投資に詳しい方にヘビーユーザーが多い証券会社はauカブコム証券です。知る人ぞ知るメリットが多いネット証券です。
ただし、初心者の方ですと手数料が高めであることだけで食わずぎらいになってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
そこでauカブコム証券のメリットについて口コミを集めました。ネット証券に詳しい人に対して、私がヒアリングした結果です。
公式サイトauカブコム証券 公式キャンペーン
場所は都内某所でした。
Q: auカブコム証券のいいところはズバリ何ですか?
A:やはりシステム力が随一。フロントシステムからバックオフィスシステムまでを自社開発しているのは、大手ネット証券5社(SBI証券・楽天証券・マネックス証券・松井証券・カブコム)ではauカブコム証券だけ。
自社開発しているので、柔軟な対応が可能。手数料の割引サービスが色々とあるのも特徴。シニア割引、女子割、株主優待割引などの割引制度がある。
Q:auカブコム証券はシステムが安定しているという口コミもありますが、それって本当なんですか?
A:auカブコム証券は他のネット証券との差別化として、システムの頑健性をPRしている。「1秒保証」や「SLA」といった仕組みもある。
auカブコム証券はGMOクリック証券と同様に自社開発を行っており、その点では評価できる。2014年11月にシステム基盤が全面刷新されて、「RAIDEN」というシステムが構築された。
異次元緩和2で出来高が急増した時は、大規模障害が発生したネット証券もあったが、auカブコム証券ではそのような事態がなかった。
Q:デイトレーダーでないので実はよくわかってないのですが、カブステの板乗りのスピードって実際のところはどうなんですか?
A:「RAIDEN」へのリニューアル以降、先物の板乗りは速くなった。著名なトレーダーの中で評価している人もいる。取引ツールの「カブステーション」は便利。
Q:カブステーションは、使っている投資家が多いですね。多機能で上手く使いこなすと投資が捗りそうです。どの機能が特におすすめですか?
A:「リアルタイム株価予測」がいいと思う。東証の板寄せの仕組みを研究して開発された仕組みで、その時点で取引所に出されている注文をぶつけたとしたら、どのような株価になるのかを予測するもの。
機関投資家向け機能を個人投資家へ開放したもので、カブドットコムの開発システムで、取引所と同等の板寄せ処理がリアルタイムで実行されている。
ランキング条件を好みに合わせてカスタマイズすることも可能。寄付前にその日盛り上がりそうな銘柄、活況な業種(セクター)、値幅(高値-安値が乖離)のある銘柄が分かる。
寄り前と引け前などに利用するとトレードに資する。取引所の注文動向に合わせて、随時理論値が再計算されている。
Q:auカブコム証券はMUFGグループで、その点では何かいいことはあるのでしょうか。
A:三菱UFJモルガン・スタンレー証券の開会社であり、MUFGグループのネット証券ならではの商品ラインナップの充実につながっている。
三菱UFJ銀行にはカブドットコム支店があり、カブコムの証券口座からカブドットコム支店の銀行口座へ、夕方18時半までであれば即日出金が可能。
しかも1回あたり100億円未満まで可能なので、大口投資家にとってはありがたい。資金移動がめっちゃ捗る。
MUFGグループ(三菱UFJフィナンシャル・グループ)のネット証券で格付けもネット証券最上位のA+であり、取引する上で安心感もあると思う。
フリーETFでは、三菱UFJ国際投信のMAXIS(マクシス)シリーズのETFを無料で売買できる。
Q:一般信用取引の抽選が当たる人と当たらない人で差が激しいですが、○○さんは当たりますか?
A:かなり当たる。
まつのすけ:やっぱり(笑)
Q:IPO・PO・株式公開買付(TOB)という店頭証券のイメージが強いサービスが有るのがメリットだと思います。そこら辺は活用していますか?
