上場!テンダ(4198)のIPOの初値予想

更新日:   IPO

サイト運営費用を賄うための運営ポリシー

テンダ

テンダ(4198)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年5月25日(火)~5月31日(月)、上場日は2021年6月10日(木)です。

新規上場する市場は東証JASDAQスタンダードで、想定価格は3,250円(1単元32.5万円)です。公募価格は2021年6月1日(火)に決定。

仮条件は3,050円~3,250円と下振れました。予想PERは28.3~30.1倍です。

初値予想は大幅なプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

6,200〜7,800円(仮条件の上限比+90.8%~+140.0%)

テンダは請負を中心にWebシステムやそれに関わるWebサイト(ホームページや商業目的として利用されるWebページ等の総称)/アプリケーションの開発・保守・運用、及びビジネスプロダクト(製品)の提供、ゲームコンテンツの企画・開発及び運用保守を展開しています。

監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都豊島区東池袋 3-1-1 サンシャイン60(57階)です。

テンダとは

テンダのオフィスがあるサンシャイン60

テンダは「人と社会を豊かにする」をミッションとし、「ITサービスで人と社会の価値を創造する」をビジョンとしています。

従業員数は75名、平均年齢は34.22歳、平均勤続年数は4.54年、平均年間給与は466.6万円です。

ITソリューション事業

ITによる顧客企業の業務やワークフローの改善・改革をトータルにサポートし、顧客企業のワークスタイル変革を推進するためのシステム開発、保守、運営技術者支援に関するトータルサービスを提供。

テンダは開発から保守・運営まで一気通貫で対応することが可能となっています。

代表例

  • ECショップ、会員サイト、プロモーションサイトなど、顧客企業とお客様との重要な接点となるWebサイトの構築
  • 顧客企業のワークスタイル変革のための業務の自動化・効率化の開発、AI(Artificial Intelligence・人工知能)やRPA(Robotic Process Automation)といったデジタル技術を活用した顧客企業のサービスの再構築
  • 技術者派遣(経験豊富なITエンジニアと技術を求めている企業を最善にマッチングし、プロジェクト単位の技術支援、開発支援を行うサービス)

ビジネスプロダクト事業 

「ホワイトカラーの業務効率化」をコンセプトに、AI(Artificial Intelligence・人工知能)やクラウドを活用したプロダクトなどの企画・開発・販売を行っています。

代表例

マニュアル自動作成ソフト「Dojo」(ドージョー)、次世代マニュアルナビゲーション「Dojo Sero」(ドージョーセロ)、RPA(Robotic Process Automation)業務自動分析・導入ソリューションプラットフォーム「D-Analyzer」(ディーアナライザー)

ゲームコンテンツ事業

2001年よりソーシャルゲームをはじめとしたコンテンツの制作・運用を開始し、2014年からは蓄積された企画、開発、運用ノウハウを活かし、コンテンツプロバイダーとして自社ゲームの提供を行っています。

国内プラットフォーム運営事業者の運営するプラットフォーム上、またはプラットフォームを介してユーザーに無料で提供され、アイテムを購入する際に課金が行われる課金型のビジネスモデルを採用。

自社所有ゲームをエンジン化(基本機能の共通化)し、ゲーム化権を獲得した有名IP(Intellectual Property・知的資産)を自社エンジンに載せることで、開発期間の短縮化、低コスト化(テンダ比)を実現しています。

プラットフォーム運営のノウハウを活用した集客・売上の拡大や、ゲーム運営ノウハウを活用したゲームタイトルの長寿命化を図れていることがテンダの強みです。

また、ゲーム化権を所有した法人から受託開発サービスとして、ソーシャルゲームからネイティブゲームまで、企画、開発、運営のトータルサポートも可能となっています。

テンダのIPOの諸データ

テンダの業績推移

業績面では売上高・純利益・経常利益は右肩上がりの傾向となっています。

テンダの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第24期第25期
決算年月2019年5月2020年5月
売上高(千円)2,548,0803,193,801
経常利益(千円)167,154298,315
親会社株主に帰属する当期純利益(千円)110,809205,248
包括利益(千円)109,807203,678
純資産額(千円)534,804809,598
総資産額(千円)1,137,2251,828,974
1株当たり純資産額(円)302.83439.28
1株当たり当期純利益(円)59.57113.32
自己資本比率(%)4744.3
自己資本利益率(%)18.630.5
株価収益率(倍)
営業CF(千円)36,494418,736
投資CF(千円)213,188△135,945
財務CF(千円)△519,294390,364
現金等(千円)531,0391,204,141
従業員数(名)212217

