ジーネクスト(4179)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年3月10日(水)~3月16日(火)、上場日は2021年3月25日(木)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,130円(1単元11.3万円)です。仮条件は 2021年3月9日(火)、公募価格は2021年3月17日(水)に決定。
ジーネクストは顧客対応をDX(デジタル・トランスフォーメーション)化するプラットフォーム「Discoveriez」を、様々な規模・業種の企業向けに、主にクラウド形式で展開しています。
監査法人は東邦監査法人で、本社所在地は東京都千代田区飯田橋4-7-1 ロックビレイビル5Fです。
ジーネクストとは
ジーネクストは「お客さまの声で世界を変える」というミッションのもと、顧客対応DXプラットフォーム「Discoveriez」を開発し、顧客対応業務が必要な企業に対して提供しています。
「Discoveriez」は、コールセンターで受け付けた顧客からの電話、メールやチャットなどの内容を一元化し、シームレスに管理することができるクラウド方式で提供されるソフトウェアです。
実現できるアクション
- 社内の各部署・社外などステークホルダーとの情報共有
- ワークフローによる対応処理の承認や記録
- リスクマネジメント
- 品質管理・新商品開発情報
- 集計や分析など
サービスの主な特徴
- 使いやすいUI/UX
- カスタマイズマスタ・APIによる連携機能
- 組織間の共有化・見える化が容易に
- 重大リスクの防止、全社的な危機管理をサポート
サービスの主な機能
- あらゆるVOCデータを一元管理
- リスクマネジメント機能により異常を確認し、安全・安心な対応をアシスト
- 2Wayコミュニケーションにより、ポータルから全社へ同時に情報を配信
- 個人情報保護に配慮したセキュリティ機能
- 使いやすいUI/UXにより業務効率化を実現する機能を標準搭載
- CTIシステムとの豊富な連携実績
従業員数は29名、平均年齢は36.6歳、平均勤続年数は3.2年、平均年間給与は595.9万円です。
ジーネクストのIPOの諸データ
ジーネクストの業績推移
業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、右肩上がりの傾向となっています。
主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。
回次 | 第18期 | 第19期 | |
---|---|---|---|
決算年月 | 2019年3月 | 2020年3月 | |
売上高 | (千円) | 505,294 | 531,252 |
経常損失(△) | (千円) | △109,902 | △183,480 |
親会社株主に帰属する当期純損失(△) | (千円) | △110,064 | △184,433 |
包括利益 | (千円) | △109,577 | △184,731 |
純資産額 | (千円) | △238,998 | △96,449 |
総資産額 | (千円) | 187,916 | 242,871 |
1株当たり純資産額 | (円) | △99.73 | △30.09 |
1株当たり当期純損失金額(△) | (円) | △46.44 | △63.49 |
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 | (円) | ― | ― |
自己資本比率 | (%) | △127.6 | △39.9 |
自己資本利益率 | (%) | ― | ― |
営業活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △137,098 | △119,604 |
投資活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △2,904 | △2,210 |
財務活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 123,063 | 233,095 |
現金及び現金同等物の期末残高 | (千円) | 14,479 | 125,657 |
従業員数 | (名) | 29 | 39 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数は他の株価指数が好調な中、ここ数ヶ月はボックスでの推移となっていましたが、足元では復調の気配が漂っています。
軟調な推移が続くとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。
上場規模
ジーネクストのIPOの規模は最大で約7.2億円であり、東証マザーズとしても小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は350,000株、売出株式数は206,500株、オーバーアロットメント(OA)は83,400株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約16%と低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は37%です。
株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
---|---|---|
横治祐介 | 39.42% | ○ |
井上瑞樹 | 4.84% | ○ |
三菱UFJキャピタル7号投資事業有限責任組合 無限責任組合員 三菱UFJキャピタル(株) 代表取締役社長 半田宗樹 | 3.75% | ○ |
DG Lab Fund II E.L.P. Cayman無限責任組合員 (株)DG Daiwa Ventures 代表取締役 大熊 将人 | 3.28% | ○ |
宮林隆吉 | 3.28% | ○ |
浜野哲也 | 3.17% | ○ |
中内奈々 | 3.05% | ○ |
糸永洋三 | 2.44% | ○ |
大河原麗偉 | 2.32% | ○ |
三橋健太郎 | 2.16% | ○ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
ジーネクストの事業は顧客対応をDX(デジタル・トランスフォーメーション)化するプラットフォーム「Discoveriez」ということで、IPOにおける業種の人気度はやや高めです。
訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。
7.2億円という上場規模は東証マザーズとしても小型です。上位株主にベンチャーキャピタルが名を連ねており、ロックアップがかかっていない大株主もいます。
東証マザーズの5億~10億円の小型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- オンデック:+190.3%
- クリングルファーマ:+48.0%
- 交換できるくん:+125.1%
- かっこ:+290.6%
- ビートレンド:+257.5%
