かつては住宅ローンは、どの銀行で借りてもほとんど差がありませんでした。
しかし、現在は金利・各種手数料・保証料・保険などの面で、多種多様な住宅ローンが出ています。
物件選び同様に、住宅ローンも比較検討が重要になっています。どの住宅ローンにするかで生涯の支払額が数百万円変わってくるケースもあります。
幾多の金融機関が住宅ローンを提供しており、膨大な数の商品からお得でコスパ良好の住宅ローンを選定するのは大変です。
そこでおすすめの住宅ローンについて、変動金利から固定金利まで幅広いタイプから厳選したラインナップを紹介します。
アルヒ(ARUHI)
アルヒの住宅ローンは専門のモーゲージバンクらしい低金利が魅力で保証料も無料。フラット35Sの金利は競争力がある水準です。
35年という長期固定金利の住宅ローンであるにもかかわらず、都市銀行の10年固定金利と遜色ない水準まで低金利になっています。
繰り上げ返済は無料で1万円から可能であり、回数制限もなく、契約書類などの再提出も不要です。
しかも「ARUHI 暮らしのサービス」があり、引っ越しから大手家電量販店、大手通販での家具購入がお得になります。
それ以外にもカーシェアリング、レンタカー、家事代行サービス、クリーニング、スポーツクラブ、旅行などで幅広い割引・優待を享受できます。
全国津々浦々にリアル店舗があり、銀行と同様に対面相談が可能です。これはネット銀行にはないメリットです。
競争力のある低金利、充実の顧客サポートを両立させているのが、ARUHIのエッジ・優位性であり、住宅ローン専門の金融機関の真骨頂です。
まさに「住生活のライフソリューション プラットフォーム企業」の本領を発揮しており、生活を豊かに彩ることができる住宅ローンです。
客観的な厳しい目線でチェックしたとしても、ARUHIの住宅ローンの競争力はかなり高いと言わざるを得ません。突き抜けた魅力があります。
ARUHIの上質の取組み、サービス内容の魅力の高さが、実際に数多くの住宅ローン利用者から大きな支持を受けています。
フラット35では13年連続1位であり、絶対王者的な存在です。
以前アルヒに取材に行き、マーケティング本部 プロダクトマーケティング部 マネージャーの高橋健史さんにインタビューしました。
競争力が高い低金利、充実の顧客サポート、お得な優待・割引特典、リアル店舗で相談できる魅力について把握しました。
フラット35の実行件数シェアは、2位の金融機関の約2倍の圧倒的No.1となっています。
屈指の低金利、ネット・電話・実店舗での充実のサポート、お得な優待・割引、火災保険の団体割引など、質実剛健なクオリティが人気を博しています。
やはり住宅ローンというのは人生における影響が大きい契約ですから、一度対面で相談したい場合もあります。そのような際には店舗で疑問点をフェイス・トゥ・フェイスで解消できます。
住宅ローンの内容や契約手続きで疑問点などが出た場合は、担当のローンアドバイザーが電話・メール・対面でしっかりと最後までサポートしてくれます。
ARUHIの住宅ローンは、夢のマイホーム購入、賃貸住宅にはない豊かな暮らし、楽しい人生を強力にサポートしてくれます。
現在は長期金利が著しく低下して長短金利差が低下しているので、長期固定金利のフラット35の魅力が上昇しています。
なんといっても総返済額が確定して、金利上昇リスクがないのが絶大なメリットです。不確定要素が多い住宅ローンで最重要の返済額が決まって計画的な生活を送ることが可能です。
15年以上での長期固定金利の契約を検討しているならば、ARUHIのフラット35、スーパーフラットが有力な選択肢となります。
三菱UFJ銀行
家の近所に支店がある銀行や信頼性が圧倒的に高いメガバンクの住宅ローンをご希望の方は、三菱UFJ銀行がおすすめです。
ネット専用の住宅ローンでは金利面でも競争力があります。
低い金利、見落としがちな手数料が安い良心的な手数料体系、医療関係者・マネー誌で好評の疾病保障付住宅ローンなど、魅力に溢れています。
金利の他にも多様なサービスが充実しており、申し込みから借り入れまで来店不要で完結します。
