ジャックスカードには「Jデポ」というポイントの使い方があるのが特徴となっています。
他のクレジットカード会社にはないジャックス独自の制度となっており、Delight JACCS CARD等の高還元カードがお得で便利になる仕組みです。
「使ったことがなくて馴染みがなく、よくわからない」という方もいらっしゃるでしょう。
そこでJデポの制度内容、使い方、メリット、デメリットについて、実際にJデポを活用した体験に基づいて解説します。
Jデポとは
Jデポとは「ジャックス デポジット」の略語であり、翌月以降の利用金額(請求)から自動的に差し引かれるキャッシュバック制度です。
ジャックスカードのポイントをJデポに交換したり、キャンペーン・ジャックスモール等でJデポを獲得すると、嬉しい現金還元を享受できます。
具体的には、翌月以降に該当のクレジットカードで利用した金額から、自動的にJデポの分をマイナスした額が、金融機関等の口座から引き落とされることになります。
なんと1Jデポ=1円相当として、現金で割り引かれるのと同一の効果があります。
したがって、Jデポにポイントを交換できるジャックスカードはキャッシュバックのクレジットカードと評価できます。
注意点としてはPontaポイントが貯まる「Ponta Premium Plus」、VポイントのVポイントカード Primeなど、Jデポに交換できないジャックスカードがある点です(ジャックスカードの種類)。
また、年会費、キャッシングの利用分は値引き対象外となります。
ジャックスカードのJデポのメリット
Jデポの最大かつ唯一無二のメリットは、最強の利便性を誇っている現金還元である点です。
例えば、ジャックスカードで貯めたポイントを1,000円分のJデポと交換したとしましょう。
交換後にそのジャックスカードで18,000円利用すると、金融機関の口座からの引き落とし金額が17,000円になる算段となります。
誰でも電気・水道料金、携帯電話・固定電話・インターネット料金など、固定費を支払う必要が生じます。
そうした料金をジャックスカードで支払っていれば、自動的にJデポでマイナスされるので、人類史上最大級の利便性があるといっても過言ではありません!
しかもJデポの割引分に対しても、ポイント付与の対象です。例えば、以下は10万円利用して100円のJデポがあり、99,900円の支払いとなった事例です。
この場合、利用金額の100,000円に対して満額のポイント(Delight JACCS CARD=当時1,250点)が付与されています!
ポイント→Jデポの交換単位
ジャックスカードの種類によって、Jデポへの交換に必要な単位は異なっています。最も人気が高いツートップであるREX CARD、Reader’s Cardは以下のとおりです。
- Delight JACCS CARD:1,500ポイント
- リーダーズカード:1,400ポイント
一番人気のDelight JACCS CARDの場合は1,500ポイント単位で交換できるので、1口1,500円、2口だと3,000円、3口なら4,500円という方式で交換が行えます。
Jデポの使い方と有効期限
ジャックスカードの会員サイト「インターコムクラブ」にてJデポへの交換を申請すると、手続き完了後にメールで案内が届きます。
手続きが終わっているか否かは管理画面上で確認できないので、商品引換受付完了のメールを待ちましょう。
リアルタイムで交換できないのはデメリットですが、それほど時間はかからずスピーディーに交換は完了するので、大多数の方にとっては許容範囲だと思います。
Jデポには有効期限が設定されており、Delight JACCS CARDのポイントを交換した場合は3ヶ月間となっています。
有効期限は利用代金明細などで確認でき、メールの中にも明記されているので安心・安全。有効期間内にヵードショッピングを行わなかった場合、無駄になってしまう点に注意が必要です。
Jデポの有効期限内に当該カードを使って決済すれば、利用代金からJデポの金額がマイナスされて、その分キャッシュアウトが少なくなります。
実際にJデポによって支払金額が値引きされた履歴は、月半ば頃に送られてくる「支払い金額確定のご案内」で確認できます。
Amazonの利用料金にも使える
かつてリーダーズカードにはAmazon限定のJデポがあり、Amazonでの利用料金のみに充当できるのがユニークでした。
現在はAmazon限定Jデポではなく、通常のJデポとなっています。ただし、Amazonでの利用料金にも使えるので、より一層幅広い用途に使えて便利になっています。
なお、ETC利用代金など特定の利用分のみに使える「特定店舗値引き枠」のJデポも存在しており、キャンペーンで獲得できることがあります。
マイルへの交換は不可
