THEO(テオ)という独自開発のロボアドバイザーによる自動資産運用サービスがあります。
ロボアドバイザーの診断結果に基づいて、自動的にETFによる国際分散投資やリバランスが可能になるサービスです。
昨今話題のフィンテックを金融領域に活用したサービスです。資産運用に時間をかけずに世界の成長の果実を享受することが可能になります。
特定口座にも対応しており、面倒な計算や確定申告をパスすることも可能である点にエッジ・優位性があります。
実際にテオを使って資産運用を行った経験に基づいて、THEOのメリット、デメリット、他の資産運用のロボアドバイザーサービスとの比較についてまとめます。
公式サイトTHEO 公式キャンペーン
目次
THEOとは
THEOは、クラシックな金融アルゴリズムである平均分散法・ポートフォリオ理論の欠点を修正した、スマートベータに基いて国際分散投資を完全自動で行えるサービスです。
忙しく働く世代が安心して快適に将来に備えることができるために、資産を守り育てるための資産運用を提供することがコンセプトの金融商品です。
THEOという名前は、画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの弟、 テオドール・ヴァン・ゴッホから名付けられました。
生前には 絵が一枚しか売れなかったゴッホを経済的に支え、 励まし続けたのがテオでした。
「テクノロジーによって、 わかりづらい金融の仕組みからユーザーを解放し、 お金を将来の不安から希望に変えることで、 自分らしく挑戦していける人を応援したい」という想いからTHEOと名付けられました
最新の金融テクノロジーを活用した仕組みが盛り込まれたフィンテックの商品です。
- ロボアドバイザーが自動運用
- ポートフォリオのメンテナンスを自動化
- 1万円から開始可能(初期投資額の下限はたったの1万円)
- 金額を自動入金できるTHEO積立
- 手数料は1%のみ
日本経済新聞、TechCrunch、日経ヴェリタスなどでTHEOは取り上げられており、高い注目を浴びています。
インターネットの普及、フィンテックに象徴される金融テクノロジーの進化によって、ロボット運用アドバイザー・サービスが可能になりました。
富裕層のみの特権だった資産運用アドバイスをよりリーズナブルに提供することが可能になり、一般人でも利用可能になりました。
空前の低金利の情勢においては、日本円の預貯金のみで資産形成するのと、リスクを取った運用に踏み切るのとでは、大きな格差が生じえます。
しかし、資産運用を正しい手順で行うためには、高度な知識、時間と手間が必要です。ポートフォリオ構築からその後のメンテナンスには時間を費やす必要が生じます。
更に、損失に対する恐れや焦りなどに左右されて合理的な行動がとれない「心理的な壁」は、資産運用に失敗する大きな要因のひとつです。
資産運用を自動化するTHEOを利用すると、資産配分の決定、金融商品の決定、入金、発注、積立、再投資、リバランスといった一連のフローを自動で行ってくれます。
かかる時間も手間もほぼゼロになり、金融アルゴリズムに基づく合理的な投資をすることが可能になります。
投資で利益を出すためには「安く買って高く売る」、もしくは「高く空売りして安く買い戻す」ことが必要です。
しかし、頭ではそう理解していても、マーケットが過熱すれば割高でも買いたくなり、暴落すれば割安で売りたくなるものです。
こうした心理から真逆の行動をとってしまった結果、損失を被ることは非常によくある話です。
例えば、2008年のリーマンショック後は株価は低迷し、ニュースは世界経済への悲観論で溢れかえっていました。
株式からの撤退を表明した有名な経済評論家も出ました。ここで投資を諦めてしまった人もいるかもしれません。
しかし今になって振り返ってみると、その時に株を持ち続け、追加投資をしていた人は、その後の景気回復により大きなリターンが得られていました。
2007年の世界金融危機直前からTHEOのポートフォリオを運用したシミュレーションをチェックすると、世界的株価大暴落の状況ではさすがに元本割れしますけれども、長期的にはプラスの試算結果が出ています。
このような個人投資家によく見られる非合理的行動は、投資先進国である米国においてもよく見られ、リターンの損失は何%にものぼるという調査結果が報告されています。
しかし、THEOはロボアドバイザーが最適ポートフォリオを作成する自動投資です。相場に翻弄される心配はありません。
