「au PAY(旧WALLET)」というauユーザーが使えるプリペイド式電子マネー・Payがあります。2014年中はauじぶん銀行経由でチャージすると還元率5.5%~8.5%と最強でした。
2015年以降はクレジットカードでチャージすると、クレカのポイントとau PAYのポイントを二重取りできるのでお得でしたが、改悪されて現在は対象外です。
また、auかんたん決済経由でのチャージもポイント対象外に改悪されました。
現在DCカード Jizile(ジザイルカード)は、au PAY チャージに使うのはおすすめできません。
オリコカードザポイントと楽天カード
au PAYへのチャージ方法は、主に以下の5つがあります。
- auかんたん決済(毎月の通信料と合算して支払い)
- クレジットカード
- auじぶん銀行
- Pontaポイント・auポイント
- 現金(auショップまたはPiPit)
このうち、auじぶん銀行・現金は何も特典がないので美味しくありません。
ただし、auじぶん銀行はauユーザーだと振込手数料・ATM手数料が無料になり、他行からの振込みなどでPontaポイントがもらえます。auユーザーにとっては、とてもお得な銀行です。
auかんたん決済は、auの通信料金の支払いをクレカ払いに設定していると、au PAYへのチャージでもポイントを得られます。
auかんたん決済は、リクルートカード(VISA)、楽天カード(JCB)、イオンカードセレクトなど人気が高いクレジットカードも使えます。
しかし、利用限度額が20歳以上の場合でも月10,000円~100,000円です。KDDIの基準で変動します。上限が低いと、au PAYへチャージしたくてもできないという状況が生じてしまいます。
また、リクルートカードの還元率は1.2%、楽天カードは1.0%、イオンカードセレクトは0.5%にとどまります。
クレジットカードでのチャージがいつも使えて便利です。au PAYへのチャージで最も高還元なのは、入会から半年以内のオリコカードザポイントです。
オリコカードザポイントの還元率2.0%に加えて、au PAYの0.5~3.5%のポイント還元が加わり、合計で2.5~5.5%となります。オリコカードザポイントについては以下で徹底解説しています。
次は楽天カード(Mastercard)です。楽天カードは「楽天バーチャルプリペイドカード」というインターネット専用のプリペイドカードの購入で、2%を還元するキャンペーンを行っていました。
楽天バーチャルプリペイドカードはMastercardブランドなのでau PAYへのチャージが可能です。
このキャンペーン時にチャージすると、還元率は合計で2.5~5.5%となりました。楽天カードについては以下で徹底解説しています。
しかし、2016年に入ってからはこのキャンペーンが行われなくなってしまいました。現在は還元率が合計1.5~4.5%となっています。
楽天カードで貯まるポイントは楽天ポイントで、オリコカードザポイントで貯まるポイントも楽天ポイントに移行できます。
楽天ポイントは楽天市場・楽天ブックス・Kobo等で1ポイントから1ポイント単位で使えます。楽天トラベル・楽天GORAは100ポイント以上です。
また、楽天ポイントカードの機能で、マクドナルド、ミスタードーナツ、ファミリーマート、ポプラ・生活彩家、吉野家、すき家、ツルハドラッグ、サンドラッグ、大丸・松坂屋、apollostationなどのリアル店舗でも使えます。
スマホアプリ「楽天ペイ」を活用すると、セブン-イレブン・ローソン・ファミマ等のコンビニでも期間限定の楽天ポイントを消化できます。
楽天ポイントは電子マネーの楽天Edyとも交換可能。楽天Edyは利用可能店舗が日本最大級の電子マネーですので、現金同様で極めて便利です。
2018年9月27日支払い分からは、楽天カードの利用代金をポイントで支払える「楽天カード ポイントで支払いサービス」が開始しました。
「ポイントでデビット支払い」というサービスもあり、楽天銀行デビットカードの支払いに充当することも可能です。
1ヶ月あたりダイヤモンド会員は50万円、それ以外は10万円迄という上限がありますけれども、楽天カードが実質的に現金還元のクレジットカードと評価できるようになりました。
ちなみに楽天市場でのお買い物では、通常ポイントを使うよりも、楽天カードで決済してからポイントで支払った方がお得です。
SPUの楽天カード支払いの+2倍、楽天銀行引落しで最大+0.5倍が、楽天カード決済だと適用されるためです。例えば1万円支払った場合のポイントの差は以下のとおりです。
SPUの項目 | 楽天ポイント使用 | 楽天カード払い |
---|---|---|
通常ポイント(1倍) | 100 | 100 |
