた信用取引の手数料(税抜)の比較は下表のとおりです。
証券会社名 | 10万 | 20万 | 30万 | 50万 | 100万 | 300万 | 500万 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SMBC日興証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
SBIネオトレード証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
立花証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
DMM 株 | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 80 | 0 |
GMOクリック証券 | 89 | 130 | 170 | 170 | 240 | 240 | 240 |
SBI証券 | 90 | 135 | 180 | 180 | 350 | 350 | 350 |
楽天証券 | 90 | 135 | 180 | 180 | 350 | 350 | 350 |
むさし証券 | 75 | 95 | 175 | 175 | 320 | 440 | 750 |
岡三オンライン | 99 | 300 | 300 | 300 | 500 | 1,000 | 1,200 |
東海東京証券 | 90 | 135 | 180 | 180 | 330 | 330 | 330 |
auカブコム証券 | 手数料無料も、高額の現引・現渡手数料、高い金利・貸株料 | ||||||
岩井コスモ証券 | 80 | 400 | 400 | 400 | 800 | 1,000 | 1,000 |
丸三証券 | 200 | 200 | 300 | 500 | 1,000 | 3,000 | 5,000 |
SMBC日興証券は信用取引の売買手数料が0円と強烈です。コストは金利や貸株料などの諸費用のみとなり、非常にお得です。
ただし、委託保証金率が高く、現引きの際には信用取引の証拠金とは別に資金がいるなど、資金効率が悪いというデメリットがあります。取引画面も使いづらいです。
取引サイト・スマホアプリの使いやすさもGMOクリック証券が上回っています。
1日の約定代金合計額で手数料が決まる体系での比較は下表のとおりです。信用取引の手数料(税抜)の比較です。
証券会社名 | 10万 | 20万 | 30万 | 50万 | 100万 | 300万 | 500万 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
SBIネオトレード証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
立花証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
楽天証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 858 | 3,000 | 5,000 |
松井証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1,000 | 3,000 | 5,000 |
SBI証券 | 0 | 0 | 0 | 0 | 477 | 1,277 | 2,077 |
岡三オンライン | 0 | 0 | 0 | 0 | 700 | 1,300 | 1,900 |
GMOクリック証券 | 0 | 200 | 200 | 200 | 400 | 1,200 | 2,000 |
岩井コスモ証券 | 80 | 159 | 240 | 400 | 800 | 2,400 | 4,000 |
丸三証券 | 240 | 240 | 240 | 400 | 800 | 2,400 | 4,000 |
むさし証券 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 1,200 | 2,400 |
一日定額制においては、100万円超以降はSBIネオトレード証券と立花証券を除くと、GMOクリック証券が最安値となっています。
GMOクリック証券は、GMOグループの株主優待で、現物取引・信用取引の売買手数料がキャッシュバックされます。優待の利用でより一層お得に取引できます。
- GMOインターネット:5,000円
- GMOフィナンシャルHD:3,000~15,000円
- GMOクラウド:3,000円
- GMOアドパートナーズ:3,000円
GMOクリック証券はリーズナブルな手数料と取引ツールの使いやすさを両立させている点にエッジ・優位性があります。
2018年8月からは一般信用売りも可能になり、よりパワフルなネット証券へと進化しています。
100万円の資産運用でも八面六臂の活躍を見せてくれるオンライン証券です。活用すると投資で役立ちます。
ネット証券の現物株式取引、信用取引の手数料については、より多くのネット証券を含めて、以下で徹底的に比較しています。