世界中で空港ラウンジを使えるサービス「Lounge KEY(ラウンジ・キー)」は、一部のクレジットカードで値上げされます。
2023年9月30日(土)までは、年間の無料利用回数を超えた場合、1名1回あたり35米ドル(2025/1/1時点の1ドル157.72円換算で5,520円)で利用できました。
しかし、2023年10月1日(日)以降は、料金が1人1回あたり35米ドルに改悪されます。
既にJCBカードのラウンジキー、タカシマヤプラチナデビットカードについては、既に値上げが発表されており、他のクレジットカードも今後発表される可能性があります。
代わりの候補としては、世界中の空港ラウンジが無料で使い放題になるプライオリティパス無料のクレジットカードがおすすめです。
目次
ラウンジキーよりプライオリティパスがおすすめ
ラウンジキーは年間利用回数に6回など制限があるクレジットカードが多いのがデメリットです。
回数を気にしなくても良いプライオリティパスがおすすめとなります。
クレジットカードの付帯特典がお得
プライオリティ・パスの種別は3種類があります。
スタンダードはラウンジ利用料金が有料、スタンダード・プラスは10回まで無料、プレステージは使い放題となります。
会員種別 | 年会費 | 利用料金(※) | |
---|---|---|---|
会員 | 同伴者 | ||
スタンダード | 99ドル | 35米ドル | 35米ドル |
スタンダード・プラス | 299ドル | 10回無料 それ以降32ドル | 35米ドル |
プレステージ | 469ドル | 無料 | 35米ドル |
※クレジットカードの特典で加入する場合、カード会社が独自に2,000円、3,000円(税抜)といった料金を設定している例あり
日本のクレジットカードでは、スタンダード会員、プレステージ会員に無料入会という特典が多いです。
都度料金が発生するプライオリティ・パスの場合、35米ドルが発生します。
多くのプラチナカード、ブラックカード会員は、通常の年会費は469米ドルであるプレステージ会員になれます。一部はゴールドカードでもこの特典が付帯しています。
1ドル157.72円(2025/1/1時点)換算だと年会費73,970円が無料になり、何度でもプライオリティパス対応の空港ラウンジ・レストランが使い放題となります。
プライオリティ・パス無料の特典が付帯しているクレジットカードについては、以下で徹底的に解説しています。

このページでは特に人気が高くておすすめのカードを厳選して3枚ご紹介します。
楽天プレミアムカード
プライオリティ・パスを利用できるクレジットカードで最も安価なのは、楽天プレミアムカードです。
ゴールドカード相当のクレジットカードであり、年会費は10,000円(税抜)です。
家族会員の年会費は500円(税抜)で、プライオリティ・パスの特典が付帯するのは本会員のみです。
世界中の148ヶ国、600を超える都市で膨大な数の空港VIPラウンジが使い放題となるプライオリティパスに無料で入会できます。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル157.72円(2025/1/1時点)換算だと年会費73,970円が無料になります。

楽天プレミアムカードはお得な入会キャンペーンも魅力的です。

国際ブランド |
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電子マネー・Pay・NFC決済 |
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- ETC
- 家族カード
- 分割払い
- リボ払い
- 海外旅行保険
- 国内旅行保険
- ショッピング保険
年会費(税抜) | 発行スピード | |
---|---|---|
本会員 | 家族会員 | |
10,000円 | 500円 | 最短3営業日 |
還元率 | マイル還元率 | ポイント名 |
1.0% | 0.5% (ANA・JAL) | 楽天ポイント |
- SPUにて楽天市場でポイント3倍~16.5倍
- プライオリティ・パスの特典
- 楽天関連でお得な優待特典(選べる3つのコース)
- 抵コストインデックス投信の積立が1%
- 誕生月は楽天市場・楽天ブックスが+1%
- 充実の付帯保険、ハワイラウンジでは専用ゾーン
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、リーズナブルなプラチナカードです。
年会費は20,000円(税抜)で、プライオリティパスの同伴者料金が楽天プレミアムカードより安いのがメリットです。
年間コスト20,000円(税抜)でプライオリティ・パスを保有でき、JALマイルが付与率1.125%で、コンシェルジュサービス、各種付帯特典も利用できます。
主な特典
- SAISON MILE CLUBでJALマイルが貯まりやすい(最大1.125%)※au PAYチャージ&利用なら合計1.375%(税込5,500円の追加料金)
- プライオリティパス
- コンシェルジュサービス
- 優待サービス・entrée(オントレ)
- セゾンプレミアムセレクション by クラブ・コンシェルジュ
- セゾンアメックスキャッシュバック
- 充実の付帯保険
ビジネスという名前がついていますが、法人口座を引き落とし口座に設定でき、一部にビジネス向けのサービスがあるだけで、個人に対して与信されるので会社員でも申し込めます。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスも、お得な入会キャンペーンを開催しています。

