アメリカン・エキスプレス・カードと大手グローバル・ホテルグループが提携しているクレジットカードには、マリオットボンヴォイアメックスとヒルトンアメックスがあります。
どちらにも、一般カードとプレミアムカードの2種類が存在しています。
マリオットアメックスとヒルトンアメックスは、どっちが良いか迷う方もいらっしゃるでしょう。
年会費と特典で大きな違いがあるので、うっかりライフスタイルと合わない方を選択してしまうと、年会費を取り戻すのが難しくなり、高コストで家計に悪影響が及びかねません。
そこでマリオットボンヴォイアメックスとヒルトンアメックスについて、年会費・特典・ポイント還元率・付帯保険など、多方面の角度からスペックの相違点について比較します。
結論から申し上げますと2枚持ちも有力な選択肢となっており、トラベラーならおすすめです。
目次
マリオットボンヴォイアメックスとヒルトンアメックスの比較一覧
マリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・カードは、年1回の無料宿泊特典、マリオットボンヴォイのゴールドエリートの特典が最大のメリットです。
上位カードのマリオットアメックスプレミアムなら、年400万円の利用でマリオットボンヴォイのプラチナエリートを維持できます。
スタンダードのヒルトン・オナーズ アメックス・カードはヒルトンゴールドを無条件で得られて、年150万円の利用と継続で年1回の無料宿泊特典をもらえます。
上位カードのヒルトン・オナーズ アメックスプレミアムカードは、年200万円以上利用することでヒルトンダイヤモンドを取得でき、最大2回の無料宿泊券を取得できます。
一般カードのマリオットボンヴォイアメックスは妙味に乏しく、大多数の方はプレミアムカードを選ぶと思われますので、それとヒルトンアメックスの違いの比較をまとめます。
項目 | マリオットアメックスプレミアム | ヒルトンアメックス | ヒルトンアメックス プレミアム | |
---|---|---|---|---|
カードフェイス | ||||
年会費(税込) | 本会員 | 49,500円 | 16,500円 | 66,000円 |
家族会員 | 1枚無料、2枚目以降24,750円 | 1枚無料、2枚目以降6,600円 | 3枚無料、4枚目以降13,200円 | |
ETCカード | 無料 | 無料 | 無料 | |
ポイント還元率 | 一般加盟店:3% マリオット:6% | 一般加盟店:2% ヒルトン:3% | 一般加盟店:3% ヒルトン:7% | |
有効期限 | 最終加算から24ヶ月 | 最終加算から15ヶ月 | 最終加算から15ヶ月 | |
ホテルの上級会員資格 | マリオットボンヴォイ ゴールド (無条件) プラチナ (年400万利用) | ヒルトン・オナーズ ゴールド (無条件) | ヒルトン・オナーズ ゴールド (無条件) ダイヤモンド (年200万利用) | |
カード継続特典 | 5万ポイントまで対象の無料宿泊1泊 (年間150万円以上利用と継続) | ウィークエンド宿泊特典1泊 (年間150万円以上利用と継続) | ウィークエンド宿泊特典2泊 (1泊は無条件、 年300万円利用と継続で+1泊) | |
その他ホテル特典 | 15泊分の宿泊実績 (マリオットボンヴォイ) | ヒルトン・プレミアム・クラブ・ジャパンの入会が実質無料 (対象ホテルが25%OFF・レストラン最大20%OFF) | ||
空港ラウンジ | ◯ | ◯ | ◯ | |
コンシェルジュ プライオリティ・パス | – | – | – | |
空港手荷物無料宅配 | 帰国時1個 | 帰国時1個 | 帰国時1個 | |
海外旅行傷害保険 (カッコ内は家族) | 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 (1,000万円) | 最高3,000万円 (1,000万円) | 最高1億円 (1,000万円) | |
傷害・疾病治療費用 | 最高300万円 (200万円) | 最高100万円 (同額) | 最高300万円 (200万円) | |
賠償責任 | 最高4,000万円 (同額) | 最高3,000万円 (200万円) | 最高4,000万円 (同額) | |
携行品 | 最高50万円 (同額) | 最高30万円 (同額) | 最高50万円 (同額) | |
救援者費用 | 最高400万円 (300万円) | 最高200万円 (同額) | 最高400万円 (300万円) | |
家族特約 | ◯ | ◯ | ◯ | |
航空機遅延費用保険 | 海外最高2万円 (同額) | – | 海外最高2万円 (同額) | |
航空機預託手荷物遅延費用 | 海外最高2万円 (同額) | – | 海外最高2万円 (同額) | |
航空機預託手荷物紛失費用 | 海外最高4万円 (同額) | – | 海外最高4万円 (同額) | |
国内旅行傷害保険 | 適用条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円(1,000万円) | 最高2,000万円(1,000万円) | 最高5,000万円(1,000万円) | |
入院保険金(日額) | – | – | – | |
手術費用保険金 | – | – | – | |
通院保険金(日額) | – | – | – | |
家族特約 | ◯ | ◯ | ◯ | |
ショッピング保険 (90日間) ※自己負担1事故1万円 | 年最高500万円 | 年最高200万円 | 年最高500万円 | |
スマートフォン・プロテクション | 年3万円限度 | – | 年3万円限度 | |
リターン・プロテクション | 年最高15万円 | – | 年最高15万円 | |
キャンセル・プロテクション | 年最高10万円 | – | 年最高10万円 | |
オンライン・プロテクション | ◯ | ◯ | ◯ | |
