Delight JACCS CARD(旧REXカード)というクレジットカードがあります。日常のカードショッピングでDelight POINT(旧REX POINT)を得られるのが特徴です。
ポイント還元率が1.0%とジャックスカードでは高還元なので、日常のショッピングをDelight JACCS CARD払いにするだけで、驚くほどにポイントがザクザクと貯まっていきます。
Delight POINTは2年間という有効期限があるので、無駄にならないように使う出口戦略が重要になります。
使い道は主にJデポ、ANAマイルの2種類が存在しています。
Delight JACCS CARDのポイント「Delight POINT」の貯め方・お得な使い方・交換手順・有効期限について、注意点を完全網羅してわかりやすく徹底的に解説します。
※2020年11月からDelight JACCS CARDは改悪されます。改悪がないジャックスカードでは、Ponta Premium Plus、日本盲導犬協会カードがおすすめです。
目次
Delight POINTの貯め方
まずはDelight JACCS CARDのポイント獲得方法を簡潔に述べます。
カードショッピング
Delight JACCS CARDはカードショッピング利用によってDelight POINTを貯めることができます。
月間利用額合計に対して2,000円(税込)ごとに20ポイント貯まります。
1ポイントの価値は1円なので基本還元率は1.0%です。年会費無料クレジットカードとしてはエッジが効いている高還元率を誇っています。
リボ払い
リボ払いにするとポイント還元率がアップして、2,000円ごとに35ポイントを得られます。
しかし、リボ払いは月利1.25%(実質年率15.00%)の金利手数料が発生します。
したがって、ナチュラルに利用すると増えるポイントよりもコストの方が大きくなり、むしろ損する結果におわってしまいます。
三井住友カードのマイ・ペイすリボのように、僅かな手数料を発生させて利用額全体に対してボーナスポイントを獲得して、得できる仕組みはDelight JACCS CARDにはありません。
JACCSモール
Delight JACCS CARDはJACCSモールというポイント優待サイトを利用できます。
JACCSモールを経由してネット通販でお買い物することで、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・じゃらんといったサイトでボーナスのJデポ(0.5%~12.0%)を得られます。
得られるのはDelight POINTではなくJデポですが、Delight POINTはJデポに交換して使うことが多いので、無駄なく還元をお得に使うことが可能です。
Delight JACCS CARDのポイントの交換先
Delight POINTには、カード利用金額からマイナスできて実質キャッシュバックに使える「Jデポ」、ANAマイルの2種類の交換先があります。
- 1,500 Delight POINT → 1,500円相当のJデポ
- 1,500 Delight POINT → 300 ANAマイル
- 1,500 Delight POINT → 1,500円分トライオートETF口座にキャッシュバック
Jデポ
Jデポとはカード利用額の引き落としのお金を割り引くことに使えるキャッシュバックシステムです。
仮に30,000円使った月があるとしましょう。2,500円分のJデポを使うと、引き落とし額は27,500円に減少します。
ANAマイル
ANAマイルは特典航空券、ANA SKY コイン、その他多様なアイテムへの交換に使えます。お得な使用方法は以下で解説しています。
トライオートETF
トライオートETFの口座残高にポイントを移行できます。
注意点としては投資先がETFそのものではなく店頭CFDなので、1000万円まで保護される投資者保護基金の補償がない点。また、自動売買なので自分でトレードできないのもデメリットです。
おすすめの交換先
Jデポ・マネーハッチへの交換だと1.25%還元、ANAマイルへの交換なら0.25%マイル還元(1マイル2円換算で0.5%実質還元)となります。
したがって、基本的にはJデポもしくはトライオートETFへの交換がおすすめです。
ただし、特典航空券に少しマイルが不足している時は、スーパーサブとしてマイルに交換することも可能です。
なお、ジャックスカードでANAマイルを貯めたい場合は、リーダーズカードがおすすめです。ポイントをANAマイルに交換すると0.75%還元となります。
Delight JACCS CARDのポイントに自動キャッシュバックやマイル移行の仕組みはなく、手作業で交換する必要があります。しかし、交換のやり方はシンプルで全く難しくありません。
Delight POINTを交換するためには、まず会員サイト「ジャックスインターコムクラブ」にログインして、左サイドバーのメニュー一覧にある「Delight POINT」欄の「商品引換のご案内」を選択します。
次の画面で「引き換え可能ポイント」が表示されるので、「Jデポと引き換え」を選択し、Jデポの申し込み口数を入力して、画面の案内に沿って手続きすればOKです。
Delight JACCS CARDのポイントをJデポに交換すると、クレジット決済で利用した金額から値引きされます。
キャッシュアウトを防ぐことができてユーザーフレンドリーです。
ネットショッピング等で使えるポイントの場合は、一定金額以上購入しないと送料が発生して、商品を選ぶのに小1時間もかかってしまうことがあります。
Delight POINTは最強の利便性がある現金還元のJデポに使えるので、商品を探す手間や思わぬ時間ロスがなくストレスフリーです。
