イオン銀行に講座があると、「イオン銀行キャッシュ+デビット」という年会費無料デビットカードを利用できます。
イオン銀行のICキャッシュカード、電子マネーWAON、JCBデビットカードの三位一体型のカードです。
イオン銀行キャッシュ+デビットのメリット、デメリット、お得な使い方についてまとめます。
目次
イオン銀行キャッシュ+デビットとは
イオン銀行の「イオン銀行キャッシュ+デビット」は、中学生を除く15歳以上から申し込むことができるカードです。高校生でも使えます!
ただし、所定の確認は行われます。ブラックリストに載っていたり、暴力団などの反社会組織に属している場合などは、発行できない場合があります。
気になる年会費は、既存のVISAデビットカードと同様に無料。カードフェイスは、一般、スージー・ズー、スィーツの三種類です。
JCBのデビットカードであり、JCB加盟店で原則としてクレジットカードのように使えます。
インターネットでのカード決済や、海外でのショッピング・海外ATMでも利用可能です。毎月の保険料の支払いなど、ごく一部に使えないサービスや店舗もあります。
- ガソリンスタンド
- 高速道路通行料金、機内・車内販売
- 一部のタクシー
- カード番号を登録して継続的に利用額を支払う登録型加盟店(インターネットサービスプロバイダ、保険会社、公共料金など)
NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル(Y! mobile)の携帯電話料金の支払いには利用できます。
また、原則として審査がないのがメリットです。クレジットカードを作れない場合は、デビットカードを活用するとお得です。
高校生でクレジットカードを保有するのはハードルが高いので、ネット通販でのお買い物や、アプリ・ゲーム等の課金の際には、デビットカードを使うと便利です。しかも得することができます。
イオン銀行のICキャッシュカードを兼ねているので、イオン銀行のATMで入出金が可能です。ATM手数料は通常のイオン銀行のキャッシュカードと同一です。
また、電子マネーWAON機能も搭載しています。WAON払いで0.5%のWAONポイントを得られます。
WAONはイオングループだけではなく、マクドナルド、吉野家、ビックカメラ、ヤマト運輸などでも利用可能です。

JALマイルが貯まるJMB WAONの詳細については、以下で徹底解説しています。

ポイント還元率は0.5%~1%
イオン銀行キャッシュ+デビットは、利用金額に応じてポイントがたまります。
カードショッピング利用200円(税込)ごとに、WAON POINTが1ポイント貯まります。還元率0.5%です。
税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。税抜980円(税込1,078円)といった場合は端数が無駄になりにくく効率的にポイントが貯められます。
全国のイオン、イオンモール、ダイエー、マックスバリュ、ウエルシア薬局などイオングループの対象店舗では、200円(税込)ごとに2ポイントが付与されます。還元率が1%にアップします。
イオングループの対象店舗にてWAONでお買い物すると還元率が2倍となります。
なお、イオンカードセレクトでチャージしたWAONで決済すると、WAONチャージ時の0.5%+利用時の1.0%で合計1.5%還元となります。

