ANAカードはお得なクレジットカードが満載となっており、多数の入会キャンペーンも開催されています。
2枚持ちが可能となっており、複数枚のANAカードを保有することが可能です。
2枚持ちを通り越して6~7枚持ちでも、マイルを特典航空券に利用する場合は、年会費の負担が重くなるどころか、むしろ得することも可能です。
目次
ANAカード2枚持ち・複数枚ができる場合と不可能な場合
ANAカードは全日本空輸がJCB、三井住友カード、アメックス、三井住友トラストクラブと提携して発行しているクレジットカードです。
また、大手鉄道会社との提携カードもあり、ビューカード、To Me CARD、東急カード、ニモカと提携して交通系ICカード一体型カードもあります。
ANA一般カード、ANAワイドカード、ANAワイドゴールドカード、ANAプラチナ プレミアムカードまで幅広いラインナップとなっています。
カード発行会社が異なるANAカードは複数枚持つことができ、三井住友カードはANA VisaカードとANA Mastercardの2枚持ちが可能です。
また、JCBと三井住友カード発行のANAカードは、交通系提携カードについては別々に同時保有できます。
以前はANA JCBカードとANAカード To Me CARD PASMO JCBの同時保有は不可能でしたが、現在は可能になっています。つまり、最大で以下の9枚を同時に保有できます。
カード名 | 運営企業 | 国際ブランド | 独自機能 | |
---|---|---|---|---|
1 | ANA JCBカード | JCB | JCB | |
2 | ANA To Me CARD PASMO JCB or ソラチカゴールドカード | JCB、To Me CARD | PASMO メトロポイント | |
3 | ANA VISAカード | 三井住友カード | Visa | |
4 | ANA Mastercard | Mastercard | ||
5 | ANA VISA Suicaカード | 三井住友カード ビューカード | Visa | Suica |
6 | ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 三井住友カード 東急カード | Mastercard | PASMO TOKYU POINT |
7 | ANA VISA nimocaカード | 三井住友カード nimoca | Visa | nimoca |
8 | ANAアメックス | アメックス | Amex | |
9 | ANAダイナース | 三井住友トラストクラブ | Diners Club |
1~9の各ANAカードは、グレードが異なるカードの同時保有はミッション・インポッシブルです。
例えば、ANA JCB一般カードとANA JCBワイドゴールドカードの2枚持ちや、ANAダイナースカードとANAダイナース プレミアムカードの2枚持ちはできません。
ANAカード複数枚持ちはお得!7枚持ちまでは選択肢
ANAカードは若年層向けのANA JCB ZEROを除いて、年会費無料のタイプがありません。
したがって、保有するのは基本的に1枚だけというイメージが湧くのが一般的ですよね。
しかし、ANAカードは2枚持ち・3枚持ちと複数枚を保有することで、コスト以上に得することが可能になります!
三井住友カードのANAカード
ANA一般カードのうち、三井住友カードが発行する以下の5枚はリーズナブルな年会費で維持できます。
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れますよ!
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国内線特典航空券で利用すると1マイルの価値が1.5円~2円程度、国際線のビジネスクラスだと1マイル2.5~5円程度、ファーストクラスなら7~16円程度に跳ね上がります。
トラベラーならマスト・バイといっても過言ではありません。ANAマイルは1マイル単位で航空券購入に使えるANA SKYコインに交換することも可能です。
また、1マイル1円単位で、ネット通販の「ANAショッピング A-style」で使えます。ANAオリジナルアロマ、ファーストクラス・ビジネスクラス搭載ワイン等が魅力的です。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、三井住友カードのANAカード5枚を発行するのも手です。
5枚全て発行したら、1マイル約0.93円で毎年5,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
公式サイトANA VISA/マスターカード 公式キャンペーン
ソラチカカード&ANA JCBカード
また、JCBのソラチカカード、ANA JCB一般カードも2枚持ちに適したクレジットカードです。
年会費2,000円(税抜)で毎年1,000マイルをもらえるので、1マイル2円+税でバイマイルが可能になります。
リボ払いの「スマリボ」を活用すると、1,250円(税抜)の割引があるので、750円(税抜)となります。0.75円+税で1マイルを獲得できることになります!