- カラダノート:+320.0%
- アクシス:+432.7%
- ニューラルポケット:+466.7%
- ティアンドエス:+150.4%
- KIYOラーニング:+133.0%
- アイキューブドシステムズ:+202.2%
- グッドパッチ:+299.6%
- コマースOneホールディングス:+335.6%
- 松屋アールアンドディ:-7.9%
- ミクリード:-8.1%
- リグア:-2.1%
- スポーツフィールド:+211.4%
- ユナイトアンドグロウ:+152.4%
- ALinkインターネット:+136.5%
- ジェイック:+117.3%
- インティメート・マージャー:+110.5%
- AI CROSS:+65.1%
- パワーソリューションズ:+155.5%
- フィードフォース:+140.0%
- インフォネット:+130.2%
- バルテス:+175.8%
- グッドスピード:+25.0%
- エードット:+121.0%
- Welby:+246.7%
- gooddaysホールディングス:+128.1%
- 識学:+152.8%
- テノ.ホールディングス:+25.0%
- AmidAホールディングス:+6.3%
- Kudan:+276.3%
- アルー:+46.7%
- 霞ヶ関キャピタル:+133.7%
- VALUENEX:+133.7%
- ブリッジインターナショナル:+92.6%
- イーエムネットジャパン:+133.3%
- アズーム:+113.3%
- チームスピリット:+101.4%
- アクリート:+100.3%
- ロジザード:+177.8%
- エーアイ:+250.0%
- プロパティデータバンク:+130.3%
- ログリー:+149.2%
- ベストワンドットコム:+242.5%
- HEROZ:+988.9%
- コンヴァノ:+135.4%
- ブティックス:+137.8%
- 和心:+167.9%
- Mマート:+333.9%
- すららネット:+113.0%
- ナレッジスイート:+150.5%
- イオレ:+169.8%
- エル・ティー・エス:+313.2%
- 一家ダイニングプロジェクト:+173.5%
- サインポスト:+287.7%
- エスユーエス:+116.1%
- ユニフォームネクスト:+137.1%
- Fringe81:+133.1%
- ビーブレイクシステムズ:+361.1%
- アセンテック:+197.5%
- 旅工房:+173.7%
- テモナ:+215.7%
- 力の源ホールディングス:+271.7%
- ファイズ:+220.8%
- フォーライフ:+31.6%
- グレイステクノロジー:+130.0%
- イノベーション:+214.1%
- リネットジャパングループ:+92.9%
- G-FACTORY:+54.3%
- シルバーエッグ・テクノロジー:+191.3%
- チェンジ:+149.9%
- バリューデザイン:+111.5%
- カナミックネットワーク:+186.7%
- デジタルアイデンティティ:+88.3%
- ストライク:+125.9%
- ハイアス・アンド・カンパニー:+189.5%
- はてな:+278.1%
- ソーシャルワイヤー:+56.9%
- アークン:+262.1%
- 鎌倉新書:+180.6%
- ネオジャパン:+401.7%
- パートナーエージェント:+217.5%
- ピクスタ:+34.8%
- べステラ:+25.0%
- パルマ:+70.5%
- 富士山マガジンサービス:+126.4%
- ファンデリー:+102.1%
- マーケットエンタープライズ:+167.0%
- ジグソー:+236.4%
- レントラックス:+53.1%
- 海帆:+76.5%
- プラッツ:+70.2%
- 日本動物高度医療センター:+44.2%
- ハウスドゥ:+47.2%
- ショーケース・ティービー:+193.9%
- ヒューマンウェブ:+11.7%
- コラボス:+137.6%
- ALBERT:+115.7%
以上を総合考慮して、初値予想はプラスリターンです。
主幹事はSMBC日興証券です。その他は、大和証券、みずほ証券、マネックス証券、いちよし証券、丸三証券、岩井コスモ証券、水戸証券、極東証券、松井証券で申し込めます。
ジーネクストのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。
SBI証券が幹事団に入っている場合は、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。
参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。
SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと口座開設だけで3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。口座開設・維持は無料です。
↓
SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。
岩井コスモ証券は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。
マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。
楽天証券、松井証券も委託幹事団に名を連ねる可能性があります。
野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
岡三グループの岡三オンライン証券でも取扱いの可能性があります。
岡三オンライン証券は、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。
ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。
↓
SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いを開始しています。委託幹事に名を連ねる可能性があります。
口座開設キャンペーンでは、約2ヶ月間も売買手数料が無料となります。
岩井コスモ証券は、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。
東海東京証券は小口個人投資家には嬉しい完全抽選がある証券会社です。
むさし証券もIPOのサービスを提供しています。インターネット口座は売却手数料がリーズナブルです。
<投資スタンス>
やや強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、S級銘柄の当落に影響がない対面証券では申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)※回数制限やS級狙いで回避することも
- やや弱気:SBI証券以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも)
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)