楽天銀行には「マネーブリッジ」というサービスがあります。無料で利用できます。楽天銀行と楽天証券の口座を連携することで、銀行の金利がお得になります。
また、シングル・サインオンの機能があり、証券の取引に応じて楽天ポイントが貯まり、銀行のサービスが充実するようになります。
2017年2月18日からは自動入出金(スイープ)機能も登場して、楽天銀行・楽天証券間の資金移動がより一層スムーズで便利になりました。
楽天銀行と楽天証券の口座連携サービス「マネーブリッジ」についてまとめます。
目次
楽天銀行の預金金利が5倍!
マネーブリッジに申し込むだけで、楽天銀行の普通預金金利が最大5倍の優遇金利になります。
マネーブリッジは無料ですので、ノーリスクで普通預金の金利を増やすことができるのでお得です。これは申し込まない手はありませんね^^
楽天銀行の普通預金金利は年0.02%です。これが最大で5倍の年0.10%(税抜)となります。税引き後は年0.079%です。
メガバンクの普通預金の金利は0.001%が基本となっています。楽天銀行のマネーブリッジと比較すると大きな違いが生じます。例えば100万円を預け入れた場合の金利の比較は下表のとおりです。
年数 | 0.10% | 0.001% | 差額 |
---|---|---|---|
1年 | 1,000 | 10 | 990 |
2年 | 2,000 | 20 | 1,980 |
3年 | 3,000 | 30 | 2,970 |
4年 | 4,000 | 40 | 3,960 |
5年 | 5,000 | 50 | 4,950 |
6年 | 6,000 | 60 | 5,940 |
7年 | 7,000 | 70 | 6,930 |
8年 | 8,000 | 80 | 7,920 |
9年 | 9,000 | 90 | 8,910 |
10年 | 10,000 | 100 | 9,900 |
10年スパンでは9,900円となります。吉野家の牛丼26杯分となります。美味しい牛丼を26回もたくさん食べられるのは嬉しいですね!
楽天銀行は1週間・2週間定期預金の金利をコロコロと変えることから、マネーブリッジの特典についても改悪のリスクが頭をよぎります。
しかし、2012年9月14日以降、長らく現在までこの金利が続いています。継続性のあるサービスと評価できます。
0.10%という普通預金の金利は、イオン銀行の普通預金(イオンカードセレクト保有者限定)の0.1%と並んで第1位の高金利です。
イオン銀行の普通預金はクレジットカードのイオンカードセレクトの保有が必要です。イオンカードセレクトはイオンで月2回5%OFF、WAONへのオートチャージでポイント付与などのメリットがあります。
イオン銀行Myステージでの優遇もあり、銀行がお得になるクレジットカードの筆頭に挙げられるハイ・クオリティー・カードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「スーパーでお得なカード」としてイオンカードセレクトを挙げられていました。
イオンカードはショッピング保険でスマホが対象なのも大きなメリット。他社カードのショッピング保険はスマートフォンが対象外のことが多いです。
しかも期間は180日間とたっぷりで、年間50万円(税込)まで補償されます。年会費無料のクレジットカードとしては秀逸なクオリティです。
クレジットカードのレジェンド・菊地崇仁さんは、保険が充実しているカードとしてイオンカードセレクトを挙げていらっしゃいました。
ただし、イオン銀行には証券会社との連携がありません。イオングループのお店が近くにない場合はメリットが大きくありません。また、諸々のサービスの種類は楽天銀行の方が充実しています。
