2022年には楽天ポイントとJALマイルが相互交換できるようになりました。既にANAマイルにも相互交換が可能で、どちらも交換レートは2ポイント→1マイルです。
JALマイルから楽天ポイントへの交換は最大80%にとどまっており、マイル→楽天ポイントの交換はおすすめできません。
実質的に意味があるのは、楽天ポイント→マイルとなります。
主要共通ポイントでは初めてANA・JALの両方に対応しました。クレジットカードのポイントでは、JCBのOki Dokiポイント、クレディセゾンの永久不滅ポイント、エポスポイント、オリコポイント等がダブル交換可能です。
マイルに交換できるのは通常の楽天ポイントのみで、SPU・買い周りセール・5と0のつく日・その他キャンペーンなどで貯まる期間限定ポイントは交換の対象外です。
楽天ポイントのJALマイル交換における、メリット・デメリット・お得な使い方について、実際にANAマイル・JALマイルを通算で240万マイル以上貯めた実績にもとづいて解説します。
また、楽天ポイントの通算獲得数は2023年11月に250万ポイントを突破。実際に大量獲得した経験にもとづき、楽天ポイントを効率的に獲得する方法についてもご紹介します。
目次
楽天ポイント→JALマイルの仕組み
楽天ポイントの種類
楽天ポイントは、その名のとおり株式会社楽天グループのポイント・プログラムです。
キャッシュレス決済の楽天ペイ・楽天カード、共通ポイントの楽天ポイントカードを利用すれば、楽天グループ以外でも獲得できます。
楽天ペイ・楽天ポイントカードは直接ポイント払いができ、楽天カードは利用代金をポイントで充当可能です。
もちろん、楽天市場、楽天ビューティー、楽天ブックス・kobo、楽天トラベル、Rebates、楽天銀行、楽天証券、ぐるなび、Point Screen、楽天チェック、楽天ポイントモールなどでも貯めることが可能です。
楽天ポイントには、通常ポイント・期間限定ポイント、他社から交換したポイントの3種類があります。
種類
- 通常ポイント:楽天市場のお買い物、楽天カード・楽天ペイなどの基本還元率の分のポイント
- 期間限定ポイント:SPU、買い周りセール、各種キャンペーンなどで得られるポイント(期間限定・用途限定)
- 提携先から交換したポイント:クレジットカードのポイント、マイル、証券会社などから交換したポイント
楽天ポイントの種類の中で、JALマイル・ANAマイルに交換できるのは、通常ポイントのみです。
交換上限・回数・ルール
楽天ポイントから航空マイルへの交換は、JALマイル・ANAマイルともに同条件となっています。
制度内容
- 交換レート:2楽天ポイント→1マイル
- 1回に交換可能なポイント数:50ポイント以上5,000ポイント(2ポイント単位)
- 交換可能なポイント数の上限:毎月20,000ポイント
- 交換可能回数:24時間に1回
- マイル移行にかかる時間:最短翌営業日~10日間
1回の交換は50ポイント以上2ポイント単位であり、少額のポイントも移行できて流麗。移行にかかる期間も短いので、特典航空券に少しマイルが足りない場合などに便利です。
なお、JALマイルとANAマイルの交換上限・交換可能頻度は、それぞれ別枠なので、1日1回5,000ポイントずつ交換できます。
楽天ポイントをマイルに交換する方法
楽天ポイントの航空マイルへの交換はシンプルでユーザーフレンドリーです。誰でもサクッと簡単に交換できます。
- Rakuten Point Clubのポイント交換ページにアクセス・ログイン
- 「楽天ポイントを他のポイントに換える」を選択
- 交換したいマイルの「交換する」を選択
- 画面の案内に沿って手続き
マイルに交換可能な通常ポイントを効率的に貯める方法
実際に250万ポイント以上獲得した実績にもとづき、JALマイルに交換可能な楽天ポイントを得るコツを解説します。
楽天チェック・Super Point Screen
万人におすすめなのは、スマホアプリで楽天ポイントを貯める方法です。
特におすすめなのは、アプリを開いて広告を閲覧してタップするだけでポイントを得られるSuper Point Screenです。
信号・エレベーター・エスカレーター等でのスキマ時間にポチポチタップするだけでOKなので便利!