心理的な壁に邪魔されることなく、適切な資産配分の維持や積立投資の継続といった合理的な投資行動を実現することが可能です。
バブル崩壊後、「失われた25年」と呼ばれる日本経済の低迷期においても、世界経済は成長を続けてきました。
THEOでは世界86の国・地域、11,000銘柄以上に国際分散投資を行うことで、世界経済の成長率を上回るリターンを目指します。
個人だけではなく、法人の口座開設も可能です。さらに、運用のプロである金融機関(機関投資家)向けのサービスを2018年1月から開始し、高い評価を得ています。
ライバルのWealthNaviは法人の口座開設は不可なので、この点THEOが優れています。テオへの投資はボーナスの使い道としても有力な選択肢です。
公式サイトTHEO 公式キャンペーン
THEOの資産運用方針
THEOはぞれぞれ異なる典型的な資産運用ニーズを3つに分類し、それぞれのニーズに応えるポートフォリオ(機能別ポートフォリオ)を策定しています。
機能別ポートフォリオには以下の3つの種類があります。
ポートフォリオ名 | ポートフォリオの特徴 |
---|---|
グロースポートフォリオ | 「長期的に資産を形成したい」というニーズに応えるポートフォリオ。海外の成長に効果的に投資するため、新興国や成長力の高い先進国の企業の株式に投資 |
インカムポートフォリオ | 「低いリスクでインカム収入を得たい」というニーズに応えるポートフォリオ。 投資に見合う金利収入を得ると同時にポートフォリオの価格変動を抑えるため、 先進国や新興国の国債・社債などに投資 |
インフレヘッジポートフォリオ | 「保有資産の実質的価値を保全したい」というニーズに応えるポートフォリオ。 物価が上昇すると同じお金で買えるものが少なくなり、実質的な資産価値が減ってしまう。 このリスクに対応するため、コモディティや不動産に投資 |
これらの組み合わせ比率(配分)がTHEOでの「資産運用方針」となり、これに基いてフィンテックのテクノロジーを活用して自動投資が行われます。
こうしたモデルは米国最大の公的年金基金であるCalPERS(カリフォルニア州職員退職年金基金)で利用されているものがベースです。
資産運用の権威である加藤康之氏(京都大学大学院特定教授)が、CalPERSのモデルを日本向けにカスタマイズして策定されたのがTHEOのコアな金融テクノロジーです。
ポートフォリオ、投資対象のアセットクラスは多種多様です。この中からTHEOが資産運用方針を策定して、自動的に資産運用を行なってくれます。
ポートフォリオ名 | グロース | インカム | インフレヘッジ |
---|---|---|---|
目標 | 長期的に資産を形成 | 低いリスクでインカム収入 | 保有資産の実質的価値の目減りを避ける |
ゴール | 世界の経済成長とともに高リターン獲得 | 定期的に安定したインカムを獲得 | 資産の実質的価値を保全 |
適した方 | 20~50代の資産形成中の方 | リタイアした方 | 富裕層 |
投資対象 | 株式ETF | 債券ETF | コモディティETF 不動産ETF 株式ETF |
組入れETF | 先進国株 新興国株 | 先進国国債 投資適格債券 ハイイールド債券 | 先進国株 新興国株 先進国国債 新興国債券 リート・不動産 コモディティ 通貨 |
ライバルのWealthNaviの米国株、日欧株、新興国株、米国債券、ゴールド、不動産の6つと比較すると、圧倒的に上回っている多様な資産クラスへの投資が可能です。
上記のアプローチによって決定されるポートフォリオの最適な割合、ポートフォリオ内のETFの組成は、 一人一人によって異なります。
THEOはユーザーの年齢や金融資産額等に応じて適切な解をレコメンドしています。
一例として私の場合はグロース59%、インカム29%、インフレヘッジ12%となっています。
資産の種類別の構成としては、先進国株55%、新興国株5%、先進国国債14%、投資的確債券13%、ハイイールド債券6%、新興国債券0%、リート・不動産株3%、コモディティ5%、通貨0%、その他0%でした。
決定された運用方針に基づいて投資した場合、これまではどう資産が変動したのかの過去シミュレーション、未来のリターン予想も会員サイトで表示されます。
日本では円資産に集中するリスクを背負っている方が非常に多いという特徴があります。
金融資産や不動産に加え、将来得られる給与、退職金、年金などの収入の全てが円資産に集中している方がほとんどです。
テオで国際分散投資を行うと、将来的な円安リスク、インフレリスクをヘッジすることが可能になります。
