大手クレジットカード会社の「三井住友カード」は、多種多様な提携先と膨大なカードを発行しています。
その中で特に人気が高いのはプロパーの「三井住友カード」シリーズと、ANAとの提携カードであるANA VISAカード、ANA Mastercardです。
ANA VISA/マスターカード会員は、三井住友カードと2枚持ちするのも選択肢です。全国のセブン‐イレブン・ローソン等の一部コンビニ、マクドナルド、サイゼリヤ・ガスト・ドトールコーヒーショップ等の飲食店では2.5%Vポイント還元(1.5%ANAマイル還元)になるからです。
三井住友カードナンバーレスとANA VISA/マスターカードの2枚持ちなら、NFCタッチ決済でセブン‐イレブン・ローソン等の一部コンビニ、マクドナルド、サイゼリヤ・ガスト・ドトールコーヒーショップ等のファミレス・カフェが7%Vポイント還元(3%ANAマイル還元)と高還元です。
目次
三井住友カードは4つの店舗でポイント5倍
シグネチャーの三井住友カードシリーズは、ANA VISAカード、ANA Mastercardにはないボーナスポイントの制度があります。
このうち最大7%は、ANA VISA/マスターカード会員にも有効活用できる仕組みです。
メインカードはANAカードという方、あるいはSFCカードを寝かしている方で、クレジットカード利用で貯めたポイントはANAマイルに交換したい方にとって有意義です。
年会費無料で維持できる三井住友カードシリーズもあるので、追加で保有コストが発生する心配はありません。
カード名 | 年会費 (税込) |
---|---|
三井住友カード(NL) | 永年無料 |
OLIVE | 永年無料~3.3万円 |
三井住友カード RevoStyle | 永年無料 |
三井住友カード ゴールド(NL) | 5,500円(税込) 年100万利用で 翌年以降永年無料 (※) |
三井住友カード ゴールド | 4,400円で維持可 |
三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円 |
三井住友カード プラチナ | 55,000円 |
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
※おすすめは、年会費無料カードの三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)
スタンダードカードの三井住友カード(NL)は、年会費が無条件で永年無料です。ナンバーレスでセキュリティの側面で優れています。
セブン-イレブン・ローソン等の一部コンビニ、マクドナルド・モスバーガー、サイゼリヤ・ガスト・ドトールコーヒーショップ等の飲食店では、Visaのタッチ決済かMastercardタッチ決済でのスマホタッチ決済ならポイント最大7%還元となります。
基本0.5%+スマホタッチ決済ボーナス6.5%=合計7%
注意事項
- 商業施設内にある店舗など、一部7%にならない場合あり
- Visaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済で支払うことが条件
- iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外(基本ポイントのみ)
- 一部Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済が利用できない店舗あり
- Google PayでMastercardタッチ決済は利用不可(ポイント還元は受けられない)
- 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払う必要あり(その場合はタッチ決済ボーナスは対象外)
- タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
- 7%は通常のポイントを含む。還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、交換先によっては1ポイント1円相当にならない場合あり
一定の留意事項はありますが、ポイント最大7%還元とパワフル!