しかもインターネットでの一部繰上返済手数料が無料で、スーパー普通預金(メインバンクプラス)でプラチナステージが適用されます。
三菱UFJ銀行のATM・コンビニATMの利用手数料が時間外でも無料になります(コンビニは月3回まで)。
また、オンラインバンキングの三菱UFJダイレクトで、他行宛て振込手数料が月3回まで無料になります。
プラチナステージの優遇を受けるためには、スーパー普通預金(メインバンク プラス)に申し込み、「三菱UFJダイレクト」の契約・初回登録(パスワード・Eメールアドレスの登録)が必要です。
返済方法は 「元利均等返済方式」と「元金均等返済方式」から選べます。事務手数料は30,000円(税抜)とネット専業銀行と比較してリーズナブルです。
本商品はネット限定商品のため、窓口での取り扱いはありません。経費がかからないオンラインならではのお得な住宅ローンです。
三井住友銀行
メガバンクの一角である三井住友銀行の住宅ローンもおすすめです。
メガバンクは一般的に金利が高いイメージがありますが、三井住友銀行は、メガバンクの中でもネット銀行と同等のリーズナブルな金利になっています。
ネットローン金利は年0.475%となっています。また、スマホでいつでもどこでも簡単に審査申込ができることも特徴です。
審査に必要な書類をスマホのカメラでその場で撮影し、アップロードが可能。もちろん利用料金は無料です。
安心の住宅ローン保障も充実
- クロスサポート(連生団体信用生命保険付住宅ローン)
- 8大疾病保障付住宅ローン
- 自然災害時返済一部免除特約付住宅ローン
WEB申込ならではの低金利、メガバンクの安心感、スマホでの簡単な申込が魅力です。
イオン銀行
イオンの店舗内にある銀行「イオン銀行」は、住宅ローンも取り扱っています。
イオングループならではのオリジナル・サービスがある住宅ローンです。特に大きなメリットは以下のとおりです。
- 業界最低水準の低金利
- 保証料・団信保険料・繰り上げ返済手数料が不要
- 繰り上げ返済がネットで1万円から可能
- イオンで毎日5%OFF(完済まで)
- イオンゴールドカードを発行可能
- 銀行窓口で休日や夕方も相談可
イオン銀行との住宅ローンの契約者限定の特典として「イオンセレクトクラブ」という制度があり、完済までイオングループでのお買い物が毎日5%OFFとなるのが最大の特徴です。
1ヶ月に5万円イオンで使う場合は2,500円割引となります。年間だとなんと3万円!
また、イオンゴールドカードを発行でき、充実のベネフィットを享受できます。
- 年100万円以上利用時のイオンラウンジ(一般カードと共通)
- 空港ラウンジサービス(新千歳・成田・羽田・伊丹・福岡・那覇)
- ショッピング保険(税込300万円まで/年)
- 海外旅行傷害保険(最高5,000万円)
- 国内旅行傷害保険(最高3,000万円)
- フリーダイヤルで待ち時間が短い問い合わせサポート
- 高い利用限度額
充実の保険の詳細については、以下で精緻に分析しています。
イオン銀行の住宅ローンの抵当権設定費用も、イオンカードセレクトで支払うことができます。0.5%のWAON POINTが貯まり、振込手数料も不要で、お得で便利と良いこと尽くめです。
優良クレカですのでぜひ申し込みましょう。詳細は以下で徹底解説しています。
イオン銀行Myステージでの優遇もあり、銀行がお得になるクレジットカードの筆頭に挙げられるハイ・クオリティー・カードです。
クレジットカードの専門家・岩田昭男さんも、おすすめの「スーパーでお得なカード」としてイオンカードセレクトを挙げられていました。
イオンカードはショッピング保険でスマホが対象なのも大きなメリット。他社カードのショッピング保険はスマートフォンが対象外のことが多いです。
しかも期間は180日間とたっぷりで、年間50万円(税込)まで補償されます。年会費無料のクレジットカードとしては秀逸なクオリティです。
クレジットカードのレジェンド・菊地崇仁さんは、保険が充実しているカードとしてイオンカードセレクトを挙げていらっしゃいました。
事務手数料も他のネット銀行・住宅ローンの評判・口コミがいい銀行と比較しても同じなので、低い変動金利の住宅ローンをお探しの方にはピッタリの住宅ローンです。
