JCBグループ発行のJCBゴールド、JCBプラチナ、JCBゴールド ザ・プレミア、JCBザ・クラス会員が、ラウンジ・キー(Lounge KEY)を利用可能になりました。
無料回数はなく、1回あたり35米ドル(2024/7/18時点の1ドル156.59円換算で5,481円)の利用料金が初回から発生します。
ゴールド ザ・プレミア、プラチナ、ザ・クラス会員の場合はプライオリティパスが無料で使い放題ですので、ラウンジ・キー特典に意味が出るのは家族会員が単独で旅行に行く場合です。
JCBゴールド、ANA JCB ワイドゴールドカード、JAL・JCB CLUB-Aゴールドカード等のJCBゴールドカード会員にとっては、世界中で空港ラウンジを使えるようになるのが利点です。
JCBのラウンジキー特典について、注意点を完全網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
ラウンジキーの特典内容
ラウンジキーは、世界100カ国300以上の都市で1,100カ所以上の空港ラウンジを利用できる制度です(LoungeKeyのラウンジ一覧)。
LCC利用時も空港ラウンジを利用でき、一部ビジネスクラス・ファーストクラスラウンジも利用可能です。
一例としてタイのスワンナプーム国際空港では、オマーン航空のラウンジを利用可能。シャワー・仮眠コーナーもあり、出発前のひと時をくつろぐことが可能です。
フードも充実しており、サラダ・チーズ、小皿料理、ホットミール、炭水化物、フルーツ・ヨーグルト、スイーツまで一通り揃っています。
飲み物ではソフトドリンク、ビール・洋酒・白赤ワイン等の基本的アルコールはもちろん、シャンパン・12年ものウイスキーも設置。
1人1回32ドルというのは高いですが、お腹ペコペコの状態でたくさんご飯を食べる場合や、お酒好きで何杯か飲む方であれば、十分にペイできます。
JCBの海外事務手数料は1.6%であり、競合他社は1.63%~2%程度なのでリーズナブルです。Visa・Mastercardで1.6%なのはイオンカードのみであり、同率で日本最安値!
しかもJCBは為替レートもMastercardの次に安い傾向があり、時としては最安値となることもあります。
円換算ベースでは、Visa、アメックス、ダイナースと比較すると低コストとなる傾向があるのが隠れた利点です。
ラウンジキーの詳細は以下をご参照ください。
JCBゴールドのラウンジキー特典の金銭的価値
ラウンジキーは個人が独自に加入することができませんが、プライオリティパスは独自に加入することが可能です。
プライオリティパスの会員種別
会員種別 | 年会費 | 利用料金 | |
---|---|---|---|
会員 | 同伴者 | ||
スタンダード | 99ドル | 35米ドル | 35米ドル |
スタンダード・プラス | 299ドル | 10回無料 それ以降32ドル | 35米ドル |
プレステージ | 469ドル | 無料 | 35米ドル |
この中でJCBプレミアムカードのラウンジキー特典とほぼ同じスペックなのは、スタンダード会員であり、年会費は99ドル(2020/2/1時点の1ドル108.38円換算で10,729円)です。
世界中で利用できる空港ラウンジは、プライオリティパスが世界の130ヶ国・地域、約500の都市で約1,300ヵ所以上で、ラウンジキーが約1,100ヵ所となっています。
ラウンジキーはプライオリティパスの約84.6%のラウンジを使えるので、都度料金制のプライオリティパス スタンダードの約84.6%の価値があるという解釈も可能です。
こう考えると、JCBゴールドのラウンジキー特典は約9,078円相当と捉えることもできます。
プロパーの「JCBゴールド」の年会費は10,000円(税抜)であり、このうちかなりの金額がラウンジキー特典だけで戻ってくる算段です。
同じく都度利用のラウンジキー特典が付帯するTRUST CLUB ワールドカードより、年会費は2,000円(税抜)も安いのが利点です。
公式サイトJCBゴールド 公式キャンペーン
対象カード
JCBグループが発行しているゴールドカード以上のクレジットカードが対象です。
代表的カード
- JCBゴールド
- JCBゴールド/プラスANAマイレージクラブ
- ANA JCB ワイドゴールドカード