貯めた「WAON POINT」は、電子マネーWAONポイントや商品との交換ができます。
WAON POINTの有効期間は最長2年間です。WAONに交換できるので現金同様の価値があります。
WAONポイントはイオングループ以外でも多種多様なお店で利用可能ですので、基本的にはWAONポイントへの交換が使いやすいです。
ジャンル | 店名 |
---|---|
ショッピングセンター/スーパー等 | イオン、イオンスーパーセンター、イオンタウン、イオンモール、ダイエー、ダイエーグルメシティ、マックスバリュ、マックスバリュエクスプレス、ウェルマート、キミサワ、コーヨー、ザ・ビッグ、サンデー、ホームセンタージョイ、東急プラザ、ピーコックストア、ビブレ、フォーラス、ホームワイド、まいばすけっと、マルナカ、ジャパン、フジ、ディスカウントマーケット アコレ、千歳アウトレットモール・レラ、JRタワー |
コンビニ | ファミリーマート、ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100、ポプラ、生活彩家、ミニストップ、スリーエイト、セイコーマート |
薬局・ドラッグストア | イオンボディ、ウェルシア、ドラッグストアウェルネス、くすりの福太郎、ダックス、ツルハドラッグ、スギ薬局、ジャパン、ハックドラッグ、レディ薬局、キリン堂、セイムス、サツドラ、キリン堂・サーバ(一部対象外) |
家電 | ビックカメラ、エディオン、コジマ、ソフマップ、Joshin、ケーズデンキ |
その他ショッピング | BLUE SKY(空港店舗)、コカ・コーラ自動販売機(一部対象外)、TSUTAYA、イオンバイク、イオンリカー、グリーンボックス、酒ゃビッグ、スポーツオーソリティ、武田メガネ、未来屋書店、メガネのヨネザワ、R.O.U |
カーライフ等 | ヤマト運輸、コスモ石油、大和自動車タクシー、NEXCO西日本・東日本・中日本、JB本四高速・首都高(一部不可)、阪神高速 |
飲食店 | マクドナルド、吉野家、コメダ珈琲店、オリジン弁当、上島珈琲店、CoCo壱番屋、はなまるうどん、かっぱ寿司、小僧寿し、ステーキのどん、安楽亭、七輪焼肉 安安、中華東秀、ドミノ・ピザ、CoCo壱番屋・餃子の王将・バーガーキング(一部対象外) |
ホテル | ホテルJALシティ、ニッコー・ホテルズ、藤田観光(ワシントンホテル・グレイスリー・椿山荘等)、ルートインホテルズ |
エンタメ | USJ、イオンシネマ、タイトーステーション、ラウンドワン、PayPayドーム |
WAONポイント以外で主に交換できるものは以下の通りです。
商品名 | WAON POINT | 交換先 | 備考 |
---|---|---|---|
イオン商品券 | 1,000P | 1,000円 | 交換手数料250P 1,000P以上500P単位 |
JCBギフトカード | 1,000P | 1,000円 | 交換手数料250P 1,000P以上1,000P単位 |
JALマイル | 1,000P | 500マイル | 1,000P以上500P単位 |
dポイント 1,000ポイント | 1,000P | 1,000P | 1,000P以上500P単位 |
ワタミグループ食事券 | 2,000P | 2,000円 | - |
イーハート食事券 | 2,700P | 3,000円 | - |
4,500P | 5,000円 | - | |
イオンシネマ ペア映画鑑賞券 | 3,000P | 2名分 | - |
ユニバーサル・スタジオ・ジャパン スタジオ・パス | 7,700P | 1名分 | - |
15,400P | 2名分 | - | |
公益社団法人 国土緑化推進機構への寄付 | 1,000P | 1,000円 | 1,000P以上500P単位 |
社会福祉法人 日本点字図書館への寄付 | 1,000P | 1,000円 | 1,000P以上500P単位 |
ベネッセポイント | 1,000P | 1,000P | ベネッセ・イオンカード (WAON一体型)限定 1,000P以上500P単位 |
Suicaへのチャージ | 1,000P | 1,000円 | イオンSuicaカード限定 1,000P以上1,000P単位 |
JRキューポへの移行 | 1,000P | 1,000P | イオンSUGOCAカード限定 1,000P以上1,000P単位 |
カスミ商品券 | 1,000P | 1,000円 | KASUMIカード限定 交換手数料250P 1,000P以上500P単位 |
