Tカード プラスというクレジットカードがあります。TSUTAYAでカードを提示するだけで1.5%~2.5%還元となるのが最大のメリットです。
Tカード プラス提示&高還元クレカでの支払いのコンボで最高にお得になります。TSUTAYAのレンタル更新手続きが不要で更新料無料などのベネフィットもあります。
Tカード プラスのメリット、デメリット、お得な特典、レンタル機能、キャンペーン、使い方についてまとめます。
公式サイトTカード プラスの詳細
なお、年1回の利用で年会費無料・基本1%還元・日曜日は1.5%還元のVポイントカード Primeもおすすめです。
目次
- TSUTAYA Tカード プラスとは
- カード利用でVポイントが貯まる
- TSUTAYAではいつでも1.5%還元!最高はなんと3%
- TSUTAYAのレンタル更新費用・手続きが不要!
- Vポイントは有効期限が実質無期限
- 利用可能な電子マネー
- ANAマイルとの交換もお得
- Tカードのポイント集約も可能
- 電子マネーnanacoへのチャージでポイント付与は終了
- ポケットカード・オリコカード・アプラスの比較
- JCBは海外ショッピング保険が付帯
- デメリット
- カメラのキタムラ・富士シティオ発行のTカード プラス
- 家賃でVポイントが貯まるTカード プラス(レオパレスメンバー)
- その他提携Tカード プラス
- その他、Tカード プラスの基本情報
- 上位カードのTカード プラス PREMIUM
- まとめ
TSUTAYA Tカード プラスとは
Tカード プラスは、TSUTAYAがポケットカード、オリコカード、アプラスと提携して発行しているクレジットカードです。
Tカードとクレジットカードの一体型カードです。お財布に入れるカードの枚数を減らすことが可能です。
基本的なカードスペックは同一であり、付帯特典は支払い方法などで一部違いがあります。詳細は後述します。
国際ブランド
国際ブランドはアプラスのみVISAとJCBを選べます。他はJCBのみです。JCBはJCB PLAZAなどのJCBカード特典が充実しています。
VISAは世界中で加盟店が多いのがメリットです。地球上で幅広く使える圧巻の決済力があります。
JCB・アメックス・ダイナースクラブは海外では使えない加盟店も多く、結局サブカードとしてVisaかMastercardを持たざるを得ません。
事実、クレジットカードの売上高の世界シェアは、Visaが約39%で1位、Mastercardが約29%で2位です(NILSON REPORT 2023年5月)。この2つで約68%と圧倒的なビッグ2となっています。飛車角です。
- Visa:38.73%
- Mastercard:28.97%
- UnionPay(銀聯):23.45%
- Amex:4.61%
- JCB:2.53%
- DinersClub/DISCOVER:1.72%
年会費
年会費は無料です。お得な特典が充実していたら年会費が有料でも止むを得ませんけれども、できれば無料が嬉しいですね^^
以前は初年度は年会費無料、2年目以降は前年1回の利用で無料(一度も利用がない場合は税抜500円)という時期もありましたが、現在は完全無料となっています。家族カードはありません。
ETCカードの年会費は無料です。ただし、アプラス発行のTカード プラスの場合、1,000円(税抜)の新規発行手数料が発生します。
ポケットカードはP-oneカードの場合、新規発行手数料がかかりますが、Tカード プラスは特別に無料です。
カードフェイス
カードフェイスはブルー基調とホワイト基調の2種類です。いずれもカードにグラデーションがかかっており、おしゃれなデザインとなっています。
カード右上には「TSUTAYA T-CARD PLUS」というアルファベットがあり、カード右上にはTSUTAYAのロゴ、左上にはVポイントのロゴがあります。
名前の上にT会員番号が入り、その上にカード会社の略称が入ります。アプラスは「APLUS」、オリコは「OFC」、ポケットカードは「P」というアルファベットが入ります。
カード利用でVポイントが貯まる
一般加盟店でTカード プラスでクレジット払いした時は、200円(税込)あたりVポイント1ポイントが付与されます。還元率0.5%です。
税抜ではなく、税込なのが地味なメリットです。税抜980円(税込1,078円)といった場合は端数が無駄になりにくく効率的にポイントが貯められます。
公共料金などの継続的な支払いに利用した際にも、Vポイントも貯められます。
携帯電話、固定電話、電気、ガス、水道、NHK受信料、放送、CATV、新聞、プロバイダ、自動車税、住民税、固定資産税、その他各種税金、その他(国民健康保険料など)が対象です。
Vポイント加盟店では、共通ポイントの付与とクレジットカード決済によるポイントの獲得で、Vポイントが二重取りできます。
訴求力の高いポイント二重取りが可能です。将棋において飛車だけよりは、飛車・角の方が強いのと同様に、ポイントも一つだけよりは二つ獲得できる方が嬉しいですね。
共通ポイントとしてVポイントが100円か200円あたり1ポイント(0.5%~1%)得られて、クレジットカード決済で0.5%偉えるので、合計で1%~1.5%還元となります。
Vポイントはファミリーマート、マルエツ、ウエルシア、すかいらーくグループ、ドトール、エクセルシオールカフェ、ロッテリア、ENEOS、オートバックス、TSUTAYAなどで1ポイント1円にて使えるので、現金同様の利便性があります。
