京浜急行の乗車でANAマイルが貯まる「京急ANAのマイルきっぷ」が2016年3月15日に発売開始しました。
羽田空港国内線ターミナルから品川間を京急で移動すると、ANAマイルが貯まるようになります!
これはANAマイラーには嬉しいですね。京急ANAのマイルきっぷについてまとめます。
京急電鉄は羽田空港へのアクセスを担っている鉄道会社です。東京と神奈川を結ぶ電鉄です。
羽田空港国内線ターミナル駅から品川駅までを最速14分(日中の標準時間)で結び、日中は10分間隔で運行しています。東京モノレールよりも料金面では若干リーズナブルなのもメリットです。
京急ANAのマイルきっぷとは、羽田空港国内線ターミナル→品川の片道切符は30マイル、羽田空港国内線ターミナル~品川の往復きっぷは70マイル貯まる切符です。
片道切符は410円で30マイルなのでマイル付与率は7.32%です。往復きっぷは820円で70マイルであり、マイル付与率は8.54%とかなりお得です。
羽田空港国内線ターミナル→泉岳寺(片道きっぷ)は450円/30マイル、羽田空港国内線ターミナル⇔泉岳寺(往復きっぷ)は900円/70マイルです。
有効期間は以下の通りです。
- 片道きっぷ(羽田空港国内線ターミナル→品川):1日
- 往復きっぷ(羽田空港国内線ターミナル⇔品川):10日
空港内に設置されている専用券売機「京急電鉄キャラクター“けいきゅん”券売機」で購入できます。大人運賃のみの販売となります。設置場所は下表のとおりです。
空港名 | 設置場所 |
---|---|
新千歳空港 | 搭乗待合室内Bゲート前付近 |
函館空港 | 搭乗待合室内 |
小松空港 | 搭乗待合室内 |
大阪国際(伊丹)空港 | 南ターミナル2階搭乗ロビー内「ANA SUITE LOUNGE」付近 |
岡山空港 | 国内線2階出発ロビー内エスカレーター付近 |
広島空港 | 搭乗待合室内Bゲート前付近 |
米子空港 | 搭乗待合室内 |
徳島空港 | 搭乗待合室内 |
高松空港 | 搭乗待合室内1番搭乗口付近 |
福岡空港 | 搭乗待合室内5番搭乗口付近 |
北九州空港 | 搭乗待合室内3番搭乗口付近 |
大分空港 | 搭乗待合室内7番搭乗口付近 |
熊本空港 | 搭乗待合室内4番搭乗口付近 |
長崎空港 | 搭乗待合室内保安検査場正面付近 |
宮崎空港 | 搭乗待合室内9番搭乗口付近 |
鹿児島空港 | 搭乗待合室内7番搭乗口付近 |
那覇空港 | 搭乗待合室内31番搭乗口付近 |
画面の指示に従いANAカードかANAマイレージクラブカードを入れるか、ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)を入力すればOKです。
京急ANAのマイルきっぷを購入する際に、ANAカードまたはANAマイレージクラブカードを自販機に投入するか、ANAマイレージクラブお客様番号(10桁)を入力すると、ANAマイルが付与されます。
購入後にマイル積算が確認されるまでの期間は約1~2カ月です。羽田空港と品川間の移動がお得になります。
京急ANAのマイルきっぷを乗り越した場合(券面区間外へ乗車した場合)は、別途普通旅客運賃が発生します。
品川までのきっぷで泉岳寺から先の都営地下鉄に乗り越して乗車した場合、品川からの電車代も別途発生する点に注意しましょう。
泉岳寺から先の地下鉄(新橋・東銀座・日本橋方面)を利用する方は、必ず「泉岳寺」の切符を選びましょう。
京急ANAのマイルきっぷが販売されている空港は、新千歳空港、函館空港、小松空港、大阪国際(伊丹)空港、岡山空港、米子空港、広島空港、徳島空港、高松空港、大分空港、北九州空港、福岡空港、長崎空港、熊本空港、鹿児島空港、宮崎空港、那覇空港です。
羽田空港では販売していない点に留意が必要です。計画的に他の空港で買っておく必要があります。できれば羽田でも買えたら便利ですね。
京急ANAのマイルきっぷは未使用で有効期間内に限って、京急線各駅(泉岳寺駅を除く)で払戻しが可能です。ただし、220円の手数料がかかります。
払戻しの際は、本きっぷを購入時に登録したANAマイレージクラブお客様番号(10桁)を証明できるものが必要です。当然ながら、きっぷの払戻しをした場合はマイル積算対象外となります。
京急ANAのマイルきっぷについての問い合わせ先は、京急ご案内センター(03-5789-8686または045-441-0999)です。営業時間は以下のとおりです。
- 平日 7:30~21:00
- 土日祝 9:00~17:00
京浜急行は京急ANAのマイルきっぷ以外にもお得なきっぷを用意しています。活用するとお得です。
名前 | 内容 | 料金 |
---|---|---|
羽田京急きっぷ | 京急線品川(泉岳寺)・横浜駅から羽田空港国内線ターミナル駅・羽田空港国際線ターミナル駅までと、各地空港から各都市を結ぶ空港連絡バスのきっぷがセット | 大人1,650円~6270円、小児820円~3140円 |
羽田空港往復きっぷ | 京急線羽田空港国内線ターミナル駅、都営地下鉄線各駅相互間の往復割引乗車券(GW・夏・年末年始の一部期間限定) | 大人1,020円 小児510円 |
京急羽田・ちか鉄共通パス | 羽田空港国内線/国際線ターミナル駅から泉岳寺駅までの片道と、東京の地下鉄全線(東京メトロ・都営地下鉄)1日乗り降り自由 | 大人1,310円 小児660円 |
東京トラベル1DAYパス | 京急線羽田空港国内線ターミナル駅・羽田空港国際線ターミナル駅~泉岳寺駅の片道乗車券と都営地下鉄線1日間フリー乗車券のセット | 大人800円 小児400円 |
東京トラベル2DAYパス | 内容は同上で期間が2日間 | 大人1,200円 小児600円 |
ANAマイラーは京急以外でも得な切符を買えます。羽田空港到着のANA国内線に搭乗していると、東京メトロ・都営地下鉄のお得な乗り放題切符「Tokyo Subway Ticket」を購入できるようになりました。
京急ANAのマイルきっぷでマイルを積算するには、ANAカードが便利です。入れたらANAお客様番号が認識されます。
支払い方法はANAカード決済はできず、現金払いのみとなります。できればANAカード決済が可能になると、より一層便利になりますね。
ANAに搭乗する機会があるならば、ANAカード等でANAマイルを貯めるとより一層お得です。
ANA一般カードのうち、三井住友カード、JCBが発行しているクレジットカードはリーズナブルな年会費で維持できます。
以下のANAカード7枚を保有すると、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルを得られます!
