毎年6月末~7月、12月は多くの会社・団体でボーナスが支給される時期ですね。やはりまとまったお金がズドンと銀行口座に振り込まれるのは嬉しいものです。
ボーナスの使い方を大別すると、消費、貯金、投資の3種類に分かれています。このうち使い道として多いのは、消費と貯金です。
しかし、第3の道として投資という選択肢もあります。株式の購入などが代表例となっています。
資産運用というとハードルが高いイメージがありますけれども、最近は初心者向けの無難なサービスが多数出ており、敷居が下がって裾野が広がっています。
目次
ボーナスの使い方ランキング
将来を見据えた資産形成のために投資という選択肢もあります。計画的に活用したいのがボーナスです。
金融系システム開発会社のアイ・ティ・リアライズ株式会社が「ボーナス支給についての実態調査」(2017年7月)という調査レポートを出していました。
ボーナスの使い道(複数選択可能)ランキングのトップ10は以下のとおりです。
- 預貯金(59.8%)
- 生活費の補てん(36.5%)
- ローン・借金の返済(22.3%)
- 国内旅行の費用:21.3%
- 家電・電化製品の購入:12.3%
- 投資:11.1%
- 外食:10.4%
- 子供の教育費:9.1%
- 被服費:8.7%
- 海外旅行の費用:6.9%
「パーッと使う」が1位になると思いきや、圧倒的No.1は貯金。なんと約6割まで達しており、非常に堅実的になっています。
また、生活費の補填・旅行・外食など消費関連もすべてを合計すると大きな数字となります。貯金と消費がビッグ2で飛車角となっています。
FPなどは「ボーナスで入ったお金を予定外の支出に使わずに、コツコツと積み立てましょう」などと提唱する方が多いです。
しかし、私は極度に支出を抑制することに賛成ではありません。もちろん使い過ぎるのはNGですけれど、支出を過度にカットすると人生の楽しみが減ってしまいます。
例えば「行きたいけど貯金のために海外旅行に行かない」といった選択肢は、果たしていいのかどうかというと、金銭的余裕がある場合はNoだと考えます。
視野を広げてくれて、ステキな思い出を作れるイベントにお金を使うのは素晴らしいことであり、そこを激しく締め付けると人生が味気ないものになってしまいます。
ボーナスの一部で前から飲んでみたかったルイ・ロデレール・クリスタル、クリュッグを買うなんてのもステキな使い方だと思います。
しかしながら、刹那的な消化だけではなく、老後に備えた資産形成というのも重要度が着実に上昇しています。
資産形成の重要性が着実に上昇している情勢
将来的には現役世代と老齢世代が1対1になるという観測も出ている中で、公的年金には限界があるのは事実です。公助だけではなく自助も重要となってきます。
資産形成には収入を増やす、支出を削る、資産運用で収益を獲得するの3つが重要です。
しかし、収入を増やすのは簡単ではありませんし、支出を過度にカットすると人生の楽しみが減ってしまいます。
そうした中ではボーナスの一部を投資に回して資産を増やすというストラテジーも有効です。
資産運用の手段として多くの方が最初に思い浮かぶのは定期預金や個人向け国債ですね。
確かにこれらは目減りするリスクがなく、確実に増えることが期待できます(1000万円超の定期預金は金融機関の信用リスクあり)。
しかし、マイナス金利で過去最低水準の低金利となっている情勢下では、定期預金ではほとんど利息がつかないという現実があります。
また、空前の人手不足で人材不足による倒産が過去最高水準という好景気においても、日本のインフレ率は低位安定しています。
これだけインフレ率が低い国は稀有であり、いい意味では高い社会的安定性があり、悪い意味では成長性の乏しさが見え隠れします。
しかしながら現在がずっと続く保証はありません。将来的にインフレが進行し物価が上昇すれば、現金の価値が下落してしまいます。
今の100万円の価値が10年後にはインフレの進行で実質80万円に目減りしてしまったという可能性があります。
そこで将来に向けた資産形成のために、ボーナスの一部で投資するという選択肢が有力になっています。
ボーナスでの投資先としておすすめの金融商品
株式投資、FX、先物取引、仮想通貨などで利益を出せる投資家・トレーダーは、釈迦に説法ですので自分のスタイルの投資を続ければOKですね。
以下、初心者の方、投資にさほど精通していない方向けにおすすめの投資先について解説します。
投資の元手づくりはボーナスの他にキャンペーンもおすすめ
資産運用を開始するには、元手となる資金が必要になります。ボーナスを充当する他には、当サイト限定のタイアップキャンペーンもおすすめです。
普通に公式サイトから口座開設した場合には得られない特典がついてきます。条件も入金や少しの取引でOKで緩めです。
破格の口座開設キャンペーンとなっていますので、まだ口座をお持ちでない業者がある場合はぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