E-NEXCOポイント | 1,000P | 1,000P | イオンE-NEXCO passカード (WAON一体型)限定 1,000P以上500P単位 |
ETC無料通行への移行 | 1,000P | 1,000円 | イオンNEXCO中日本カード (WAON一体型)限定 1,000P以上1,000P単位 |
ツーリスト旅行券 | 1,000P | 1,000円 | KNTカード限定 1,000P以上1,000P単位 |
コジマポイント | 1,000P | 1,000P | コジマ×ビックカメラカード限定 1,000P以上500P単位 |
概ね1ポイント1円程度の交換レートです。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンのスタジオ・パスの価格は変動性で最低でも税込8,400円なので、1ポイントが約1.09円以上となりお得感があります。
これ以外にも多種多様な商品と交換できます。WAON POINTは現金同様に使いやすいポイントです。
イオンカードの特典も!イオン等で5%OFF
イオン銀行キャッシュ+デビットはイオンカードの一種なので、イオンカードの各種特典もあります。
イオングループでのお買い物がお得になります。イオンカードと比較しても、コアのメリットは受けられます。イオンデビットカード(VISA)よりも特典が充実しています。
都心部ですとマックスバリュが多いですね。マックスバリュ・エキスプレスという小型店もあります。
「お客さま感謝デー」は5%OFF!
毎月20・30日は、イオングループ各店舗でのイオン銀行キャッシュ+デビット利用・提示で、お買い物代金が5%OFFになります。
対象店舗
- イオン、マックスバリュ、ビブレ、メガマート、イオンスーパーセンター
- ダイエー、グルメシティ
- マジックミシン、ミスタークラフトマン、スポーツオーソリティ、コックス、ニューステップ、クレアーズ
イオンネットスーパー・イオンショップは対象外となります、その他専門店など一部対象外となる店舗があります。
毎月2万円イオンでお買い物しているとすると、20・30日に集中させたら1ヶ月あたり1,000円、1年で12,000円も節約することができます。
イオン銀行キャッシュ+デビットを活用して買い物したら、それだけで大きなリターンとなります。
イオンデビットカードで1ヶ月に3万円お買い物すると、1年間なら18,000円、3年で54,000円です^^
1ヶ月あたり 利用金額 | 割引額 | ||||
---|---|---|---|---|---|
1年 | 3年 | 5年 | 7年 | 10年 | |
10,000 | 6,000 | 18,000 | 30,000 | 42,000 | 60,000 |
20,000 | 12,000 | 36,000 | 60,000 | 84,000 | 120,000 |
30,000 | 18,000 | 54,000 | 90,000 | 126,000 | 180,000 |
40,000 | 24,000 | 72,000 | 120,000 | 168,000 | 240,000 |
50,000 | 30,000 | 90,000 | 150,000 | 210,000 | 300,000 |
60,000 | 36,000 | 108,000 | 180,000 | 252,000 | 360,000 |
70,000 | 42,000 | 126,000 | 210,000 | 294,000 | 420,000 |
毎月10日はポイント5倍
毎月10日は「ありが10デー」であり、WAON払いでポイント5倍となります。なんと還元率2.5%です!
全国のイオン・イオンスタイル(北海道・九州地区を除く)にて、WAONで支払うとWAONポイントが5倍となります。これも強力な特典ですね^^
AEONCARD Wポイントデー
毎月10日はイオングループ以外の全加盟店で利用した場合でも、WAON POINTが2倍(還元率1.0%)となります。
イオングループはいつでもポイント2倍(還元率1.0%)ですが、対象外の一般加盟店でも月1回はお得になる日があります。
電子マネー決済でもお得
イオングループの対象店舗にてWAONでお買い物すると還元率が2倍となります。
なお、イオンカードセレクトでチャージしたWAONで決済すると、WAONチャージ時の0.5%+利用時の1.0%で合計1.5%還元となります。

