上場!ユミルリンク(4372)のIPOの初値予想

更新日: IPO

ユミルリンク

ユミルリンク(4372)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年9月3日(金)~9月9日(木)、上場日は2021年9月22日(水)です。

新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は950円(1単元9.5万円)です。公募価格は2021年9月10日(金)に決定。

仮条件は950円~1,000円と上振れました。予想PERは15.6~16.4倍です。

初値予想はやや大き目のプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。

1,400〜1,900円(仮条件の上限比+40.0%~+90.0%)

「ユミルリンク」は消費者や社員等とのエンゲージメント向上を目的とした法人のマーケティング、コミュニケーション活動を支援するメッセージングプラットフォーム「Cuenote(キューノート)」を展開しています。

監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は東京都渋谷区代々木2-2-1 小田急サザンタワー12Fです。

ユミルリンクとは

ユミルリンクは、「価値の高い情報サービスの創造と提供を通して社会に貢献し、常に期待される企業を目指す。」という企業理念を掲げています。

ユミルリンクの事業は「Cuenote」シリーズによる「メッセージングソリューション事業」の単一セグメントです。

ユミルリンクでは、自社開発したソフトウエアをデータセンターに設置したサービス基盤上で稼働させ、クラウドサービスとして提供するSaaS形式と、顧客が指定するサーバ機材にソフトウエアを設置し利用環境を提供するソフトウエア形式の2形式で主に企業や自治体にサービスを提供しています。

SaaSとは「Software as a Service」の略でソフトウエアをインターネット経由でサービスとして提供するビジネスモデルまたはその活用方式です。

利用者はインターネットに接続可能な端末とブラウザ(インターネット閲覧ソフト)があれば目的とするサービスや機能を短期間で利用開始でき、利用期間中においては提供者からシステム保守やソフトウエア更新など専門性の高いサービスが提供されます。

近年は企業のICT投資がハードウエアからソフトウエアに移行し、SaaSをはじめとしたクラウドサービスを利用する企業が増加しており、ユミルリンク「Cuenote」においても、2021年6月度の全取引に占めるSaaS利用顧客は96.7%(取引額基準)を占めています。

SaaSの収益は、利用開始時の初期設定売上と毎月のサービス利用売上により構成され、顧客がサービスを利用し続ける限りサービス利用売上が計上されるサブスクリプション型収益です。

新規顧客獲得や既存顧客のプラン追加等によるサービス利用売上の増加額が解約やプラン変更による減少額を下回らない限り、毎月の収益が増加し安定的な収益基盤となります。

したがって、定期契約額(SaaSのサービス利用売上や買取型ソフトウエアの保守売上など、一定期間の役務や利用を定めた契約に基づく収益:月次経常収益)を重要な経営指標として定め、この指標に影響する期末の定期契約額(月次経常収益)とメールサービスの解約率の推移を管理しています。

なお、ユミルリンクがデータセンター事業者からデータセンターラック及びインターネット接続回線の供給を受けているデータセンターは、2021年7月31日現在において6箇所(東京都3箇所、大阪府2箇所、福岡県1箇所)となります。

従業員数は111名、平均年齢は39.4歳、平均勤続年数は6.9年、平均年間給与は573.1万円です。

ユミルリンクのIPOの諸データ

ユミルリンクの業績推移

業績面では売上高・経常利益・純利益のいずれも、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

ユミルリンクの業績推移

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第19期第20期第21期第22期第23期
決算年月2016年12月2017年12月2018年12月2019年12月2020年12月
売上高(千円)934,4091,148,9421,248,5311,453,2911,629,752
経常利益(千円)134,669196,765176,526233,325326,340
当期純利益(千円)87,680133,563120,228159,871224,013
資本金(千円)118,281118,281118,281118,281118,281
発行済株式総数(株)35,54435,54435,54435,54435,544
純資産額(千円)459,413592,976713,204873,0751,097,089
総資産額(千円)610,520821,330901,4021,183,4191,443,273
BPS(円)12,92516,68320,065245.63308.66
1株配当(円)
EPS(円)2,4673,7583,38344.9863.02
自己資本比率(%)75.2572.279.1273.7876.01
自己資本利益率(%)21.125.3818.4120.1622.74
株価収益率(倍)
配当性向(%)
営業CF(千円)326,598330,897
投資CF(千円)△269,689△281,167
財務CF(千円)
現金等(千円)139,111188,841
従業員数(人)72848999105