また、イオングループのお店で買物する方には絶大なメリットがあります。ショッピングが5%OFFとなり、イオンモール等にあるイオンラウンジが使えるようになります。
借り入れ時上限年齢は71歳未満、完済時の上限年齢は80歳未満です。年配の方でも問題なく契約することが可能です。
変動金利型の住宅ローンを検討している場合で、8大疾病保障付が不要の場合は、イオン銀行の住宅ローンは最有力候補となります。
地銀勤めなのに、イオン銀行へ住宅ローンを借り換えした方がいるとかいないとか — すらたろう (@sura_taro) 2014, 6月 29
公式サイトイオン銀行住宅ローンの詳細
住信SBIネット銀行
住信SBIネット銀行とは、三井住友信託銀行が50%、SBIホールディングスが50%出資しているネット銀行です。
親会社は住友信託銀行ですので安心感があります。「住宅ローンWEB申込コース」は、住信SBIネット銀行の住宅ローンです。
住宅ローンはこちらが借りる立場ですので、相手の信用力に拘らなくても問題ありません。ただし、気にする方もいらっしゃるでしょう。
この点、住信SBIネット銀行の住宅ローンは、上場企業で安心感が存在。変動金利から35年の固定金利まで幅広い選択肢があります。
借り入れ時上限年齢は65歳以下、完済時の上限年齢は80歳未満です。年配の方でも問題なく契約することが可能です。
住信SBIネット銀行の住宅ローンには数多くのメリットがあります。
主なメリット
- 業界最低水準の低金利
- 全疾病保障(8疾病+それ以外の病気・ケガ)の金利上乗せなし
- 保証料・団信保険料が不要
- 一部繰り上げ返済手数料が不要
- 繰り上げ返済がネットで1円から可能
- 金利優遇条件はなし
- 銀行窓口で休日や夕方も相談可
特に全疾病保障の金利上乗せなしなのが絶大なメリットです。他の銀行は年0.3%ほど上乗せされます。住宅ローンの金利の比較を再掲します。
全疾病保障は8大疾病保障と、8疾病以外の病気・ケガの2つで構成されています。8疾病とは以下の3つの特定疾病、5つの重度慢性疾患を指します。
- がん(悪性新生物)
- 急性心筋梗塞
- 脳卒中
- 高血圧症
- 糖尿病
- 慢性腎不全
- 肝硬変
- 慢性膵炎
8疾病以外が原因の場合は、入院によって就業不能状態となった場合に保障対象となります。精神疾患は対象外です。
厚生労働省「患者調査(2014年)」によると、1年以上長期入院するのは、8疾病(厚生労働省の調査結果の傷病大分類)は約7,200名で、精神疾患を除く全疾病は約34,100名です。
65歳未満の入院患者が1年超入院する確率は、8疾病は7.8%、全疾病は13.2%です。8疾病保障から全疾病保障に補償範囲が拡大したことで、格段にパワーアップしました。
※借入期間を35年超~40年以内でお借入れいただく場合は、ご利用いただく住宅ローン金利に年0.07%、40年超でお借入れいただく場合は住宅ローン金利に年0.15%が上乗せとなります。
保証料・団信保険料・一部繰り上げ返済手数料はありません。金利優遇の条件もありません。
一部繰上返済は1円から可能とパワフルです。他の銀行は1万円からなど単位が大き目です。
事務取扱手数料は2.2%(税込)となりますが、低金利の他の銀行も概ね同様です。
8大疾病保障込みの住宅ローンを探している方は、住信SBIネット銀行の住宅ローンWEB申込コースは最有力候補となります。
客観的な厳しい目線でチェックしたとしても、住信SBIネット銀行の住宅ローンの競争力はかなり高いと言わざるを得ません。突き抜けた魅力があります。
実際に数多くの賞を受賞しており、オリコン顧客満足度ランキング(2018年度)では、住宅ローン 付帯サービス部門で1位となっています。高く評価されています。
魅力の高さは実際に数多くの住宅ローン利用者から大きな支持を受けています。住宅ローン取扱額はビジネスの教科書に出てくるような華麗な右肩上がりです。
変動金利(通期引下げプラン)はなんと全疾病保障込みで年0.32%になります。これはイオン銀行の8大疾病なしよりも低い水準です!