スマリボは初回から手数料が発生して、リボ残高に応じて支払額が自動的に決まる「残高スライドコース」です。
「ゆとりコース」と「標準コース」の2種類となっており、好きな方を選択できます。
コース | 利用残高 | 毎月の支払い金額 |
---|---|---|
ゆとりコース | ~100,000円 | 5,000円 |
100,001円~500,000円 | 10,000円 | |
500,001円~1,000,000円 | 15,000円 | |
1,000,001円~ | 20,000円 | |
標準コース | 100,000円以下 | 10,000円 |
※以降10万円加算毎に+1万円加算 |
利用残高がゆとりコースの場合は5千円、標準コースなら1万円を超えた場合、初月から手数料が発生します。
したがって、メインカードとして活用する場合はスマリボを使うのはおすすめできません。
毎年の更新ボーナス1,000マイル目当ての場合は、スマリボを活用すると年会費750円(税抜)で維持できてお得です。
ただし、初回から手数料が有料で、三井住友カードのマイ・ペイすリボのように、利用限度額=リボ支払額と設定して手数料無料にする方法が使えないので、注意が必要です。
面倒な場合はスマリボを使わずに、年会費2,000円(税抜)で維持するのも有力な選択肢です。
公式サイトANA JCBカード 公式キャンペーン
複数枚持ちの場合のANAマイレージクラブお客様番号
全日本空輸の会員プログラムである「ANAマイレージクラブ(AMC)」にはお客様番号(10桁)があります。
ANAカード・会員サイト・アプリ等では、「お客様番号」や「ANA No.」と記載されています。
カードごとに固有の番号が割り振られるので、ANAカードを2枚持ちすると2個、3枚持ちの場合は3個のAMC番号を持つことになります。
この他、AMC機能付きのクレジットカードや電子マネー等を保有している場合は、それらにもお客様番号があります。
一例としては楽天ANAマイレージクラブカード、ヤマダLABI ANAマイレージクラブカードセゾン・アメックス、JCB一般カード/プラスANAマイレージクラブ、QUICPay+nanaco等です。
複数枚のANAカードを保有する場合、ANAマイレージクラブのお客様番号が複数発行されるのが特徴となります。
JALカード(JALマイレージバンク)の場合、お得意様番号は一つのみですが、ANAカードは1人に複数の番号が付与される形になります。
一つのアカウントに複数のANAマイレージクラブ番号が紐付けられるので、基本的にはどのカード・番号もそのまま利用でき、各カードで貯めたマイルは一つのアカウントに貯まっていきます。
お客様番号が複数あったとしても、統合さえしていれば、貯まるマイルが別々ということはないのでご安心ください。
ただし、特典航空券の予約などはメインカードのみが行えるので、メインカードの設定が重要となります。
カード申込時に複数のお客様番号を統合可能
ANAカードを申し込む際にAMC番号を入力する欄があり、既にお客様番号を持っている場合は入力するのがおすすめです。
入力した場合、複数のお客様番号が統合されて、どのカードを使った場合でも一つのアカウントにANAマイルが貯まっていきます。
楽天ポイントカードと同じシステムとなっており、自分のアカウントに複数のカードで貯まるマイル/ポイントが紐付けられて統合される仕組みとなっています。
ANAカード発行時に既存のAMC番号を入力しなかった場合、各番号は独立してそれぞれ独自にマイルが貯まっていきます。
ANAマイレージクラブのお客様番号がバラバラになると、マイルが別々に貯まって非効率になり、強烈なデメリットが生じます。
他方、メリットは皆無なので、よほど別にしたいという確固たる信念がない限りは統合するのがベストです。
メインカードとサブカード
ANAマイレージクラブカードにはメインカードとサブカードがあり、メインカードに設定できるのは1枚のみとなります。
メインカードには独自の機能があり複数のAMCカードの中で親的な存在となります。
- 特典航空券などの特典申込(一部を除く)
- 特典利用者登録
- 国際線予約
- 海外ツアー予約
SFCカードを保有している場合は、それをメインカードにしないと、上級会員の特典を享受できなくなります。
したがって、基本は常に携帯するANAカードをメインカードに設定して、それで購入するのがベターです。
普段の買い物などの決済では親も子も全く関係ありませんが、航空券を購入するANAカードもしくはSFCカードをメインカードに設定すると、余計な混乱を回避できて簡便です。
なお、現在ANA国内線の搭乗はWebチェックインの制度が導入されて、スキップサービスは廃止されました。
航空券を購入したANAカードやメインカードを家に置いてきたとしても、スマホのデジタル搭乗券を読み取り機にタッチすることで保安検査を通過できます。
ANAステータス会員の方、SFCカード会員の方は搭乗ボーナスマイルに大きな差が生じるので、SFCカードを親番号にして常にその番号で航空券を購入するのがマストです。
メインカードの変更方法
どの番号が親番号になるのかについては規則性があります。最後に作ったANAカードのAMC番号が自動的に親番号になります。