- JAL・JCB CLUB-Aゴールドカード
- JAL CLUB EST JAL・JCB CLUB-Aゴールドカード
- デルタ スカイマイル JCBゴールドカード
- MileagePlus JCBゴールドカード
- To Me CARD PASMO JCB ゴールドカード
- 三菱地所グループCARDゴールド
- ディズニー★JCB ゴールドカード
- JCB ジャイアンツ ゴールドカード
- JCB ベイスターズ ゴールドカード
- JCB スワローズゴールドカード
- ロイヤルオーキッドプラスJCB ゴールドカード
- Asiana Club JCBカード ゴールドカード
- CAL JCB ゴールドカード
- GRAND OAK PLAYERS CLUB JCB CARD ゴールドカード
- GREEN FAMILY CLUB/JCBゴールドカード
- クリスフライヤーJCB ゴールドカード
- SKYPASS/JCB ゴールドカード
- フライング・ブルーJCB ゴールドカード
JCB CARD Biz ゴールド、JCBゴールド法人カードも対象です。大企業・官公庁など特定の団体専用のコーポレートカードは対象外となります。
JCBゴールド ザ・プレミア、JCBプラチナ、JCBザ・クラス、JCB CARD Biz プラチナ、JCBプラチナ法人カードも利用可能ですが、前述の通りプライオリティパスは無料なので、そちらを使いましょう。
ただし、家族会員はプライオリティパスを発行できないので、家族が単独で海外旅行・出張に行く場合は、秀逸な空港ラウンジを使えるのがメリットですよ!
JCBゴールドカードのラウンジキーの使い方
使い方はシンプルで簡便。ラウンジキーを使えるラウンジの受付で、ラウンジキーを利用する旨を伝えて、対象のJCBカードと当日の搭乗券・航空券(デジタルチケットもOK)を提示すればOKです。
ラウンジキーの場合、プライオリティパスとは異なり、別の会員証やデジタル会員証の仕組みはなく、クレジットカード本体が必要となります。
利用可能額が不足している場合、支払い遅延などでカード会員資格が停止されている場合は、ラウンジを利用できないので注意しましょう。
対象空港ラウンジは、ラウンジ検索画面で確認できます。
JCBの場合はアカウント作成は必須ではありませんが、作っておくとアプリにログインしてラウンジのお気に入り保存などが可能になります(アカウント作成画面)。
ラウンジ・キー アプリをダウンロードすると、スマホでサクッとラウンジを検索したり、お気に入り保存、問い合わせ先、その他アプリ限定情報を確認できます。
なお、スマホアプリではラウンジキーを使える最も近い空港のラウンジもトップ画面に表示されるので便利です。
ラウンジキーの初期登録・アプリ・当日の利用方法は以下をご参照ください。
まとめ
JCBグループ発行のゴールドカード以上の会員は、ラウンジ・キー(Lounge KEY)を利用可能です。
1回あたり35米ドル(2024/7/18時点の1ドル156.59円換算で5,481円)の利用料金が発生します。
ゴールド ザ・プレミア、プラチナ、ザ・クラス会員の場合はプライオリティパスが無料で使い放題ですので、ラウンジ・キーを使うのは避けましょう。
JCBゴールド、ANA JCB ワイドゴールドカード、JAL・JCB CLUB-Aゴールドカード等の場合、プライオリティパス特典がないので、ラウンジキーを都度料金で使える点にメリットが生じます。
ゴールド・ザ・プレミア、プラチナ、ザ・クラス会員にとっては、家族会員が単独で海外に行く場合が利点となります。
ラウンジキーは世界1,100ヵ所以上、プライオリティパスは世界1,400ヵ所以上の空港ラウンジを利用可能です。
使えるラウンジ数に比例した価値があると考えると、JCBゴールドのラウンジキー特典は、都度料金制のプライオリティパス スタンダードの約84.6%相当の価値があります。
こう解釈すると、JCBゴールドのラウンジキー特典の実質的な金銭的価値は、約9,078円相当と捉えることもできます。
JCBゴールドの年会費(税抜10,000円)のうちかなりの金額がラウンジキー特典だけで戻ってくる算段です。
海外旅行に年1回行くかどうかという方におすすめです。JCBゴールドは年会費が初年度無料、国内・海外それぞれラウンジを利用可能で、充実の特典も付帯しています。