年200万円にカードショッピングが届かない場合、個人向けカードも選択肢です。

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
夫婦でフライトする機会が多い方、家族もプライオリティ・パスを使う必要がある方は、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードが選択肢です。
年会費が22,000円(税込)とプラチナカードとしては安価で、家族会員の年会費は1名無料、2人目より1名につき3,300円(税込)とリーズナブルです。
プラチナカードのステータスに加えて、多種多様なサービスを受けられます。
主なメリット
- 家族会員も無料のプライオリティパス
- プラチナ・コンシェルジュサービス(電話・メール・LINEで依頼可能)
- プラチナ・ホテルセレクション from Concierge
- アップグレードサービス from Concierge
- プラチナ・グルメセレクション(コース料理1名分無料)
- 手荷物空港宅配サービス(1個税込500円)、コート預かりサービス
- スーペリア・エキスペリエンス(優待サービス)
- 充実の付帯保険
本会員に加えて家族会員のプライオリティパスのプレステージ会員が無料なので、これだけで年会費は元がとれてしまいます。
プライオリティパスがもらえるカードで最も低コストなのは楽天プレミアムカードです。しかし、こちらは家族会員が対象外です。
夫婦でプライオリティパスを使うならば、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、楽天プレミアムカードと同じ年会費で持てます(どちらも年22,000円/税込)。
空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの中でもエッジが利いています。
コート預かりサービスは、冬に暖かい国・地域に海外旅行・出張する場合にとても便利で、私は愛用しています。
楽天プレミアムカードとセゾンプラチナ・ビジネス・アメックスにはコート預かりサービス無料特典がありません。

手荷物空港宅配サービスは家族会員も対象。手荷物宅配は1回あたり2,000円程度の費用がかかることが多いです。
往復2名分の荷物を宅配すると、1回の海外旅行につき約8,000円分は得します。とてもコスパが良好です。

夫婦でプライオリティ・パスを利用でき、無料で世界中のラウンジが使い放題になるので、使わなくてもお得なクレジットカード、年会費を取り戻せるプラチナカードです。
公式サイト三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード 公式キャンペーン
アメックスはレストランが利用不可能
アメリカン・エキスプレスが発行しているクレジットカードのプライオリティ・パス特典は、成田・関空・中部国際空港などのレストランは無料の対象外となります。

例えばアメックスゴールドやアメックスプラチナのプライオリティ・パスで、利用した場合、通常通り料金が発生するので注意しましょう。


アメックスの特典では純然たる空港ラウンジが対象となっており、日本に限らず、全世界でレストラン特典は排除されています。
なお、プライオリティ・パスのレストラン特典が対象外なのは、カード発行会社がアメリカン・エキスプレスのカードのみです。
三菱UFJニコス、エムアイカード、クレディセゾン(セゾン・アメックスなど)、楽天カードアメックス等の提携アメックスのプライオリティ・パスは、問題なくレストランを利用可能です。
プライオリティパス利用時の細かいルール・注意点
プライオリティパスのを使う際には、プラスチック製カードか、スマホ等でデジタルカードを提示する必要があります。
これらを忘れて提示できない場合、カード番号を伝えたり、カードの画像を提示してもNGです。
同伴者が無料になるかはプライオリティ・パスの条件次第となっています。空港ラウンジ・レストラン側では判別できないので、ご自身で把握する必要があります。
同一人物が複数枚のプライオリティパスやラウンジキーを持っていても、1回あたり1枚となります。
例えば2枚持っていても、無料金額は2倍になりません。例えば関空ぼてぢゅうでは6,800円にはならず3,400円です。
名義人と使用者は一致している必要があるので、複数枚持っている方が自分のカードを同伴者に使わせることはできません。
まとめ
ラウンジ・キーの料金が値上げされます。
改悪内容
- ~2023年9月30日:35米ドル(2025/1/1時点の1ドル157.72円換算で5,520円)
- 2023年10月1日~:35米ドル(2023/7/1時点の1ドル144.34円換算で5,052円)
代替候補としては、世界中の空港ラウンジ・レストランが無制限で0円となるプライオリティパスがおすすめです。
プライオリティパスは日本各地、海外の空港で、ラウンジ・レストラン・温浴施設を利用でき、旅行・出張で八面六臂の活躍を見せてくれます。