ポイント対象の電子マネー | Apple PayのQUICPay | |||
ポイント対象のPay | au PAY、d払い | |||
アメックス共通優待 | アメックスオファー、デポジット等 | |||
申し込み資格 | 20歳以上の正社員・個人事業主など |
マリオットアメックスがおすすめの方
当たり前の話ですが、ヒルトンはあまり使わず主にマリオットボンヴォイを利用する方なら、マリオットボンヴォイアメックスで決まりです。
クラシック ブランドは「いつも変わらない伝統のおもてなし」、ディスティンクティブ ブランドは「ユニークなコンセプトで思い出深い体験」がコンセプトです。
カテゴリー | ホテル名 | |
---|---|---|
ラグジュアリー | クラシック | ザ・リッツ・カールトン |
セントレジス | ||
JWマリオット | ||
ディスティンクティブ | リッツ・カールトン・リザーブ | |
ラグジュアリーコレクション | ||
Wホテル | ||
エディション・ホテル | ||
プレミアム | クラシック | マリオット |
シェラトン | ||
マリオット・バケーション・クラブ | ||
デルタ・ホテル | ||
ディスティンクティブ | ルメリディアン | |
ウェスティン | ||
ルネッサンス・ホテル | ||
オートグラフ コレクション・ホテル | ||
トリビュートポートフォリオ | ||
デザインホテル | ||
ゲイロード・ホテル | ||
セレクト | クラシック | コートヤード・バイ・マリオット |
フォーポイント | ||
スプリングヒル・スイート | ||
フェアフィールド | ||
プロテア・ホテル | ||
ディスティンクティブ | ACホテル | |
アロフトホテル | ||
モクシー・ホテル | ||
ロングステイ | クラシック | マリオット・エグゼクティブ・アパートメント |
レジデンス・イン | ||
タウンプレース・スイート | ||
ディスティンクティブ | エレメント | |
HOMES & VILLAS |
また、一般加盟店でのマイル還元率は、マリオットボンヴォイアメックスプレミアムは1.25%と高めです。
ヒルトンのポイントは航空マイルへの交換レートが悪いので、マイル還元率は著しく低くなっています。
マリオットボンヴォイのプラチナエリートが最大のメリットであり、年400万円利用できるか否かが重要なポイントです。
こんな方におすすめ
- マリオットボンヴォイをよく使う
- 一般加盟店でマイルを貯めたい
- 年400万円の利用が可能
マリオットアメックスプレミアムの無料宿泊特典は、必要ポイントが5万ポイント以下のホテルなら、空室があればいつでも利用できるのが卓越しています(日本のマリオットのホテル一覧)。
三連休、ゴールデンウィーク、年末年始などの繁忙期で、ホテル代が高い時に利用しています!
過去の無料宿泊の実績
- 伊豆マリオットホテル修善寺:40,692円(税・サ込。以下同様)
- ウェスティン都ホテル京都:60,929円
- ルメリディアン台北:39,571円
- HOTEL THE MITSUI KYOTO ラグジュアリーコレクション:133,798円(現在は対象外)
- メズム東京、オートグラフ コレクション:53,555円
- JWマリオット奈良:54,331円
- W大阪:70,963円
- ニューヨーク・マリオット・マーキス:トップオフ利用+1万ポイントで101,515円
年会費49,500円(税込)はヒルトンアメックスとヒルトンアメックスプレミアムの中間です。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
一般カードのマリオットボンヴォイ アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費を抑えたい場合は選択肢です。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
※SPGアメックスは新規募集が終了し、2022年2月24日からはMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード、プレミアカードになりました。
ヒルトンアメックスがおすすめの方
ヒルトンアメックスは年会費が16,500円(税込)で、リーズナブルなのが特徴です。
ヒルトン・オナーズのゴールド特典は無条件で得られて、年150万円のカードショッピングでウィークエンド無料宿泊特典を得られます。
ヒルトンゴールドは、マリオットボンヴォイのゴールドエリートにはない無料朝食の特典が大きなメリットです。
ヒルトングループのホテルに宿泊する機会がある方にとって有益なクレジットカードです。
ホテルブランド名 | 特徴 |
---|---|
ウォルドーフアストリア | 世界のランドマークホテルとして、最高級のサービスや体験を提供するラグジュアリーブランド |
LXR HOTEL | 卓越したサービスとその土地ならではの素晴らしい体験を提供する、個性豊かなホテルズやリゾートが揃ったラグジュアリーコレクション |
コンラッド | 現代の洗練された旅行者の皆様のニーズに合わせた、コンテンポラリーなスタイルやサービスをご提供 |
キャノピー by Hilton | 地域密着型のホテルブランドで、一人ひとりのライフスタイルに合った滞在を堪能可能 |
Signia by Hilton | 人気の高い都市やリゾート地で、ミーティングやイベントに最適な環境を提供する最高級ホテル |
ヒルトン | 6つの大陸に550以上のホテル&リゾートをもつヒルトンは、ホスピタリティ業界におけるグローバルリーダー |
キュリオ・コレクション | 地元ならではの魅力を求める旅行者のための個性的なホテルのコレクション |
ダブルツリー by Hilton | おもてなし、快適、スマート、人間味のある旅を届けるホテル |
