
クルーバー(7134)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2021年12月7日(火)~12月13日(月)、上場日は2021年12月23日(木)です。
新規上場する市場は東証JASDAQスタンダードで、想定価格は2,160円(1単元21.6万円)です。公募価格は2021年12月14日(火)に決定。
仮条件は1,760円~2,160円と下振れました。予想PERは11.2~13.7倍です。
初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性が高い」です。以下のレンジを想定しています。
2,050〜2,450円(仮条件の上限比-5.1%~+13.4%)
クルーバーはカー&バイク用品リユース業態(直営店舗運営、フランチャイズシステムの運営、ECサイト運営)、流通卸売業態を展開しています。
監査法人は有限責任監査法人トーマツで、本社所在地は神奈川県横浜市青葉区榎が丘7-22です。
クルーバーとは
クルーバーの事業の内容は、リユース業態、流通卸売業態に大別され、それらをシステム開発と併せて事業展開することで、それまでの店舗展開中心の事業からITを駆使した事業へと飛躍を図っています。
カー&バイク用品のリユース業態では、子会社㈱アップガレージが直営店舗、フランチャイズ店舗及びECサイト『Croooober.com(クルーバードットコム)』にて、リユース商品の買取・販売を行っており、店舗はフランチャイズ店を含め全国45都道府県に出店しています。
流通卸売業態は、子会社㈱ネクサスジャパンにおける新品カー&バイク用品の卸売業態ですが、従来の卸売業態とは一線を画すITプラットフォームを介した受発注のサプライチェーンを構築したことで、導入企業の利便性向上や効率化等も目指しています。
従業員数は37名、平均年齢は35歳6か月、平均勤続年数は4年0か月、平均年間給与は623.1万円です。
クルーバーのIPOの諸データ
クルーバーの業績推移
業績面では売上高・純利益・経常利益は大局的には右肩上がりの傾向となっています。

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。
| 回次 | 第6期 | 第7期 | |
|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2020年3月 | 2021年3月 | |
| 売上高 | (千円) | 9,343,826 | 9,922,951 |
| 経常利益 | (千円) | 209,952 | 465,528 |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | (千円) | 60,764 | 290,914 |
| 包括利益 | (千円) | 58,579 | 290,248 |
| 純資産額 | (千円) | 1,516,847 | 1,771,192 |
| 総資産額 | (千円) | 3,945,050 | 4,005,293 |
| 1株当たり純資産額 | (円) | 718.2 | 838.63 |
| 1株当たり当期純利益 | (円) | 28.77 | 137.74 |
| 潜在株式調整後1株当たり当期純利益 | (円) | - | - |
| 自己資本比率 | (%) | 38.4 | 44.2 |
| 自己資本利益率 | (%) | 4 | 17.7 |
| 株価収益率 | (倍) | - | - |
| 営業活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 232,480 | 965,062 |
| 投資活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | △309,395 | △119,353 |
| 財務活動によるキャッシュ・フロー | (千円) | 88,573 | △653,875 |
| 現金及び現金同等物の期末残高 | (千円) | 637,559 | 827,537 |
| 従業員数 | (人) | 164 | 173 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
JASDAQ指数はここ数ヶ月ボックスでの推移となっていましたが、足元では崩れています。
軟調な推移になるとIPOにおいて向かい風となり、堅調な展開に回帰すれば追い風となります。

上場規模
クルーバーのIPOの規模は最大で約17.0億円であり、JASDAQスタンダードとしてはやや小型です。かなりの小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は512,500株、売出株式数は170,300株、オーバーアロットメント(OA)は102,000株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約30%とやや高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は25%です。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
|---|---|---|
| ㈱E&E | 93.01% | ◯ |
| 菅沼一孝 | 0.97% | ◯ |
| 大塚康雄 | 0.97% | ◯ |
| 河野映彦 | 0.97% | ◯ |
| クルーバー従業員持株会 | 0.92% | |
| 渡邊剛伸 | 0.49% | ◯ |
| 佐藤大介 | 0.06% | ◯ |
| 岩城由悟 | 0.06% | ◯ |
| 菅原正巳 | 0.06% | ◯ |
| 山本直人 山中章功 | 0.05% | ◯ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
クルーバーの事業はカー&バイク用品リユース業態(直営店舗運営、フランチャイズシステムの運営、ECサイト運営)、流通卸売業態ということで、IPOにおける業種の人気度は低めです。
予想PERは11.2~13.7倍であり、類似企業と比較すると中間的です。
約17.0億円という上場規模はJASDAQスタンダードとしてはやや小型です。上位株主にVCはなく、万遍なくロックアップがかかっています。
JASDAQスタンダードの10億~20億円のやや小型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- ランドネット:+38.9%
- HCSホールディングス:+22.8%
- テンダ:+100.0%
- アイスコ:+45.0%
- 室町ケミカル:+73.7%
- 東和ハイシステム:+130.4%
- リベルタ:+76.7%
- グラフィコ:+133.7%
- ミアヘルサ:-25.0%
- コンピューターマネージメント:+58.5%
- 浜木綿:+39.2%
- 共栄セキュリティーサービス:+36.5%
- プリントネット:+45.8%
- イボキン:+19.7%
- ABホテル:+104.0%
- ヴィスコ・テクノロジーズ:+204.9%
- 幸和製作所:+126.7%
- 大阪油化工業:+66.7%
- 壽屋:+32.5%
- クロスフォー:+44.0%
- ネットマーケティング:+36.1%
- ズーム:+49.9%
- ほぼ日:+128.1%
- グッドコムアセット:+32.4%
- ウイルプラスホールディングス:-8.0%
- ヒロセ通商:±0%
- 平山:+29.5%
- ヨシックス:+29.4%
- 鳥貴族:+120.7%
- ホットマン:+67.5%
- イーグランド:+27.3%
- 日本コンセプト:-8.0%
- マックスバリュ九州:+4.0%
以上を総合考慮して、初値予想は「マイナスリターンの可能性が高い」です。
主幹事はみずほ証券です。その他は、下表の証券で申し込めます。
| 証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
|---|---|---|
| みずほ証券 | 573,900 | 84.05% |
| 野村証券 | 34,100 | 4.99% |
| SMBC日興証券 | 20,400 | 2.99% |
| 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | 20,400 | 2.99% |
| 極東証券 | 13,600 | 1.99% |
| SBI証券 | 13,600 | 1.99% |
| アイザワ証券 | 6,800 | 1.00% |
みずほ証券の委託幹事としてPayPay証券、野村證券ルートでLINE証券、SBIグループのSBIネオモバイル証券、SBIネオトレード証券でも取り扱いの可能性があります。
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クルーバーのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
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野村證券はIPOの取り扱いが多いのがメリットです。小口個人ですと当たりづらいですけれども、ポチポチ作業を許容できる場合は候補です。
郵政3社、JR九州などの大型株に関しては意外な程に当たりやすいです。
大和証券も厳正かつ公平な抽選サービスとなっており、小口投資家でも当選の可能性はあります。
大和証券グループのネット証券である「大和コネクト証券」だと、お手軽にIPOに参加可能です。
SBIネオトレード証券でもIPOの取扱いを開始しています。委託幹事に名を連ねる可能性があります。
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楽天証券、松井証券も委託幹事団に名を連ねる可能性があります。


<投資スタンス>
弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
- やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)