楽天証券には「投資信託資産形成ポイント」という制度があり、保有している投信の残高に応じて楽天ポイントを得られます。
コツコツ積立投資家から好評を博している制度ですが、2022年4月1日から、投資信託残高に応じたポイント付与ルールが変更されて大改悪となりました。
ただし、2023年10月27日から、2銘柄限定で「投信残高ポイントプログラム」が開始し、現在の全世界株式のインデックス投信は、SBI証券と同等の還元率です。
以下では2022年4月の改悪について解説します。
楽天証券でのポイントプログラムは、楽天銀行のハッピープログラム、楽天証券独自の投資信託資産形成ポイントの2種類があり、どっちも特典も残念な改悪。
投信保有でのポイント付与は、月末時点での残高が初めて条件に達した時点のみとなり、毎月のポイント獲得がなくなります。
楽天証券の改悪内容、代わりの候補について、注意点を網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
楽天証券の投信ポイント還元プログラムの改悪
楽天証券での投資信託資産形成ポイントの進呈条件が、「一定の残高を保有している場合」から「一定の残高をはじめて達成した場合」と改悪されます。
- 変更後の条件での判定開始:2022年4月末時点より
- 変更後のポイント進呈開始:2022年6月進呈分以降
毎月末時点の投資信託の残高が、2022年4月末以降に初めて下記の一定の金額に到達した場合だけ、所定の楽天ポイントを得られます。
達成残高 | 進呈ポイント |
---|---|
月末時点の残高が、はじめて10万円に到達した場合 | 10ポイント |
月末時点の残高が、はじめて30万円に到達した場合 | 30ポイント |
月末時点の残高が、はじめて50万円に到達した場合 | 50ポイント |
月末時点の残高が、はじめて100万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて200万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて300万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて400万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて500万円に到達した場合 | 100ポイント |
月末時点の残高が、はじめて1000万円に到達した場合 | 500ポイント |
月末時点の残高が、はじめて1500万円に到達した場合 | 500ポイント |
月末時点の残高が、はじめて2000万円に到達した場合 | 500ポイント |
2022年3月末時点で投資信託の残高を保有されている場合は、2022年3月末時点の残高を基準とし、2022年4月末時点ではじめて該当残高を達成したかどうかを判定。
例えば、2022年3月末時点で残高100万円保有しており、2022年4月末時点でも残高100万円を保有していた場合、2022年4月末時点で100万円をはじめて達成したことにはならないため、ポイントは付与されません。
次のポイント進呈の対象となる200万円を達成した場合にポイント進呈となります(※その他Q&A)。
低コストインデックス投信だと、ポイント還元を考慮すると楽天証券の取り分がほぼ無い状態でしたので、やむを得ないとも考えられます。
楽天証券の投信以外でも、楽天経済圏は改悪が相次いでいます。
代わり
楽天証券で多額の投資信託を保有してきた方にとっては、青天の霹靂、吃驚仰天、驚天動地、驚愕動転ですね。
今後の代替手段としては、投信保有によるポイント還元率が最大0.25%(低コストインデックス投信でも0.05%)のSBI証券がおすすめです。
auカブコム証券やマネックス証券でも類似の制度がありますが、auカブコム証券はインデックス投信は対象外であり、マネックス証券も低コストインデックス投信は対象外です。
楽天証券の投資信託資産形成ポイントが改悪されたことで、SBI証券で投信を保有する魅力がますます向上しました。
SBI証券は投信お引越しプログラムも開始しており、投資信託の移管入庫にかかる手数料はSBI証券が負担するので実質無料となります。
SBI証券は貯めるポイントとしてVポイント、Pontaポイントを選択することが可能です。Vポイントはウエル活、Pontaポイントはポン活に強みがあります。
また、貯めたVポイントを使って投信を購入可能になり、ポイント投資が可能です。
年会費無料で維持できる三井住友カード(NL)、三井住友カード ゴールド(NL)で、投信積立によって0.5%~1.0%のVポイントを得られます。
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今後もより一層の発展を期待できる卓越したネット証券です。2017年9月22日からは積立NISAの口座申込を開始しました。
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以前にはSBI証券に取材に行き、株式会社SBI証券 商品開発部の杉本部長、稲場さんにインタビューしました。
杉本部長は以前にSBI証券のIPO引受け部門で活動していたことがある方です。IPOを知り尽くしたプロから、貴重なIPOに関するお話を伺えました!
続いて以下では、IPO以外のあらゆるサービスについても、株式・外国株式から投資信託、FXまで色々と聞き倒しています!