Vポイントが使えるお店の代表は下表のとおりです。
ジャンル | 店名 |
---|---|
コンビニ | ファミリーマート |
スーパー | マルエツ、東武ストア/フエンテ、マミーマート、富士シティオ、ヤオマサ、エーコープ関東 / 近畿、リウボウストア |
ドラックストア | ウエルシア、ハックドラッグ、ドラッグユタカ、ドラッグストアmac、金光薬品、ふく薬品、ハッピー・ドラッグ、よどやドラッグ、コクミンドラッグ、KoKuMiN、シルク |
グルメ | 吉野家、ガスト、バーミヤン、ジョナサン、ロッテリア、牛角、夢庵、グラッチェガーデンズ、藍屋、食べログ、大阪王将、ステーキ宮、北海道、ラ・パウザ、ステーキハウス88グループ |
車関連 | ENEOS、オートバックス、スーパーオートバックス、カレコ・カーシェアリングクラブ |
ネット通販 | ネットオフ、TSUTAYAオンラインショッピング、しまうまプリント |
エンタメ | TSUTAYA、蔦屋書店、Ameba、TSUTAYA DISCAS、TSUTAYA TV、BookLive!、WonderGOO、新星堂、復刊ドットコム、旭屋書店、フタバ図書 |
旅行 | ARC TRAVEL STYLE(国内ツアー)、ARC TRAVEL HOLIDAYS(海外ツアー)、VIPライナー |
家電・家具 | エディオン、100満ボルト、ジョイフル本田、メイクマン、ヤスサキ ワイホーム、日立チェーンストール |
カメラ | カメラのキタムラ、スタジオマリオ、Tプリント |
ファッション | 洋服の青山、THE SUIT COMPANY、ファミリア、UNIVERSAL LANGUAGE、ヤスサキ ファッションプラザ |
眼鏡・コンタクト | コンタクトのアイシティ、眼鏡市場、ALOOK、レンズスタイル、メガネのアイガン |
複合商業施設 | ゆめタウン(島根県)・ゆめマート(島根県)/LECT youme食品館・LECT専門店街、代官山 T-SITE |
その他 | SBI証券、ネオモバ、トーンモバイル、シャディ・サラダ館、GREEN FUNDING |
Vポイントを使う場合、最もお得なのはウエルシア(welcia)での利用です。ポイントの価値が1.5倍になる日があるのです。
毎月20日はウエルシアの「お客様感謝デー」であり、会計でVポイントを200ポイント以上利用すると、なんと1.5倍のお買物ができます。
例えばVポイント200ポイントを使うと、300円分の買い物ができます。お会計が398円だった場合、200ポイントと98円で決済できます。
1,000ポイント利用したら1,500円分、3,000ポイント利用したら4,500円分となります。
私はVポイントは全てウエルシアで20日に使っています。ウエルシアは食品類、酒類も置いてあるので無双です。
トイレットペーパー、ティッシュ、歯磨き・歯ブラシ、シャンプー・石鹸、食品類、酒類、薬類のまとめ買いが猛烈にはかどります。
TSUTAYAではいつでも1.5%還元!最高はなんと3%
Tカード プラスはTSUTAYAのクレジットカードだけあって、TSUTAYAで大変お得なベネフィットが付帯しています。
なんとカードを提示するだけで、前月にTSUTAYAを1回以上使っている場合は、ポイント3倍(1.5%)となります。前月に3回以上利用時は4倍(2.0%)、5回以上利用時は5倍(2.5%)です。
クレジットカード決済を使った時は+0.5%となります。通常のTカードよりも圧倒的に優遇されています。
TSUTAYAランクアップサービス | Tカード プラス | Tカード | |
---|---|---|---|
現金払い | カード払い | ||
ブロンズ(前月に1日以上TSUTAYA利用) | 3倍(1.5%) | 4倍(2.0%) | × |
シルバー(前月に3日以上TSUTAYA利用) | 4倍(2.0%) | 5倍(2.5%) | 2倍(1.5%) |
ゴールド(前月に5日以上TSUTAYA利用) | 5倍(2.5%) | 6倍(3.0%) | 3倍(1.5%) |
なお、2019年4月1日から倍付けポイントについては、期間固定Vポイント(TSUTAYA店舗限定)となります。有効期限は獲得日から30日後となり、TSUTAYA店頭のみで使えます。
最もお得なのは、Tカード プラスを提示して、高還元クレジットカードで支払うことです。
例えば、Tカード プラスを提示してヤフーカードで支払った場合の合計還元率は下表のとおりです。
TSUTAYAランクアップサービス | Tカード プラス | Yahoo! JAPANカード | 合計 |
---|---|---|---|
ブロンズ(前月に1日以上TSUTAYA利用) | 3倍(1.5%) | 1.0% | 2.5% |
シルバー(前月に3日以上TSUTAYA利用) | 4倍(2.0%) | 1.0% | 3.0% |
ゴールド(前月に5日以上TSUTAYA利用) | 5倍(2.5%) | 1.0% | 3.5% |
エクストリームカードは一般加盟店では日本一Vポイントが貯まるクレジットカードで、Vポイントを貯めたい方におすすめでした。
しかし、募集停止となり、既存カードはリーダーズカードに強制切替となりました。
ANAマイルを貯めている方ですと、ソラチカカードがスマリボの活用で高還元になります。その他、高還元クレジットカードについては、以下で徹底的に解説しています。
TSUTAYAのレンタル更新費用・手続きが不要!