Jデポをマイルに交換することはできません。ANA、JAL、デルタ航空、ユナイテッド航空、シンガポール航空など全て対象外となります。
ラブリィポイントはANAマイルには1,000ポイント600マイル、JALマイルには1,000ポイント500マイルで交換できます。マイル移行手数料は無料です。
Delight JACCS CARDのポイントはANAマイルに交換できますが、移行レートが悪いので妙味がありません。
なお、リーダーズカードのポイントについては、マイルに直接交換する場合は約0.75%で、JQセゾンルートを活用すると約0.8799%です。
ジャックスのJデポまとめ
Delight JACCS CARD等のジャックスカードは、多くのクレジットカードがポイントをJデポに交換できます。
Jデポは利用代金からの相殺に利用できるので便利です。利用料金に充当できる仕組みは、稀有であり、希少価値が高いです。
アメックスのポイント(ポイントフリーダム)、エポスカードのエポスポイント等にもありますが、これらは値引きに使う利用明細をいちいち選択する必要があります。
ジャックスカードのJデポの場合、ポイントを交換するだけで自動的に割引に充当されて、どの明細に使うか選ぶ必要がないのでユーザーフレンドリーです。
インターネットの普及・深化で面白いコンテンツや役に立つ記事は無限に膨張しており、とにかく時間がないという方も多いと思います。
忙しい現代人はウルトラマンと同様に3分たりとも無駄には出来ません。面倒な作業は極力避けたいのが人情です。簡便なのは素晴らしい措置ですね!
Jデポが神威のパワーを発揮している点は、ドラクエの職業で喩えると「勇者」である現金還元である点です。
クレジットカードのポイントの中には、使い道に苦慮するポイントも一定数あるのが現状です。
ポイントを貯めても交換商品を選ぶのに小一時間かかり、時間の無駄・機会損失という陥穽に嵌まるリスクもあります。
また、ほしいアイテムが見つかっても交換レートが悪くて損してしまうというケースも存在しています。
しかし、Jデポに交換できるジャックスカードなら、そのようなリスクから開放されるのが大きなメリットです。
やはり現金還元は最強の利便性があり、日々の生活費、あるいは電話料金などの固定費から割引されるのは絶大な利点です。
ポイントをJデポに交換できるクレジットカードの中で、特におすすめできるジャックスカードは、日本盲導犬協会カード、リーダーズカードです。
カード名 | 年会費(税抜) | 還元率 |
---|---|---|
日本盲導犬協会カード | 初年度無料、2年目以降1,250円 | 最大1.575% |
リーダーズカード | 年30万円以上利用で無料 | 改悪後は1% |
Delight JACCS CARD | 無料 | 1.00% |
これらのクレジットカードはバックオフィスコストまで含めて、1枚のカードで採算が成り立つギリギリの水準に還元率が設定されています。
経費に当たる部分では広告費を抑えて、発行コストをできる限り削減して高還元率を実現しています。
おすすめのVisaカード、おすすめのMastercardの一角であり、年会費無料のマスターカードの中でもコスパ良好のハイ・クオリティー・カードです。
以前には、Delight JACCS CARDを発行している株式会社ジャックスに取材に行き、営業戦略本部 カード推進部 カード推進第一課の渡邊課長、川辺さんにインタビューしました。
Delight JACCS CARDの特徴、ジャックスの歴史・強み、JACCSモール、J’sコンシェル、セキュリティの取組み、海外旅行での特典などについて取材しています!
ジャックスカードはお得な高還元カードで、活用すると家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「年会費無料カード」としてDelight JACCS CARDを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめの高還元カードとして日本盲導犬協会カードを挙げていらっしゃいました。
日本盲導犬協会カードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているクレジットカードです。
7月・12月によく買い物する場合はPonta Premium Plus、日曜日に1.5%還元でウエル活でを利用する場合はVポイントカード Prime、年会費有料でも最大1.575%還元がいいなら日本盲導犬協会カード、そうでない場合はDelight JACCS CARDがおすすめです。
その他、ジャックスカードの種類は数多くあります。その中でも特におすすめのクレジットカードについては、以下で徹底的に解説しています。