ジャンル | 会社名 | キャンペーン金額 | 口座を開設以外の条件 |
---|---|---|---|
証券 | 岡三オンライン | 3,500円 + レポート | 5万円入金 |
SBI証券 | 3,000円 | 5万円入金 | |
SBIネオトレード証券 | 2,000円 | 口座開設のみ | |
CFD | 岡三オンライン | 3,000円 | 5万円入金 |
ロボ | WealthNavi | 1,000円 | 資産運用の開始 |
タイアップキャンペーンについては、以下にまとめています。
初心者におすすめの投資先としては、入金さえすれば後は完全自動で資産運用を行ってくれるロボアドバイザーサービスです。
銀行などの金融機関からの自動振替も可能なので、一度設定されたら、後は積立貯金のように自動的に毎月一定額を資産運用に回すことが可能です。
ボーナスが出る指定月のみ追加拠出、自動振替の金額を増額といったことも可能です。
ロボアドバイザーによる自動資産運用サービスの最大手は、WealthNavi(ウェルスナビ)です。
ロボアドバイザーの診断結果に基づいて、自動的にETFによる国際分散投資やリバランスが可能になります。
フィンテックの金融テクノロジーを駆使した資産運用サービスです。全く手間をかけずに国際分散投資が可能になります。
目標金額とリスク許容度の設定、最適ポートフォリオの自動構築、自動発注、分配金の自動再投資、自動積立、自動リバランス、自動税金最適化と全てを自動で行うことができます。
一度設定したら、後は自動的な積立投資が可能なので、世界経済の成長と一緒に長期的には資産が増えることが期待できます。
WealthNaviでは約50カ国、11,000社以上に国際分散投資を行うことで、世界経済の成長率を上回るリターンを目指します。
1992年1月~2017年1月までの過去25年間(当初100万円、毎月3万円積立)だと、25年間のリターンは+151%、1年あたりのリターンは6.1%となりました。
ITバブル崩壊、リーマンショックといった世界的な不景気を乗り越えて、合計で1009万円が2535万円となり、なんと+1526万円となった計算となります。手数料もマイナスした後の結果です。
WealthNaviのCEOの柴山さんが自腹でWealthNaviで運用した2016年1月~2017年5月の運用実績(円建て)は、投資額の累計326万円→385万円(+18.27%)でした。
年換算15.3%と卓越したパフォーマンスとなっています。WealthNaviは机上の空論ではありません。CEOが自腹で投資して大きなリターンを出しています。
一時的にマイナスになることはあっても、ナンピン買いによって買い単価を下げることで中期的にはプラスになる可能性が高いので、初心者向けのサービスです。
個別株式の場合はナンピンはリスクの集中を招いた末に企業倒産といったリスクがあります。
しかし、幅広く分散されたETFに投資するWealthNaviの場合は、ひたすらナンピンして10年・20年・30年と続けたらインフレに負けないリターンが期待できます。
実際に2018年1月という株価急落前に投資を開始したケースでも、数カ月後にはプラスに転じた例もあります。一時的なマイナスに対しても、長期的には戻るという希望を抱けるので初心者にはおすすめです。
WealthNaviでは原則として3か月ごとに最新の市場データによって最適ポートフォリオを更新することで、変化し続ける市場に適応しています。
計画の策定から発注、リバランス、最適ポートフォリオの更新、税金の最適化までサポートがある点が卓越しており、高品質・低コストのETFを活用して最適な国際分散投資が可能です。
インターネットバンキングでのクイック入金、積立投資では入金手数料は無料で、出金手数料も無料です。完全無料で入出金が可能です。
特定口座(源泉徴収あり)に対応しており、確定申告を一切不要にすることも可能です。
資産運用に時間をかけずに世界の成長の果実を享受することが可能になります。完全に放ったらかしで投資したい方におすすめのフィンテックサービスです。
WealthNavi(ウェルスナビ)ではお得なキャンペーンが開催されています。
WealthNaviは評判・口コミが良好であり、申込件数19万口座、預かり資産3400億円を達成(2021年1月8日時点)しています。
WealthNaviではお得な資産運用開始キャンペーンを行なっている時期があります。
自動投資サービス「THEO」(テオ)
WealthNaviと並ぶ有名ロボアドバイザーによる自動投資サービスが「THEO」(テオ)です。
お金のデザイン社の提供する「THEO」は、 日本初の独自開発のロボアドバイザーによる個人向け投資一任運用サービスです。
5つの質問に答えるだけでロボアドバイザーが 世界中の約11,000銘柄のETF(上場投資信託)の中から最適な組み合わせを提案し、 自動で運用を行うことができます。