Tカード プラスにはTSUTAYAの会員証の機能があります。TSUTAYAのレンタルサービスを使えます。
TSUTAYAの会員証を一枚別に作らなくても、Tカード プラスだけでTSUTAYAでのレンタルもできるようになります。お財布に入れるカードの枚数を減らすことができます。
しかもレンタル更新の手続き・レンタル更新費用は一切不要です。毎年自動更新されます。
通常の会員証ですと、毎年更新手続きが必要で、レンタル更新費用を支払う必要があります。
Tカード プラスは手間が不要ですし、更新費用の分もお得になります。無料でTSUTAYA会員資格を維持できます。
「便利」かつ「お得」です。どちらか片方を満たしていることはあっても、両方を高い次元で充足しているのは素晴らしいです。
Tカード プラスはカード提示で最低1.5%還元になりますし、更新も楽になります。TSUTAYAを定期的にご利用されている方ですと、持たないと損です。
Vポイントは有効期限が実質無期限
Tカード プラスで貯まるVポイントの有効期限は、ポイント数の変動があった日から1年間です。
ポイントが付与されたり使った日から1年間になります。特筆すべきなのは、新しいポイントだけではなく、既存の全てのポイントの有効期限が1年間延長することです。
Tカード プラスを年1回使えば、保有している全Vポイントの有効期限が延びるので、有効期限が実質的に無期限となります。
楽天ポイント、Pontaポイント、マリオットのポイント等と同じシステムです。有効期間を気にすることなく使っていけるのが大きなメリットです。
動物で例えると、長寿のシンボルである鶴や亀のようなポイントです。末永く貯めて使って活用していくことが可能です。
Tカード プラスは、お得な有効期限が無期限のクレジットカードの筆頭です。
利用可能な電子マネー
Tカード プラスは、Vマネー、iD、QUICPay、Apple Payを利用可能です。
「Tマネー」一体型!
JCBブランドのTカード プラスには、Vマネーの機能も搭載されています。VマネーはTカードにチャージして利用できる電子マネーです。
VISAブランドのTカード プラスは2018年11月1日からVマネーが利用できなくなります。残高がある場合は銀行振込などで返金してくれます。
加盟店のレジでチャージできます。Vマネー加盟店は、ファミリーマート、TSUTAYA、ウエルシアグループ、東武ストア、ドラッグユタカなどです。
ファミリーマートで一度にチャージする金額は、1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円、20,000円から選べます。残高の上限は30,000円です。
クレジットカードによるチャージでのポイント二重取りはできません。現金でのチャージのみです。
Vマネーは月間利用金額に対してVポイントが500円(税込)につき1ポイント貯まります。還元率0.2%です。
普段はTカード プラスで支払えばよいので、必要性は高くありませんが、Vマネーを使うことも可能です。詳細は以下で解説しています。
Vマネーはまれにチャージで10%お得になるキャンペーンを行うことがあります。この際にはチャージするとお得です。
Tカード プラスは、Vマネーへのオートチャージ・クレジットチャージサービスに対応しています。
事前に設定した残高を下回った場合に自動でチャージできるオートチャージと、Webでチャージできるクレジットチャージが可能となります。
iDとQUICPayは専用カード対応
Tカード プラスは、後払い型電子マネーのiDとQUICPayも利用できます。
ただし、クレジットカード本体には内蔵されておらず、カード発行後に会員サイトから申し込み、別カードを発行する必要があります。
Apple Pay
Tカード プラスは、7以降のiPhone、Series 2以降のApple Watchで「Apple Pay」を利用できます。
モバイルSuicaに類似した仕組みで電車・バス等に乗ることができます。また、Tカード プラスを登録すると、全国のQUICPay加盟店でお買い物できます。
ANAマイルとの交換もお得
VポイントはANAマイルにも交換できます。500Vポイントを250マイルと交換できます。交換レートは2対1です。
TSUTAYAではカード提示で1.5%~2.5%(カード決済で2%~3%)のVポイントが得られます。それをANAのマイルに2対1で交換できるので、マイル付与率は0.75%~1.25%(カード決済で1%~1.5%)となります。
その他、Vポイント加盟店で貯めたVポイントもANAマイルに交換できます。交換手順は以下で丹念に解説しています。
手間を許容できる場合はJQセゾンルートを活用し、Vポイント→JRキューポ→永久不滅ポイント→ANAマイルと交換すると、70%の高レートでVポイントをANAマイルに移行できます。