- ANA JCB一般カード
- ANA To Me CARD PASMO JCB
- ANA VISA一般カード
- ANA マスター一般カード
- ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
- ANA VISA Suicaカード
- ANA VISA nimocaカード
マイ・ペイすリボに登録して年1回手数料を発生させれば、年会費がSuica・nimoca・TOKYU POINT ClubQは751円(税抜)、VISA、マスターは1,025円(税抜)まで下げられます。
JCB・ソラチカはスマリボの活用で年会費負担は750円(税抜)に低下します。
これらのANA一般カードは毎年1,000マイルの継続ボーナスが1枚ごとにもらえるので、これだけで元は取れます。
多くのクレカを保有することに抵抗がなければ、7枚すべてを発行するのも手です。
7枚全て発行したら、1マイル1円弱のコストで毎年7,000マイルが手に入ります。1マイルの価値を2円以上と考えるならお得です。
メインカードとしておすすめのANAカードは、三井住友カード発行のANAカードです。
ANA VISAカード、ANA Mastercardはマイ・ペイすリボの活用でザクザクとポイントが貯まる仕組みがあります。
更に年会費も安くなります。安くてお得であり、両方を高い次元で充足しているのは素晴らしいです。
マイ・ペイすリボによるリボ払い手数料の請求がある月は、ポイント(マイル付与率)が+0.3%になります。なんとANAマイルが1.3%還元に!
注目すべきなのは、リボ払いで支払った上で「リボ払い手数料」の口座引き落としが1円でも発生すれば、その月の利用代金のすべてポイントアップ(マイル付与率+0.3%)となる点です。
例えば、ある月の利用額合計が110,700円だった場合、マイ・ペイすリボの金額を110,000円に設定すれば、リボ払いの手数料は700円の部分にしか発生しません。
それでポイントが上がるので、リボ払いの手数料よりも、得られるポイントの方が圧倒的に大きくなります。
ANA一般カードとANAワイドカードの場合、マイル移行手数料が発生しますが、スケジュール管理を工夫すると3年に1回で済みます(1年あたり税抜2,000円)。
- 2021年4月1日に通常コース(手動移行)に登録(2022/3/31迄1ポイント→2マイルに)
- 2022年3月31日に全ポイントをマイルに移行
- 2022年4月1日~2024年3月31日の期間はポイントを交換しない(※2022年4月の獲得ポイントの有効期限は2024年4月末)
- 2024年4月にポイントをマイルに交換(※4月末までに交換しないとポイントが失効する点に注意)
後はこれを繰り返せば、マイル移行手数料の支払いは3年に1回で済みます。
ただし、ポイント交換を忘れて失効するリスクがあるので、Googleカレンダー等を利用してメールでアラームが届くように設定しましょう。
年会費が上がってゴールドカードでもOKの場合は、ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードに魅力があります。マイル移行手数料が発生しないので、シンプルな運用が可能です。
マイル付与率は最大1.3%まで上昇させることができます。年会費は9,500円(税抜)で継続ボーナスが3,000マイルもらえます。フライトボーナス・独自特典も充実。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめのゴールドカードとしてANA VISA/マスター ワイドゴールドカードを挙げていらっしゃいました。
ANA VISA/マスター ワイドゴールドカードは、クレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
年会費は跳ね上がりますけれども、ANA VISAプラチナ プレミアムカードだと、マイ・ペイすリボの活用でマイル付与率が最大1.8%も貯まります。
ANA VISAカード/Mastercardは、コストパフォーマンスでは幾多のANAカードの中でも一際エッジ・優位性があり、マイル獲得力が高い陸マイラーの間では大人気を誇っています。
ANA VISAカード / ANA マスターカードの公式キャンペーン
単一のクレジットカードとしては、ダイナースのブラックカードが日本最高峰のマイル付与率、還元率を誇ります。
ダイナースプレミアムだと、年会費は高いものの、カード利用だけで国内1.5%・海外2%のANAマイルを得られます。手間が一切かからない点にエッジ・優位性があります。
ANAダイナースプレミアムは一般加盟店は1.5%、ANA航空券等は2.5%還元です。
クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんは、おすすめのプラチナ/ブラックカード、高還元カードとして、ダイナースクラブ プレミアムカードを挙げていらっしゃいます。
利用額が大きい場合は高い年会費をペイすることも可能になり、卓越したバリューがあります。
レギュラーカードも含めたダイナースのポイント共通の貯め方・使い方は以下をご参照ください。