2016年2月からアメリカでスタートして、2016年11月に日本にも光臨した「ラグジュアリーカード」という高級カードがあります。
Mastercard最上位カードである「ワールドエリート」のステータスカードです。
富裕層向けのクレジットカードとなっており、米国でのラグジュアリーカード保有者の平均年収を聞きました。驚きの金額でした。
アメリカでは、ラグジュアリーカードの保有者の平均年収は約42万ドルとなっています。円換算の年収額は為替レートによって変化します。下表のとおりです。
ドル円 (USD/JPY) | 平均年収 | ドル円 (USD/JPY) | 平均年収 |
---|---|---|---|
75.0 | 3150万円 | 107.5 | 4515万円 |
77.5 | 3255万円 | 110.0 | 4620万円 |
80.0 | 3360万円 | 112.5 | 4725万円 |
82.5 | 3465万円 | 115.0 | 4830万円 |
85.0 | 3570万円 | 117.5 | 4935万円 |
87.5 | 3675万円 | 120.0 | 5040万円 |
90.0 | 3780万円 | 122.5 | 5145万円 |
92.5 | 3885万円 | 125.0 | 5250万円 |
95.0 | 3990万円 | 127.5 | 5355万円 |
97.5 | 4095万円 | 130.0 | 5460万円 |
100.0 | 4200万円 | 132.5 | 5565万円 |
102.5 | 4305万円 | 135.0 | 5670万円 |
105.0 | 4410万円 | 137.5 | 5775万円 |
2021年11月17日現在の約114.83ドルで換算すると約4823万円となっています。大きな数字ですね。
日本での保有者の平均年収も著しく高く、2017年3月時点では、チタンカードで約2,500万、ブラックカードで約3,500万円、ゴールドカードは約5,500万円でした。
2021年3月に発表されたデータでは、日本のLuxury Card全会員の平均年収は1700万円です。
2022年12月時点の平均年収は2359万円となっています。
2022年にLuxury Cardに入会した方の年齢は、20代14%、30代29%、40代31%、50代18%、60代以降8%で、若年層の支持が厚いのが特徴です。
ちなみに日本のラグジュアリーカードの入会申込書の記入例では、年収の欄が2000万円になっていました。
とはいってもラグジュアリーカードは保有のハードルが高いクレジットカードではありません。実際に『収入のない方は、「0」をご記入ください。』と書かれています。
収入がなくても発行できる場合があることを示唆しています。最も年会費が安いチタンカードですと50,000円(税抜)にとどまっており、一般的なプラチナカードの水準です。
審査基準はそれ程までに厳しいわけではありません。富裕層が好むステータスカードでありながら、一般的な所得の方でも十分に持てます。
諸々の事例に鑑みると、年齢の基準は20歳以上であればOKという見解があります。30代ではなく20代でも大丈夫です。
審査においては、当初は年収の側面では500万円以上が一つの基準となっているようでした。しかし、現在は500万円未満でも審査落ちせずに通過する事例があります。
特徴的なのは、著名な芸能人やカリスマモデルの保有者が増えているようです。情報感度が高い方の保有が増えています。
一例としては、レーシングドライバーのレジェンド、日本人初(アジア人としても初)のインディ500優勝を果たして、内閣総理大臣顕彰を授与された佐藤 琢磨さんがラグジュアリーカードを愛用しています。
ラグジュアリーカードのメディア露出は他のクレジットカードとは一線を画しており、ライフスタイルマガジン、ファッション的な媒体が多いそうです。
日本では東京国際フォーラムで開催されたアートフェア東京に、ラグジュアリーカードがイベント協賛し、ブースでカードを展示したそうです。
確かにファッショナブルの側面でも卓越したクオリティであり、カード本体の上質感はプラスチック製のクレジットカードとは次元が違う秀逸さでした。
デザインがリニューアルされて、現在は縦型となっています。
クレジットカードの中で世界的なステータス・シンボルのカードといえば、随一なのはアメックスです。
マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツや、「オマハの賢人」として敬愛される大投資家のウォーレン・バフェットもアメックスを保有していると言われています。
アメックス・センチュリオンの深淵さは身震いするほどであり、チタンカードのズッシリとした重みはまさにロトの剣 or はぐれメタルの剣です。
また、JPモルガン パラジウムカードも至高の輝きがあり、威圧するようなオーラがあります。
日本におけるMUFGのブラックカード「Recognized VIP」の米国版のような落ち着きと、スケールアップしたベネフィットが魅力的です。
現在はパラジウムカードは新規発行が停止して、JPモルガン サファイア・リザーブ・カードにリニューアルされたようです。サファイアは斬新ですね!