借り換えの場合は更に低下して空前の低金利となっています。
団信・全疾病保障が無料で付いたうえでの最低水準の金利となります。業界最低水準の金利と全疾病保障を両立させているのが、住信SBIネット銀行の秀逸なエッジ・優位性です。
借換えの場合、変動金利(通期引下げプラン)、固定金利10年(当初引下げプラン)に特別金利が適用になります。
公式サイトミスター住宅ローンREAL
なお、住信SBIネット銀行の住宅ローンには、「ミスター住宅ローンREAL」という制度があります。
ネット銀行ならではの低金利であるにもかかわらず、各地のSBIマネープラザで対面で相談・申し込みができます。専属担当者と対面でやり取りしたい方に適している住宅ローンです。
ソニー銀行
ソニー銀行の住宅ローンはネット銀行らしい低金利が魅力です。新規購入で自己資金10%以上の場合、ただでさえ低い金利から更に0.05%引き下げられるのが特徴です。
変動セレクト住宅ローン金利プランは、空前の低金利です。
繰り上げ返済は1万円から可能で、無料で回数制限もなく、契約書類などの再提出も不要です。
ソニー銀行は保証会社を利用していないため、保証料がかかりません。団体信用生命保険料もソニー銀行の負担で無料です。
金利タイプの変更がインターネット上でいつでも可能です。ソニー銀行は、毎月中旬に翌月の金利を発表するので、金利タイプを変更する時は、今月と翌月を比較してからタイミングを選べます。
当面は低金利が続くので変動金利にしておき、金利が上がり始めたら固定金利に切り替えるという戦略の場合、ソニー銀行はいち早く金利変動を察知できます。
ソニー銀行には「Club S」という会員プログラムがあります。
ステージに応じて外貨預金の際の為替手数料が優遇されます。振込手数料・ATM手数料の無料回数なども優遇され、最大で月11回も振り込み手数料が無料になります。
項目 | ステージなし | シルバー | ゴールド | プラチナ |
---|---|---|---|---|
振込手数料無料回数 (※) | 月2回 | 月4回 | 月6回 | 月11回 |
月1回 | 月3回 | 月5回 | 月10回 | |
ATM出金手数料無料回数 | 月4回 | 月7回 | 月15回 | 何度でも無料 |
仕向け外貨送金手数料無料回数 | 0回(5,000円) | 月1回 | 月3回 | |
Sony Bank WALLET キャッシュバック率 | 0.50% | 1.00% | 1.50% | 2.00% |
Sony Bank WALLET 海外ATM利用料無料回数 | 0回(税抜200円/回) | 月1回 | 月3回 | 月5回 |
為替コスト (例:米ドル) | 15銭 優遇なし | 10銭 | 7銭 | 4銭 |
※Sony Bank WALLET保有の場合、未保有なら各ステージとも1回少ない回数
ソニー銀行の住宅ローンを契約していると、それだけで最長5年間は1ランクアップするので、デビットカードのSony Bank WALLETを持っているだけで、他行宛振込手数料が月4回も無料になるのが大きなメリットです。
ソニー銀行の新しい優遇プログラムの詳細については、以下で徹底解説しています。
その他、ソニー銀行の詳細については、以下で徹底的に解説しています。
大手格付け会社のJCRからは「AA-」、S&Pからは「A」の格付を得ており、メガバンクとほぼ同等の高い評価となっています。
ネット銀行でも心配は無用です。住宅ローンの内容や契約手続きで疑問点などが出た場合は、担当のローンアドバイザーが電話・メールでしっかりと最後までサポートしてくれます。
なお、ソニー銀行はデビットカードの外貨建決済のコストが低く、海外旅行・出張でおすすめです。
