大手ホテルグループの東横インは上場しているのか多くの注目を集めています。
日本、韓国、ドイツ、フランス、フィリピン、カンボジア、モンゴルなどでビジネスホテルチェーンを展開しています。
誰もが知っていて分かりやすいビジネスモデルであり、しかも株主優待に期待がかかります。
長らく上場がなかったので、現時点ではIPOの可能性は低いです。
しかし、経営方針が切り替わり、グローバルホテルグループを目指して、本格的な世界進出に舵を切る場合などは、上場が具現化する可能性もゼロではありません。
東横インのIPO獲得に向けて備えることは選択肢の一つです。東横インの上場、株価について、徹底的に解説します。
東横インの上場・IPO
東横インは宿泊価格が安いのが特徴であり、徹底的なコストダウンを図っています。
基本的に予約はインターネットの自社ウェブサイトが主力となっており、旅行代理店への手数料を抑制しています。
PayPay、楽天ペイ、d払い、au PAY、メルペイ、LINE Pay、Alipay、WeChat Payなどのコード決済にも対応しています。
商号 | 株式会社東横イン |
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本社所在地 | 〒144‐0054 東京都大田区新蒲田1‐7‐4 |
代表連絡先 | TEL:03‐5703‐1045 FAX:03-3736-1138 |
アクセス | JR蒲田駅・東急蒲田駅 南口より徒歩8分 |
設立年月 | 昭和61年(1986年)1月23日 |
資本金 | 5,000万円 |
事業概況 | 従業員数:14,227人(2020年3月末日現在)※パート含む 売上高:947億5,900万円(2020年3月期) 店舗数:323店舗(2020年12月11日現在) 客室数:70,707室(2020年12月11日現在) 店舗展開:45都道府県(高知県と佐賀県を除く)と海外(2020年2月末日現在) |
財務状況 (2020年3月期) | 売上高:947億円 総資産:1,752億円 純資産:809億円 自己資本比率:46.2% |
主な取引銀行 | 株式会社三井住友銀行 株式会社みずほ銀行 株式会社関西みらい銀行 株式会社東京スター銀行 株式会社三菱UFJ銀行 株式会社りそな銀行 株式会社きらぼし銀行 株式会社静岡銀行 株式会社東日本銀行 株式会社北海道銀行 株式会社西京銀行 株式会社九州リースサービス 株式会社JA三井リース |
格付 | BBB(JCR) |
宿泊特化型ホテルがコンセプトであり、ごく一部のホテルを除いてレストランなどはありません。
ただし、徒歩圏内にコンビニや飲食店などが立地するホテルが多いので、不便はない状況となっています。
ロビーにはプリンタ・インターネットが使えるパソコンが置かれており、自由に利用できます(コピー・FAXは有料)。
無料の朝食、朝刊、ウォーターサーバー、製氷機などもあり、ニーズが多い設備はしっかりと備えています。コインランドリーは有料です。
照明・デスク等の客室内の設備は必要最小限となっており、全国のホテルで共通なのが特徴です。
会員制度として「東横INNクラブ」があり、予約時の申請によるアーリーチェックイン、自社サイトからの予約での一分曜日の割引、一定の泊数達成による無料宿泊などのサービスを受けられます。
株主優待
東横インはホテルを展開しているということで、株主優待との親和性が極めて高い企業です。
旅行関連のサービスを提供している企業では、株主優待を行っている銘柄が多数あります。
- 藤田観光:宿泊・飲食・入場料金の割引優待券
- ワシントンホテル:ワシントンホテルプラザ・名古屋国際ホテル優待券、R&Bホテル優待券
- 西武ホールディングス:プリンスホテルでの宿泊割引券
- サムティ:自社保有ビジネス・リゾートホテル割引券・宿泊無料券
- リゾートトラスト:自社施設割引優待券
- 共立メンテナンス:宿泊割引券
- エイチ・アイ・エス:株主優待券、ハウステンボス 入場割引券、ラグーナテンボス入場割引券
- KNT-CTホールディングス:ツアー割引券
- 楽天:楽天トラベルのクーポン2,000円
東横インが上場した場合、株主優待の実施が大いにありそうです。
株主優待があるか否かでPBRが4~5倍、PERが10~20倍違うのはザラであり、導入して上手く株主優待を活用すると、成長にモメンタムをつけることもできます。
クリエイト・レストランツ・ホールディングス、コロワイド、RIZAPグループ、リンガーハットあたりは株主優待を極めて上手く活用してファイナンスし、M&A等で成長を加速させています。
高PBR・高PERで株価を高く保ち、それを活かして資金調達し、獲得した軍資金を元に成長を加速させています。
コード | 銘柄名 | PBR | PER | 配当利回り |
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2928 | RIZAPグループ | 3.13 | 22.06 | 0.00% |
3387 | クリエイト・レストランツHD | 8.10 | 42.85 | 0.65% |
7616 | コロワイド | 4.57 | 159.65 | 0.27% |
8200 | リンガーハット | 4.78 | 247.85 | 0.35% |
株主優待を経営に活かすと、無い場合に比べて成長にスピードをつけることも可能になります。株主優待の活用がスピードアップの特効薬と言っても過言ではありません。
コロワイドは牛角やかっぱ寿司を買収しましたが、株主優待のパワーがなかったら果たして買収できたかどうかという話にまでなりかねません。
RIZAPグループとクリエイト・レストランツHDは、もし株主優待がなかったとしたら、ここまでの急成長は無理だったと断言できます。