また、iDeCoについても取材しました。低コストと商品ラインナップ、ロボアドバイザーサービスがメリット大となっています。
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特に国内株式の手数料0円、PTS、IPO、立会外分売、つなぎ売りに使える一般信用売り、米国株、投信保有で付与されるSBIポイント、住信SBIネット銀行との連携、CFD、金・プラチナ、銀取引、Vポイント投資には絶大なメリットがあります。
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楽天証券は改悪後も有意義
楽天証券は投信保有で改悪がありましたが、依然として卓越したクオリティを誇っている総合ネット証券です。
最大1%還元での投信積立は大いなるメリットがあります。
お釣りを投資にまわすような新サービスがウェルスナビから出てくる中で、楽天証券もフィンテック的な新サービスを続々と導入しています。
カード利用で貯めたポイントを投資信託の購入に利用可能ですし、その他も多様な使い道が豊富。投信積立、日本株、米国株、暗号通貨と幅広く利用可能でパワフルです。
投信の最低購入単位は原則として100円なので、楽天ポイント100ポイントで投資できます。
以前はauカブコム証券などの500円が最も低い単位でしたが、楽天証券は100円と極限まで細かい単位を導入しました。
100円にならない投信は、目論見書・約款上等で対応ができないものであり、ごく一部となります。100円からの購入については、SBI証券も追随しました。
以前に楽天証券に取材に行った際には、「ネット証券という枠組みにとらわれず、フィンテックカンパニーとして、イノベーティブなサービス、利便性の追求を常に行なっていきます。」と力強いメッセージを頂きました。
楽天証券は今後もより一層の発展を期待できる卓越したネット証券です。手数料が安い、商品のラインナップが豊富の両方を高い次元で満たしています。
国内株式の売買手数料は0円で競争力があります。立会外分売は勝率が高く、楽天証券での活用で着実なリターン獲得が可能です。
楽天グループならではのメリットとしては、取引で楽天ポイントも貯まります。
楽天ポイントはANAマイルに交換できるので、マイラーにとっても嬉しい仕組みです。
信用取引も充実しており、1日信用取引は屈指の低コストです。現引・現渡しの手数料が無料なので、デイトレーダーでなくても売買に有効活用できます。
一般信用売りも可能になり、つなぎ売りがしたい局面では非常に役に立ちます。
一般信用売りが可能なネット証券は限られており、その中でも楽天証券は手数料が安いので、低コストでトレードすることが可能です。
大口優遇制度もあり、専業トレーダーや資金量がある方の強い味方です。メールでも適用の連絡が来るので安心・安全です。
資金量が多い方の場合、キーエンス(6861)、任天堂(7974)、SMC(6273)、ファーストリテイリング(9983)等の値嵩株をクロス取引すると簡単に条件をクリアできます。
1日信用取引でもOKなので、特別空売り料がない銘柄だとコストなしで大口優遇を達成することも可能です。
大口優遇の期間中に再び1日でも条件をクリアしたら、その月末から3ヶ月後まで期間が延長されます。
大口優遇は一度条件を達成すると、3ヶ月間適用されるので便利です。他社は1ヶ月間というネット証券ばかりです。
一度でも1日の新規建玉残高(当日中に決済してもOK)、もしくは15時時点での信用建玉残高が3000万円以上になったら、3ヶ月も信用金利の優遇を受けられます。
マーケットスピード、マーケットスピード2、iSpeedという秀逸な取引ツール・アプリを提供しており、パソコンでもスマホ・タブレットでも快適な取引が可能です。
専業投資家だけではなく、兼業投資家にとっても有用なサービスです。
チャイエックス・ジャパンPTS、SBIジャパンネクストPTSの2つで取引でき、SOR注文によって取引所と比較して有利な価格で約定できる場合もあります。
投資信託では少額での積立が可能であり、他社ではポイント対象外の低コストインデックス投信も、楽天証券ではポイント付与の対象となっています。
楽天カードで投信積立が可能で、月5万円まで最大1%の楽天ポイントを獲得できます。
ポイントを利用した所定額の投信・米国株の購入で楽天SPUがポイントUPし、楽天市場でのお買い物がお得になるメリットもあります。
楽天銀行との連携サービスは自動スイープが秀逸な出来栄えで、証券口座の余剰資金は自動的に楽天銀行の最大0.1%という圧巻の高金利が適用され、かつATMで出金できます。楽天銀行の残高は証券の投資にいつでも使えます。
日本初のブロックチェーン技術を活用した高セキュリティな本人認証サービスの開発を進めていて、ID・パスワードが不要になるというプレスリリースがありました。
デイトレーダー、スイングトレーダー、バリュー投資家、グロース投資家、インデックス投資家などありとあらゆる投資家が有効活用できる、卓越した総合オンライン証券です。初心者から玄人までフル活用できます。
複数の証券会社を使い分けるのは面倒で、一つの証券会社で済ませたいという場合は、楽天証券が有力候補の一つです。米国株式取引手数料も低水準です。
個人型確定拠出年金(iDeCo)もハイスペックとなっています(楽天証券とSBI証券のiDeCoの比較)。
以前に楽天証券を訪問して、iDeCoについて取材しました。管理画面のインターフェイスの工夫、シングル・サインオンの仕組みが独自のメリットです。
つみたてNISAでは楽天ポイントが利用可能である点がメリットです。
楽天証券は日々のトレーディング、中長期的な資産運用の両面で優れており、資産形成に資するオンライン証券です。私もフル活用してパフォーマンスを向上させています。
口座開設・維持は無料であるにもかかわらず、100万の資産運用でも大活躍します。
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