Tapestry Collection | 個人旅行でも安心して利用できるホテルのコレクション |
エンバシー・スイーツ | 注文によって用意する無料朝食などを楽しめる、高級感あふれる全室スイートホテル |
Tempo by Hilton | 配慮の行き届いた設計と心弾むような雰囲気が魅力の、気軽に利用できるライフスタイル・ホテル |
Motto by Hilton | 世界各地の一等地で都会的な滞在を楽しめるマイクロホテル |
ヒルトン・ガーデン・イン | 仕事をスマートに進められる環境、バランスに優れた食事、快適な眠り、旅先のワークアウトを充足する各種アメニティで、自分へのご褒美を |
ハンプトン・イン | 品質、価値、変わらぬスタイル、サービスをいつも笑顔でお届け |
tru by Hilton | シンプルで元気のある、革命的な新ブランド。人生を思う存分愉しみ、人とのつながりを大切にする顧客の価値観に合ったサービスを提供 |
ホームウッド・スイーツ | Make Yourself at Home – 滞在が数日でも数ヵ月でも、自宅のようにくつろげる空間 |
ホーム2スイーツ | 全室スイートの長期滞在型ホテル |
ヒルトン・ガーデン・バケーションズ | 別荘を維持する煩わしさなしで、バケーションホームのあらゆるメリットを享受可能 |
ウィークエンド無料宿泊特典をコンラッド・キュリオコレクションなどの高級ホテルに使えば、35,000円~60,000円程度の金銭的価値を享受できます(国内のヒルトンのホテル一覧)。
こんな方におすすめ
- ヒルトングループをよく使う
- コストを抑えてヒルトンゴールドを取得したい
- 無料朝食がほしい
- カード利用が無料宿泊特典の年150万円に届く
これらに該当する方の場合、ヒルトンアメックスは年会費を超える金銭的便益を受けられるので、男女問わず万人にとってサブカードとしておすすめのクレジットカードです。
公式サイトヒルトン・オナーズ アメックス・カード 公式キャンペーン
ヒルトンアメックス・プレミアムカードがおすすめの方
ヒルトンアメックスの上位カードであるヒルトン・オナーズ アメックスプレミアムカードは、年200万円以上利用することでヒルトンダイヤモンドを取得でき、最大2回の無料宿泊券を取得できます。
- ヒルトンゴールド:無条件
- 年1泊のウィークエンド無料宿泊特典:無条件
- HPCJ入会優待:無条件
- ヒルトンダイヤモンド:年200万円のカードショッピング
- 1泊のウィークエンド無料宿泊追加:年300万円のカードショッピング
また、帰国時1個の手荷物無料宅配サービス、海外の航空機遅延費用保険、スマートフォン・プロテクション、リターン・プロテクション、キャンセル・プロテクションなども付帯します。
こんな方におすすめ
- ヒルトンダイヤモンドを取得したい
- 年300万円以上のカード利用と継続(無料宿泊が年2回に)
ヒルトンアメックスプレミアムカードは、ヒルトン・オナーズのダイヤモンドを取得できる希少なクレジットカードです。
他の日本発行カードでは、年会費が著しく高額なアメックスセンチュリオンしかヒルトンのダイヤモンドを得られる特典はありません。
また、ウィークエンド無料宿泊が無条件で付与されて、年300万円のカードショッピングなら+1泊となり、合計で2泊となるのがメリットです。
ウィークエンド無料宿泊はROKU KYOTO・コンラッド・キュリオコレクションなら1泊35,000円~93,000円になるので、2泊なら7万~12万円相当となります。
公式サイトヒルトンアメックス・プレミアムカード 公式キャンペーン
以下では、マリオットボンヴォイアメックスとヒルトンアメックスの相違点について、ポイント還元率・特典・保険・入会キャンペーンなどのディディールについて掘り下げて比較します。
年会費の比較
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム、ヒルトンアメックスの年会費は初年度から発生します。初年度無料という仕組みはありません。
カード名 | 本会員 | 家族会員 |
---|---|---|
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム | 49,500円 | 1枚無料、2枚目以降24,750円 |
ヒルトンアメックス | 16,500円 | 1枚無料、2枚目以降6,600円 |
ヒルトンアメックス・プレミアムカード | 66,000円 | 3枚無料、4枚目以降13,200円 |
ETCカードの年会費は無料。新規発行の際には850円(税抜)の発行手数料が必要ですが、初回のみでカード更新時は不要です。
ETCカードは年会費有料というクレジットカードもある中で、無料で維持できるのはナイスですね!
ポイント還元率の比較
マリオットボンヴォイアメックスは一般加盟店で100円(税込)ごとにマリオットボンヴォイのポイントを3ポイント得られます。マリオットグループのホテルではポイントが6%還元です。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードは、一般加盟店で100円(税込)ごとに2ヒルトン・オナーズ・ポイントを得られます。プレミアムカードは3%です。
一部還元率が半減したり、対象外となる加盟店があります。
ヒルトン・ポートフォリオ内のホテル・リゾートでカードを利用すると、ポイント還元率が一般カード3%、プレミアムカード7%となります。
直接ホテルに支払った金額のみが対象であり、じゃらん、楽天トラベル、一休.com、Booking.com、エクスペディア、Hotels.com、agodaといった旅行予約サイトでの事前決済は対象外です。
カード名 | 還元率 (カッコ内はマイル) | |
---|---|---|
一般加盟店 | ホテル | |
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム | 3% (1.25%) | マリオット:6% (2.5%) |
