
ウェルスナビ(7342)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年12月7日(月)~12月11日(金)、上場日は2020年12月22日(火)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,100円(1単元11.0万円)です。公募価格は2020年12月14日(月)に決定。
仮条件は1,100円~1,150円と上振れました。予想PERは赤字です。
初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。
1,250〜1,550円(仮条件の上限比+8.7%~+34.8%)
ウェルスナビは「働く世代に豊かさを」というミッションを掲げ、働く世代の豊かな老後のために、「長期・積立・分散」の資産運用を全自動化したサービス、ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」を展開しています。
監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は東京都渋谷区渋谷2-22-3 渋谷東口ビル9Fです。
ウェルスナビとは
ウェルスナビは、目標設定からポートフォリオの構築、発注・積立・再投資、リバランス及び税金最適化まで、すべてのプロセスを自動化しています。
従来ユーザーが自分自身で行っていた資産運用のプロセスを自動化しており、高度な知識や手間なしにオンラインで国際分散投資を行うことができます。
かつては、退職金や年金で老後の生活が賄えたため、働く世代の資産運用のニーズは限定的でしたが、終身雇用、退職金制度及び年金制度等への不安から、昨今の日本の働く世代にとって、働きながらの資産運用が大切になってきています。
2019年6月に公表された金融審議会の報告書により、老後資金2,000万円問題が大きな注目を集めたことからも、終身雇用の終焉と人生100年時代の到来により、働く世代の資産形成という新たなニーズが生まれつつあるとウェルスナビは考えています。
ウェルスナビは、そのような社会的課題の解決に向けて、誰もが安心して気軽に利用できる資産運用サービスであるロボアドバイザー「WealthNavi」を提供し、働く世代が豊かさを得ることに貢献していく方針です。
ウェルスナビはエンジニア・デザイナーが従業員の半数以上を占めており、サービスを顧客にとって分かりやすく、使いやすく改善し続ける「ものづくりする金融機関」です。
| 商号 | ウェルスナビ株式会社 |
|---|---|
| 本社所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-22-3 渋谷東口ビル9F |
| 金融商品取引業者 | 関東財務局長(金商)第2884号 |
| 資金移動業者 | 関東財務局長 第00071号 |
| 加入協会 | 日本証券業協会 一般社団法人 日本投資顧問業協会 一般社団法人 日本資金決済業協会 |
| 事業内容 | 金融商品取引業 |
| 法律顧問 | アンダーソン・毛利・友常法律事務所 潮見坂綜合法律事務所 |
| 会計監査人 | あずさ監査法人 |
実際に私も本社に訪問して、社員の方のお話を伺ったことがあります。誰でも簡単にできる資産形成サービスで人々の役に立つサービスを広めていきたいという熱意を感じました。
ユニークな長所が満載であり、私も実際にWealthNaviを活用してリターンを出しています。

インデックス投資なのでパフォーマンスは開始時期に大きく左右されますが、誰でも簡単に国際分散投資が可能なのが大きなメリットです。


銀行口座からの入金・購入・リバランス・分配金の受領まで全て自動となっており、一度設定したら後は何の手間も不要となっています。

以前はウェルスナビのお得なキャンペーンが定番でした。「IPOに向けた準備に余念がない」という様相を呈しています。
従業員数は83名、平均年齢は37.7歳、平均勤続年数は2.4年、平均年間給与は727.0万円です。
ウェルスナビのIPOの諸データ
ウェルスナビの業績推移
業績面では売上高は美しい右肩上がりです。経常利益・純利益は減益の年度もあり、収益化は道半ばとなっています。