ANAマイルを活用している方ですと、Tカード プラスで貯めたVポイントをANAマイルに交換するのもお得です。
マイルは価値にレバレッジがかかるのが魅力的です。特典航空券へ交換すると、1ポイントの価値が数円に昇華します。
国際線のビジネスクラスで利用すると1マイルの価値は2.5~5円程度、 ファーストクラスだと7~16円程度に跳ね上がります。
国際線のビジネスクラス・ファーストクラスでマイルを利用すると、驚異的な高還元に昇華します。
クラス | 1マイルの価値(目安) | Vポイント付与率 | マイル付与率 | 実質還元率 |
---|---|---|---|---|
普通席/国内線 | 1.5円 | 3.00% | 1.50% | 2.25% |
1.6円 | 3.00% | 1.50% | 2.40% | |
1.7円 | 3.00% | 1.50% | 2.55% | |
1.8円 | 3.00% | 1.50% | 2.70% | |
1.9円 | 3.00% | 1.50% | 2.85% | |
2円 | 3.00% | 1.50% | 3.00% | |
国際線ビジネスクラス | 2.5円 | 3.00% | 1.50% | 3.75% |
3円 | 3.00% | 1.50% | 4.50% | |
4円 | 3.00% | 1.50% | 6.00% | |
5円 | 3.00% | 1.50% | 7.50% | |
6円 | 3.00% | 1.50% | 9.00% | |
国際線ファーストクラス | 7円 | 3.00% | 1.50% | 10.50% |
8円 | 3.00% | 1.50% | 12.00% | |
9円 | 3.00% | 1.50% | 13.50% | |
10円 | 3.00% | 1.50% | 15.00% | |
11円 | 3.00% | 1.50% | 16.50% | |
12円 | 3.00% | 1.50% | 18.00% | |
13円 | 3.00% | 1.50% | 19.50% | |
14円 | 3.00% | 1.50% | 21.00% | |
15円 | 3.00% | 1.50% | 22.50% | |
16円 | 3.00% | 1.50% | 24.00% |
Tカードのポイント集約も可能
かつてのTカードは、Pontaや楽天ポイントカード、dポイントカードとは異なり、1人1枚が原則となっており、複数のTカードのポイントを統合して使うことができませんでした。
しかし、現在はTカードを2枚以上持っている場合、どちらかのTカードにポイントを移行できます。
例えば、ファミリーマートではボーナスポイントや商品の割引があるので、「Tカード プラス」を使い、Yahoo!ショッピングやLOHACOでは「Yahoo!JAPANカード」を使うとお得です。
それぞれのカードに貯まったポイントを、いつでも「Tカードポイント移動手続きページ」から、一つのTカードに集約してまとめて使うことができます。
電子マネーnanacoへのチャージでポイント付与は終了
nanacoは税金が支払える点がおすすめの電子マネーです。おすすめの電子マネーであるnanacoについては以下で徹底解説しています。
アプラス発行のJCBブランドのTカード プラスはnanacoチャージができ、0.5%のVポイントも付与されました。ただし、2017年9月末で終了となりました。
アプラス発行のVISAだとチャージそのものができません。nanacoチャージをする場合はJCBブランドを選びましょう。
他にnanacoチャージでポイントが付与されるクレジットカードには、リクルートカード(1.2%)、楽天カード(1%)、ヤフーカード(1%)とTカード プラスより高還元で年会費無料カードがあります。
もっとも、多額の税金を支払うなどで複数のnanacoカードを保有する場合は、複数のクレジットカードが必要になります。
nanacoチャージでポイントが得られるTカード プラスを保有しておくとより便利でしたが、2017年9月末で終了となりました。
Tカード プラスでnanacoチャージする際には、「本人認証サービス」に登録する必要があります。会員サイトで手続きを行いましょう。
その他、nanacoチャージでポイントが貯まるクレジットカード、チャージの利用限度額、金券類の利用限度額を高くできるカードについては以下で徹底解説しています。
ポケットカード・オリコカード・アプラスの比較
Tカード プラスは、ポケットカード・オリコカード・アプラスの3社から発行されています。
基本的なカードスペックは同一ですけれども、国際ブランド、付帯サービス、支払い方法などで違いがあります。相違点の比較は下表のとおりです。