銀行と証券間で、ワンクリックで入出金
マネーブリッジで楽天銀行と楽天証券の口座を連携すると、楽天証券のWebサイトから、ワンクリックで、楽天銀行から楽天証券に入金できるようになります。「らくらく入金」という名前です。
パソコンはもちろん、スマホ、タブレットでもサクッと簡単に手続きできます。
もちろん手数料は無料です。原則として、ほぼ24時間(0:05~23:55)利用でき、リアルタイムで資金移動が可能です。
逆に楽天証券のウェブサイト/モバイルサイトから、楽天証券のMRF/預り金のうち指定した金額を楽天銀行へ出金できる「らくらく出金」もあります。
こちらも、もちろん手数料は無料です。こちらは即時出金ではなく、当日出金という取り扱いになります。15時前までなら当日出金も可能です。
らくらく出金の回数は1日5回まで、1日の出金限度額は500万円までという上限があります。利用時間は以下のとおりです。
- MRF口座を未利用:0:05~23:55
- MRF口座を利用中:9:30~19:50
資金移動が非常にはかどります。特にIPO・PO投資などを行っている方で、資金移動が頻繁な場合は絶大なメリットがあります。
自動入出金(スイープ)機能でより一層便利に
2017年2月18日からは自動入出金(スイープ)機能も登場して、楽天銀行・楽天証券間の資金移動がより一層スムーズで便利になりました。
楽天証券での買い注文時に、楽天銀行の預金残高から不足資金を「自動入金(スイープ)」することが可能となります。
また、証券口座にある資金を、毎営業日夜間に楽天銀行へ「自動出金(スイープ)」されるので、資金を手動で移す手間なく、優遇金利が適用されるようになります。
もちろん、自動入出金(スイープ)の設定・利用は無料で手数料は一切かかりません。
従来の取引では買い注文の前に、銀行口座から証券口座へ資金を入金する必要がありました。
証券口座にある資金の引き出しのためには、証券口座から銀行口座へ資金を出金し、銀行のATMから引き出すという、資金移動のステップが非常に多く不便でした。
新しい自動入出金(スイープ)なら、一度設定するだけで、入出金をすべて自動化させることができます。既にマネーブリッジを利用している場合は、「自動入出金(スイープ)」をオンに設定するだけでOKです。
2017年2月18日から、新規にマネーブリッジに申し込む場合は、自動入出金(スイープ)設定がオンになった状態ですぐに利用できます。
自動入金(スイープ)の対象商品は、以下の通りとなります。
対象 | 対象取引 |
---|---|
国内株式 | 買い注文、訂正注文 (立会外分売、公募増資/IPO、即日徴収規制銘柄等を除く) |
信用取引 | 新規注文、訂正注文、現引注文 |
投資信託 | 買い注文、積立設定 |
国内債券 | 買い注文(円貨決済) |
外国債券 | 買い注文(円貨決済) |
マネーブリッジの自動入出金(スイープ)の設定は簡単です。
楽天証券にログイン後、「設定・変更」→「ポイント・楽天銀行連携・友達紹介」と進み、楽天銀行連携サービス「マネーブリッジ(口座連携サービス)」の欄で手続きできます。
2018年5月1日からは、楽天銀行口座から楽天証券口座への自動入金時に楽天銀行口座に残す金額を予め設定できるよいうになりました。
楽天銀行口座で、クレジットカード料金や公共料金、iDeCo等の自動引落を行っている方も、全額が楽天証券にいくことで引落しエラーになる心配がなくなり、安心して楽天証券での取引を利用できるようになります。
また、楽天銀行と楽天証券の双方からそれぞれの口座に残す金額の設定や変更が可能となり、自動入出金(スイープ)の利便性が向上しました。
かんたんログイン楽天証券へのログインと資産管理が便利!