今後はラグジュアリーカードがアメックスに食い込んで、世界のステータスシンボルにのし上がることができるのかに注目です。
現時点では情報感度の高い富裕層に好まれており、保有者の平均年収は著しく高い状況となっています。
ラグジュアリーカードの素材の良さ、上級の質感は半端ない水準であり、賛否両論がありますけれども、ドヤ顔が捗るのは間違いありません。
とはいえ、審査基準が厳しいわけではありません。日本において審査基準が厳しいクレジットカードとしては、三井住友トラストカードのプラチナカードが随一です。
なんと年収1000万円以上が要求されています( •̀ㅁ•́;)
しかし、ラグジュアリーカードはここまでの年収は求められていません。一般的なサラリーマンでも十分に作成できます。
年会費もチタンカードですと50,000円(税抜)と一般的なプラチナカードと同じ水準です。ハードルは決して高くありません。
ベネフィットガイドには「Your're Invited.」と書かれています。ラグジュアリーカードを持つ人は「選ばれた人」であるということでいい言葉だと思います。
ベネフィットガイドの裏面には「Life Witheout Limits」と書かれています。「人生に限界はない」、かっこいいですね!
ラグジュアリーカードの実物(チタンカード)は、金属製らしい抜群のクオリティが威風堂々としたオーラを放っています。
Mastercardの箔押し金属ロゴが光り輝いていて美しかったです。カード本体も光沢感があって上質の極みでした。
カード裏面も華やかでオシャレです。「WORLD ELITE」の文字が刻まれています。
率直な感想としては、アメックス・プラチナやダイナースプレミアムに勝るとも劣らぬカッコ良さでした。店頭で見せると羨ましがられて一目置かれる秀逸なクオリティです。
もちろんステータスの高さ、素材のクオリティだけではなく、充実したベネフィットが豊富です。ホテル&トラベル関連については以下にまとめています。
日本の秀逸な旅館・小規模ホテルの特典「The Ryokan Collection」もあります。
付帯保険は、航空機遅延・寄託手荷物遅延等費用保険が、日本国内・海外のいずれも対象である点が素晴らしいです。あのアメックス・センチュリオンも海外のみです。
世界の厳選した富裕層向けの最新情報が掲載される会員限定情報誌「LUXURY MAGAZINE」を3ヶ月に一度購読できます。
LUXURY MAGAZINE(ラグジュアリーマガジン)の内容については、以下にまとめています。
ポイントをワイン購入に使う場合は、意外なことに高還元のクレジットカードとなってバリューが高いです。
ポイント還元率がチタンカード2.2%、ブラックカード2.75%、ゴールドカード3.3%となります。
アプラスモールを利用でき、ネット通販でボーナスポイントを得ることができます。
ラグジュアリーカードが届いて触れた感想については、以下にまとめています。
LUXURY CARDは高級店での優待が多いイメージがありますけれども、お手軽に利用できるダイニング特典も充実しています。
Luxury Social Hourでは2,000円(税抜)といった定額料金で、アルコールを含むドリンクとフィンガーフードを堪能できます。
2019年には土曜日にも開催! 休日は参加しやすいため、大人気で多数の会員が参加していました。開催ホテルがどんどん拡大して選択肢が広がっています。
超有名人が参加している時もあります。一例としては、レーシングドライバーのレジェンド、佐藤琢磨さんがいらっしゃった時もあります。
実際にラグジュアリーカードを使っていらっしゃる佐藤琢磨さんにラグジュアリーカードの魅力について聞きました!
その他、Luxury Cardのイベントについては、以下で徹底的に解説しています。
世界最高峰のカルトワイン「スクリーミング・イーグル」を、セカンド・白も含めて5ヴィンテージ飲めるディナーイベントが開催されたこともあります。
1本数十万円のワインを5種類飲めて、類まれなるゴージャス感、驚異のスケール感があり、至高のエクスペリエンスでした。
世界20位のレストラン「プジョル」の日本での4夜限りのダイニング・イベントに、ラグジュアリーカード会員なら参加できました。
素晴らしい料理と体験で幸せに包まれて、ラグジュアリーカードを持っていてよかったと心から感じました。
Luxury Social Hourの他には、アンダーズ東京のワインバー優待、カフェsignでのドリンク2杯目無料という特典もあります。
ストリーマーコーヒーではドリンク2杯目無料、Luxury Tea 無料であり、実用的なベネフィットです。
至高のガトーショコラをラグジュアリーカード会員限定で待たずに買える特典など、上質なフードを特別に購入できる限定アクセス特典もあります。
銀座小十などの高級店(旧ラグジュアリーテーブル対象店)でリムジン送迎サービスを使えます。卓越したホスピタリティで快適に帰宅できます。2018年3月までは鮨さいとうも利用可能でした。
その他、コース料理のアップグレード、特別な一品の提供、ウェルカムドリンクなどサービスが充実している「ラグジュアリーアップグレード」というダイニング特典があります。
世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港VIPラウンジが使い放題となるプライオリティパスに無料で入会できます。
家族会員も無料、すぐにデジタル会員証を利用可能、有効期限が3年でカード入れ替えの頻度が少ない点が優れています。
「海外手荷物配達サービス」があり、お得な送料で海外へ荷物を配送することができます。スーツケース、ゴルフバッグ、スキー等の宅配がはかどります。
ラグジュアリーカードは、国内外の旅行保険・ショッピング保険・航空機遅延費用保険、海外緊急医療アシスタンスなど保険が充実しています。
家事代行サービスの割引、美容室EARTHの優待、フェラーリ等のスーパーカーの体験割引、TOHOシネマズの映画館が月1~3回無料、フラワーサービス10%OFFという優待特典も受けられます。
ブラックカード、ゴールドカード会員は各地の国立美術館の企画展の無料入場特典もあります。ラグジュアリーカード会員限定のナイトミュージアムが開催したことも!
