
ココペリ(4167)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年12月3日(木)~12月9日(水)、上場日は2020年12月18日(金)です。
新規上場する市場は東証マザーズで、想定価格は1,300円(1単元13.0万円)です。公募価格は2020年12月10日(木)に決定。
仮条件は1,400~1,600円と窓を開けて上振れました。予想PERは110.1~125.8倍です。
初値予想は大幅なプラスリターンです。以下のレンジを想定しています。
2,700〜3,500円(仮条件の上限比+68.8%~+118.8%)
ココペリは「企業価値の中に、未来を見つける。」というミッションのもと、「中小企業にテクノロジーを届けよう。」というビジョンを掲げ、中小企業の成長を支援するBtoB・SaaSモデルのビジネスプラットフォーム事業を展開しています。
監査法人はEY新日本有限責任監査法人で、本社所在地は東京都千代田区二番町8-3二番町大沼ビル4階です。
ココペリとは
ココペリは日本全国の地域金融機関(2020年9月末時点42社)と連携し、各金融機関に対してSaaS形式の経営支援プラットフォーム「Big Advance」を主として提供しています。
「Big Advance」は、各金融機関の取引先の中小企業に対して、課題解決や成長支援につながる機能を提供しています。
地域金融機関及び中小企業のニーズを汲んだサービスの構築を実現しており、2018年4月の「Big Advance」リリース以降も継続的に金融機関及び中小企業のニーズを収集し、PDCAを回すことで、継続的な機能改善及び新機能追加を図ってきました。
また、ココペリでは地域金融機関が保有する、取引先に関する各種ビッグデータや、中小企業のソリューション活用の活動ログデータを元にしたAI(人工知能)の研究を行っており、各AIをAPIで利用可能にしたAIモジュール「FAI」を開発しています。
地域金融機関と中小企業の「Face to Face」の信頼感をベースにし、AIモジュール「FAI」などの先進的な「テクノロジー」を融合させてサービスを提供している点がココペリの事業の特徴です。
地域金融機関と連携して地域の中小企業にサービスを提供することにより、経営支援プラットフォームの活用効果を最大化しています。
また、地域金融機関のビジネス変革を支援するソリューションとしても効果を発揮しており、「Big Advance」に参加する全てのステークホルダーがメリットを享受できるWin-Winのビジネスモデルを構築しています。
ココペリは今後も、「Big Advance」が中小企業の成長、そして地方創生に欠かせないビジネスプラットフォームとなるべく、事業を推進していく方針です。
従業員数は37名、平均年齢は35.7歳、平均勤続年数は1.9年、平均年間給与は506.0万円です。
ココペリのIPOの諸データ
ココペリの業績推移
業績面では売上高は美しい右肩上がりです。経常利益・純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

主要な経営指標等の推移は下表のとおりです。
| 回次 | 第9期 | 第10期 | 第11期 | 第12期 | 第13期 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 決算年月 | 2016年3月 | 2017年3月 | 2018年3月 | 2019年3月 | 2020年3月 | |
| 売上高 | (千円) | 59,089 | 68,942 | 105,731 | 185,261 | 413,671 |
| 経常損失 | (千円) | -21,674 | -52,808 | -63,684 | -98,664 | -21,462 |
| 当期純損失 | (千円) | -21,555 | -53,098 | -63,975 | -98,954 | -21,753 |
| 資本金 | (千円) | 32,750 | 83,150 | 184,450 | 199,450 | 269,455 |
| 発行済株式総数 (株) | ||||||
| 普通株式 | 597 | 59,700 | 61,700 | 61,700 | 61,700 | |
| A種優先株式 | ― | 11,200 | 11,200 | 11,200 | 11,200 | |
| B種優先株式 | ― | ― | 13,600 | 15,640 | 15,640 | |
| C種優先株式 | ― | ― | ― | ― | 5,510 | |
| D種優先株式 | ― | ― | ― | ― | ― | |
| 純資産額 | (千円) | 9,186 | 56,887 | 195,513 | 126,559 | 244,815 |
| 総資産額 | (千円) | 32,418 | 86,997 | 234,106 | 176,006 | 352,967 |
| BPS | (円) | 15,387 | -736 | -1,706 | -47.29 | -52.33 |
| 1株配当 | (円) | ― | ― | ― | ― | ― |
| EPS | (円) | -41,937 | -889 | -1,045 | -22.91 | -5.04 |
| 自己資本比率 | (%) | 28.3 | 65.4 | 83.5 | 71.9 | 69.4 |
| 配当性向 | (%) | ― | ― | ― | ― | ― |
| 営業CF | (千円) | ― | ― | ― | -87,912 | -12,059 |
| 投資CF | (千円) | ― | ― | ― | -12,923 | -15,817 |
| 財務CF | (千円) | ― | ― | ― | 25,128 | 162,254 |
| 現金等 | (千円) | ― | ― | ― | 115,353 | 249,730 |
| 従業員数 | (名) | 8 | 8 | 11 | 20 | 29 |
市場トレンド
市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。
東証マザーズ指数は美しい右肩上がりとなっていましたが、足元ではスピード調整の局面となっています。
反発して堅調な推移が続くとIPOにおいて追い風となり、軟調な相場が続けば向かい風となります。