プライオリティパス・ラウンジキーが年5回無料利用でOKの方におすすめなのは、年会費が10,000円(税抜)とリーズナブルな楽天プレミアムカードです。
SPUにて楽天市場で3倍~17.5倍の還元になり、海外旅行傷害保険も充実しています。

プライオリティ・パスで世界中のラウンジを使えるので、使わなくてもお得なクレジットカードです。空港ラウンジを無料で使えるクレジットカードの中でもエッジが利いています。
楽天プレミアムカードは楽天ポイントが得られるお得な入会キャンペーンを行なっています。
公式サイト楽天プレミアムカード 公式キャンペーン
夫婦2名で使う場合は、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードもおすすめです。年会費は2万円(税抜)ですが、家族会員にもプライオリティ・パスが付帯するので、1人あたりのコストは1万円(税抜)で済みます。
コンシェルジュ、コース料理1名分無料、手荷物無料宅配、コート預かりなどプラチナカードの特典は一通り揃っており、家族会員込みだとコスパは随一のプラチナカードです。

三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードもお得な入会キャンペーンを開催しています。
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年200万円以上確実にカードショッピングする場合は、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス®・カード(以下アメックス)にもバリューがあります。
年間コスト20,000円(税抜)でプライオリティ・パスを保有でき、JALマイルが付与率1.125%で、コンシェルジュサービス、各種付帯特典も利用できます。
ビジネスという名前がついていますが、法人口座を引き落とし口座に設定できて、一部にビジネス向けのサービスがあるだけで、個人に対して与信されるので会社員でも申し込めます。

セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスは、お得な入会キャンペーンを開催しています。
公式サイトセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス 公式キャンペーン
その他、数多くのプラチナカード、ブラックカードでプライオリティを利用できます。おすすめのカードについては、以下で徹底的に解説しています。
JCBゴールド ザ・プレミアにも、プライオリティ・パスが付帯します。

JCBゴールドを保有して、2年連続でショッピングを100万円以上利用すると、インビテーションが届きます。
年会費は年100万円以上の利用でJCBゴールドと同じ10,000円(税抜)で維持できるにもかかわらず、充実した特典が付帯しており、圧巻のコストパフォーマンスを誇るゴールドカードです。
プライオリティ・パスの他、充実のベネフィットを享受できます。
JR京都駅ビル内にある「JCB Lounge 京都」を利用可能。ドリンク、ガイドブック・情報誌の閲覧、手荷物の一時預かり、無料Wi-Fiなどのサービスが受けられます。PC作業もOKです。

JCBプレミアムステイプランという、JCB上級カード会員限定のホテル・旅館の優待も受けられます。

JCBゴールド ザ・プレミアは、ステータスとコスパの両面に優れた稀有なラグジュアリー・ゴールドカードです。

JCBゴールド ザ・プレミアを入手するためには、まずJCBゴールドに加入することが必要です。
JCBゴールドも保険が充実しており、安価なプラチナカードを凌駕することもある高水準です(海外旅行傷害保険)。JCBの「GOLD Basic Service」を利用できます。
空港ラウンジ、JCB GOLD Service Club Off、健康・介護・育児などに関する無料電話相談(24時間・年中無休)、充実の海外旅行保険、航空機遅延費用保険、空港手荷物無料宅配など特典も充実しています。
現在、JCBゴールドカードは、お得な新規入会キャンペーンを行っています。
公式サイトJCBゴールド 公式キャンペーン