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。
| 回次 | 第1期 | 第2期 | 第3期 | 第4期 | 第5期 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2015年12月 | 2016年12月 | 2017年12月 | 2018年12月 | 2019年12月 | |
| 営業収益 | (千円) | 0 | 3,007 | 207,048 | 881,171 | 1,552,903 |
| 純営業収益 | (千円) | 0 | 73 | 203,516 | 859,710 | 1,533,305 |
| 経常損失 | (千円) | △65,079 | △353,304 | △762,812 | △1,718,020 | △2,057,005 |
| 当期純損失 | (千円) | △65,818 | △354,254 | △776,375 | △1,721,820 | △2,060,805 |
| 資本金 | (千円) | 134,950 | 100,000 | 475,000 | 2,075,800 | 100,000 |
| 発行済株式総数 | (株) | 15,998 | 10,278,000 | 10,791,699 | 12,536,739 | 14,155,883 |
| 普通株式 | (株) | 12,000 | 5,160,000 | 5,160,000 | 5,160,000 | 5,160,000 |
| A1種優先株式 | (株) | 3,998 | 1,599,200 | 1,599,200 | 1,599,200 | 1,599,200 |
| A2種優先株式 | (株) | 1,147,200 | 1,147,200 | 1,147,200 | 1,147,200 | |
| B種優先株式 | (株) | 2,371,600 | 2,371,600 | 2,371,600 | 2,371,600 | |
| C種優先株式 | (株) | 513,699 | 1,027,397 | 1,027,397 | ||
| D種優先株式 | (株) | 1,231,342 | 1,231,342 | |||
| E種優先株式 | (株) | 1,619,144 | ||||
| 純資産額 | (千円) | 194,081 | 1,734,180 | 1,707,806 | 3,187,586 | 5,260,455 |
| 総資産額 | (千円) | 207,975 | 1,848,215 | 4,436,407 | 7,588,546 | 12,697,470 |
| BPS | (円) | △8,814.07 | △259.63 | △439.16 | △298.98 | △485.51 |
| 1株配当 | (円) | ― | ― | ― | ― | ― |
| EPS | (円) | △5,265.93 | △42.03 | △75.43 | △49.71 | △53.29 |
| 自己資本比率 | (%) | 93.3 | 93.8 | 38.5 | 42 | 41.4 |
| 自己資本利益率 | (%) | ― | ― | ― | ― | ― |
| 配当性向 | (%) | ― | ― | ― | ― | ― |
| 営業CF | (千円) | ― | ― | ― | △2,658,429 | 992,561 |
| 投資CF | (千円) | ― | ― | ― | △23,929 | △113,189 |
| 財務CF | (千円) | ― | ― | ― | 3,731,601 | 4,103,674 |
| 現金等 | (千円) | ― | ― | ― | 3,483,327 | 8,475,947 |
| 従業員数 | (名) | 11 | 26 | 41 | 65 | 85 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数は美しい右肩上がりとなっていましたが、足元ではスピード調整の局面となっています。
反発して堅調な推移が続くとIPOにおいて追い風となり、軟調な相場が続けば向かい風となります。

上場規模
ウェルスナビのIPOの規模は最大で約188.7億円であり、東証マザーズとしてはかなりの大型です。かなりの大型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は2,500,000株、売出株式数は13,094,300株、オーバーアロットメント(OA)は1,559,400株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約38%と高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は84%です。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 柴山和久 | 24.84% | ◯ |
| AT-I投資事業有限責任組合 | 9.18% | ◯ |
| SBIホールディングス(株) | 6.46% | ◯ |
| Infinity e.ventures Asia III,L.P. | 6.39% | ◯ |
| グローバル・ブレイン6号投資事業有限責任組合 | 5.96% | ◯ |
| FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合 | 5.38% | ◯ |
| (株)SMBC信託銀行 | 3.53% | ◯ |
| DBJキャピタル投資事業有限責任組合 | 2.80% | ◯ |
| 協創プラットフォーム開発1号投資事業有限責任組合 | 2.40% | |
| (株)SBI証券 | 2.40% |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
株主優待に期待!

ウェルスナビの事業は資産運用関連の金融商品の提供ということで、競合他社には株主優待の実施例が多数あります。
上場銀行の株主優待例
- 東海東京フィナンシャル・ホールディングス:クオカードもしくは名産品等のカタログギフト
- マネックスグループ:マネックスポイント、現物株式売買手数料に応じたポイント付与
- GMOフィナンシャルホールディングス:手数料キャッシュバック
- 三菱UFJ eスマート証券:TOBによる上場廃止前は手数料の割引優待を提供(現在はKDDIの株式保有者は手数料割引)
クオカード、カタログギフト、手数料割引などの株主優待があると株価にプラス材料です。
株主優待があるか否かでPBRが2~5倍、PERが10~20倍違うのはザラであり、導入して上手く株主優待を活用すると、成長にモメンタムをつけることもできます。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス、コロワイド、RIZAPグループ、リンガーハットあたりは株主優待を極めて上手く活用してファイナンスし、M&A等で成長を加速させています。
高PBR・高PERで株価を高く保ち、それを活かして資金調達し、獲得した軍資金を元に成長を加速させています。
| コード | 銘柄名 | PBR | PER | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|
| 2928 | RIZAPグループ | 6.65 | 赤字 | 0.00% |
| 3387 | クリエイト・レストランツHD | 8.66 | 51.99 | 0.53% |
| 7616 | コロワイド | 6.58 | 240.41 | 0.24% |
| 8200 | リンガーハット | 5.42 | 161.17 | 0.40% |
株主優待を経営に活かすと、無い場合に比べて成長にスピードをつけることも可能になります。飲食企業ですと株主優待の活用が経営のスピードアップの特効薬と言っても過言ではありません。
コロワイドは牛角やかっぱ寿司を買収しましたが、株主優待のパワーがなかったら果たして買収できたかどうかという話にまでなりかねません。
RIZAPグループとクリエイト・レストランツHDは、もし株主優待がなかったとしたら、ここまでの急成長は無理だったと断言できます。