項目 | オリコ | ポケットカード | アプラス |
---|---|---|---|
国際ブランド | JCB | JCB | JCB / VISA |
ETCカード | 発行手数料:無料 年会費:無料 | 発行手数料:無料 年会費:無料 | 発行手数料:1,000円+税 年会費:無料 |
独自特典 | リボ払いでポイント2倍 1回払いが可能 国内旅行傷害保険 海外旅行傷害保険 | Web明細で10ポイント | VISAを選択可能 |
初期支払方法 | ・1回払い ・回数指定分割払い ・ボーナス一括払い | ミニマムペイメント式 リボルビング払い ※初回手数料無料 ※ずっと全額払いへ変更可 | ・リボルビング払い (初回手数料無料) ・回数指定分割払い ・ボーナス一括払い |
利用明細 | 郵送明細 | 郵送明細(WEBに変更可) | WEB明細 |
付帯特典 | オリコカード共通特典 | ポケットカード共通特典 | アプラス共通特典 |
ポケットカード発行のTカード プラスは、リボ払いでの設定でないと申し込めません。
カード発行後に「利用限度額=リボ払いの毎月の支払額」という一括払いの設定を忘れないようにしましょう。
アプラス発行のTカード プラスはVISAを選択できます。JCBも日本国内では加盟店が広く、ハワイ・グアム・アジアなど日本人がよく訪れる地域では海外でも加盟店が拡大しています。
しかし、世界的に加盟店数が幅広いのはVISAであり、海外でよく使う機会があり、他にクレジットカードは持たない場合はアプラスが候補となります。
支払い方法の初期設定はオリコカードは1回払いですが、他の2つはリボ払いとなっています。
Tカード プラスは、初回のリボ手数料は無料なので、リボ払いの毎月の支払い金額が利用金額より多ければ手数料はかかりません。
オリコカード発行Tカード プラスではリボ払いを使うとポイント還元率が2倍(1%)になります。初回のリボ手数料は無料なので、リボ払いを使って実質的に1回払いにする方法で高還元となります。
ポケットカード発行Tカード プラスはWeb明細の利用で10ポイントが得られます。
したがって、月間のカードショッピングの金額が2,000円未満であれば、オリコカード発行よりもポケットカード発行のTカード プラスの方がお得です。
TSUTAYAではTカード プラス提示&他の高還元クレジットカード決済が最強還元となるので、この使い方の場合はポケットカード発行の方がお得です。
Web明細を発行するために月1回は利用するようにすればOKです。月1回忘れないようにするのは面倒なので、おすすめはAmazonギフト券(チャージタイプ)を15円定期的に購入することです。
Amazonギフト券の「残高・利用履歴の確認」→「お客様のオートチャージ設定」の「オートチャージを設定する」→「定期的にオートチャージ」の順番で進みます。
オートチャージする額を設定して頻度は「毎月」として、開始日を指定してAmazonに登録したTカード プラスを選択して、「オートチャージ設定を保存」を選択すればOKです。
オリコ発行のTカード プラスには、国内旅行傷害保険(利用付帯)、海外旅行傷害保険(自動付帯)が付帯しています。
オリコとポケットカードには3%~8%のパッケージツアー割引特典があります。また、各社には海外でのレンタル料金優待サービスなどがあります。
また、当然の話ですが、審査はTSUTAYAではなく各クレジットカード会社が行うので、審査基準は異なります。
Tカード プラスを発行している3つの会社はいずれも審査基準は厳しくなく、作りやすいクレジットカード会社です。万が一審査落ちした場合でも、他のカード会社発行のTカード プラスに申し込むと審査が通る場合はあります。
カード会社発行の選択はカード申込画面の中で出てくるので、好きな会社を選択しましょう。利用スタイルごとのおすすめ発行会社は以下のとおりです。
- メインカードとしてガンガン使っていく場合→オリコカード発行
- サブカードとしてTSUTAYAで活用する場合→ポケットカード発行
- VISAブランドのTカード プラスがほしい場合→アプラス発行
JCBは海外ショッピング保険が付帯
JCBブランドの場合、JCB海外お買い物保険が付帯します。海外のJCB加盟店で購入した品物の、 偶然の事故による破損・盗難などの損害が、購入日から90日間、 補償されます。
年間(毎年7月1日より1年間)の限度額は50万円です。1回の事故につき1万円の自己負担があります。 事前の届け出などは不要で手間がかかりません。
事前の届け出は不要なので、出発前の手間がかかりません。高価な品物やお土産のプロテクトがはかどります。ただし、海外はVISAやマスターカードと比べるとJCBの加盟店は少ないです。
