JCBオリジナルシリーズのクレジットカードには、ゴールドカードとプラチナカードの中間に、独自のプレミアムゴールドカードが存在しています。
「JCBゴールド ザ・プレミア」という名前で、JCBゴールドと同じ年会費で一部JCBプラチナの特典を利用できるのがメリットです。
コストパフォーマンスが良好なカードで、クレジットカードに精通しているライター(マイナビ・価格コム・その他著名メディアで多数執筆)の方で、メインカードがJCBゴールド ザ・プレミアという人もいます。
JCBゴールド ザ・プレミアは招待制のクレジットカードで、インビテーションを受け取れないと申し込めません。
インビ(招待)はどのような際に届くのか気になる方もいらっしゃるでしょう。
そこでJCBゴールド ザ・プレミアのインビテーションの基準について、注意点を網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
参考JCBブラックカードであるJCB THE CLASSのインビテーション
目次
JCBゴールド ザ・プレミアのインビテーションの基準
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBカードの種類一覧において、JCBザ・クラス、JCBプラチナに次ぐ3番目のグレードを誇っています。
2021年12月にはデザインがリニューアルされてスタイリッシュになりました。
JCBプラチナは自己申し込みが可能ですが、JCBゴールド ザ・プレミアはインビテーションが届かないと申し込めないので、希少価値が高いクレジットカードです。
取得までの期間は最長2年となっており、取得まで時間がかかる「修行」が必要になります(ただし一気に200万円使えば最短1ヶ月で取得可能)。
招待が届いた人しか取得できない貴重なクレジットカードであり、クレジットカードに精通している方の中では高い評価を受けています。
インビテーションが必要なゴールドカードの中では、条件が公開されていないクレジットカードも存在しています。
しかし、JCBゴールド ザ・プレミアの招待基準は、JCBが赤裸々に公開しているので、安全・安心です。
修行をしてたくさんカードを利用しているのに、なかなかインビが届かないという切ない状況に陥る心配はありません。
JCBゴールド ザ・プレミアのインビの条件
- JCBオリジナルシリーズのJCBゴールドのショッピング利用合計額が2年連続で100万円(税込)以上 or 1年で200万円以上(集計期間は12月16日~翌年12月15日)
- 本会員が会員サイト「MyJCB」に受信可能なEメールアドレスを登録(毎年1月31日まで)
最短で取得したい場合、11月頃にJCBゴールドを発行し、12月15日までに200万円利用すればOKです。
ただし、特別な入会キャンペーンの開催時は、数ヶ月でゲットできるケースもあります(JCB ゴールド ザ・プレミアの入会キャンペーン)。
2年連続100万円(税込)以上JCBゴールドを利用し、MyJCBにメールアドレスを登録していれば、JCBゴールド ザ・プレミアに必ず申し込めます。
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBの頂点に君臨しており、コスパ最高の高級クレジットカードである「JCB THE CLASS(ザ・クラス)」のインビテーション対象カードです。
したがって、JCBゴールド→JCBゴールド ザ・プレミア→JCBザ・クラスとステップアップすることも可能です。
JCB THE CLASSのインビテーションの基準は謎に包まれていますが、年200~300万円程度の利用を繰り返せば、取得できる傾向にあります。
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なお、期間限定でJCBゴールド ザ・プレミアの特別な入会チャンスが生じるケースもあります。

インビテーションを得る上での注意点
JCBゴールド ザ・プレミアのインビテーションを目指している場合、注意すべき点が存在しています。
「自分では達成したと思っていたのに、実は対象外だった」という悪夢のような事態に陥らないようにチェックしておきましょう。
JCBオリジナルシリーズのJCBゴールドが対象
JCBゴールド ザ・プレミアの招待は、JCBオリジナルシリーズのJCBゴールドのみが対象です。
ANA JCB ワイドゴールドカード、ソラチカゴールドカード、JAL・JCB CLUB-Aゴールドカード、OPクレジット ゴールド、百五JCBゴールド等の提携カードは対象外です。
もちろん、楽天ゴールドカードやミライノカード GOLDなど、単なるJCBブランドのゴールドカードも対象外です。
また、JCB単独で運営しているクレジットカードでも、以下は対象外となります。
- JCBゴールドカード/プラスANAマイレージクラブ
- JCBゴールド法人カード、JCB CARD Biz ゴールド
- JCBザ・クラス、JCBプラチナ、JCBネクサス
- ビジネスカード、コーポレートカード
- ETC/JCBカード、JCBドライバーズプラスカード
- Type Select JCBカード
「JCBゴールド」以外をいくら使っても、インビテーションは届かないので注意しましょう。上位カードのJCB THE CLASS、プラチナを使っている場合も対象外です。
2年連続で100万円以上 or 年200万円(税込)以上の利用が必要
JCBゴールド ザ・プレミアのインビテーションは、2年連続で100万円(税込)以上の場合が対象です。
連続での利用が必要なので、例えば1年目100万円・2年目99万円・3年目100万円という場合は対象外です。