ヒルトンアメックス | 2% (0.2~0.3%) | ヒルトン:3% (0.3~0.45%) |
ヒルトンアメックス・プレミアムカード | 3% (0.3~0.45%) | ヒルトン:7% (0.7~1.05%) |
マリオットボンヴォイアメックスの利用で貯まるマリオットボンヴォイのポイントは、無料宿泊に利用するのもお得であり、マイル移行でも高還元率なのが特徴です。
6万ポイントを一度に航空マイルに交換した場合は、基本25,000マイルに移行できるのでマイル付与率は1.25%です。
プレミアムカードの場合のマイル還元率
- UAマイレージプラス:1.5%
- アメリカン航空、デルタ航空、アビアンカ航空、大韓航空:1.0%
- その他多くの航空会社:1.25%
1ポイント=2マイルと考えると、1ポイントの価値は約0.833~1円となります。
移行可能な航空マイルは、ANA、JAL、デルタ航空、ユナイテッド航空、アメリカン航空、シンガポール航空、ハワイアン航空、エミレーツ航空、カタール航空、エティハド航空など多種多様です。
マイルの価値については諸説がありますが、通説に則り1マイルの価値を2円と考えると、1ポイントの価値は1マイル2円換算だと約0.833~1円となります。
ヒルトンアメックスカードの利用で貯めたヒルトン・オナーズポイントは、国内外のヒルトンのホテル予約に利用可能。宿泊料金の精算にポイントとクレジットカードの併用で清算することもできます。
特典宿泊に必要なヒルトン・オナーズポイント数は、ホテル、客室、予約日、滞在日数によって異なります
ヒルトンのポイントの価値は概ね1ポイント0.3円~0.7円程度です。概ね実質的な価値は1ポイント=0.5円程度だと考えます。
ただし、繁忙期に高級ホテルに宿泊すると、1ポイント=1円前後で使えるケースもあります。
桜・紅葉の時期の京都や、円安期の海外もお得です。
無料宿泊にポイントが少し足りない場合は、セールでのバイポイントも可能です。
マリオットボンヴォイアメックスで貯まるマリオットボンヴォイのポイント、ヒルトンアメックスで貯まるヒルトンのポイント価値を比較すると下表のとおりです。
マリオットボンヴォイ | ヒルトン・オナーズ | |
---|---|---|
1ポイントの価値のレンジ | 概ね0.3~1円程度 (繁忙期は1ポイント1円超も) | 概ね0.3~0.7円程度 (繁忙期は1ポイント1円超も) |
マイル交換 | 60,000ポイント=25,000マイル (交換レート約0.4167) | 10,000ポイント=1,000~1,500マイル (交換レート約0.1~0.15) |
シンプルな価値 | 1ポイント=約0.833円 (マイル交換時) | 1ポイント=0.5円 (無料宿泊利用時の中心) |
マリオットボンヴォイアメックスの独自特典
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム、ヒルトンアメックスは、特典に大きな違いがあります。以下、掘り下げて比較。まずはマリオットボンヴォイアメックスの方を解説します。
マリオットボンヴォイアメックスの主なベネフィットは以下のとおりです。
主なメリット
- 1.25%のマイル還元率(約40社の航空マイルに移行可能)
- Marriott Bonvoy ゴールドエリートが自動付与
- Marriott Bonvoy プラチナエリートを獲得可能(年400万円以上のカードショッピング)
- 宿泊実績が年15泊プレゼント
- 世界中で利用可能な5万ポイントの無料宿泊特典が毎年1回プレゼント(年150万円以上のカードショッピングで)
- 無料宿泊特典に手持ちのポイントを加えて65,000ポイントのホテルまで宿泊可能(5万ポイント+α)
- ザ・リッツ・カールトンとセントレジス2連泊以上の宿泊で100ドル相当のプロパティクレジット(1米ドル115円だと11,500円)
- マリオットボンヴォイのポイントをよいレートで、ホテル宿泊や数多くの特典に交換可能(マリオットボンヴォイのポイントの価値)
なんといっても素晴らしいのは、通常は年50泊必要なプラチナエリート資格をカードショッピングで獲得・維持できる点です。
15泊分の宿泊実績は、ライフタイムプラチナエリート、チタンエリート、アンバサダーエリート獲得に役立ちます。
ウェスティンホテル東京、マリオット東京、セントレジスホテル大阪、クラブラウンジが秀逸なザ・プリンスギャラリー 東京紀尾井町, ラグジュアリーコレクションなどのホテルにお得に宿泊できます。
持っているだけで、上級会員であるマリオット ボンヴォイのゴールドエリート会員の資格も得られます。
主なメリット
- 無料の部屋アップグレード
- 14時までのレイト・チェックアウト
- 宿泊で得られるポイントが1米ドルごとに12.5ポイント(+25%のボーナスポイント)
- ウェルカムギフト(マリオットボンヴォイのポイントプレゼント)
宿泊実績を積めばヒルトン・オナーズのゴールド会員ともステータスマッチが可能です。
マリオットのプラチナチャレンジという制度を利用するか、マリオットボンヴォイアメックス プレミアムカードの保有&利用で、Marriott Bonvoyのプラチナエリート会員資格も容易に取得できます。
国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
※SPGアメックスは新規募集が終了し、2022年2月24日からはMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード、プレミアカードになりました。
年1回の無料宿泊(2名分)では、休前日だと年会費を上回る宿泊費のホテルに無料で宿泊できてしまいます(日本のマリオットのホテル一覧)。
三連休、ゴールデンウィーク、年末年始などの繁忙期で、ホテル代が高い時に利用しています!
