上場!雪国まいたけ(1375)のIPOの初値予想

更新日: IPO

雪国まいたけ

雪国まいたけ(1375)のIPOが決定しています。ブック・ビルディング期間は2020年9月2日(水)~9月8日(火)、上場日は2020年9月17日(木)です。

新規上場する市場は東証一部か二部(所属部未定)でしたが、東証一部に決まりました。

想定価格は2,330円(1単元23.3万円)です。仮条件は2,000~2,400円と上限が上振れました。

公開価格は仮条件の上限ではない2,200円となりました。予想PERは17.2倍です。

初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。以下のレンジを想定していました。

2,300〜2,600円 (仮条件の上限比-4.2%~+8.3%)

※公開価格が仮条件の上限に決まらなかったことは、市場予想を覆したネガティブ・サプライズであり、公募割れの可能性が高まりました。

雪国まいたけは、きのこ類(まいたけ、エリンギ、ぶなしめじ、本しめじ、はたけしめじ、マッシュルーム等)、きのこ加工食品の生産及び販売(茸事業)を展開しています。

監査法人はPwCあらた有限責任監査法人で、本社所在地は新潟県南魚沼市余川89番地です。

雪国まいたけの上場・IPO

雪国まいたけは、まいたけの人工栽培に成功した後、まいたけの工業生産による安定的な生産・供給体制及び品質管理体制、小売事業者への直接販売を中心とした流通ルートの整備を図りました。

また、そのノウハウをエリンギ・ぶなしめじの商品化に活かし、「きのこ総合企業」としての体制を確立してきました。

雪国まいたけでは、独自に開発した工業生産手法によりきのこ(まいたけ、エリンギ、ぶなしめじ、本しめじ、はたけしめじ、マッシュルーム)を生産しています。

セグメント事業等の特徴
まいたけまいたけでは、2015年8月より販売開始した「極」ブランドが市場、小売、消費者のいずれからも高く評価されており、雪国まいたけまいたけ(生茸)販売高の増加に寄与。
「極」ブランドは、旨味成分が従来品と比べて多く、濃厚で旨味・風味が存在。
バランスのとれたすっきりとした味わいと、従来品と比べて強い歯ごたえや弾力性を有するまいたけ。
エリンギエリンギでは、2017年8月より新しい菌種を導入するなど、品質改善による販売単価の向上を目指しています。
ぶなしめじぶなしめじでは、顧客ポートフォリオ(アイテム構成)を見直し、販売単価の向上を目指しています。
また、商品のパッケージリニーュアルによる生産コスト低減にも取り組んでいます。
なお、株式会社きのこセンター金武は、沖縄地域での地産地消を目的にぶなしめじの生産を行っています。
本しめじ本しめじについては、高級料亭などだけでしかなかなか食べることのできなかった「幻のきのこ」とも呼ばれています。
松茸同様に難しいとされていた栽培に成功し、「大黒本しめじ」と呼ばれる、見た目の美しさと旨味成分を兼ね備えた本しめじを提供。
はたけしめじはたけしめじは、きのこ特有の苦味がなく、お子様にもおすすめのきのこである上、低カロリーで、食物繊維に加えビタミンやミネラルも含まれているヘルシー食材となっています。
マッシュルーム雪国まいたけは、2019年10月に有限会社三蔵農林(現 株式会社三蔵農林)の買収を通じて、マッシュルームの製造販売に参入。
創業45年超の歴史があり、マッシュルーム市場において高い知名度を誇る「ミツクラ」ブランドの下で、ホワイトマッシュルームやブラウンマッシュルームを展開。
その他雪国まいたけでは、その他の事業として、健康食品の製造(外部委託)・販売、レストラン・物産館の運営、培地活性剤の製造・販売を行っています。

