JALの国内線や国際線の航空券を購入した場合、座席指定をしたい方が多いと思います。
窓際、通路側と人それぞれ好みはありますが、やはり希望通りの席を確保できると同じフライト時間でも快適度が上がります。
ただし、上級会員用の席が確保されていることから、JALステータス会員でない場合、購入時期がかなり早くても、窓側・通路側、前方座席などが自由に選べません。
しかし、日本航空がブロックしていた座席を一斉に開放される日時が存在しています。
この時期を把握していると、そのタイミングですかさず座席指定を行うことで、希望の席を確保できる確率がアップします。
JALの座席指定の開放時期について、国内線と国際線を網羅して徹底的に解説します。
目次
国内線座席指定の開放時期
座席指定をせずに保安検査場を通過した場合は、自動で座席が割り当てられます。「どの席でもいい」という場合以外は、事前に座席指定するのがおすすめです。
国内線前方座席指定サービス
JALのライバルであるANAは、運賃種別(普通・VALUE・SUPER VALUEなど)、上級会員制度のANAプレミアムメンバーのステイタスに応じて、事前に座席指定できる範囲が明示されています。
他方、JALは上級会員の特典として「国内線前方座席指定サービス」が用意されています。
ダイヤモンド、JGCプレミア、サファイア、JALグローバルクラブ会員が利用でき、クリスタルはJGCカード会員のみとなっています。
座席指定できる明確な範囲はオブラートに包まれており、公表されているのは以下迄となっています。
弊社では、ご搭乗に際し、配慮が必要なお客さまへの座席確保や、機体のバランス調整などの理由により、事前にご指定いただける座席数に制限を設けています。(機材・路線等によりその数は異なります。)
また、ご利用運賃によって事前にご指定いただける座席は異なります。
JALの座席指定では、シートマップを確認しながら簡単に指定可能。隣同士の座席、窓側・通路側の座席を指定できることもあります。
公式サイトJAL座席指定の詳細
搭乗日時の48時間前に席が開放されるケースあり
搭乗便出発48時間前以降から、座席指定ができる席が追加される場合が存在。一部の運賃・便の状況・各種条件などにより、追加されないケースもあります。
希望の座席が取れない、指定できる座席がない場合は、搭乗便出発48時間前以降に再度座席指定を試しましょう。
48時間前の例
- 7月7日10時30分→7月5日10時30分
- 1月1日10時30分→12月30日10時30分
座席指定のために48時前に再確認するのはひと手間となりますが、席にこだわりがある場合や、3列の中央席しか指定できず辛い場合などは、搭乗日時の48時間前(前々日)に待機しましょう!
実際にフライト48時間前に、普通席最前列の広い席が開放されて、無事に確保できました。
座席開放前
座席開放後
なお、空席状況にもよりますが、コールセンターはWebサイトより広い範囲を座席指定できることがあり、ウェブ上で指定できない場合でも、電話したら指定できることもあるようです。
48時間前に希望席を指定できなかった場合、搭乗日当日に空港の自動チェックイン機かカウンターで座席指定を試みてみましょう。席がさらに拡大している可能性があります。
実際にJGC修行で多数のフライトを予約した際に、平会員である私には窓際席や前方席、非常口近くの広い席などがブロックされており、全く指定できず涙目でした。
しかし、直前の座席解放後に、無事に希望の席を取れた経験があります。国内線ファーストクラス搭乗時は、直前に1Aを指定できたことも!
サファイア以上は前方座席指定サービス
JALサファイア会員になると、前方座席指定サービスの特典があります。国内線で最前列の席を指定できたこともありました!
JGCプレミア以上だと最前列や壁の前の席を指定可能
JALダイヤモンド、JGCプレミア会員は、クラスJの直後の座席(普通席の最前列)、壁のすぐ後ろのバルクヘッド席などを指定できます。
国内線普通席の最前列は広くて快適ですので、クラスJの中間席より満足度が高く、快適度が上昇します。
とにかく前の席との間隔が広く、足を伸ばせるのが大きなメリットです。
もちろんクラスJでも最前列が快適です。
身長171cmの私だと思いっきり足を伸ばしても前に届かないことも!
また、最前列ではなくても、非常口近くの座席は広くてゆとりがあります。
座席指定開放を上手く利用すると、国内線で快適なフライトが可能になります。