過去の無料宿泊の実績
- 伊豆マリオットホテル修善寺:40,692円(税・サ込。以下同様)
- ウェスティン都ホテル京都:60,929円
- ルメリディアン台北:39,571円
- HOTEL THE MITSUI KYOTO ラグジュアリーコレクション:133,798円(現在は対象外)
- メズム東京、オートグラフ コレクション:53,555円
- JWマリオット奈良:54,331円
- W大阪:70,963円
- ニューヨーク・マリオット・マーキス:トップオフ利用+1万ポイントで101,515円
私はマリオットボンヴォイアメックスの年会費を、年1回の無料宿泊のみで回収しています。
もちろん無料宿泊時もゴールドエリート特典である客室アップグレード・レイトチェックアウト・ボーナスポイント等を享受できます。
マリオットボンヴォイアメックスは、お得な入会キャンペーンを開催しています。
ポイントはお得に航空マイルへ交換できますし、高級ホテルへの無料宿泊にも使えます。コスパが最強のアメックスであるマリオットアメックスへお得に入会できる特典です。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
※SPGアメックスは新規募集が終了し、2022年2月24日からはMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード、プレミアカードになりました。
ヒルトンアメックスの独自特典
一般カード・プレミアムカード共通の主要特典はゴールド・HPCJ入会優待・無料宿泊
ヒルトンアメックスはどちらもヒルトンゴールドを無条件で得られます。
ヒルトンのゴールド会員は、本来は年20滞在もしくは40泊が必要なステータスです。
主な特典
- 無料の客室アップグレード(エグゼクティブまで)
- 80%のボーナスポイント
- 無料朝食(会員と同室に宿泊の1名まで)
- 無料のボトルウォーター2本
- レイト・チェックアウト、エクスプレス・チェックアウト
- 優先チェックイン、無料Wi-Fi、デジタルチェックイン
- 2人目の方は宿泊無料(追加料金不要で部屋料金のみ)
ヒルトンゴールドは無料朝食があるのが、マリオットボンヴォイのゴールドエリートと比較した大きな優位性となっています。
また、ヒルトン・プレミアムクラブ・ジャパン(HPCJ)に一般カードは1万円で入会することが可能です。HPCJに入会後には1万円分の優待券をもらえます。
ヒルトンアメックスプレミアムカードの方は初年度無料となります。
2年目以降も料金1万円(税込)で1万円分の優待券を得られるので、実質無料で維持できます。
ヒルトンの上級会員資格に加えて、HPCJの特典も併用して利用可能です。
主なメリット
- 宿泊特典:HPCJ会員限定割引プラン(シンプルステイから25%OFF)
- レストラン特典:宿泊時20%OFF・その他10%OFF
- 年1回10,000円のプレゼント(宿泊・レストランに利用できる5,000円割引券2枚)
- ヒルトン・オナーズのシルバー会員(初年度)※ヒルトンアメックスカードがあればゴールドなので、この特典は意味なし
ヒルトンホテルで宿泊・食事する方にとってはお得な優待特典です。
HPCJは公式サイトではキャンペーンがなく、初年度から25,000円の年会費が発生します。ヒルトンアメックスカードがあれば、実質無料になってお得です。
ウィークエンド無料宿泊
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードは、年間で合計150万円以上利用し、カードを継続すると、ウィークエンド無料宿泊特典1泊分が毎年プレゼントされます。
プレミアム・カードの方はカード継続だけで、ウィークエンド無料宿泊特典1泊分が毎年プレゼントされます。また、年間で合計300万円以上カードショッピングすると、さらに1泊が追加されます。
対象カード | 基本カード会員のみ(家族カードは対象外) ※家族カードの利用分は本会員の利用分に合算 |
---|---|
有効期限 | 特典発行から1年間 |
対象ホテル | 世界中のヒルトン・オナーズのホテルのスタンダードルーム (コンラッド・キュリオコレクション等の高級ホテルも対象) |
利用可能日 | 金曜、土曜、日曜の夜 |
利用対象外 | 金~日ならいつでもOK(ブラックアウト・利用除外日なし) ※月~木は対象外 |
無料券の方式 | デジタルバウチャー(紙ではない) ※予約は電話、アプリのチャット |
ウィークエンド無料宿泊券は週末のみですが、ほぼすべてのヒルトングループのホテルで使えるので使い勝手が抜群に良好。コンラッド・ウォルドーフアストリア等の高いホテルも対象です。
対象外のホテルは「All-Inclusive Properties」「Distinctive Properties」のごく一部のみなので、高く評価できます。
コンラッド東京、コンラッド大阪、キュリオコレクションなどの高級ホテルに宿泊する場合、35,000円~60,000円程度する日が多いです(国内のヒルトンのホテル一覧)。
無料宿泊特典利用時だけで年会費はペイします。また、ヒルトンアメックスで付帯する上級会員資格の特典を受けられるので、ホテルで過ごすだけで高い満足度が生じます。
ウィークエンド無料宿泊特典は、ブラックアウト期間はありません。年末年始・ゴールデンウィーク、連休でも、金曜日~日曜日であれば無料宿泊できます。
ヒルトングループ最高級のROKU KYOTOも対象の点がパワフル。マリオットボンヴォイアメックスの無料宿泊と比較しても素晴らしいクオリティです。
したがって、繁忙期に宿泊すると、無料宿泊券の価値が数万円になるケースもあります。国内では以下3つのホテルがおすすめです。
ホテル名 | 価格の目安 | ||
---|---|---|---|
最低 | 土曜 | GW | |
コンラッド東京 | 35,420 | 48,070 | 60,720 |
旧軽井沢KIKYOキュリオ・コレクションbyヒルトン | 39,776 | 68,725 | 101,280 |
コンラッド大阪 | 57,525 | 84,039 | 84,039 |
その他も、12月31日から関東のホテルに宿泊する場合、1ポイント1円超で宿泊できるホテルが複数ありました。
ホテル名 | 料金 (税・サ抜) |
---|---|
ヒルトン東京 | 81,340 |
ヒルトン東京お台場 | 74,385 |
コンラッド東京 | 147,000 |
12月31日が金曜~日曜だった場合は、大きな金銭的価値が生じるベネフィットです。
プレミアムカードの独自特典ではダイヤモンドが秀逸
ヒルトンアメックス・プレミアムカードの方は、なんとヒルトン・オナーズの最上級資格であるダイヤモンドの特典を得られます。
ヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムカードを年200万円以上利用すると、ヒルトン・オナーズのダイヤモンド会員になれます。
ダイヤモンドステータスは達成した年の翌年の12月末まで有効です。例えば2024年に達成した場合、2025年12月末までとなります。
時期 | 利用額条件を達成してから3ヶ月以内に付与 |
---|---|
対象 | 基本カード会員のみで家族会員は対象外 (カード利用額は家族カードも対象) |
利用期間 | 毎年1月1日~12月31日 →達成から暦年の12月末まで有効 |
ヒルトンのダイヤモンド会員は、本来は年30滞在もしくは60泊が必要なステータスです。
主なメリット
- 1ベッドスイートを含む客室アップグレード
- エグゼクティブラウンジ(一部ホテルは対象外)
- 朝食無料
- ポイントもしくはスナック&飲み物をプレゼント(ホテルによって内容は相違)
- +100%のボーナスポイント
- 48時間客室保証
- 年60泊達成時は他の会員にゴールド資格を贈呈可能、年100泊達成時はダイヤモンドを贈呈可能
ヒルトン、コンラッド、ダブルツリーbyヒルトン、ウォルドーフアストリア等のヒルトングループのホテルにおいて、最上級のVIP待遇を享受できます。
ダイヤモンド特典はヒルトン公式サイト等での直接予約時に対象となり、じゃらん、楽天トラベル、一休.com、Booking.com、エクスペディア、Hotels.com、agodaといった旅行予約サイト経由は対象外です。
特に嬉しいのが、1ベッドスイートを含む客室アップグレード、エグゼクティブラウンジ(クラブラウンジ)の無料特典です。
豪華なスイートルームで快適なホテルステイを堪能できます。
リラックスできるエグゼクティブラウンジにて、カフェタイムはケーキ・クッキー・チョコ・スナック・フルーツ・ドリンク、カクテルタイムはアルコール・食事を堪能できます。
日中は空いていることが多いので、スイーツを食べてコーヒーを飲みながら、パソコン作業に集中することも可能です。
実際にヒルトンアメックスプレミアム特典のヒルトンダイヤモンドの状態で、無料宿泊特典を使ったところ、10万円超のスイートルームにアップグレードしていただきました。
コンラッド香港のピークスイートは快適。ヒルトンアメックスプレミアムの無料宿泊の価値が10万円超に昇華!