「G.G感謝デー」は5%OFF
55歳以上の会員ですと、毎月15日にイオン銀行キャッシュ+デビットで決済すると、請求時にお買い物代金が5%OFFとなります。
イオンカードはイオングループはいつでもポイント2倍なので、二重でお得になります。将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、お得な仕組みも一つだけよりは二つが嬉しいですね。
イオンネットスーパーでの利用は対象外で、また専門店など一部対象外店・対象外商品があります。
イオン銀行キャッシュ+デビットでも、シルバー優遇の施策が取り入れられています。55歳以上だと5%割引の日が1日増えるのでかなりお得ですね!
ショッピング保険があって安心
イオン銀行キャッシュ+デビットにはショッピング保険があります。デビットカードで購入した1品5,000円以上の商品が対象です。WAON払いは対象外です。
偶然による事故(破損事故、火災事故、盗難事故)で購入日から180日以内に被害を受けた場合、年間50万円(税込)まで補償されます。
宝石貴金属・コンタクトレンズ・自転車等、一部補償対象とならない商品や補償できない場合があります。
年会費無料のクレジットカードやデビットカードだと、ショッピング保険は「海外での利用かリボ払いのみ」といった制約がついていることがほとんどです。
イオン銀行キャッシュ+デビットはデビットカードですので1回払いしかありません。
手数料無料で使う頻度が多い国内での1回払いでも、ショッピング保険の対象なのが大きなメリットです。
もちろん、カード盗難保障も無料付帯しています。紛失・盗難によってイオン銀行キャッシュ+デビットを不正利用された場合でも、紛失の届け出が受理された日を含めて61日前に遡って損害額が補填されます。
これは大きな安心ですね。一部の年会費無料クレジットカードには、紛失時の補償がないカードがあります。
5,000円以上の商品なら自己負担額がないのもメリットです。例えば2万円の商品に事故があった場合、保険金は15,000円ではなく2万円満額が出ます。
壊したり無くしやすいスマホも補償の対象なのが卓越したメリット。他社カードのショッピング保険はスマートフォンが対象外のことが多いです。
スマホがショッピング保険の対象なのは、月会費1,000円(税抜)のアメリカン・エキスプレス・グリーン・カード、年会費22,000円(税抜)のダイナースクラブカード等のみです。
年会費無料でスマホが補償対象なのは秀逸です。キラリと光るエクセレントな魅力が燦然たる輝きを放っています。
クレジットカードの専門家でいらっしゃる菊地崇仁さんも、イオンカードのショッピング保険について高く評価しています。