A:使ってる。長年に渡ってウォッチしていると、三菱UFJモルガン・スタンレー証券のIPO・POは、カブコムでも出てくることがほとんど。
例えば、郵政3社のIPOでは三菱UFJモルガン・スタンレー証券が主幹事となり、カブコムでも取扱いがあった。JR九州、メルカリなどのIPOも同様。
また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の復代理人としてのTOBの取り扱いがあることも。ネットで申し込めるので超便利。
Q:IPO(新規公開株)の抽選では、○○さんのような大口投資家だと当たりやすかったりします?(笑)
A:そういうことはないなあ。auカブコム証券はシステムによる完全抽選となっているようであり、マネックス証券と同じようなイメージ。
小口投資家にとってはいいと思う。一般信用取引とIPOでは抽選ロジックが全く違うみたい。
Q:auカブコム証券は自動売買の発注方法が充実していて、特許も取っているとPRしています。使っていますか?
A:リレー注文、Uターン注文、W指値注文はよく活用している。
- リレー注文:最初の注文が約定すれば自動的に次の注文を発注するという注文方法。「手持ちのA株を売って新規にB株を買いたい」場合、売り注文→約定確認→買い注文という一連の操作が一度の注文で実行可能
- Uターン注文:買い注文と同時に売り注文を予約を行う注文方法
- W指値:時価の上下で指値と逆指値注文を同時に発注する注文方法
Q:投資信託では、「プレミアム積立」という凄そうなサービスがあります。従来の積立との違いは知ってます?
A:証券口座の預り金だけではなく、銀行預貯金口座から自動引き落としが可能になっている。投資信託と現物株式の両方の積み立てが可能となっており、融通が効く。
プチ株手数料は最大50%OFF。最低500円から始めることができて、小口初心者の方に向いたサービス。1ヶ月に1回だけではなく何日でも設定可能で、1日から月末まで毎日設定することも可能なのが特徴。
Q:2016年はNISAの枠が120万円になり、ジュニアNISAも始まりました。auカブコム証券でNISA口座を開設すると何か特典はありましたっけ?
A:「NISA割」という割引サービスがあり、NISA口座を保有しているだけで、特定口座・一般口座での現物株式売買手数料も割引になる。
1年毎に割引率が増えていき、最大で5%OFFとなる。優待クロスなどにおいても役に立つ。
あと優待クロスでは、auカブコム証券は新規建約定代金が1日6000万円以上だと翌日の手数料が無料になるので、3月末・9月末などは役に立つ。
Q:auカブコム証券では、FXの取引もできますね。どうなんでしょう?
A:店頭FXとシストレFXでは、株式と一般型の投信を担保にすることができるのがメリット。
他社でも同じ仕組みはあるが、一定程度は現金が必要な会社が多い。カブコムでは株式・一般型の投信だけでOKなのがユニーク。
デメリットとしては、やはりFX専業会社と比較するとスプレッドが広い点。資金効率とスプレッドを総合考慮することになる。
Q:資産運用会社もお持ちですよね。auカブコム証券の法人口座は持ってますか?内容は個人口座と同じですか?
A:基本的には同じ。手数料や商品も同一で同じように取引可能で、IPO・PO・TOBも申し込める。
即時入金できる銀行も個人口座と同一。一部のネット証券のように法人口座だとネット入金できなかったり、可能な銀行が減ることはない。
デメリットとしては、出金の際に手数料が発生してしまうことが多い点が挙げられる。auじぶん銀行は法人口座がないし、三菱UFJ銀行の法人口座は手数料が高いので、資産運用会社だと口座開設・維持のハードルが高い。
礼:ご多用のところ、お時間をいただきありがとうございました!
auカブコム証券の口コミをまとめてみて強く感じたのは、システムの強さにauカブコム証券は強いこだわりがあり、システムの安定性・頑健性をストイックに追求していることです。
その成果が、2014年10月の日銀の追加緩和で取引が急増した際にも、システムトラブルなしに乗りきれたところに出ていると思います。
1回あたり100億円未満まで出金可能で、信用取引の大口割引制度(ゴールドプラン・プラチナプラン)もあり、専業トレーダーに強い味方です。
また、一般信用取引や自動売買が充実しており、サラリーマン投資家にも強い味方です。私もフル活用しています。
「プレミアム積立」という制度もあり、毎日積み立て設定をすることも可能です。フリーETFでは、TOPIX・日経平均・REIT指数・S&P500などのETFが無料で取引できます。
アクティブ投資家からインデックス投資家までフル活用できる仕組みがあると思いました。
100万の資産運用でも大活躍します。口座開設・維持は無料です。まだ口座をお持ち出ない方はこの機会にぜひ口座開設してはいかがでしょうか。
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