また、ローソン・マツモトキヨシ等に行った際にアプリを起動してチェックインボタンをタップするだけで、ポイントを得られる楽天チェックもおすすめです。
この2つは料金が0ですし、手間もほとんどかからないので、負担感なく継続できます。
もちろん得られるポイントは多くありませんが、それでも1ヶ月あたり200ポイント以上は獲得できています。
「Rakuten Super Point Screen」をiPhoneもしくはAndroidスマホにインストールして利用するとお得です。
Rebates
楽天グループのポイントサイトで、経由してオンラインショッピング・予約などを行うと、嬉しい還元を享受できます。
意外なことにヤフーグループのLOHACO・一休.com・一休レストラン.comもあり、ユニクロやGUなどリーズナブルなオンラインショップも揃っています。
JAL国内線旅行券、JAL海外線旅行券もある点にエッジが効いています。これらは非存在のポイントサイトが多いです。
また、マリオットボンヴォイ、IHG One Rewardsなどグローバルホテルグループもあるので、トラベルがお好きな方が多いJALマイラーとも相性抜群となっています。
特に多額の支払いを行う場合はザクザクと楽天ポイントを獲得でき、マイルに交換可能。
キャンペーン開催時は他のポイントサイトと比較しても優位性がある還元のケースもあり、ポイ活に役立ちます。私は通算で147,000ポイント以上を獲得しています。
Rebatesの基本利用分は通常ポイントなので、JALマイルに交換可能です。ただし、キャンペーンのボーナスポイントは期間限定の楽天ポイントとなります。
楽天スーパーDEAL
楽天市場でのお買い物で、ポイント還元率が10%~50%など高還元なのが「スーパーDEAL」です。
洗剤、防虫剤、飲料などの日用品も定期的に対象となっており、生活必需品の購入でも大量の楽天ポイントを貯められます。
楽天スーパーセール・お買い物マラソン・超ポイントバック祭りなどのキャンペーン期間開催中に利用すると、大量のポイントを獲得できて流麗です。
スーパーDEALの10%~50%ポイント還元はポイントでの購入分も対象なので、期間限定ポイントでスーパーDEAL商品を買えば、効率的に通常ポイントを得られます。
公式サイト楽天スーパーDEAL 公式ページ
スーパーDEALのポイント数十%ポイント還元は、楽天トラベルにもあります。
料金は高めの傾向があるので、就業規則上で問題なく会社の経費で宿泊できる会社員などでは有効活用できます。
JALマイル→楽天ポイントの交換はおすすめできないのがデメリット
JALマイルから楽天ポイントへの交換は最大80%にとどまっています。
交換レート
- 3,000マイル=1,500ポイント
- 10,000マイル=8,000ポイント
WAON・JAL Global WALLET・FamiPayギフト・Amazonギフト券・スターバックス カードへのチャージなどへの交換なら1マイル=1円以上なので、JALマイル→楽天ポイントの交換は妙味がありません。
ただし、どうしても楽天ポイントが必要という何らかの事情がある場合は、交換することが可能です。
キャンペーンは未発表
楽天ポイントとJALマイルの相互交換を記念したキャンペーンは未発表です。
他の共通ポイントは通常よりも良いレートでJALマイルに交換できるキャンペーンを定期的に開催しています。
キャンペーンの例
- Pontaポイント:+20%
- 永久不滅ポイント:+20%
- dポイント:+10%
- マリオットボンヴォイのポイント:+10%
なお、ポイントサイトのモッピーのドリームキャンペーンでは、月1回1円相当のポイントを0.8JALマイルに移行できます(80%の高レート)。
ANAマイルの場合は、nanacoポイントの+40%のキャンペーンがお得で、楽天ポイントも開催実績があります。
楽天ポイントからJALマイルのレートアップキャンペーンには大きな期待はできませんが、開催されたらお得です。
まとめ
ついに楽天ポイントからJALマイルへ交換可能になりました。
主なスペック
- 2ポイント=1マイル
- 通常ポイントのみが対象(期間限定ポイントは×)
- 交換単位は1回2ポイント~5,000ポイント
- 交換頻度は24時間に1回
- 月間上限は20,000ポイント
- 交換完了までの期日:最短翌営業日~10日ほど
JALマイル→楽天ポイントは交換レートが最大80%(10,000マイル→8,000ポイント)なのでおすすめできません。
楽天ポイント→JALマイルの交換レートは50%であり、損した気分になりまちですが、どこかにマイル、ビジネスクラスやファーストクラスで利用すると、1ポイントの価値が数円になります。
国内線でもどこかにマイルなら結果的に1ポイント1.5円以上になる時期があります。
楽天ポイントからJALマイルに相互交換が可能になり、楽天ポイントはANAマイルにも交換できるので、マイラーにとって利便性が格段にUP!