THEOは資産のメンテナンスの手間がなく、人間の行動特性に起因するミスを取り除くことができ、クオンツの最新の金融テクノロジーによる自動運用が可能です。
1万円から投資が可能である点がWealthNaviに優れている点です。WealthNaviより小口での開始をお望みの場合はTHEOも候補となります。
具体的な資産運用の自動化
テオは、資産運用アルゴリズムに基いて自動的に投資のPDCAサイクルをまわすことが可能になります。
1. ポートフォリオ策定のための質問
THEOを利用する際には、まず5つの質問に答えます。これでリスク許容度を診断すると同時に、資産運用のゴール(目標額)とその達成の可能性が可視化されます。
質問 | 回答 |
---|---|
あなたの年齢を教えてください | 数字を入力 |
現在の年収を教えてください | 0~99億9999万円の範囲で入力 (それ以上の場合は999999と入力) |
毎月の貯金額はいくらぐらいですか? | 0~99万円の範囲で入力 (それ以上の場合は99と入力) |
現在の金融資産額を教えてください | 0~99億9999万円の範囲で入力 (それ以上の場合は999999と入力) |
そのうちの一部で、THEOをはじめるとすると | 1万~99億9999万円の範囲で入力 (それ以上の場合は999999と入力) |
各質問に対する項目は、基本的には下に行くほどにリスク許容度が上がります。資産運用の目的のみ異なります。
積立投資による資産形成を行うことで期待される将来の資産額の具体的なイメージがナビゲーションされるので、現実的な資産形成計画を立てることができます。
開始金額1万円・積立10万円/月のシミュレーションだと、10年後に定期預金なら1201万円にとどまるのに対して、THEOだと1708万円になるというシミュレーションが出ました。
同世代の貯蓄額の分布も出ており、自分がどの程度に位置しているのかを把握することも可能です。
2. 最適ポートフォリオの自動構築
自分で具体的な投資対象や配分割合に頭を悩ませる必要はありません。
THEOが世界中の様々な資産によって構成される最適なポートフォリオを、自身のリスク許容度に合わせて構築してくれます。
分散投資によるリスクの削減効果も考慮した上で最も効率的なリターンの獲得を目指すことが可能になります。
投資対象は低コストで、原則として各資産クラスがカバーする市場の全体的な動向を示すパッシブ型インデックスに連動する上場投資信託(ETF)です。
1990年にノーベル賞を受賞したハリー・マーコビッツ氏の「ポートフォリオ理論」などに基づいた伝統的なパッシブ運用が可能になります。
THEOを利用することで、手間も時間もかけずに、高度なアルゴリズムによって最適化されたポートフォリオによる長期運用を行うことができます。
投資に関する知識がなくても世界経済の成長の果実を受けることが可能です。
世界中の様々な資産に投資をする「国際分散投資」によって、世界経済の成長によるリターン獲得を狙えます。
2016年7月に国際通貨基金(IMF)が発表したデータに基づくと、世界主要国・新興国の経済成長率 (2015年)は3.1%でした。国際分散投資でこうした成長の果実を着実に享受することが可能になります。
資産運用方針の設定を「THEOにおまかせ」すると、THEOが自動で資産運用方針を設定してくれます。自分で資産運用方針をカスタマイズすることも可能です。
3. 入金→自動的に投資
まずインターネット口座開設を申し込むと、テオから住所確認のハガキが簡易書留で送られてきます。受け取ると口座開設が完了します。
次にマイナンバーを登録することになります。Webでマイナンバー通知書・マイナンバーカードを撮影した写真をUPするだけなので簡単です。
資産運用を始めるには、THEOの資産運用口座に資金を入金することになります。入金方法は「THEO積立」(自動積立)、「銀行振込」(都度入金)の2種類です。
テオは入金したら自動的に運用が開始します。面倒な発注作業などは一切不要で簡便です。
会員サイトにログインしたら、右上のメニューボタンを選択して、入金・積立を選択します。
「銀行振込」(都度入金)
今お持ちの資金を一度にドーンと投資したい場合、ボーナスや臨時収入があったときなど、毎月の積立額とは別にスポットで投資したい場合は、銀行振込を行えばOKです。
毎営業日15:00までに振り込んだ運用資金は、翌営業日に自分の運用口座へ反映されます。
入金画面で「銀行振込」を選択すると、振込先口座が表示されます。私の場合は三井住友銀行でした。