ネット通販がお得に
イオン銀行キャッシュ+デビットは「イオンカードポイントモール」というモールを経由して、ネット通販でお買い物するとポイントがアップします。代表的な店舗は下表のとおりです。
ジャンル | 名前 | 還元率 |
---|---|---|
総合通販 | 楽天市場 | 0.5% |
Yahoo!ショッピング | 0.46% | |
ドラッグストア | マツモトキヨシオンラインストア | 1.9% |
イオングループ | イオンショップ | 0.5% |
イオンネットスーパー | 0.5% | |
AEON de WINE | 1.5% | |
イオンスタイルオンライン | 3.5% | |
旅行 | エクスペディア | 2.5% |
楽天トラベル | 0.5% | |
じゃらん | 1.0% | |
音楽・書籍 | 楽天ブックス | 0.5% |
HMV & BOOKS online | 1.0% | |
家電 | ビックカメラ.com | 0.5% |
ヤマダウェブコム | 0.47% |
ふるさと納税サイトでは、ふるさとチョイス、楽天ふるさと納税、ふるなび、さとふる、ふるさとプレミアム、au PAY ふるさと納税、ふるさと本舗などが揃っています。
Amazonが1%、LOHACOが1.5%、爽快ドラッグが2.5%、エクスペディアが3%の還元率となるのはメリットです。
イオンシネマでの映画鑑賞が割引
イオンシネマの映画一般通常料金(税込1,800円か1,700円)をイオン銀行キャッシュ+デビットを提示すると、300円OFFとなる特典があります。
カード会員だけではなく、同伴者1名も割引が受けられます。1枚で2名まで300円引きになり、合計600円の割引です。
イオンシネマで映画を見る機会がある場合はすかさず提示しましょう!
優待加盟店の利用でポイントが貯まる
AEONCARD ポイントクラブの優待加盟店でベネッセ・イオンカードを利用すると、規定の倍率でWAON POINTがたまります。
2倍は還元率1%・3倍は1.5%・5倍は2.5%です。コスモ石油、JAL、ワタミグループあたりは利用している方が多いでしょう。
- コスモ石油:2倍
- 日本航空:2倍(オンラインショップ)
- ツヴァイ:2倍
- ワタミグループ:2倍
- タカキュー:2倍
- ルネサンス:2倍
- 得タク:3倍
- RHトラベラー:3倍(オンラインショップ)
- サンエックスネットショップ:2倍(オンラインショップ)
- アート引越センター:2倍
- 神戸・三宮センター街:2倍
実際にJAL航空券を購入したところ、見事にポイント2倍になりました!
イオンワールドデスクで海外旅行サポート
世界15ヶ国22ヶ所に「イオンワールドデスク」の拠点があります。年末年始の5日間を除いて年中無休です。
トラブル・緊急時・アシスタンスサービス、インフォメーション、予約、ビジネスサポートサービスが受けられます。
海外旅行に行った際にもサポートが受けられるので、頼りになります。
エリア | 都市名 |
---|---|
アメリカ・カナダ | ニューヨーク、ロサンゼルス、ホノルル、グアム、サイパン、バンクーバー、トロント |
ヨーロッパ | アムステルダム、パリ、ロンドン、フランクフルト、マドリッド、ローマ |
オーストラリア・ニュージーランド | シドニー、ケアンズ、メルボルン、オークランド |
アジア | 北京、ソウル、台北、東京、シンガポール |
ぴゅあウォーター
地味に嬉しいのが「ぴゅあウォーター」の無料プレゼントです。イオン銀行キャッシュ+デビット会員は、イオンで不純物を最大限除去した「おいしい水」を1日2回無料でもらえます。
専用ボトルを最初に買う必要はありますが、2L用1本300円(税込)、3.8L用1本500円(税込)に過ぎません。
この程度は許容範囲でしょう。1日あたり最大7.6Lをゲットできます。一度ボトルを買ったらずっと使えるのがナイスです。
一部、イオンカードセレクトの特典もあり
イオン銀行キャッシュ+デビットは、クレジットカード・WAON・イオン銀行ICキャッシュカードの三位一体カードであるイオンカードセレクトのオリジナル特典が一部付帯しています。
イオン銀行普通預金金利が年0.1%になるのに役立つ
イオン銀行キャッシュ+デビットを保有して利用すると、イオン銀行Myステージで上位ステージになるのに役立ちます。
プラチナになったら、イオン銀行の普通預金金利がなんと年0.1%にアップします。
普通預金の金利としては楽天銀行と並んで日本一の水準となっています。楽天銀行の場合は楽天証券の口座も必要で、銀証連携の手続きを行う必要があります。