JCBワールドサポートの特典一覧は以下の通りです。
特典名 | 内容 |
---|---|
たびらば(旅LOVER) | レストラン、ショップ、エステ・マッサージなど、JCB選りすぐりの優待情報や旅行に役立つ情報を地域別に紹介 |
レンタル携帯電話サービス | 海外へお出かけになるJCB会員の方向けに、海外で利用できる携帯電話を貸し出すサービス |
JCB GLOBAL WiFi | 海外へお出かけになるJCB会員の皆様に、海外で利用できるWiFiルーターレンタルサービスを優待価格にて提供。1日からの定額制。 |
空港免税店割引サービス | 成田国際空港、関西国際空港の免税店での割引優待クーポン券 |
海外レンタカーサービス | JCBカードで支払うと5~25%の割引 |
空港宅配優待サービス | 海外にお出かけの際、重い荷物を指定の場所に配達 |
JCB PLAZA | JCBプラザは、世界60ヵ所に設置された、海外サービス窓口。JCB加盟店の予約や観光に関する問い合わせが日本語で可能 世界の主要都市9ヵ所には「JCBプラザ ラウンジ」を設置。ドリンクサービスやマッサージ機なども |
JCBプラザコールセンター | 海外渡航前に、現地JCB加盟店のレストラン、エステなどをお電話で予約手配できる無料サービス |
JCB海外おみやげサービス | お土産に人気のチョコレートやお酒から、民芸品・食品など、世界各地の商品を豊富に用意 |
JCB海外お買い物保険 | 海外所在の加盟店にてJCBカードでご購入された品物を、偶然の事故による破損・盗難などにあった場合に、購入日から90日間、年間最高50万円まで(1回の事故につき自己負担額1万円)補償 |
海外旅行に役立つJCB旅行ガイドアプリ | 海外旅行に役立つ情報や観光ガイド、さらにJCBカードのご利用で優待が受けられる店舗が検索 |
チケットJCB | コンサートやミュージカル、スポーツなど多彩な公演をご案内。JCB会員だけの先行販売や割引チケットも。 |
デメリット
通常の加盟店で使った時の還元率は、0.5%と今一つの点がデメリットです。したがって、TSUTAYAをあまり使わない場合はメリットに乏しいです。
一般加盟店では、年会費無料で1%還元でVポイントが貯まるYahoo! JAPANカードの方がお得です。詳細は以下で徹底的に解説しています。
実際に発行して使い倒したところ、諸々の特典の賜物で大量のVポイントを得られたのが嬉しかったです。Vポイントがお得に貯まるクレジットカードの筆頭です。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「ネット通販でお得なカード」として現PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)を挙げられていました。
クレジットカード界のレジェンドであり、キャッシュレス決済のカリスマ・菊地崇仁さんも、おすすめのネット通販で得するクレジットカードとして挙げていらっしゃいました。
現PayPayカード(旧Yahoo! JAPANカード)はクレジットカードのレジェンドも高く評価しているハイ・クオリティー・カードです。
その他、お得なクレジットカードの入会キャンペーンが多数開催されています。
ソラチカルートを活用すると、ソラチカカードとANA VISAカードかANA Mastercardも高還元となります。
また、ポケットカードとアプラス発行のTカード プラスはリボ払い専用カードであり、支払いがリボ払いとなる点もデメリットです。
ただし、初回の手数料は無料なので、支払い方法を「ずっと全額支払い」に設定したら1回払いと同様に手数料0円で使えます。
引落しの銀行口座の登録が完了していない場合、残高不足等によって銀行口座からの引落しができなかった場合は、リボ払いでの請求となるので注意しましょう。
これらのデメリットは小さく、Tカード プラスはそれ以上にメリットが大きいクレジットカードです。TSUTAYAをよく利用している場合はお得なカードです。
オリコカード発行のTカード プラス以外は、国内旅行傷害保険・海外旅行傷害保険が付帯しないこともデメリットです。
ただし、あまり海外旅行に行かないのであれば、保険なしでその分、年会費無料で充実の割引特典がある方がメリットがあるとも言えます。
旅行傷害保険が自動付帯する年会費無料カードをサブカードで保有すれば、このデメリットは解消できます。
家に寝かせておくだけでOKなので、使わなくてもお得なクレジットカードです。
家族カードがないのもデメリットです。ただし、Tカード プラスを発行している3社はいずれも審査が緩めです。
収入がない専業主婦でも配偶者に収入があり、支払い遅延などがなくてクレジットヒストリーが良好な場合は、問題なくカードを作成できる可能性が高いです。