マネーブリッジを設定し、「証券口座かんたんログインサービス利用規定」に同意してすると、「かんたんログイン」によって、楽天銀行の会員ページから、楽天証券口座へログインができます。
楽天証券のログインID及びパスワードの入力は不要となります。いわゆるシングルサインオン(SSO)です。何度もIDとパスワードを入れる手間が省けます。
かんたんログイン後は、楽天証券で投資信託の買付・売却の取引が可能となります。楽天証券の取引を行う時は、楽天証券の「取引暗証番号」が必要となります。
また、楽天証券のログイン後の画面に、ワンクリックで楽天銀行口座の普通預金残高を表示することができます。
今、銀行にいくらお金が入っているのかをすぐに把握できます。証券口座での取引判断がはかどります。
複数の銀行・証券会社の情報を一括で管理したい場合はマネーフォワードというフィンテックのサービスが便利です。
楽天証券の詳細については、以下で精緻に分析しています。
楽天証券の取引でもポイントが貯まるように
楽天銀行にはハッピープログラムという優遇プログラムがあります。利用は無料で料金は一切かかりません。
ATM手数料が最大7回/月、振込み手数料が最大3回/月まで無料になるのがメリットです。また、取引ごとに楽天ポイントが貯まります。ハッピープログラムについては以下で徹底解説しています。
マネーブリッジを設定すると、楽天銀行だけではなく、楽天証券での取引でも楽天ポイントが貯まるようになります。
楽天ポイントは、膨大な商品が揃っている楽天市場で1ポイント1円で利用できるので使い勝手が良いポイントです。
2022年7月19日には会員全体で、楽天ポイントの累計付与ポイント数がなんと3兆ポイントに到達しました。今後も対応サービスが拡大していくことが期待できます。
楽天ポイントカードを使うと、楽天に加えて、サークルKサンクス、ミスタードーナツ、大丸・松坂屋などのリアルの店舗でも1ポイント1円相当で利用できます。現金同様の利便性があります。
楽天ポイントは2017年8月末まではサークルKサンクスで「ポイントdeクーポン」というサービスがあり、楽天ポイントカードの機能を使えば1ポイント1円超で交換できましたが終了しました。
マネーブリッジを設定すると、楽天証券の取引もハッピープログラムの会員ステージ判定の取引としてカウントされます。
楽天証券の取引でハッピープログラムの会員ステージが上がり、振込手数料やATM手数料の無料回数など、楽天銀行での特典が充実します。
以前に楽天証券にインタビューに行き、サービス内容について取材したことがあります。数多くのエッジ・優位性があるネット証券だと感じました。
特にお得なポイント還元、楽天カードでの投信購入での1%還元は、楽天経済圏の真骨頂を発揮しています。
楽天証券のiDeCoもエッジ・優位性があります。リーズナブルな手数料と秀逸な商品ラインナップに加えて、管理画面のインターフェイスの工夫、シングル・サインオンの仕組みが独自のメリットです。
口座開設・維持は無料であるにもかかわらず、100万の資産運用でも大活躍します。
一歩先に進んだ画期的な仕組みが満載のネット証券であり、証券会社の基準を変えて一新する程のインパクトを放っています。
楽天証券での投資はボーナスの使い道としても有力な選択肢です。お得な口座開設キャンペーンも開催しています。
投資あんしんサービスで資金管理
楽天証券の信用取引口座をお持ちの方は、ハッピープログラムを設定すると「投資あんしんサービス」が適用されます。利用料は無料で以下3つから構成されています。
- 信用維持率リカバリーサービス
- 預り金不足自動振替サービス
- 自動振替再請求サービス
あらかじめ楽天銀行のウェブサイトにて利用条件を設定することで、以下のような場合に楽天銀行口座から楽天証券口座へ資金の振替が自動的に行われます。
- 日々の取引や市況状況等によって信用保証金維持率が低下した場合
- 決済等により預り金に不足が発生したなどの場合
証拠金不足による不測のロスカット等を回避することができます。一時的な押し目でロスカットとなって、その後の戻りについていけないという最低最悪の事態を回避することができます。
また、投資信託の積み立てを行っている場合は、残高不足で積み立てができない事態を回避できます。資金管理・リスク管理に役立ちます。
楽天証券の立場からすると、マネーブリッジがあると、信用取引で大損して発生した不足金については、楽天銀行の預金口座にお金があれば、自動的に回収できるので、債権を回収できないリスクが小さくなります。
マネーブリッジ・SBIハイブリッド預金など銀証連携サービスの違いを比較