人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の30周年の集大成「荒木飛呂彦原画展 JOJO - 冒険の波紋 -」も事前予約なしで入場できました。本来は完全日時指定制の企画展です。
コース料理1名分無料サービスも用意されており、200以上のレストランでお得に美食を堪能できます。
ヴァン クリーフ&アーペル ハイジュエリー展覧会の特別ご招待、パークハイアット東京のクラブ オン ザ パークのトライアル会員など、スポットでの優待特典もあります。
シャンパン1本無料、ブルガリ イル・チョコラート優待、オーガニックチョコ優待、令和 初日の出フライト、ハーニー&サンズ優待、高級ワインテイスティングなど魅力的な企画が豊富です。
ラグジュアリーカード エクスペリエンス、ベビーシッター優待、TABLEALLなどエクセレントな特典もあります。
映画無料特典をフル活用する場合は、年会費を上回るお得さがある稀有な高級カードです。使わなくてもお得なクレジットカード、年会費を取り戻せるプラチナカードの筆頭です。
ラグジュアリーカードの映画館の無料特典に関しては、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも絶賛しています。
ラグジュアリーカードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、Mastercard Titanium cardを「尊敬の念を感じる」と言わせるカードと高く評価しています。
なんと最新クレジットカード&電子マネー&ポイント攻略ガイドで、「今持つべき最旬カード」第1位に選定されています。
新しいカードデザインに変更したい場合も、カード番号が切り替わらないのがメリットです。古いカードが不要の場合は、返信用封筒・台紙を送ってくれるので、封入して送り返せばOKです。
2017年11月からは法人代表者・個人事業主向けのビジネスカードも登場しました。
諸々のカードに関する情報は会員サイト、アプリに掲載されており、分かりやすく可視化されています。コンテンツが充実しており、カード情報、特典を出先でもサクッと確認できます。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュは、メールでの依頼が可能である点にエッジ・優位性があります。
電話は不要ですし、会員サイトにログインして決められたフォームに入力する手間もありません。ユーザーフレンドリーで便利です。
最初の対応が自動音声のコンシェルジュだと、人間のオペレーターにつながるまでに2分程度はかかることが多いので、メール依頼できるのは傑出しており特筆に値します。
実際に多様な案件を依頼したところ、ラグジュアリーカードのコンシェルジュには大満足でした。他のプラチナカード・ブラックカードと比較して秀逸です。
ラグジュアリーカードのコンシェルジュのメール対応については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価しています。
ブラックカード、ゴールドカード会員にはウェルカムギフトがプレゼントされます。それぞれ黒、23金のマルチタスクペンです。
その他、ラグジュアリーカードの特徴、3種類のカードの比較については、以下で徹底的に解説しています。
以前にラグジュアリーカード日本支社の林 ハミルトン 代表取締役社長に取材しました。充実の特典、イベントなど、Luxury Cardについて色々と聞き倒しています!
ラグジュアリーカードを実際に使ってみた感想については、以下にまとめています。総合的に大満足のステータスカードでした。
実際に使ってみて年会費を上回る価値があると確信しています。ラグジュアリーカードがある生活は優美でエレガントです。
まさに「溢れる生命力と優雅さが調和」「最高のバリューの結晶」と評価できるハイ・クオリティー・カードです。
MastercardのWorld Eliteのステータス、豊富な各種特典、上質の素材に魅力を感じる方にとって、ラグジュアリーカードは有力候補となります。金属製のクレジットカードは稀有でエッジ・優位性があります。
ゴールドカードはかつてインビテーション制でしたが、現在はいきなり24金のゴールドカードに申し込めます。
ビジネスカードのゴールドカードは、24金のゴールドカードで、会員向けに自社の優待特典を提供できるLCマーケットプレイスという特典が唯一無二です。
レストランでの食事後に送迎車で帰宅できる独自特典を利用したい場合、交通事故傷害保険(賠償責任保険付き)、美術館の企画展・常設展、24金仕上げの素材などを重視する場合などは、ゴールドカードが候補となります。
ビジネスカードでもチタンカード、ブラックカード、ゴールドカードが揃っています。