投資額は最低1万円から、 運用報酬は1%(年率・税抜)と低コストで開始できる新しい資産運用の方法として、20代・30代の若年層を中心に利用が拡大しています。
- 最低投資金額:1万円
- 運用報酬:年1.0%(税抜) ※3000万円を超える部分は0.5%(税抜)
- 為替手数料:無料
- 売買手数料:無料
- 入出金手数料:無料
- プラン変更:24時間365日
THEOという名前は、画家ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの弟、 テオドール・ヴァン・ゴッホから名付けられました。
生前には 絵が一枚しか売れなかったゴッホを経済的に支え、 励まし続けたのがテオでした。
「テクノロジーによって、 わかりづらい金融の仕組みからユーザーを解放し、 お金を将来の不安から希望に変えることで、 自分らしく挑戦していける人を応援したい」という想いからTHEOと名付けられました。
THEOでは、購入、定期的なリバランス(資産の再配分)などがすべて自動で行われます。
したがって、 時間や手間をかけることなく、 感情による失敗を減らして合理的な資産運用が実現できます。
しかもパフォーマンスは長期分散投資によって、世界経済の成長と共に着実なリターン獲得が可能になっています。
2007年の世界金融危機直前からTHEOのポートフォリオを運用したシミュレーションをチェックすると、世界的株価大暴落の状況ではさすがに元本割れしますけれども、長期的にはプラスの試算結果が出ています。
私も実際にTHEOに1万円を入金して、株式中心の運用を行っています。
投資後に約1ヶ月間で+5.22%となりました。銀行の普通預金だと日本一のイオン銀行の金利でも年0.1%にすぎません。
なんとTHEOでは普通預金52年分の収益をたったの1ヶ月間で獲得できました。
その後は約4ヶ月3週間で+10.24%となり、普通預金102年分の収益を獲得できました。
その後は株安の時期があり、大きく下落して±0近辺まで戻ってしまい、再び上昇して約8ヶ月経過時点では+8.67%となっています。
2018年の後半は大きく崩れる局面があり、一時的に-10%まで損失が膨らみました。その後は戻り、約1年7ヵ月経過時点では+1.51%となっています。
このように増えたり減ったりするリスクがあります。また、定期預金と違ってパフォーマンスは確約されてなく、時期によってリターンは異なります。
しかし、THEOで中長期的に投資を行えば、世界経済の成長とともに、ポイント数は増えることが期待できます。
THEOは資産のメンテナンスの手間がなく、人間の行動特性に起因するミスを取り除くことができ、クオンツの最新の金融テクノロジーによる自動運用が可能です。
1万円から投資が可能である点がWealthNaviに優れている点です。WealthNaviより小口での開始をお望みの場合はTHEOも候補となります。
THEOはドコモと提携してdポイントで投資できるサービスも運営しています。
また、SMBC日興証券のフロッギーにて、個別株式・REIT・ETFの購入も可能なので、幾多のポイント投資の中でも最上級に便利です。
投資信託
ロボアドバイザーサービスは一度設定したら、あとは資産配分を一定に保つためのリバランス、経済情勢の変化に伴う期待リターン・リスクの調整、税金最適化まで自動で行ってくれるので、あとは何もやらなくていいのが大きなメリットです。
他方、デメリットは手数料が発生する点です。投資信託という金融商品なら、ロボアドバイザーサービスよりも手数料を抑制することが可能です。
ある程度自分で調べてリバランスなども行う意欲がある方なら、自分で投資信託を購入するという選択肢も有力です。
投資信託は分散投資が行き届いている商品が多く、株式と比較するとリスクが小さいのがメリットで初心者向きです。「投信」と略されることもあります。
また、投資信託は投資家から集めたお金を運用会社がまとめて運用するので、1万円といった少額から開始することが可能です。
ネット証券の中には100円、500円、1,000円といったより小口で購入できる証券会社もあります。
ロボアドバイザーサービスと同様に、銀行などの預金口座から自動振替で毎月決まった日に購入する「積立投資」も可能となっています。ボーナスの月は増額することも可能です。
現在は投資による資産形成を助ける目的で、投資の税制優遇制度が導入されています。
iDeCo、NISA、ジュニアNISAに加えて、2018年1月からは投信向けの「つみたてNISA」がスタートしています。
この中で最も税制優遇効果が大きいのはiDeCoであり、確実に所得税・住民税が減少するのが大きなメリットとなっています。
投資信託は手数料が低いインデックス投信がアクティブ投信に勝つ確率が高い傾向にあるので無難と言われています。
ひふみ投信など一部に継続的にインデックス投信に勝つ傾向がある投信がありますので、アクティブ投信がいい場合はそのようなものを選びましょう。