また、年100万円のカードショッピングで翌年以降、年会費が永年無料となる三井住友カード ゴールド(NL)もハイスペック。希少な年会費無料のゴールドカードでエッジが効いています。
SBI証券で投信積立を行う方で、3%還元のETC・外貨建決済も多い方は、投信積立ポイント付与、外貨建決済3%の三井住友カード プラチナプリファードもおすすめです。
三井住友カード&ANAカード2枚持ちでポイント5倍のショップが1.5%ANAマイル還元
三井住友カードとANA VISA/マスターカードを複数保有している場合、以下2つは合算されて同じ「Vポイント」として貯まります。
カードごとではなく合計
- 三井住友カードの利用分
- ANA VISA/マスターカードのマイ・ペイすリボ利用によるボーナス分
三井住友カードは2021年4月1日の申し込み分からVポイントが改悪され、航空マイルへの移行が500ポイント=250マイル(50%)になります。
ただし、ANA VISA/マスターカードでログインしてVポイントを交換する場合、これまで通り500ポイント=300ANAマイル(60%)で移行できます。
したがって、いつでも5倍の店舗(セブンーイレブン・ローソン等の一部コンビニ、マクドナルド、サイゼリヤ・ガスト・ドトールコーヒーショップ等のファミレス・カフェ)で得た2.5%のVポイントは、60%の交換レートで1.5%のANAマイルに移行できます。
三井住友カード デビュープラス会員なら、3.0%→1.8%です。
1 Vポイント = 0.6 ANAマイル
しかも交換単位が5ポイント以上5ポイントごとなので、細かくポイントをマイルに移行でき、端数のポイントが無駄になるリスクは僅少です。
したがって、ANA VISA プラチナ プレミアムカード以外の会員は、5倍の店舗ではANAカードではなく、三井住友カードシリーズで支払うのが選択肢です。
還元率
- ANA VISAプレミアムカード:1.5%
- ゴールドカード以下のANA VISA/マスターカード:1.0%
- 三井住友カードシリーズ:2.5%のVポイント→1.5%のANAマイル
ただし、ANA VISA/マスターカードを登録したKyash Cardを利用すれば、ゴールドカード以下は月5万円まで最大1%のANAマイル+0.2%のキャッシュバックです。
したがって、三井住友カードシリーズでの支払いより、ANA VISA/マスターカードを紐付けたKyash Cardの方がおすすめです。
しかし、以下に該当する場合は、三井住友カードのアイコンシリーズの活用が選択肢となります。
- Kyash Cardを使うのが面倒・嫌
- 5倍のショップ以外で確実に月5万円のKyash還元の上限に到達
- 1.0%のキャッシュバックより0.2%のANAマイルが良い
また、Kyash Cardは改悪が相次いでおり、今後は更なる還元率低下、1.0%還元となる上限利用額のダウンなどのリスクがあります。
今後の動向によっては、Kyash Cardではなく、ポイント5倍のショップでは、三井住友カードシリーズの妙味がアップする可能性があります。
ナンバーレスの三井住友カード(NL)+ANAカード2枚持ちでANAマイルが3%還元
最もおすすめの組み合わせは、ナンバーレスの三井住友カード(NL)とANA VISA/マスターカードの2枚持ちです。
年会費無料カードの三井住友カード(NL)は、Visaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済のスマホタッチ決済なら、セブン-イレブン・ローソン等の一部コンビニ、マクドナルド・モスバーガー、サイゼリヤ・ガスト・ドトールコーヒーショップ等の飲食店でポイント最大7%還元となるのがメリットです。
注意事項
- 最大7%内訳(通常ポイント0.5%+スマホのタッチ決済利用6.5%)
- 商業施設内にある店舗など、一部7%にならない場合あり
- iD、カードの差し込み、磁気取引は対象外
- 一定金額(原則1万円)を超えると、タッチ決済でなく、決済端末にカードを挿して支払う必要あり(その場合の支払いはタッチ決済分のポイント還元の対象外)
- タッチ決済とならない金額の上限は、利用店舗によって異なる場合あり
- ポイント還元率は利用金額に対する獲得ポイントを示したもので、ポイントの交換方法によっては1ポイント1円相当にならない場合あり
したがって、三井住友カード(NL)とANA VISA/マスターカードを2枚して、獲得したVポイントをANAカードのIDでログインしてANAマイルに移行すると、3.0%ANAマイル還元となります!
カード番号が記載されていないことがOKなら、一般カードの「三井住友カード」より三井住友カード(NL)の方がおすすめです。
ナンバーレスの三井住友カード(NL)は、お得な新規入会キャンペーンも魅力的です。
三井住友カード(NL)はコストパフォーマンスが良好なクレジットカードであり、メインカードは他にある方でもサブとして活用すると着実に家計の手助けとなります。
公式サイト三井住友カード(NL) 公式キャンペーン
三井住友カード ゴールド(NL)は最高峰のポイント還元+年1万円相当のボーナス
三井住友カード ゴールド(NL)は、カード番号などが券面に印字されていないナンバーレスのゴールドカードです。
通常の年会費は本会員が5,500円(税込)で、家族カードは無料。しかし、年100万円以上利用すると、翌年度以降は本会員もずっと年会費が0円に。年会費が永年無料になりますよ!
