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楽天証券の確定拠出年金・個人型(iDeCo)のメリット・デメリットまとめ

更新日: iDeCo 証券会社 金融機関

サングラスをかけて遠くを見る女性

確定拠出年金(401k)という制度があります。愛称は「iDeCo」(イデコ)です。絶大な節税メリットがあり、所得税・住民税を大きく減税することが可能です。

同じく節税制度であるNISAは利益が出て初めてメリットがありますが、確定拠出年金は利益が出なくても絶大なメリットがある制度です。

人気ネット証券の楽天証券も、確定拠出年金(個人型)を導入しています。加入または他社からの移換から1年間、運営管理手数料が無料になるのがメリットです。

超低コストのインデックス投信も揃っており、長期的な積立に資する取扱商品となっています。2017年5月

楽天証券の確定拠出年金(個人型)のラインナップ、メリット、デメリットについてまとめます。


確定拠出年金の概要

確定拠出年金は公的年金とは異なり、賦課方式ではなく積立方式となっています。自分で積み立てたお金を運用した結果を、老後に受け取る方式です。

確定拠出年金(iDeCo)は所得税・住民税の節税メリットが大きい制度です。最近話題のNISAはあくまで出た利益が無税になるのであり、不確実性は存在します。

しかし、確定拠出年金は確実に所得税・住民税が減税されます。リスク・ゼロには大きなメリットがあります。

定期預金などの低リスク資産での運用も可能なので、控除できる所得がある場合は大きな利点があります。詳細は以下で徹底解説しています。

確定拠出年金(iDeCo)のメリット・デメリット、企業型・個人型の違いまとめ
確定拠出年金(401k)という制度があります。絶大な節税メリットがあり、所得税・住民税を大きく減税することが可能です。愛称は「iDeCo...

企業型の確定拠出年金は金融機関の選択の余地がありません。個人型のiDeCoは多数の金融機関から選ぶ必要があります。おすすめの銀行・証券会社については、以下にまとめています。

個人型の確定拠出年金(iDeCo)のおすすめ金融機関まとめ!2017年
企業型の確定拠出年金は企業が提携した金融機関が提示する商品から選ぶしかありません。個人型については、確定拠出年金の口座を開設...

取扱商品

楽天証券の確定拠出年金(個人型)の商品一覧は下表の28個となっています。元本確保はみずほDC定期預金(1年)のみで、他は元本割れのリスクが有る投信です。

投資対象 商品名 実質運用管理費用(税込)
定期預金 みずほDC定期預金(1年) -
国内株式 三井住友・DC日本株式インデックスファンドS 0.21%
たわらノーロード日経225 0.21%
iTrust日本株式 0.96%
MHAM日本成長株ファンド<DC年金> 1.67%
フィデリティ・日本成長株・ファンド 1.65%
国内債券 たわらノーロード 国内債券 0.16%
明治安田DC日本債券オープン 0.65%
国内REIT 三井住友・DC日本リートインデックスファンド 0.28%
野村J-REITファンド(確定拠出年金向け) 1.03%
海外株式 たわらノーロード 先進国株式 0.24%
インデックスファンド海外新興国(エマージング)株式 0.59%
ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け) 1.46%
iTrust世界株式 0.96%
海外債券 たわらノーロード 先進国債券 0.22%
たわらノーロード 先進国債券(為替ヘッジあり) 0.22%
インデックスファンド海外新興国(エマージング)債券(1年決算型) 0.56%
みずほUSハイイールドファンド<DC年金> 1.51%
海外REIT 三井住友・DC外国リートインデックスファンド 0.30%
国内外株式 セゾン資産形成の達人ファンド 1.55%
コモディティ ステートストリート・ゴールドファンド(為替ヘッジあり) 0.89%
バランス型 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド 0.72%
三井住友・DC世界バランスファンド(動的配分型) 1.29%
三菱UFJ DCバランス・イノベーション(KAKUSHIN) 0.65%
投資のソムリエ<DC年金> 1.19%
ターゲットイヤー型 楽天ターゲットイヤー2030 0.92%
楽天ターゲットイヤー2040 0.93%
楽天ターゲットイヤー2050 0.93%