カメラのキタムラ・富士シティオ発行のTカード プラス
オリコカードとカメラのキタムラないし富士シティオが提携して発行しているTカード プラスもあります。
年会費無料で還元率は0.5%です。Tカードとクレジットカード一体型カードです。
TSUTAYAでの特典は一切ない代わりに入会キャンペーンが充実しています。入会後の一定期間中のカードショッピングの金額に応じてもれなくVポイントがプレゼントされます。
- 1万円以上の利用:1,000ポイント
- 5万円以上の利用:3,000ポイント
- 10万円以上の利用:5,000ポイント
かつては通常のTカード プラスは年1回以上使わないと年会費が有料だったので、カメラのキタムラ・富士シティオ発行のTカード プラスにエッジ・優位性がありました。
しかし、現在はどのTカード プラスも年会費は完全無料となっているので、他のTカード プラスやヤフーカードの方にお得感があります。
ただし、nanacoチャージで0.5%のVポイントが得られるので、nanacoチャージできるクレジットカードの枚数を増やしたい場合は利用価値があります。
入会キャンペーンを狙いたい場合、nanacoチャージのクレジットカードが足りない場合に候補となります。
Tカード プラス(キタムラ/富士シティオ) 公式キャンペーン
家賃でVポイントが貯まるTカード プラス(レオパレスメンバー)
2017年10月1日から、日本国内のレオパレス21直営店で入居時費用のクレジットカード払いが可能になる「Tカード プラス(レオパレスメンバー)」が募集開始となります。
国際ブランドはJCBで年会費は無料です。レオパレス21で入居手続きをする方が、家賃でVポイントを獲得できる点にエッジ・優位性があります。
Vポイント、クレジットカードの一体型カードで、不動産賃貸業界では「Vポイント」サービスが搭載される初めての提携クレジットカードです。
契約時の初期費用の支払いに1回~24回払いが選択できる「アプラスショッピングクレジット」を利用するのが前提となります。
その上で月々の家賃をカード払いすると、毎月200円あたり1 Vポイントが得られます。還元率は0.5%です。
その他、JCB加盟店でのクレジットカード決済によるショッピングでもVポイントが貯まります。
通常のTカード プラスと同様に利用金額200円(税込)あたり1ポイントが付与されます。
その他提携Tカード プラス
2017年3月25日からは、アプラスとアールエスタイチが提携して、Tカード プラス(RS TAICHI)の発行を開始しました。国際ブランドはJCBのみです。
年会費は初年度無料で、翌年度以降は年1回の利用で無料となります。1回も利用がない場合は500円(税抜)の年会費が発生します。還元率は0.5%でTカード機能を搭載しています。
アールエスタイチ直営店(大阪本店・京都店)で年10万円以上利用すると、1,000円分のクーポンがプレゼントされます。
更にアールエスタイチ直営店では、3回・6回・10回・12回・15回払いの分割払手数料が無料になります。
新規発行時には入会キャンペーンで、アールエスタイチの直営店(大阪本店・京都店)で利用できる5%OFFのクーポンがプレゼントされます。
TSUTAYAでの特典はないので、TSUTAYAでのカード提示でのポイントアップ等を狙う場合は避けましょう。
その他、アプラスは独自カードや提携Tカード プラスを発行しています。いずれもTSUTAYAでの特典はない代わりに提携先のオリジナルベネフィットが付帯しています。
カード名 | 年会費(税抜) | 特徴 |
---|---|---|
Tカード プラス(アプラス発行W) | 初年度無料 次年度以降:500円(年1回の利用で無料) | アプラストラベルサービス付帯(全商品20%オフの海外おみやげ宅配サービスなど) QUICPay利用可能 |
Tカード プラス(スマイルパーソナル) | 初年度無料 次年度以降:1,250円(年1回の利用で無料) | 鈴与グループのガソリンスタンド各店で給油が会員特別価格 鈴与のLPガスの利用でVポイント最大5倍 鈴与グループの利用事業数に応じてボーナスポイント QUICPay利用可能 |
Tカード プラス(コバックメンバーズ) | 初年度無料 次年度以降:1,250円(年1回の利用で無料) | コバック加盟店でのクレジット払いでVポイント付与 QUICPay利用可能 |
その他、Tカード プラスの基本情報
締め日と支払い日
Tカード プラスの締め日と支払い日は、発行カード会社によって異なります。
- アプラス発行:毎月5日が締め日→当月の27日(金融機関が休日の場合は翌営業日)が引落とし日
- オリコ発行:毎月月末が締め日→翌月27日(金融機関が休日の場合は翌営業日)が引落とし日