楽天カード利用による上乗せ(+2倍) | - | 200 |
楽天銀行引落し(最大+0.5倍) | - | 50 |
合計 | 100 | 350 |
なお、ポイントを利用代金に充当する手間も面倒な場合は、P-oneカード Standardなど、請求額から自動的に割り引かれる自動キャッシュバックのクレジットカードがおすすめです。
ユニークなところでは2017年8月26日から、楽天証券で楽天ポイントを使って投資信託を買えるようになりました。
また、楽天証券に口座がなくても投資が可能な「ポイント運用 by 楽天PointClub」もあります。
2018年10月27日から楽天カードのクレジット決済で投信積立が可能になり、最大1%の楽天ポイントを貯めることも可能になりました。
楽天ポイントが貯まる楽天カードは資産運用できるクレジットカードの筆頭です。投資ができるカードは類稀であり、一歩先に進んだ画期的なスペックを備えています。
DCカード Jizileは、auかんたん決済ならお得だった
オリコカードザポイントが2.5%になるのは入会から半年間限定で、それ以降は1.5%となってしまいます。
また、楽天カードは楽天バーチャルプリペイドカードのキャンペーン時でないと、還元率1.5%となってしまいます。
よりお得にau PAYにチャージできるクレカは、DCカード Jizile(ジザイルカード)でした。
しかし、残念ながらクレジット・チャージは2016年8月4日からポイント対象外となり、auかんたん決済でのチャージも対象外に改悪されました。
DCカード Jizile(ジザイル)とは、三菱UFJニコス株式会社が発行しているクレジットカードです。還元率1.5%で、年会費が完全無料のカードとしては日本最高峰です。
Vポイントへの交換でも1.2%還元で、Vポイントがお得に貯まるクレジットカードの筆頭です。
また、ジザイルカードで貯まるポイントは、楽天ポイントに移行してEdyでお得に使うこともできます。税金の支払で得することができるnanacoポイントにも交換できます。
また、Pontaポイントに移行して、ローソンのLoppiお試し引換券でPontaポイントを使うことで、1ポイント1.5~3円の商品に交換することもできます。
その他、Vポイントやdポイントにも交換できます。利便性が極めて高いです。
まとめ
DCカード Jizileでau PAYにチャージすると2~5%還元となり、神威のお得さがありました。ポイントがザクザクと貯まり、そのポイントで好きな物を買うことができました。
年間30万円使ったとしたら、下限の2%でも6,000円です!
6,000円あったら色んなことができますよね^^
残念ながらクレジット・チャージは2016年8月4日からポイント対象外となりました。また、auかんたん決済も対象外になり、現在は他のクレジットカードでのチャージがおすすめです。
DCカード Jizileはリボ払い専用のカードですが、月5万円までリボ払いの金額を設定できます。初回はリボ手数料はかからないので、月5万円迄であれば、普通のクレカと同じように手数料無料で使えます。
また、5万円超の場合も会員サイト「DC Webサービス」で手続きするか、サポートデスクに連絡すれば、リボ払いの金額を上げて手数料無料にできます。
私もオリコカードザポイントの入会半年間のキャンペーンが切れた後に、DCカード Jizileに申し込みました。
なお、au PAY プリペイドカードとクレジットカードの相違点については、以下で精緻に分析しています。
その他、年会費無料のおすすめクレジットカードは以下で解説しています。
年会費が発生してもOKの場合は、高還元のクレジットカードも選択肢となります。
飛行機に乗る機会がある方なら、マイルが貯まるクレジットカード、航空系クレジットカードがお得です。
JALマイルが貯まるクレジットカード、ANAマイルが貯まるクレジットカードの他、ダークホースとしてはマイレージプラスカードもバリューが高いです。
ポイントやマイルに興味がない方は、キャッシュバックのクレジットカードがお値打ち。ポイントを貯めて交換という作業も省きたい場合、自動キャッシュバックのクレジットカードだと手間フリーです。
その他のクレジットカードを比較検討したいという場合は、以下のクレジットカード一覧をご参照ください。おすすめクレジットカードについて徹底的にまとめています。
多様な項目での最強のクレジットカードについては、以下で論述しています。
日本有数のクレジットカードの専門家でいらっしゃる岩田昭男さんのおすすめクレカについては、以下で徹底的に解説しています。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんのおすすめカードには、珠玉のクレジットカードが集結しています。