経営に必要な資金を株主優待で築いた高い時価総額を利用して賄い、成長を加速させています。
ウェルスナビにも株主優待レバレッジ経営を期待します。
初値予想
ウェルスナビの事業は働く世代の豊かな老後のために、「長期・積立・分散」の資産運用を全自動化したサービス、ロボアドバイザー「WealthNavi(ウェルスナビ)」であり、IPOにおける業種の人気度は高めです。
予想PERは赤字であり、類似企業と比較すると割高感があります。
| コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|
| 2337 | いちご | 21.71 | 1.65 | 2.05% |
| 3772 | ウェルス・マネジメント | 6.67 | 1.53 | 1.28% |
| 4765 | モーニングスター | 34.46 | 4.39 | 3.24% |
| 7190 | マーキュリアインベストメント | 22.24 | 1.02 | 3.01% |
| 8462 | フューチャーベンチャーキャピ | 赤字 | 2.81 | 0.00% |
| 8518 | 日本アジア投資 | 30.00 | 0.62 | 0.00% |
| 8739 | スパークス・グループ | 19.28 | 2.38 | 3.73% |
訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。
上位株主にはVCが名を連ねており、ロックアップがかかっていないベンチャーキャピタルもあります。
ヤプリ、Kaizen Platformの3社同時上場であり、過密日程のIPOである点はマイナス要素です。
約188.7億円という上場規模は東証マザーズとしてはかなりの大型です。
東証マザーズの50億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- Retty:+36.5%
- プレミアアンチエイジング:+37.0%
- 日通システム:+83.3%
- I-ne:+12.5%
- ロコガイド:+130.3%
- SREホールディングス:-6.6%
- ランサーズ:+15.3%
- JTOWER:+63.8%
- フリー:+25.0%
- JMDC:+32.5%
- メドレー:-2.3%
- BASE:-6.9%
- HPCシステムズ:-6.0%
- ギフティ:+25.3%
- ステムリム:-7.0%
- ブシロード:+16.6%
- 新日本製薬:+13.2%
- Sansan:+5.8%
- EduLab:+2.2%
- ポート:-37.2%
- 自律制御システム研究所:-16.8%
- SBIインシュアランスグループ:±0%
- MTG:+21.6%
- メルカリ:+66.7%
- ラクスル:+9.7%
- SOU:+24.2%
- 神戸天然物化学:+56.6%
- HANATOUR JAPAN:+10.0%
- ウェルビー:+28.1%
- MS&Consulting:-2.3%
- PKSHA Technology:+128.3%
- ビーグリー:+0.1%
- アイモバイル:-6.8%
- ベイカレント・コンサルティング:-6.5%
- アカツキ:-8.0%
- ビジョン:+10.7%
- グリーンペプタイド:-8.0%
- メタップス:-7.9%
- イトクロ:+4.1%
- ヘリオス:+22.5%
- Gunosy:±0%
- サンバイオ:-14.5%
- Aiming:+12.2%
- ファーストブラザーズ:+2.5%
- イーレックス:+11.2%
- リボミック:-20.4%
- VOYAGE GROUP:+40.0%
- CYBERDYNE:+130.0%
- アキュセラ・インク:+27.8%
- シグマクシス:+0.3%
- オンコリスバイオファーマ:+34.6%
- じげん:+191.7%
- ペプチドリーム:+216.0%
- UMNファーマ:-8.0%
- ライフネット生命:-7.0%
- ダブル・スコープ:-8.0%
- テラプローブ:-7.5%
- エフオーアイ:-9.4%
- グリー:+51.5%
- カービュー:+5.5%
- ユー・エス・ジェイ:-4.9%
- ゲームオン:-8.0%
- GCA:+28.1%
- ミクシィ:+90.3%
以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。
主幹事はSBI証券、大和証券です。その他は、みずほ証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村証券、岡三証券で申し込めます。
| 証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
|---|---|---|
| SBI証券 | 9,668,500 | 62.00% |
| 大和証券 | 4,288,500 | 27.50% |
| みずほ証券 | 701,700 | 4.50% |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 701,700 | 4.50% |
| 野村証券 | 187,100 | 1.20% |
| 岡三証券 | 46,800 | 0.30% |
三菱UFJグループの三菱UFJ eスマート証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。

また、岡三グループの岡三オンラインでも取扱いの可能性があります。

岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
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ウェルスナビのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

SBI証券が幹事団に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。

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Vポイント投資が可能なSBIネオモバイル証券でも取り扱いの可能性があります。

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マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの中型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
大和証券グループのネット証券である「大和コネクト証券」だと、お手軽にIPOに参加可能です。
SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いを開始しています。委託幹事に名を連ねる可能性があります。
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岩井コスモ証券
は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。

東海東京証券は小口個人投資家には嬉しい完全抽選がある証券会社です。

むさし証券もIPOのサービスを提供しています。インターネット口座は売却手数料がリーズナブルです。

楽天証券、松井証券も委託幹事団に名を連ねる可能性があります。


<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)