2023年12月16日からのサイクルでは、1年度で200万円(税込)以上利用してもOKとなりました。
集計期間は12月16日~翌年12月15日ですので、余裕を持った利用がおすすめです。
集計期間内の利用でも、利用加盟店からの売上データが集計期間終了後に到着した場合は、翌年度の分となります。
海外での利用、インターネット通販など一部の利用分は、加盟店から売上情報の到着に時間がかかる場合があります。
また、利用店舗によっては「利用日」が商品を購入した日と異なる場合もあり、「利用日」が対象日以外の場合はキャンペーンの利用額に算入されません。
特に、ネットショッピングでは商品を購入した日ではなく、発送した日付等を「利用日」として設定している場合があります。
予約注文で発送が先の場合などは対象外となるリスクがあります。期限ギリギリではなく、早めに利用するのが無難です。
100万円の利用実績にカウントされない対象外があり
通常のカードショッピングは問題なくインビに必要な実績となりますが、一部対象外となる項目があります。
カウント対象外
ショッピング2回払い、ショッピングリボ払い・分割払いによるショッピング額は、初回支払い月に一括して計上されます。
また、ボーナス1回払い、スキップ払いは前月16日から当月15日までの利用分が、翌月支払い分とともに集計されます。
ただし、いずれも手数料については対象外。あくまでショッピングの金額のみが対象です。
本会員がMyJCBにログインでき、有効なEメールアドレスを登録している必要あり
1月31日までに、本会員が会員サイト「MyJCB」に受信可能なEメールアドレスを登録しておく必要があります。
間違ったメールアドレスを登録していたらアウトなので注意しましょう。
メルアドは自分で1文字ずつ入力するのではなく、コピー&ペーストがおすすめです。
また、MyJCBのログイン時にID・パスワードの入力が所定回数エラーとなって、IDが凍結されている場合などは、招待のEメールが配信されません。
間違ったID・パスワードを連続して入力し、ログインできなくなっている場合は、JCBに連絡して解除してもらいましょう。
住所が海外の場合は対象外
郵送時の送付先が海外住所の場合は、JCBゴールド ザ・プレミアの招待対象となりません。
長期間の海外出張がある場合でも、可能なら郵送の送付先は日本の自宅にしておくと、インビテーションを受け取ることができます。
年100万円の利用額が足りない場合の方法
年間100万円利用の集計期間は、12月16日~翌年12月15日の利用が対象なので、修行する場合はサイクルに注意しましょう。
例えば10月16日から修行を開始した場合、初年度はたった2ヶ月で100万円利用する必要があります。
100万円の達成状況はスマホアプリMyJCBで確認可能です。
1ヶ月あたり83,334円は使えないという場合は、固定費用の支払いをJCBゴールド払いに切り替えるのが有効です。
電気代、ガス水道料金、インターネットや携帯電話の利用料金、NHK・新聞代などをJCBゴールドで支払えば、利用代金を嵩上げすることが可能です。
固定費を支払っても年50万円は使えないという場合は、Amazonギフト券、プリペイドカードや電子マネーへのチャージ、Apple Gift CardやGoogle Play ギフトカードを検討しましょう。
旅行がお好きならマリオットのポイント・ヒルトンのポイント・IHGのポイント・ハイアットのポイント、ユナイテッド航空のマイル購入も選択肢です。
インビテーションのメールが届く時期はいつか
JCBゴールド ザ・プレミアのインビテーションは、郵送ではなくEメールとなります。
豪華絢爛な郵便物が届くのも感動があって趣がありますが、経費削減の観点ではやはりメールが無難ですね。
招待メールは毎年2月下旬に、本会員宛てに送れてきます。招待日は全会員一律ではなく、2日間にわけて送られることもあります。
毎年2月頃にはJCBゴールド ザ・プレミアの公式サイトに招待日が掲載されるので、時期は明瞭となっています。
なお、JCBのメールアドレス(mail@qa.jcb.co.jp)を受信拒否に設定していると、受け取れないので注意しましょう。
携帯電話会社のメールアドレスの場合、セキュリティ設定が厳格で拒否になる場合があります。JCBのドメインから受け取れるように設定しておくのが無難です。
申込み・受け取りの手順
インターネットで申し込み
JCBから送られてくるインビテーションのメールには、JCBゴールド ザ・プレミアの申し込み画面へのリンクが掲載されています。
MyJCBのID・パスワードでログインすると、カード付帯サービス(JCBゴールド ザ・プレミア)の申し込み画面が表示されます。
システム上はJCBゴールド ザ・プレミアはJCBゴールドの付帯サービスという位置づけとなっており、サービス年会費は5,000円(税抜)です。
ただし、年100万円以上使えば無料なので、JCBゴールドと同じ10,000円(税抜)のコストで保持できます。
JCBから招待のEメールが届いた方が申し込めるので、仮に他の人の招待メールから申し込んでもJCBゴールド ザ・プレミアの審査に通過することはありません。
JCBは必ず最終発行前にインビテーションの対象者であるか否かを確認し、対象外の人の場合は申し込みのキャンセル措置を講じます。
昨今ではヤフオク!やメルカリでインビテーションや紹介のリンクが出品されて売買されていますが、JCBゴールド ザ・プレミアの場合は利用するだけ無駄です。
申し込み期間は2月下旬~4月上旬となっています。期間を過ぎたら申し込めなくなるので要注意。早めに返送しちゃいましょう!