Delight POINTの有効期限
Delight POINTの有効期限は獲得した月から2年間となっています。正確には付与月から24ヶ月後の末日です。
約2年間とたっぷりなので、失効リスクが小さいのがメリットです。
有効期間を経過したポイントは自動的に消滅し、他の有効期間内のポイントに繰り入れたり、有効期間を延長することはできません。
有効期限切れになるともったいないので、交換単位まで貯まっているポイントがある場合、忘れずに消化するようにしましょう。
Delight POINTをJデポに交換した後は、Jデポの有効期限(3ヶ月)がカウントダウン開始します。
利用期限内にカードショッピングしなかった場合は失効してしまうので、必ず期限内に使い切るようにしましょう。
サブカードとしてたまに使っている場合は、うっかり使い切れない場合がありえるので注意しましょう。
メインカードとして利用している場合は、まず問題なく消化することが可能です。
Jデポを使いきれるか否か不透明という場合はANAマイルへの交換も選択肢となります。ANAマイルも交換から3年という有効期限が存在しています。
Delight JACCS CARDのDelight POINT まとめ
Delight JACCS CARDのDelight POINTは、主に以下の手段で貯めることが可能です。
- カードショッピングで1%
- ジャックスモールで1.5%以上
これらの手段で貯めたDelight POINTの有効期限は2年間となっており、その間に以下の単位で交換することが可能です。
交換先
- 1,500 Delight POINT → 1,500円相当のJデポ
- 1,500 Delight POINT → 300 ANAマイル
- 1,500 Delight POINT → 1,500円分トライオートETFの口座にキャッシュバック
Jデポの有効期間は交換から3ヶ月となり、利用代金明細などで確認できます。
なお、JACCSモールでは直接Jデポが貯まる仕組みとなっているので、Delight POINTを交換する必要はありません。
Delight POINTはカード利用額からのディスカウント、ANAマイルへの交換に利用でき、家計に役立つポイントプログラムです。
誰でもサクッと簡単にDelight POINTを交換でき、シンプルでお得なキャッシュレス生活を送れます。
Delight JACCS CARDは年会費無料のハイ・コスパカードで、カード利用で貯まるポイントが現金還元のJデポに交換できるのが大きなメリットです。
Delight JACCS CARD以外にもジャックスカードの種類は多種多様です。その中でも特におすすめのクレジットカードについては、以下で徹底的に解説しています。
とりわけバリューが高いクレジットカードなのは、日本盲導犬協会カード、Vポイントカード Prime、Ponta Premium Plus、Delight JACCS CARDです。
カード名 | 年会費 | 還元率 |
---|---|---|
日本盲導犬協会カード | 初年度無料、2年目以降1,250円 | 最大1.575% |
Vポイントカード Prime | 年1回利用で無料 | 基本1% 日曜日は1.5% |
Ponta Premium Plus | 年5万円以上で無料 | 1%(7月・ 12月は最大2%) |
Delight JACCS CARD | 無料 | 1.00% |
これらのクレジットカードはバックオフィスコストまで含めて、1枚のカードで採算が成り立つギリギリの水準に還元率が設定されています。
経費に当たる部分では広告費を抑えて、発行コストをできる限り削減して高還元率を実現しています。
お得なキャッシュバックのクレジットカードの一角であり、充実の付帯特典も満載です。
- JACCSモールでネット通販が1.5%以上
- 日本中でお得な優待割引が満載の「J’sコンシェル」
- 海外旅行傷害保険
- 国内旅行傷害保険
- 海外レストランWeb予約サービス
- 海外旅行で便利な優待特典
おすすめのVisaカード、おすすめのMastercardの一角であり、年会費無料のマスターカードの中でもコスパ良好のハイ・クオリティー・カードです。
ジャックスカードはお得な高還元カードで、活用すると家計が頑健化します。日々の生活を豊かに彩ることができます。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「年会費無料カード」としてDelight JACCS CARDを挙げられていました。
また、クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんは、おすすめの高還元カードとして日本盲導犬協会カードを挙げていらっしゃいました。
日本盲導犬協会カードはクレジットカードのレジェンドも高く評価しているクレジットカードです。
7月・12月によく買い物する場合はPonta Premium Plus、年会費有料でも最大1.575%還元がいいなら日本盲導犬協会カード、そうでない場合はVポイントカード Primeがおすすめです。
年1回カードショッピングするか否か微妙な場合は、無条件で年会費無料カードのDelight JACCS CARDが無難となります。
以前には、Delight JACCS CARDを発行している株式会社ジャックスに取材に行き、営業戦略本部 カード推進部 カード推進第一課の渡邊課長、川辺さんにインタビューしました。
Delight JACCS CARDの特徴、ジャックスの歴史・強み、JACCSモール、J’sコンシェル、セキュリティの取組み、海外旅行での特典などについて取材しています!