マネーブリッジと類似したサービスには、SBIハイブリッド預金、バンク&トレード、ダイワのツインアカウントがあります。
- マネーブリッジ:楽天銀行&楽天証券
- SBIハイブリッド預金:住信SBIネット銀行&SBI証券
- バンク&トレード:三井住友銀行&SMBC日興証券
- ダイワのツインアカウント:大和ネクスト銀行&大和証券
いずれも預金保険の対象であり、元本1000万円とその金利までは保護されます。金利の違いの比較は下表のとおりです。
銀証連携サービス名 | 普通預金金利 |
---|---|
マネーブリッジ | 0.10% |
SBIハイブリッド預金 | 0.01% |
バンク&トレード | 0.001% |
ダイワのツインアカウント | 0.005% |
金利面では、楽天銀行のマネーブリッジが最も高金利です。次が住信SBIネット銀行のSBIハイブリッド預金です。
バンク&トレードの三井住友銀行と大和ネクスト銀行は全く妙味がない水準です。大和ネクスト銀行の普通預金の金利は一時は高金利だったものの、現在は低金利となっています。
金利以外のサービスの面も考慮して、マネーブリッジ、SBIハイブリッド預金、バンク&トレード、ダイワのツインアカウントの違いについて比較します。
マネーブリッジのメリット・デメリット
マネーブリッジは普通預金のままで300万円迄優遇金利(0.1%)が適用されるのが最大のメリットです。ATMで預け入れた金額、振り込まれた給料や収入が何もせずにそのまま高金利となります。
デメリットは、ATM入出金手数料を無料にする条件が厳しめである点です。10万円以上預け入れるか取引回数を増やしてようやく1回無料となります。
また、2017年2月17日までは、マネーブリッジの預金をそのまま株式や投資信託の購入に充当することはできず、楽天証券へのらくらく入金が必要だったのがデメリットでした。
また、楽天証券から楽天銀行へのらくらく出金が即時ではなく当日出金でした。平日の昼間はすぐに出金できますが、それ以外の時間帯ですと翌営業日まで待つ必要が生じました。
しかし、2018年2月18日からは自動入出金・スイープが導入されたことによって、このデメリットは解消されて、より一層使いやすくなりました。
銀行預金をそのまま証券での取引に使えて、また、証券で売約した資金をそのままATM出金したり、高金利普通預金での運用に使えます。
取引で楽天ポイントが貯まるのがメリットです。楽天証券で楽天ポイントを使って投資信託を買うことも可能です。
また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。
2018年10月27日から楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能になり、最大1%の楽天ポイントを貯めることも可能になりました。
楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
SBIハイブリッド預金のメリット・デメリット
SBIハイブリッド預金は、ATM入出金手数料を無料にする条件が緩めなのがメリットです。2016年からは改悪されますが、非常に緩い条件で月5回まで無料にできます。詳細は以下で徹底解説しています。
SBIハイブリッド預金の残高はSBI証券での投資に利用可能です。預金であると同時に証券の予備資金となります。
普通預金とSBIハイブリッド預金(証券取引に使える預金口座)の振替えが原則として24時間可能なのがメリットです。証券から銀行への出金も即時出金が可能です。
他方、デメリットは、楽天銀行のようにATM入金、給与・収入が普通預金に入金されただけでは、優遇金利(0.01%)が適用されないことです。高金利にするには、普通預金からSBIハイブリッド預金へ振替えの手続きが必要です。
また、SBIハイブリッド預金のままATMで出金できないのもデメリットです。出金するには普通預金への振替えが必要です。
ただし、Webサイトやスマホでサクッと手続きは可能です。そのひと手間が苦になるか否かが分かれ目となります。
SBIハイブリッド預金は、住信SBIネット銀行とSBI証券の利用がお得になる銀証連携サービスです。
バンク&トレードのメリット・デメリット
バンク&トレードの銀行口座である三井住友銀行のATM手数料は、Web明細を利用すれば簡単に無料にできるのがメリットです。
三井住友銀行のATMのみならず、コンビニのATMも月3回まで無料になります。