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

JASDAQ指数は足元ではボックス相場が続いています。

軟調な相場に転落すると向かい風となり、堅調な推移に回帰すればIPOにおいて追い風となります。

ジャスダックインデックスのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

テンダのIPOの規模は最大で約14.4億円であり、JASDAQスタンダードとしてはやや小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は280,000株、売出株式数は105,000株、オーバーアロットメント(OA)は57,700株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約21%とやや低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は27%です。

株主名保有割合ロックアップ
(株)KFC58.61%
小林謙12.27%
中村繁貴7.79%
加藤善久7.04%
小林まり子5.03%
(株)博報堂プロダクツ3.87%
林貢正0.96%
松下貴弥0.75%
富澤和宏0.35%
堀学0.30% 

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

テンダのオフィスがあるサンシャイン60

テンダの事業は請負を中心にWebシステムやそれに関わるWebサイト(ホームページや商業目的として利用されるWebページ等の総称)/アプリケーションの開発・保守・運用、及びビジネスプロダクト(製品)の提供、ゲームコンテンツの企画・開発及び運用保守ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

予想PERは28.3~30.1倍であり、類似企業と比較すると割安感はありません。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
2130メンバーズ29.817.740.85%
2307クロスキャット23.972.152.22%
3771システムリサーチ15.152.442.40%
3784ヴィンクス13.911.961.38%
3920アイビーシー26.913.400.00%
4011ヘッドウォータース88.5916.390.00%
4396システムサポート25.905.631.38%
4828ビジネスエンジニアリング14.523.282.10%
4847インテリジェントウェイブ21.372.471.50%
7357ジオコード26.203.380.00%

約14.4億円という上場規模はJASDAQスタンダードとしてはやや小型です。上位株主にVCがなく、万遍なくロックアップがかかっています。

JASDAQスタンダードの10億~20億円のやや小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • アイスコ:+45.0%
  • 室町ケミカル:+73.7%
  • 東和ハイシステム:+130.4%
  • リベルタ:+76.7%
  • グラフィコ:+133.7%
  • ミアヘルサ:-25.0%
  • コンピューターマネージメント:+58.5%
  • 浜木綿:+39.2%
  • 共栄セキュリティーサービス:+36.5%
  • プリントネット:+45.8%
  • イボキン:+19.7%
  • ABホテル:+104.0%
  • ヴィスコ・テクノロジーズ:+204.9%
  • 幸和製作所:+126.7%
  • 大阪油化工業:+66.7%
  • 壽屋:+32.5%
  • クロスフォー:+44.0%
  • ネットマーケティング:+36.1%
  • ズーム:+49.9%
  • ほぼ日:+128.1%
  • グッドコムアセット:+32.4%
  • ウイルプラスホールディングス:-8.0%
  • ヒロセ通商:±0%
  • 平山:+29.5%
  • ヨシックス:+29.4%
  • 鳥貴族:+120.7%
  • ホットマン:+67.5%
  • イーグランド:+27.3%
  • 日本コンセプト:-8.0%
  • マックスバリュ九州:+4.0%

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事はいちよし証券です。その他は、みずほ証券、SMBC日興証券、SBI証券、マネックス証券、松井証券、極東証券、東洋証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
いちよし証券288,90075.04%
みずほ証券15,4004.00%
SMBC日興証券15,4004.00%
SBI証券15,4004.00%
マネックス証券15,4004.00%
松井証券11,5002.99%
極東証券11,5002.99%
東洋証券11,5002.99%

SBIグループのSBIネオモバイル証券SBIネオトレード証券でも取り扱いの可能性があります。SBIネオモバイル証券ではWealthNaviに当選して手堅いリターンを獲得しました。

みずほ証券の委託幹事としてPayPay証券でも取り扱いを期待できます。

テンダのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

株のIPO(新規上場株式)の当選のコツ・申込手順まとめ!
株には「IPO」という制度があります。新規上場株式を購入することができます。人気銘柄は抽選となり、なかなか当選しづらいの...