経営に必要な資金を株主優待で築いた高い時価総額を利用して賄い、成長を加速させています。東横インにも株主優待レバレッジ経営を期待します。
東横インの上場時は株価に注目
東横インが上場するか否かは要注目ですね。IPOした場合は誰でも株を自由に購入できるようになり、株価に高い注目度が生じます。
長らくIPOをしてこなかったので、非公開企業ならではの意思決定の素早さや強みを重視している可能性があります。
ただし、世界進出も進めています。今後、事業方針が転換して本格的にグローバル展開を目指すことになった場合などは、上場の可能性もゼロとは断言できません。
以下のような世界大手に伍していくためには、上場による資金調達が選択肢となります。
ホテルグループ世界大手
- マリオットボンヴォイ
- ヒルトン・オナーズ
- ワールドオブハイアット
- IHG(インターコンチネンタルホテルグループ)
- ジンジャンホテル(錦江国際酒店管理有限公司)
- アコーホテルズ
- ウィンダム・ホテル・グループ
- チョイスホテルズ
- ベスト・ウェスタン
- フアズー・グループ(華住酒店集団)
クレジットカードのジャンルではJCBカードが国際ブランドの一角としての地位を確立しています。
しかし、ホテル業界では最大手のプリンスホテルも世界的には影が薄くなっており、日本人としては切ないところです。
東横インが上場することになった場合、株式を購入するには、上場後に株式を買う以外にも、IPOでの購入という方法がありますね。証券会社に口座を開く必要があります。
IPOで株を買う場合、ブックビルディング期間中に証券会社で申し込んで、抽選に当選すれば手数料無料で購入できます。
IPOに当選するには、多額の株を引き受ける主幹事証券はもちろん、それ以外の証券会社からも申し込むことが重要です。
数打てば当たる可能性が着実に上昇します。現在は証券会社の口座開設・維持費用は国内株に関しては無料の証券が大多数ですから、できる限り数多くの証券会社から申し込みましょう。
東横インのIPOがあった場合、当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
株式の売り出しを担当する主幹事は野村證券、大和証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、みずほ証券、SBI証券あたりが選定される可能性が高いです。
三菱UFJグループのauカブコム証券でも取り扱いが期待できます。カブドットコムのIPOは、公平性と機密性を確保したシステムによる抽選で当選者が決まります。
野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
SMBC日興証券のダイレクトコースは個人投資家でもIPOが当たるチャンスがあるオンライン証券です。
特に大型株は当たりやすいです。東横インも当選が大いに期待できます。店頭証券の営業とのやり取りが不要で気軽に申し込めます。
野村證券や大和証券、SMBC日興といった大手証券だけではなく、ネット証券でもお手軽に申し込めます。
ネット証券ではSBI証券がIPOに積極的ですので、東横インのIPOもほぼ確実に幹事団に名を連ねるでしょう。
東横インのような大型案件は株式数が多いので当選が比較的容易になります。IPOは勝率が高く、無難に上場日の初値で売却した場合でも、利益が出る確率が高いです。
SBI証券には「SBIチャレンジポイント」という仕組みがあり、IPOに落選した場合はポイントが貯まります。
このポイントを貯めていくといつかは必ずIPOに当選するという嬉しい仕組みがあります。
東横インのIPOに備えてSBI証券に口座開設しておくことを強くおすすめします。SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。
SBI証券はIPO以外にもメリットが多いネット証券です。私もフル活用して、パフォーマンスを向上させています。
SBI証券の口座開設・維持費用、ネット入金・出金の費用は無料です。IPOに申し込むのに際して費用は一切かかりません。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと3,000円分で、ネット証券としては破格の内容です。
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口座開設時に以下の項目(無料)に申し込めば、SBI証券に入金するだけで自動的に振り替えられるので面倒な手間はありません。
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口座開設・維持・入出金は無料です。まだ口座をお持ちでなければ、この機会にぜひ口座開設してみてはいかがでしょうか。
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SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いが開始しました。口座開設者数が大手ネット証券と比較すると少ないのでライバルが少ないのがメリットです。
機械的な完全ランダム抽選で平等・公平です。事前入金は不要で、口座残高がなくても申し込めるのも便利です。ネット上で手間をかけずにサクッとIPOのブックビルディングに参加することが可能です。
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マネックス証券も完全抽選で小口個人投資家でも当選しやすい証券会社です。IPOにおいてはぜひ口座開設しておきたいネット証券です。
この他、幹事団として、岡三オンライン、東海東京証券、岩井コスモ証券などが入る可能性が高いです。
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