WAONのオートチャージで0.5%還元
WAONでのお買い物に加え、オートチャージでも200円ごとに1WAONポイントが付与されます。還元率0.5%です。 事前にオートチャージの設定が必要です。
もちろん、WAON利用時には別途200円あたり1 WAONポイントが得られるので、合計で1.0%還元となります。
その他、WAONのオートチャージでポイントが得られるのはイオンカードセレクト、イオンカードセレクト ミニオンズ、JALカードのみ。イオン銀行キャッシュ+デビットはパワフルです。

使い過ぎを防止!クレカ嫌いの方に最適
イオン銀行キャッシュ+デビットを使ってお店で買い物すると、イオン銀行の預金口座からすぐに引き落とされます。
預金残高を超えた支払いができません。クレジットカードだと使い過ぎるという方ですと、使い過ぎを防止できます。
また、使い過ぎることはなくても、クレジットカードを使った金額は一時的に負債となり、もし支払日に引き落とせないことになると、信用情報機関に事故情報が登録されてしまいます。
このような仕組みが嫌でクレカを持たないという方も多いでしょう。しかし、イオン銀行キャッシュ+デビットにはこのようなデメリットは無く、現金同様に使えます。
クレジットカードの利便性・お得な還元と、現金同様の仕組みが両立しています。
利用金額をメールで知らせるサービスや、あらかじめ利用限度額を設定できる機能もあります。利用明細はすぐに確認できます。
また、利用の上限も設定できるので安心・安全です。使い過ぎているかどうかは一目瞭然なので、使い過ぎを防止できます。
利用限度額は、1回、1日、1ヶ月それぞれの単位で設定できます。初期設定は1回、1日、1ヶ月それぞれ50万円(未成年の場合は5万円)となっています。
最大で1ヶ月100万円まで利用限度を設定できます。ただし、一部の加盟店では利用可能金額・普通預金口座残高を超えて取引が成立する場合があります。
ATMの手数料を支払う機会が減少
最近はほとんどのお店でデビットカードを使えます。イオン銀行キャッシュ+デビットで日常の買い物をしていくと、ATMでお金をおろす機会そのものが減っていきます。
イオン銀行のキャッシュカードは、イオングループ等に設置されているイオン銀行のATMですと入出金手数料は無料です。
ゆうちょ銀行は、2016年2月12日からは、平日午前8時45分~午後6時までと、土曜午前9時~午後2時までの手数料は無料になりました。
しかし、イーネット(ファミリーマート等)、ローソンのATM利用時は常に手数料がかかります。
三菱UFJ銀行・みずほ銀行・三井住友銀行も、手数料が発生する時間帯があります。ライバルのセブン-イレブンのATMは利用できません。
しかし、JCBデビットカードで日常の買い物をしていくと、ATMでお金をおろす機会そのものが減るため、ATM手数料を支払わなければならない場面が減少します。
ATM手数料が発生しなくなることによって、その分、他のことにお金を使えるようになります。一ヶ月当たり300円ATM手数料を減らせたら、年間3,600円です!
煩わしい小銭・紙幣の管理が不要に
スーパーやコンビニやディスカウントストアでお買い物すると、支払額1,537円といった端数になることが多いです。
そういう時に千円札で支払うと、小銭が山のように出てお財布が重くなってしまいます。したがって、できる限り手持ちの小銭をうまく組み合わせて、お釣りが出ないようにしますよね。
しかし、小銭をいちいち探すのは手間がかかるし、時間もかかります。混んでいる時だと無言のプレッシャーを感じることもあります。
また、現金で支払いをしていると、どんどんお財布の中のお金が減っていくので、定期的にATMでおろして補充する必要が生じます。
ATMが混んでなければいいのですが、お昼休みや夕方などの時間帯は待つことも多いです。人生の貴重な時間をATMに並ぶ時間に浪費するのは避けたいところです。
日常の支払いをカード払いにすると、財布の中の現金はあまり減らないので、ATMを使う頻度は減少します。いちいちATMに並んでおろす時間と手間が省けます。
JCBデビットカードがあれば、これらの意味のない時間と手間を省いて、その時間を好きなことや楽しいことに使って、人生を楽しむことができます!
デメリット
還元率の低さ
イオン銀行キャッシュ+デビットのデメリットは、還元率が0.5%と低いことです。
還元率が最も高いデビットカードは、楽天銀行デビットカード(JCB)であり、1%で楽天ポイントが付与されます。

ただし、イオン銀行キャッシュ+デビットは、イオングループでのお買い物がお得になる仕組みがあります。20日・30日のイオングループでのお買い物は、なんと5%OFFとなります。
イオングループではイオン銀行キャッシュ+デビット、それ以外では楽天銀行デビットカード(JCB)という使い分けも検討しえます。
現金還元を重視しており、ポイント還元ではなくキャッシュバックがいい場合は、ネット銀行だとソニー銀行の「Sony Bank WALLET」が候補となります。
優遇プログラム Club S のステージに応じて、利用額の0.5%~2.0%がキャッシュバックされます。上限は20万円/月です。
「三菱UFJ-VISAデビット」という現金還元のデビットカードもあります。

イオンのライバルのセブン&アイ傘下のセブン銀行も、デビットカードを発行しています。
セブン‐イレブンではなんと1.5%の高還元です。そごう・西武、セブンネットショッピング、デニーズ等は1%、それ以外の加盟店も0.5%還元でnanacoポイントが得られます。

住信SBIネット銀行のVisaデビットカードはいつでも0.6%の還元で、会員制度スマートプログラムのランクアップに役立つのがメリットです。

Mastercardデビットカードであるミライノデビットは0.8%還元、ミライノデビット PLATINUMは1.0%還元です。
その他、おすすめのデビットカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。