上場規模
ココペリのIPOの規模は最大で約16.2億円であり、東証マザーズとしては中型です。小型であればある程、初値リターンは良い傾向があります。
公募株式数は276,000株、売出株式数は806,400株、オーバーアロットメント(OA)は162,300株です。
公開比率(オファリングレシオ)は最大で約17%とかなり低めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は75%です。
| 株主名 | 保有割合 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 近藤繁 | 32.15% | ◯ |
| AT-Ⅱ投資事業有限責任組合 | 9.37% | ◯ |
| 森垣昭 | 7.17% | ◯ |
| (株)東広 | 6.25% | ◯ |
| SV-FINTECH1号投資事業有限責任組合 | 5.57% | ◯ |
| FinTechビジネスイノベーション投資事業有限責任組合 | 5.14% | ◯ |
| 近藤正武 | 3.67% | ◯ |
| 近藤淳 | 3.67% | ◯ |
| 松尾幸一郎 | 3.51% | ◯ |
| TIS(株) | 2.47% | ◯ |
※制度ロックアップによる継続保有を含む
初値予想
ココペリの事業は中小企業の成長を支援するBtoB・SaaSモデルのビジネスプラットフォーム事業ということで、IPOにおける業種の人気度は高めです。
訴求力の高い東証マザーズネット企業の範疇に属しています。
予想PERは110.1~125.8倍でであり、類似企業と比較すると割安感はありません。
| コード | 銘柄名 | PER | PBR | 配当利回り |
|---|---|---|---|---|
| 2412 | ベネフィット・ワン | 83.33 | 32.29 | 0.86% |
| 3919 | パイプドHD | 16.88 | 3.39 | 1.29% |
| 4444 | インフォネット | 33.69 | 3.40 | 0.00% |
| 6192 | ハイアス・アンド・カンパニー | 赤字 | 2.98 | 0.00% |
| 6580 | ライトアップ | 27.63 | 4.56 | 0.00% |
| 8876 | リログループ | 78.62 | 9.06 | 1.01% |
上位株主にはVCが名を連ねていますが、万遍なくロックアップがかかっています。
約16.2億円という上場規模は東証マザーズとしては中型です。
東証マザーズの15億~25億円の中型IPOの初値結果は以下のとおりです。
過去実績
- さくらさくプラス:+47.4%
- rakumo:+204.0%
- 日本情報クリエイト:+70.0%
- MacbeePlanet:+28.3%
- NexTone:-2.4%
- ヴィス:-8.0%
- ドラフト:-22.7%
- フォースタートアップス:-8.0%
- Kids Smile Holdings:+20.9%
- AI inside:+250.0%
- global bridge HOLDINGS:+49.4%
- HENNGE:+42.9%
- サイバー・バズ:+73.9%
- Link-U:+104.3%
- ピアズ:+51.9%
- トビラシステムズ:+125.8%
- NATTY SWANKY:+20.2%
- 日本ホスピスホールディングス:+46.6%
- ギークス:+50.3%
- カオナビ:+100.5%
- サーバーワークス:+276.6%
- フロンティアインターナショナル:+12.7%
- スマレジ:+135.4%
- テクノスデータサイエンス・エンジニアリング:+98.4%
- リーガル不動産:+42.9%
- ギフト:+77.5%
- イーソル:+138.1%
- CRGホールディングス:+63.6%
- and factory:+56.0%
- GA technologies:+130.3%
- キャンディル:+52.5%
- ライトアップ:+32.1%
- アイペット損害保険:+57.9%
- RPAホールディングス:+207.7%
- フェイスネットワーク:+128.6%
- ジーニー:+98.1%
- SKIYAKI:+147.1%
- シルバーライフ:+85.2%
- ロードスターキャピタル:+37.4%
- シェアリングテクノロジー:+86.9%
- GameWith:+133.9%
- オロ:+129.5%
- ジャパンエレベーターサービスHD:+61.8%
- イントラスト:+35.6%
- スタジオアタオ:+25.7%
- ユーザーベース:+15.9%
- シンクロ・フード:+41.4%
- 串カツ田中:+13.5%
- デファクトスタンダード:+41.1%
- ベガコーポレーション:+25.0%
- エボラブルアジア:+48.3%
- LITALICO:+88.0%
- フィット:-7.9%
- ソネット・メディア・ネットワークス:+139.1%
- マイネット:+19.3%
- ダブルスタンダード:+128.8%
- インベスターズクラウド:+93.3%
- AppBank:+45.8%
- デザインワン・ジャパン:+50.9%
- リンクバル:+27.9%
- モバイルファクトリー:+99.4%
- イード:+46.4%
- KeePer技研:+49.1%
- インターワークス:+16.7%
- クラウドワークス:+73.2%
- GMOTECH:+135.2%
- 弁護士ドットコム:+215.4%
以上を総合考慮して、初値予想は大幅なプラスリターンです。東証マザーズの市況が再び回復したらアップサイドも期待できます。
主幹事は大和証券です。その他は、SBI証券、丸三証券、マネックス証券、松井証券で申し込めます。
| 証券会社名 | 割当株式数 | 割当比率 |
|---|---|---|
| 大和証券 | 963,500 | 89.02% |
| SBI証券 | 86,500 | 7.99% |
| 丸三証券 | 10,800 | 1.00% |
| マネックス証券 | 10,800 | 1.00% |
| 松井証券 | 10,800 | 1.00% |
ココペリのIPOの当選のコツについては、以下で徹底解説しています。

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参考まだ安全資産は定期預金と国債だけなの?IPOチャレンジポイントで確実にS級IPOをゲットできる
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<投資スタンス>
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(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)
- 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
- やや強気:ネット証券・対面証券で申込
- 中立:ネット証券、回数制限に問題なくS級銘柄の当落に影響がない対面証券で申込(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
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- 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)