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🎀GOLD&無料宿泊&HPCJ実質0円https://t.co/0Lx6GduETqhttps://t.co/AsK7wIgatg… https://t.co/o5McNWgfst pic.twitter.com/7mpy9m3fA3
— まつのすけ (@matsunosuke_jp) October 7, 2023
ヒルトン・オナーズのダイヤモンド特典については、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカードの保有&利用だけで、最上級会員資格を得られるのはエッジが効いています。
公式サイトヒルトン・オナーズ アメックス・プレミアムカード 公式キャンペーン
無料宿泊特典の比較
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム、ヒルトンアメックスの主なベネフィットは、上級会員資格と無料宿泊特典です。
この項では無料宿泊について掘り下げて比較します。
マリオットアメックスプレミアム | ヒルトンアメックス | |
---|---|---|
条件 | 年150万円以上利用で1泊 | 一般カード:年150万円以上利用で1泊 プレミアムカード:1泊は無条件、年300万利用で+1泊 |
利用可能な曜日 | 空室があれば何曜日でもOK | 金・土・日曜日 |
無料宿泊の対象 | ・マリオットボンヴォイのホテル ・50,000ポイント以下のホテルが対象 | ・ヒルトン・オナーズのホテル ・ごく一部を除いて大部分が対象 |
マリオットアメックスプレミアムの無料宿泊は、カードショッピングの条件があります。
曜日は限定されておらず、平日でも利用できます。ただし、対象はマリオットボンヴォイのポイントの無料宿泊で50,000ポイント以下のホテルです。
一定の制約はありますが、毎年マリオットボンヴォイアメックスの年会費を超えるホテルに無料宿泊できています。
過去の無料宿泊の実績
- 伊豆マリオットホテル修善寺:40,692円(税・サ込。以下同様) ※当時の年会費は33,480円(税込)
- ウェスティン都ホテル京都:60,929円
- ルメリディアン台北:39,571円 ※当時の年会費は33,480円(税込)
- HOTEL THE MITSUI KYOTO ラグジュアリーコレクション:133,798円(現在は対象外)
- メズム東京、オートグラフ コレクション:53,555円
- JWマリオット奈良:54,331円
- W大阪:70,963円
- ニューヨーク・マリオット・マーキス:トップオフ利用+1万ポイントで101,515円
マリオットボンヴォイアメックスの無料宿泊特典では、年会費を超えるホテルに宿泊できるので、それだけで年会費はペイします。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
※SPGアメックスは新規募集が終了し、2022年2月24日からはMarriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・カード、プレミアカードになりました。
他方、ヒルトンアメックスの無料宿泊特典は、利用対象外のホテルがごく一部ですが、利用できる日に制約があります。
ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードは、年間で合計150万円以上利用し、カードを継続すると、ウィークエンド無料宿泊特典1泊分が毎年プレゼントされます。
プレミアム・カードの方はカード継続だけで、ウィークエンド無料宿泊特典1泊分が毎年プレゼントされます。また、年間で合計300万円以上カードショッピングすると、さらに1泊が追加されます。
対象カード | 基本カード会員のみ(家族カードは対象外) ※家族カードの利用分は本会員の利用分に合算 |
---|---|
有効期限 | 特典発行から1年間 |
対象ホテル | 世界中のヒルトン・オナーズのホテルのスタンダードルーム (コンラッド・キュリオコレクション等の高級ホテルも対象) |
利用可能日 | 金曜、土曜、日曜の夜 |
利用対象外 | 金~日ならいつでもOK(ブラックアウト・利用除外日なし) ※月~木は対象外 |
無料券の方式 | デジタルバウチャー(紙ではない) |
ウィークエンド無料宿泊券は週末のみですが、ほぼすべてのヒルトングループのホテルで使えるので使い勝手が抜群に良好。コンラッド・ウォルドーフアストリア等の高いホテルも対象です。
対象外のホテルは「All-Inclusive Properties」「Distinctive Properties」のごく一部のみなので、高く評価できます。
コンラッド東京、コンラッド大阪、キュリオコレクションなどの高級ホテルに宿泊する場合、35,000円~60,000円程度する日が多いです(国内のヒルトンのホテル一覧)。
ヒルトンアメックスも、無料宿泊特典利用時だけで年会費はペイします。
ウィークエンド無料宿泊特典は、ブラックアウト期間はありません。年末年始・ゴールデンウィーク、連休でも、金曜日~日曜日であれば無料宿泊できます。
ヒルトングループ最高級のROKU KYOTOも対象の点がパワフル。マリオットボンヴォイアメックスの無料宿泊と比較しても素晴らしいクオリティです。
したがって、繁忙期に宿泊すると、無料宿泊券の価値が数万円になるケースもあります。
例えば12月31日から関東のホテルに宿泊する場合、1ポイント1円超で宿泊できるホテルが複数ありました。
ホテル名 | 料金 (税・サ抜) |
---|---|
ヒルトン東京 | 81,340 |
ヒルトン東京お台場 | 74,385 |
コンラッド東京 | 147,000 |
ヒルトン成田 | 36,691 |
12月31日が金曜~日曜だった場合は、大きな金銭的価値が生じるベネフィットです。
デメリット