auじぶん銀行
auじぶん銀行は三菱UFJ銀行と提携して、住宅ローンも提供しています。ネット銀行らしい低金利が魅力です。主なメリットは以下のとおりです。
- 業界最低水準の低金利
- 契約までネットで完結で来店不要
- 「一般団信」もしくは「がん50%保障団信」の保険料、保証料が不要
- セカンドオピニオンと24時間電話健康相談が利用可能
- 一部繰り上げ返済手数料が不要
- 繰り上げ返済がネットで1円から可能
- 定額自動入金サービスでの自動入金
更にauじぶん銀行は家計の負担を軽減してくれる6つの「0円」があります。
「一般団信」もしくは「がん50%保障団信」の保険料、保証料、収入印紙代、一部繰上返済手数料、返済口座への資金移動がすべて無料となっています。
一般的な住宅ローン契約では、書類の契約書が必要となり、銀行との間で書類のやり取りが発生して無駄な時間がかかりました。
しかし、auじぶん銀行では住宅ローンの契約手続きをネットで完結させることができます。原則として、契約書の記載・捺印は不要です。
申込から契約まで最短で約10日であり、手続きにかかる時間は極限まで短縮されています。
忙しい中で銀行の窓口が空いている時間帯にわざわざ出向く必要がありません。忙しい現代人にとっては極めて便利なシステムです。
ネット銀行ならではの利便性とお得な金利が魅力の住宅ローンです。手間をかけずに住宅ローンを締結できるのが、忙しいビジネスマンにとって大きなメリットです。
auじぶん銀行の住宅ローンでは、団体信用生命保険(団信)の申込・告知も、原則、ネットでの手続きで完結します。
保障内容も充実しており、「がん」と診断確定されると、住宅ローン残高が1/2になる「がん50%保障団信」が無料で付いてきます。50歳までの方が申し込めます。
更に、「がん」と診断確定されると、住宅ローン残高が0円になる「がん100%保障団信」、「がん」に加え所定の10種類の生活習慣病を保障する「11疾病保障団信」もあります。
がん50%保障団信、がん100%保障団信、11疾病保障団信のいずれかに加入した場合は、「セカンドオピニオンサービス(医師の手配・紹介サービス)」と、「24時間電話健康相談サービス」を利用できます。
au住宅ローン
「au住宅ローン」という住宅ローンがあります。au(KDDI)の子会社であるauじぶん銀行が三菱UFJ銀行と提携して提供している住宅ローンです。
中身はauじぶん銀行の住宅ローンと同一です。ネット銀行らしい低金利、auユーザー限定の特典が魅力です。
au PAY プリペイドカードはチャージ残高の範囲内で、Mastercard加盟店にて1円単位でクレジットカードのように使えるので現金同様です。
その他、auユーザー向けのキャンペーンも豊富なのがメリットです。
東京スター銀行
東京スター銀行という地銀があります。台湾の大手銀行である中国信託商業銀行の傘下にあります。もちろん、全国銀行協会に加入しており、金融庁の統制下にあります。
東京スター銀行は個人向けに住宅ローン「スターワン住宅ローン」を提供していました(現在は新規申込受付を停止)。「預金連動型住宅ローン」というユニークな仕組みです。
預金として預け入れている部分には住宅ローンの金利が発生しないのが大きなメリットです。一部の地銀や信金でしか取り扱っていないタイプの住宅ローンです。
「預金連動型」のスターワン住宅ローンは、東京スター銀行に預金すると、その金額に対しては、住宅ローンの金利負担が軽減される仕組みです。
預金連動対象預金残高と同額の住宅ローン残高は、金利が0%になります。住宅ローン残高の最大70%まで預金連動で金利を0%にすることが可能です。