年100万円というと1ヶ月あたり約83,334円です。多くのご家庭にとって現実的な範囲でしょう。
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
三井住友カード ゴールド(NL)の基本ポイント還元率は0.5%ですが、年100万円以上利用すると、10,000円分のVポイント(1.0%相当)を得られます。
年100万円ぴったりの利用だとボーナスと合わせてポイント還元率は1.5%です。
Mastercardブランドの場合、au PAY チャージ&利用ならさらに+0.5%となり、合計で最大2.0%ポイント還元!
三井住友カード(NL)同様に、Visaのタッチ決済・Mastercard®タッチ決済のスマホタッチ決済なら、一部店舗で高還元です。
その他、お得なボーナスポイントの仕組みが満載となっています。
- SBI証券でのクレカ積立
- 三井住友カードの多様なポイントUPキャンペーン
- ココイコ!:対象のリアル店舗でボーナス
また、ゴールドカードとしてのベネフィットも充実しています。
主な特典・付帯保険
- 空港ラウンジ
- 年間最高300万円のお買い物安心保険
- 最高2,000万円の海外・国内旅行傷害保険(利用付帯)
お得な新規入会キャンペーンも魅力的です。
三井住友カード ゴールド(NL)はコストパフォーマンスが良好なゴールドカードであり、メインカードは他にある方でもサブとして活用すると着実に家計の手助けとなります。
獲得したVポイントをANAマイルに60%のレートで交換できます。
1回でも年100万円のカードショッピングが可能ならゴールドカードがおすすめです。
もし年100万円のカードショッピングが難しい場合でも、Amazonギフト券を購入してクリアするという選択肢もあります。
公式サイト三井住友カード ゴールド(NL) 公式キャンペーン
三井住友カード プラチナプリファードは外貨建決済3%等のポイント還元&VPCCが魅力
三井住友カード プラチナプリファードは、SBI証券での投信積立が最大3.0%Vポイント付与で、ソラシドエアマイルに交換すると6%マイル還元となります。
また、ETC利用分と外貨建て決済は3%となり、国内の特約店では2%以上の還元率です。
外貨事務処理手数料が必要ですが、Vポイントの還元率が3%(ソラシドエアマイルへの交換なら6%マイル還元)なので、コストを上回る価値を享受できます。
さらに年100万円利用ごとにボーナスポイントを獲得可能で、コンシェルジュはメール依頼可能で使い勝手がよいVPCCです。
一般加盟店でも諸々のボーナスを考慮すると、年間利用額別の高還元カードです。なお、ジャックスカードプラチナは改悪で妙味がなくなりました。
下表は特定の加盟店でのポイントUPは考慮しておらず、基本還元率・年間利用額などに応じたボーナスから、年会費をマイナスしたデータです。
利用額 | おすすめカード | 還元率 | 還元 |
---|---|---|---|
何円でも 一律還元 | P-one Wiz | 1.3%~1.4% | 1%キャッシュバック 0.3~0.4%のポイント ※0.4%はファミマ関連 |
リクルートカード | 1.2% | リクルートポイント | |
Vポイントカード Prime (日曜日限定) | 1.5% | Vポイント | |
年100万円 | 三井住友カード ゴールド(NL) ※Visa・Mastercardの2枚持ち可能 | 2.0% (リボ有) 1.5% (リボ無) | Vポイント |
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド | Vポイント | ||
エポスゴールドカード | 1.5% | エポスポイント | |
JQ CARD エポスゴールド | 1.5% | JRキューポ | |
JQ CARD セゾンゴールド | 1.5% | 永久不滅ポイント | |
年150万円 | 日本盲導犬協会カード | 実質1.37% | Jデポ (利用額に充当) |
年200万円 | 日本盲導犬協会カード | 実質1.45% | Jデポ |
三井住友カード プラチナプリファード | 実質2.05% (※) | Vポイント | |
年300万円 | 三井住友カード プラチナプリファード | 実質2.2% (※) | Vポイント |
日本盲導犬協会カード | 実質1.52% | Jデポ | |
年400万円 | 三井住友カード プラチナプリファード | 実質2.28% (※) | Vポイント |