海外旅行傷害保険
また、クレジットカードには付帯していることが多い、海外旅行傷害保険などの旅行保険がないのはデメリットです。
旅行保険を確保したい場合は、持っているだけで死亡・高度障害以外は補償が上乗せされる自動付帯のカードをサブカードとして保有すればOKです。
海外旅行保険が自動付帯の年会費無料カードは、使わなくてもお得なクレジットカードなので、サブカードとしておすすめです。
バックアップサービスがなし
イオンデビットカード(VISA)にはある「バックアップサービス」がありません。
バックアップサービスは、銀行システム停止時や、万が一預金口座残高が不足している場合に、イオン銀行が一時的に10万円まで利用金額を立て替えてくれる制度です。
しかし、イオンデビットカード(VISA)はこの制度があるがゆえに、無審査ではなく審査があります。
イオン銀行キャッシュ+デビットはバックアップサービスがないおかげで原則として無審査で発行できるメリットもあります。
イオンウォレットの一部機能が利用できない
イオンウォレットというスマホアプリがあります。イオンカードの利用明細の確認、イオン銀行の口座の残高確認、店舗で使えるクーポンの配信などの機能を利用できます。
イオンウォレットを使ってスマホで買い物の代金を支払う決済サービスも導入が予定されています。

イオン銀行キャッシュ+デビット(JCB)は、イオンカードのスマホアプリの一部機能が利用できません。
イオンゴールドカードのインビテーションが届かない
イオンカードにはゴールドカードもあります。「イオンゴールドカード」という名前です。
イオンでの5%OFF、ポイントアップデー、映画料金割引などのイオンカード特典に加え、ゴールドカード限定の特典があります。
- 年100万円以上利用時のイオンラウンジ(一般カードと共通)
- イオン銀行Myステージのゴールドステージ(他行宛振込手数料が月3回無料)
- 空港ラウンジサービス(新千歳・成田・羽田・伊丹・福岡・那覇)
- ショッピング保険(税込300万円まで/年)
- 海外旅行傷害保険(最高5,000万円)
- 国内旅行傷害保険(最高3,000万円)
- フリーダイヤルで待ち時間が短い問い合わせサポート
- 高い利用限度額
充実の保険の詳細については、以下で精緻に分析しています。

イオンゴールドカードは自分から申し込むことはできません。インビテーションを待つ必要があります。
なんと年会費が無料なのが絶大なメリットです。ずっとコスト0円でゴールドカードを保有できます。
プロパーのイオンカードを保有して年間50万円以上利用すれば、インビテーションが届きます。1年間(毎年1月11日~翌年1月10日の合計利用金額)が集計対象です。
また、以下の条件のいずれかを充足すると届く可能性があります。通算で500万円以上使えば届く可能性があるので、コツコツ利用していけばいつかは届きます。
- イオングループの各店で年間数十万円利用
- 通算利用金額500万円以上
- 1年間で120回以上支払い、かつ合計数十万円利用
- 年間50万円以上利用(公表されているので100%確実)
イオン店舗内にあるイオンラウンジでは、ドリンクのサービスがあり、新聞・各種雑誌も読めます(改悪後は年100万円利用が条件)。
イオンモールなどで1日中お買い物する方も多いでしょう。イオンでのショッピング時の休憩がはかどります。
イオンラウンジのサービス内容、設置店舗一覧については、以下で徹底的に解説しています。

イオンゴールドカードのカードフェイスはゴールド一色で美しく、紛れもないゴールドカードです。お財布に入れると華やかになります。
ゴールドカードのANA VISAワイドゴールドカードと比較しても、美しさ、ゴールドカード感は引けをとりません。
ANA VISAワイドゴールドカードはシャンパンゴールドの色合いであるのに対して、イオンゴールドカードは典型的なゴールド色となっています。
イオンゴールドカードは、年会費無料であるにもかかわらず、イオンラウンジ等の極めて良好なベネフィットを利用でき、圧倒的なコスパを誇るスーパーカードです。

イオンゴールドカードは空港ラウンジが使えるので、使わなくてもお得なクレジットカードの筆頭であり、質実剛健なハイ・クオリティー・カードです。年会費無料のゴールドカードは稀有です。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめゴールドカードとしてイオンゴールドカードを挙げていました。
イオンゴールドカードは、クレジットカードのレジェンドも高く評価しているゴールドカードです。

イオンゴールドカードのインビテーションが届くのは、イオンカードセレクト、イオンカード(WAON一体型)です(それぞれミッキーマウス、トイ・ストーリー デザイン含む)。