交換までの時間も最短翌営業日(公式には1週間~10日)と短いので、特典航空券に少し足りない時のスーパーサブとして八面六臂の活躍を見せてくれます。
また、日常的に楽天経済圏で楽天グループを利用している方の場合、マイルを貯めるメイン手段としてもガンガン利用でき、ザクザクとJALマイルを獲得可能です。
楽天グループは多様なキャッシュレス決済手段を提供しており、利用で楽天ポイントを獲得できます。
ジャンル | 年会費 | 還元率 |
---|---|---|
クレジットカード | 楽天カード | 1.0%還元 |
デビットカード | 楽天銀行デビットカード | 1.0%還元 |
電子マネー | 楽天Edy | 0.5%還元 |
Pay | 楽天ペイ | 1.0%還元 |
日常生活に必要な支出を楽天のキャッシュレス決済で支払うことで、日常生活で着実に楽天ポイントを貯められます。
Apple Pay対応iPhoneをお持ちなら、以下のルートで楽天ペイなら3.0%還元が具現化します。
Mastercardブランドの三井住友カード ゴールド(NL)を使うと、マイ・ペイすリボ活用なら合計3%で、面倒な手間を避けてリボ回避でも2.5%還元です。
ただし、nanacoでのPOSAカード購入、Apple Payのnanacoチャージで改悪が生じる恐れも十分にあります。
ミニストップでは、楽天ギフトカードを購入できます。もしご近所にあったら最大4%還元のチャンス!
- 三井住友カード ゴールド(NL)からau PAYチャージ(年100万円利用で1.5%)※マイ・ペイすリボなら+0.5%
- au PAY プリペイドカードからWAONにチャージ(0%)
- ミニストップにてWAONで楽天ギフトカード購入(1.0%)
- 楽天ギフトカードの楽天キャッシュで楽天ペイを利用(1.0%)
今のところはミニストップでのWAONによる楽天ギフトカード購入は、1% WAON POINT還元の対象です。
ただし、ミニストップでの楽天ギフトカード購入は還元対象外となるリスクがあり、Apple PayのWAONチャージで改悪が生じる恐れもあります。
また、2022年8月買付分から、楽天証券では楽天キャッシュで投信購入が可能になります。
この際の楽天キャッシュの調達として、Apple Payを使うのは有意義です。最後の楽天ペイ1%還元はありませんが、チャージでお得な還元を獲得可能です。
ふるさと納税専用サイト「楽天ふるさと納税」で寄付すると、1%の楽天ポイントが付与されます。
楽天ふるさと納税は楽天経済圏でのお得な仕組みが適用されるのが利点です。
楽天ふるさと納税も対象!
- SPUでの最大17倍
- 買い回りセールでの10倍
- ヴィッセル神戸、楽天イーグルス勝利の翌日のポイントUP
- 5と0のつく日
闇ふるさと納税という30%を超える還元を得られるふるさと納税がありますが、他のふるさと納税サイトは数%に過ぎません。
楽天ふるさと納税の場合は10数%の還元を享受できるのがファンタスティックです。
ふるさとチョイス、ANAのふるさと納税、ふるなび、さとふる等の競合サイトよりも圧倒的にお得です。
楽天ポイント以外でJALマイルと交換できる共通ポイントは、dポイント、Pontaポイントがあります。
クレジットカードでは、1.125%(au PAY利用なら最大1.45%)還元に昇華するセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスの永久不滅ポイントがお得です。
- カードショッピング:1.125%
- レートUPキャンペーン時に永久不滅ポイントをJALマイルに移行:1.15%
- au PAY チャージ利用&永久不滅ポイントとPontaのレートUPキャンペーンをフル活用:1.45%
お得な入会キャンペーンも開催されています。