投資信託は基本的には低コストのインデックス投信が無難です。この点、楽天証券の確定拠出年金(個人型)は、買ってもいいと言える低インデックス投信が多数揃っています。

国内・海外の株式・債券に加えて、REIT、ゴールド(為替ヘッジ付)に投資する投信もあります。

幅広いアセットクラスにおいて優良な低コスト投信が揃っているので、ポートフォリオを好みに応じて組み立てることが可能となりました。

ファンドアナリストが厳選した商品に絞られており、選ぶ際に迷いが少ない点にエッジ・優位性があります。

「商品数が多すぎて選べない」という初心者の声に配慮しつつ、特徴ある新興国のファンド、低信託報酬のインデックスファンド、アクティブファンドが揃っており、投資経験者のニーズにも応えられる商品構成となっています。

セゾン投信

楽天証券のiDeCoでは、日本経済新聞社グループのR&Iファンド大賞を3年連続で受賞したセゾン投信のファンドも取り扱っています。iDeCoにセゾン投信があるのは楽天証券だけとなっています。

手数料

OKポーズのOL (2)

iDeCoの利用にあたって支払う手数料は、加入時にかかる手数料と毎月発生する手数料の2種類があります。

初回手数料は、国民年金基金連合会に支払う2,777円(税込)は、どの金融機関でも同じです。

金融機関に支払う手数料としては、個人型確定拠出年金への新規加入時は「加入時・移換時手数料」、iDeCo金融機関を変更した時は「運営管理機関変更時手数料」がかかります。

楽天証券の個人型確定拠出年金は、これらの初期手数料が無料となっていてバリューが高いです。

毎月のランニングコストは、国民年金基金連合会に支払う103円・信託銀行に支払う64円(合計167円)はどこでも同じです。

楽天証券に支払う「口座管理手数料」は有料でしたが、SBI証券が完全無料化を発表したら即日で対抗して、楽天証券も残高・積立額・期間にかかわらず、条件なしで完全無料にしました。

SBI証券と楽天証券がiDeCoの手数料を完全無料化!個人型確定拠出年金のコストが極限まで低下
SBI証券と楽天証券が個人型確定拠出年金(iDeCo)の手数料を完全無料化しました。加入時・移換時手数料、運営管理機関変更時手数料、口...

楽天証券のiDeCoは運営管理手数料・口座維持手数料が極めて低く、日本の確定拠出年金(個人型)の中で最低です。

従来は、前月までの個人型確定拠出年金口座内の残高、もしくは拠出額合計10万円未満の場合は、月額226円(税込)・年2,712円(税込)の口座管理手数料が発生するという取扱いでした。

しかし、新規加入後または他社からの移換完了から1年間は、「1年間誰でも0円」サービスによって運営管理手数料が0円となり、楽天証券のiDeCoを口座管理手数料無料で利用できました。

1年以内に10万円に達すればOKなので、手数料無料の条件をクリアしやすかったです。月9,000円を拠出すれば、1年間で10万円を突破しました。

今後は完全無料ですので、積立額が月1,000円でも手数料無料で利用可能です。採算度外視の卓越した措置であり、良心的です。個人投資家にとっては嬉しい秀逸な手数料設定です。

使いやすさも秀逸!一つのIDで証券口座の資産と同時に管理可能

楽天クリムゾンハウスの入り口

運用画面では楽天証券にログインして確定拠出年金のタブに移ると、JIS&Tと連携した情報が表示され、今の確定拠出年金の運用状況がひと目で分かります。

楽天証券の証券総合口座で株式、投資信託を持っていると、一つのID・パスワードでiDeCoと同時に管理できるのがメリットです。

提供商品一覧は商品名を省略せずに正式名称となっていて分かりやすいです。他社ですと省略されており、何の商品かピンと来ない場合があります。

純資産、過去のリターン(6ヶ月・1年・3年)、信託報酬を一覧表で確認でき、そこから各商品の詳細ページに遷移して情報をチェックすることも可能です。

スイッチングや資産配分の変更については、初心者の方、自分で選ぶ方で導線が切り分けられていて、初心者から玄人まで使いやすくなっています。%単位で選ぶこともできます。