JCBゴールド ザ・プレミアの申込みが完了すると、翌日以降に「適用中のカード付帯サービスの照会」画面から申し込んでいることを確認できます。
カード到着前にMyJCBの会員サイト・アプリで券面が変化
JCBゴールド ザ・プレミアに申し込むと、MyJCBの会員ページ・アプリに表示されている券面画像が、2日程度で切り替わります。
インビテーションの条件を満たしてインビテーションを受け取ってから、支払い遅延を起こしたような例外的事象がない限り、原則として審査は通過しますよ!
手元にカードは届いていない状態で会員ページ・アプリが切り替わるので、いち早くカード入手の確定を察知できます。この点はJCBザ・クラスと同一です。
約1週間~10日程度でカードが到着
申し込んでから約1週間~10日程度でJCBゴールド・ザ・プレミアが届きます。
即日発行ではありませんが、この程度であれば待てる方が大多数でしょう。
簡易書留にて届き、カード本体の他、ベネフィットガイドや規約・規定なども同封されています。
同封物
- JCBゴールド ザ・プレミア サービスのご案内
- JCBゴールドサービスガイド(JCBゴールドと同一)
- JCBカード付帯保険のご案内(JCBゴールドと同一)
- JCB CARD規約・規定集(JCBゴールドと同一)
プライオリティ・パスは別途申し込みが必要
JCBゴールド ザ・プレミアの主要特典はプライオリティ・パスです。本会員が対象で家族会員は対象外。
世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港ラウンジを0円で利用でき、海外旅行・出張で役立ちます。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル157.72円(2025/1/1時点)換算だと年会費73,970円が無料になります。
同伴者料金は1名あたり2,000円(税抜)と、楽天プレミアムカードよりも1,000円(税抜)安いのがメリットです。
SPUなど楽天関連の特典が不要な場合で、プライオリティ・パス無料のクレジットカードで最安値の一枚がほしい場合は、JCBゴールド ザ・プレミアが有力な選択肢となります。
カード到着後、別途申し込む必要があります。JCBの場合は郵送での手続きが必要で、プライオリティ・パスのカード到着まで2週間程度の時間が必要です。
海外旅行の直前に手続きした場合、間に合わないリスクがあるので気をつけましょう。

まとめ
JCBゴールド ザ・プレミアは、JCBゴールドとプラチナの中間のプレミアムゴールドカードです。
プライオリティパスのプレステージ会員が無料の最安値クレジットカードで、同伴者料金は楽天プレミアムカードより安いのが利点です。
JCBゴールド ザ・プレミアはインビテーション制のクレジットカードで、取得まで時間が必要なのは難点ですが、コストパフォーマンスとカッコよさの両面が良好です。
JCBゴールド ザ・プレミアのインビの条件
- JCBオリジナルシリーズのJCBゴールドのショッピング利用合計額が2年連続で100万円以上 or 1年で200万円(税込)以上(集計期間は12月16日~翌年12月15日)
- 本会員が会員サイト「MyJCB」に受信可能なEメールアドレスを登録(毎年1月31日まで)
主な注意点
- JCBオリジナルシリーズの「JCBゴールド」のみが対象
- 100万円(税込)以上の利用は「2年連続」※通算2回ではない
- 手数料・キャッシングなど、100万円の利用実績に入らない支払いが存在(Amazonギフト券はOK)
- 本会員がMyJCBにログインできないとNG
- MyJCBに有効なEメールアドレスの登録が必要
- 送付先が海外だとNG
2年連続100万円(税込)以上JCBゴールドを利用し、MyJCBにメールアドレスを登録していれば、JCBゴールド ザ・プレミアに必ず申し込めます。
JCBゴールド ザ・プレミアのカードフェイスは美しく高級感があります。
旧券面では、カード中央に君臨しているJCBのシンボルマークは黄金に光り輝いており、これはゴールド ザ・プレミアだけの唯一無二でした。
カード裏面のデザインはJCBゴールドとほぼ同一ですが、右側にある円形シンボルマークが存在している点にエッジが効いています。
インビテーションの時期は2月下旬であり、申込みからカードが届くまでは約1週間となっています。
JCBゴールド ザ・プレミアへの切り替えと同時に利用限度額がアップする例も存在しています。