振込にかかる手数料は自己負担となるため、振込手数料無料の銀行から振り込みましょう。
契約者本人と異なる名義での入金はNGとなります。この場合は自分で組戻手続(有料)を行う必要があるので注意しましょう。
例えば妻名義のTHEO口座に、夫名義で振り込むのはダメなので注意しましょう。逆も同様です。
振り込むとすぐに着金確認のお知らせメールを送ってくれます。実に安心感がありました。
「THEO積立」(自動積立)
「THEO積立」は口座振替となり、設定した積立額が毎月自動的に銀行口座からTHEOの口座に移動されます。
自動積立の入金手数料は無料です。この場合もTHEOの名義と銀行口座の名義が一致する必要があります。
積立額、引落し口座を設定したら、所定の日に銀行口座の預金残高から自動的に引き落とされて、THEOに入金されるようになります。
一度設定したら後は完全自動なので便利です。対応している銀行は以下のとおりです。
引落しスケジュールの一例(2017年9月)は以下のとおりです。
- 引落し金額の確定日:9月22日
- 引落し日:10月5日
- THEOへの入金日:10月13日
入り口の金額は少なくても、毎月コツコツ積み立てることによって大きく育てることが可能です。
定期的に定額の積立投資を行うことは「ドルコスト平均法」と呼ばれる投資手段のひとつで、リスクを抑え、安定した資産形成を行うために有効であるとされています。
タイミングを分けて投資することで、心理的な負担を軽減しながらも着実に投資額を増やすことができます。
毎月自動的に最適な割合で追加投資が行われることで、リバランスの効果も得られます。
パッシブ運用・インデックス投資は、相場が軟調な時にも継続することが大切です。
積立投資を自動化することによって、相場の動向に左右されずに淡々と追加投資を行うことが可能となり、それが相場回復後の利益へとつながります。
追加投資の手間を省くだけでなく、心理的な要因に左右されずに積立投資を継続できるのが自動積立機能です。以下3つのメリットがあります。
- 追加投資の手間を省けること
- 相場急落時などでも淡々と追加投資が行われ、それが相場回復後の利益へとつながること
- 毎月自動的に最適な割合で追加投資が行われるため、リバランスの効果が得られること
THEOから積立引落し予定のお知らせメールを送ってもらう設定も可能なので、引き落とし口座の残高不足でエラーになる事態も避けられます。
引き落とされて入金が完了したら、初期設定ではメールで案内があります。通知OFFにすることも可能です。
4. 自動発注
指定口座に入金するだけで運用基本方針に基づいて、最適な配分を実現する各ETFの購入数量を決定して自動で発注します。
為替交換やETFの購入・売却など、全てはロボット・システムが自動的に投資してくれます。
自分でやる必要があるのは入金だけです。積立も一度設定すれば後は自動です。私の場合は1万円入金したところ、以下の3銘柄のETFに投資されました。
- ドイツの大型・中型株(EWG)
- 米国を除く世界各国の企業のハイイールド社債(IHY)
- コモディティの先物(DBC)
なお、THEOは1万円からの投資が可能ですが、10万円程度ないと十分な分散投資ができず、目標とするポートフォリオのリターンと乖離が生じる場合があります。
5. 分配金の自動再投資
長期投資は配当や分配金を引き出さずに再投資し続けることで、複利効果による資産の成長を期待することができます。
THEOでは資産運用口座で受け取ったETFの分配金については、自動でETFに再投資を行います。
再投資の際に購入する銘柄や数量は、どの銘柄がどれだけの分配金を出したかには依存しません。
ポートフォリオのリバランスの効果が得られるよう、自動的に最適な各銘柄の購入数量をTHEOが算出します。
7. 自動リバランス
ポートフォリオにおける各資産のバランスは時間の経過とともに崩れます。それを最適な状態に戻すリバランスは、リスク管理及びパフォーマンス向上のためには非常に重要です。
例えば、運用開始時に最適な割合であると判断された50%ずつという割合で株式と債券を保有していたとしましょう。
株式のみが値上がりして債券の価格が変わらなければ、株式の割合が50%より多くなります。
株式を一部売却し、その資金で債券を購入することで最適な割合である50%ずつに戻すことができます。これがリバランスです。
THEOは1ヶ月に1回、値動きにより変化した資産運用方針を設定時の配分比率に戻すように調整します。