G.Gマーク付きのイオンカードのうち、WAON一体型・イオンカードセレクトにも、イオンゴールドカードのインビテーションが届きます。
55歳以上のイオンゴールドカード会員には、毎月15日の「G.G感謝デー」(5%OFF)が適用されます。
イオン銀行キャッシュ+デビットをいくら使っても、圧巻のコストパフォーマンスを誇るイオンゴールドカードのインビテーションが届かないのが大きなデメリットです。
年会費無料であるにもかかわらず、一般カードよりも充実のベネフィットが付帯します。
「クレジットカードの利用に抵抗がある」「クレジットカードを持ちたくない」というお考えでない限りは、イオンカードセレクトの方がお得です。

イオン銀行Myステージでの優遇もあり、銀行がお得になるクレジットカードの筆頭に挙げられるハイ・クオリティー・カードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「スーパーでお得なカード」としてイオンカードセレクトを挙げられていました。

イオンカードはショッピング保険でスマホが対象なのも大きなメリット。他社カードのショッピング保険はスマートフォンが対象外のことが多いです。
しかも期間は180日間とたっぷりで、年間50万円(税込)まで補償されます。年会費無料のクレジットカードとしては秀逸なクオリティです。
クレジットカードのレジェンド・菊地崇仁さんは、保険が充実しているカードとしてイオンカードセレクトを挙げていらっしゃいました。

ディズニーデザインが誕生
イオン銀行キャッシュ+デビットには、ディズニー・デザインは長らくありませんでした。
しかし、2019年10月1日から発行が開始されました。

クレジットカードのイオンカードにも、ディズニーデザインが存在。種類は以下にまとめています。

まとめ
イオン銀行キャッシュ+デビットは、利用時はメールがすぐに来ますし、事前に利用限度も設定できるので、使い過ぎる心配がありません。
原則として世界中のJCB加盟店でクレジットカードのように使えます。国内中心ならJCBで十分ですし、日本人としては国内企業を応援したいという気持ちがある場合もあります。
現金同様に使えて、利用金額に応じてポイントも得られます。また、不正利用時の補償やショッピング保険があります。
日本経済新聞の第13回金融機関ランキングでは、顧客満足度総合ランキングで、イオン銀行が初めてのNo.1となっています。
日経の金融機関ランキングは、約4,000名の個人に対する調査に基づいています。イオン銀行は客観的に高く評価されています。
イオン銀行は銀証連携口座を除くと普通預金が日本一の高金利なのが大きなメリットです。イオン銀行Myステージがプラチナだと、魅力的な金利を享受できます。

その他、イオン銀行のメリット、デメリット、お得な使い方については、以下で精緻に分析しています。

イオン銀行キャッシュ+デビットは、客観的に高く評価されているイオン銀行の卓越したデビットカードです。
イオンカードと比較しても、イオンでの5%OFFなどイオンカードのコアの重要特典はついています。共通ポイントのWAON POINTも貯められます。
かつイオン銀行の普通預金の金利アップ、WAONオートチャージでポイント付与という希少性があるベネフィットも付帯します。
ATMで現金を引き出す手間や、小銭を探したり管理する手間がなくなり、とても便利です。
カード払いしていくと、現金を引き出す機会が少なくなるので、ATM手数料が必要になるケースも少なくなります。
クレジットカードにはないデビットカードならではのメリットがあり、お得さと安心さを兼ね揃えたデビットカードです。
ただし、やはり最もお得なイオンカードは、イオンカードのフルスペックの機能を搭載しており、かつ卓越したコスパを誇るイオンゴールドカードのインビテーションが届くイオンカードセレクトです。
簡単にイオン銀行の金利が高金利となって、しかもWAONオートチャージでポイントが付与されます。
クレジットカードに抵抗がない場合はイオンカードセレクトをおすすめします。
入会キャンペーンもデビットよりも圧倒的に豪華です。合計で数千円相当のポイントが付与されるお得なキャンペーンです。
あくまでデビットカードにこだわるならば、一般加盟店での利用は、還元率が最も高い楽天銀行デビットカード(JCB)か楽天銀行ベーシックデビットカードがおすすめです。1%の楽天ポイントが付与されます。
デビットカードではなくクレジットカードを比較検討したいという場合は、以下のクレジットカード一覧をご参照ください。
おすすめクレジットカード、お得な年会費無料カードについて徹底的にまとめています。


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