投資信託を保有する場合は、SBI証券が保有金額に応じてSBIポイントが得られるので、最もオトクなのはSBI証券です。
SBI証券は投信積立に力を入れており、サービスが充実しています。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
口座開設と5万円以上の入金・SBIハイブリッド預金への振替だけで、3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。
口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
SBI証券は1000万円までは銀行預金のような公的な保護(投資者保護基金)があるので安心・安全です。銀行預金と同じで万が一破綻しても保護されます。
口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
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投信保有で使い勝手がいい楽天ポイントを獲得したい場合は、楽天証券も候補となります。楽天銀行とのマネーブリッジを設定すると、取引で貯まります。
楽天ポイントは楽天ポイントカードを保有していると、マクドナルド、ポプラ・生活彩家、ツルハドラッグ、ミスタードーナツ、大丸・松坂屋、apollostationなどのリアル店舗でも楽天ポイントを貯めて使えます。
貯めた楽天ポイントで投資信託を購入することも可能です。
また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。
2018年10月27日から楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能になり、最大1%の楽天ポイントを貯めることも可能になりました。
楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
ユニークなところではセゾン・アメックスシリーズなどのセゾンカードで貯まる永久不滅ポイントを投資信託で運用することが可能です。
資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
株主優待株への分散投資
初心者には株主優待株への分散投資もおすすめです。優待をもらっても株価下落で損したら意味ないと感じるところですけれども、着実なインカムゲイン的なリターン獲得は侮れません。
投資信託よりは難易度が上がりますが、20~30銘柄程度に分散すれば、教科書的には投信に近いところまでリスクを抑制できて期待リターンは変わらない状態を作れます。
業種をばらして適当に優待株に分散投資したとしても、TOPIXや日経平均に対する超過リターン獲得は十分に可能だと考えます。
優待は世帯ごとではなく名義ごとにもらえるので、例えば家族4名義で100株ずつ保有すると4個の優待を獲得できたりします。
美味しい優待銘柄は複数名義で保有することも選択肢となります。
株式投資
更に難易度は上がるものの、やはりハイリターンを期待できるのは、肉食系の個別株式投資です。
勝てないという方も多いので万人向けではありませんが、最も期待値が高い投資となります。
イメージ的にはロボアドバイザーや投資信託は、難易度が低い代わりに収入も限定的なアルバイト・パート、株式投資は難易度が高い代わりに収入は青天井が期待できる個人事業主と形容できます。
後は意欲、適正などによってどれがいいのかが決まります。投資の探求に時間を使いたくない、あまり関心を持てないという方ならロボアドバイザー・投信が無難です。
株式投資が面白い、研究や情報収集が楽しいという方なら株式投資が向いています。
基本的に資金が多くない段階では株式投資に使う証券会社は、手数料が安いネット証券がおすすめです。対面証券はある程度資金量が多くないとメリットがありません。
幾多のインターネットの証券会社がある中で、おすすめのネット証券については、以下で徹底的に解説しています。
大手総合証券ですと、SBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、auカブコム証券あたりが有力候補です。
手数料の安さではDMM 株、SBIネオトレード証券、GMOクリック証券、SMBC日興証券(信用取引)が候補です。
松井証券は約定代金が1日50万円までなら日本株の売買手数料が無料なので、1日50万円までは松井証券で取引するとオトクです。
岡三オンラインは1日定額制の場合は現物取引、信用取引がそれぞれ手数料無料となり、合計で1日40万円まで無料で売買可能です。
ネット証券の現物株式取引、信用取引の手数料については、以下で徹底的に比較しています。
ネット証券大手のSBI証券、マネックス証券、楽天証券、松井証券には以前にインタビューに伺いました。ネットでは公開されていない事項まで徹底的にヒアリングしました。