また、SMBC日興証券の「投信積み立てプラン」の購入手数料が無料(引落金額が10万円以下)となる点もメリットです。
投信つみたてプランとは、毎月一定の金額を取引口座(日興MRF)や預貯金口座から自動的に引き落として、投資信託を買い付けるサービスです。
買い付けにかかる申込手数料は1.0%(税抜)と、同じファンドを投信つみたてプランを利用せずに買い付けた場合と比べてお得です。月10万円までならこれが更に無料になります。
申し込み手数料が発生する投資信託の積み立てを考えており、それをSMBC日興が取り扱っている場合は、バンク&トレードには大きなメリットが生じます。
デメリットは普通預金の金利優遇がないことです。これ目当てなら対象外となります。
また、マネーブリッジ同様に普通預金の資金をそのまま証券取引には使えません。リアルタイムで可能ですが、入出金が必要です。
バンク&トレードはSMBC日興証券を活用している方には便利なサービスです。日興を使わないのなら不要だと考えます。
ダイワのツインアカウントのメリット・デメリット
メリットは、普通預金口座のまま高金利が適用されることでしたが、現在は0.005%と金利が低目となっています。
残るメリットは、本人名義の銀行口座への振込は振り込み手数料が無料なのと、SBIハイブリッド預金と同様に、預金残高はそのまま証券での取引に利用可能な点です。
IPO等で大和証券を利用している方ですと資金移動が便利です。
デメリットは、大和ネクスト銀行単体のキャッシュカードがなく、ATMでの入出金が不可能なことです。入金は振り込みか大和証券への即時入金で行います。
大和証券の「ダイワ・カード」を使えば、セブン銀行ATMで入出金が可能です。
大和証券の即時入金は手数料無料で資金移動可能なのでおすすめです。振込で行う場合は、振込手数料無料の銀行から振り込みましょう。
違いの比較の表
銀行と証券の連携サービスのメリット・デメリットの比較をマトリクスにすると以下のとおりです。
名前 | メリット | デメリット |
---|---|---|
マネーブリッジ | 普通預金のままで300万円迄優遇金利(0.1%)が適用 | ATM入出金手数料を無料にする条件が厳しめ |
SBIハイブリッド預金 | ・ATM入出金手数料を無料にする条件が緩め ・普通預金⇔SBIハイブリッド預金の振替えが24時間可能 | ・SBIハイブリッド預金の状態ではATM出金が不可能。出金時は普通預金への振替えが必要 ・優遇金利(0.06%)の適用には普通預金からSBIハイブリッド預金への振替えが必要 |
バンク&トレード | ・Web明細利用でATM手数料無料 ・投信積み立てプランの購入手数料が無料(引落金額が10万円以下) | ・普通預金の金利優遇なし ・普通預金を投資に使うには証券への入金が必要 |
ダイワのツインアカウント | ・普通預金口座で金利が適用 ・本人名義の銀行口座への振込手数料無料 ・預金残高は大和証券での投資に利用可能 | キャッシュカードがなく、ATMでの入出金が不可。入金は振り込みか大和証券への即時入金 |
まとめ
楽天銀行には「マネーブリッジ」というサービスがあります。無料で利用できます。楽天銀行と楽天証券の口座を連携することで、銀行の金利がお得になります。
楽天銀行の預金金利が5倍になり、年0.10%と普通預金では日本3位の高金利となるのがメリットです。
期間限定ではなく、クレジットカードを保有しなくてOKの場合の普通預金としては、日本一の金利です。
ちなみに長野県信用組合の手のひら静脈認証口座普通預金に1億円以上預け入れている場合も金利0.1%ですが、預金保険で保護されるのは1000万円までなので、1億円以上預金するのは現実的ではありません。
楽天銀行のマネーブリッジの方が圧倒的にハードルが低いです。
銀行と証券間で、ワンクリックで入出金が可能で、銀行→証券の入金はほぼ24時間リアルタイムで資金移動できます。
2017年2月18日からは自動入出金(スイープ)機能も登場して、楽天銀行・楽天証券間の資金移動がより一層スムーズで便利になりました。
楽天証券での買い注文時に、楽天銀行の預金残高から不足資金を「自動入金(スイープ)」することが可能となります。
また、証券口座にある資金を、毎営業日夜間に楽天銀行へ「自動出金(スイープ)」されるので、資金を手動で移す手間なく、優遇金利が適用されるようになります。そのままATMでの出金も可能です。
かんたんログインで楽天証券へのログインと資産管理が便利になり、「ハッピープログラム」で楽天証券の取引でもポイントも貯まります。
その他、楽天銀行の詳細については、以下で徹底解説しています。