SBI証券が幹事団に入っているので、着実にSBIチャレンジポイントを貯めましょう。

参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる

SBI証券でIPOの引受け部門で活動していたプロにインタビューして、貴重なお話を聞きました。以下にまとめています。

SBI証券に取材インタビュー!IPOでネットにはないディープな情報を聞き倒しました!
日本の幾多のネット証券の中で、ここ最近では、SBI証券は唯一、IPOで主幹事証券を担ってきた証券会社です。また、幹事証券と...

SBI証券は当サイト限定でお得なタイアップ・プログラムを実施しています。なんと口座開設だけで3,000円分のAmazonギフト券がプレゼントされます。口座開設・維持は無料です。

blank

SMBC日興証券のネット口座は小口個人投資家でもIPOが当選することがあります。口座開設をおすすめします。

SMBC日興証券のIPOを徹底解説!IPO優遇特典も登場!主幹事が多くおすすめ
SMBC日興証券という大手証券会社がありますね。SMBC日興証券はインターネット口座もあります。「ダイレクトコース」という名...

マネックス証券は完全抽選で小口個人投資家でも当選する可能性がある証券会社です。

マネックス証券に取材インタビュー!Vol.1 日本株・IPOについて聴き倒しました!
日本の大手ネット証券の一角がマネックス証券です。1999年創業以来、次々と先進的なサービスを提供してきており、日本初のサ...

株・投資信託ならネット証券のマネックス

松井証券も幹事団に名を連ねています。

松井証券に取材インタビュー!小口投資の手数料無料と先進的で豊富なサービスが魅力!
日本を代表する大手ネット証券の一角が松井証券です。約100年の歴史があり、大正・昭和・平成と時を紡いできました。日本初の...

野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。

郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。

大和証券グループのネット証券である「大和コネクト証券」だと、お手軽にIPOに参加可能です。

岡三オンラインでも取扱いの可能性があります。

岡三オンラインに取材!気になる最新情報をインタビューしました!Vol.1
岡三証券グループにはネット証券「岡三オンライン」があります。使い勝手がよくて投資に役立つツールに定評のあるネット証券...

岡三オンラインは、当サイト限定タイアップでお得な入会キャンペーンを行なっています。口座開設と1回以上の取引だけで3,500円+特別レポートがプレゼントされます。

ネット証券のキャンペーンとしては破格の内容でおすすめです。まだ口座をお持ちでない方は、ぜひこの機会に開設してみてはいかがでしょうか。

岡三オンライン

SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いを開始しています。委託幹事に名を連ねる可能性があります。

現在はお得なキャンペーンを開催しています。

SBIネオトレード証券 公式キャンペーン

楽天証券も委託幹事団に名を連ねる可能性があります。

楽天証券に取材インタビュー!気になるあんな事やこんな事を聞き倒しました!
楽天証券という楽天グループのネット証券があります。日本の大手ネット証券の一角であり、大人気で存在感がある証券会社です...

岩井コスモ証券blankは、ネット抽選分は小口個人投資家に嬉しい完全公平抽選となっています。

岩井コスモ証券に取材インタビュー!最新情報からIPOまで聞き倒しました!
100年以上の歴史を誇る老舗総合証券の一つが岩井コスモ証券です。対面口座だけではなく、ネット専用口座もあります。IPOの取...

東海東京証券は小口個人投資家には嬉しい完全抽選がある証券会社です。

東海東京証券はIPO完全抽選あり!手数料もリーズナブル
東海東京証券という準大手証券会社がありますね。東海東京証券はインターネット口座もあります。店頭口座はハードルが高いと...

むさし証券もIPOのサービスを提供しています。インターネット口座は売却手数料がリーズナブルです。

むさし証券のトレジャーネットに突撃インタビュー!最安値水準の手数料と金利に強みあり!
むさし証券という証券会社があります。対面口座とネット口座があり、ネット口座のトレジャーネットは、安価な手数料と金利に...

<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

過去のIPO初値予想の履歴

-IPO