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

東証マザーズ指数はここ数ヶ月ボックスでの推移となっていましたが、足元では直近安値を割っています。

軟調な推移が続くとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

ユミルリンクのIPOの規模は最大で約13.9億円であり、東証マザーズとしてはやや小型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は338,200株、売出株式数は937,800株、オーバーアロットメント(OA)は191,400株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約38%と高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は74%です。

株主名保有割合ロックアップ
アイテック阪急阪神(株)87.45%
清水亘7.33%
及川英夫4.76%
佐野拓0.28%
市川卓也0.17% 

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

ユミルリンクの事業は消費者や社員等とのエンゲージメント向上を目的とした法人のマーケティング、コミュニケーション活動を支援するメッセージングプラットフォームの運営ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。

訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。

予想PERは15.6~16.4倍であり、類似企業と比較すると割安感があります。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
2323fonfun25.802.260.00%
3923ラクス314.8788.030.05%
4020ビートレンド36.815.810.00%
4058トヨクモ73.1814.950.25%
4193ファブリカコミュニケーションス26.2216.550.78%
4395アクリート44.179.500.43%
4476AICROSS21.774.880.00%

上位株主にはVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

約13.9億円という上場規模は東証マザーズとしてはやや小型です。

東証マザーズの10億~15億円のやや小型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • デリバリーコンサルティング:+54.9%
  • Waqoo:+23.0%
  • コンフィデンス:+65.4%
  • セレンディップ・ホールディングス:+46.5%
  • サイバートラスト:+315.7%
  • アールプランナー:+126.2%
  • トヨクモ:+351.0%
  • インターファクトリー:+429.2%
  • GMOフィナンシャルゲート:+157.9%
  • コパ・コーポレーション:+126.5%
  • リビングプラットフォーム:-9.0%
  • AHCグループ:+61.4%
  • ジモティー:+130.0%
  • WDBココ:+122.2%
  • スペースマーケット:+121.4%
  • INCLUSIVE:+114.9%
  • ランディックス:+124.5%
  • BuySell Technologies:+92.7%
  • セルソース:+164.0%
  • ビーアンドピー:+20.0%
  • リビン・テクノロジーズ:+130.8%
  • ヴィッツ:+130.2%
  • 東名:+27.8%
  • フレアス:+118.6%
  • リックソフト:+126.3%
  • リンク:+112.8%
  • ベルトラ:+33.9%
  • ピアラ:+97.3%
  • フロンティア・マネジメント:+121.2%
  • アイリックコーポレーション:+25.8%
  • システムサポート:+128.6%
  • エクスモーション:+49.7%
  • マネジメントソリューションズ:+114.3%
  • アイ・ピー・エス(銘柄名:IPS):+71.0%
  • ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス:+207.7%
  • ファイバーゲート:+127.4%
  • SERIOホールディングス:+130.3%
  • グローバル・リンク・マネジメント:+134.0%
  • クックビズ:+134.7%
  • テンポイノベーション:+93.5%
  • テックポイント・インク:+64.9%
  • UUUM:+226.8%
  • トランザス:+170.0%
  • ツナグ・ソリューションズ:+112.0%
  • ユーザーローカル:+325.2%
  • ピーバンドットコム:+113.9%
  • レノバ:+50.0%
  • エイトレッド:+133.9%
  • シンシア:-7.1%
  • JMC:+89.2%
  • インソース:+55.8%
  • セラク:+160.0%
  • キャリア:+98.5%
  • ジェイリース:+34.5%
  • アトラエ:+135.6%
  • PR TIMES:+59.0%
  • ベネフィットジャパン:+67.2%
  • フェニックスバイオ:-2.1%
  • ブラス:+6.4%
  • バルニバービ:+130.0%
  • GMOメディア:+101.1%
  • ブランジスタ:+43.8%
  • アイビーシー:+251.0%
  • STUDIOUS:+20.0%
  • PCIホールディングス:+169.6%
  • Hamee:+67.2%
  • sMedio:+58.7%
  • ファーストコーポレーション:+25.0%
  • ファーストロジック:+52.5%
  • データセクション:+73.1%
  • サイジニア:+125.8%
  • フルッタフルッタ:+51.5%
  • メディカル・データ・ビジョン:+135.9%
  • セレス:+55.4%
  • オプティム:+260.0%

以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。

主幹事は野村證券です。その他は、SBI証券、SMBC日興証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
野村証券1,174,00092.01%
SBI証券51,0004.00%
SMBC日興証券25,5002.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券25,5002.00%

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郵政3社、JR九州などのやや小型株に関しては意外な程に当たりやすいです。

野村證券

大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。

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<投資スタンス>
強気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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