クレジットカード選びにおいては、利点だけではなく欠点にも注意を払う必要があります。
これまではメリットについてフォーカスを当ててきましたが、以下ではデメリットについて比較します。
マリオットボンヴォイアメックスとヒルトンアメックスには共通の欠点が存在しています。
年会費が高い
マリオットボンヴォイアメックスもヒルトンアメックスも、年会費は他社ゴールドカード~プラチナカード級となっています。
マリオットボンヴォイもしくはヒルトン・オナーズのホテル宿泊に興味がない方、とにかくコストカットしたい方にとっては向いていません。
ホテル宿泊以外で年会費を取り戻せるカードや、年会費無料カードがおすすめです。
家族カードは主要特典が対象外
マリオットボンヴォイアメックスの家族カードは、無料宿泊特典、ゴールドエリートは対象外です。
また、ヒルトンアメックスの家族カードも、ウィークエンド宿泊特典、ステータス特典、入会キャンペーンは対象外になります。
どっちも家族カードには大きなメリットがありません。家族カードのメリットが大きいのは、アメックス・プラチナです。
コンシェルジュとプライオリティ・パスがない
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム、ヒルトンアメックスには、コンシェルジェやプライオリティ・パスのサービスがありません。
これらの特典が付帯しているのはアメックスプラチナです。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- 国内旅行保険
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
- 航空便遅延保険
年会費(税込) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
165,000円 | 4人無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
1.0% | 0.8~1.0% | メンバーシップ・リワード |
- 4つのホテルの上級会員資格
- フリーステイギフトで年1回無料宿泊
- ハワイも対象のコース料理1名分無料サービス
- 充実の付帯保険(スマホ・家電・ゴルフ・個人賠償責任保険・返品・旅行キャンセルまで補償)
- アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション
アメックスブランドのクレジットカード共通の短所
アメリカン・エキスプレスブランドのクレジットカードに共通する短所も存在しています。
主なデメリット
- 海外で使える店舗数が少ない
- キャッシングが利用不可
- 電子マネーチャージに弱い
アメックスカード共通の難点については、以下に集約しています。
マリオットボンヴォイアメックスとヒルトンアメックスの2枚持ちもおすすめ
マリオットボンヴォイアメックスとヒルトンアメックスは、2枚持ちもおすすめです。
世界一のホテルグループであるマリオットボンヴォイ、世界2位のヒルトン・オナーズを幅広くカバーできるので、まさに無双のトラベル特典が具現化します。
マリオットボンヴォイアメックスとヒルトンアメックスを2枚持ちすることで、世界No.1とNo.2のホテルの上級会員資格を得られます。
また、それぞれのホテルグループでの無料宿泊特典も得られるので、上質で快適なホテルステイが具現化します。
ヒルトンのポイントの価値は1ポイント=0.5円で、マリオットボンヴォイのポイントの価値は1ポイント=約0.833円(1マイル=2円換算)です。
ヒルトンアメックスで一般加盟店にて年150万円利用すると、30,000ポイント(実質15,000円)を得られます。
マリオットボンヴォイアメックスで年150万円使った場合は、45,000ポイントで実質37,500円となります。
22,500円の差となるので、マリオットボンヴォイアメックスにヒルトンアメックスを追加した場合、ヒルトンアメックスの年会費の16,500円(税込)が加わり、39,000円のコストアップとなります。
これで無料宿泊+ヒルトンゴールド+HPCJ実質無料の特典が加わります。
コンラッド東京・コンラッド大阪・キュリオコレクション・ROKU KYOTO等に無料宿泊を利用すれば35,000円~100,000円程度になるので、多くの時期ではそれだけでペイします。
マリオットボンヴォイアメックスにヒルトンアメックスプレミアムカードを追加する場合、ヒルトンアメックスプレミアムを年300万円利用すると、90,000ポイント(実質45,000円)となります。
マリオットボンヴォイアメックスは90,000ポイントで実質75,000円なので、30,000円の差があります。+年会費の66,000円(税込)が加わり、96,000円のコストアップです。
これで、無料宿泊2泊+ヒルトンダイヤモンド+HPCJ実質無料の特典が加わります。
コンラッド東京・コンラッド大阪・キュリオコレクション等に2泊ステイすると、7万円~20万円になるので、ダイヤモンド特典を合わせしてペイすると考えられます。
1ベッドスイートへアップグレードされたら、絶大な価値が生じます。
まとめ
マリオットボンヴォイアメックスプレミアム、ヒルトンアメックス、ヒルトンアメックス・プレミアムカードの比較一覧を再掲します。
項目 | マリオットアメックスプレミアム | ヒルトンアメックス | ヒルトンアメックス プレミアム | |
---|---|---|---|---|
カードフェイス | ||||
年会費(税込) | 本会員 | 49,500円 | 16,500円 | 66,000円 |
家族会員 | 1枚無料、2枚目以降24,750円 | 1枚無料、2枚目以降6,600円 | 3枚無料、4枚目以降13,200円 | |
ETCカード | 無料 | 無料 | 無料 | |
ポイント還元率 | 一般加盟店:3% マリオット:6% | 一般加盟店:2% ヒルトン:3% | 一般加盟店:3% ヒルトン:7% | |
