ダイナースクラブ プレミアムカードの特典である銀座ダイナースラウンジを愛用しています。待ち合わせまでの時間調整、ビジネスやショッピングの休憩などに極めて便利です。
雑誌がいくつか置いており、パラパラと楽しむことができます。そのうちの一つに「Forbes JAPAN」があります。立ち寄った際はいつも読んでいます。
以前に「お金の支配者」という特集と「億万長者の謎
」という号があり、興味深く読みました。
世界のマネーの支配者ランキング、日本の富裕層ランキング、富裕層が多い国ランキング、IPO長者ランキングなどがありました。
スポンサーリンク
Forbes厳選の金融界の支配者ランキング(2016年)の1位はスティーブン・シュワルツマンが選定されていました。純資産102億ドル(1ドル115円換算で1兆1730億円)とのことです。
世界最大規模の投資ファンド運用会社ブラックストーン・グループのトップであり、日本では長らくヒルトン・ホテルズ&リゾートの筆頭株主だったことで有名ですね。
「私は失敗が嫌いだ。そして損失を出すことは失敗に他ならない」、「賢明であれ。想像力を発揮せよ。だが、何よりも損をするな」といった、バリバリのリスクテイカーのイメージからは意外な発言(?)でも知られています。
2位はデビット・テッパーでした。ヘッジファンドのマネージャーです。3位はJPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンでした。
4位に「オマハの賢人」ことバフェットがランクインしています。アドバイスはベンジャミン・グレアムの「賢明なる投資家」を読むことだそうです。特に不況期は繰り返し何度も読むことをおすすめしています。
5位に世界最大規模の資産運用会社「ブラックロック」のローレンス・フィンクCEOが入っています。ブラックロックといえば、日本でもiシェアーズ(iShares)シリーズのETFや投資信託で有名ですね。
6位は伝説のシタデルのケン・グリフィンです。ヘッジファンドのマネージャーの第一人者ですね。
7位はトランプ氏の大統領当選を予測していて名を上げた「新・債券王」の異名を取るジェフリー・ガンドラックが入りました。
8位は物言う株主で名を馳せたカール・アイカーン、9位はゴールドマン・サックスCEOのロイド・ブランクフェイン、10位はジョージ・ソロスでした。
一躍時の人となったトランプ次期米大統領が語る「ビリオネアになる条件」も書かれていました。
新たに一歩を踏み出す時は、その前に自分自身と、自分の向き不向きについてよく知ることだ。そして、戦うなら、自分にとっていい戦いを選ぶ。そして、無意味な戦いや戦場からは一刻も早く手を引く。(Forbes JAPANから引用)
この発言に関しては、その通りだと思います。「自分の得意分野で戦う」「期待値が高い勝負に徹する」というのは勝率が上がり成功へと直結します。
自分が好きで心から情熱を注げる分野において、目一杯「正しい方向での適切な努力」を行うことが、勝利や成功への近道だと思います。
漫画バガボンドでは吉岡家の当主・吉岡清十郎は先代から「十度戦って十度勝てる相手としか戦わぬこと」という言葉を遺されたという記述があります。
名門のトップの立場になると、万が一負けた時に失うものがあまりにも大きいということですね。
もちろん投資の世界には必勝はないわけですが、できる限りエッジが自分にある局面で勝負するように心掛けています。
絶え間ない研究、努力、情報収集で勝てる場面を増やしていき、優位性がない場面では下手に動かないか動いてもロットを下げる工夫をしていきたいと思っています。
最も重要なのは自分に合った方法で投資に向き合うことだと思います。精神的に合わないやり方を続けてもなかなか勝ち続けるのは難しい気がします。
富裕層が多い国・地域(人数ベース)ランキングは、予想通り1位はアメリカ、2位は中国でした。3位以下が興味深い内容となっています。
- アメリカ
- 中国
- ドイツ
- インド
- ロシア
- 香港
- イギリス
- イタリア
- フランス
- カナダ
日本がない・・・!
ちなみに世界各国・地域の国内総生産 (GDP・USドルベース) のランキング(IMFが2015年に発表)は以下のとおりです。
- アメリカ
- 中国
- 日本
- ドイツ
- イギリス
- フランス
- インド
- イタリア
- ブラジル
- カナダ
GDPでは3位の日本が富裕層の人数では15位と大幅にダウンしています。他方、インド、ロシアがGDPと比較すると富裕層の人数の順位を上げてきています。
ここまでGDPと富裕層で順位が異なるのは稀有です。一般論通りと言いますが、良し悪しは別にして、わが国は相対的に貧富の差が小さいという可能性が高そうです。
世界的に過激あるいは極端な勢力が躍進する中で、相対的に日本で政治的安定性が高い状態が続いているのは、ここら辺に要因の一部を見いだせそうです。
誰の話か忘れてしまいましたが、米国の学者か経営者が「特別な才能を持たない普通の人にとっては、日本より住みやすい国はあまりないだろう」旨を述べた記事をBloombergかロイターあたりで見かけた記憶があります。軽く検索したのですが、出てきませんでした。
日本における富裕層ランキングも興味深いですね。トップ5は以下のとおりでした。投資家の間で一躍ホットなキーエンス(6861)の創業者もランクインしています。
- 柳井正(ユニクロ創業者)
- 孫正義(ソフトバンク創業者)
- 佐治忠信(サントリー会長)
- 滝崎武光(キーエンス創業者)
- 三木谷浩史(楽天創業者)
やはり創業者が強くなっています。起業が超・富裕層への近道ですね。私にはその才能は全くないので、投資の方で少しでも成長の果実を得られるようにします。将来的にはVCのようなこともやってみたいと思っています。
Forbes JAPANでは、富裕層ランキングの詳細データが載っています。富裕層の実情にご関心がある場合はご参照ください!!