- ポケットカード発行:毎月月末が締め日→翌々月の1日(金融機関休業日の場合は翌営業日)が引落とし日
残高不足で引落しエラーとなった場合、アプラスは指定する口座へ振込む必要があります。
オリコ、ポケットカードは当月の中旬ごろに再度自動で引落しとなります。
Tカード プラス盗難・紛失窓口
カードプラスを盗難・紛失してしまった場合は、2つの電話窓口に連絡する必要があります。
- Tカードサポートセンター:Tカード機能の停止
- 各カード発行会社:クレジットカード機能の停止
共通ポイントとしてのVポイントは、利用停止までに不正利用された分の補償はありません。
これはPontaポイント、楽天ポイント、dポイントなど他社共通ポイントも同様です。
クレジット機能についてはカード会社がしっかりと不正利用も補償されています。
アプラス、オリコカードは連絡日から遡って60日以降に発生した損害を補償してくれます。
ポケットカードは連絡日はさんだ前後60日間、計121日間となっています。
- Tカードサポートセンター:0570-029-294(年中無休 10:00~20:00)
- アプラスカスタマーサポート:0570-008-789 or 0120-222-548(24時間365日)
- オリコカード紛失・盗難受付窓口:0120-828-013(24時間365日)
- ポケットカード発行カード紛失・盗難連絡先:0570-064-580(24時間365日)
Tカード プラスの解約方法
解約したくなった場合、TSUTAYA店舗ではなく、各カード会社に電話連絡して手続きする流れとなります。
- アプラスカスタマーサポート窓口: 0570-008-789(平日・土曜日9:30~17:30)
- オリコカードセンター:049-271-3330(年中無休 9:30~17:30)
- ポケットカード サービスデスク:0120-606-230(年中無休 9:00~18:00)
上位カードのTカード プラス PREMIUM
Tカード プラス PREMIUMは、基本となるポイント付与率が1%と高く、かつTSUTAYA等の「特定加盟店」では1.5%付与なのがメリットのクレジットカードです。
年会費は初年度無料、2年目以降も前年1回以上のカードショッピングご利用で0円になるので、実質無料と評価できます。
特定加盟店は、TSUTAYA、蔦屋書店、洋服の青山、ザ・スーツカンパニー、ニッポンレンタカー、エディオン、100満ボルトです。
申込資格 | 20歳以上 | |
年会費(税抜) | 本会員 | 初年度:無料 2年目以降:年1回の利用で無料 (利用がない場合は2,500円+税) |
家族会員 | - | |
ETCカード | 無料 | |
ポイント付与率 | 一般加盟店:1.0% 特定加盟店:1.5% | |
入会特典 | 申込みから4ケ月間分はポイント付与率2.0% カード申込月を含む4ヶ月間に合計3万円(税込)以上のカードショッピング利用で Vポイント5,000ポイントプレゼント | |
ショッピング保険 | - | |
海外旅行傷害保険 | - | |
国内旅行傷害保険 | - | |
航空機遅延費用保険 | - | |
追加カード | ETC、QUICPay |
クレジットカード利用でVポイントを貯めたい方、TSUTAYA・洋服の青山・ニッポンレンタカー・エディオン等の特定加盟店をよく使う方におすすめです。
まとめ
Tカード プラスは年会費が無料で、TSUTAYAでお得な仕組みが満載のクレジットカードです。
年会費無料カードなので、メインカードは他にあるという方でも、サブカードとしておすすめです。
TSUTAYAのお会計でTカード プラスを提示するだけで、共通ポイントのVポイントが3倍~5倍となり、還元率1.5%~2.5%となります。
さらにクレジット払いにすると、クレジットポイントが0.5%得られます。ただし、決済は他の高還元クレジットカードで行うのがベストです。
TSUTAYAの会員証の機能があり、レンタル更新の手続き・レンタル更新費用は一切不要です。毎年自動更新されます。
JCBブランドの場合、電子マネーnanacoへのチャージでポイントが得られる貴重なクレジットカードの一つです。
TSUTAYAをよく使う方にとっては、Tカード プラスは身震いする程にお得なカードです。オンリー・ワン、スペシャル・ワン、エアフォース・ワンのパワーがあります。
慈愛さえ感じるような豊潤なお得さには身震いする程であり、八面六臂の活躍を見せてくれます。
毎日のお買い物がお得になって、その分、他のことにお金が使えるようになります。生活を楽しく豊かに彩ることができます。
その他、年1回の利用で年会費無料・基本1%還元・日曜日は1.5%還元のVポイントカード Primeもおすすめです。