上場! 三和油化工業(4125)のIPOの初値予想

更新日: IPO

三和油化工業

三和油化工業(4125)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年12月7日(火)~12月13日(月)、上場日は2021年12月23日(木)です。

新規上場する市場は東証JASDAQスタンダードで、想定価格は3,030円(1単元30.3万円)です。公募価格は2021年12月14日(火)に決定。

仮条件は3,100円~3,500円と窓を開けて上振れました。予想PERは11.3~12.8倍です。

初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。以下のレンジを想定しています。

3,600〜4,500円(仮条件の上限比+2.9%~+28.6%)

三和油化工業は化学品及び油剤製品を製造・販売する事業のほか、それらの使用後の産業廃棄物を収集し、中間処分並びに再資源化する事業を展開しています。

監査法人は有限責任 あずさ監査法人で、本社所在地は愛知県刈谷市一里山町深田15番地です。

三和油化工業とは

三和油化工業の事業コンセプトは、「環境ニーズを創造する」となっています。

主な事業は「リユース事業」「リサイクル事業」「化学品事業」「自動車事業」「PCB(ポリ塩化ビフェニル)事業」の5つに区分されます。

この5事業は、それぞれ単独で成り立っているのではなく、三和油化工業の機能を活かして、製品の製造・販売から使用後の産業廃棄物の有効利用までを物流や品質保証も含めて一気通貫で対応することが特徴です。

環境負荷の低減と資源有効利用を通じて、総合的に取引先並びに社会へ貢献することが三和油化工業の事業内容です

持株会社・物流子会社のサンワリューツー株式会社、販売子会社のサンワ石販株式会社は5事業全てに携わっており、サンワ南海リサイクル株式会社及びサンワ境リサイクル株式会社はリサイクル事業に特化して携わっています。

従業員数は245名、平均年齢は35.6歳、平均勤続年数は8.5年、平均年間給与は535.5万円です。

三和油化工業のIPOの諸データ

三和油化工業の業績推移

業績面では売上高・純利益・経常利益は大局的には右肩上がりの傾向となっています。

三和油化工業の業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第51期第52期
決算年月2020年3月2021年3月
売上高(千円)12,462,43812,460,844
経常利益(千円)977,0321,081,262
親会社株主に帰属する当期純利益(千円)624,336727,415
包括利益(千円)604,394903,432
純資産額(千円)4,729,9585,628,814
総資産額(千円)15,885,41717,116,625
1株当たり純資産額(円)1,403.651,652.62
1株当たり当期純利益金額(円)185.81216.27
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額(円)
自己資本比率(%)29.732.9
自己資本利益率(%)14.114.1
株価収益率(倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー(千円)1,315,6861,772,436
投資活動によるキャッシュ・フロー(千円)△1,513,164△1,333,354
財務活動によるキャッシュ・フロー(千円)965,440△164,028
現金及び現金同等物の期末残高(千円)1,224,2561,499,310
従業員数(名)368383

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

JASDAQ指数はここ数ヶ月ボックスでの推移となっていましたが、足元では崩れています。

軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

ジャスダックインデックスのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

三和油化工業のIPOの規模は最大で約30.7億円であり、JASDAQスタンダードとしてはやや大型です。かなりの小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。

公募株式数は880,000株、売出株式数は0株、オーバーアロットメント(OA)は132,000株です。

公開比率(オファリングレシオ)は最大で約24%と標準的です。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は0%です。

株主名保有割合ロックアップ
(有)エムエムエス20.55%
柳忍14.68%
柳均14.68%
柳至11.74%
三和油化社員持株会11.63%
豊田通商(株)9.86%
碧海信用金庫4.93%
(株)十六銀行4.70%
南海化学(株)1.35%
内田清志1.06%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

初値予想

三和油化工業の事業は化学品及び油剤製品を製造・販売する事業のほか、それらの使用後の産業廃棄物を収集し、中間処分並びに再資源化する事業ということで、IPOにおける業種の人気度は低めです。

予想PERは11.3~12.8倍であり、類似企業と比較すると中間的です。

約30.7億円という上場規模はJASDAQスタンダードとしてはやや大型です。上位株主にVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。

JASDAQスタンダードの20億円以上の大型IPOの初値結果は以下のとおりです(ヤーマン以前はJASDAQ)。

過去実績

  • ファブリカコミュニケーションズ:+15.0%
  • セルム:+17.3%
  • Speee:+78.8%
  • アンビスホールディングス:+52.1%
  • プリントネット:+45.8%
  • 歯愛メディカル:+22.1%
  • やまみ:+3.6%
  • ニュートン・フィナンシャル・コンサルティング:-7.7%
  • トレックス・セミコンダクター:-10.4%
  • アビスト:±0%
  • アズマハウス:+10.0%
  • ウチヤマホールディングス:-4.0%
  • ヒト・コミュニケーションズ:+3.0%
  • アイディホーム:-36.8%
  • 1stホールディングス:-9.5%
  • ヤーマン:13.5%
  • FXプライム:-18.2%
  • 山王:-5.6%
  • 野村マイクロ・サイエンス:63.9%
  • ニューフレアテクノロジー:18.2%
  • 大日光・エンジニアリング:-12.8%
  • 寺崎電気産業:19.5%
  • ソリトンシステムズ:6.6%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺で若干のプラスリターン」です。

主幹事は野村證券です。その他は、下表の証券で申し込めます。

証券会社名割当株式数割当比率
野村証券770,00087.50%
SMBC日興証券44,0005.00%
三菱UFJモルガン・スタンレー証券44,0005.00%
東海東京証券13,2001.50%
SBI証券8,8001.00%

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<投資スタンス>
中立
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:ネット証券・対面証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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