メインで使うANAカードの発行後に、サブで新しいANAカードを作ると親番号がアップデートされてしまいます。
このような際にはANAの会員サイトかサポートデスクへの電話で変更しましょう。
インターネット上でメインカードの変更を希望する場合は、「メインカードの変更」画面から手続きできます。新しくメインカードにしたいお客様番号を入力する方式です。
なお、現在のANAカードのアカウント登録状況は、統合済みカードのお客様番号一覧から確認できます。
まだANAカードが追加されていない場合は、「マイル口座統合・パスワードの変更」の「マイル口座統合のお手続き 専用フォーム」で手続きできます。
まとめ
ANAカードは複数枚持ちが可能となっており、2枚持ちはもちろん最大で9枚持ちが可能となっています。
カード発行会社が異なるANAカードは複数枚持つことができ、三井住友カードはANA VisaカードとANA Mastercardの2枚持ちが可能です。
また、JCBと三井住友カード発行のANAカードは、交通系提携カードについては別々に保有できます。
複数枚のANAカードを保有する場合でも、申込時に既存のお客様番号を入力することで、一つのANAアカウントにマイルが貯まっていきます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
ANA JCB一般カード・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
新たにANAカードを追加で発行した場合、自動的に新しいカードがメインカードとなります。
普段の決済に使うカードやSFCが他にある場合、そちらをメインカードに変更しましょう。
ANAに搭乗する機会がある方は、ANAマイルが最強に貯まるクレジットカードの一角であるANAカードの活用がおすすめです。
ショッピングマイル、フライトボーナス、継続ボーナスなどで、陸でも空でもドンドンとANAマイルを貯められて、本気一本槍で新たな地平へフライトできます。
世代を超えて愛される傑出した航空系カード、マイルが貯まるクレジットカードであり、順風満帆・視界良好で新しい世界へ雄飛する機会を手に入れられます。
ANAカードの種類は数多く、ANA一般カード、ANAワイドカード、ANAワイドゴールドカード、ANAプラチナ プレミアムカードまで幅広いラインナップとなっています。
国際ブランドごとのANAカードの一覧は下表の通りです。
カード名 | 運営会社 | 国際ブランド | 独自機能 |
---|---|---|---|
ANA JCBカード ANA JCB ZERO | JCB | JCB | |
ANA To Me CARD PASMO JCB ソラチカゴールドカード | JCB、To Me CARD | PASMO メトロポイント | |
ANA VISAカード | 三井住友カード | Visa | |
ANA Mastercard | Mastercard | ||
ANA VISA Suicaカード | 三井住友カード ビューカード | Visa | Suica |
ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード | 三井住友カード 東急カード | Mastercard | PASMO TOKYU POINT |
ANA VISA nimocaカード | 三井住友カード nimoca | Visa | nimoca |
ANAアメックス | アメックス | Amex | |
ANAダイナース | 三井住友トラストクラブ | Diners Club |
主な特徴
- 利用可能店舗が多い→ANA VISAカード、ANA Mastercard
- 手間はかかるがリボ活用で高還元→ソラチカカード、ソラチカゴールドカード
- 一般/ワイドカードのマイル1%手数料が安価・ゴールド以上は保険が充実→ANA JCBカード
- 入会キャンペーンが豪華→ANAダイナースカード
- トラベル関連のベネフィットが充実→ANA アメックス
ワイドカード以上はSFCとしても活用できます。ANAアメックスは家族カードの範囲が広いので、同居していない既婚の子供などにも発行することが可能です。
これは他社ANAカードにはない利点であり、SFCの家族カード発行時に大きな効力を発揮します。家族がSFC修行なしでANA上級会員の資格を得られます。
ANAカードは入会キャンペーンがお得なのも利点です。
各ANAカードは以下で比較しています。
ANAカードの比較の結果として、グレードごとにおすすめANAカードを厳選した記事は以下になります。
以前ANAに取材して、ANAの安全運航に対する取り組み、搭乗までのサービス、ANAカードのお得な仕組みを伺いました。
ANAカードを保有すると、国内線、国際線の両方の空港ショップで5%~10%OFFを利用できます。お土産、免税品の購入がお得になり、家計が頑健化します。
SFC、ANAダイナースプレミアム、ANAアメックス・プレミアム以外は、カードが手元に届く前にも割引を利用できるので便利です。
クレジットカードの利用でANAマイルを獲得すると、旅行に役立ちます。