公式サイトJCBゴールド 公式キャンペーン
各種ソフトドリンク、アルコール、パスタ、野菜炒め、揚げ物、デリ、サンドイッチ、サラダバー、ヌードルバー、おにぎり、ピラフ、ケーキ、果物などが用意されており、フルスペックの食事を楽しめるラウンジもあります。
1人1回32ドルというのは安くありませんが、お腹ペコペコで食事する場合や、お酒好きで3~4杯飲む方であれば十分にペイできるポテンシャルがあります。
したがって、乗り継ぎで空港の待ち時間が長い場合、いっぱい飲んで食べたい場合などは利用を検討しえます。
JCBゴールドカードの特典「GOLD Basic Service」のメリットが一つUPしました。
JCBゴールドは保険が充実しており、安価なプラチナカードを凌駕することもある高水準です。
空港ラウンジ、健康・介護・育児などに関する無料電話相談、充実の海外旅行保険、航空機遅延費用保険、JCBゴールド グルメ優待など特典も充実しています。
JCBゴールドを保有して、2年連続でショッピングを100万円以上利用すると、「JCB GOLD THE PREMIER」(JCBゴールド ザ・プレミア)のインビテーションが届きます。
ゴールドカードの中では券面が抜群にオシャレで、かつハイスペックのクレジットカードをゲットできるのが大きな利点です。
JCBゴールド ザ・プレミアは、世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港ラウンジを0円で利用できるプライオリティ・パスを無料で発行できます。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル156.59円(2024/7/18時点)換算だと年会費73,440円が無料になります。
また、JR京都駅ビル内にある「JCB Lounge 京都」を利用できます。ドリンク、ガイドブック・情報誌の閲覧、手荷物の一時預かり、無料Wi-Fiなどのサービスが受けられます。
年100万円以上カードを利用すると、JCBゴールド ザ・プレミアはJCBゴールドと全く同じ年会費でプライオリティ・パスなどの特典を享受できます。
コストパフォーマンスに優れたお得なゴールドカードであり、空港ラウンジを使えるゴールドカードの中でもエッジが効いています。
JCBゴールド ザ・プレミアを入手するためには、まずJCBゴールドに加入することが必要です。
公式サイトJCBゴールド 公式キャンペーン
JCBオリジナルシリーズ、法人カード、JALとの提携カードには「JCBプラチナカード」というラインもあります。
JCBプラチナはコンシェルジュ、関西有名テーマパークのラウンジ、グルメ・ベネフィット等の卓越したベネフィットを利用できます。年会費を取り戻せる高級カードの筆頭です。
JCBゴールド、ゴールド ザ・プレミア、プラチナの相違点については、以下で丹念に解説しています。
JCBプラチナとザ・クラスの比較は以下で精緻に分析しています。
JCBの最上位カードは「JCB THE CLASS」(JCB ザ・クラス)であり、コストパフォーマンスは最上級のブラックカードです。
特筆に値するのは、年会費を取り戻せるコスパの良さ、高級感を両立している点。幾多のステータスが高いクレジットカードの中でもおすすめのステータスカードです。
JCB THE CLASSのコンシェルジュの質については、クレジットカードの専門家・菊地崇仁さんも高く評価しています。
また、おすすめのプラチナ/ブラックカードとしてJCB THE CLASSを挙げられていました。
JCB THE CLASSはクレジットカードのレジェンドも高く評価しています。
JCB THE CLASSは充実の特典があるため、使わなくてもお得なクレジットカードです。
インビテーションを待つ必要があり、取得まで時間がかかります。ただし、年収は高くなくても問題ありません。利用額とフリークエンシーが最重視されています。
JCBの保有履歴が長いとインビテーションが届きやすい傾向にあります。
将来的に日本が誇る至高の煌めきを放つJCB THE CLASSへの道が開けるのが、JCBゴールド、JCBプラチナの大きなメリットの一つです。
現在、JCBゴールド、プラチナは2024年9月30日(月)の入会まで、期間限定でお得な新規入会キャンペーンを行っています。