独自の生産手法により、雪国まいたけは安定した生産能力、収穫、そして品質を実現しています。

従業員数は1,034名、平均年齢は40.1歳、平均勤続年数は10.8年、平均年間給与は350.3万円です。

雪国まいたけのIPOの諸データ

雪国まいたけの業績推移

業績面では売上高・営業利益は美しい右肩上がりとなっています。純利益は減益の年度があるものの、大局的には右肩上がりの傾向となっています。

雪国まいたけの業績推移

主要な連結経営指標等の推移は下表のとおりです。

回次第2期第3期
決算年月2019年3月2020年3月
収益(百万円)47,59250,759
税引前利益(百万円)6,3216,646
親会社の所有者に帰属する当期利益(百万円)4,3894,346
親会社の所有者に帰属する当期包括利益(百万円)4,3904,272
親会社の所有者に帰属する持分(百万円)2,3084,899
総資産額(百万円)38,18135,199
1株当たり親会社所有者帰属持分(円)57.94122.96
基本的1株当たり当期利益(円)110.16109.07
希薄化後1株当たり当期利益(円)110.1108.98
親会社所有者帰属持分比率(%)6.0513.92
親会社所有者帰属持分当期利益率(%)3,939.49120.59
株価収益率(倍)
営業活動によるキャッシュ・フロー(百万円)7,9944,891
投資活動によるキャッシュ・フロー(百万円)△2,101△1,994
財務活動によるキャッシュ・フロー(百万円)△2,946△5,053
現金及び現金同等物の期末残高(百万円)6,6174,461
従業員数(人)1,0291,166

市場トレンド

市況面では、上場直前3ヶ月間のインデックスが上昇トレンドの状況だと初値リターンが高い傾向となっています。

ここ3ヶ月間の株価推移としては、ボックス推移となっており、ボックスの上限に来ています。

このままボックスをブレイクすればIPOにおいて追い風となり、反落して軟調な展開となった場合、向かい風となります。

東証マザーズのチャート(過去3ヶ月)

上場規模

雪国まいたけのIPOの規模は最大で約473.5億円であり、東証一部としては中型です。

公募株式数は0株、売出株式数は17,672,700株、オーバーアロットメント(OA)は2,650,800株です。

公開比率(オファリングレシオ)は約51%と高めです。公開比率が低ければ低いほど、初値リターンが高い傾向があります。公募株式数に占める売出の割合は100%です。

株主名保有割合ロックアップ
Bain Capital Snow Hong Kong Limited50.90%
(株)神明ホールディングス48.91%
足利厳0.15%
小室雅裕0.04%

※制度ロックアップによる継続保有を含む

株主優待

株主優待というプレートを持つ女性

雪国まいたけは株主優待を導入します。

条件

100株を6ヶ月以上保有(9月末及び3月末現在の株主名簿に同じ株主番号で連続2回以上記載)

主なメリット

3,000円相当の自社製品

株主優待は株価に明白なプラス材料となります。

初値予想

雪国まいたけの事業はきのこ類(まいたけ、エリンギ、ぶなしめじ、本しめじ、はたけしめじ、マッシュルーム等)、きのこ加工食品の生産及び販売(茸事業)ということで、IPOにおける業種の人気度は低めです。

上場する市場は東証一部か二部です。約473.5億円という上場規模は東証一部としては中型ですが、東証一部に関してはこのゾーンは公募割れの可能性が高くなっています。

大型株は諸々の投資主体の買いが入り、小型株は需給面で良好であることから、小型か大型の結果が良好となっています。中途半端は軟調です。

予想PERは17.2倍であり、類似企業と比較すると標準的です。

コード銘柄名PERPBR配当利回り
1379ホクト22.921.332.78%
2904一正蒲鉾18.931.690.78%

上位株主にはVCが名を連ねていますが、万遍なくロックアップがかかっています。100%売出のIPOである点はマイナスポイントです。

東証一部の300億円~500億円の中型IPOの初値結果は以下のとおりです。

過去実績

  • カチタス:+1.5%
  • LIXILビバ:-5.0%
  • KHネオケム:-5.4%
  • ツバキ・ナカシマ:+4.5%
  • gumi:±0%
  • 西武ホールディングス:±0%
  • ポーラ・オルビスホールディングス:-5.9%
  • Paltac:-5.5%
  • パシフィックゴルフグループ:+26.8%
  • 石油資源開発:+1.1%
  • 綜合警備保障:±0%
  • 新日鉄ソリューションズ:-20.0%
  • NECフィールディング:-2.0%
  • 松井証券:+1.4%

以上を総合考慮して、初値予想は「公開価格近辺でマイナスリターンの可能性がある」です。

東証一部ということで機関投資家がどれほど参戦していくるかが重要なポイントですね。直前の需給動向に着目します。

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<投資スタンス>
やや弱気
(※強気・やや強気・中立・やや弱気・弱気の5段階)

  1. 強気:対面証券・ネット証券で全力申込
  2. やや強気:対面証券・ネット証券で申込
  3. 中立:ネット証券、回数制限・S級銘柄の当落に影響がない対面証券(大量獲得を狙える場合は妙味あり)
  4. やや弱気:ネット口座以外は原則回避(ただし、マイナス覚悟の勝負で申し込むことも) ※安全重視ならSBI証券のみ
  5. 弱気:SBI証券以外は回避(対面証券はバーター取引ならOK)

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