JCBゴールド ザ・プレミアの招待を受けられるのは、JCBゴールドのみです。まずJCBゴールドに申し込み、2年連続で100万円(税込)を利用しましょう。
2023年12月16日からのサイクルでは、1年度で200万円(税込)以上利用してもOKとなりました。
公式サイトJCBゴールド 公式キャンペーン
JCBゴールド ザ・プレミアは、信頼・安心・安全があるゴールドカードよりワンランク上のカードであり、日本発祥の国際ブランドのプロパーカードです。
JCBゴールドと比較すると、年100万円以上利用すれば全く同じ年会費であるにもかかわらず、以下の特典が追加されています。
主なメリット
- プライオリティ・パスが無料で使い放題
- 京都ラウンジが利用可能
- JCBプレミアムステイプラン
- JCB STAR MEMBERSのポイント優遇がアップ(JCB THE CLASSと同一)
カード発行後も年100万円使えば保有コストはJCBゴールドと同じなので、メリットが大きいクレジットカードです。

JCBゴールド ザ・プレミアは、JCB ORIGINAL SERIESパートナーの店舗では高還元となります。
セブン-イレブン・Amazonでは還元率1.5%~1.85%となり、スターバックスでは5%~5.35%です。その他「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」の店舗では1~5.35%還元となります。
Oki Dokiランドを使うと、Amazon・楽天・LOHACO・Yahoo!ショッピング・ベルメゾンなどのネット通販でポイント還元が増加します。
ポイントは多種多様な商品と交換できるので、現金同様に使えて便利です。事前チャージ不要の電子マネーのQUICPayが使えてポイントが付与されるのも便利です。
JCBゴールド ザ・プレミアは、世界中の148ヶ国、600を超える都市で1,400ヵ所以上の空港ラウンジを0円で利用できるプライオリティ・パスを無料で発行できます。

搭乗する航空会社、搭乗クラスに関係なくラウンジを利用できるのが大きなメリット。格安航空券利用時も使えますし、1日に2回以上ラウンジを使うことも可能です。
通常は年会費469米ドルであるプレステージ会員が0円です。1ドル157.72円(2025/1/1時点)換算だと年会費73,970円が無料になります。
コストパフォーマンスに優れた非常にお得なゴールドカードであり、空港ラウンジを使えるゴールドカードの中でもエッジが効いています。
また、JR京都駅ビル内にある「JCB Lounge 京都」を利用できます。ドリンク、ガイドブック・情報誌の閲覧、手荷物の一時預かり、無料Wi-Fiなどのサービスが受けられます。PC作業もOKです。

JCBプレミアムステイプランという、JCB上級カード会員限定のホテル・旅館の優待も受けられます。

プロパーカードならではのサポートもしっかりしており、フリーダイヤルでゴールド会員デスクに気軽に問い合わせられます。
保険がゴールドカードの中では充実しており特筆すべき水準です。航空機遅延費用保険、航空機預託手荷物遅延・紛失費用保険も付帯しており、ショッピング保険は500万円とパワフルです。
国内・海外旅行保険のいずれも充実しており、海外旅行保険は最高1億円、最も利用頻度が高い疾病・傷害治療も300万円あります。
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JCBゴールド ザ・プレミアのメリット・デメリット・価値まとめ
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JCBゴールド ザ・プレミアは、至高のコストパフォーマンスを誇っている「JCB THE CLASS」へあと一歩となります。
JCB THE CLASSへのリーチとなるJCBゴールド ザ・プレミアの特典を堪能しながら決済を積み重ねていくと、ザ・クラスへのインビテーションが届く可能性が高まります。
JCBゴールド ザ・プレミアは、ゴールドカードとしてはコストパフォーマンスに優れた非常にお得なカードです。保有するためには、まずはJCBゴールドを作成しましょう。
JCBゴールドは、お得な新規入会キャンペーンを行っています。
インターネット限定で初年度の年会費は無料です。今ならお得に1年間利用することが可能です。
公式サイトJCBゴールド 公式キャンペーン