国際線座席指定の開放タイミング
国際線での座席指定開放のルールは、国内線とは異なります。
ごくまれにWebチェックイン可能な24時間前に指定可能な席が増えるケースあり
JALは出発予定時刻の24時間前からWebチェックイン可能です。インターネット上には72時間というサイトも数多くありますが、それは古い情報で現在は24時間前となります。
ごくまれに24時間前になると前方の座席が解放されると言われています。VIPや上級会員用にブロックされている席を誰も指定しなかった場合、開放されるのかもしれません。
なお、航空券購入以降、パスポート番号など必要情報を入力し、「Webチェックイン事前登録」を実施すると、出発予定時刻の24時間前に自動的にチェックインが行われます。
この場合は事前に指定していた座席となり、座席が未指定の場合、システムが自動で座席を指定されます。
Webチェックイン後も出発1時間前までは座席の変更が可能
Webチェックインした後でも、フライト便出発の1時間前までは座席の変更が可能です。ギリギリまで座席指定にトライすることも可能となっています。
Webチェックイン実施後は「予約確認」からの座席変更はできない点に注意しましょう。
- 「フライト&サービス」ページ内、「予約管理」メニューの「Webチェックイン」より、「今すぐWebチェックイン」を選択
- 「認証」画面にて座席を変更したい便の情報を入力
- 「旅程の選択」画面にて「チェックインする/チェックイン内容を変更する」を選択
- 「手荷物についての注意事項」にて内容を確認のうえ、チェックボックスにチェックを入れ、「確認」を選択
- 「チェックインの概要」画面にて、「シートマップ」より変更したい座席を選択し、「座席を確定する」を選択
- 画面に沿ってチェックイン完了後、新しいホームプリント搭乗券、あるいはモバイル搭乗券(対象空港のみ)を取得
当日のチェックインカウンターで確認
時間に余裕がある場合や手間を許容できる場合、Webチェックインせずにあえて空港のカウンターでチェックインの手続きを行うという選択肢もあります。
「1A」(搭乗口から最も近い席)などは、Webでは座席指定が一切できない場合があります。
しかし、フライト当日の空港カウンターで座席指定を行う場合、こうしたネットでは指定できない座席を抑えることができる場合があるようです。
上級会員は前方座席指定が可能
クリスタル以上のJAL上級会員には、国際線の前方座席指定サービスが存在。サファイアの状態で、広くて快適な普通席最前列を予約できたこともあります。
また、1~2人での旅行の場合、3列席ではなく、2列席を指定できるのも嬉しい点です。
JGCプレミア以上になると最前列を指定可能となっており、繁忙期や直前でない限り、前から2番目までは指定可能なことがほとんどです。
非常口横や前方に壁のある快適な席を座席指定できて風雅。通常なら有料の座席を指定できるのは価値が高いベネフィットです。
まとめ
航空会社はメンバーシッププログラムが用意されており、上級会員だと座席指定においても優遇されることが多いです。JALも同様の特典が用意されています。

しかし、平会員でも希望の席を確保できる可能性はあります。航空券購入時には指定できなかった席を、以下のタイミングで確保できる可能性があります。
- 国内線:搭乗日時の48時間前、当日空港カウンター
- 国際線:搭乗日時の24時間前、当日空港カウンター
国内線の場合、窓からの景色は素晴らしいものがあります。特に沖縄などの海、夕日、夜景は秀逸であり、それだけで観光気分を味わえるほどです。
また、3~4列の場合は、気軽にトイレに行ける通路側の席も安心感があって快適です。
クラスJの真後ろ・普通席最前列は広大で快適の極みとなっており、積極的に狙う価値があるシートです。
国際線の場合、窓際がいいか通路側がいいかは路線や好みによって別れます。トイレ不要の短距離路線なら窓際、長距離は通路側を選好しています。
いずれにせよ3列席や4列席の中央となり、サンドイッチで苦悶するような事態などは避けたいですよね。
予約の際に希望の座席が指定できなくても諦めず、粘り強く直前の座席解放のタイミングを狙って、再チャレンジするのも選択肢です。
少しでも快適な空の旅にするためには、国内線ならフライトの48時間前、国際線は24時間前に座席をチェックしましょう。
JALを使う機会がある方には、JALカードがおすすめです。活用によってザクザクとマイルを貯められます。
JALカードは、ショッピングマイル、フライトボーナス、毎年初回搭乗ボーナス、アドオンマイルなど、カード利用でザクザクとJALマイルがたまる仕組みがあります。
「いつか行ってみたい」をJALカードで実現させることができます。しかも遅延が少ない最上級のフライトで行きたい場所へ行くことが可能です。
世代を超えて愛される傑出した航空系カード、マイルが貯まるクレジットカードであり、順風満帆・視界良好で新しい世界へ雄飛する機会を手に入れられます。
JALカードは普通カードでも2,000円(税抜)の年会費が発生しますけれども、「損して得取れ」の典型例であり、コスト以上に卓越したベネフィットを享受できます。
国際ブランドはJCB、VISA、Mastercard、American Express、Diners Clubの5大ブランドを網羅しています。JALカードの種類は下表のとおりです。
カード名 | 発行会社 | 国際ブランド | 独自機能 |
---|---|---|---|
JAL・JCBカード | JCB | JCB | |
JALカード OPクレジット | JCB、小田急カード | 小田急ポイント | |
JALカード Suica | JCB、ビューカード | Suica | |
JALカード DC (Visa/Mastercard) | 三菱UFJニコス | Visa Mastercard | |
JALカード TOKYU POINT ClubQ | 三菱UFJニコス、 東急カード | Visa Mastercard | TOKYU POINT |
JALアメックス | 三菱UFJニコス | Amex | |
JALダイナースカード | 三井住友トラストクラブ | Diners Club |
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ランクはJAL 普通カード、JAL CLUB-Aカード、JAL CLUB-Aゴールドカード、JALカード プラチナの4段階となっており、上位カードになると充実のベネフィットを享受できます。


アドオンマイルというJAL航空券が高還元になる仕組みもあり、JALアメックス CLUB-Aゴールドカードなら3%、JAカード プラチナなら4%還元となります。
また、フライトボーナスマイルもあり、搭乗ごとに普通カードは+10%、CLUB-Aカード以上は+25%のボーナスマイルを得られます。
おすすめのJALカード
- JAL普通カード:フライトの頻度が多くない方
- JAL CLUB-Aカード:プラチナカードよりコストを抑えたい方、低コストでJGCカードを維持したい方
- JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード:メインカードとしてJALカードを活用する場合で年100万円以上使う方
- JALカード プラチナ:JALの搭乗頻度が多い方、定期的にJGCプレミア獲得のJGP修行を行う方
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