資産の推移は全期間、例えば20年分・30年分を閲覧することも可能となっています。

楽天証券のiDeCoは直感的に操作できるように工夫されており、一度のログインで証券総合口座の金融商品もiDeCoも、一括で表示されて同時に管理できます。

引落し可能口座等

赤い上着を羽織った女性

楽天証券の総合取引口座がなくても、楽天証券の確定拠出年金(個人型)には申し込めます。

証券口座があると、証券資産と年金資産を楽天証券のウェブサイトで1つのIDでまとめて確認・管理可能となります。

もちろん、他社からの移管は可能です。企業型確定拠出年金の積立金が、6か月以内に手続きをしなかったため特定運営管理機関に自動移管されてしまった場合でもOKです。

拠出した掛金の所得控除(税金の還付)は確定申告しなくても、年末調整でOKです。

毎月の掛金の引き落としは、楽天証券の口座にある資金から拠出することはできません。銀行口座からの引き落としとなります。利用可能な金融機関は以下のとおりです。

  • 都市銀行(三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行)
  • 地方銀行、第二地方銀行
  • 信託銀行(三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行、三井住友信託銀行)
  • 旧長期信用銀行(新生銀行、あおぞら銀行)
  • ゆうちょ銀行
  • イオン銀行
  • 信用金庫
  • 信用組合
  • 労働金庫
  • 信用農業協同組合連合会(信連)、農業協同組合(農協)

掛金の引落金融機関は、指定できない金融機関は以下のとおりです。意外なことに楽天銀行はNGです。

  • ネット系銀行(楽天銀行、ジャパンネット銀行、セブン銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行など)
  • 商工組合中央金庫
  • 農林中央金庫
  • 信託銀行の一部(野村信託銀行、SMBC信託銀行 など)
  • 外国銀行(シティバンク など)

iDeCo(イデコ)は楽天スーパーポイントが貯まるハッピープログラムの対象外となります。

楽天証券(運営管理機関)が破綻しても、iDeCoの資産が削減されることはありません。

個人型確定拠出年金の運用資産は信託財産として信託銀行で管理されています。ただし、新しい運営管理機関へ変更するための手続きが必要です。

まとめ

手を広げる女性

楽天証券の確定拠出年金(個人型)はリーズナブルな手数料、優良な低コストインデックス投信にエッジ・優位性があります。

以前に楽天証券を訪問して、iDeCoについて取材しました。管理画面のインターフェイスの工夫、シングル・サインオンの仕組みが独自のメリットです。

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楽天証券のiDeCoへの参入前は、SBI証券、野村證券、りそな銀行、琉球銀行なども確定拠出年金(個人型)の選択肢として有力でしたが、今後は楽天証券も有力な選択肢です。

2017年2月25日からは、平日のiDecCoの問い合わせ時間を10時~19時に変更して、新たに土曜日の9:00~17:00までiDeCo専用ダイヤルの営業を開始しました。より一層利便性が向上しています。

デメリットはSBI証券の確定拠出年金(個人型)と比較すると信託報酬が高いアセットクラスがあることです。また、SBIにはある世界中小型株式の投信がないことです。

項目 SBI証券 楽天証券
手数料 初期費用 無料(2,777円のみ) 無料(2,777円のみ)
運営管理手数料 無料 無料
口座維持手数料 2,004円 2,004円
信託報酬 日本株式 0.2052%(TOPIX)
0.2592%(TOPIX100)
0.2052%(日経平均)
0.21%(TOPIX)
0.21%(日経平均)
先進国株式 0.2268% 0.24%
新興国株式 0.3924% 0.59%
世界中小型株式 0.3724% -
日本債券 0.13% 0.16%
先進国債券 0.2268% 0.22%
新興国債券 0.56% 0.56%
国内REIT 0.27% 0.28%
海外REIT 0.3024% 0.30%

信託報酬の安さ、世界中小型株式投信を重視する場合は、SBI証券が候補となります。詳細は以下にまとめています。

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楽天証券とSBI証券のiDeCoの比較については、以下で徹底的に分析しています。

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その他、大和証券、イオン銀行も手数料が安くて信託報酬が安めのインデックス投信が揃っています。

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SBI証券のiDeCoと並んで楽天証券も魅力的な確定拠出年金(個人型)を提供しています。iDeCoの口座を開設する有力候補の一つです。

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