機能別ポートフォリオ内のETF配分比率も同時にリバランスします。
8. 構成銘柄の見直し
THEOはそれぞれの機能別ポートフォリオの構成ETFと比率の見直しを定期的に行ってくれます。
グロースポートフォリオは3ヶ月に1回、その他の機能別ポートフォリオは1ヶ月に1回実施されます。
資産運用方針のカスタマイズも可能
会員サイトにログインして、右上のメニューボタンを選択して、「おまかせ運用」を選択すると、自分で資産運用方針を変更することも可能です。
青いバーの左側を選択するとカスタマイズ画面へと遷移します。
値上がり益重視、配当・利息重視、インフレ対策重視のどれを重視するのかをメニューバーで操作可能です。
自家運用では難しい最適ポートフォリオの更新
金融・証券市場のデータに対して、アメリカNo.1の公的年金基金のモデルをカスタマイズした金融テクノロジーを適用することで、THEOは刻々と変化していく金融市場に対応します。
THEOでは原則として3か月ごとに最新の市場データによってポートフォリオを更新することで、変化し続ける市場に適応しています。
グロースポートフォリオは3ヶ月に1回、その他の機能別ポートフォリオは1ヶ月に1回実施されます。
更新は金融アルゴリズムに基づくものであり、インフレ見通しや相場観といった将来の主観的予測に基づいて、ポートフォリオの組み替えを行うことはありません。
リバランスによって最適な資産運用方針を維持することが可能になり、かつリターン向上に寄与することがあります。
リスク資産の価格変動には「上がったら下がる」あるいは「下がったら上がる」という平均回帰的な特性があるからです。ただし、このリバランス効果はその時の市場環境によります。
これは自分でインデックス投信・ETFに投資する場合は、エクセルを駆使して定期的に計算して、出された配分に基づいて細かく発注する必要が生じます。
面倒な手間がかかり、そこまで情熱的に作業する暇と余力があるならば、むしろアクティブ運用で高いリターンを狙った方が合理的とも考えられます。
こうした日々変化する市場の動向に柔軟に対応してPDCAサイクルを回していけるのが、THEOのエッジ・優位性です。
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手数料
テオの手数料はシンプルであり、THEOを利用するユーザーからの0.5%~1.0%の手数料のみです。客観的な基準で、完全に中立的な立場から銘柄を選定しています。
手数料体系は明快です。運用資産の年率1%(税別)、3,000万円を超える部分は年率0.5%(税別)のみです。
1ヶ月分の手数料を翌月の5日(休日の場合は翌営業日)に、テオの口座の現金部分から自動的に引き落とされます。取引ごとの手数料は一切ありません。
主なコスト
- THEO積立手数料:無料
- 売買委託手数料:無料
- 為替手数料:無料
- 為替スプレッド:無料
- リバランス:無料
- 出金手数料:無料
手数料収入のために回転売買を行うといったインセンティブはなく、ユーザーの利益とTHEOの利益の方向性を一致させる仕組みを採用しています。
THEOは独立性を保つために、資産運用会社からの手数料や広告料を一切受け取っていません。
全ての運用会社の商品を平等に扱い、資産規模や流動性、コストなどの客観的な基準に基づいて銘柄を選定しています。
0.5%~1.0%の手数料以外では、ETFの運用会社は、ETFの適切な維持・管理などを行うための経費をETFの中で控除しており、これを間接的に負担していることになります。
ただし、THEOでは海外上場ETFの中でも相対的に低コストな銘柄を投資対象としています。相対的に一般的な投資信託よりもこの経費は低めです。
THEO Color Palette(テオ カラーパレット)
2019年4月からは「THEO Color Palette」という仕組みが開始します。
積立および出金の実績とカラー基準額(運用開始から対象期間内の各月末までの入出金総額の平均)に応じて「カラー」が決まり、適用期間中の手数料の引き下げを享受できます。
カラー判定期間 | 適用期間 |
---|---|
A(4月~6月) | 8月~10月 |
B(7月~9月) | 11月~1月 |
C(10月~12月) | 2月~4月 |
D(1月~3月) | 5月~8月 |
毎月積み立てをしていること、出勤していないことがカラー適用条件となります。
カラー | 手数料(税抜) | カラー基準額(条件) |
---|---|---|
ホワイト | 年1.00% | - |