預金連動後の住宅ローン金利は日割りで計算されています。預金を増やしていくと金利負担が自動的に軽減され、1円も無駄になることなく活用されます。
例えば住宅ローン金利が1%の場合、ローン残高に対して預金残高が50%ある場合は、実質的な住宅ローンの金利は0.5%相当になります。預金残高が70%の場合は、実質金利負担は0.3%まで下がります。
預金することで住宅ローン残高の最大70%まで金利を0%にすることが可能で、保証料・全額繰上返済も無料です。
メンテナンスパック料という最低で年0.3%のコストがデメリットです。金利・メンテナンスパック料のトータルコストは、競合他社の住宅ローンと比較して高めとなります。
一定の預金がある状況で、あえて住宅ローンを組んで住宅ローン減税を利用する場合に選択肢となります。
事務手数料が100,000円(税抜)とリーズナブルなのが大きなメリットです。金利が低い銀行の住宅ローンは事務手数料が2%(税抜)であることが多く、手数料が割高となりがちです。
事務手数料が安いので、10年後に住宅ローン減税が終了したら、繰上返済するというストラテジーに適した住宅ローンです。
手持ちの現金を積極的に運用したいという方には、預金として拘束されるので向いていません。
しかし、積極運用の予定がない場合は市中金利や個人向け国債も空前の低金利でメリットが乏しいので、東京スター銀行の預金に眠らせておいて、住宅ローン控除を受けるという選択肢の魅力が増加しています。
キャッシュで買える場合でもあえてローンを組み、住宅ローン控除を最大限に活用することが可能となります。融資金額は最大1億円であり、最大限に住宅ローン減税を受けられます。
まとめ
物件選び同様に、住宅ローンも比較検討が重要になっています。どの住宅ローンにするかで生涯の支払額が数百万円変わってくるケースもあります。
幾多の金融機関が住宅ローンを提供している中で、おすすめの住宅ローンをまとめると以下のとおりです。
- 住信SBIネット銀行の住宅ローン:変動金利で空前の低金利・全疾病保障に魅力を感じる方におすすめ
- アルヒ(ARUHI)の住宅ローン:固定金利ならおすすめ。フラット35では9年連続1位で大人気
- イオン銀行の住宅ローン:イオンでよく買い物する方におすすめ
- ソニー銀行の住宅ローン:メイン口座がソニー銀行でClub Sの優遇を使いたい方におすすめ
- auじぶん銀行の住宅ローン:ネットで申し込みを完結したい方におすすめ
- au住宅ローン:auユーザーの方におすすめ
- 東京スター銀行の住宅ローン:住宅ローン控除を活用したい方で手元にキャッシュが余っている方におすすめ(新規申込停止)
中でも最もおすすめなのは、住信SBIネット銀行の住宅ローンです。空前の低金利に加えて、至れり尽くせりのベネフィットを享受できます。
- 業界最低水準の低金利
- 全疾病保障(8疾病+それ以外の病気・ケガ)の金利上乗せなし
- 保証料・団信保険料が不要
- 一部繰り上げ返済手数料が不要
- 繰り上げ返済がネットで1円から可能
- 金利優遇条件はなし
- 銀行窓口で休日や夕方も相談可
面倒な対面での手続きは不要で、忙しい現代人にユーザーフレンドリーです。来店は不要ですが、担当のローンアドバイザーのサポートを受けることも可能なので安心です。
空前の低金利、便利でオトクな付帯特典、高い信頼性が魅力的な住宅ローンです。
対面でご相談したい方は、住信SBIネット銀行の「ミスター住宅ローンREAL」がおすすめです。
ネット銀行ならではの低金利であるにもかかわらず、各地のSBIマネープラザで対面で相談・申し込みができます。専属担当者と対面でやり取りしたい方に適している住宅ローンです。
複数の銀行を比較検討したい場合は、住宅ローン一括審査申し込みが便利です。詳細については以下をご参照ください。