※基本1%+特定のボーナス0.5%+年間ボーナス1%+投信積立のゴールド(NL)との差(年60万円まで4%相当)。その他、外貨建決済・ETC3%、他特約店で2%以上の高還元も上表では考慮なし
年200万円以上利用する方で、SBI証券での投信積立を月5万円利用する方は、三井住友カード プラチナプリファードがお得。100万円ごとに1%相当のボーナスポイントがあり、年400万円で最高還元です。
お得な入会キャンペーンも魅力的となっています。
まとめ
三井住友カードのアイコンである「三井住友カード」シリーズと、ANAとの提携カードであるANA VISAカード・ANA Mastercardを2枚持ちすると、ポイント5倍のショップではANAマイルが高還元になります。
Vポイントの改悪がありましたが、ANA VISA/マスターカード会員なら、Vポイントをこれまで通り5ポイント→3マイル(60%)のレートで移行できます。
したがって、ポイント5倍のショップ(セブンーイレブン・ローソン等の一部コンビニ、マクドナルド、サイゼリヤ・ガスト・ドトールコーヒーショップ等のファミレス・カフェ)で得た2.5%のVポイントを、1.5%のANAマイルに交換できます。
ワイドゴールドカード以下のANA VISA/マスターカードの場合、マイ・ペイすリボを活用しても最大還元率は1.3%なので、0.2%上回ります。
三井住友カード(NL)ならVisaのタッチ決済・Mastercardタッチ決済で、セブン-イレブン・ローソン等の一部コンビニ、マクドナルド・モスバーガー、サイゼリヤ・ガスト・ドトールコーヒーショップ等の飲食店でポイント最大7%還元となります。
したがって、合計で3.0%ANAマイル還元となり、エッジが効いた還元を享受できて風雅です。
三井住友カード ゴールド(NL)は、最大5%に加えて、SBI証券での投信積立が1.0%になり、年100万円の利用で1万円相当のボーナスポイントを得られます。
三井住友カード プラチナプリファードは、SBI証券での投信積立が最大3.0%Vポイント付与で、ソラシドエアマイルに交換すると6%マイル還元となります。
また、ETC利用分と外貨建て決済は3%となり、国内の特約店では2%以上の還元率です。
注意すべきなのは、ANA VISA/マスターカードのID・パスワードでVpassにログインして交換しないと、5ポイント=3マイルにならない点です。
間違えて三井住友カードのID・パスワードでログインして、ANAマイルに交換しないようにしましょう。
Kyash Cardの改悪がありましたので、三井住友カードシリーズ+ANA VISA/マスターカードの2枚持ちは、着実なメリットがあります。
ポイント還元に強みがある三井住友カードの真骨頂を発揮しており、まさに面目躍如。キラリと光るエクセレントな魅力が備わっています。
カード名 | 年会費 ※割引適用後 |
---|---|
OLIVE | 永年無料~3.3万円(税込) |
三井住友カード(NL) | 永年無料 |
三井住友カード RevoStyle | 永年無料 |
三井住友カード ゴールド(NL) | 年100万利用で永年無料 (※) |
三井住友カード ゴールド | 4,400円(税込)で維持可 |
三井住友カード プラチナプリファード | 33,000円(税込) |
三井住友カード プラチナ | 55,000円(税込) |
三井住友ビジネスカード for Owners | 無料~55,000円(税込) |
ANA VISA/マスター一般カード | 1,025円(税抜)で維持可 |
ANA VISA Suicaカード | 751円(税抜)で維持可 |
ANA 東急カード | 751円(税抜)で維持可 |
ANA VISA nimocaカード | 751円(税抜)で維持可 |
ANA VISA/マスターワイドカード | 6,750円(税抜)で維持可 |
ANA VISA/マスターワイドゴールドカード | 9,500円(税抜)で維持可 |
ANA VISA プラチナ プレミアムカード | 80,000円(税抜) |
※年間100万円利用の対象取引や算定期間等の実際の適用条件などの詳細は、三井住友カードのホームページを必ずご確認ください。
※おすすめは、年会費無料カードの三井住友カード(NL)。Visaのタッチ決済・Mastercardコンタクトレスのスマホタッチ決済なら、セブンイレブン・ローソン・マクドナルド等で最大7%還元
三井住友カード、ANA VISA/マスターカードを上手く活用すると、家計改善に大きな効果を発揮します。
効率的に獲得したANAマイルを利用して、新しい地平へ雄飛できる機会を手に入れられます。