ブルー | 年0.90% | 1万円以上50万円未満 |
グリーン | 年0.80% | 50万円以上100万円未満 |
イエロー | 年0.70% | 100万円以上000万円未満 |
レッド | 年0.65% | 1000万円以上 |
毎月1万円を積み立てればブルーになり、年間の手数料が0.9%となります。これは誰でも簡単にクラできます。
それ以上のカラーはハードルが一気に上がり、1ヶ月あたりグリーンは約16.7万円、イエローは約33.4万円、レッドは約333.4万円が必要となります。
カラーはマイページで確認できます。上を目指す場合は積立金額の増加や、追加入金が必要となります。
手数料無料で出金できて便利
会員サイトの「出金」メニューで出金希望額を指定すると、システムメンテナンスを除いて24時間365日いつでも出金手続きができます。
一部のほか、全額の出金も可能です。出金にかかる手数料は無料です。円で金額指定を行うことになります。
出金後の時価評価額が10万円を下回らない範囲で、1万円単位で登録口座へ出金が可能です。
出金に対応している金融機関は積立が可能な銀行と同一となっています。
出金依頼された金額に合わせて、保有しているETFを市場で売却します。 日本、ニューヨーク、どちらかが休日だった場合、翌営業日に売却されます。
売却代金は通常4営業日後、登録した出金先口座へ振り込まれます。日本、ニューヨーク、どちらかの休日をはさんだ場合、5営業日以降となる場合があります。
出金日は出金依頼の際に画面に出金予定日が表示されるので分かりやすいです。
出金に伴いETFを売却する際は、出金依頼日の夜に、取引時のETF時価、ETF約定時点の為替レートで約定するため、売却後の資産評価額は、出金を申し込みした時の出金可能額と厳密には一致しません。
分配金は米国にて源泉徴収されたあと、所定の為替レートで円へ両替して口座へ入金されます。その金額をそのまま出金することが可能です。
通常の株式・ETFと同様に原則として売却から4営業日後に出金できるので、THEOは高い流動性を誇っていて安心です。
高いセキュリティ
安心・安全のために金融サービス企業としてテオは高いセキュリティ体制を構築しています。
すべての通信に256bit SSL通信方式を採用しており、個人情報・口座情報・入出金などはすべて、データを暗号化して保存しています。
ユーザーの全資産は、テオが保有する資産と明確に区分して分別管理することにより、万が一テオが破綻しても確実に保護されます。
更にTHEOは投資者保護基金に加入している点に絶大な安心感があります。
万が一THEOの運営企業が破綻して、さらに分別管理に不備があった場合でも、返還できない資産について、日本投資者保護基金が1,000万円まで補償を行います。
最近話題のクラウドファンディング、ソーシャルレンディングサービスは、投資者保護基金に加入していない業者も目立ちます。
しかし、THEOは日本投資者保護基金に加入しており、かつ投資対象がETF(有価証券)であり、法令上のスキームが匿名組合ではありません。
万が一の事態においても1,000万円までは補償されるので安心・安全です。銀行預金と同様の安全性があります。
入金、投資開始などをスムーズにメールで連絡してくれるので、実際に使ってみて大きな安心感がありました。
特定口座に対応
THEOでの取引にあたっては、売却を行った際に差益が発生した場合は税金がかかります。またETFの分配金にも税金がかかります。
しかし、THEOは特定口座に対応しています。特定口座の取引では、テオが税金の計算や納付を行ってくれるので、確定申告は原則として必要ありません。
ネット証券にはお馴染みの大変に便利な仕組みです。その利便性には身震いする程です。源泉徴収ありとなしの両方を選択できます。
ただし、ETFの配当は米国内で租税条約に基づいた税率で源泉徴収されており、差し引かれた金額に対して日本国内で課税されています。
この二重課税を調整するための外国税額控除を適用されたい場合は確定申告が必要になります。
その際にも「特定口座年間取引報告書」が自動的に作成されるので、そのデータに基いて申告可能で極めて便利です。問い合わせフォームから依頼したら郵送してくれます。
他社のロボアドバイザーサービスでは、特定口座に非対応という業者も目立ちます。マネックス証券のマネラップ(ON COMPASS)は特定口座に非対応です。
そうした中で特定口座に対応している点は素晴らしく、THEOは八面六臂の活躍を見せてくれています。