有効期限 | 最終加算から24ヶ月 | 最終加算から15ヶ月 | 最終加算から15ヶ月 | |
ホテルの上級会員資格 | マリオットボンヴォイ ゴールド (無条件) プラチナ (年400万利用) | ヒルトン・オナーズ ゴールド (無条件) | ヒルトン・オナーズ ゴールド (無条件) ダイヤモンド (年200万利用) | |
カード継続特典 | 5万ポイントまで対象の無料宿泊1泊 (年間150万円以上利用と継続) | ウィークエンド宿泊特典1泊 (年間150万円以上利用と継続) | ウィークエンド宿泊特典2泊 (1泊は無条件、 年300万円利用と継続で+1泊) | |
その他ホテル特典 | 15泊分の宿泊実績 (マリオットボンヴォイ) | ヒルトン・プレミアム・クラブ・ジャパンの入会が実質無料 (対象ホテルが25%OFF・レストラン最大20%OFF) | ||
空港ラウンジ | ◯ | ◯ | ◯ | |
コンシェルジュ プライオリティ・パス | – | – | – | |
空港手荷物無料宅配 | 帰国時1個 | 帰国時1個 | 帰国時1個 | |
海外旅行傷害保険 (カッコ内は家族) | 海外旅行傷害保険 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高1億円 (1,000万円) | 最高3,000万円 (1,000万円) | 最高1億円 (1,000万円) | |
傷害・疾病治療費用 | 最高300万円 (200万円) | 最高100万円 (同額) | 最高300万円 (200万円) | |
賠償責任 | 最高4,000万円 (同額) | 最高3,000万円 (200万円) | 最高4,000万円 (同額) | |
携行品 | 最高50万円 (同額) | 最高30万円 (同額) | 最高50万円 (同額) | |
救援者費用 | 最高400万円 (300万円) | 最高200万円 (同額) | 最高400万円 (300万円) | |
家族特約 | ◯ | ◯ | ◯ | |
航空機遅延費用保険 | 海外最高2万円 (同額) | – | 海外最高2万円 (同額) | |
航空機預託手荷物遅延費用 | 海外最高2万円 (同額) | – | 海外最高2万円 (同額) | |
航空機預託手荷物紛失費用 | 海外最高4万円 (同額) | – | 海外最高4万円 (同額) | |
国内旅行傷害保険 | 適用条件 | 利用付帯 | 利用付帯 | 利用付帯 |
死亡・後遺障害 | 最高5,000万円(1,000万円) | 最高2,000万円(1,000万円) | 最高5,000万円(1,000万円) | |
入院保険金(日額) | – | – | – | |
手術費用保険金 | – | – | – | |
通院保険金(日額) | – | – | – | |
家族特約 | ◯ | ◯ | ◯ | |
ショッピング保険 (90日間) ※自己負担1事故1万円 | 年最高500万円 | 年最高200万円 | 年最高500万円 | |
スマートフォン・プロテクション | 年3万円限度 | – | 年3万円限度 | |
リターン・プロテクション | 年最高15万円 | – | 年最高15万円 | |
キャンセル・プロテクション | 年最高10万円 | – | 年最高10万円 | |
オンライン・プロテクション | ◯ | ◯ | ◯ | |
ポイント対象の電子マネー | Apple PayのQUICPay | |||
ポイント対象のPay | au PAY、d払い | |||
アメックス共通優待 | アメックスオファー、デポジット等 | |||
申し込み資格 | 20歳以上の正社員・個人事業主など |
マリオットボンヴォイアメックスは、年400万円以上のカードショッピングが容易なら、おすすめクレジットカードの一角です。
国際ブランド |
---|
電子マネー・Pay・NFC決済 |
---|
- ETC
- 家族カード
- リボ払い
- ショッピング保険
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- 航空便遅延費用補償
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
45,000円 | 1枚無料 | 約1週間 |
基本還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
3.0% | 1.25% | マリオットボンヴォイのポイント |
- 世界中で利用可能な無料宿泊特典(5万ポイント迄)が毎年1回プレゼント(年150万円以上の利用)
- 無条件でMarriott Bonvoyのゴールドエリート会員(通常は年25泊必要)
- 年400万円の利用でプラチナエリート
- 年15泊の宿泊実績
- 対象ホテルでポイント2倍
ヒルトンアメックスも上級会員ステータス&無料宿泊だけで年会費を超える金銭的価値を享受できるので、マリオットボンヴォイアメックスとの2枚持ちもおすすめです。
年300万円以上カードショッピングする方は、ダイヤモンド&無料宿泊+1泊がお得なので、プレミアムカードがおすすめです。
カードスペックを総合考慮すると、どちらもエッジが効いており、魅力的なクレジットカードです。
お得な入会キャンペーンも開催されています。
ヒルトンアメックスはメインカード、サブカードの両方として大いなる魅力があるクレジットカードです。
ヒルトンアメックスがおすすめ
- コストを抑えてヒルトンゴールドを取得したい
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ヒルトンアメックスプレミアムがおすすめ
- ヒルトンダイヤモンドを取得したい
- 年300万円以上のカード利用と継続(無料宿泊が年2回に)
どちらも素晴らしい魅力を誇っているハイ・クオリティー・カードです。ニーズ・ライフスタイルによって優劣は決まります。
その他、ホテルにお得なクレジットカードは以下をご参照ください。