面倒な計算に費やす時間を極力省いて、その分の時間を好きなことに使い、新しい世界へ雄飛できる機会を手に入れられます。
デメリット
THEOのデメリットは自分で投資する場合よりもコストがかかる点、NISA、ジュニアNISA、積立NISA、iDeCoには非対応の点です。
iDeCoについてはお金のデザイングループの株式会社MYDCにて同様のサービスを提供しています。
また、資産運用方針の変更は可能ですが、手動で投資対象を直接変更することは不可能となっています。
シストレのようにストラテジーを選びつつも、手動で投資できる仕組みはありません。
ただし、これはデメリットである反面、結果として冷静さを欠いた不合理な売買行動を回避できる側面もあります。
自分で投資信託・ETFを選んでポートフォリオを組み立てて売買したり積立設定する手間がなくなり、資産運用の計画・管理・アフターフォローまでを委託できます。
このメリットを享受する代わりに、発生する費用が許容できるかどうかという選択肢となります。
THEOは儲かるのか
THEOに口座を開設するか否かで重要な判断となるのは、結局のところ儲かるのか?ですね。
この点、ETF投資にはリスクがあり、1000万円までの定期預金や個人向け国債のように確実に儲かるわけではありません。
売買のタイミングによっては損するリスクもあります。しかし、一般論としてはETFによる資産運用は期待リターンが高いです。
最大で11,000銘柄以上への分散投資が可能となるので、リスクを抑制できます。
論より証拠として実際にTHEOに1万円を入金して投資したところ、わずか6日間で+2.31%のリターンを獲得できました。
銀行の普通預金だと日本一のイオン銀行の金利でも年0.1%にすぎません。なんとTHEOでは普通預金23年分の収益をたったの6日間で獲得できました。
その後は約1ヶ月間で+5.22%となりました。なんと普通預金52年分です!
約4ヶ月3週間で+10.24%となり、普通預金102年分の収益を獲得できました。
もちろんこれは確約されているわけではなく、時期によってリターンは異なります。
2018年12月の株価急落局面では大きく下落して、-7.00%となってしまいました。このような時期も存在しています。
しかし、THEOで中長期的に投資を行えば、長い目で見るとインフレ率に負けないリターンは期待できると考えます。
THEO+docomo
テオはドコモと提携して「THEO+ docomo」というサービスも運営しており、投資初心者の方に人気を博しています。
預金と比較するとリスクは高いですが、ハイ・リターンを期待できます。国際分散投資のコツコツ積立の真骨頂です。
運用成果はTHEOと連動しますが、THEO+ docomoは運用資産の残高に応じてdポイントを得られます。
まとめ
THEO(テオ)はフィンテックの金融テクノロジーを駆使した資産運用サービスです。全く手間をかけずに国際分散投資が可能になります。
ポートフォリオの自動構築、自動売買、分配金の自動再投資、自動積立、自動リバランスと全てを自動で行うことができます。
THEOでは原則として1~3か月ごとに最新の市場データによってポートフォリオを更新することで、変化し続ける市場に適応しています。
計画の策定から発注、リバランス、最適ポートフォリオの更新までサポートがある点が卓越しており、高品質・低コストのETFを活用して最適な国際分散投資が可能です。
THEO Color Paletteで手数料が安くなる仕組みも内包されており、ウェルスナビよりも短期間に手数料率を引き下げられるのが大きなメリットです。
THEO積立では入金手数料が無料で、出金手数料も無料です。完全無料で入出金が可能です。
クラウドファンディング、ソーシャルレンディング業者は出金手数料が高額な業者が目立ちます。しかし、テオでは原則として24時間365日いつでも無料で出金手続きができます。
特定口座にも対応しており、テオが税金の計算や納付を行ってくれるので、源泉徴収ありなら確定申告は原則として必要ありません。
他のロボアドバイザー自動運用サービスでは、特定口座に非対応のサービスもあるので、THEOには卓越したメリットがあります。
フィンテックカンパニーとして、イノベーティブなサービス、利便性の追求を絶え間なく行っており、個人投資家に資する仕組みを提供しています。
THEOと契約していれば、経済・金融環境・社会構造の変化に対応して、PDCAサイクルを絶えず展開しながら長期投資することが可能となります。
公式サイトTHEO 公式キャンペーン